BEARTOOTH『AGGRESSIVE』(2016)
2013年に解散したメタルコア/エレクトロニコアバンド、ATACK ATACK!のボーカル/スクリーム(元々はキーボード)担当だったケイリブ・ショーモ(Vo)が新たに結成したメタルコアバンドBEARTOOTH。彼らが2016年半ばに発表したのが、この2ndアルバム『AGGRESSIVE』です。個人的には昨年後半、非常に愛聴した1枚でもあります。
BEARTOOTHはここ日本では2015年末、本国アメリカでは2014年に発表済みの1stアルバム『DISGUSTING』で本格的デビュー。同タイミングに初来日公演も実現しています。そんなノリにノッたタイミングでの2作目リリース、しかも2016年9月にはCrossfaith主催イベント『ACROSS THE FUTURE』出演で早くも再来日が実現。僕もこのタイミングに初めてライブを観ましたが、今の勢いがそのままパフォーマンスに表れた好ステージを繰り広げていました。
前作『DISGUSTING』も全米48位と好成績を残しましたが、今作『AGGRESSIVE』はそれを超える25位を記録。SLPKNOTなどとツアーを回ることで、着実に知名度を上げたようです。肝心の内容ですが、ヘヴィメタル寄りというよりもパンク、ポストハードコア寄りのスタイルで、比較的日本のラウドロックに近いノリを感じます。1stアルバムも非常にキャッチーなメロディを持つ楽曲が多かったですが、今作はそこがより洗練されていて、コアな楽曲も多いのに非常に聴きやすいものになっています。
例えば『LOUD PARK』ではなく『PUNKSPRING』のほうが似合うバンド、と言えばわかりやすいでしょうか。『KNOTFEST』でも大丈夫だし、なんなら(実現の可否は別として)『AIR JAM』でもイケる。旧来のメタルファンにはすんなり受け入れられるとは思いませんが、メタルコアを受けいれられる層、メタルではなく“ラウドなロック”が好きな人ならウェルカムなバンドであり、楽しめるアルバムだと思います。
ちなみに日本盤にはボーナストラックとして、2015年末の来日時にRed Bull Studio Tokyoでスタジオレコーディングした「Body Bag」と「In Between」、そして「Aggressive」の8bitリミックスバージョンを追加収録。「Body Bag」にはCrossfaithのKenta Koie(Vo)がゲスト参加した、文字通り“アグレッシヴな”バージョンを楽しむことができます。
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