« NIGHTWISH『ONCE』(2004) | トップページ | DON DOKKEN『SOLITARY』(2020) »

2020年2月14日 (金)

【振り返り記事】MOTLEY CRUE THE FINAL TOUR IN JAPAN: ALL BAD THINGS MUST COME TO AN END@さいたまスーパーアリーナ(2015年2月14日)

Img_0476最後の来日公演を観てから今日でまる5年。実は当時も文字に残そうとは思っていたのですが、本編で起きた“とある出来事”のせいで消化不良気味になり、最終的には「ないわー(白目)」ということでそのまま書かずに終わっていたMOTLEY CRUEの「THE FINAL TOUR」さいたまスーパーアリーナ公演初日。モトリーは1987年の2度目の来日@武道館から何度と観てきていますが、特に直近の10年近くはセトリの内容もほぼ変わらずだったので、最後とはいえ「もういいかな?」という気持ちもあり(だってヴィンス・ニールが……以下自主規制)、結構ギリギリまで悩んだんですよ。

でも、最後の来日ではトミー・リーのドラムセットをそのまま持ち込む……つまり、観客の頭上を移動するローラーコースター型セットが日本上陸することがわかり、「あ、ヤバ。観なきゃ」と心変わり。結局、3万円のいい席(プレミアム・シート/アリーナ前方、別入り口から入場&グッズプレゼント)を即決で購入し、ライブに臨んだわけです。

先に行われた神戸ワールド記念ホール公演、日本ガイシホール公演に続く3公演目。しかも土曜開催ということで、ライブはほぼ完売状態。そういえば、このさいたまスーパーアリーナでモトリーを観るの、ほぼ10年ぶりなのか(オリメン復活でBUCKCHERRYをオープニングに迎えて開催。詳しくはここを参照)。いろいろ感傷に浸りながら会場入り。グッズは安っぽい布製バッグ……うん、使わないよね(苦笑)。そのまますぐにリュックの中にしまい、アリーナへと一歩踏み込むと……。

あ、ホントにあるわ(笑)。レールの話ですね。自分の席を探すと……真ん中より前方で、レールの真下。コースター型ドラムセットに乗りながら移動するトミーを見上げる形になるわけですよ。そりゃあテンション上がりっぱなしですわ。

さ、ここからは手短に(笑)。ライブは「Saints Of Los Angeles」からスタート。トミーのドラミングは相変わらず派手(ドラムセットはシンプル)でカッコいい。ニッキー・シックスは若干ふっくらしたけど、相変わらずカッコいい。ミック・マーズはほぼ定位置で、あのザクザクしたリフと流麗なソロを弾きまくり。うん、カッコいい。

ヴィンスは……言わなくてもわかるよな。うん(笑)。声も相変わらず出てないし、歌詞をはしょりながら歌って、要所要所で客に歌わせまくる、相変わらずのスタイル。そこに関してはもう諦めているしお約束だと思っているからいいんだけど、やっぱりルックスだけは……せめて最後なんだし、もっとちゃんとしてよと思わずにはいられなかったな。

セトリは特に新鮮味のない、王道のグレイテスト・ヒッツ。ここ10年ちょっとで急に定番曲と化した1stアルバム『TOO FAST FOR LOVE』(1981年)収録曲の「On With the Show」や「Too Fast For Love」があったり、ゲイリー・グリッター「Rock & Roll Part 2」をフィーチャーした「Smokin' In The Boys' Room」、これをやるならもっとほかのオリジナル曲やれよと思わずにはいられなかったSEX PISTOLSカバー「Anarchy in the U.K.」など、まあ2000年代のモトリーらしさをそのまま凝縮した感じです。

中盤のピークは、アルバム同様イントロダクションSEも用意された「Dr. Feelgood」や「Shout At The Devil」。特に後者はリアレンジ版じゃなくてオリジナルバージョンなのもよかったかな。そこから4人の絆を表現したMVがもはや苦笑もの(笑)の「Don't Go Away Mad (Just Go Away)」へと続き、いよいよドラムソロへ。

待ってました! ドラムセットがじわじわと動き出し、そのままレールに沿って上昇し始めるのですが、天井付近まで上がって僕のいるだいぶ手前くらいで動きが止まり……おお、じわじわと焦らすわけですね(笑)。しばらく止まったままドラム叩きまくり、そろそろ動くのかな……と思っていたら、レール付近にテクニカル・スタッフさんが近寄っていき……あれ、これってトラブル!?……トミー、なんか戸惑っている様子。そのまま「Fuck up!」と一言残し、ドラムセットがステージ方向に後退していく……あ、終わり?

すかさず、ミックがステージに登場してギターソロ開始。あ、マジか。本当にトラブってドラムソロ終了かよ……。

当時、僕はSNSにこういった感想を残しています。

「ドラムソロ、機材トラブルで中止。頭上に来ませんでした...」
「いやあ、最後までクソバンドだったなあw」
「ドラムソロに3万円払ったのにね!」
「ドラムソロ、レールの途中で止まったまま。トミー・リー、fuck upと叫んで中断。結局再開なし。レアだけどなんだかなあ。なんのアナウンスもなかったし。」
「以後、テンションだだ下がりで棒立ちでした。最後がこれかあ。まあ、らしいっちゃあらしいけど。」

Img_0474ホントこれ。「Live Wire」が始まろうが何しようが、最後までほぼ棒立ち。本編ラストの「Kickstart My Heart」でさえ、無感情でステージを見つめていた記憶があります。

でも、ちょっとだけ心が動かされ、気持ちが持ち返したのがアンコール。すぐ後ろにあるPA卓のさらに後ろにミニステージがあり、メンバーがそこに登場。ラストナンバー「Home Sweet Home」をここで演奏してくれたわけです。しかも、このミニステージがどんどんせり上がっていくわけです……ああ、そのままローラーコースターのレールを逆走してくれたらいいのに、なんて思ったことはここだけの話(笑)。こうして約100分にわたる僕にとってのMOTLEY CRUEラストステージは幕を降ろしたのでした。こういう終わり方、このバンドらしいよな(笑)。

きっと1万円の席にしていたら、次の日も当日券で入ったんだろうけど、さすがに3万円払ったあとなので……こういう終わり方もいいかな、と思ってしまった自分もまたいて。腐れ縁のバンドの最後としては、こういう最低な終わり方もまた最高かな(笑)。

あれから5年……映画があったり、新曲があったり、ライブ活動再開させたり、すべてが予想通りの流れで進み(笑)。そこも含めてダメで最低で最高。This is MOTLEY fuckin' CRUE!

 

【セットリスト】
01. Saints Of Los Angeles
02. Wild Side
03. Primal Scream
04. Same Ol' Situation (S.O.S.)
05. Looks That Kill
06. On With the Show
07. Too Fast For Love
08. Smokin' In The Boys' Room(feat.「Rock & Roll Part 2」)
09. Mutherfucker Of The Year
10. Anarchy in the U.K.
11. T.N.T. (Terror 'N Tinseltown) 〜 Dr. Feelgood
12. In The Beginning 〜 Shout At The Devil
13. Don't Go Away Mad (Just Go Away)
  〜 Tommy Lee Drum Solo
  〜 Mick Mars Guitar Solo
14. Live Wire
15. Too Young To Fall in Love
16. Girls, Girls, Girls
17. Kickstart My Heart
<アンコール>
18. Home Sweet Home

« NIGHTWISH『ONCE』(2004) | トップページ | DON DOKKEN『SOLITARY』(2020) »

Motley Crue」カテゴリの記事

2015年のライブ」カテゴリの記事

2020年2月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29

カテゴリー

無料ブログはココログ