DEE GEES『HAIL SATIN』/FOO FIGHTERS『LIVE』(2021)
2021年7月19日にリリースされたDEE GEESとFOO FIGHTERSのスプリットアルバム。日本盤未発売。
本作はRecord Store Dayの一環で制作されたもので、先に7月17日にアナログ盤みて発表。続いて、翌々日にデジタルリリースおよびストリーミング配信されています。前半5曲がDEE GEESのスタジオ音源(BEE GEESのカバー4曲とアンディ・ギブのカバー1曲)で、後半が FOO FIGHTERSの最新アルバム『MEDICINE AT MIDNIGHT』(2021年)収録曲のライブバージョンとなります。
このDEE GEESですが、すでにファンの皆さんはご存知の通りFOO FIGHTERSの覆面(?)ユニット。アー写は70年代のディスコムーブメントを意識した出立ちですが、先に公開された「You Should Be Dancing」ではFOO FIGHTERSの6人がそのまんまの姿でBEE GEESの名曲群をカバーしています。デイヴ・グロール(Vo, G)のファルセットボイスは聴いているうちにだんだんと笑えてきますし、唯一アンディ・ギブの「Shadow Dancing」のみ地声ボーカル。とはいえ、こちらも普段のボーカルとは毛色が異なるので、笑える感じはそのままなのですが(笑)。
にしても、よく練り込まれたアレンジだなと。随所でハードなサウンドも聞こえてくるものの、基本的には「ロックバンドがディスコサウンドを取り入れたら」以上の力の入れ具合。ボーカルワークに関しては頭が下がるくらいのこだわりようです。これ、カバーだからまだいいけど、オリジナル曲を作り始めたらどんなリアクションがあるんでしょうね。
で、後半のライブテイクですが、こちらはバンドがロサンゼルスに所有するStudio 606でのスタジオライブ音源。アルバム同様に女性ボーカルをフィーチャーしており、しっかり作り込まれたスタジオテイクとは異なる生々しさ、ライブならではのグルーヴ感などを思う存分堪能できます。前半(アナログでいうところのA面)からの落差はハンパないですが(笑)、カッコいいので良しとしましょう。
▼DEE GEES『HAIL SATIN』/FOO FIGHTERS『LIVE』
(amazon:MP3)
FOO FIGHTERSはこのスプリットアルバムに先駆け、『MEDICINE AT MIDNIGHT』収録曲「Making A Fire」のマーク・ロンソンによる新バージョンも公開。もともとソウルフルな色合いの強い大らかなノリの楽曲でしたが、新バージョンは大らかさにさらなる磨きがかかり、レイドバックしたテイストはまさに60年代末のTHE ROLLING STONESそのもの。こちらもあわせてお楽しみいただけたらと思います。
▼FOO FIGHTERS『MAKING A FIRE (MARK RONSON RE-VERSION)』
(amazon:MP3)
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