CONVERGE『BEAUTIFUL RUIN』(2018)
今年6月末に突如デジタルリリース&ストリーミング配信開始となった、CONVERGEの最新EP。トータルで7分に満たない、ショートチューン4曲で構成された勢い重視の1枚です。
ジャケットのテイストなどからもなんとなく想像できるように、本作は昨年11月にリリースされた5年ぶりのアルバム『THE DUSK IN US』と同時期にレコーディングされた、いわばアウトテイク集のようなもの、と言えるかもしれません。
アルバムでは長尺のミディアムヘヴィナンバーや叙情性の強いメロウナンバーなどを用意することで、これまでのCONVERGEの作品から頭ひとつ抜き出た異色作といったイメージを与えてくれましたが、このEPにはそういった要素は皆無。頭を空っぽにして、この激情まみれの爆音に浸ることができるはずです。
もうね、このEPに関してはこれ以上説明はいらないかなと。言葉よりもまず音。何か語っているうちに4曲あっという間に終わってしまうので。気を抜かずに接してほしいです。
『THE DUSK IN US』のレコーディングに際し、アルバム未収録曲が5曲残っているようなことを、リリース当時のインタビューでメンバーが語っており、そのうちの1曲「Eve」はアルバムからのリードシングル「I Can Tell You About Pain」にカップリングとして収録済み(この7分強もあるダークでカオティックな大作は、Spotifyなどストリーミングサービスでも聴くことができます)。
残る4曲がどういった形でリリースされるのか、はたまたこのまま発表されずじまいなのか、それは神のみぞ知るといったところでしたが、まさかこういう形でサプライズリリースされるとは思ってもみませんでした。
これで『THE DUSK IN US』関連の音源はすべて世に出たことになります。いまだ実現しない同作の日本盤発売、そして来日公演。ぜひ今後日本盤を発表することが実現した際には、ぜひEPなどの5曲を別添えにした“コンプリートエディション”にしてもらいたいところです。『THE DUSK IN US』に関してはすでに輸入盤CD、アナログ盤を購入済みですが、ちゃんと国内盤も購入しますので。よろしくお願いします。
にしても、改めて。『THE DUSK IN US』発売から9ヶ月近く経ちましたが、まだまだ色褪せない傑作だなと。そして、5曲のアウトテイクを通して再び『THE DUSK IN US』に戻ると、またこの作品の個性が際立つのではないかと思うのです。まだ聴いていないというリスナーがいましたら、悪いことは言いません。今すぐ聴きなさいって。もちろん、できるだけ大音量でね。
▼CONVERGE『BEAUTIFUL RUIN』
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