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2019年4月28日 (日)

HOLLYWOOD VAMPIRES『HOLLYWOOD VAMPIRES』(2015)

アリス・クーパー(Vo)、俳優のジョニー・デップ(G)、AEROSMITHジョー・ペリー(G)を中心に結成されたスーパーバンド、HOLLYWOOD VAMPIRESが2015年9月に発表したデビューアルバム。リリース当時、全米43位/全英30位という成績を残しています。

アルバム本編14曲(日本盤やデラックス盤はさらにボーナストラック追加)中、オリジナル曲は3曲のみ、うち1曲は1分半程度のナレーションベースの楽曲なので、純粋なオリジナル曲は2曲と言えるでしょう。しかし、このバンドの魅力はそういったところにあるのではなく、ロッククラシックと呼ばれる過去の名曲群とそれらに参加する豪華なゲスト陣にあると言えるでしょう。

ピックアップされているカバー曲もTHE WHO「My Generation」、LED ZEPPELIN「Whole Lotta Love」、THE DOORS「Break On Through (To The Other Side)」、ジョン・レノン「Cold Turkey」、ジミヘン「Manic Depression」、SMALL FACES「Itchycoo Park」、PINK FLOYD「Another Brick In The Wall (Part 2)」、そしてアリス自身の「School's Out」などロックファンなら誰もが一度は耳にしたことがあるはずの定番曲ばかり。

そういった楽曲をアリスのボーカル、ジョニー&ジョーのギターを軸にブライアン・ジョンソン(Vo/AC/DC)、ペリー・ファレル(Vo/JANE'S ADDICTION)、ポール・マッカートニー(Vo, B, Piano)、オリアンティ(G)、ジョー・ウォルッシュ(G/EAGLES)、スラッシュ(G)、キップ・ウィンガー(B/WINGER)、ザック・スターキー(Dr)、デイヴ・グロール(Dr/FOO FIGHTERS)などそうそうたる面々で華麗に盛り上げているわけです。

軸にあるのは60〜70年代のクラシックロックに対する敬意と愛情なもんですから、アレンジに関しても基本的にはオリジナルに忠実。現代的に味付けするにしても破綻することがない範囲でのリアレンジとなっています。そういう意味も込めてのバンド名(ハリウッドに今も巣食うヴァンパイアたち)なのでしょうね。

ジョー・ペリーが思ったほど暴れまくってないとか、ジョニー・デップのギターテクが意外としっかりしているとか、久しくオリジナル新作を発表していなかったアリス・クーパーのボーカルをたっぷり楽しめるとか、そういった視点もあるものの、基本的には「キャリアのある大御所たちが嬉々としてロッククラシックをカバーして楽しむ様子を、目を細めて微笑ましく眺める」というのが本作を楽しむ上での趣旨なのではないかと。それくらい甘々でいいんじゃないかな。

そんなHOLLYWOOD VAMPIRESも間もなく4年ぶりの新作『RISE』をリリース予定。次作はオリジナル曲が中心で、カバーは3曲程度とのことで、最初のテーマから逆転してしまっていますが、果たしてどうなることやら。

 


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