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2020年10月10日 (土)

LINKIN PARK『HYBRID THEORY: 20TH ANNIVERSARY EDITION』(2020)

2020年10月9日にリリースされた、LINKIN PARKの1stアルバム『HYBRID THEORY』(2000年)の20周年記念デラックス盤。全24曲入りのCD2枚組と、全80曲で構成されたボックスセットおよびデジタルエディションの2仕様が用意されています。

内訳は、CD2枚組仕様が『HYBRID THEORY』本編(DISC 1)と当時のシングルC/W曲やライブ音源、マリリン・マンソンによるリミックスなどを含む12曲入りレアトラック集(DISC 2)で構成。ボックスセットは『HYBRID THEORY』(DISC 1)、2002年発売のリミックスアルバム『REANIMATION』(DISC 2)、CD2枚組仕様のDSIC 2と同内容のBサイド・レアトラック集(DISC 3)、18曲入りファンクラブ・Linkin Park Underground(LPU)限定レアトラック集(DISC 4)、貴重な12曲入りデモ音源集(DISC 5)、アナログ盤で『HYBRID THEORY』と『REANIMATION』(2枚組)、メジャーデビュー前にリリースされた『HYBRID THEORY EP』(6曲入り/1999年)、そしてMVや2001〜2002年の貴重なライブ映像をまとめた2枚組DVDからなり、デジタル版ではCD DISC 1〜5に『HYBRID THEORY EP』を加えた80曲を一気に楽しむことができます。

この機会にアルバム『HYBRID THEORY』を改めて聴き返しましたが、本当によく作り込まれた、完成度の高いデビューアルバムだなと再確認できました。そりゃ時代が動きますわな。このアルバムが与えた影響は海外のみならず、日本のバンドにも非常に大きなものがあるし、今でも本作はロックファンなら必ず通るべき教科書的な1枚として愛されているんじゃないか……いや、そうであってほしい、そう思わずにはいられない傑作。当時この手のニューメタルバンドを毛嫌いしていたリスナーにこそ、20年経った2020年という時代に触れてほしい1枚です。

レアトラックの中には「Pictureboad」や「She Could'nt」など完全未発表曲も多数収録。これらの多くは1999年前後に録音されたデモ音源とのことですが、中には前身バンドのXERO時代のものも含まれています。この中にはアルバム『HYBRID THEORY』の完成度に近いものもあり、しっかりとした録音状態だったらもっと早くに何らかの形でリリースされていたんじゃないかと思えるほど。とはいえ、『HYBRID THEORY』でのメジャー感と比べると若干アンダーグラウンド色が強いので、これはこれで間違ってなかったのかなと。

こういった『HYBRID THEORY』以前の音源はこれまでもLPU経由で発表されていたり、日本盤限定ミニアルバムなどでも公開されていましたが、今回こうやってまとまった形で聴くことができたことで、いろいろなブラックアップを経て到達できた答えが『HYBRID THEORY』という傑作だったんだと知ることができ、20年前には気づけなかったことも多く見つけることができました。

チェスター・ベニントン(Vo)が現在も健在なら、今頃『ONE MORE LIGHT』(2017年)に続くオリジナルアルバムを発表していたでしょうし、それをメジャーデビュー20周年という節目の2020年にリリースしていたんじゃないでしょうか。もちろん、これにあわせて本作のような企画盤も用意していたかもしれませんが……なんにせよ、『ONE MORE LIGHT LIVE』(2017年)以来3年ぶりのフィジカルリリースとあってファンにはたまらないものがありますよね。難しいことは考えず、今は本作をフラットな気持ちで楽しめたらと思います。

 


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