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2017年12月18日 (月)

KORN『KORN』(1994)

1994年秋にリリースされた、KORNの1stアルバム。KORNっていわゆるラップメタル/ニューメタルと呼ばれるヘヴィ系バンドのハシリ的存在だったのかなと、今になってみて思うのですが、実は当時はそういう感覚がまったくなかったんですよね。

自分の肌感覚的には「周りのバンドマン、国内メタル系アーティストがざわざわ騒ぎだし、よく名前を挙げるバンド」という存在でした、KORNって。たぶんPANTERAが1992年に一気にブレイクして、それに続くようにSEPULTURAがグルーヴィーでヘヴィなアルバム『CHAOS A.D.』を1993年にリリースして……その間には、メタルというよりはハードコアサイドにいたBIOHAZARDのようなバンドや、ちょっと変態チックなオルタナバンドFAITH NO MOREもいた。結局、KORNはその延長線上から誕生した印象だったんですよね。

そうそう、1993年にはもう1枚、重要な作品があった。映画『JUDGEMENT NIGHT』のサウンドトラック。あそこでメタル/ヘヴィ系バンドとヒップホップアーティストがコラボレーションしたことは、KORNの誕生(デビュー)にも大きく影響しているんじゃないかなと。そういう土壌ができつつあったところにデビューしたわけですから。

で、実際にこのアルバムを当時聴いたとき……1曲目「Blind」のオープニングに鳥肌を立て、一発でハマったことをよく憶えています。が、それもこの1曲だけで、実のところ他の曲に関しては理解できるものと理解が追いつかないものが半々ぐらい。正確に理解/評価できていたかと言われると、非常に微妙なのです。

そりゃあ、今のKORNと比べたら本作でやってることは多少難易度が高いかもしれません。だからこそ3枚目の『FOLLOW THE LEADER』(1998年)が出たときは「やたらと聴きやすくなったな」と驚いたんですが。

7弦ギターを使った独特のサウンドと、スラップを多用しバキバキいうベース、METALLICA 『...AND JUSTICE FOR ALL』(1988年)での電子音的ドラムサウンドをさらにデッドにして進化させたようなリズム、そして変幻自在なジョナサン・デイヴィス(Vo)の、歌とも叫びとも取れる表現方法。あの頃、みんながこのアルバムに嫉妬したし、みんなが真似したがった。本当にズルいアルバムだと思います。

久しぶりにじっくり聴いてみたけど、20年前に感じた難易度はそこまで感じなくなっていました。ああ、当時は考えすぎてたのか、それともこういう音に慣れてしまったのか。ただただ、大きな音で聴くと気持ち良いアルバム。今はそれで十分かなと思います。

そういえば、リリース当初は本作、歌詞も対訳も付いてなかったんですよね。それが、2011年の国内盤再発の際に、聞き取りによる歌詞とその対訳が付くようになったので、それだけのためにも国内盤を購入する意味があると思いますよ。



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