« GEORGE MICHAEL and QUEEN with LISA STANSFIELD『FIVE LIVE』(1993) | トップページ | MOTORHEAD『BAD MAGIC』(2015) »

2016/12/28

THE DEAD DAISIES『MAKE SOME NOISE』(2016)

このバンドを知ったのは、確かtvkでやってる伊藤政則さんの番組『ROCK CITY』で観たMVだったのかな。元THE SCREAM〜MOTLEY CRUEのフロントマンだったジョン・コラビ、そして今やどのバンドにいるのかすら記憶が定かではないダグ・アルドリッチ(G)らが参加するバンドということで、どんな音なのかと思っていたら……聴いた曲がアルバム1曲目の「Long Way To Go」だったからなのか、「このメンツのわりに、随分とストレートなロックかますな。なんかクセのないAEROSMITHみたい」というの第一印象。しかもジョン・コラビのルックスも“リトル”スティーヴン・タイラーみたいになってるし。

で、いろいろ調べてみるとこのバンド、今回のアルバム『MAKE SOME NOISE』が通算3枚目とのこと。しかも、アルバムごとにメンバーがちょくちょく変わっていて、結成時から残っているメンバーはリズムギターのデヴィッド・ローウィーのみ。当初は元INXSのジョン・スティーヴンス(Vo)がフロントマンで、現在もバンドに在籍するマルコ・メンドーサ(B)のほか、ツアーメンバーとしてGUNS N' ROSESのメンバーであるディジー・リード(Key)やフランク・フェラー(Dr)、当時ガンズに在籍していたリチャード・フォータス(G)が参加していたそうで。その後、2013年に1stアルバム『THE DEAD DAISIES』をリリース。2015年にはジョン・コラビ、ブライアン・ティッシー(Dr)が正式加入して、2ndアルバム『REVOLUCION』を発表するも、翌2016年にリチャードとディジーが脱退して、ダグが加わって現在の布陣になったようです。

……説明長すぎですね(笑)。いい加減アルバムの中身に触れましょう。

中身は、先に書いた「Long Way To Go」から想像できる、ど直球のアメリカンハードロック。全12曲(日本盤ボーナストラック除く)中、2曲がカバーで、CCR「Fortunate Son」とTHE WHO「Join Together」というわかりやすい選曲。これだけでも音楽性が想像できるかと思います。

ジョンはその風貌同様、歌声もMOTLEY CRUE時代よりレイドバックしており(老いた?)、80年代のAEROSMITHが鳴らしそうな骨太で豪快なサウンドに意外と合っております。ダグのギターは時に渋く、時に激しくと、WHITESNAKE時代を彷彿とさせるプレイで、ジョンの歌声との相性もバッチリ。楽曲も70〜80年代の、ブルースやカントリーをベースにしたアメリカンハードロックそのもので、かつ1曲1曲の仕上がりは非常に品質の高いもの。このへんはプロデューサーおよびソングライターとして、AEROSMITHやBUCKCHERRY、オジー・オズボーンとの共作で知られるマーティ・フレデリクセンが参加していることも大きく影響していると思われます。

ただ、唯一難点をつけるとしたら、決定打となるような1曲が足りないこと。どの曲も良質で、70〜80点をつけられるけど、ここに1曲だけでも100点ないし90点クラスのキメ曲が入ったら、アルバムとしても、そしてバンドとしても頭ひとつ抜き出るのかなと思います。



▼THE DEAD DAISIES『MAKE SOME NOISE』
(amazon:国内盤CD / 海外盤CD

投稿: 2016 12 28 12:00 午前 [2016年の作品, Dead Daisies, The] | 固定リンク