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2021年7月26日 (月)

RIDE『SMILE』(1990)

1990年7月に北米でリリースされたRIDEのコンピレーションアルバム。日本盤は1991年1月25日に、本国イギリスでは1992年11月23日にそれぞれ発売。

本作は1990年前半にイギリスで発表された2枚のEP(1月リリースの『RIDE』、4月リリースの『PLAY』)に収録された計8曲を1枚にまとめたもの。同年10月に発売を控えた1stフルアルバム『NOWHERE』を盛り上げるため、アメリカの所属レーベルSire Recordsが企画したものではあるのですが、当時『RIDE』や『PLAY』といったEPを入手できなかったファン、あるいはそこまで手が伸びなかったライト層にとって初期RIDEの重要な2作品を手軽に楽しめる、非常にありがたい1枚でした。

収録順も前半4曲が『RIDE』収録曲、後半4曲が『PLAY』収録曲がEPと同じ曲順で収められているので、ありがちな「コンピ盤ならではの曲順」みたいな煩わしさもなく、ストレートに楽しむことができるはずです。

「Chelsea Girl」を筆頭とした初期衝動の塊のような『RIDE』収録曲、「Like A Daydream」をはじめ『RIDE』から短期間で急成長を果たした『PLAY』収録曲の聴き比べはもちろん、USオルタナティヴロックの影響下にあるシューゲイザースタイルの確立など『NOWHERE』へと至るバンドの成長過程を知る上でも、本作は『NOWHERE』とあわせて聴くべきマストアイテムと断言できます。

個人的には「Like A Daydream」で初めてRIDEに触れたという思い入れもあって、M-5〜8に肩入れしてしまいがちですが、もちろん「Chelsea Girl」を筆頭としたM-1〜4も悪くない(という言い方は非常に上からですが。笑)。ただ、やっぱり思い入れ的には「Like A Daydream」があり、「Dreams Burn Down」があり、「Vapour Trail」があり、「Leave Them All Behind」へと到達するという流れが重要になってくるので、今でも後半をリピートする率が必然的に高くなってしまいます。

本作は全アルバムを聴いてから聴くのではなく、ぜひ『NOWHERE』とともに、いや、なんなら『NOWHERE』より先に聴いておいてほしい1枚かなと。オリジナルアルバムにはカウントされないものの、オリジナルアルバム以上に重要度の高い作品だと断言しておきます。

 


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