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2019年1月17日 (木)

RED HOT CHILI PEPPERS『CALIFORNICATION』(1999)

1999年6月にリリースされた、RED HOT CHILI PEPPERSの7thアルバム。前作『ONE HOT MINUTE』(1995年)に単発で参加したデイヴ・ナヴァロ(G/JANE'S ADDICTION)に代わり、『MOTHER'S MILK』(1989年)や『BLOOD SUGAR SEX MAGIK』(1991年)の立役者のひとりジョン・フルシアンテ(G)がバンドに復帰。「Scar Tissue」(全米9位)、「Otherside」(同14位)、「Californication」(同69位)といったシングルヒットも手伝い、アルバムも全米3位まで上昇し、アメリカのみで600万枚以上、世界トータルで1600万枚を超える最大のヒット作となりました。

『ONE HOT MINUTE』ではデイヴの色もあり、非常にハードロック的要素が強い内容でしたが、今作では再びジョンのカラーが強まっています。それは『BLOOD SUGAR SEX MAGIK』からのヒット曲「Under The Bridge」(全米2位)や「Breaking The Girl」、あるいはジョン不在ながらも映画に提供した「Soul To Squeeze」(全米22位)で提示した“枯れ”の要素が至るところから感じられることで理解できるはずです。

オープニングの「Around The World」こそ、イントロで派手なプレイを堪能できますが、いざ歌が入ると一気に落ち着く。かと思うと、続く「Parallel Univers」ではどストレートなハードロックを聴かせ、「Scar Tissue」では緩やかなポップサウンドを響かせる。「Otherside」や「Californication」ではまさに“枯れ”や哀愁味がど直球で表現されているんですから……。

「Get On Top」や「Right On Time」といった楽曲では、当時のレッチリファンがイメージする“らしさ”……ハードなファンクロックが展開されるものの、そういったカラーは本作では味付け程度。結局「Easily」みたいなロックチューンや「Road Trippin’」のようなメロウなミディアム/スローナンバーが軸になっており、これこそが当時ジョンがやりたかったことなんでしょうね。

もちろん、その要素が世の中的に受け入れられることで、バンドは大成功を手に入れるわけですが、それと同時にあの“おバカ”さは影を潜めていく。そんなもどかしさを、このアルバムが発売された20年前に味わったことを、今でも昨日のことのように覚えています。

けど、今となってはこのアルバムも問答無用の傑作の仲間入り。もはやそんなわだかまりもなくなり、素直に楽しめるようになりました。だって、良い曲は良い曲以外の何者でもないし、それはアルバムもしかり。間違いなく90年代のレッチリが残した傑作のひとつであり(って3枚しか出してないけど)、それ以降のレッチリの指針となった記念碑的1枚です。



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