MICHAEL SCHENKER FEST『REVELATION』(2019)
マイケル・シェンカー(G)率いるスーパープロジェクト、MICHAEL SCHENKER FESTの2ndアルバム。CDリリースは2019年9月20日のようですが、Spotifyでは8月下旬からアルバムが先行配信されているので、今回はCD発売に先駆けてこちらを聴いた感想を書いていきたいと思います。
前作『RESURRECTION』(2018年)から1年半強という短いスパンで届けられた本作。参加メンバーは基本的に変わっておらず、ボーカリストはゲイリー・バーデン、グラハム・ボネット、ロビン・マッコーリーというMSG(MICHAEL SCHENKER GROUPおよびMcAULEY SCHENKER GROUP)組にMICHAEL SCHENKER'S TEMPLE OF ROCKからドゥギー・ホワイトを加えた4人編成。ただ、演奏組に変化が生じております。
ご存知のとおり、テッド・マッケンナ(Dr)が今年1月に急逝。これを受けて、レコーディングでは名手サイモン・フィリップス(MICHAEL SCHENKER GROUPの1stアルバム制作に参加)とボド・ショプフ(ex. McAULEY SCHENKER GROUP)の2名がプレイ。もちろん、クリス・グレン(B)とスティーヴ・マン(G, Key)も変わらず参加しております。
また、今回はゲストとして“第5のシンガー”(笑)ロニー・ロメロ(RAINBOW、DESTINIA)が1曲「We Are The Voice」で歌唱。さらに、日本盤のみのボーナストラック「The Beast In The Shadows feat. Akira Takasaki / Loudness」(グラハム・ボネット歌唱曲)でLOUDNESSの高崎晃(G)がギターソロを披露しています。うん、豪華豪華。
楽曲を聴く限りでは、基本的には前作の延長線上にあると言えるでしょう。ただ、前作よりも肩の力が抜けた印象も受けます。それって悪く言えばマンネリ化していると捉えられるところで、僕も1曲目「Rock Steady」(4人歌唱曲)を聴いたときは「あれっ、もしかして今回は……」と不安になりかけたのですが、全体的にはそんなこと全然ありませんでした。
方向性的にはMcAULEY SCHENKER GROUP以降のモダンさを強めたもので、あまり古臭さは感じない……かな? もちろん、昨今のモダンメタルと比べたら幾分年寄り臭いですけど、そこは聴き手の価値観に委ねるとして……僕は前作以上にスルスルと聴き進められました。
ただ、前作では歌い手に合わせて曲をセレクトしていたように感じられたのですが、本作ではそのへんがちょっと曖昧になり始めているかもしれません。そういった意味では、意外性のある1枚とも言えるのかな。これはこれでアリだと思います。
ゲストのロニー・ロメロも“らしさ”全開で好印象。ただ、本家4人の歌が2作目にして早くも馴染み始めているのに対して、ロニーの歌は良い意味での異物感を放っているのが興味深いかな。全体を通して良いアクセントになったんじゃないかと思います。
本編ラストに収められたインスト「Ascension」も非常にアグレッシヴですし、全体的に“攻め”の1枚なのかな。となると、俄然ライブが楽しみになってくるのですが……来日は早くても来年かな。うまくスケジュールを調整してもらって、今度は単独公演で戻ってきてもらいたいですね。
▼MICHAEL SCHENKER FEST『REVELATION』
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