GUNS N' ROSES『HARD SKOOL』(2021)
2021年9月24日に配信リリースされたGUNS N' ROSESの新曲。
今年8月6日に突如配信された、約13年ぶりの新曲「ABSUЯD」から2ヶ月経たずして届けられたGN'Rの新曲。いやいや、なんなのよこのスピード感。ストリーミングサービス全盛の2021年だからこそといったところでしょうか。
「ABSUЯD」同様、今回も現時点での最新アルバム『CHINESE DEMOCRACY』(2008年)レコーディングセッション時に着手していたアウトテイクを手直しした1曲。元ネタは「Jackie Chan」とか「Checkmate」などの仮タイトルで呼ばれていたナンバーで、僕はフルでは聴いたことがありませんでした。しかし、今回正式リリースされた楽曲を聴く限りでは、確かにこれは『CHINESE DEMOCRACY』の世界観からは外れるかなと。アルバムから漏れるのも仕方ないですね。
楽曲のスタイル的には「Nightrain」や「You Could Be Mine」などを筆頭に、1stアルバム『APPETITE FOR DESTRUCTION』(1987年)や『USE YOUR ILLUSION I』および『同 II』(ともに1991年)で展開された、マイナーキーのストレートなハードロックチューンの延長線上にあるもの。そりゃあ『CHINESE DEMOCRACY』期のメンバーと演奏するよりも、スラッシュ(G)やダフ・マッケイガン(B)といった気心知れたメンバーと演奏するほうがハマりますよね。
「ABSUЯD」はスラッシュ&ダフ脱退後のデジタルな色合いを残したオルタナティヴロック・スタイルだったので、今回の曲のほうが往年のファンの琴線に触れるものがあるのではないでしょうか。事実、僕もイントロのベースリフを聴いた瞬間に「あ……VELVET REVOLVER 往年のガンズだ!」と思いましたから(笑)。また、スラッシュに関してもギターリフやそこに絡むギターソロで、「ABSUЯD」以上に“らしさ”を爆発させている。そうそう、聴きたかったのはこれなんですよ。
アクセル・ローズ(Vo)のボーカルは、「ABSUЯD」の時点では“そういう曲調だから”と思ってはいたものの、やはり若干の衰えは否めないかな。それでも、中音域からハイトーンへと移行する流れなどは非常に“らしさ”に満ち溢れており、個人的には合格点かな。
ドラムに関しては、誰のテイクが用いられているのかはわかりませんが、この手の曲にしてはペタペタ感の強い、重すぎるプレイ/ミックスなのが玉に瑕。もうちょっと軽やかで前のめりくらいが、この手の楽曲には合っている気がします。
まあ、そうはいっても……ガンズの新曲を2ヶ月連続で聴くことができる世界線って……ここまでくると、来月末〜11月頭くらいにもう1曲くらい新曲が届けられて、11月末くらいにはアルバムが出ちゃうんじゃないか?という気すらしてきました。いや、気がするというより確信しております。いやいや、出せ出せ出せ!(笑)
▼GUNS N' ROSES『HARD SKOOL』
(amazon:MP3)
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