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2015年7月15日 (水)

THE STRYPES『LITTLE VICTORIES』(2015)

「なんだこれは!?」まさかこの言葉をTHE STRYPESというバンドに対して二度も使う日が来るとは。一度目は彼らがシーンに登場したとき。10代半ばの少年たちがこんなに古臭いロックを21世紀に鳴らすなんて。その存在感や支持のされ方は日本におけるTHE BAWDIESに近いものがあるのでは、そんなことさえ考えたものだ。

そして二度目が今回。あれから数年経ち、THE STRYPESの面々もハタチ前後となり、1stアルバムからたったの2年で一気に時代を飛び越えたかのようなモダンなアルバムを完成させるまでに進化した。グルーヴィーなリズムが心地よい1曲目からして前作とは異なる色合いの今作は、ブルースをベースにしながらも「今」のリズム感、タイム感を前面に押し出した、ある意味年相応な1枚。

この成長の過程は、例えばARCTIC MONKEYSが数作かけて成し遂げたものをたった1枚で達成してしまったような、そんな性急さすら感じる。「恐るべき10代」がこの先どう成長していくのか、ただただ楽しみでならない。

※このレビューは同作リリース時に『TV BROS.』に掲載されものを一部修正して掲載しております。



▼THE STRYPES『LITTLE VICTORIES』
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