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2019年2月11日 (月)

THE KNACK『GET THE KNACK』(1979)

1979年6月にリリースされた、THE KNACKの記念すべきデビューアルバム。「My Sharona」(全米1位)、「Good Girls Don't」(同11位)のヒットも手伝い、アルバム自体も全米1位を記録。200万枚以上を売り上げる代表作となりました。

1978年結成というど新人の彼らが、なぜデビューまもなくして「My Sharona」というメガヒットを生み出すことができたのか。当時小学生だった自分には知る由もありません。ルックスが良いわけでもないですしね。そう考えると、単純に曲の良さ・強さにより、ラジオを中心に広まっていったと考えるのが正しいのでしょう。実際、クセになる曲ですしね。

バンド自体はニューウェイヴの流れから誕生したのでしょうけど、ここで展開されるサウンドはパワーポップと呼ばれるジャンルそのもの。4ピース編成(ギター×2、ベース、ドラム)で奏でられるシンプルなスタイルは、アルバムジャケットのアートワークも手伝って、どこか“次世代のビートルズ”を思わせるものがあったのかもしれません。同時代に活躍し、同じビートルズの影響下にあるCHEAP TRICKは文字通りアイドル的色合いもありましたが、THE KNACKに関してはそういった要素は皆無(苦笑)。ですが、曲のキャッチーさに関しては負けていないわけです。

ハードロックほど歪み切らないギターサウンドと気持ち良いハーモニーを軸に、このアルバムはドライブ感の強いアップチューン「Let Me Out」で幕を開けます。この曲のカッコ良さといったら……正直、自分は「My Sharona」よりも上だと思っています。その後もアップダウンを繰り返しながら、極上のポップチューンを聴かせてくれる。「She's So Selfish」のクールさ、「Maybe Tonight」の切なさったら、もうね。たまりませんよ(笑)。

アルバム後半にはバディ・ホリーのカバー「Heartbeat」も収録されており、このアレンジも素直にカッコいいもの。「Lucinda」で聴けるR&B調アレンジも意外性があって良いし、全12曲本当に無駄がないんですよね。

思えばあの頃はTHE CARSやDEVO、BLONDIEといったバンドがウケていたわけで、その流れにありつつもうちょっとベーシックなロックバンド(なおかつ曲がキャッチー)というのもあって、受け入れられたのかな……のわりにバカ売れしたのはこの1枚で、あとはひたすら下降する一方でしたが(苦笑)。いや、その後も良いアルバム、結構あるんですけどね。『SERIOUS FUN』(1991年)とか『ZOOM』(1998年)とか。

個人的には、2005年のフジロックで彼らを観られた(しかもドラムがMR. BIGのパット・トーピー!)のが一生の思い出。ナマで「My Sharona」を聴けたわけですし。その5年後、フロントマンのダグ・フィーガー(Vo, G)は亡くなってしまうので、あれが最初で最後のチャンスだったんですよね……。



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