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2015/12/04

COLDPLAY『A HEAD FULL OF DREAMS』(2015)

COLDPLAYのようなバンドが前作『GHOST STORIES』から1年半という短期間で新作を発表することも驚愕だが、それ以上に前作と対極に位置する、高揚感や多幸感に満ちた作品を作り上げたことにも驚きだ。

内省的な前作からの反動と言ってしまえばそれまでだが、改めて前作を聴き返すとアヴィーチーが参加した本編最終曲「A Sky Full Of Stars」と今作オープニング「A Head Full Of Dreams」は連作のようなものだと気づかされる。対極なのだが兄弟のような作風。すべては必然だったのだ。

R&Bエレポップなどダンスミュージックの色合いが強まっているものの、クラブサウンド特有のギラギラ感は皆無。全体を通して地味以外の何者でもないが、サウンドや歌声からは不思議と生命の躍動感や未来への希望が強く感じられる。良作だが頻繁に手に取ることが躊躇われた前作も、本作と合わせて聴くことで新たな魅力も発見できそう。単体でも抜群だが、ぜひとも前作と対で楽しみたい傑作。

※このレビューは同作リリース時に『TV BROS.』に掲載されものを一部修正して掲載しております。



▼COLDPLAY『A HEAD FULL OF DREAMS』
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投稿: 2015 12 04 12:00 午前 [2015年の作品, Coldplay] | 固定リンク