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2019年2月12日 (火)

LENNY KRAVITZ『LET LOVE RULE』(1989)

こちらはデビュー時“ビートルズの再来”ではなく“ジョン・レノンの再来”と言われた、レニー・クラヴィッツのデビューアルバム(1989年9月発売)。リリース当初は全米61位、全英56位と大きなヒットにつながりませんでしたが、1990年にマドンナの「Justify My Love」をプロデュースしたことで一躍有名となり、続く2ndアルバム『MAMA SAID』(1991年)へと続いていくことになります。

僕も本作発売当時は音楽誌で名前を目にした程度で、音源を聴いたのはリリースから1年以上経ってから。たぶん「Let Love Rule」か「Mr. Cab Driver」をラジオで聴いたか、MTVでMVを目にしたかがきっかけだったと記憶しています(もはやどっちが先か覚えていませんが)。自分的にはそれほど衝撃的……類の音楽ではなかったものの、どこか引っかかるものがあり、レンタルショップに行ったんだけど置いておらず。結局WAVEだったかCISCOだったかでCDを購入したんだったかな(それすらもあやふや)。その程度の出会いだったんですよね、最初は。

もっとも、僕自身が彼に興味を持ち始めるのが次作『MAMA SAID』の「Always On The Run」を聴いて(いや、同曲のMVを観て)からなので……はい、GUNS N' ROSESスラッシュ(G)が参加していたからです。わかりやすいですね(笑)。なもんで、デビューアルバムの印象というのも本当に曖昧なもので、むしろ『MAMA SAID』でハマって以降聴き返してみて良さを知ったくらいなんです。

実際、派手さのないアルバムだと思います。宅録をベースに、要所要所でゲストを迎えるというスタイルはこのときからすでに始まっており、ストリングスや一部の分厚いコーラス以外はほぼ彼の演奏および声によるもの。ジミ・ヘンドリクスほどブルージーでもハードでもなく、ジョン・レノンほど思想が強くない。でも“ラヴ&ピース”の精神は至るところから感じ取れるし、何より楽曲が優れている。おそらく“スティーヴー・ワンダー以降、プリンス未満”ということなんでしょうけど、その“ちょうど良さ”がレニー・クラヴィッツの魅力であると同時に弱点でもあるのかなと。久しぶりにこのアルバムを聴き返して、そんなことを思ってしまいました。

あと、一時期「I Build This Garden For Us」を狂ったようにリピートしまくっていた時期があったな、ってことも急に思い出しました。何か因縁めいたものがあったんでしょうね、自分の中で。その理由すら思い出せませんが(苦笑)。

レニーにとっては重要な1枚なはずなんですけど、個人的には思ったよりもそこが伝わってこなかった残念なアルバム……というのは言い過ぎですが、思い入れはそれなりにありますよ。やっぱり初期3作は久しぶりに聴いても色褪せていないなと感じますし。うん、純粋に良いアルバムであることには違いありません。そこだけは保証します。



▼LENNY KRAVITZ『LET LOVE RULE』
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