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2018年6月25日 (月)

REEF『REVELATION』(2018)

イギリスの4人組ロックバンド、REEFの通算5枚目となるスタジオアルバム。前作が『GETAWAY』(2000年)だから、実に18年ぶりですか……まあ2003年に一度解散して、2010年に再結成しているので、それも納得っちゃあ納得ですけどね。

現在のバンドメンバーはゲイリー・ストリンガー(Vo/最近SKINDREDの新作『BIG TINGS』にもゲスト参加してました)、ジャック・ベサント(B)、ドミニク・グリーンスミス(Dr)のオリジナルメンバーに、2015年に加入したジェシー・ウッド(G/ストーンズロニー・ウッドの実子)の4人。再結成以降、2012年には過去の音源と2002年に制作途中で頓挫した幻の5thアルバムのデモ音源をまとめたボックスセット『93/03』、2013年には配信限定ライブアルバム『LIVE FROM METROPOLIS STUDIO』、2014年にはシングル「Barking At Trees」、2016年にはライブアルバム『LIVE AT ST. IVES』とシングル「How I Got Over」といろいろ発表してきたものの、純粋なオリジナルアルバムは本当に久しぶりなんですね。

本作のプロデュースは名盤『GLOW』(1997年)や『RIDES』(1999年)を手がけたジョージ・ドラキュリアス(THE BLACK CROWESPRIMAL SCREAMKULA SHAKERRIDEなど)が担当。18年の空白をまったく感じさせない、『GLOW』や『RIDES』から地続きの楽曲やサウンドを楽しむことができます。

オープニングのタイトルチューン「Revelation」からいきなり飛ばしてきますが、シェリル・クロウをフィーチャーした2曲目「My Sweet Love」以降はいかにも彼ららしい、ユルくてまったりとしながらも地に足の着いた、グルーヴィーでアーシーなロックンロールが展開されていきます。

いやあ、良い意味で何も変わってない。いや、表層的には変わってないけど、ボーカルやサウンドからは以前以上の深みが感じられる。単に18年分歳を重ねたというのも大きいけど、再結成以降はライブを軸にマイペースな活動を続けてきた彼らならではの説得力が大きいのかなと。

確かに『GLOW』と比べたら勢いはないのかもしれないし、あれほどの奇跡的な整合感はないかもしれない。けど、聴けば間違いなく「これぞREEF!」と納得できる内容。このバンドに何を求めるかによって評価は異なるかもしれないけど、少なくとも彼らの作品を複数追ってきたリスナーにはぴったりフィットする内容だと思います。

ちなみに、本作には3曲のカバー曲を収録。2年前にシングルリリースされた「How I Got Over」はアレサ・フランクリンなどで知られるゴスペルのスタンダート、「Darling Be Home Soon」はTHE LOVIN' SPOONFULが1967年に発表して全米15位まで上昇したナンバー、「Like A Ship (Without A Sail)」はPASTOR T.L. BARRETT & THE YOUTH FOR CHRIST CHOIRが1971年に発表したソウルナンバー。それぞれ原曲の雰囲気を残しつつ、よりREEFらしく生まれ変わっています。「How I Got Over」や「Like A Ship (Without A Sail)」なんてゴスペル隊までフィーチャーしてゴージャスさが増しているし、「Darling Be Home Soon」はフォーキーな原曲がよりファンクロック調に生まれ変わっている。特に「Darling Be Home Soon」や「Like A Ship (Without A Sail)」あたりは、90年代初頭のマンチェムーブメントを彷彿とさせるものがあるので、あのへんのダンサブルでソウル寄りのバンドが好きだった人にもオススメできるかも。

本作は日本盤リリースなし、デジタルリリースやストリーミングも今のところ国内配信なし。なのに、9月には実に15年ぶりの来日公演が決定しています。もしかしたら直近に国内盤リリースが決まってるのかな? せっかく来日するのに勿体ないですよね。ぜひしっかり流通させてもらいたいと思います。

※追記
2018年10月3日にボーナスディスク付き形態で日本盤がリリースされました。



▼REEF『REVELATION』
(amazon:国内盤2CD / 海外盤CD / 海外盤アナログ / MP3

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