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2017/05/16

THE DAMNED『DAMNED DAMNED DAMNED』(1977)

昨年結成40周年を迎えたイギリス・オリジナルパンクバンドのひとつ、THE DAMNED。2015年に制作されたドキュメンタリー映画『地獄に墜ちた野郎ども』も国内公開され、年明けには映像作品化。今年3月には待望の来日公演も行われる、特にこの半年くらいは久しぶりに彼らの話題を耳にする機会が多かったと思います。

彼らのデビューアルバム『DAMNED DAMNED DAMNED』(邦題:地獄に墜ちた野郎ども)が本国でリリースされたのは、1977年2月のこと。前年10月に発売されたデビューシングル「New Rose」はイギリスのパンクシーンにおいて最初にリリースされたシングルと言われており、本作もアルバムにおいては英パンクシーン初のアルバムとのこと。SEX PISTOLSTHE CLASHももうちょっと後なんですね。

実は僕がこの『DAMNED DAMNED DAMNED』を最初に聴いたのは、1990年代に入ってからのこと。確か1992年だったかな、「ロンドンパンク アルバム発売15周年記念」と銘打ってこのアルバムが国内初CD化されたのを受けて、手を出したと記憶しています。それ以前は地元の貸レコード店にもなかったかし(別のアルバムはあった記憶が)、それよりも当時はSEX PISTOLSに夢中だったから。

トータル12曲で30分をちょっと超える程度の収録時間。1曲目「Neat Neat Neat」イントロのベースラインと、それに続くシャウトで完全にノックアウトされ、現在に至るわけです。今でもよく聴くTHE DAMNEDのアルバムって、この1枚目と3枚目『MACHINE GUN ETIQUETTE』(1979年)ぐらいだもんなぁ。

本作は全曲疾走感の強いパンクチューンというわけではなく、2曲目に若干ダウナーなミドルテンポの「Fan Club」がすぐ来るし、どちらかというと速い曲とミドルテンポの曲が交互に並ぶといった印象。けど、そのテンポ感が意外と悪くなく、するすると聴けてしまう。アナログ各面のトップにシングル曲にして代表曲(A面が「Neat Neat Neat」、B面が「New Rose」)が並ぶのも良いし、特にB面(7曲目以降)はA面以上にテンポよく進行するし。どちらかというと、A面のほうがソングライターのブライアン・ジェイムズ(G)のこだわりが強いような気がします(でも5曲目「Stab Yor Back」はラット・スキャビーズ(Dr)の曲だけど)。で、ラストをTHE STOOGES「I Feel Alright」(原題は「1970」)のカバーで締めくくる。このバージョンはHANOI ROCKSのライブアルバムで先に知ったので、妙に安心感があるんですよね。

リリースから40年。始めて聴いてから25年も経つけど、常にどんなときでも気持ちよく聴けて、毎回爽快感を得られる。そんな究極の1枚がこの『DAMNED DAMNED DAMNED』なんじゃないかと思います。そういう意味ではピストルズもTHE CLASHも1枚目は同い立ち位置なんだけどね。



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投稿: 2017 05 16 12:00 午前 [1977年の作品, Damned, The] | 固定リンク