カテゴリー「2016年の作品」の70件の記事

2019年5月 4日 (土)

ドント・ブリーズ(2016)

あらすじ
ティーンネイジャーのロッキーは生活能力が全くない両親のもとから幼い妹を連れて逃げるための逃走資金を必要としていた。そんな時、恋人のマニーから、地下室に大金を隠しているとの噂される盲目の老人宅へ友人のアレックスと3人で強盗に入る計画を持ちかけられる。真夜中にそこへ忍び込み、孤独な盲目の老人から大金を手に入れるのはいとも簡単なはずだったが…。
そこにいたのは目は見えないが、どんな“音”も聞き逃さない超人的な聴覚を持つ老人…。そして想像を絶する<異常者>だった。寝室、キッチン、屋根裏、クローゼット、バスルーム…どこに逃げようが、ヤツは“音”を聞きつけものすごいスピードでやってくる。家中の明かりを消され、逆にハンディキャップを与えられ、逃げ道を失った彼らだったが、なんとか老人に見つからず地下室までたどりつく。
そこで目にしたものはあまりにも衝撃的な光景。ロッキーの悲鳴が鳴り響く…。彼らはここから無傷で出られるのか…。

制作:サム・ライミ、監督:フェデ・アルバレスというリメイク版『死霊のはらわた』(2013年)コンビによるスリラー系ホラー映画。死人が生き返ったり死霊が襲いかかったり、死体がバラバラになったりなどのスプラッター表現ゼロ。しかも、登場人物はすべて悪人で誰ひとり共感できないという、なんともな作品。

盲目で聴覚・嗅覚が健常者よりも敏感な退役軍人の爺 vs ロクでもない不良3人(うち1人女性)と、ホラー映画としてはちょっと登場人物が“弱い”ものの、それでも約90分最後まで集中して観られたので、作品としてはかなり面白いほうじゃないかと。

まあとにかく、見どころはいかに老人に気づかれずに、犯人(1人は瞬殺されたので男女2人)がゲットした大金を持って家から脱出するか。最初こそ明かりがついていたのに、途中で消されてしまい健常者の犯人側にも老人と同じハンディキャップが与えられる。暗視カメラを使った映像は生々しいものがあり、ここはかなりドキドキしながら楽しみました。

にしても、老人の隠された性癖(性癖なんですかね?)が明かされてからの展開が、ちょっとだけ興ざめといいますか……全然入り込めなかった。そもそもその◯◯、ちゃんと機能するのかね?という疑問もありましたし(苦笑)。あと、老人はある意味では被害者なのですが(強盗に入られる以前に、事故で娘を失っている)、そこを差し引いても◯◯を監禁していたりするのでプラマイゼロ、いやマイナスじゃん!と思うわけですどね。

と、中盤にテンションが落ちたものの、終盤にかけて老人&犬からの脱出劇はとてもスリリングで、ラストに追われる不安を残したまま、まだまだ恐怖は終わらない……というエンディングは素晴らしかったと思います。

ただ、最初に書いたように、登場する主要人物4人が誰ひとり善人ではないこと、観る側として感情移入できないこともあって、ホラーとしては良作ながらも映画としてはあまり“残らない”1本かなと。単純に「面白かった!」で済ませられたらよかったんだけど。

たぶんホラー映画って基本、主人公が不条理な状況下で異常者(ゾンビなり死霊なり)に追われ、「いきなり訪れる恐怖」と立ち向かう姿に自分を重ねてドキドキしながら楽しむことが多いと思うんです。だから、主人公は一般的に気が弱かったり人より劣るところがあるのに、最後は知恵を振り絞ったり火事場の馬鹿力を発揮したりして相手に打ち勝つ、その姿に共感したり(共感?)自分を重ねたりするんでしょうけど……まあこの作品のような主人公というのも、現代アメリカ的なのかな。そういった意味では、日本人の我々にはちょっと共感しにくいものがあるのかも。

(*70点)

 


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2019年4月25日 (木)

PET SHOP BOYS『SUPER』(2016)

2016年4月発売の、PET SHOP BOYS通算13作目のスタジオアルバム。前作『ELECTRIC』(2013年)から長年在籍したParlophone Recordsを離れ、新たにプライベートレーベルx2(Kobalt Label Services流通)から作品を発表し続けている彼ら。その『ELECTRIC』同様、今作も非常に“攻め”な内容となっています。

彼ららしい80'sエレポップ風味は残しつつ、サウンド的には現代的にしっかりビルドアップされている。つまり、「どこか懐かしい」と思わせつつも最近のダンスミュージックにも通ずるフレイバーもちゃんと感じられる、守りで終わっていない1枚なのです。こういうのをレトロ・フューチャーと呼ぶんですかね?(たぶん違う)

プロデューサーには前作から引き続きスチュアート・プライス(マドンナTHE KILLERSカイリー・ミノーグNEW ORDERなど)を迎え、ロンドンとベルリンで楽曲制作、ミックスなどはニューヨークで行われたという本作。テーマ的には前作『ELECTRIC』を“よりエレクトリックなものにする=SUPER化”ことだったようですが、その目的は見事に果たされていると思います。古くからのファンが喜ぶ、パブリックイメージどおりのPET SHOP BOYSを維持しつつも、サウンドなどの味付けでモダンかつエッジーな作風に仕上げていく。だから、往年のファンが聴いても「あ、今までのどおりのPET SHOP BOYSだ」と納得がいくものだし、と同時に新規のリスナーは「ちょっとレトロっぽいけど全然アリ」と受け入れられる(はず)。さすがの一言です。

これを50代以上のおっさん2人が作っている事実がものすごいことでして。ぶっちゃけ、30年以上キャリアを積み重ねたらもう過去の焼き直しだけで何枚も量産できるはずなんです。なのに、この人たちは(特に2000年代以降)従来のイメージを維持しつつも毎回新しいことに挑戦しようとしている。その姿勢には頭が下がります。

この人たちに求められる“湿り気や陰りがあって、だけどポップ”という要素に関しては100点満点。バカっぽい能天気さこそ皆無ですが、個人的にはこの路線が一番好きなので問題なし。特にここ最近のアルバムではお気に入りです(いや、気に入らないアルバムは皆無なんだけどね)。

先日の来日公演でも本作から4曲披露されていましたが、往年のヒット曲と並んでも劣っているとは感じられませんでした。すでに本作に続くニューアルバムの制作に入っており、2019年中には発表されるようですが(思えば今作からもすでに3年経ったわけですもんね)、果たしてどんな“進化”を見せてくれるのか。過剰に期待しておきたいと思います。

 


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2018年11月24日 (土)

FREDDIE MERCURY『MESSENGER OF THE GODS: THE SINGLES』(2016)

2016年9月にリリースされた、フレディ・マーキュリーのシングルコレクションアルバム。フレディのソロアルバムは、生前に残した『MR. BAD GUY』(1985年)とオペラ歌手モンセラ・カバリエとのコラボ作『BARCELONA』(1988年)の2枚のみで、それ以外のアルバムはすべて彼の死後に制作されたもの。『THE FREDDIE MERCURY ALBUM』(1992年)を筆頭に、数々のコンピ盤が発表されていますが、今作はフレディの生誕70周年を記念してシングルの表題曲とカップリング曲を2枚のディスクにまとめたものになります。

収録内容は実に幅広く、QUEENのデビュー前にラリー・ルレックス名義で1973年に発表された「I Can Hear Music」(THE BEACH BOYSのカバー)から始まり、映画『メトロポリス』のサウンドトラックに提供された「Love Kills」(1984年)、「I Was Born To Love You」や「Made In Heaven」などといった『MR. BAD GUY』からのヒットシングル(この2曲はのちにQUEENバージョンも制作)、ミュージカル『タイム』に使用された「Time」(1986年)、『BARCELONA』からのシングル、アルバム未収録だったソロシングル「The Great Pretender」、そしてフレディの死後に発表されヒットした「In My Defence」(ミュージカル『タイム』より)や「Living On My Own」のリミックス(1993年に全英1位獲得)など、全13枚のシングルがカップリング含め網羅されています。

『MR. BAD GUY』や『BARCELONA』収録曲は各アルバムのレビューを読んでいただけばいいし、それ以外の曲も『FREDDIE MERCURY SOLO』に収録されているものが多いので、ここでそういった曲の解説はあえて避けておきます。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』の中では、フレディのソロがバンドの及ぼした悪影響が表現されており、パーティ三昧だったレコーディング期間を目にするに“いかにも失敗”だったように描かれています。もちろんこれはストーリー的にも、絆を再確認するクライマックスを盛り上げるために必要な描写だったわけですが、じゃあ本当にフレディのソロが駄作ばかりかというと……聴いていただけばおわかりのとおり、QUEENの『HOT SPACE』(1982年)期をサウンド的により推し進めたポップソングが目白押しなわけですよ。その究極形が、「Living On My Own」のリミックスだと個人的には思っています。

もちろんフレディのソングライターとしてのセンスはしっかり証明されていると思うし、「Time」や「The Great Pretender」のようなスタンダートナンバー的な楽曲では彼のシンガーとしての資質が余すところなく表現されている。『BARCELONA』なんてまさにそんな作品集ですし、死後にヒットした「In My Defence」はそれがベストな形でパッケージされた1曲ですしね。

シングルコレクションとはいえ、本作は時系列を無視した構成になっています。アルバムとして楽しむことを想定した曲順だと思うのですが、至るところからフレディのエネルギーを感じ取ることができるし、その歌の深みにじっくり浸ることができるはず。QUEENとはまた違った形で、シンガーとしてのフレディの魅力を堪能できる、手軽な1枚ではないでしょうか。

P.S.
ストリーミングでは肝心の「In My Defence」や「Time」など、デイヴ・クラーク楽曲がすべて聴けない状況です。残念極まりない……。



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2018年11月13日 (火)

QUEEN『ON AIR』(2016)

2016年11月にリリースされたQUEENのライブアルバム。フレディ・マーキュリー(Vo)の死後、現役時代を超える数のライブ作品が掘り起こされ発表されてきましたが、本作はその中でもちょっと異色の内容で、1973年2月(デビュー前)から1977年10月(6thアルバム『NEWS OF THE WORLD』リリースタイミング)までの間にQUEENがイギリスの国営ラジオ放送局BBCに出演した際の音源をまとめたものになります。

QUEENはこの期間、6回にわたりBBCセッションを行なっています(1973年2月5日、同年7月25日、同年12月3日、1974年4月3日、同年10月16日、1977年10月28日)。6回中5回が1974年10月まで、つまり3rdアルバム『SHEER HEART ATTACK』リリース直前(1974年11月発売)ということで、2枚組CDに収録されている全24曲中20曲がQUEENの初期3作品からということになります。

スタジオセッションというと、いわゆるスタジオライブを思い受かべると思いますが、ここで聴ける音源はそういった“ライブバンドQUEEN”のラフな面を捉えたものではなく、アルバムと同じように楽器をオーバーダビングしたも少なくありません。音楽ファンならよく“BBCセッション”というワードは耳に/目にするかと思います。中にはQUEENの本作やLED ZEPPELINの『BBC SESSIONS』(1997年)を筆頭に、BBCセッションをまとめたアルバムもあるし、NIRVANA『INCESTICIDE』(1992年)に出演音源がコンピレーション盤に含まれるケースも多々あります。

そもそもこのセッションが始まったきっかけは、60年代のイギリスにはラジオ局が1日にかけられるレコードの数に制限が設けられており、その抜け道として番組/局独自のライブ音源を用意したと。今となってはかなり無茶な制限ですが、そのおかげで数々の貴重な音源や名演を楽しむことができたのですから、ありがたいかぎりです。

さて、QUEENに話題を戻しましょう。初セッションとなった1973年2月5日のテイクからは4曲を収録。レコーディングは済んでいたものの、リリースがまだだったデビューアルバム『QUEEN』(1973年)から「My Fairy King」や「Liar」といった初期ならではの楽曲、映画『ボヘミアン・ラプソディ』でもフィーチャーされたSMILE時代の楽曲「Doing All Right」などを楽しむことができます。「Liar」ではギターがオーバーダブされていたりと、スタジオライブながらもQUEENというバンドが持つこだわりがしっかり感じられます。

2回目の1973年7月25日セッションからは4曲。アルバム『QUEEN』発売直後ということもあり、前回も披露した「Keep Yourself Alive」「Liar」、そしてアルバムの核を担う「Son And Daughter」を演奏しています。そんな中、次作『QUEEN II』(1974年)収録曲「Seven Seas Of Rhye」のシングルカップリング曲「See What A Fool I've Been」を演奏していること。シンプルなブルースロックという、彼らにしては異色のこの曲からは次作の片鱗は見つけられませんが、続く3回目のセッション(1973年12月3日)では早くも『QUEEN II』(1974年)収録曲「Ogre Battle」を披露しています。時系列的にはすでに『QUEEN II』のレコーディングは終わっている頃なので、リリースに3ヶ月ほど先駆けて実験的に披露したということなのでしょうか。ボーカルこそオーバーダブされているものの、「Ogre Battle」の生々しさはスタジオテイクとは異なる緊張感があり、これ1曲のために本作を購入しても不思議じゃありません(大げさですかね。笑)

ここまでがディスク1の12曲。これだけでもかなり濃いですね(笑)。

さて、後半戦へ。4回目のセッション(1974年4月3日)は『QUEEN II』リリース直後。ここからはデビューアルバムから「Modern Times Rock'n'Roll」と『QUEEN II』から「Nevermore」「White Queen (As It Began)」の3曲がピックアップされています。「Modern Times Rock'n'Roll」は前回のセッションでも演奏されていますが、パンキッシュでやけくそさが強かった前回と比べてテンポダウンし、重さが増したこちらのテイクも悪くない。けど、ここでは『QUEEN II』からの2曲に焦点を当てたいな。

5回目のセッションはさらに半年後の1974年10月16日。発売を翌月に控えた3rdアルバム『SHEER HEART ATTACK』からの4曲が演奏されていますが、あえてヒットシングル「Killer Queen」を外しているところが興味深い(そっちはシングルをオンエアしてもらえるしね)。ロック然とした「Now I'm Here」や「Stone Cold Crazy」に加え、フレディらしい「Flick Of The Wrist」、ロジャー・テイラー(Dr, Vo)作&歌唱の「Tenement Funster」をピックアップしており、ここから始まるQUEEN全盛期の勢いみたなものが少なからず見えてくるのではないでしょうか。特に「Tenement Funster」でのブラアン・メイ(G, Vo)のギタープレイは圧巻です。

ラストは3年ほど時間が空いた1977年10月28日。世界的大ヒット作『NEWS OF THE WORLD』からの5曲で、「We Will Rock You」はオリジナルバージョンと当時ライブのオープニングを飾ったファストバージョンの2テイクを収録。前者はスタジオ音源からそのままリズムトラックを流用したんじゃないかなって音で、ロジャーの銅鑼→女性ナレーション→ブライアンのギターリフとそのままファストバージョンへと切れ目なく続きます。実際のライブバージョンよりもテンポが遅いですが、コーラスの厚み含めとにかくカッコいい。のたうちまわるようなギターソロも素敵です。で、「Spread Your Wing」で小休止して、ラスト2曲「It's Late」「My Melancholy Blues」で締めくくるアルバム同様の構成、本当に最高です。

以上、駆け足でアルバムを追ってきましたが、スタジオアルバムとも通常のライブアルバムとも異なる魅力、ぜひ実際に聴いて感じてください。映画でQUEENに注目が集まっているこのタイミングだからこそ、改めてスポットを当てたい作品です。

なお、本作はBBCセッションCD2枚に加え、1973〜1986年の間にBBCでオンエアされたライブ音源やインタビュー音源を追加したCD6枚組ボックスセットも用意。こちらのBBCセッションパートは実際のラジオパーソナリティの声も入っており、2枚組バージョンの通常盤とは異なる雰囲気を楽しめます。



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2018年8月27日 (月)

NOTHING『TIRED OF TOMORROW』(2016)

2016年5月発売の、アメリカのシューゲイザー/ドリームポップバンドNOTHINGによる2ndアルバム。本作には元DEAFHEAVEN、WHIRRのニック・バセット(B/WHIRRではギタリスト)が参加しています(のちに脱退)。

このバンドの面白いところは、アメリカのバンドなのにUKシューゲイザーやブリットポップの影響下にあるサウンドをベースにしているところ。しかも、そういったサウンドを主軸にしているのに、アメリカのハードコア/メタルコア専門レーベルのRelapse Recordsに所属しているとうことでしょう。メタルレーベル所属のシューゲイザーバンドというと、ブラックゲイズやスクリーモといったスタイルが脳内で再生されますが、このNOTHINGはボーカルの気怠さや耽美な音作りはおもっくそUKバンドのソレなんです。

もともとはCONVERGE周りのハードコア界隈にいたドミニク・パレルモ(Vo, G)ですが、傷害事件を起こして2年間刑務所へ。出所後にこのNOTHINGを結成しています。この2年の間に彼の中でどんな変化があったのかはわかりませんが、まあ何か閃いちゃったのか悟っちゃったのか。激しさの中にも甘美さや耽美さを秘めた、それまでの世界観とは異なる“あっち側”に到達しちゃったわけです。

僕は前作『GUILTY OF EVERYTHING』(2014年)でこのバンドのことを知ったのですが、続く本作はよりポップさや温かみが増しており、シューゲイザーバンドにありがちなヒンヤリ感は減ったかな。

また、単にRIDEマイブラのようなカラーを取り入れるだけでなく、アメリカのバンドらしく90年代のオルタナティヴロック(グランジ含む)のテイストも至るところに含まれており、その両要素が融合することでオリジナリティを確立させようとしている。そんな印象を受ける1枚かなと思います。

特にこのバンドは、1曲がそんなに長くないのが他の同系統バンドとは異なる点ではないでしょうか。本編ラストのタイトルトラック「Tired Of Tomorrow」こそ6分半の大作ですが(ピアノとストリングスをフィーチャーした名曲!)、そのほかは3〜4分台の楽曲がメイン。そこが大作志向のDEAFHEAVENなどと異なり、しっかり差を出せているのかなと。

Relapse Records所属バンドということで、一部のリスナーから敬遠されそうな気がしないでもないですが、食わず嫌いせずにぜひ一度トライしてみては。ちなみに彼ら、待望の3rdアルバム『DANCE ON THE BLACKTOP』を先日リリースしたばかり。より濃度が高まったこの力作についても、後日触れてみようと考えているところです。



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2018年3月17日 (土)

BON JOVI『THIS HOUSE IS NOT FOR SALE (2018 VERSION)』(2018)

3月10日付けの米・Billboardアルバムチャート「BILLBOARD 200」にて、2016年11月発売のBON JOVIのアルバム『THIS HOUSE IS NOT FOR SALE』が1年3ヶ月ぶりに1位を獲得したことをご存知でしょうか。発売から数週でトップ200圏外へと落ちたアルバムが、1年以上経ってからいきなり1位まで上昇するって、通常では考えられないことなんですが、一体何が起きたんでしょう?

実はこれ、簡単なカラクリで。3月14日から始まる全米アリーナツアーのチケットにアルバムCDを付けたらしく(これ自体は付ける/付けないの選択が可能)、35万枚以上ものチケットに対して12万枚分のCDが新たに売れたと(詳細はこちら)。そりゃあいきなり1位になりますよね。最近ではMETALLICAあたりもこの手法を使っており、彼らも2016年発売のアルバム『HARDWIRED... TO SELF-DESTRUCT』を昨年1年間で50万枚近く売り上げています。日本でもかなり前にEXILEが同様の手法を取りましたが、今はこの形態ではチャートに計上されないんでしたっけ。なんにせよ、アルバムをまだ買ってない、ストリーミングでしか聴いてないけどライブには行きたいって人にはフィジカルに触れてもらう、よいきっかけになるかもしれませんね(押し売りにさえならなければね)。

で、話をBON JOVIに戻しますと、彼らは2月末に『THIS HOUSE IS NOT FOR SALE』に新曲2曲を追加したリイシューバージョンをデジタルアルバム&ストリーミングのみで発表しています。これにより以前のバージョンから既存曲が外されるということもなく、単に頭に新曲2曲を追加し、3曲目からは既存のアルバムどおりのトラックリストのまま。アルバム頭の印象が大きく変わる程度かと思いきや、意外とアルバム序盤の雰囲気がガラッと変わるんじゃないかと思うのです。

アルバムオープニング曲となった新曲「When We Were Us」は、メジャーキーのアップチューン。軽快なリズムとディレイを効かせたギターリフ、ダイナミックなアレンジがいかにもBON JOVIといった印象で、マイナーキーのハードロック「This House Is Not For Sale」から始まる以前のバージョンとは冒頭の印象がガラッと変わりました。ゼロ年代中盤以降のアメリカンパワーポップ的作風が戻ってきた感もあり、僕はこのオープニング(およびこの曲)大好きですよ。

続く2曲目「Walls」はここ最近のBON JOVIらしいマイナーキーの枯れたロックナンバー。が、この曲にも軽快さが備わっており、サビに入ると拍が半分になりビッグなビートが刻まれる、この感じが現代的でなかなかのアレンジだと思います。ただ、先の「When We Were Us」同様に、日本人にはシンガロングが難しい楽曲かなと。そういったポピュラー感は過去のヒットナンバーと比較すると弱い気がします。そこだけが勿体ない。

で、3曲にようやく「This House Is Not For Sale」。ダークさが漂うこの曲から始まる以前のバージョンは、全体的にひんやりした印象が強かったですが、頭2曲の軽快さが加わったことで、少しだけ入っていきやすくなったんじゃないでしょうか。以前の重厚さがある雰囲気も悪くないけど、やっぱりBON JOVIというバンドにはこれくらいのポップ感が常にないとね。

ということで、通常盤は2曲追加の14曲入り、デラックス盤は19曲入りとかなりの曲数になってしまいますが(そもそもライブではそんなに新曲やらないのにね)、これからこのアルバムに触れる場合は14曲の通常盤で問題ないと思います。

にしても、全然来日しませんね、BON JOVI。アルバム発売から1年3ヶ月以上経っても情報がないなんて、よほど日本に対して興味がなくなったのか、動員が見込めないと思っているのか……ワールドツアーの最後に1、2回東京ドームでやって終わり、みたいになりそうな気がします。まあ、それでも来てくれるだけいいんですけど、ちょっと機を逃しすぎてないかい。本当に動員悪くなりそうで怖いです……。



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2017年8月28日 (月)

SUEDE『NIGHT THOUGHTS』(2016)

SUEDEが2016年2月に発表した通算7作目、再始動後2作目となるオリジナルアルバム。前作『BLOODSPORTS』(2013年)は非常に“らしい”アルバムでしたが、そこに少々意図的なものも感じられたりして。力作だけど傑作とは言い難い1枚でした。もちろん、復帰作としては十分な内容だったし、特に3rdアルバム『COMING UP』(1996年)以降の彼らが好きという人なら間違いなく気に入ったはずです。

が、初期愛好家(苦笑)としては、やはり1st『SUEDE』(1993年)や2nd『DOG MAN STAR』(1994年)のカラー……あの耽美さがないとどうにも居心地の悪さを感じてしまうのも、また事実。確かに『COMING UP』も、続く『HEAD MUSIC』(1999年)もお気に入りだけど、“なぜ自分がSUEDEというバンドを好きになったか?”という原点に立ち返ると、どうしても初期にあったいかがわしさや耽美さを求めてしまうわけです。

で、この『NIGHT THOUGHTS』というアルバム。まずタイトルがお耽美。だって邦題が「夜の瞑想」ですよ? 悪いわけがない。もうこの時点でハードルクリア(安いな自分)。

しかもイギリスの詩人エドワード・ヤングの詩集『夜想詩』からインスパイアされた本作は、完全なるコンセプトアルバム。1曲目「When You Are Young」からラストの「The Fur & The Feathers」まで、ほぼ曲間なしで展開されていく構成は圧巻の一言です。楽曲自体も『DOG MAN STAR』と『COMING UP』の中間、いや、若干『DOG MAN STAR』側に寄った、作り手やリスナーの心のダークサイドをえぐるような力強さ、優しさ、儚さ、悲しさが凝縮されている。耽美な曲やひたすら耽美に、パワフルなロックチューンはひたすらパワフルに。いろんな意味で振り切れた、まさに「これぞSUEDE!」と宣言したくなる1枚なのです。

正直、再結成を遂げたバンドが全盛期を超える、あるいはそこに匹敵するような作品を作ることは、今や誰も望んでいないというか、なかば諦めているんじゃないかと思うんです。「いいよいいよ、君たちはそこにいてくれるだけで。ちゃんとライブさえやってくれたらいいんだよ」と、どこか新作発表から逃げているところはあるはずなんです。でも、SUEDEは「どうせ復活したんだから」と、好き放題やった。しかも、その好き放題が我々が望むベクトルと見事に一致した。こんなに素晴らしい結果はないんじゃないでしょうか。

ブレット・アンダーソン(Vo)の歌声もマッチョ化した後期のそれとは異なり、曲によっては初期の艶やかな声を聞かせてくれるし、リチャード・オークス(G)のプレイもどこか前任バーナード・バトラーのそれと重なる瞬間がある。これまでは完全に別モノとして捉えていたけど、ここまでシンクロするなんて、ただただ驚きです。

これからSUEDEを聴いてみようという人にもまっ先にオススメできる1枚。ぜひ初期3作と一緒にこの最新作も聴いてほしいと思います。



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2017年8月 7日 (月)

RUSSIAN CIRCLES『GUIDANCE』(2016)

アメリカ出身の3ピースインストゥルメンタルバンド、RUSSIAN CIRCLESの通算6枚目となるオリジナルアルバム。なんとなく名前だけは知っていたものの(名前のインパクトというか、妙なカッコ良さにどこか惹かれていました)、実はちゃんと聴くのはこのアルバムが初めて。ポストロックとメタルの中間……そんなイメージで本作と接してみたのですが、あながち間違っていなかったようです。

3ピースながらも、レコーディングではギターをオーバーダブしており(ライブではルーパーを使ってどんどん音を重ねているようです)、そのオーケストレーションの緩急で曲に抑揚をつけている。また、ドラムのタイトさや1ヒットの重さやバスドラの踏み具合、歪みまくったギターの“壁”はどこかヘヴィメタリックで、“モダンだけどプログレッシヴなメタル”(例えばMASTODONあたり)が好きな人でもとっつきやすい印象があります。

1曲1曲が独立しているというよりは、曲間がほぼなく、1枚通してスッと聴けてしまう。また、自然と次の曲へとつないでいく構成は本当にプログレのそれで、特に頭3曲(「Asa」「Vorel」「Mota」)の流れは圧巻。それは4曲目「Afrika」以降も同様で、アルバム1枚で1曲と言われても信じてしまうほど違和感を感じさせない構成は、さすがとしか言いようがありません。

スリリングなアレンジとヘヴィな音像、そしてときどき訪れる癒しの空気。どこかMOGWAIにも通ずるところがありますが、こちらのほうがよりヘヴィメタル的解釈が強い。そういう点においては、例えばTOOLあたりが好きな人にも好まれるような気が。ちなみに本作のプロデューサーはCONVERGEのギタリスト、カート・バーロウ。そう聞いて、非常に納得してしまう人も多いんじゃないでしょうか。

また彼ら、この春からスタートしたMASTODONの全米ツアーに帯同していました。この組み合わせを知ったとき、すごく腑に落ちたというか「そのパッケージツアー、日本にも持ってこいよ!」と叫びたくなってしまったほど。やはり、集まるところには集まるわけですね。



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2017年8月 6日 (日)

MOGWAI『ATOMIC: A SOUNDTRACK BY MOGWAI』(2016)

MOGWAIが2016年4月に発表した、全編インストゥルメンタル曲からなるサウンドトラックアルバム。これは広島への原爆投下から70年というタイミングにあわせ、2015年に英・BBCで放送されたドキュメンタリー作品『ATOMIC: LIVING IN DREAD AND PROMISE』でMOGWAIが手がけた劇中曲をリワークしたものです。

作品を制作するきっかけとなったのは、バンドメンバーが来日中に広島の平和記念公園を訪れたこと。この訪問に多大なるインスピレーションを受けた彼らは、同じく原子力をテーマとしたドキュメンタリー作品のサウンドトラックにその感情をぶつけます。

残念ながらこのドキュメンタリー作品をフルで見られてはいないのですが(ネット上には字幕なしの映像が上がってますが)、作品自体はあくまでイギリス人の視点による反原発を取り扱ったものだそうです。昨年の来日公演では本作を演奏する際に、スクリーンにこの映像が流されたようですね。

僕自身、8月6日生まれということもあって広島のことについては他人事と思えず、初めて平和記念公園を訪れた際には何とも言えない気持ちになって、しばらく何も話せなくなってしまったのですが(なので、数年前に再び訪れた際にはかなり冷静に観察することができました)、そういうこともあってこのアルバムを聴くときもちょっと尋常じゃない気持ちになってしまいます。

あくまで個人的な感想ですが、前作にあたるオリジナルアルバム『RAVE TAPES』(2014年)も悪くなかったけど、趣味やパーソナルな思い入れからすると本作はちょっと特別なものだったりするのです。

言葉がないぶん、その音の強弱や厚みの違いで表情の変化を読み取ることになる。原子力に関係するキーワードがそれぞれ曲名に用いられたことにより、そこを深読みすることで聴き手のイマジネーションが掻き立てられる。特に7曲目「Little Boy」や10曲目「Fat Man」は、日本人なら何か感じるものがあるのではないでしょうか。

レビューや感想と呼ぶにはおこがましい文章ですが、このアルバムを前にすると僕は本当に何も言えなくなってしまうのです。いや、言葉が出るよりも前に、まずは耳を傾けたくなってしまう。そういう大切な1枚なのです。

今日くらいは静かに、いや可能な限りの爆音で、このアルバムに耳を傾けてみてはどうでしょう。

 


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2017年8月 1日 (火)

SABATON『THE LAST STAND』(2016)

スウェーデン出身のパワーメタルバンド、SABATONが2016年8月に発表した通算8作目のオリジナルアルバム。前作『HEROES』(2014年)が本国で初のチャート1位を獲得し、イギリスでも過去最高の59位にランクイン。翌2015年10月には『LOUD PARK 15』で初来日を果たし、その圧巻のパフォーマンス(戦車を象った大型セットなどの演出含む)でここ日本のファンを虜にしたのも記憶に新しいと思います。実は自分もそのひとりで、それまでなぜかスルーしていたものの、あの日のライブで完全にノックアウト。帰り道、気づけば彼らの音源を可能な限り揃えていたのでした。

続く本作も本国スウェーデンで1位に輝き、イギリスでは17位という好成績を残しています。また、フィンランドとスイスで1位、ドイツ、オーストリア、ポーランドでは2位にランクイン。本作『THE LAST STAND』を携えた2016年の『Wacken Open Air』では初のヘッドライナーも務めるほどで、もはやヨーロッパ/北欧ではトップクラスの人気といっても過言ではありません。

彼らは世界中で過去に起こった戦争や争い、そこに携わった兵士たちをモチーフに作品作りを続けており、本作でも「Sparta」が紀元前の“テルモピュライの戦い”がテーマになっていたり、他にも神聖ローマ帝国によるローマ略奪を歌った「The Last Stand」、バノックバーンの戦い(イングランド対スコットランド)がテーマの「Blood Of Bannockburn」と歴史的に古いものから、第一次大戦や第二次大戦がテーマの楽曲(「The Last Battle」など)、日本の西南戦争・城山の戦いを歌った「Shiroyama」(ジャケットに武士が登場するのも、その影響か)のほか、1988年のアフガニスタン・3234高地の戦いを扱った「Hill 3234」と、近代史もピックアップされています。

……と、ここまで書いていて「もしかして、それを理由に難しいと感じて触れることに躊躇してしまうのでは?」と気づきました。ああ、それって以前の自分じゃないか、って。まさに自分も、そういった小難しさが先に立って、彼らの音を聴くまでに至らなかったのですが、皆さんそんな心配は無用です。北欧メタル、パワーメタル、クサメタルなどなど……そういったワードにピンときた人なら大丈夫。ここには男臭くてカッコイイ、みんなで大合唱できるようなパワフルなヘヴィメタルが満載ですから。

シンセを適度に用いた楽曲の数々は、時に壮大さを感じさせ、時に哀愁味を強め、時にポップでキャッチー、しかもシンガロングしたくなる。1曲1曲は4分前後とコンパクトで、変に演奏で引っ張った長尺曲に走ることもない。全11曲で37分程度というトータルランニングも潔い。ライブDVD付き仕様にはJUDAS PRIEST「All Guns Blazing」、IRON MAIDEN「Afraid To Shoot Strangers」などのカバーも収録。これらもすべて、戦にちなんだ選曲となっているのはさすがです。

本作リリースから1年強。いよいよ今年10月に『LOUD PARK 17』で再来日するSABATON。前回の来日からギタリストのチェンジがあったものの、今回も初来日と変わらぬハイパーアクティブなステージを見せてくれることでしょう。楽しみ楽しみ。



▼SABATON『THE LAST STAND』
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