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2016/12/18

BIFFY CLYRO『ELLIPSIS』(2016)

2枚組ながらも初の全英1位を獲得した前作『OPPOSITES』(2013年)から3年半ぶり、通算7枚目のオリジナルアルバム。前作発表後、2014年に「FUJI ROCK FESTIVAL '14」で久しぶりの来日が実現し、WHITE STAGEヘッドライナーのMANIC STREET PREACHERSを食わんばかりの圧倒的なステージを繰り広げたのは記憶に新しいと思います。事実、僕もあのステージで完全にやられた者のひとり。アルバムは『PUZZLE』(2007年)以降毎作聴いてましたが、やっぱりライブを観ないとわからないものですね。

今回のアルバムもUK1位を獲得。いかにも彼ららしい壮大なミディアムナンバー「Wolves Of Winter」からスタートし、アップテンポな「Animal Style」のような楽曲はありつつも、アルバムの核をなすのはスケール感の大きなミドルチューン。明らかに数万人規模のアリーナやスタジアムで鳴らされることを意識して作られたであろう楽曲は、デカい音で聴けば聴くほどその魅力が増すものばかりです。もちろん穏やかなテイストの「Re-arrange」「Small Wishes」やアコースティックナンバー「Medicine」なども混在し、アルバムは緩急をつけながら進行していきます。全体的に見ても「Wolves Of Winter」で始まり切れ味鋭い「In The Name Of The Wee Man」で締めくくる構成に、このバンドの魅力が表れている気がしてなりません。

どことなく「UK版FOO FIGHTERS」(UKといいつつ、実はスコットランド出身)というイメージがあるBIFFY CLYROですが、このアルバムにはスコティッシュとしてのアイデンティティもしっかり感じられます。と同時に、よりワールドワイドな戦いを挑む上で必要な試みも随所に用意されており、そういう意味では「第二のデビューアルバム」的作品と言えるかもしれません。アメリカでの成功はまだつかんでいませんが、きっかけさえあれば確実に受け入れられると信じて止みません。



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投稿: 2016 12 18 06:00 午前 [2016年の作品, Biffy Clyro] | 固定リンク