Boris『DEAR』(2017)
近年のBorisは軸足をそのままに、常に時代と対峙しながら外側の世界にも目を向けた実験作に取り組んできた印象がありましたが、3年ぶりに発表される本作はそういった経験を経た上での「Borisとは?」という命題と向き合ったかのような力作に仕上がっています。
アップテンポの楽曲は皆無。ヘヴィロックやドローン、アンビエントなどの言葉がピッタリな生々しいサウンドと、シューゲイザーやドリームポップにも通ずるメロディは付かず離れずの距離感で並んで歩いているようで、聴けば聴くほどクセになります。今結成25周年、すべてはここにたどり着くための長い旅だった……なんてロマンチックなことを言いたくなるくらい、2017年というこのタイミングにこそ聴くべき1枚だと断言したい。必聴です。
▼Boris『DEAR』
(amazon:国内盤2CD / MP3)
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