« LINKIN PARK『HYBRID THEORY: 20TH ANNIVERSARY EDITION』(2020) | トップページ | TOUCHÉ AMORÉ『LAMENT』(2020) »

2020年10月11日 (日)

AMARANTHE『MANIFEST』(2020)

2020年10月2日にリリースされたAMARANTHEの6thアルバム。日本盤は海外に2日先駆け、同年9月30日に発売されています。

スウェーデン出身のパワーメタルバンドDYNAZTYからフロントマンのニルス・モーリン(Vo)が加入し、新体制で初の作品『HELIX』を2018年10月に発表したAMARANTHE。その後、2019年3月に『DOWNLOAD JAPAN 2019』での来日こそ実現するものの、単独ツアーは叶いませんでした。

コンスタントに作品を発表し続ける彼らですが、本作からNuclear Blast Recordsへと移籍。新体制で2作目となる今作も2年というスパンで届けられましたが、内容はこれまでの延長線上にありながらも、若干初期のスタイルに立ち返ったかのようなテイストに。エレクトロ色の強調とモダンヘヴィネス的な色合いがもっとも強く、良くも悪くもアメリカナイズされた前作と比較すると、バンド本来の持ち味であるヨーロッパテイストが復調し、近作に対して若干に違和感を持っていた旧来のリスナーにはうれしい内容に仕上がっているのではないでしょうか。

エリーゼ・リード(Vo)&ニルスのクリーンボーカルとヘンリク・エングルンド・ヴィルヘルムソン(Vo)のグロウル&ラップ調ボーカルも相変わらずバランスが良いし、新参者のニルスも2作目にして早くも安定感が増したような印象を受けます。

楽曲のコンパクトさも相変わらずで、全12曲(ボーナストラック除く)中11曲が3分台と非常に今の時代にフィットしたものばかり。ミドルテンポを軸にしながらも、アップチューンからミドルヘヴィ、バラードスタイルまで起伏をつけながら進行していくトータルな流れもさすがの一言。個人的にはニルス大活躍の「Crystalline」(APOCALYPTICAやDORAGONLANDのメンバーがゲスト参加)や、BATTLE BEASTのノーラ・ロウヒモ(Vo)とエリーゼの艶やかな歌声が楽しめる「Strong」がお気に入りです。

アルバム本編のラストを飾る「Do Or Die」のMVバージョン(海外デラックス盤にはボーナストラックで追加収録)には、ARCH ENEMYのジェフ・ルーミス(G)と元ARCH ENEMYのアンジェラ・ゴソウ(Vo)がゲスト参加。こちらは今年2月に先行リリースされおり、日本でも各種ストリーミングサービスで聴くことができます。アンジェラ嬢の久しぶりの咆哮、たまらんです。

AMARANTHEビギナーにも入っていきやすい入門編的な内容にもなっていますし、従来のリスナーにも安心して楽しめる1枚。視点を変えれば新機軸はゼロかもしれませんが、次の進化に向けての安定期と捉えれば文句なしのないようではないでしょうか。前作での変化も気に入っていますが、これはこれで文句のつけようがない1枚だと思います。

 


▼AMARANTHE『MANIFEST』
(amazon:国内盤CD / 国内盤CD+DVD / 海外盤CD / 海外盤CD(ボーナストラック入り) / MP3

 

« LINKIN PARK『HYBRID THEORY: 20TH ANNIVERSARY EDITION』(2020) | トップページ | TOUCHÉ AMORÉ『LAMENT』(2020) »

Arch Enemy」カテゴリの記事

Amaranthe」カテゴリの記事

2020年の作品」カテゴリの記事

Battle Beast」カテゴリの記事

カテゴリー