GUNS N' ROSES『ABSUЯD』(2021)
2021年8月6日にリリースされたGUNS N' ROSESの新曲。
アクセル・ローズ(Vo)、スラッシュ(G)、ダフ・マッケイガン(B)、ディジー・リード(Key)、リチャード・フォータス(G)、フランク・フェラー(Dr)、メリッサ・リーズ(Key)という現編成になってからは初のレコーディング作品(実際のレコーディングでは、前任ドラマーのブライアン・“ブレイン”・マンティアがプレイしているようです)。バンドの新曲/新作音源としては『CHINESE DEMOCRACY』(2008年)以来約13年ぶり(笑)、アクセル/スラッシュ/ダフが参加したオリジナル作品としては『USE YOUR ILLUSION I』(1991年)および『USE YOUR ILLUSION II』(1991年)以来実に30年ぶり(!)となります(カバー曲を含めると、1994年の「Sympathy For The Devil」以来27年ぶり)。
GN'Rは7月31日にツアーを再開させ、8月3日のボストン公演にてこの今日を“新曲”としてライブで披露。そこから3日後になんの前触れもなく、突如13年ぶりの新作音源がデジタルリリースされたわけです。まさか自分の節目となる誕生日に、心底惚れたバンドの新曲が届けられるとは……最高の誕生日プレゼントになりました(笑)。
さて、この曲ですが、純粋な新曲というわけではありません。本来は『CHINESE DEMOCRACY』のセッションから生まれた1曲で、当時は「Silkworms」というタイトルで知られており、2001年以降にはライブでも数回披露。その後流出したでも音源でもこの曲を聴くことができるのですが、オリジナル版は『CHINESE DEMOCRACY』の延長線上にあるデジタル色の強いアレンジが施され、アルバムに入れるにはちょっと淡白かなという印象の楽曲でした。
今回新たにリアレンジ&レコーディングされた「ABSUЯD」は、いかにもスラッシュらしい豪快なギターリフ(と要所要所に挿入される“らしい”フレーズ)が軸になった、パンキッシュさの際立つ1曲に生まれ変わっています。歌唱スタイルが以前のアクセルと異なることから「アクセルも老いたな」なんて貶されそうですが、原曲での歌唱スタイルがこういう形なので、あくまでこれはこれ、ということで捉えていただけると。そもそも、たった1曲だけで今のGN'Rがどうのこうのと批判するのもどうかと思いますが……。
タイプ的には「Oh My God」(1999年、映画『END OF DAYS』に提供したアルバム未収録曲)の延長線上に仕上がったかなという印象で、あれをさらにパンキッシュなアレンジとトライバルなリズムで再構築するとこうなるのかな。スラッシュとダフが復帰した2016年以降、2人が参加した新作音源を心待ちにしていましたが、まずは軽いジャブといったところでしょうか。今後、2人がソングライティングに参加した完全未発表曲が表に出ることはあるのか……ここまできたら、気長に待ちたいと思います。
▼GUNS N' ROSES『ABSUЯD』
(amazon:MP3)
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