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2017/08/11

ACCEPT『THE RISE OF CHAOS』(2017)

ACCEPT通算15枚目、再々結成後4枚目のスタジオアルバム。

現在のマーク・トーニロ(Vo)を含む編成としては、2010年の『BLOOD ON THE NATIONS』以降、2年おきに新作を発表していましたが、前作『BLIND RAGE』(2014年)発表後に再々結成後から不動だった布陣からハーマン・フランク(G)とステファン・シュヴァルツマン(Dr)が脱退(2人はそのまま、DESTRUCTIONのシュミーアと結成したPANZERの活動に専念するも、ハーマンはのちにPANZERも脱退)。新たにウヴェ・ルイス(G)とクリストファー・ウィリアムズ(Dr)を迎えツアーを続けます。

本作はマーク、ウヴェ、クリストファー、そしてオリジナルメンバーのウルフ・ホフマン(G)、ピーター・バルテス(B)の新編成で、過去3作同様にアンディ・スニープをプロデューサーに迎え制作。前作発表後のツアーを現編成で続けたことも幸いし、バンドのとしての一体感も非常に良い状態でレコーディングに臨めたのではないでしょうか。

サウンドは、どこをどう切り取ってもACCEPT以外の何者でもない、男臭いど直球のパワーメタル。トニーのボーカルは当初から前任のウド・ダークシュナイダーのそれに瓜二つだったので、古くからのファンが聴いても違和感なく楽しめるはずです。

楽曲もすべて4〜5分台でコンパクトにまとめられており、疾走感のある楽曲とミディアムテンポのヘヴィかつキャッチーな楽曲をバランス良く配置。おどろおどろしいイントロのファストチューン「Die By The Sword」や親しみやすいメロディを持つミドルナンバー「Koolaid」、ツーバス連打のパワーメタル「No Regrets」、自身を皮肉ったタイトルと王道のACCEPTサウンドの相性抜群の「Analog Man」、ドラマチックな作風の「What's Done Is Done」「Worlds Colliding」など、印象的な楽曲がずらりと並びます。

最初に聴いたときは「あれ、ちょっと一番地味かな?」と思ってしまいましたが、聴き返すと実はそんなことまったくなく、上記の楽曲以外にも良曲が豊富な内容であることに気づかされ、実は前作『BLIND RAGE』以上の良作だと実感させられました。さすがの一言。

確かに派手さは皆無ですが、老舗が守り続ける伝統の味がここには存在する。いろんな味を楽しみまくっている間に、ホンモノの味を一瞬忘れそうになりましたが、これこそ王道のヘヴィメタルそのもの。続けて楽しみたい1枚です。本作発表から約1ヶ月後の9月には、もう来日公演でこれらの曲をナマで楽しめるのだから、ぜひとも本作を聴いて会場に足を運びたいところですね。



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投稿: 2017 08 11 12:00 午前 [2017年の作品, Accept] | 固定リンク