カテゴリー「2017年の作品」の122件の記事

2022年12月 4日 (日)

KISSのベストアルバムを総括する(2022年版)

ブライアン・アダムスAEROSMITHに続く「ベストアルバムを総括する」シリーズ第3弾(シリーズだったのか……)はKISS。まあとにかくベスト盤やコンピ盤、ボックスセットが多い方々ですが、今回は数あるベスト盤の中からレーベル主導で制作された『MILLENNIUM COLLECTION』シリーズを除く、バンド側の公式リリースに絞ってセレクトしております。中には新曲やレアトラックなど含まないもの、現在廃盤でサブスクでも配信されていないものも含まれていますが、あえて掲載してみます。

とにかく非常に長いエントリーなので、心してお読みください……(苦笑)。

 

 

『DOUBLE PLATINUM』(1978)

 

1978年4月2日にリリースされたKISS初のグレイテストヒッツアルバム。アナログ2枚組、CD1枚もの。

リリース当時のメンバーはポール・スタンレー(Vo, G)、ジーン・シモンズ(Vo, B)、エース・フレーリー(G, Vo)、ピーター・クリス(Dr, Vo)のオリジナル編成。新曲こそ皆無ですが、既存楽曲に加え「Strutter」のリテイクバージョン「Strutter '78」やリミックステイクなどが豊富。サブスクではApple Musicはフルで楽しめますが、Spotifyでは「Calling Dr. Love」と「Black Diamond」が歯抜け状態。Amazon Musicでは配信すらされていないようなので、どうにかしていただきたいものです。

詳しくはこちらのエントリーを参照のこと。

 


▼KISS『DOUBLE PLATINUM』
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『KILLERS』(1982)

 

1982年6月15日にリリースされた、KISSにとって2作目の公式コンピレーションアルバム。アナログ/CDともに1枚もの。

当時のメンバーはポール・スタンレー、ジーン・シモンズ、エース・フレーリー、エリック・カー(Dr, Vo)。日本やオーストラリアなどアメリカ以外の諸国で先行発売。当時はここでしか聴くことができなかった新曲4曲(「I'm A Legend Tonight」「Down On Your Knees」「Nowhere To Run」「Partners In Crime」)がかなり話題となりました。ジャケットにエースの姿はあるものの、当時はすでにバンドから脱退しており、新曲のレコーディングにはのちにバンドに加入するブルース・キューリック(G)の実兄ボブ・キューリック(G)がリードギターとして参加しています。

詳しくはこちらのエントリーを参照ください。

 


▼KISS『KILLERS』
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『CHIKARA』(1988)

 

1988年5月25日に日本限定でリリースされたコンピレーションアルバム。CD1枚もの。

当時のメンバーはポール・スタンレー、ジーン・シモンズ、ブルース・キューリック、エリック・カー。この年の春に10年ぶり(ノンメイクアップ時代としては初めて)の来日公演が決定したことを受け、それにあわせて日本のみ10万枚限定で制作されたレアアイテム。今となっては10万枚も刷ったのか!って驚きですけどね。内容は「Rock And Roll All Nite」や「Love Gun」などの70年代ヒットよりも、「Creatures Of The Night」や「Lick It Up」「Heaven's On Fire」「Tears Are Falling」などの80'sヘアメタル期が中心。主にシングルカット/MV制作された楽曲が中心で、そんな中に「I Was Made For Lovin' You」のリミックスバージョンという初CD化レア音源が含まれているのが売りかな(のちに「Psycho Circus」シングルのカップリングで世界的にCD化されました)。

枚数限定生産ということで、現在は廃盤。ただ、中古盤ショップを回れば意外と簡単に見つけられるはず。値段もそこまで張っていないので(Amazonは論外!)、気になる方はぜひチェックしてみてください。

 


▼KISS『CHIKARA』
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『SMASHES, THRASHES & HITS』(1988)

 

1988年11月15日にリリースされた、KISSにとって3作目の公式コンピレーションアルバム。CD1枚もの。

当時のメンバーはポール・スタンレー、ジーン・シモンズ、ブルース・キューリック、エリック・カー。日本では『CHIKARA』から間を空けずに発表されることになりましたが、『KILLERS』未発売だった北米などの海外諸国では『DOUBLE PLATINUM』以来10年ぶりのベスト盤。考えてみたら「I Was Made For Lovin' You」はもちろん、80年代の楽曲をまとめたコンピが10年も出ていなかった事実に驚かされます。

内容は「Let's Put The X In Sex」「(You Make Me) Rock Hard」の新曲2曲や、一部楽曲のリミックス、そしてエリック・カーが歌唱した「Beth」など、単なるベスト盤では片付けられない楽曲が多数。北米盤ではなぜか直近の新作『CRAZY NIGHTS』(1987年)からの楽曲が含まれていません(ヨーロッパ盤には「Crazy Crazy Nights」「Reason To Live」収録)。とはいえ、ヘアメタル期のヒットシングルが簡単におさらいできるので、実はもっとも手軽に楽しめる入門盤かもしれません。

詳しくはこちらのエントリーを参照ください。

 


▼KISS『SMASHES, THRASHES & HITS』
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『GREATEST KISS』(1997)

 

1997年4月8日にリリースされたKISSの公式コンピレーションアルバム第4弾。日本盤は1997年1月の来日公演にあわせて、1996年12月9日発売。CD1枚もの。

リリース当時のメンバーはポール・スタンレー、ジーン・シモンズ、エース・フレーリー、ピーター・クリス(Dr, Vo)。オリジナル編成およびメイクアップ期へと回帰した彼らのワールドツアーにあわせて制作されたもので、北米、ヨーロッパ、日本とそれぞれ収録曲が一部異なるのが特徴。

これまでのコンピのように新曲やリミックス曲は皆無で、既発曲がリマスタリングされている程度。ただ、それだけでは売りがなさすぎるので、1996年6月28日のデトロイト公演から「Shout It Out Loud」のライブ音源を追加。こちらは当時MVも制作されています。

オリメン時代にこだわった選曲なので、『SMASHES, THRASHES & HITS』以降に生まれたヒット曲「Hide Your Heart」「Forever」「Unholy」などは未収録。ただ、北米盤以外では「God Gave Rock 'N' Roll To You II」が選出されているのが謎かも。なお、日本盤のみ海外盤未収録の「C'mon And Love Me」「Rock Bottom」がセレクトされております。このへん、いかにもですね。

サブスクでも聴くことができますが、Apple Musicでは日本盤バージョンで配信、Spotifyはヨーロッパバージョンでの配信のようです。

 


▼KISS『GREATEST KISS』
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2022年11月19日 (土)

TOM KEIFER『THE WAY LIFE GOES』(2013)

2013年4月30日にリリースされた、元CINDERELLAトム・キーファー(Vo, G)による1stソロアルバム。日本盤は同年5月22日発売。

トムのスタジオ新作音源は、CINDERELLAのラスト作となった4thアルバム『STILL CLIMBING』(1994年)以来、実に19年ぶり。ちょうど『STILL CLIMBING』制作前後からトムの喉の不調もあり、何度か手術も経験。バンドはその間に不定期ながらもライブを行なっていますが、トム自身はこのソロアルバムに向けて2003年頃からゆっくりと準備を進めていたようです。

Warner Music傘下のインディーズレーベル・Merovee Recordsから発表された本作は、グレッグ・モロウ(Dr)、マイケル・ローズ(B)、トニー・ハーレル(Key)という手練の一流ミュージシャンたちをバックに迎えて制作。また、曲ごとに元バンドメイトのジェフ・ラバー(G/2021年没)、パット・ブキャナン(G,Harp)、ゲイリー・バーネット(G)、ロン・ウォレス(G)、エタ・ブリット(Cho)などゲストプレイヤーも多数参加しており、要所要所で適度な華やかさの感じられる音作りとなっています。

全体的な方向性としては、CINDERELLA時代の3rdアルバム『HEARTBREAK STATION』(1990年)でのアーシーかつレイドバックしたアメリカンロック、カントリーロックを下地に、オーソドックスな楽曲群を楽しむことができます。「Fool's Paraside」のような楽曲こそあるもののハードロック的側面は薄く、そういった点でも完全に“『HEARTBREAK STATION』のその先”と言えるような仕上がりです。

トムのボーカルは中音域の地声を中心にしつつも、キメるべきポイントではしっかりジャニス・ジョプリンばりのしゃがれたハイトーンも聞かせてくれる。初期のように終始ハイトーンでがなるのではなく、ナチュラルな地声で歌い通す中に時折ハイトーンが飛び込んでくるからこそ、良いアクセントになっている。喉のコンディションを維持するという点においても、このバランス感は大事なのかもしれません。もっとも、この穏やかな土着的サウンドの上では無理にシャウトする必要も感じられませんしね。

聴く人によっては地味で引っ掛かりのない1枚に感じられるかもしれない。しかし、『HEARTBREAK STATION』で展開されたR&Bを通過したロックンロールやアコースティック色の強いカントリー路線にも一定の理解を示したリスナーなら、本作は十分に理解してもらえるはず。これ!というキメの1曲が存在しないことだけは難点ですが、それでもリラックスしながら聴く分には文句なく楽しめる1枚だと思います。

なお、本作はリジー・ヘイル(HALESTORM)をフィーチャーしたCINDERELLA「Nobody's Fool」のセルフカバーやジョー・コッカーのカバーで知られるビートルズ「With A Little Help From My Friends」などボーナストラック3曲に、特典映像を収録したDVDを付け、アートワークを変更した形で2017年10月20日に再リリース。現在サブスクなどではこちらのバージョンが流通しています。アルバム本編14曲はそのまま変わらずなので安心ですが、終盤になって急に経路の違う名曲中の名曲「Nobody's Fool」が飛び込んでくるのでびっくりするかもしれません。

にしても、リジーは本当に良いシンガーですね。往年のトムに匹敵する、いや、彼とは違う魅力を兼ね備えたパワフルボーカルは本当に魅力的ですし、それに応えるトムも全盛期には及ばないものの、テクニックと味わい深さで本領発揮。サウンドこそハードロックですが、この世界観自体は非常にゴスペルチックなものも感じられ、改めて素晴らしい曲だなと実感させられます。一方の「With A Little Help From My Friends」はジョー・コッカー版アレンジで、THUNDERBON JOVIなど手垢が付いたカバー。こちらも原曲およびアレンジが最高すぎるので、最終的には先の「Nobody's Fool」とともにアルバム本編の印象を消してしまうのが難点。頑張れ、トム・キーファー。

 


▼TOM KEIFER『THE WAY LIFE GOES』
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2022年8月 1日 (月)

MÅNESKIN『CHOSEN』(2017)

2017年12月8日にリリースされたMÅNESKINの1st EP。日本盤は2022年8月3日発売予定。

2021年3月にイタリアの音楽祭『サンレモ音楽祭(Festival della canzone italiana)』で優勝したほか、同年5月にはヨーロッパ最大の音楽の祭典『Eurovision Song Contest 2021』でも優勝したのを機に、世界中で注目を集めることとなったMÅNESKIN。本作にはそんな彼らのルーツが凝縮された、原点的な1枚となっています。

本国最高2位を記録したデビュー曲「Chosen」のほか、「Recovery」という2曲の英詞オリジナル曲以外は、すべてカバー曲という内容ですが、そういった意味でもバンドの軸にあるものが見え隠れするのではないでしょうか。とにかく、「Chosen」というはじまりの1曲の時点で、その後の彼らにも通ずる“跳ねた”リズムのファンキーなハードロックが展開されていることは非常に興味深いですし、「Recovery」含めどちらも曲冒頭で自己紹介的なラップ(セリフ)が入っているのも初々しい(笑)。そうそう、名前を知ってもらうことから始めないとですしね。

カバー曲はイタリアのラッパー:カパレッツァの2003年のヒット「Vengo dalla Luna」、フランキー・ヴァリ率いるTHE FOUR SEASONSの名曲「Beggin'」に加え、BLACK EYED PEAS「Let's Get It Started」、THE KILLERS「Somebody Told Me」、エド・シーラン「You Need Me, I Don't Need You」といった2000年代以降のヒット曲が取り上げられています。イタリア語のラップボーカルをフィーチャーしたファンクチューン「Vengo dalla Luna」は、その後の彼らの個性確立に多いな影響を与えた1曲と言えるのでは。最新作『TEATRO D'IRA: VOL.1』(2021年)からさかのぼっていくと、ここが原点なのかと気付かされるはずです。

また、「Beggin'」はもともとの良メロぶりも大きく影響し、ブレイク後に再注目される結果に。それにより、全英6位/全米13位という好記録を樹立。ロック不毛のアメリカでもしっかりシングルヒットにつながっています。YouTubeに上がっているライブ映像を観ると、この曲のアンセム感を再認識することでしょう。

BLACK EYED PEASをピックアップするのも非常に興味深いですし、そこにニューウェイヴ感強めのTHE KILLERSを絡めるのも面白い。本作リリース当時、メンバーはみなティーンエイジャーだったとのことで、このへん(2000年代前半)のヒット曲は幼少期に耳にしていたものなんでしょうかね。このへんの曲、筆者にとってはつい昨日流行った印象ですが(苦笑)。さらに、現役感の強いエド・シーランを選ぶセンスも、イマドキって感じなんでしょうか。メインストリームのど真ん中にいる彼のヒット曲を何の衒いもなく選ぶあたりに、10代ならではの素直さも伝わります。

オリジナル曲がたった2つという点ではその才能は未知数といったところかもしれませんが、今となっては非常に資料価値の高い内容。初来日にあわせてようやく日本盤もリリースされるので、この機会にしっかり聴き込んでみてはいかがでしょう。

 


▼MÅNESKIN『CHOSEN』
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2022年6月24日 (金)

BODY COUNT『BLOODLUST』(2017)

2017年3月31日にリリースされたBODY COUNTの6thアルバム。日本盤未発売。

前作『MANSLAUGHTER』(2014年)から約3年ぶり、名門メタルレーベル・Century Media Recordsに移籍して最初のアルバム。プロデュースは前作から引き続きウィル・パットニー(KNOCKED LOOSEEVERY TIME I DIEPIG DESTROYERなど)が手がけています。

前作の時点でかなり顕著に表出し始めていたストレートなヘヴィメタル色は、今作ではより濃厚なものへと進化/深化。特に、前作からバンドに加わったホアン・オブ・ザ・デッドことホアン・ガルシア(G/ex. AGENT STEELなど)の影響もあってか、ギターの音の厚みに関して初期の作品とは比べものにならないほどモダンメタルに匹敵する質感へとパワーアップしており、かつてのミクスチャーロックという“はざまの存在”から問答無用のメタルバンドへと成長したことが窺えます。

特に、本作では「Civil War」にてデイヴ・ムステイン大佐(MEGADETH)が冒頭のスポークンワーズとリードギターを、「All Love Is Lost」ではマックス・カヴァレラ(SOULFLY、ex. SEPULTURAなど)がアイス-T(Vo)とツインボーカルを、「Walk With Me...」ではランディ・ブライ(LAMB OF GOD)がゲストボーカルをそれぞれ披露しており、アルバムに華を添えています。この中では特に「Civil War」での大佐&アーニー・Cのツインリードソロが王道感満載で、これぞヘヴィメタル!と膝を叩きたくなるほどカッコよい。

さらに、本作にはメタルクラシックのカバーも収録。アイス-Tの愛あるナレーションからスタートするのは、SLAYERの「Raining In Blood」「Postmortem」のメドレー。普通は「Postmortem」から「Raining In Blood」へつなぐのがナチュラルな形ですが、この改変にBODY COUNTならではのメタル愛が伝わり、これはこれで全然アリだなと納得させられます。何より、変に手を加えることなく完全コピーなのがまた良し。ちなみに、YouTube上にはこの曲をライブで披露していると、途中で本家のデイヴ・ロンバード(Dr/現SUICIDAL TENDENCIESなど)が演奏に加わる動画も存在するので、気になる方はぜひチェックを。

セルフタイトルの1stアルバム(1992年)は淡白すぎてイマイチ入り込めなかったメタル寄りリスナーも、これならモダンメタルの一環として普通に楽しめるのではないでしょうか。そういった意味でも、ヒップホップアーティストが完全に“村民”の仲間入りを果たした記念すべき1枚です。

なお、現時点での最新作『CARNIVORE』(2020年)も本作の延長線上にある作りで、今は亡きライリー・ゲイル(Vo/POWER TRIP)やジェイミー・ジャスタ(Vo/HATEBREED)、エイミー・リー(Vo/EVANESCENCE)、ジェロ・ビアフラ(Vo/DEAD KENNEDYS)、デイヴ・ロンバードといった多彩なゲストも参加しているので、気になる方は本作と合わせてチェックを。

 


▼BODY COUNT『BLOODLUST』
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2022年3月12日 (土)

ブライアン・アダムスのベストアルバムを総括する(2022年版)

ブライアン・アダムスの最新オリジナルアルバム『SO HAPPY IT HURTS』(2022年)、素晴らしい内容でしたね。この新作を機に、ぜひ若い世代にも彼の名作たちに触れていただきたい(そのためのサブスクリプションサービスですしね)。しかし、数あるオリジナルアルバムのどれから手を出したらいいのか、せっかくならオイシイとこ取りして手軽に楽しみたい! そういう方のために、このエントリーでは複数制作されている彼のベストアルバム/グレイテストヒッツアルバムを簡単に紹介していきたいと思います。

紹介するのは、アーティスト主導で制作された4作品。レーベル主導で販売された『ICON』(2010年)は除外しています。このエントリーを頼りに、どの時代のどの作品が自分に適しているか、吟味してみてください(もちろん、ヒット曲/代表曲の被りが多いので、全部手を出す必要はありません)。

 

 

『SO FAR SO GOOD』(1993)

 

1993年11月2日発売の、ブライアン・アダムス初の公式ベストアルバム(日本盤は同年11月8日発売)。CD1枚モノ。

過去には日本限定で『HITS ON FIRE』(1988年)という2枚組作品(DISC 1が当時の最新作『INTO THE FIRE』、DISC 2に『CUTS LIKE A KNIFE』『RECKLESS』からのヒットシングルに加え、アルバム未収録のシングルB面曲やライブテイクをコンパイル)が限定販売されましたが、ワールドワイドでのベストアルバムは今作が初めて。全米ブレイクのきっかけとなった3rdアルバム『CUTS LIKE A KNIFE』(1983年)からシングル3曲、メガヒットとなった4thアルバム『RECKLESS』(1984年)からは全米1位を記録した「Heaven」を含む6曲、5thアルバム『INTO THE FIRE』(1987年)からは「Heat Of The Night」1曲のみ、そして当時の最新オリジナルアルバムである6thアルバム『WAKING UP THE NEIGHBOURS』(1991年)からは世界的大ヒット曲「(Everything I Do) I Do It For You」を含む3曲をピックアップ。さらに、本作のみの新曲としてシングルヒット(全米7位/全英2位)もした「Please Forgive Me」が用意されています。

『CUTS LIKE A KNIFE』『RECKLESS』からのヒットシングルは網羅されていますが、『INTO THE FIRE』からは「Hearts On Fire」(全米26位/全英57位)、「Victim Of Love」(全米32位/全英68位)の2曲、『WAKING UP THE NEIGHBOURS』からは「There Will Never Be Another Tonight」(全米31位/全英32位)、「Thought I'd Died And Gone To Heaven」(全米13位/全英8位)、「All I Want Is You」(全英22位)あたりのシングル曲が選外に。かつ、このアルバムと同時期にリリースされ大ヒット中だった、映画『三銃士』の主題歌として制作されたロッド・スチュワートスティングとのコラボ曲「All For Love」(全米1位/全英2位)も未収録となっています。

『WAKING UP THE NEIGHBOURS』が引き続きロングヒット中だった時期の1枚ということもあり、80年代のブライアンをおさらいするに最適な内容。ブレイク前の1stアルバム『BRYAN ADAMS』(1980年)、2ndアルバム『YOU WANT IT YOU GOT IT』(1981年)は気持ち良いくらいにスルーされているのも納得です。非シングル曲の「Kids Wanna Rock」(『RECKLESS』収録曲)も選ばれていることもあり、本作と『WAKING UP THE NEIGHBOURS』を持っていれば、この時点でのブライアン・アダムズはほぼ網羅できるといったところでしょうか。

実は、このテキストを書き始めて初めて気づいたのですが、先月まで配信されていた本ベストアルバム。いつの間にかサブスクから消えてます。あれ、もしかしてこの時点で企画倒れでは……(汗)。

 


▼BRYAN ADAMS『SO FAR SO GOOD』
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『THE BEST OF ME』(1999)

 

1999年11月15日発売の、ブライアン・アダムス2作目のベストアルバム(日本盤は同年11月17日発売)。CD1枚モノ。

『SO FAR SO GOOD』から6年のスパンを経て制作された本作ですが、その間にオリジナルアルバムは『18 'TIL I DIE』(1996年)『ON A DAY LIKE TODAY』(1998年)の2枚しか出ておらず、かつ両作ともアメリカではかつてのようなヒットにはつながっていないこともあってか、本ベストアルバムが全米リリースされるのは2001年になってからでした。

全16曲の収録曲のうち『SO FAR SO GOOD』との被りは5曲と意外に少なめで、その内訳は4thアルバム『RECKLESS』から2曲(「Summer Of '69」「Run To You」と地味なセレクト)、6thアルバム『WAKING UP THE NEIGHBOURS』から2曲(「Can't Stop This Thing We Started」「(Everything I Do) I Do It For You」)、1stベストアルバム『SO FAR SO GOOD』から当時の新曲「Please Forgive Me」、アルバム未収録だったブライアン&ロッド・スチュワート&スティングによる「All For Love」(1993年)、7thアルバム『18 'TIL I DIE』から4曲、8thアルバム『ON A DAY LIKE TODAY』から3曲(うち「Cloud Number Nine」は未発表リミックスバージョン)、そして1997年に発表されたライブアルバム『MTV UNPLUGGED』のみ収録の新曲2曲(「I'm Ready」「Back To You」)と、本作のために制作された新曲「The Best Of Me」。『SO FAR SO GOOD』が80年代のUSヒットに寄せたものだとしたら、本作は90年代以降のUKヒットを総括した内容といったところでしょうか。

上記のように『SO FAR SO GOOD』との被りが比較的少ないこともあり、1993年以降の90年代を振り返る意味では非常に手軽な内容と言えます。とはいえ、本作も泣く泣くカットされた90年代のヒット曲が少なくないので、『SO FAR SO GOOD』同様にあくまでビギナー向けの1枚といったところでしょうか。

なお、本作も2022年2月までサブスク上で確認できたものの、気づけば『SO FAR SO GOOD』とともに消えてしまいました。

 


▼BRYAN ADAMS『THE BEST OF ME』
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2021年8月 4日 (水)

CREEPER『ETERNITY, IN YOUR ARMS』(2017)

2017年3月24日にリリースされたCREEPERの1stアルバム。

2014年にイギリス・サウスハンプトンで結成された6人組バンド。2015年に早くもRoadrunner Recordsと契約し、2枚のEPを経て届けられたのがこのアルバムです。

サウンド的にはエモやポップパンクの影響下にあり、その個性的なヴィジュアル含めゴシックパンク/ホラーパンクのカテゴライズされる彼らですが、今作では非常にわかりやすいストレートなメロディックパンクを鳴らしています。どの曲も2〜3分程度の短尺ということもあり、全11曲で36分というトータルランニングも非常に納得がいくものがあります。

オープニングを飾る「Black Rain」といい、続く「Poison Pens」「Suzanne」といい、疾走感あふれるパンクサウンドに哀愁味の強いメロディが乗せられた楽曲構成は2000年代半ばに流行したエモ/エモパンクに通ずるものがあり、本作リリース時にMY CHEMICAL ROMANCEあたりと比較されたのも理解できます。「Hiding With Boys」あたりはMCRが演奏しても違和感なさそうですしね。

しかし、MCRと大きく違うのは、このバンドが英国出身だということ。メロディ運びはエモ以降のそれと重なるものがあるかもしれませんが、アレンジの随所からは古き良き英国音楽の香りがにじみ出ており、もうちょっと(良い意味で)品格や厳格さが感じられる気がするのです。もちろんMCRもそういったブリティッシュロック/ポップからの影響は多大に受けているでしょうけど、こちらは根っからのイングリッシュマンというイメージかな。歌詞含め、ひねくれ具合は英国人ならではという気がします。

本作はまだまだオリジナリティの確立までは到達していませんが、彼らが本当に意味で“化ける”のは続く2ndフルアルバム『SEX, DEATH & THE INFINITE VOID』(2020年)でのこと。この1stアルバムも全英18位と、新人にしては好記録を樹立していますが、続く2作目は英国文化ここにあり!と高らかに宣言するような内容で初のトップ5入(最高5位)を記録。その化けっぷりには度肝を抜かれますが、思えば本作における「Crickets」や「I Choose To Live」からはすでに次作への片鱗が感じられます。

本作でのポップパンク的スタイルが好きだったリスナーにはその後の変化は受け入れ難いものかもしれませんが、上記のような楽曲に唸らされた筆者としてはこの変化/進化は大歓迎でした(その変化の要因が、メンバー自身が死と直面したことだと知り、あとで驚いたわけですが)。

 


▼CREEPER『ETERNITY, IN YOUR ARMS』
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2021年7月28日 (水)

METAL CHURCH『CLASSIC LIVE』(2017)

2017年4月28日にリリースされたMETAL CHURCHのライブアルバム。本作の日本盤単品リリースは現在まで実現しておらず、代わりに最新オリジナルアルバム『DAMNED IF YOU DO』(2018年)デラックス盤にボーナスディスクとして付属。

本作は2016年に発表したマイク・ハウ(Vo)復帰作『XI』を携えたツアーにて披露された、1stアルバム『METAL CHURCH』(1984年)から5thアルバム『HANGING IN THE BALANCE』(1993年)までの楽曲からセレクトした9曲に、3rdアルバム『BLESSING IN DISGUISE』(1989年)収録の「Fake Healer」再録バージョン(ゲストボーカルにQUEENSRYCHEのトッド・ラ・トゥーレが参加)を加えた10曲で構成。まさに“CLASSIC”の名に相応しい内容となっています。

内訳的には下記のとおり。

1st『METAL CHURCH』(1984年):M-1
2nd『THE DARK』(1986年):M-5、M-6
3rd『BLESSING IN DISGUISE』(1989年)M-8、10
4th『THE HUMAN FACTOR』(1991年):M-2、4、9
5th『HANGING IN THE BALANCE』(1993年):M-3、7

『THE HUMAN FACTOR』からの楽曲が最も多く、『BLESSING IN DISGUISE』からのライブテイクが「Badlands」のみというのが不満っちゃあ不満ですが、マイク加入前の『THE DARK』から「Watch The Children Pray」「Start The Fire」のマイク歌唱バージョンを楽しめるとう点ではお得感が強いかなと。せっかくならもっと曲数を増やしてほしかったな、と思うのですが、当時のツアーでは旧曲をこれくらいしかやっていなかった可能性も大なので、まあ仕方ないのかな。ほかにも良い曲、たくさんあるんですけどね。

今のMETAL CHURCHの姿をライブ音源を通じて体験するというよりは、過去の名曲群を今のライブサウンドで聴くというくらいのスタンスなのかな。さすがにイマドキ、CDにライブ音源9曲+ボートラでスタジオ再録1曲はモノ足りなさすぎますよ。

そういう意味では『DAMNED IF YOU DO』のレビューにも書いたように、『DAMNED IF YOU DO』のオマケ程度でこのライブベストを楽しむのがもっとも正しい聴き方なのかな?という気も。あとは、2019年8月の25年ぶり再来日公演の余韻を味わったり、同ライブに行けなかったことを悔しがりながら聴くのもアリかと(笑)。

……なんてこと言って、実はそのライブがマイク・ハウ在籍時最後の来日になるとは、当時は思いもしませんでしたが……。

マイク・ハウの冥福をお祈りいたします。

 


▼METAL CHURCH『CLASSIC LIVE』
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2020年12月17日 (木)

SOUNDGARDEN『ULTRAMEGA OK』(1988)

1988年10月31日にリリースされたSOUNDGARDENの1stアルバム。日本盤は1994年3月、バンドの初来日にあわせて初CD化されています。

オリジナル盤はSST Recordsからのリリースですが、2017年に発売されたジャック・エンディノによるリミックス&1987年録音のデモ音源追加によるリイシュー盤からはSub Pop Recordsから発売されています。特に日本盤はオリジナルのアートワークが採用されており、シャープになった音像とともにカッコ良さが増したような印象を受けます(インディーズバンドらしいチープなオリジナルジャケットも好きですけどね)。

メジャー進出第1弾となる次作『LOUDER THAN LOVE』(1989年)の1年前に発表された本作は、クリス・コーネル(Vo, G)、キム・セイル(G)、ヒロ・ヤマモト(B, Vo)、マット・キャメロン(Dr)という編成でレコーディング。初期の代表曲といえる「Flower」からヘヴィな音像でスタートし、アグレッシヴなアップチューン「All Your Lies」、重苦しいミドルチューン「Beyond The Wheel」など、のちに本格的開花する“SOUNDGARDENらしさ”はすでにこの時点でほぼ完成の域に達しつつあることが確認できます。

クリスのハイトーンボイスも終始絶好調。キムのギターもヒロ&マットのリズム隊が繰り出すサウンドもうねりまくっており、カッコいいったらありゃしない。でも、これを聴いて彼らを“グランジ”という枠で括るのはちょっと違和感がありゃしないか?と思うのは自分だけでしょうか。

確かに「Mood For Trouble」や「He Didn't」あたりにはその香りを感じるものの、ヒロがボーカルをとる「Circle Of Power」やハウリン・ウルフのヘヴィロック風カバー「Smokestack Lightning」、「Nazi Driver」「Head Injury」あたりからはグランジというよりはハードコアパンクからの影響が伝わってきます。もちろん、それらがグランジのルーツになっているのは間違いない事実ですが、どうにもこうにもクリスがハイトーンで歌う以上はハードロック的なものに聴こえてしまう。その個性、クセの強さがSOUNDGARDENを初期の時点で特別なものへと確立させていた、その事実を確認できるという意味において、本作の果たす役割は非常に大きなものがあるのではないでしょうか。

にしても、2017年リイシュー盤の音質のクリアさには改めて驚かされます。それもあってか、オリジナル盤の音圧やチープさに慣れてしまっていた自分にとって、このリイシュー盤は“ほぼ新作”みたいな感覚で接することができたんですよね。現在ストリーミングなどで耳にすることができるのはこちらのリイシュー盤なので、「オリジナル盤を知ってこそ真のファン!」なんていう奇特な方はぜひ中古でSST盤を探してみてください。その違いに驚くはずなので(笑)。

なお、リイシュー盤に収められたボーナストラック(1987年レコーディング)は本アルバムのレコーディングセッションからの初期バージョンのようで、「Incessant Mace」に関してはアルバム本編の完成版(6:20程度)に対してロングバージョンデモ(7:50)も用意されているので、聴き比べてみても面白いかもしれません。また、どの曲もアレンジを煮詰める前のスタジオライブ的な側面もあるので、バンド最初期のエネルギーに満ちた演奏を存分に楽しめるはずです。

 


▼SOUNDGARDEN『ULTRAMEGA OK』
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2020年12月15日 (火)

SCOUR『RED』(2017)

2017年11月3日にリリースされたSCOURの2nd EP。日本盤未発売。

SCOURは元PANTERA、現在はSUPERJOINT、PHILIP H. ANSELMO & THE ILLIGALS、EN MINORなどで活躍するフィル・アンセルモ(Vo)が2016年にスタートさせたエクストリームメタルバンド。メンバーはデレク・エングマン(G/ex. CATTLE DECAPITATION)、チェイス・フレイザー(G/ANIMOSITY)、ジョン・ジャーヴィス(B/当時はPIG DESTROYER、AGORAPHOBIC NOSEBLEED)、そして前作に参加したジェシー・スコベル(Dr/STRONG INTENTION)からアダム・ジャーヴィス(Dr/MISERY INDEX、PIG DESTROYER)へとメンバーチェンジしたものの、デスメタル/グラインドコアなどのエクストリームメタル界隈の名手たちが一堂に会しており、表現されるサウンドも初期デスメタルやブラックメタル直系のブルータルなもの。その手のファンにはたまらないものと言えるでしょう。

1年前に発表されたデビューEP『SCOUR』(2016年)から間髪入れずに発表された今作は、基本的に前作の延長線上にある1枚。いや、そのまま勢いで完成させたというのが正しいのかな。強烈なブラストビートと痙攣を超えたギターのトレモロリフにはさらに磨きがかかっており、オープニングの「Red」から「Barricade」までの4曲連続は息をする間も惜しむほどの“圧”で聴き手を圧倒させます。

かと思うと、5曲目「Sentenced」は映画のサウンドトラックを思わせるような仰々しさ満点のインストゥルメンタルで、「このタイミングにこういう曲を配置するのか、となるとラストナンバーはどうなる?」とワクワクしていると、最後の最後「Shank」で再び高速ビートのデスメタルを浴びせられ、全6曲で15分半という驚異的に濃厚な時間が幕を下ろします。

前作はお披露目的な意味も大きかったと思いますし、とりあえずやりたいことをやってみたというイメージの1枚でしたが、続く今作ではバンドとしての軸がガッチリと固まった印象を受けました。単なるプロジェクトではなく、パーマネントなバンドとして続けていく……そんな強い意思が込められたのが、この燃えたぎるような炎の赤をタイトルに関した本作最大の特徴ではないでしょうか。

なんてことを言いながら、今作から続く3rd EP『BLACK』(2020年)までに3年ものスパンを要することになるんですけどね(笑)。

 


▼SCOUR『RED』
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2019年11月 4日 (月)

CYHRA『LETTERS TO MYSELF』(2017)

2017年10月にリリースされた、CYHRAのデビューアルバム。

CYHRAとは、AMARANTHEでクリーンボーカル・パートを担当していたジェイク・E(Vo)と元IN FLAMESのイェスパー・ストロムブラード(G)が新たに結成したバンド(プロジェクト)で、もともとジェイクはAMARANTHE在籍時からソロアルバムを計画しており、イェスパーもIN FLAMES脱退後にソロアルバムを制作しようとしていたところ、久しぶりに会った2人はそれぞれのソロについて話し合ったところ「じゃあ、一緒にやればいいじゃん」ということになったんだとか。やろうとしていたことが一致したわけですね。

結果、ジェイクは正式にAMARANTHEを脱退。イェスパーとのプロジェクトを本格化させ、ドラマーにアレックス・ランデンバーグ(ANNIHILATOR、LUCA TURILLI'S RHAPSODYなど)、ベーシストにIN FLAMES時代の盟友ピーター・イワースを迎え、この4人を軸にアルバム制作を開始。楽曲はジェイク&イェスパーが手がけ、イェスパーはギターのベーシックパートとメロディパート(ソロではなく)を中心にプレイし、ソロパートに関しては当時SHININGのメンバーだったオウゲ・ヴァロヴィルタがゲストプレイヤーとして演奏しています(その後、オウゲは正式メンバーとしてバンドに加入)。

AMARANTHEのメロディアスパートを担うフロントマンと、IN FLAMESのメンバー2人が参加していること、またアルバムジャケットの禍々しいアートワークから、聴く前は何となくメロデスからデスメタルの要素を差し引いたスタイルを想像したリスナーは少なくなかったはず……ってそれ、メロデスじゃなくてメロディアスなヘヴィメタルじゃんってツッコミはなしね(笑)。事実、僕も試聴するまではメロデスな方向を想像していたので。

で、公開されたリードトラック「Karma」はまさにその想像どおりの音。いや、純粋にカッコいい。ただ、バックトラックにメロデス的な要素は思ったよりもないよね。むしろ、後期IN FLAMESに寄ってるのかな。

アルバムを購入して、いざほかの楽曲も聴き進めていくと……あれ、めちゃめちゃカッコいいじゃん、これ。「Heartrage」も「Here To Save You」もすげえいい曲。だけどこれ、イェスパーの存在意義はどこにあるんだろう……と正直思ってしまいました。メロディにしろアレンジにしろ、明らかにAMARANTHEの流れを汲むものだし、ソロに関してはすべてオウゲが弾いているわけで。リフメイカーぶりは……うん、まあ確かにね。そこのみなのかなあ。抜群に優れた、モダンなメロディック・ヘヴィメタル作品だけにどこか歯がゆさが残ります。

長期的なツアー生活から距離を置きたくて始めたこのプロジェクト。イェスパーにとってこのCYHRAは安息の地になったのかなあ……なんてことを思いながら聴いていると、リリース半年後にピーターが脱退。ライブではベーストラックを同期で流していたそうですが、そのうちに今度はイェスパーがツアーを離脱。30数本程度のツアーでもダメだったか。

CYHRAはまもなく2ndアルバム『NO HALOS IN HELL』をリリース予定ですが、イェスパーはレコーディングに参加しているので、バンド脱退自体はまだのようです。が、ライブに関しては……ちょっと期待できないかも。もう一度、彼の勇姿を日本でも観てみたいんだけどねえ。

 


▼CYHRA『LETTERS TO MYSELF』
(amazon:日本盤CD / 海外盤CD / MP3

 

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