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2024年2月

2024年2月29日 (木)

2024年2月のお仕事

2024年2月に公開されたお仕事の、ほんの一例をご紹介します。(※2月28日更新)

 

[WEB] 2月28日、「リアルサウンド」にてインタビュー 玉井健二、『ガールズバンドクライ』の隠れテーマは打倒K-POP? プロジェクトを越えた、世界で勝てるバンドの可能性が公開されました。

[紙] 2月27日発売別冊カドカワScene 13にて、サバシスター インタビューを担当しました。(Amazon

[WEB] 2月25日、「リアルサウンド」にてインタビュー 櫻坂46 大園玲&的野美青に聞く、今のグループの武器 精力的なライブ活動でつかんだ自信が公開されました。

[紙] 2月22日発売「BRODY」2024年4月号にて、櫻坂46谷口愛季、山下瞳月 各インタビュー、誉田哲也インタビューを担当しました。(Amazon

[WEB] 2月14日、「リアルサウンド」にてインタビュー イヤホンズ 高野麻里佳&高橋李依&長久友紀が語るアルバム『手紙』のすべて 素の声で届ける7つの想いが公開されました。

[WEB] 2月9日、「SPICE」にてインタビュー ammoメジャーデビュー、ライブハウスから輝きを放ち続けてきた彼らが語る「これまでもこれからも」が公開されました。

[WEB] 2月8日、「リアルサウンド」にてライブレポート 櫻坂46 小林由依のアイドルとしてのプライド “アニラのその先”を描いた卒業公演が公開されました。

[紙] 2月2日発売「日経エンタテインメント!」2024年3月号にて、櫻坂46大園玲 連載「ミステリアスな向上心」および日向坂46上村ひなの 連載「ピュアで真っすぐな変化球」の各構成を担当しました。(Amazon

[WEB] 2月2日、櫻坂46『小林由依卒業コンサート』のオフィシャルライブレポート(2月1日公演)を執筆。THE FIRST TIMESなど複数媒体で公開中です。

[WEB] 2月1日、「リアルサウンド」にてライブレポート 乃木坂46、中西アルノを座長に据えた『34thSG アンダーライブ』 14人が描く新章の続きが公開されました。

 

2024年2月15日 (木)

QUEEN + ADAM LAMBERT: THE RHAPSODY TOUR@東京ドーム(2024年2月13日)

Img_8315 QUEENの来日にギリギリ間に合わなかった世代にとって、QUEEN + ADAM LAMBERTが何度も来日してくれるのは非常にうれしい限り。QUEEN + ADAM LAMBERT名義のライブは2014年のサマソニとその次の武道館(2016年9月)は観ているものの、前回のたまアリ(2020年1月)はチケットを取り忘れたので、2016年以来約7年半ぶりみたいです。正直、2016年の時点で「これが最後」のつもりだったので、2020年のときは観れなくてそこまでがっかりはしなかったけど、ここ1〜2年アーティストの訃報が続き、やっぱり「観れるときに観ておこう」と気持ちを切り替えて1日だけ参加(もう1日は悩んだけど、その分をほかの来日に回しました)。

いろんなところで公言してきたけど、自分にとって常に真ん中にあるのがQUEEN。無人島にアルバム3枚だけもっていけるなら『GREATEST HITS』(1981年)と『GREATEST HITS II』(1991年)を絶対に選ぶほど(そこはベスト盤なのかよ、というツッコミはなしで)。思い入れが強すぎるからこそ、始まる前からいろんな感情が込み上げてきたし、ずっとソワソワして、バルコニー席のすぐそばの売店でビールたらふく飲んでたくらい(笑)。

今回こそ最後のつもりでじっくり見届けようと、今回はバルコニー席を確保。ありがたいことに1列目だったこともあって、座ったまま目に焼き付けました(途中、写真や動画を撮ったりもしましたが)。

Img_8334 いやあ……2時間ひたすら歌い続けた。「Machines (or 'Back to Humans')」をイントロダクションに用いて「Radio Ga Ga」へと流れるオープニングの構成にドキドキし、そこからひたすら繰り出される名曲の数々。昨年末の紅白を観て若干心配になっていたロジャー・テイラー(Vo, Dr)も、歌とドラムともども安定していましたし、「I'm In Love With My Car」で見せたパワフルさはこちらがうれしくなるほど。

ブライアン・メイ(Vo, G)のギタープレイも本当に気持ち良いトーンで、とても東京ドームで聴いているとは思えないほどの仕上がりぶり。この会場であれだけクリアにブライアンのギターを楽しめるなんて、予想もしてなかっただけに本当にうれしかったな。

そして、肝心のアダム・ランバート。すべてにおいてパーフェクト! フレディ・マーキュリー(Vo)の魅力と自身の個性を見事に融合させていて、過去2回の比にならないほどの仕上がりぶり。「Bicycle Race」でハーレーダビッドソン(?)に乗って登場したときは、さすがに「メタルゴッドかよ!」と突っ込みたくなりましたが(笑)、お茶目さもありカッコよさもある。こういう人がフロントに立ってQUEENの名曲を引き継いでくれて本当によかった……そう強く思えた一夜でした。

Img_8340 そんな中、今回フレディが降臨する瞬間があったんですよ。もはやお馴染みの演出なわけですが……「Love Of My Life」をブライアンが歌い、ギターを弾く中、終盤のコーラスをスクリーンに登場したフレディが歌うわけですが……これがもう……わかってはいたものの、気づいたら涙が流れてました。あんなに泣いたの、久しぶりだよ。

セットリストに関しては、もちろんあの曲も聴きたいとかいろいろ言いたいこともなくはないけど、「I Want It All」や「The Show Must Go On」のようにフレディの生歌で聴くことができなかった楽曲を、今もこうしてライブで表現し続けてくれているその事実にただただ感謝。これ以上言ったらバチが当たるよ。

おそらく、これが自分にとって最後のQUEENだと思います。「まだまだ続けられるよ」なんて言ってしまえるのは観る側のエゴだと思うので、ひとまずこれで見納めくらいの気持ちでいよう。で、またチャンスがあったらラッキーと思えばいい。とにかくブライアンもロジャーも、みんな健康で長生きしてほしい。あと、アダムはいい加減ソロでもまた来てくれよな!

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セットリスト
01. Machines (or 'Back to Humans') / Radio Ga Ga
02. Hammer to Fall
03. Fat Bottomed Girls
04. Another One Bites The Dust
05. I'm In Love With My Car
06. Bicycle Race
07. I Was Born To Love You
08. I Want It All
09. Love Of My Life
10. Teo Torriatte (Let Us Cling Together)
11. Roger Drum Solo
12. Under Pressure
13. Tie Your Mother Down
14. Crazy Little Thing Called Love
15. Who Wants To Live Forever
16. Brian Guitar Solo
17. Is This The World We Created...?
18. A Kind Of Magic
19. Don't Stop Me Now
20. Somebody To Love
21. The Show Must Go On
22. Bohemian Rhapsody
Encore
23. We Will Rock You
24. Radio Ga Ga
25. We Are The Champions

 

2024年2月 9日 (金)

QUEENS OF THE STONE AGE: THE END IS NERO 2024@TOKYO DOME CITY HALL(2024年2月7日)

Img_8266 フェスでは何度も観てきたQUEENS OF THE STONE AGE、実は単独公演を観るのはこれが初めて。昨年リリースされた最新作『IN TIMES NEW ROMAN...』(2023年)が傑作だっただけに、何としてもライブを観ておきたいと思い、ギリギリまでマイケル・モンローと悩みながらこちらを選びました。いや、本当は隣の大会場でやってたテイラー・スウィフトも観たかったんだけどね(笑)。

事前に大阪公演のセトリを目にしていたものの、いざ始まってみると1曲目からガラッと変えてきたもんだからびっくり。しかも、セルフタイトルの1stアルバム(1998年)オープニングトラック「Regular John」なもんだから、理性がぶっ飛んだ。そこから名曲「No One Knows」へと続き、掴みはばっちり。終始「うぉー!」とか「ぐぉー!」とか叫んでたよ(笑)。しかも、全体的に海外のお客さんが多かったからか、会場の雰囲気もかなりよかったな。

Img_8272 バンドの演奏もかなりタイト。考えてみたら、ドラムジョン・セオドア(ex. THE MARS VOLTA)なんだもん、そりゃ気持ちいいわけだ。タイトでデカい音なのに、しなやかで気持ち良いリズム。理想的すぎます。

で、一番はジョシュ・ホーミ(Vo, G)。ヴィジュアル面でも色気ムンムンだし、奏でる音も官能的。今やメインストリームのオルタナ界(なんじゃそりゃ)ではデイヴ・グロールと双璧の存在ですが、あちらがアメリカンロックのど真ん中だとしたら、ジョシュは裏街道のセクシー番長的な立ち位置なのかな(笑)。一挙手一投足すべてがカッコいい。

選曲的には『IN TIMES NEW ROMAN...』を軸にしつつも、オールタイムベスト的な内容。そんな中でも全米1位を記録した6thアルバム『...LIKE CLOCKWORK』(2013年)と、バンドをメインストリームへと引き上げた3rdアルバム『SONGS FOR THE DEAF』(2002年)からの楽曲が多めなのは、なるほどなといったところか。新作からは4曲のみにとどまりましたが、もっと聴きたかったと思うのは贅沢な悩みでしょうか。とはいえ、あの攻めのセトリを前にした文句なんて言えませんよね。

Img_8282 ライブのクライマックスは、大阪公演では演奏されなかった「I Think I Lost My Headache」でしょうか。原曲自体9分近くもある長尺のブルースロックですが、ライブでは10分以上に引き延ばされ、極上のアンサブルを堪能できました。この1曲で完全に元が取れました。そこからキャッチーな「The Lost Art Of Keeping A Secret」を経て、ストーンズ「Miss You」をフィーチャーした「Make It Wit Chu」へと続き「Little Sister」で締めくくる構成もさすがの一言です。

で、アンコールは「Sick, Sick, Sick」「Go With The Flow」「A Song For The Dead」と、攻め攻め3連発で完全に昇天。あっという間の2時間弱でした。海外ではフェスのヘッドライナーを務める存在ながらも、日本ではホール規模の会場を完売できないという格差に頭を抱えたくなりますが、これに懲りずにまた日本に来てほしいな(今の日本の経済状況を考えると単独での再来日は難しそうだけど……)。

セットリスト
01. Regular John
02. No One Knows
03. Smooth Sailing
04. My God Is The Sun
05. Obscenery
06. Time & Place
07. I Sat By The Ocean
08. Carnavoyeur
09. The Way You Used To Do
10. Into The Hollow
11. Emotion Sickness
12. I Think I Lost My Headache
13. The Lost Art Of Keeping A Secret
14. Make It Wit Chu
15. Little Sister
Encore
16. Sick, Sick, Sick
17. Go With The Flow
18. A Song For The Dead

 

2024年2月 8日 (木)

MICHAEL MONROE: JAPAN TOUR 2024@Spotify O-EAST(2024年2月6日)

Img_8217 久しぶりのマイケル・モンロー単独ライブ。いつ以来だったか思い出せないほどなんですが、今回は東京2日間あるうち、なぜか初日を早い段階でセレクト。その後、初日にHANOI ROCKSの4thオリジナルアルバム『TWO STEPS FROM THE MOVE』(1984年)、2日目にソロ2ndアルバム『NOT FAKIN' IT』(1989年)を完全再現することがアナウンスされたのですが(それぞれ40周年、35周年の節目)、最初は正直「チケットの売れ行き良くないのかな? 普通に新作『I LIVE TOO FAAST TO DIE YOUNG!』(2022年)中心のライブ見せろよ!」と憤ったももの、時間が経つにつれて「まあ、こういう機会でもないと聴けない曲もあるしな」と気持ちが変わり、気づいたら当日を楽しみに待っていました(なお、2日目の『NOT FAKIN' IT』も観たかったのですが、QUEENS OF THE STONE AGE唯一の東京公演と丸かぶりであることに気づき、泣く泣く断念)。

ライブは2部構成で、第1部が『TWO STEPS FROM THE MOVE』パート、第2部が通常のソロ公演とのことで、フロア上手寄り後方でまったり観ることに。オープニングSEは古くからのハノイファンには懐かしい「Orff: Carmina Burana」。そのから1曲目が「Up Around The Bend」なんですが……なんか慣れないな(笑)。再生ハノイもこの曲は終盤orラストに演奏することが多かったし、マイケルのソロ公演で聴くというのもなんだか変な気分。微妙にノリ遅れていたんですが、続く「High School」で否応なしにテンションが上がり、あとはもうどうにでもなれと。でも、やっぱりマイケルのソロ公演で聴くと(以下略

Img_8230 アルバムの曲順どおりにライブが進行するので、次にどの曲が来るかわかっているものの、イントロを聴くたびに「おおっ!」と気持ちが昂ってしまうのはオールドリスナーの性か。「I Can't Get It」とか「Underwater World」とか、地味に好きな曲なので久しぶりに聴けてうれしい限り。さらに「Don't You Ever Leave Me」ではアンディ・マッコイの語りパートを下手ギターのリッチ・ジョーンズが担当。ちょっと照れくさそうにしていたのが印象的でした。

ここまでは順当に楽しく過ごせたのですが、問題は「Million Miles Away」。キーボード/ピアノをフィーチャーしたこの曲、どうするのかなと思っていたら、今回の来日で知り合ったという日本の友人・Hicoさんがゲスト参加してプレイ。普段音源で聴くぶんにはこの曲もスッと入っていけるんだけど、生で聴くとなると……どうしてもエモーショナルになってしまう。当のマイケルも歌唱の途中で感極まったように見受けられる場面があったし。すごく貴重なパフォーマンスを楽しむことができたものの、否が応でも感傷的になってしまいます。

でも、続く「Boulevard Of Broken Dreams」で再び気持ちを持ち返し、その後は「Boiler (Me Boiler 'n' Me)」「Futurama」「Cutting Corners」という、ライブで聴く日が来るとは……という3連発に歓喜。彼らのキャリアの中および本作の中では比較的地味な3曲だけど、本家ハノイ再生時にも演奏されていなかったであろうこれらを日本で楽しむことができただけで大満足です。50分くらいのコンパクトな第1部を終え、マイケルは「すぐ戻ってくるから!」と笑顔でステージを去っていきました。

Img_8244 短いインターバルを経て、第2部はマイケルソロ公演ではお馴染みのセルジオ・メンデス「Fanfarra - Cabua Le Le」をオープニングSEに乗せて、メンバーが再登場。最新作のタイトルトラック「I Live Too Fast To Die Young」から勢いよくライブを再開し、以降も「Murder The Summer Of Love」「Last Train To Tokyo」など最新作や近作からのキラーチューンを連発してくれます。特に「Last Train To Tokyo」は日本のための1曲という意味合いも強いですし、盛り上がらないわけがない。ある程度新譜からの楽曲を披露したあとは、「78」や「The Ballad Of The Lower East Side」などのキラーチューンの出番。にしても「The Ballad Of The Lower East Side」の“強さ”は改めて尋常じゃないなと、こういう場で強く実感させられます。

第2部も後半に差し掛かると、ハノイ時代の「Motorvatin'」からDEMOLITION 23.「Hammersmith Palais」へとつなげるメドレー、同じくDEMOLITION 23.時代の「Nothin's Alright」を経て、「Malibu Beach Nightmare」「Dead, Jail Or Rock 'n' Roll」の2連発で本編フィニッシュ。強い曲ばかりで休む暇もなく、気づいたらこちらも汗だくに。マイケルはすでに還暦を超えているはずなのに、それを感じさせないほどのアグレッシヴさ。恐ろしいったらありゃしない。

Img_8255 アンコールでは再びHicoを迎えて、なんと意外な「Fallen Star」を披露。昨年、『ORIENTAL BEAT - THE 40TH ANNIVERSARY RE(AL)MIX』(2023年)を発表したこともあっての選曲なのかな。こういうサプライズも悪くないですね。で、そこから「One Man Gang」で再び熱量が高まったところで、マイケルから「パンク界のレジェンドを迎えよう」みたいな口上があり、続いてステージに登場したのがUK SUBSのチャーリー・ハーパー! なんで日本にいるの?と驚くものの、彼がステージに上がったということは次に何を演奏するか一発で予想がつきました……そう、DEMOLITION 23.でカバーした「Endangered Species」ですね。チャーリー、見るからにかなりのおじいちゃんですが、いざ歌い出すとカリスマぶりを遺憾なく発揮していました。そして、チャーリーがステージを去ると、最後の最後に「Oriental Beat」で締めくくり。2時間強におよぶ、かなり尺の長い贅沢なライブを堪能いたしました。

ライブ中、マイケルは新曲の制作に取り掛かること、秋には次のアルバムを発表することを告げましたが、前作から2年ちょっとというスパンを考えると非常に健全かな。となると、来日は来年の前半には実現するのかしら。なんにせよ、体力があるうちにまたすぐ戻ってきてもらいたいです。あと、さすがの存在感を発揮していたサミ・ヤッファ(B)も次はソロ公演とかやってくれてもいいんだよ……ね?

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セットリスト

Part 1:『TWO STEPS FROM THE MOVE』40th Anniversary
01. Up Around The Bend
02. High School
03. I Can't Get It
04. Underwater World
05. Don't You Ever Leave Me
06. Million Miles Away [with Hico (Piano)]
07. Boulevard Of Broken Dreams
08. Boiler (Me Boiler 'n' Me)
09. Futurama
10. Cutting Corners

Part 2
11. I Live Too Fast To Die Young
12. Murder The Summer Of Love
13. Last Train To Tokyo
14. Derelict Palace
15. Young Drunkers & Old Alcoholics
16. 78
17. The Ballad Of The Lower East Side
18. Motorvatin'
19. Hammersmith Palais
20. Nothin's Alright
21. Malibu Beach Nightmare
22. Dead, Jail Or Rock 'n' Roll

Encore
23. Fallen Star [with Hico (Piano)]
24. One Man Gang
25. Endangered Species [feat. Charlie Harper from UK SUBS]
26. Oriental Beat

 

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