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2019年10月 7日 (月)

GATECREEPER『DESERTED』(2019)

2019年10月初頭にリリースされた、アメリカ・アリゾナ州出身の5人組バンドGATECREEPERの2ndアルバム。

2013年に結成され、単独EPや数々のスプリット作品をA389やClosed Casketといったアンダーグラウンドの名門から発表したのちに、大手Relapse Recordsと契約。2016年に1stアルバム『SONORAN DEPRAVATION』をリリースして以降は、精力的なツアー&フェス出演でファンベースを拡大し続けてきました。

彼らの魅力は、80年代のUSデスメタル・オリジネーター(OBITUARYなど)や90年代の北欧デスメタル勢、そしてBOLT THROWERに代表される初期UKデスメタルバンドのエッセンスを取り入れつつも、XIBALBAなどデスメタルやスラッジの要素を取り入れ始めたハードコアバンドとも並列で語れるようなスタイルを維持し続けているところでしょう。

チェイス・H・メイソン(Vo)のグロウルやスクリームはデスメタルそのものですが、バックで鳴らされているサウンドはデスメタルをベースにしつつも、ハードコアの疾走感や先鋭さも散りばめられている。そこには、単なる懐古主義とも異なる“ナウ”な感覚が息づいているように思います。

そう思わせてくれる強い要因のひとつに、本作のサウンドメイキングが挙げられると思います。実は彼らのアルバム2作品でミックスを手がけているのが、CONVERGEのカール・バルー(G)その人。とてつもなくヘヴィなのに音の分離が良く、塊としての殺傷力はもちろんのこと、楽器1つひとつがえげつないくらいの存在感を放っているのですから。そりゃ病みつきになりますわな。

まだまだメタルやエクストリームミュージックの範疇で語られることの多いかれらですが、実はこの2作目で本格的なブレイクスルーを果たすのではないか。この隙が一切感じられない傑作を前にしたら、誰もがそう思うはずです。

なお、レーベルからのプレスリリースには下記のような文言が添えられています。

「メタルを基調としながらジャンルを超えていくインパクトを放つという意味で、DEAFHEAVENやPOWER TRIPに通じるものを持ち、実際その2バンドのブレイク・スルーと非常に近い注目の浴び方をしている。」

上記2バンドの浸透の仕方に興味を覚えた方、悪いことは言いません。今すぐチェックしてみることをオススメします。

 


▼GATECREEPER『DESERTED』
(amazon:日本盤CD / 海外盤CD / MP3

 

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