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2019年12月24日 (火)

ROB HALFORD WITH FAMILY & FRIENDS『CELESTIAL』(2019)

2019年10月中旬にリリースされた、ロブ・ハルフォードJUDAS PRIEST)のソロアルバム。本作は「ROB HALFORD WITH FAMILY & FRIENDS」名義で発表されており、文字通り彼の家族(弟や甥)や友人たちが演奏に加わっています。

アルバムタイトルの『CELESTIAL』は天空や天空、あるいは神聖さや神々しさを意味するワード。そこからも想像できるかと思いますが、本作はかつてHALFORD名義でリリースした『HALFORD III: WINTER SONGS』(2009年)に続くクリスマス・アルバムなのです。

クリスマス・アルバムというと「ホリデー作品」というイメージからか、非常に朗らかで緩やかな印象をイメージするかと思います。しかし、今作で展開されている世界観はロブ・ハルフォードおよび彼が在籍するJUDAS PRIESTの持つイメージそのもの。つまり、HR/HMのテイストを維持しつつクリスマスの世界観が描かれているわけです。

全12曲(オープニングSE含む)中、オリジナルナンバーは4曲。オープニングを飾る「Celestial」は続く「Donner And Blitzen」への序章にあたるインストなので、実質歌モノ・オリジナル曲は「Donner And Blitzen」「Morning Star」「Protected By The Light」のみとなります。それ以外は純粋なクリスマスソングやクリスマスにまつわるスタンダードナンバーで、中には「Joy To The World(もりびとこぞりて)」みたいな誰もが知る曲も含まれています。

まあとにかく、冒頭の「Donner And Blitzen」からして最近のJUDAS PRIESTや70年代のハードロック時代のプリーストに近い曲調/サウンドなので、クリスマス・アルバムだからといって気構える必要はないかなと。ダーク&スローな「Away In A Manger」のあとにメジャーキーのミディアムバラード「Morning Star」が並ぶ構成は最近のプリーストではまずない流れ/曲調ですが、ロブのソロとして捉えれば全然アリなのではないでしょうか。

かと思うと、続く「Deck The Halls」ではザクザクしたギターリフにタイトなリズムが絡み合い、そこにアグレッシヴなロブのボーカルが乗る。「Joy To The World」もしっかりプリースト調にアレンジされているけど、曲が持つキャッチーさとスタンダード感に思わずニヤリとするはず。これを真顔で真剣に(あるいや楽しげに)歌うロブの姿をイメージするだけで、白米5杯はペロリといける……はず(笑)。

ラストのオリジナル曲「Protected By The Light」は2分にも満たない、オルガンやストリングスをバックに朗々と歌うロブを堪能できます。これもアリだな……と素直に思えるのは、きっと今現在ロブおよびプリーストの状況が良好だからこそ。ここ数日間はもちろんのこと、年の瀬に向けて思いっきり大音量で楽しみたい、メタル流クリスマス・アルバムの傑作です(1年を通して楽しめる内容ではないので、年間ベストには選ばないけど)。

 


▼ROB HALFORD WITH FAMILY & FRIENDS『CELESTIAL』
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