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2017/01/01

GUNS N' ROSES『GN'R LIES』(1988)

新年あけましておめでとうございます。2017年最初の更新です。

ということで、GUNS N' ROSESが1988年にリリースした2ndアルバム『GN'R LIES』を紹介したいと思います。いや、新年早々平然と1988年のアルバムを紹介するのもいかがなものかと思いますが、アレです。今年で『APPETITE FOR DESTRUCTION』でメジャーデビューしてから30年というのと、間もなくスラッシュ、ダフ・マッケイガンを含む編成での来日公演も行われるということで。いいじゃないですか。

まぁ本当の理由は、年末から実家に戻ってやることがなくて部屋を漁っていたら、高校時代に聴いていたHR/HMのカセットテープがわんさか出てきたので、そこで気になった作品をピックアップしようかと思いまして。なのでここから数日は、80年代後半のHR/HM作品が続くと思うので、あしからず。

話題をガンズに戻しまして。本作は先に挙げたデビューアルバム『APPETITE FOR DESTRUCTION』(1987年)に続く作品なのですが、これを正式に2ndアルバムと呼んでしまっていいものかは、実は困りものの1枚でして。なにせ(アナログでいうところの)「片面がライブ音源、片面がアコースティック主体のスタジオ音源」という異色作なのですから。全8曲、トータルで33分程度というミニアルバム的な短さもあって「いやいや、『USE YOUR ILLUSION』が2ndでしょ?」という声もありますし。いや、もうこの際2ndアルバムで通します。

本作は1〜4曲目(アナログA面)に、1986年に1万枚限定でリリースされたインディー盤『LIVE ?!*@ LIKE A SUICIDE』収録のライブテイク(実際にはスタジオライブ音源に歓声を被せた代物らしいですが)、5〜8曲目に『APPETITE FOR DESTRUCTION』リリース以降にレコーディングされたアコースティック主体の新録曲が収められているのですが、これが結構侮れない作品でして。まずライブテイクにはここでしか聴けないオリジナル曲(「Reckless Life」「Move To The City」。正確には「Reckless Life」はHOLLYWOOD ROSE時代の楽曲なので、これもカバーと言えるかも)と、今でもライブで披露される頻度がそこそこ高いカバー曲(ROSE TATTOOの「Nice Boys」とAEROSMITHの「Mama Kin」)が用意されていること。デビュー前の勢いに満ちた、生々しい演奏と歌を堪能することができるはずです。

そしてスタジオテイクですが、シングルカットもされ全米4位を記録した代表曲「Patience」や、ライブで披露される頻度の高い「Used To Love Her」、『APPETITE FOR DESTRUCTION』にも収録されていた「You're Crazy」のレイドバックバージョン、さらにはライブでは今やほとんど演奏されない「One In A Million」といった4曲を用意。『APPETITE FOR DESTRUCTION』にはいわゆるアコースティック調の楽曲やバラードが皆無だったので(それに一番近かったのが「Sweet Child O' Mine」)、ガンズの奥深さを知らしめるという点において非常に意味のある1枚と言えます。また、本作がリリースされた1998年末というのが、ちょうど初来日タイミング(1988年12月)だったこともあり、擬似とはいえ彼らのライブ音源に手軽に触れることができる貴重な作品でもあったわけです。

よく「『APPETITE FOR DESTRUCTION』こそがガンズの真髄」なんて声も耳にしますが、いえいえ。『GN'R LIES』で見せた“軟”の部分もGUNS N' ROSESにおける重要な要素ですよ。なので「『APPETITE FOR DESTRUCTION』だけが〜」みたいな言い方をする輩は信用しません! 個人的には本作、『APPETITE FOR DESTRUCTION』と同じくらい大好きなアルバムです。



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投稿: 2017 01 01 12:00 午後 [1988年の作品, Guns N' Roses] | 固定リンク