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2018年4月13日 (金)

HARDCORE SUPERSTAR『BAD SNEAKERS AND A PINA COLADA』(2000)

海外で2000年3月、日本で同年4月に発表された、スウェーデン出身の4人組ハードロックバンドHARDCORE SUPERSTARのワールドワイドデビューアルバム(本国では通算2作目)。ここ日本では90年代末にBACKYARD BABIESTHE HELLACOPTERSといった北欧出身のハードロック/ガレージロックバンドに大きな注目が集まったことにより、当初はその流れで語られることの多いバンドでした。が、そのスタイル的には80年代のLAメタル(ヘアメタル)バンドに近いのかなと。

とはいえ、本作では北欧のバンドらしい哀愁味に満ち溢れたメロディアス、かつハイテンションなハードロックを鳴らしています。オープニングナンバー「Hello / Goodbye」の無駄に高いテンションと勢いは、このアルバムを突破口に世界へ羽ばたいていこうとするバンドの強い意思すら感じられます。

かと思えば、HANOI ROCKSあたりにも通ずるマイナーキーの「Liberation」があったり、ポップで親しみやすくシンガロングしたくなるミディアムナンバー「Someone Special」もある。彼らがなぜここ日本ですぐ受け入れられたのか、なるほど納得といった気がします。

プロデュースはバンド自体によるものですが、楽曲アレンジ含め非常によく練られたものが多い気がします。が、本作収録曲の多くが、本国のみで発表したインディーズアルバム『IT'S ONLY ROCK 'N' ROLL』(1998年)にて発表済みの楽曲ばかりという事実があり、それをリレコーディングするうえでより練りこまれていったと取るのが正解のようです。だからデビュー盤なのにクオリティが高いんですね。

ノリの良さとメロディのキャッチーさ、全13曲で45分未満というトータルランニング、2000年という年代を考えるといささか時代錯誤なメンバーのルックス&ファッション、すべてが奇跡のようにマッチした1枚。だからこそ、彼らは続く『THANK YOU (FOR LETTING US BE OURSELVES)』(2001年)以降、決定打を生み出せずにだいぶ苦労を重ねるわけですが。

なお、日本盤のみボーナストラックとしてHANOI ROCKSの名曲「Don't You Ever Leave Me」のカバーを追加収録。若干チープな録音なので、アルバムの流れで聴くと最後にショボンとしてしまいますが、もちろん曲自体は名曲なのでオマケ程度で楽しんでもらえると。



▼HARDCORE SUPERSTAR『BAD SNEAKERS AND A PINA COLADA』
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投稿: 2018 04 13 12:00 午前 [2000年の作品, Hardcore Superstar] | 固定リンク