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2020年6月27日 (土)

BRING ME THE HORIZON『PRASITE EVE』(2020)

2020年6月26日、満を辞して配信リリースされたBRING ME THE HORIZONの新曲。

2019年は1月にニューアルバム『amo』をデジタル/フィジカルリリースし、11月には新曲「Ludens」をデジタルリリース、さらに同年末には全8曲/75分という大作EP『Music to listen to-dance to-blaze to-pray to-feed to-sleep to-talk to-grind to-trip to-breathe to-help to-hurt to-scroll to-roll to-love to-hate to-learn Too-plot to-play to-be to-feel to-breed to-sweat to-dream to-hide to-live to-die to-GO TO』を配信リリースするなど精力的な創作活動を続けてきたBMTH。意外にも、この「Parasite Eve」が2020年最初の新曲となります。

「Ludens」や『Music to listen (中略) to-GO TO』ではDTMベースの、ミニマムなデジタルサウンドへと移行しつつありましたが、この新曲では再びラウドなギターをフィーチャーしたラウドでメロウなロックを展開しています。最新EPでBMTHに対しての興味が薄らいでいたという旧来のリスナーにとっては、この復調ぶり(?)は喜ばしいものではないでしょうか。

といっても、ここで鳴らされているサウンド/方向性はあくまでBMTHというボーダレスな音楽活動を続けるバンドにとって“コマのひとつ”でしかないと思うんです。EPで実験的なことに注力したからといって、今後も同じスタイルで新曲を量産するかは誰にもわからないのと同じように、『THAT'S THE SPIRT』(2015年)と『amo』が異なるスタイルであるように、この次に出てくる楽曲もラウドファンを納得させるスタイルとは限らない。だからこそ面白いわけで、注目に値する存在だと思うわけです。

メロディラインやサウンド・コンテクストは確実に『amo』の延長線上にあるもので、特別新しいことをやっているわけではない。ただ、その素材の組み合わせ方の妙に「なるほど〜」と思わせる興味深さがあり、まだまだ新鮮味を感じ取ることができる。そういう意味では、このスタイルもそろそろ限界が近づいているのかな。『SEMPITERNAL』(2013年)から着実に進化を続けてきたスタイルではあるものの、ロックバンドという枠で考えたらそろそろ次の一手が必要になる時期なのかもしれません。

……なんて難しいことを長々と書きましたが、それでも純粋にカッコいいと思えているうちは素直に楽しもうと思います。配信スタートしてから、何度も何度も繰り返し聴いてますが、今のところ飽きはきてないですしね。

(にしても、「Ludens」が小島秀夫の新作ゲーム『デス・ストランディング』からインスパイアされた楽曲ですし、今回の「Parasite Eve」は映画化&ゲーム化もされた瀬名秀明の小説『パラサイト・イヴ』と同タイトルですし。後者は確実にこじつけですけど、意外とそことのつながりも大きかったりして)

(追記)
先の『パラサイト・イヴ』との関係性ですが、どうやらタイトルはゲーム版『パラサイト・イヴ』からインスパイアされたそうです。この記事、見逃していたんだけど楽曲自体はコロナ禍前に制作されたものなんですね。

 


▼BRING ME THE HORIZON『PRASITE EVE』
(amazon:MP3

 

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