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2019年8月27日 (火)

THE DEAD DAISIES『LOCKED AND LOADED: THE COVERS ALBUM』(2019)

2019年8月下旬リリースの、THE DEAD DAISIES初のカバーアルバム。日本では2週間遅れて、同年9月上旬にリリースされます。

彼らはこれまで4枚のスタジオアルバム、1枚のライブアルバムを発表していますが、その中には自身のルーツを表明するようなカバー曲を収録しています。また、ライブでもそういった楽曲は積極的に披露されており、いかにクラシックロックの存在がTHE DEAD DAISIESにとって切っても切り離せないものであるかが理解できるかと思います。

本作にはそういった各作品に収録されてきたカバー曲をひとまとめにすることで、そのルーツをより明確にする役割が課せられているわけです。と同時に、本作で初公開となるライブ音源も2曲(日本盤は3曲)も含まれており、すでに各音源を所有しているリスナーにとっても持っていて損はない1枚と言えるのではないでしょうか。

ピックアップされているカバーアーティストはSENSATIONAL ALEX HARVEY BAND、ハウリン・ウルフ、CCR(CREEDENCE CLEARWATER REVIVAL)、THE WHOTHE BEATLESTHE ROLLING STONES、GRAND FUNK RAILROAD、ニール・ヤング、DEEP PURPLEといった、メジャー感の強いものからコアなロックファンが喜びそうなマニアックなものまで。特に、日本ではそこまで一般的知名度の高くないSENSATIONAL ALEX HARVEY BANDが取り上げられているのは、海外ならではといったところでしょうか。

また、日本盤ボーナストラックの「Let It Be (Live)」含めビートルズが3曲も取り上げられているのは微笑ましいといいますか。やりすぎだろ!ってツッコミたくもなりますよね、そりゃ。

それぞれ録音時期が異なるため、曲によってバンドメンバーが異なるのはご愛嬌。1曲のみ(「Helter Skelter」)ジョン・コラビ(Vo)の前任であるジョン・スティーヴンス(Vo, G)が歌っているスタジオテイクが用いられています。この曲、ライブアルバム『LIVE & LOUDER』(2017年)でジョン・コラビが歌っているテイクもあるのに、スタジオテイクをそこまでして使いたかったんですかね。それとも満遍なく過去の在籍メンバーが参加した楽曲を使いたかったんでしょうか。

本作のみで聴くことができるのが「Rockin' In The Free World」と「Highway Star」の各ライブテイク(と、先の「Let It Be」)。前者は特筆すべき点はありませんが、後者は……あれ、意外とカッコいいじゃない(笑)。特に、オリジナルではジョン・ロード(Key)が弾いていたオルガンソロを完全にギターで再現している点が興味深く、聴いているだけでニヤニヤしてしまいます。

いわゆる“ファンアルバム”なので、これで今後の方向性がどうこう言いたくもないし、点数を付けたりもしなくないので。聴いた人が楽しめるかどうか、それで十分な1枚だと思います。

 


▼THE DEAD DAISIES『LOCKED AND LOADED: THE COVERS ALBUM』
(amazon:日本盤CD / 海外盤CD / MP3

 

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