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2020年1月 8日 (水)

KVELERTAK『KVELERTAK』(2010)

ノルウェー出身の6人組HR/HMバンド、KVELERTAKが2010年6月に本国でリリースした1stアルバム。北米では6曲のボーナストラックを追加した形で、翌2011年3月に発売されています。日本盤未発売。

僕が彼らのことを知ったのは、続く2ndアルバム『MEIR』(2013年)からで(同作で日本デビュー)、後追いでこの1stアルバムまでたどり着きました。で、「うわーっ、もっと早くに出会っていたかった!」と実感させられることになるわけです。

トリプリギター編成でサウンドはストレートなロックンロール/爆走ハードロックと聞くと「それ、3人も必要?」と思ってしまうわけですが……この分厚さを出すには3人必要! 絶対3人じゃなきゃダメなわけですよ。

彼らが体現しているのは“Black 'N' Roll”と呼ばれる“ブラックメタル+ロックンロール”というエクストリーム・メタルの一種で、MOTÖRHEAD直系のハードドライヴィングなロックンロールに、ブラックメタル調のスクリームを乗せたスタイルは決して馴染みやすいとは言い切れないもの。しかし、アルバムを聴き進めていくと不思議とクセになってくるのです。

ギタリスト3人は無駄じゃないか?と先に書きましたが、このうち1人はピアニストも兼任。曲によってはTHE HELLACOPTERSにも通ずるピアノプレイも聴かせてくれます。これがね、いいんですよ。例えば「Blodtørst」のサビで聴けるアンサンブル……ひとりがリフを刻み、もうひとりが泣きまくりのギターソロを乗せる。そして3人目はギターを弾かずにシンプルなピアノリフを刻み続ける……そうそう、俺たちが好きな北欧ロケンローバンドってみんなこうだったじゃん!っていう事実を思い出させてくれるのです。

にしても、メロディの役割を流麗なギターソロ/フレーズで代用してくれるところは、メロデスにも通ずるものがあるのかな。言語は非英語(1曲だけ英語詞)ですが、スクリームでほぼ何を歌っているか判別できないので、特に問題ないかなと(笑)。そのへんのブラックメタルやデスメタルが好きで、かつ北欧の爆走ロケンローバンドが好きというリスナーなら間違いなく受け入れられるはずです。

あと、リミッターを外したかのような生々しい録音状態も最高の一言。実は本作(と続く『MEIR』)ではプロデュース&ミックスをCONVERGEのカート・バルーが担当しているんです。ね、納得でしょ?

現在流通しているCDおよびストリーミング版は、USリリース同様6曲追加された全17曲バージョン。こちらでは2010〜2011年のBBCセッションズ4曲と2009年のデモ音源2曲を楽しむことができます。

 


▼KVELERTAK『KVELERTAK』
(amazon:海外盤CD / MP3

 

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