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2019年11月15日 (金)

DREAM THEATER『WHEN DREAM AND DAY UNITE』(1989)

1989年3月に発売された、DREAM THEATERのデビューアルバム。日本では1ヶ月遅れ、同年4月上旬に発表されています。

昨日紹介したVOIVOD『NOTHINGFACE』(1989年)同様、MCA Records傘下のMechanic Recordsから唯一リリースされた本作は、現在も在籍するジェイムズ・ラブリエ(Vo)加入にチャーリー・ドミニシ(Vo)が唯一参加した作品でもあります。

プロデュースはバンドとテリー・デイト(PANTERASOUNDGARDENOVERKILLなど)が担当。ミックスもテリー・デイトが手がけており、それもあってか次作『IMAGES AND WORDS』(1992年)以降の作品と比較すると線が細く、迫力が足りない印象を受けます。

また、ケヴィン・ムーア(Key)のシンセの音色が前時代的といいますか、若干シンフォニックメタル系のそれに近く、そこも次作以上との違い(というか違和感)となっているのかな。

ただ、楽曲自体は以降の“らしさ”にも通ずる要素が見え隠れし、ここでの実験をブラッシュアップすることでのちの『IMAGES AND WORDS』へとつながっていったことは、聴けば容易に想像できると思います。

とはいっても、そこはDREAM THEATERのこと。6分近いスリリングなインストゥルメンタル・ナンバー「The Ytse Jam」は最高にカッコいいですし、2ndアルバム以降もライブで披露される機会が少なくなかった「A Fortune In Lies」や約9分におよぶ組曲「The Killing Hand」、スラッシーかつグルーヴィーな「Afterlife」など、今聴いても存分に楽しめる楽曲は少なくありません。うん、逆にこっちのほうが好きってリスナーも少なくないんじゃないでしょうか。

ラブリエのヘヴィメタルシンガー的歌い上げは苦手(自分含む)だけど、ゲディ・リー(RUSH)を彷彿とさせる“ハイトーンだけど、どこか淡々としている”チャーリー・ドミニシの歌唱は許せるっていうリスナー、少なくないのでは。自分もそうですから。

この軽くてペタペタしたドラムのサウンドプロダクションだけスルーできれば(いや、かなりハードル高いけど)、かなり楽しめる1枚だと思います。これはもはやリマスターの次元ではなく、今すぐリミックスしてもらいたい作品1位ですね(これまでも国内リマスター盤は発売されていますが、元の音質が音質なのでどうにもね)。

 


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