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2018年7月 1日 (日)

LOVEBITES『BATTLE AGAINST DAMNATION』(2018)

2017年10月発売の1stアルバム『AWAKENING FROM ABYSS』に続く、LOVEBITESの最新EP。本作は日本盤発売からさほど変わらぬタイミングに海外でもリリースされており、8月に控えた『WACKEN OPEN AIR』に向けた景気づけの1枚となっています。

個人的にも1st EP『THE LOVEBITES EP』や『AWAKENING FROM ABYSS』は、昨年のメタルシーンを語る上で(特に後者は間違いなく)重要な作品だと思っています。実際、アルバム発表以降は国内ツアーや初のUK公演なども成功させ、本EP発売直後にはワンマンライブでは国内最大規模となるTSUTAYA O-EAST公演を大成功させています。僕もこのライブは拝見しましたが、過去2回のワンマンライブをよりスケールアップさせた内容で、バンドとして脂の乗った現状が余すところなく表現されていたと思います。

で、そのライブでもキーとなっていたのが、本EP収録の新曲4曲。ライブのオープニングを飾った「The Crusade」は今年2月のワンマンライブでも先行披露されていた1曲で、IRON MAIDENを彷彿とさせる“ツインリード風ギターリフでグイグイ引っ張る”タイプの王道メタルチューン。一回聴けば、問答無用で気にいるストロングスタイルの1曲は、すでに2月のライブの時点でも「今後ライブにおけるアンセムになるのでは?」と感じていたけど、その予感に間違いはありませんでした。

2曲目「Break The Wall」はスラッシュメタルをベースにした疾走チューンですが、ただ闇雲に突っ走るだけではなく、中盤にスロー&メロウになる展開も用意され、このバンドの懐の深さを感じさせるアレンジを楽しめます。ボーカルasamiの歌唱もただ激しいだけでなく、しっかりと色香を感じさせるもので、そこでも他の女性メタルシンガーとの違いをアピールしております。

で、本作のキモとなるのが、3曲目「Above The Black Sea」と4曲目「Under The Red Sky」。両曲ともクラシックをモチーフにしており、そのタイトルからも対になっていることが伺える力作なのです。シンフォニックメタルを彷彿とさせるアレンジ&サウンドの前者と、心ときめくハーモニーと思わず一緒にシンガロングしたくなるコーラスパートを持つ後者。どちらもEPで聴いたときから素晴らしいと思ってはいましたが、実は音源以上にライブでその威力を発揮する、本当に素晴らしい2曲であることを、声を大にして伝えたい……そう思い、国内アーティストながらも本ブログでピックアップしたわけです。

改めて、6月28日のライブはこのEPの新曲4曲を軸に、セットリストが組み立てられているなと、ライブと同じ曲順でプレイリストを作ってみて改めて実感。それくらいこの4曲は“LOVEBITESの今後”をしっかり提示しており、“これから”をより期待させてくれるのです。

これはまだまだ、来たる2ndアルバムへの序章に過ぎない……そう信じているし、あとになって「やっぱりそうだったね!」と思わせてくれるものすごいニューアルバムに期待したいところです。プレッシャーをかけるようでなんですが、今の彼女たちなら絶対にそれを成し遂げてくれる。そう信じています。



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投稿: 2018 07 01 12:00 午前 [2018年の作品, LOVEBITES] | 固定リンク