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2021年7月19日 (月)

ANDREW W.K.『I GET WET』(2001)

2001年11月3日にリリースされたANDREW W.K.の1stアルバム。日本盤は『アイ・ゲット・ウェット〜パーティー・一直線』の邦題で、2002年2月21日発売。

ANDREW W.K.はアンドリューW.K.(Vo, Key)を中心に結成されたロックバンドで、初期のメンバーはアンドリューのほかジミー・コープ(G)、フランク・ワーナー(G)、エリック・ペイン(G)、グレッグ・ロバーツ(B)、ドナルド・ターディ(Dr/OBITUARY)という異色の布陣。FOO FIGHTERSのツアーサポートを経て、今作でのメジャーデビューに漕ぎ着けます。

どこかデスメタル経由のボーカルスタイルなんだけど、楽曲自体はパワーポップ風のキャッチーさがある。だけど、演奏自体は非常にモダンメタル的で、コーラスワークなどはDEF LEPPARDを思わせる80年代的な豪華さがある。この「ハード&ヘヴィなんだけど、どこかチープ」というアンバランスさが魅力的で人気を博したのと同時に、このインパクト大のアルバムジャケットも当時大きな反響を呼び、気づいたら多方面へと拡散していったわけです。

海外盤から3ヶ月遅れでリリースされた日本盤ですが、こちらは『アイ・ゲット・ウェット〜パーティー・一直線!』というアルバムタイトルのみならず、各曲の邦題も当時は話題になりましたね。「It's Time to Party」→「パーティーの時間がやってきた!」や「Party Hard」→「パーティー・一直線!」はまだわかりますが、「Ready to Die」→「爆死上等!」や「I Love NYC」→「好き好きニューヨーク」、「She Is Beautiful」→「イカす彼女に一目ぼれ」、「Got To Do It」→「人生は楽しむものだから」、「Don't Stop Living In The Red」→「こんな生活やめられない」、「We Want Fun」→「宴を求めて三千里」、「Make Sex」→「ヤラせろ!」あたりまでくると、もはや何が何やら(苦笑)。当時の担当者がパーティ縛りで無理くり頑張ったことが痛いほど伝わります(笑)。

まあ邦題の話題はこれくらいにして。デビューアルバムとしては完璧すぎるほどのインパクトと内容だと思います。2001年というとニューメタル全盛でこういったパーティロックは完全に下火だったので、古き良き時代のパーティロックをこういった形で21世紀によみがえらせた功績は非常に大きいと言えるのではないでしょうか。きっとMOTLEY CRUEあたりは羨ましがったんじゃないかなと(今作のプロデュースには、当のMOTLEY CRUEも手がけるスコット・ハンフリーも携わっていますしね)。

リリースから20年経った今聴いても十分通用する内容ですし、むしろ今のほうがフィットするような気もするのですが、いかがでしょう?

 


▼ANDREW W.K.『I GET WET』
(amazon:国内盤CD / 海外盤CD / 海外盤アナログ / MP3

 

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