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2021年7月21日 (水)

ANTHRAX『WORSHIP MUSIC』(2011)

2011年9月12日にリリースされたANTHRAXの10thアルバム。日本盤は同年9月14日発売。

2005年にスコット・イアン(G)&チャーリー・ベナンテ(Dr)にジョーイ・ベラドナ(Vo)、フランク・ベロ(B)、ダン・スピッツ(G)が加わったクラシック・ラインナップが復活しますが、2007年にダンが再脱退。ジョーイも再びバンドを離れ、ダン・ネルソンが短期間在籍したりジョン・ブッシュが復帰したりバタバタしますが、結局ジョーイが2010年にバンドに再復帰。ダンのポジションには2000年代前半に在籍したロブ・カジアーノ(のちにVOLBEATに加入)が加わることになります。

この新編成で『WE'VE COME FOR YOU ALL』(2003年)以来8年ぶりのオリジナルアルバム(新作音源としてはリメイク盤『THE GREATER OF TWO EVILS』以来7年ぶり)を制作。ANTHRAXとしては過去最長のスパンを経て届けられた新作となります。

ロブ&ジェイ・ラストン(THE DONNAS、STEEL PANTHERSTONE SOURなど)をプロデューサーに迎えた今作は、王道のクラシックANTHRAXアルバムに仕上げられています。楽曲のテイストとしては前作『WE'VE COME FOR YOU ALL』との共通点も見受けられるものの、ジョーイが歌うことで見事に80年代の空気感が復調している(ように感じられる)。実際、今でもライブで披露される機会の多い「The Devil You Know」や「Fight 'Em 'Til You Can't」あたりは2ndアルバム『SPREADING THE DISEASE』(1985年)や3rdアルバム『AMONG THE LIVING』(1987年)に収録されていたとしても違和感がない仕上がり。と同時に、これをジョン・ブッシュが歌っていたとしたら前作や『STOMP 442』(1995年)に収録されていたとしても不思議じゃない気がする。要は初期から現在まで、時代時代で味付けに変化はあったものの、軸はまったく変わっていないという事実に気付かされるわけです。これぞボーカルマジック。

初期のような尖った部分はもはや感じられず、スラッシュメタルというよりは王道のヘヴィメタルアルバムに近い作風は、もしジョーイが90年代初頭、あのままバンドに止まっていたら5作目『PERSISTENCE OF TIME』(1990年)に続く新作としてこんなテイストのアルバムが届けられていたのかも……けど、あの頃はまだ尖った部分が残っていたから『SOUND OF WHITE NOISE』(1993年)みたいなアルバムが完成したのか。とすると、やっぱり2011年にこのテイストの新作というのはあながち間違ってないのかな。みんな大人になったわけですね。

この正統派ヘヴィメタルアルバムはチャート上でも大健闘し、全米12位と『SOUND OF WHITE NOISE』(最高7位)に次ぐ成績を残しています。そして、続く『FOR ALL KINGS』(2016年)では最高9位とさらに数字を上げるわけですが、完成度的にはこちらのほうが上のような気がしないでもないかな。

 


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