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2019年4月29日 (月)

DEEP PURPLE『MACHINE HEAD』(1972)

言わずと知れたDEEP PURPLE初期の代表作。1972年3月に発売された通算6作目、イアン・ギラン(Vo)、リッチー・ブラックモア(G)、ジョン・ロード(Key)、ロジャー・グローヴァー(B)、イアン・ペイス(Dr)という第2期布陣での3作目にあたる1枚です。全英1位のみならず、全米7位という数字も残しており、続いて発売されたライブアルバム『MADE IN JAPAN』(1972年)のヒットも手伝って、「Smoke On The Water」が全米4位まで上昇するヒットシングルとなりました。

『DEEP PURPLE IN ROCK』(1970年)と並んで、初期パープル(第2期)を象徴する1枚と捉えられている本作は、オープニングの「Highway Star」や先の「Smoke On The Water」をはじめ、大作「Lazy」やライブ終盤を盛り上げる「Space Truckin'」などおなじみの楽曲が目白押し。ほとんどの楽曲がライブで取り上げられる機会が多いし(2004年には全曲披露ライブも実施)、それこそ中高生の頃から聴き続けている自分にとってはギターやドラム、キーボードのちょっとしたフレーズまで“口コピ”できるほど体に刷り込まれた名盤でもあるわけです(それこそ「Pictures Of Home」のベースソロ含め)。

アグレッシヴなシャウトとクラシックの要素を取り入れたソロプレイとの対比が面白い「Highway Star」から始まり、ヘヴィでルーズな「Maybe I'm A Leo」、独特なグルーヴ感を持つ「Pictures Of Home」、シングルカットもされたキャッチーな「Never Before」というアナログA面の流れは本当に“これしかありえない!”ってほどに完璧なものだし、「Smoke On The Water」から始まりトリッピーな長尺チューン「Lazy」から「Space Truckin'」へと流れるB面の構成も文句なし。本当、これしかあり得ないんですよね。

どの曲もブルースをベースにしたものですが、そのメロディは非常にポップ。そして、それらをより親しみやすくしているのが、ギターやオルガンによるメインリフのキャッチーさ。その相乗効果から生まれる聴きやすさは、本作最大の武器と言えるでしょう。

また、楽器を演奏する者にとっては基本的なプレイはもちろんのこと、要所要所で飛び出す個性的なフレーズは非常に勉強になるものが多く、ハードロック云々ではなくロックプレイとしての教科書的な内容でもあると思うのです。それはボーカルにしても然りで、これだけパワフルに歌えたら、シャウトできたらと何度思ったことか……。

あまりに名盤すぎて本当に書くことがない……ってくらい、「黙って聴け!」と胸ぐら掴みたくなる。そんな文句なしの1枚。難しいことは考えず、じっくり楽しんでほしいと思います。

 


▼DEEP PURPLE『MACHINE HEAD』
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