2006/09/14

この夏、俺の生活を彩った3曲。

 この夏よく聴いた、というかこの夏の俺のテーマソング3曲を何となく紹介したくなったので、記録しておこうかと思います。ま、読まなくていいですよ。仕事の合間に気晴らしに書いてるようなもんなので。

 まず1曲目は月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)"恋☆カナ"。ほらね、読まなきゃよかったって思ったでしょ?(笑)

 去年の5月にモーニング娘。第7期メンバーとして加入した久住小春が、この春からアニメの声優をやっていて、これはその主題歌として発表されたもの。作詞作曲及びプロデュースにはつんく♂は一切絡んでおらず、完全にアニメ主体で制作されたナンバーなんだけど、これがかなり良いです。作曲は、かの織田哲郎。古くはTUBEやZARD、相川七瀬なんてアーティストを手がけ、それこそアニメ「ちびまる子ちゃん」の主題歌も彼ですからね。キャッチーなナンバーはお手のものなわけ。でもそれを差し引いても、覚えやすくてポップでキャッチー。歌詞は別の作家さんだけど、アレンジ含めアニソンにしておくには勿体ない王道ガールポップチューンじゃないでしょうか。アイドルソングとしてはかなりクオリティ高い方だと思います。カップリングの "SUGAO-flavor" 含めよく出来たシングルでした。正直ハロプロでリリースするには勿体ないくらい(苦笑)。


▼月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)「恋☆カナ」(amazon:初回盤通常盤シングルV


 続いて2曲目は……Berryz工房"笑っちゃおうよ BOYFRIEND"。あ、ほらまた引いた(笑)。

 この曲は7月末に代々木体育館で行われたハロプロコンサートで初めて聴きました。一聴して気に入ったんだよね、「これはCDで聴いたらもっと良いに違いない」って思って。実際良かったんだけどさ。

 いわゆる'50年代のアメリカンポップス、ドゥーワップの要素を取り入れたナンバーなんだけど、適度な再現性(ホンモノのドゥーワップに近づけようとする努力)と適度なユルさ、そしてローティーンの子どもならではの無邪気さが上手くミックスされてて、聴いていてすごく微笑ましい。この曲があったおかげで俺、8月には初めてBerryz工房の単独コンサートにまで行っちゃったからなぁ(遅刻して着いたら、いきなりこの曲だったという奇跡ぶり。笑)。単純に俺がこの手のアレンジが好きっていうのも大きいし(ほら、数年前の「ハロプロ楽曲大賞」では1位に "シャイニング 愛しき貴方" を選んでるじゃない俺)、Berryz工房に対して好意的な姿勢を取れるようになったっていうのが大きく作用してるのかな。いや、単に曲が親しみやすかったんだろうね。深く考えるのはやめよう。


▼Berryz工房「笑っちゃおうよ BOYFRIEND」(amazon:CDシングルV


 そして最後に選んだのは……スマン、またハロプロで(笑)。℃-ute"大きな愛でもてなして"

 ℃-uteはつい最近、DVDでメジャーデビューを果たしたハロプロの最年少グループ。先日デビューイベントをやってスポーツ紙なんかでも取り上げられたので、知ってる人もいるのかな。彼女たちはこの春くらいからハロプロのライブ会場やハロプロショップ限定でシングルを発表してきた、いわゆる「インディーズ」扱いの存在だったのね。これまでに4枚のシングルを発表していて、この "大きな愛でもてなして" は3作目のシングル。これも初めて夏のハロプロコンサートで聴いて、一発でハマってしまったという感じでして。アレンジもさることながら、とにかくメロディの中毒性がものすごいことになってるわけですよ。そう思わない?(って知らない人にはわかりにくいか。YouTubeで検索するかYahoo!ミュージックの特集コーナーで試聴できるので、一度聴いてみて)

 以前「あぁ!」や「ZYX」というハロプロユニットに在籍してBerryz工房に入れなかったメンバーによって構成されているんだけど、個人的に気になっていたメンバーが多いこともあって、実は思い入れって点ではBerryzよりも強いかも。いや、そこまで強いかと問われるとちょっと困るけど(笑)。それにしても、本当にすごい曲だよなぁ。今年聴いたハローの曲、いや、すべての音楽を含めてかなりの上位に食い込むよ、この曲。そんだけのインパクトと大衆性と中毒性を持ち合わせたナンバーだと思います。つんく♂、子どもにはホントにいい曲書くんだよなぁ(苦笑)


▼℃-ute「ミュージックV特集1 〜キューティービジュアル〜」(amazon:DVD


 とまぁ、結局全部ハロプロかよ!という突っ込みはこの無視。俺がどのくらいこの3曲が好きだったかというと、iTunesやiPodでの再生回数がこの1〜2ヶ月ちょっとで上位が塗り替えられてしまうくらい、といったらわかりやすいかな? あと、この3曲は今年の夏に俺が何度かやったDJの中で全部使われてるのよ。しかも後者2曲に関しては、この並びで繋いでるからね!(酷い)

 ハロプロ云々を抜きにしても、純粋によく出来たガールポップだと思うので、音楽に対して偏見を持たない人は一度聴いてみてはどうでしょうか。ブーブー言ってる人は、一生ブリットポップでも聴いてなさい!(それも酷い)

投稿: 2006 09 14 02:12 午前 [2006年の作品, Berryz工房, ℃-ute, ハロー!プロジェクト, 月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/04/13

Berryz工房『1st 超ベリーズ』(2004)

 Berryz工房について考えることが非常に多いわけですよ。

 いや、すっげー難しいこととか考えてるわけじゃなく。かといって、納得いかない!とかいちゃもんつけたいわけでもなく。なんだろう‥‥ある意味ではハロプロのファン‥‥ヲタにとって、Berryz工房ってのは一種の「踏み絵」みたいな存在なんじゃないか‥‥なんて考えたこともあってね。それはどんなにメロディが親しみやすくて、非常に(ハロプロとしては)高品質なアレンジを施された、売る気マンマンな楽曲を目の前にして、けどそれを歌うのが小学生という現実を突きつけられる、みたいなね。それまでモーニング娘。に中学生がドンドン増えていくことにあーだこーだ言ってた人達からしたら、許し難い現実でしょうし、ただでさえいい年齢した「大の大人が((c)石川梨華)」中学生や高校生の集団(=ハロプロ)に熱を上げてる中に突如として現れたハロー!プロジェクト・キッズ、その中から誕生したBerryz工房。しかも今やモーニング娘。や松浦亜弥以上に作り手側が熱や力を入れているように感じられる、そんな親しみやすいポップなシングル曲を連発してくる‥‥中学生や高校生相手に「ロリコン」呼ばわりされてもおかしくないのに、今度は小学生‥‥ロリコンを通り越して「犯罪者」呼ばわりされてもおかしくない現実。ま、そりゃそうでしょう。

 でも‥‥

 悲しいかな、そんなポップな楽曲に耳を奪われてしまい、今日に至る俺。今のところ、Berryz工房のメンバー8人の判別もつかないし、メンバーの名前だって半分も言えないような状況なわけですが、音源がリリースされれば必ず購入してる。それが俺にとってのBerryz工房なわけ。

 俺が前のサイト(とみ宮)を辞めた時、残念ですみたいなメールを結構いただいたんですが、その中で最も「このアルバムのレビューが読みたかった」って声が多かったのが、実はBerryz工房の1stアルバム「1st 超ベリーズ」なんですね。

 そりゃね、書こうとは思ってたんですよ。けどね、タイミング悪かった。本当に。

 んで、このブログ始める前にも「まず最初に取り上げよう」とか考えていたんですが、開始から約4ヶ月、未だに取り上げていないという‥‥まぁ昨年末以降にリリースされた他のハロプロ系のアルバム群が非常に良作揃いで、それについて書いておきたかったから後回し、ってのがあってさ。んでいろいろ書いたんだけど。でも気づいたら、未だに書いてないという。

 正直な話をしちゃうと、やっぱりのめり込めないのね、アイドルとしては。単純に楽曲は好きなんですよ。「とみ宮」時代も1stシングル "あなたなしでは生きてゆけない" を俺なりにかなり絶賛したつもりだし、その後のシングル‥‥ "ファイティングポーズはダテじゃない!" を初めて聴いた時も「なんでこういう曲を松浦にあげないのよ!」とか複雑な気持ちになったし、全シングルの中では最もクオリティーが低いと思うけど、それでもポップでキャッチーで、気づいたら鼻歌唄ってしまう "ピリリと行こう!" とか、全部俺なりに非常に好意的に受け入れてるんですよ。そりゃ、この歌詞にこのこのメロディにこのアレンジにこの歌声じゃなきゃいけない、ってのは頭で判ってるんですよ。

 それでも『アイドル』として見ちゃうと‥‥全然惹かれないんですわ。

 じゃあ『音楽』として評価しようとすると‥‥う〜ん‥‥正直そこまで他のユニットよりも秀でてる部分があるとも思えないし。「ベリ工ならではの○○」みたいなのも特に感じられないし、現時点では。けどそれは単に俺がベリ工の魅力に気づいてないだけ、見逃してるだけかもしれない。「なんだよとみぃ、全然判ってないね!」って言われてもいいよ、今は。後になってその魅力に気づくかもしれないし、一生気づかないまま、「やっぱり俺的にはベリ工はアイドルとしての魅力は‥‥」って思い続けるかもしれない。今はこうだけど、将来はどうなるか判らないしね。そういう意味でのフラットさは常に持っていたいとは思ってます。

 んで‥‥実はこの1stアルバムも、非常に良いアルバムだとは思っていても、周りが言う程傑作だとは思ってなくて。その辺も今までこのアルバムについて書くことを躊躇してきた原因のひとつなのかな、とか思ったりもするんですが。って俺、躊躇してたのか? ‥‥いや、うん、確かに躊躇してたのかもしれない。それは世間が『モーニング娘。の「セカンドモーニング」やタンポポの「TANPOPO 1」、松浦亜弥の「ファーストKISS」にも匹敵する傑作』と騒げば騒ぐ程、俺の中でどんどんわだかまりみたいなのが大きくなって、その「そこまで傑作か?」という疑問を口にすることを躊躇してしまう‥‥そんな感じだったのかな、と。いや判んないけど。

 確かに1曲1曲は優れてるし、アルバムとしてもいろんなタイプの曲が揃ってて非常にバラエティ豊か。過去のハロプロ・ユニットのアルバムと比較しても、ここまで充実した1stアルバムは確かになかった(既出シングル曲の寄せ集めであるメロン記念日の1stアルバムは除く)。そこに付け加えられた "あなたなしでは生きてゆけない" のリミックスも、初期ハロプロのテーマ曲 "Hello!のテーマ" のカバーもかなり良い出来だと思う。でも‥‥何だろ、何かが物足りないんだよね。いや、悪い作品ではないし、むしろかなり良い出来ですよ。ここ1〜2年の間にリリースされたハロプロ系アルバムの中でもかなり上位に位置する作品集だと思ってますよ。でも‥‥

 多分ここまでくると、それって単に趣味の問題なのかもしれないね。俺がこのアルバムを買って、まず聴く前にブックレットのクレジットを見たのね。バックトラックを誰がアレンジし、誰が演奏に参加してるのか、とか。で‥‥全部打ち込みなんだよね。所謂「生音」‥‥バンドサウンドが一切ないわけ。そう‥‥ここなんじゃないかな、俺的に引っかかってる点って。他のハロプロ系アルバムで必ず1曲は入ってるその手の生音系が一切ない。そこがずっと引っかかってたんだと思うのね。

 いや、そこまで拘ってるわけでもないよ、バンドものに。バンドものじゃなくても、バンドもの以上に素晴らしい名曲は沢山あるわけだし。実際、ベリ工にはこういった打ち込みものが合ってるとは思うのね。作り手側も聴き手(本来聴いて欲しい層=低年齢層)を意識したアレンジにしてるとは思うし、と同時にある一定年齢以上の音楽ファンも惹き付けるような音作りをしてるんじゃないかとも思うのね。

 そう考えると‥‥やっぱり2ndなんじゃないかな、と。恐らくこの夏にはリリースされるであろう2ndアルバムにはそういったアレンジの曲も少なからず収録されると思うのね(実際、このアルバム以後のシングル収録曲には生音ものもあったしね)。実際、その後のシングル曲の充実振りを見れば、間違いなくこの1stよりも濃くて素晴らしい内容になるでしょうし。

 先日リリースされた最新シングル "スッペシャル ジェネレーション" で念願の初トップ10入り(7位)を果たし、早くも6月には新曲をリリース予定のBerryz工房。何やら大きめなタイアップが付くという噂もありますが‥‥となるとアルバムは7月頃か? 丁度前作から1年って感じかな。



▼Berryz工房『1st 超ベリーズ』(amazon

投稿: 2005 04 13 12:30 午前 [2004年の作品, Berryz工房, ハロー!プロジェクト] | 固定リンク | トラックバック

2004/03/31

Berryz工房『あなたなしでは生きてゆけない』(2004)

実はね、全然取り上げるつもり、なかったの。つうかさ、暫くハロプロ関係とは距離を保とう、と。そう考えてたのね。だからさ、正直なところ、2月半ばにミニモニ。のアルバムと中澤裕子のシングルを買って以降、ハロプロ関連の音源&DVDって全然買ってなくて。つうか買う気に全然ならないし、聴きたいとも思わなかった。仕事中に有線から流れてくる松浦亜弥や後藤真希の新曲は耳にするものの、テレビでそれらの曲が流れようものなら、意識的に消してしまったりチャンネル変えたり。とにかく、それくらい‥‥拒否反応とまではいわないけど、とにかく暫くは「放っておいて」欲しかったのよ。

それはネット上でも同じでさ。どういうわけか、他人から「○○を取り上げてくれ」とか「○×△のアルバムレビュー、期待してます」とか言われちゃうと、急に醒めちゃう、みたいな。天の邪鬼ってのもあるんだけど、それ以上にね‥‥特にハロプロに関しては、今年‥‥安倍なつみのモーニング娘。卒業以降は、特に厳しい目で見てしまいがちだからねぇ。本気でボロクソに書いていいのなら別だけど‥‥でもそれってこのサイトの趣旨に反するしね。そこまでして取り上げる必要も感じないし。だから、好きにさせて欲しかったのよ、暫く。

で、それは3月末になった現在においても引き続き続行中なわけだけど‥‥そんな中、ちょっとだけ俺の心を動かす曲があって。それがBerryz工房のデビュー曲「あなたなしでは生きてゆけない」。最初聴いた時は「ハロー!プロジェクト・キッズには何の興味も持てないし、小学生相手に頑張ればいいんじゃない?」くらいの気持ちで、まともに聴かなくて。いや、バックトラックとかアレンジは耳に残ってたんだけどさ、ホントのところ。

ところが、これを職場の有線で、フルコーラス聴いた時‥‥ピンときたのよ。最初はサビにくるまで、それがBerryz工房の曲だとは気づかなかったんだけどね。

お馴染みAKIRAによるバックトラック&アレンジ、コーラスも彼とつんく♂による、ふざけた要素は皆無で真っ当なR&B歌謡路線。メンバー8人は顔と名前が殆ど一致しないものの(ま、覚えるつもりもないけどな)、ZYXやあぁ!で見覚えのある顔も幾つかある‥‥その程度の認識。歌唱力もかなり個人差があるし、つんく♂が歌唱指導したものをそのままなぞっているんだろうけど、完全にコピーし切れていないためか、微妙な印象が強い‥‥でもね、その「微妙さ」「未完成な面」が現時点でのBerryz工房の魅力のひとつなのかな、と。勿論、与えられた楽曲が昨今のハロプロ内楽曲の中でもかなりの高品質というのもある。アレンジャーの仕事振りもそうだし、とにかく関わるスタッフの「これを成功させよう」、いや、「失敗させられない‥‥」という使命感がヒシヒシと伝わってくるのよ。

けどね。言い方を変えてしまえば、真剣過ぎて「つんく♂プロデュース」らしい遊び心が少なくて、面白味に欠けるかな、と。勿論今回の場合はそういった面を排除した真剣勝負だってこと、十分理解してるんだけど‥‥この辺は、続くセカンドシングルに引き継がれるのかな? 例えば太陽とシスコムーンがシングル連発していく中で、多面性を見せていったようか感じで‥‥

多分このユニット自体、つんく♂はどういう方向に持って行きたいか、見えていないんだと思う。だってシングルのタイトル曲でかなり本格的なR&Bに接近したタイプの曲調を持ってきて、カップリングでは如何にもハロプロなユーロビート調ポップソング「BERRY FIELDS」を用意してるんだもん。これまでのキッズ絡みのユニットのシングル‥‥ZYXやあぁ!の場合は、タイトル曲もカップリング曲も込みで、シングル1枚としてのトータル性や完成度が非常に高かったんだけど、Berryz工房の場合は(勿論楽曲の出来は2曲共水準以上なんだけど)そこまでトータル性にこだわってないのかな、と。夏にセッティングされたファーストアルバムに向けて、とにかくいろんなことを試そうとしてるのかな‥‥と。固定したイメージで固めたくないのか、やはり単に頭の中で完成図が見えていないのか。それはプロデューサー本人にしか判らないことだけど‥‥俺はまぁこんな感じでいろいろ試せばいいんじゃない?、と。まずはアルバムなんでしょ? そこから「次」を判断すればいいんじゃないの?

この本気度からすると、間違いなくスタッフはBerryz工房を「モーニング娘。、松浦亜弥に続く存在」に仕立て上げようと考えてますよね。最近のモーニングの不甲斐なさを見るに連れ、ますますハロプロ離れが進む俺。それを打破するのがBerryz工房‥‥なわけないと思いますが、それでもこうやって俺に文章を書かせるだけの魅力を持ったシングルだったな、と。



▼Berryz工房『あなたなしでは生きてゆけない』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2004 03 31 12:00 午前 [2004年の作品, Berryz工房, ハロー!プロジェクト] | 固定リンク