カテゴリー「Black Sabbath」の14件の記事

2019年2月 9日 (土)

WEEZER『WEEZER (TEAL ALBUM)』(2019)

2019年1月24日に突如リリースされた、WEEZERのカバーアルバム(通算12枚目のスタジオアルバム)。今のところデジタルおよびストリーミングのみのリリースで(一応、3月にはフィジカルリリースの予定もあるようです)、セルフタイトルが冠されたことでシリーズの一環としてジャケットの色から“TEAL(=青緑) ALUBM”と呼ばれているようです。

WEEZERは昨年、TOTOの「Africa」や「Rosanna」をカバーして話題になりましたが、その流れからカバーアルバムの着想が生まれたのでしょうか。それとも来月リリース予定のオリジナルアルバム『WEEZER (BLACK ALBUM)』制作の合間に息抜きとして録音されたものなのでしょうか。その真相は不明ですが、まあとにかく40代の洋楽リスナーには懐かしい楽曲ばかりではないでしょうか。

取り上げられているアーティストはTOTO、TEARS FOR FEARSEURYTHMICS、A-HA、THE TURTLES、BLACK SABBATH、ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA、TLC、マイケル・ジャクソン、ベン・E・キングとバラエティに富んだもの。とはいえ、大半が80年代にヒットした楽曲ばかりで(ベン・E・キング「Stand By Me」も同名映画の主題歌として80年代半ばにリバイバルヒットしましたし)、リヴァース・クオモ(Vo, G)や筆者と同世代のリスナーにはたまらない内容と言えるでしょう。

そのアレンジも原曲に忠実なもので、4人の演奏を軸に再構築されたサウンドは「WEEZERのようでWEEZERとはちょっと違う」印象を受けます。特に「Sweet Dreams (Are Made Of This)」(原曲:EURYTHMICS)や「Take On Me」(原曲:A-HA)から感じるニューウェイヴ感は今までのWEEZERにありそうでなかったもの。前者に関してはアニー・レノックスそっくりな歌声まで再現されており、思わずクスッとしてしまうのではないでしょうか。かと思えば、後者ではどこか頼りない歌声が原曲とは違った味を醸し出しており、これもなかなかの仕上がりと言えます。

WEEZERとしての本領発揮と言えるのが、M-5「Happy Together」(原曲:THE TURTLES)やM-7「Mr. Blue Sly」(原曲:ELO)といったあたり。パワーポップバンドとしてのルーツが垣間見れる良カバーと言えるでしょう。かと思えば、ハードロックバンドとしての側面を「Paranoid」(原曲:BLACK SABBATH)で、昨今のモダンなR&B調ポップサウンドを「No Scrubs」(原曲:TLC)でストレートに表現する……なんて感心していたら、「Billie Jean」(原曲:マイケル・ジャクソン)のボーカルを含む完コピぶりに爆笑させられる。で、最後は若干エレクトリックな香りのする「Stand By Me」で終了。いやあ、最初から最後まで飽きさせないトリッキーな1枚ですね、これは。

原曲が良いんだから、あとは味付け次第。そこでどうWEEZERらしさを出すか……なんて難しいことを考えていた自分が馬鹿らしくなるくらいまっすぐ攻めてくる(いや、まっすぐ進んでいるようで脇道を100キロオーバーで突っ走る)、そんなアルバムです。『WEEZER (BLACK ALBUM)』を前に、良い気分転換になりました(笑)。



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2018年12月31日 (月)

OZZY OSBOURNE『LIVE & LOUD』(1993)

1993年6月にリリースされた、オジー・オズボーンのライブアルバム(同タイトルのライブ映像作品もあり)。1991年秋から翌年終盤まで行われたアルバム『NO MORE TEARS』(1991年)を携えて行われたワールドツアーの中からのベストテイクをセレクトして、CD2枚に収録。このツアーは当時、オジーの引退ツアーと銘打って行われたものだったこともあり、『NO MORE TEARS』からのヒット曲と中心にしつつも、BLACK SABBATH〜ソロの代表曲満載のグレイテスト・ヒッツ的選曲となりました。

オジーはこれまで4枚のフルアルバム(1982年の『SPEAK OF THE DEVIL』、1987年の『TRIBUTE』、2002年の『LIVE AT BUDOKAN』、そして本作)といくつかのライブEP、アルバム復刻版付属アルバムといった形でライブアルバムを発表しています。『SPEAK OF THE DEVIL』はBLACK SABBATH時代の楽曲オンリー、『TRIBUTE』は初期のソロ2作品とサバス曲のみ、また『LIVE AT BUDOKAN』はCD1枚ものということもあり、いわゆるフルスケールのライブがまるまる収められた形は、天時点ではこの『LIVE & LOUD』のみとなるわけです。

しかも本作、アルバム終盤の「Black Sabbath」でオジー、トニー・アイオミ(G)、ギーザー・バトラー(B)、ビル・ワード(Dr)の4人が集結。当時ありえないと言われていたオリジナル・サバスが復活した様子が、音源として収められているわけです。まあ、ここから10年も経たないうちにオジー・サバスは本格的に復活して、ニューアルバムやら来日やらが実現するわけですが(そこまでに復活から10数年を要しましたが)。

さて、アルバムの内容について。この当時のバンドメンバーはザック・ワイルド(G)、マイク・アイネズ(B)、ランディ・カスティロ(Dr)という編成。マイクはこのツアー終了後、ALICE IN CHAINSに加入してさらに知名度を上げることになります。

ザック在籍時のライブ作品はEP『JUST SAY OZZY』(1990年)や『LIVE AT BUDOKAN』がありますが、前者はギーザー在籍時とはいえ6曲のみだし、後者はチューニングを1音下げたバリバリにダーク&ヘヴィサウンドにシフトした時期。半音下げとはいえ、初期の楽曲をオリジナルに忠実に、かつザックらしいプレイも織り交ぜた若々しいギターを存分に楽しめるという意味でも、本作はたまらない内容と言えるでしょう。

オジーのボーカルに関しては、スタジオでオーバーダブしているので省略。ライブの生々しさは演奏面で味わいつつ、ボーカルは“いつもどおり”のものを楽しめる。“作品”という観点では文句のつけようがない1枚だと思います。

年明け3月には『DOWNLOAD JAPAN 2019』で正真正銘の“最後の”来日を果たすオジー。ありがたいことにザックも帯同しているので、全音下げのバリヘヴィなチューニングながらもオールタイムベストを堪能できることでしょう。そういった期待も込めつつ、年の瀬にこのアルバムを聴いて待望の来日に思いを馳せてみてはいかがでしょう。



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2018年7月23日 (月)

BLACK SABBATH『VOL.4』(1972)

1972年9月に海外で発表された、BLACK SABBATH通算4作目のオリジナルアルバム。前作『MASTER OF REALITY』(1971年)は素晴らしい作品でしたが、全8曲で歌モノが6曲(残り2曲のインストもそれぞれ30秒、1分半程度の短尺)でトータル34分という、それ以前の彼らの作品と比べれば短いもので、急ごしらえで発表した感も拭えませんでした。すでにこの頃から、オジー・オズボーン(Vo)などメンバーのドラッグ癖が悪化していたのも関係していたのでしょう。

当然、この4作目の制作期間も決して良好なものだったわけではなく、そういったドラッグの影響は作られる楽曲やサウンドにも少なからず影響を与えています。

本作は全10曲収録、うち2曲がインスト(それぞれ2分、3分を欠けるものの単独の楽曲として成立する長さ)。トータルで42分程度と『MASTER OF REALITY』以前のボリュームにまで復活。その中身に目を向けると、バンドとして変化を求め始めた時期だったのかな……と感じます。

オープニングの「Wheels Of Confusion」は8分にもおよぶ大作で、展開に次ぐ展開でとにかくスリリング。初期からの大作志向がここで完成したかのような印象すら受けます。とにかくカッコいい。

比較的キャッチーな「Tomorrow's Dream」があったかと思うと、オジーが朗々と歌うピアノバラード「Changes」でびっくり。文字どおり、本当に変化を求めていたんでしょうね。ただ、そこに体も気持ちも付いていけないメンバーもいたりして、なかなかうまくいかない。そんな時期だったのかなと。

実験的なインスト「FX」に続くのは、グルーヴィーかつダンサブルなヘヴィロック「Supernaut」。このリフとリズムが一丸となる感じがとにかく気持ちいい。かと思えば、王道のサバス流ヘヴィロック「Snowblind」や「Cornucopia」もある。「Snowblind」はこれぞドラッグソングと断言できる1曲ですね……。

トニー・アイオミ(G)のアコースティックプレイを存分に堪能できるインスト「Laguna Sunrise」で小休止したあとは、サバスにしては珍しい陽気なイントロを持つ「St. Vitus' Dance」。どことなくストレートなロックンロール風で、ここらへんも新境地と言えるのでは。そしてラストは、ドゥーミーさとグルーヴィーさが融合したヘヴィチューン「Under The Sun」で締めくくり。

サバス本来の“らしさ”を維持しつつも、バンドとしてもっと幅を広げようとする努力が垣間見られる、そんな1枚ではないでしょうか。前作『MASTER OF REALITY』や本作を指して「もっともサバスらしい作品」なんて声も少なくもないですし、中には大ヒット作の2ndアルバム『PARANOID』(1970年)や原点的なデビュー作『BLACK SABBATH』(1970年)のほうが「らしい」という声もあるでしょう。ただ、個人的にはこの初期4枚にオジー時代のサバスの“すべて”が詰まっている……そう思っているのですが、いかがでしょうか。



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2017年12月 4日 (月)

BLACK SABBATH『PARANOID』(1970)

1970年2月にアルバム『BLACK SABBATH』でデビューしたBLACK SABBATHが、早くも同年9月に発表した2ndアルバム。本作でついに全英1位を獲得したほか、アメリカでも最高12位まで上昇。シングル「Paranoid」は全英4位、全米61位を記録しました。さらに、アメリカのみでシングルカットした「Iron Man」も52位にランクインするなど、この手のバンドとしてはなかなかの成績を残しており、アメリカのみで400万枚以上を売り上げる最大のヒット作となりました。

僕がサバスを聴き始めた頃にはすでにオジー・オズボーンロニー・ジェイムズ・ディオもおらず、グレン・ヒューズやらレイ・ギランやらトニー・マーティンやらでフロントマンが二転三転していた頃。ぶっちゃけ、ちゃんとリアルタイムで追い始めたのは1989年の『HEADLESS CROSS』からでした。

なので、最初に聴いたサバスナンバーはオジーがライブアルバムでカバーする「Paranoid」や「Iron Man」から。そういうこともあって、アルバムとしてはもっとも親しみやすい1枚かもしれません。

実際、「War Pigs」「Paranoid」「Planet Caravan」「Iron Man」「Electric Funeral」「Fairies Wear Boots」など多くのHR/HMバンドにカバーされてきた名曲ばかりがズラリと並び、初めて聴いたときもまったく初めてという印象はありませんでした。ただ、曲によってはカバーのほうがヘヴィだったりする楽曲の数々が、オジー・オズボーンという稀代の名シンガーが歌うことで、ヘヴィなギターリフやグルーヴィーなバンドアレンジとは相反して非常にポップに聞こえるから、あら不思議。それが本作を“軽く”させているひとつの要因と言ってしまえばそれまでですが、それは決して悪いことではなく、最終的に大ヒットにつながっているのですから結果オーライではないでしょうか。

また、本作以降バンドのドラッグ癖(主にオジー)が悪化することで、作風もよりヘヴィでダークになっていくので、1stアルバムから続いたブルースベースのハードロックにひと区切りをつけたという意味では分岐点的1枚とも言えるでしょう。

まあとにかく。ダウナーなイントロの「War Pigs」から始まる構成や、3曲目でいきなりアコースティックテイストのサイケデリックナンバー「Planet Caravan」が飛び出したり、そこから続く「Iron Man」の脱力感あふれるイントロなど、のちのドゥームメタルやグランジなどにも通ずる要素がそこらじゅうに散りばめられていて、本作が HR/HMのみならずロックの幅広いサブジャンルに影響を与えてきたことも頷けます。

ちなみに、個人的な推し曲はラストの「Fairies Wear Boots」。オリジナルはもちろんですが、ザック・ワイルドがプレイするバージョンも非常にカッコイイのでぜひ機会があったら聴いてみてください。



▼BLACK SABBATH『PARANOID』
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2017年11月24日 (金)

APPICE『SINISTER』(2017)

ロック/メタル界隈では知らない者はいない名ドラマー、カーマイン&ヴィニーのアピス兄弟がAPPICE名義でタッグを組んだ初のスタジオアルバム。ハードロックをベースに、2人の個性的なドラミング(曲によっては左右にパンされている!)を存分に味わえます。

もちろん楽曲自体の出来もなかなかのもので、楽曲ごとにクレイグ・ゴールディ(元DIO)、トニー・フランクリン(元BLUE MURDER)、ロビン・マッコーリー(元McAULEY SCHENKER GROUP)、ポール・ショーティノ(ROUGH CUTT、元QUIET RIOT)、ジョエル・ホークストラ(WHITESNAKE)、ロン・サール(SONS OF APOLLO)、ミック・スウェダ(BULLETBOYS)、フィル・スーザン(元OZZY OSBOURNE)、エリク・ノーランダ(LANA LANE)など名だたるシンガー/プレイヤーがゲスト参加した豪華な内容。

収録曲にはツインドラムによるバトルプレイで構成された「Drum Wars」や、カーマインが過去に在籍したBLUE MURDERの名曲「Riot」のセルフカバー、ヴィニーが在籍経験を持つBLACK SABBATHの名曲メドレー「Sabbath Mash」もあったり、意外と聴き応え満載の1枚です。

※このレビューは本作リリース時、『TV BROS.』に掲載されものを加筆・修正して掲載しています。



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2017年9月 3日 (日)

BLACK SABBATH『BLACK SABBATH』(1970)

DEEP PURPLEが『IN ROCK』でハードロック化計画に突入するちょっと前、1970年2月13日(金)……そう、“13日の金曜日”にリリースされたのが、オジー・オズボーンが在籍するハードロックバンドBLACK SABBATHのデビューアルバム。『黒い安息日』と邦題が付けられた本作でシーンに現れた彼らは、パープルやLED ZEPPELINとともに70年代以降のHR/HMにとって礎的存在としてリスペクトされ続けています。特にサバスの場合、HR/HMシーンのみならず90年代に登場したグランジバンド(NIRVANASOUNDGARDEN、MELVINS、ALICE IN CHAINSなど)からもリスペクトされた、数少ないハードロックバンドのひとつです。

サバスというと「Paranoid」や「Iron Man」などキャッチーな曲がパブリックイメージとしてあったり、「Paranoid」「War Pigs」など名曲目白押しの2ndアルバム『PARANOID』(1970年)を名盤として挙げがちですが、この1stアルバムだってそれに負けないくらい強力な魅力が詰め込まれているわけです。まあ言ってしまえば、サバスは1stから3rdアルバム『MASTER OF REALITY』(1971年)までは本当にハズレなしなので、どれが一番かはその人の好みによって変わってくると思います。

で、このアルバム。オープニングの「Black Sabbath」のダウナーさ加減にまずは驚かされるわけですが、今やドゥームメタルやストーナーロックなどさらにダークでヘヴィでスローなメタルが多い時代なのでちょっとやそっとでは驚きません。ただ、この曲を初めて高校時代に聴いたときは、さすがに衝撃が走ったことを今でもよく覚えています。80年代育ちの僕らの世代にとって、オジーといえばあのキャラクターありきで、しかも曲調はもっとソフトでメロディアスなハードロックという印象。ライブでは「Paranoid」や「Iron Man」はやるけど、さすがにこういったダウナーな曲は当時やってませんでしたしね(サバス曲を掘り始めるのはザック・ワイルド加入以降のことですから)。

かと思えばブルースハープをフィーチャーしたブルージーな「The Wizard」、独特のグルーヴ感を持つ「Behind The Wall Of Sleep」、キャッチーなメロディの「N.I.B.」と、アナログでいうA面だけですでにおなかいっぱい状態。カバー曲の「Evil Woman」はさておき、不穏でもの哀しげな序盤からハードに展開する「Sleeping Village」、10分超の大作「Warning」、ジャズからの影響すら感じられるスリリングな「Wicked World」と、とにかく聴きどころの多い1枚となっています。

すでに1stアルバムの時点でこのバンドのスタイルが完璧に出来上がっているのが恐ろしいというか。あとはその個性をどうソリッドに研ぎ澄ますか。それが次作、次々作で完璧なまでに表現されてしまうのですから、ドラックの力ってすごいですね(たぶん間違ってると思う)。



▼BLACK SABBATH『BLACK SABBATH』
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2016年12月29日 (木)

BLACK SABBATH『THE ULTIMATE COLLECTION』(2016)

来年2017年2月にイギリス公演をもって、50年近くにおよぶその活動に終止符を打つ予定のBLACK SABBATH。トニー・アイオミ(G)のガン発覚などいろいろありましたが、そもそも年齢的にもそろそろこういう音楽をやるには厳しいのかなと。ギーザー・バトラー(B)が67歳、オジー・オズボーン(Vo)はこの12月で68歳、トニーも年が明けて2月に69歳になりますし。もちろんROLLING STONESのようなバケモノもいますが、そもそもやってることが異なりますしね。2013年に発表された18年ぶり(オジー在籍時としては35年ぶり!)のオリジナルアルバム『13』が初の全米1位も獲得したことですし、区切りのタイミングとしては良き時期なのかもしれません。

そんな彼らの活動を総括する、キャリア何度目かの公式ベストアルバム『THE ULTIMATE COLLECTION』が海外で今年10月にリリース。ここ日本でも遅れて年明け1月25日に発売されます。2枚のCDに全31曲が収録されたこのベスト盤、選曲は70年代の彼ら、つまりオジー在籍時のオリジナル編成による楽曲のみで、決してキャリアを総括したものではありません。もちろんそれが間違いだとは思いませんし、今回のラストライブに向けて発表されたという点ではこの内容は正しいと思います。

ちなみに、各楽曲の収録アルバムは下記のとおり。


1st『BLACK SABBATH』(1970):「Black Sabbath」「Evil Women, Don't Play Your Games With Me」「Behind The Wall Of Sleep」「The Wizard」「N.I.B.」「Wicked World」(6曲)

2nd『PARANOID』(1970):「Paranoid」「Iron Man」「Fairies Wear Boots」「Rat Salad」「War Pigs」「Electric Funeral」(6曲)

3rd「MASTER OF REALITY」(1971):「Children Of The Grave」「Sweet Leaf」「Lord Of This World」「Into The Void」「Embryo」(5曲)

4th『VOL.4』(1972):「Changes」「Snowblind」「Tomorrow's Dream」(3曲)

5th『SABBATH BLOODY SABBATH』(1973):「Sabbath Bloody Sabbath」「Spiral Architect」「Killing Yourself To Live」(3曲)

6th『SABOTAGE』(1975):「Hole In The Sky」「Sympton Of The Universe」「Am I Going Insane」(3曲)

7th『TECHNICAL ECSTACY』(1976):「Rock'n'Roll Doctor」「Dirty Women」「It's Alright」(3曲)

8th『NEVER SAY DIE!』(1978):「Never Say Die」「A Hard Road」(2曲)


1stから3rdまでが各5〜6曲という比重は、まぁそうなりますよね。これには納得ですが、個人的には2ndから「Planet Caravan」、3rdから「After Forever」が漏れたのは残念かなと。収録時間ギリギリまで詰め込んでくれたらよかったのに。

海外での評価が高そう4thからはたった3曲というのは意外でした。「Wheels Of Confusion」も「Supernaut」も「St.Vitus' Dance」も入ってなかったし。5thからも「Sabbra Cadabra」は選曲漏れ。6th以降は……まぁこんなもんでしょうか。いや、そんなに思い入れのある作品群ではないので、ここらへんは識者にお任せできたらと。

気になるサウンドですが、アンディ・ピアースによる2009年のリマスター音源が使用されているようです。つまり、現時点での最新リマスター音源ということになるのでしょうか。元々の音源が制作された時期も大いに影響あると思いますが、やはり2ndは線が細いのが気になってしまう(特に「Paranoid」や「iron Man」)。逆に8thからの「Never Say Die」での音のブースト具合はバンドが持つ爆発力が遺憾なく発揮されているんじゃないでしょうか。

そして曲順。「Paranoid」から始まるのがいかにソレっぽくて気に入らないのですが、4曲目「Black Sabbath」以降の流れは気持ち良く楽しめます。特に「Sweet Leaf」〜「War Pigs」〜「Sabbath Bloody Sabbath」の流れは、実際にライブでありそうな流れですし。あと、本来なら「Children Of The Grave」の前奏的ポジションのイントロ「Embryo」が「Electric Funeral」と「Killing Yourself To Live」の間に挟まれてるのはどうにかならなかったのかなと。こだわりがありそうで、実はそこまでないんじゃないかという箇所もいくつか見受けられますが、このへんは欧米人の感覚なので我々には理解しかねます。

まぁ、これから初めてBLACK SABBATHを聴いてみようと思ってる人には、手軽に楽しめるベスト盤じゃないでしょうか。1st〜4thだけを聴くのもいいけど、以降のアルバムにも隠れた名曲がポツポツ入っているので、それに気づくことができるという点では初心者にとってうってつけでしょうし。



▼BLACK SABBATH『THE ULTIMATE COLLECTION』
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あと、オジー時代の魅力に浸ったあとは、ぜひロニー・ジェイムス・ディオ在籍時のサバスにも触れてみてほしいです。こちらも過去に『BLACK SABBATH: THE DIO YEARS』というベストアルバムが発売されているので、そこから入ってみてはどうでしょう。



▼BLACK SABBATH『BLACK SABBATH: THE DIO YEARS』
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2003年11月 7日 (金)

BLACK SABBATH『MASTER OF REALITY』(1971)

BLACK SABBATHが1971年8月にリリースした3作目のオリジナルアルバム、『MASTER OF REALITY』。サバス自体がその後誕生するいろんなジャンルのロックにおけるルーツ的役割を果たしているわけだけど、特にこのアルバムや続く4作目『VOL.4』はグランジだとか、後にストーナーロックと呼ばれるようになる特殊なメタル、90年代以降のラウドロックの教科書/お手本になっていると言えます。知名度からいえばセカンド『PARANOID』なんでしょうけど、やはり個人的にはこの『MASTER OF REALITY』と『VOL.4』、そして5作目『SABBATH BLOODY SABBATH』をロック教則本に認定したいですね。

オジー・オズボーンの咳払い(マリファナでむせた咳払い、と言われていますが‥‥)からスロー&ダーク&ヘヴィスタートするこのアルバム、頭から名曲目白押し。いきなりミドルヘヴィな「Sweet Leat」でどんよりした空気を作り、サバスの歴史の中でも比較的ポップでキャッチーな路線に入る「After Forever」(そういえば昔この曲、バンドでカバーしたっけ。BIOHAZARDがカバーしたバージョンで)、トニー・アイオミによる30秒程度のインストナンバー「Embryo」は続く「Children Of The Grave」への序章で、かなりいい感じで盛り上げてくれます。そしてその「Children Of The Grave」。とにかくカッコイイ。曲のバックで鳴ってるパーカッションの音がまたいい雰囲気を作ってて‥‥オジーがソロになってからのライヴテイク(特にランディ・ローズ在籍時のテイクね)もカッコよかったけど、個人的にはサバスのオリジナルテイクの方が全てにおいて勝ってると勝手に思い込んでます。リズムのモタリ方とか、ギターのリフの刻み方、ちょっとしたリズムの取り方とか、全てにおいてツボ。完璧過ぎですよ。

そして後半戦は1分半程度のインスト曲「Orchid」で再スタート。アコースティックギターによる中世的でクラシカルな雰囲気がこのアルバムの世界観を更にハッキリしたものに仕立て上げてくれてます。それに続くはまたまたミドルヘヴィな「Lord Of This World」。テンポが変わる瞬間のカッコよさといったらもう‥‥そんな混沌とした世界を更に深いものにしてくれるのが、続く「Solitude」。クラシックとブルーズの融合とでもいいましょうか、とにかく暗黒の世界をそのまま音に表現したかのようなこの曲、サバスのスローナンバーの中でも俺内で1~2を争う程好きなんですよ。絶対にマリファナなりドラッグなりをキメて作ったであろうこのサウンド、後ろでなるいろんなエフェクト音、そして独特なフルートの音色。全てが「あっち側の世界」といった印象。オジーの抑えた歌い方もまた良いし。そんな静寂を引きちぎるかのようにスタートするヘヴィリフ。アルバムラストを飾るのは名曲中の名曲、「Into The Void」。とにかくこのアルバム、頭とケツのヘヴィさといったらパンパじゃないですよ。勿論サウンド的にいったらこれよりももっとヘヴィなサウンドはこの世にいくらでもあるんでしょうけど、音だけでなくアルバム全体に散りばめられたヘヴィさ、世界観であり空気感であり、音の隙間であり息づかいであり‥‥全てがヘヴィ一辺倒でこの『MASTER OF REALITY』を超える作品は、そうはないと思いますよ。

そういった面からこのアルバムがロック教則本として用いられているんでしょうね。METALLICAやPANTERA、カート・コバーンやビリー・コーガン、そしてMOGWAIのようなバンドまでもがサバスを愛するのは、こういった理由からなんじゃないでしょうか? もしあなたがまだサバスのアルバムに一度も触れたことがないというのなら、悪いことは言いません。まずはこのアルバムからスタートしてみましょう。



▼BLACK SABBATH『MASTER OF REALITY』
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2001年10月31日 (水)

BLACK SABBATH『REUNION』(1998)

オジー・オズボーン在籍期BLACK SABBATHとしては過去にも非公式ながら『LIVE AT LAST』があるし、ディオ時代には『LIVE EVIL』があるし、トニー・マーティン期も(日本盤は出なかったが)ライヴビデオ+ライヴCDのボックスが出ていた。そう考えると、約30年のキャリアでライヴ盤4枚というのは、決して少ない方ではない。ツェッペリンなんて映画のサントラとはいえ、約10年のキャリアでたった1枚しか出ていないわけで、DEEP PURPLEは‥‥どれだけ出てるのか知らない(苦笑)。とにかく、オジー在籍時の、ちゃんとしたライヴ盤はこれまで正式にはリリースされていなかったし、97年の復活以後唯一の音源(2001年10月現在)としてだけでなく、初期のベスト盤としても手軽に聴ける構成となっている2枚組ライヴアルバム。

収録は1997年12月5日、イギリスはバーミンガムにあるNECシアター。曲数や収録時間(16曲、約2時間)から、ほぼノーカット状態と思われる。収録曲に関しては、ファースト~5作目がメインになっていて、そこに「Dirty Women」なんて意外な曲も含まれている辺りに、彼らの本気振りが伺える‥‥かも(笑)。

ちょっとしたプレイのミスは修正されているかもしれない。更に、知っている方も多いと思うが‥‥オジーはスタジオ盤だろうがライヴ盤だろうが、必ず「ダブル・ボーカル」方式で録音する。つまり、一度唄ったモノに、更にもう一度同じモノを唄って被せる事を指す。これによってボーカルに自然と厚みが加わったり、また同じ事を二度唄っても微妙にズレるので、自然なコーラス/ディレイが得られたりする。スタジオ盤のみならず、ライヴ盤でもライヴ音源にスタジオで更にボーカルを重ねるわけだ。つうわけで、オジーのライヴ盤ってのはある意味、正真正銘の「実況中継盤」ではなく、ひとつの「作品」として語られるべきなのかもしれない(試しにMC部分と歌の部分の声を聴いてもらいたい。声の厚みや録音の違いが明らかだろう)。けどまぁ、今時修正のないライヴ盤の方が少ないのだし、そこまで気にして聴く人も少ないのかもしれない。余談だが、KISSなんてギターは全部スタジオで弾き直したものと差し替える、なんて話もある程だし(ステージで動き回る分、ミスや余計な音が入っている事が多いので、キチンとした作品として仕上げるために修正するそうだ)。

まずアルバムを聴いて驚くのが、歓声の大きさだろう。まぁこれはスタジオで調整して大きくしてるんだろうけど‥‥それにしても、この大合唱は何だろう? 1曲目「War Pigs」でのオジーと観客の掛け合いときたら‥‥まず間違いなく、ここ日本ではこんなの、無理だろう。一体「War Pigs」や「Iron Man」の歌詞をそらで唄えるファンがどれだけいるだろうか? 間違いなく1万人もいないはずだ。逆に武道館や横浜アリーナで大合唱が起きたら、俺は号泣+糞尿垂れ流し状態で感動するだろうね、きっと(爆)。まぁ冗談はさておき、この事実だけでも如何にBLACK SABBATHというバンドが欧米で認知されているか?がお判りいただけるだろう。途中のMCで熱狂的なファン?の叫びをそのまま収録しているが、これが全てなんだろう。単純にサバスとしての人気、それにプラスしてオジー・オズボーンとしての人気。最強じゃない?

そして、新曲‥‥オリジナルサバスとしては‥‥約20年振りの新曲ということになるのだが‥‥これが‥‥別にオジー名義でも何ら問題がない程度の楽曲とでもいうか‥‥確かに「サバスらしい」楽曲と見ることもできる。が、オジーがサバス脱退後、如何にサバスから離れたサウンドを繰り広げるか、如何に幅広いロックを聴かせるかという命題と戦ってきた結果、オジーが唄えば全て「OZZY OSBOURNEのサウンド」となってしまうわけで、今更「BLACK SABBATHとしての純粋な新曲です」と言われても、単純にバックトラックが変わっただけ、サウンドが変わっただけというようにしか思えない自分がいたりする。勿論、約20年振りにサバスとしての新曲を発表という事実には興奮したりもしたが、実際にその楽曲を前にすると、先に感じたような興奮を感じないのもまた事実だったりする。それだけ自分自身にとって「BLACK SABBATHの新曲」というのはハードルが高いものなのかもしれない。ただ、フォローする訳ではないが、単純に「オジーが唄う新曲」と考えれば、かなり高水準の楽曲であることには間違いない。

先にも書いた通り、選曲はファーストから5作目『SABBATH BLOODY SABBATH』までのベスト選曲(という表現には語弊があるだろうが、とりあえずこう言わせてもらう)ということになっている。先日、「サバスは『REUNION』1枚で十分」というような声を聞き、これに反論してる方がいた。確かに、深追いせずに手っ取り早く聴く分にはこの1枚で十分だろう。が、これ1枚でサバスの全てを解り切ったつもりになられては困る。ツェッペリンならベスト盤やBBCライヴを聴けば事足りるだろう、なんてしたり顔で言われた日にゃ、確かに俺も怒るだろう。サバスやツェッペリンというアーティストは、アルバム・オリエンテッド・アーティストなのだ。1枚のアルバムの流れ、ジャケットの神秘性等を大切にしてきたバンドなのであり、本来ベスト盤なんてものは邪道なのだ。もし上のように『REUNION』しか聴いたことがなく「サバスなんてあんなもんでしょ!?」としか思ってない方がいたとしたら、是非ファーストから5作目までのスタジオ盤をちゃんと聴いて欲しい。バンドのアーティスティックな面を本当に理解してもらうには、それが一番なのだ。

そう、あくまでこの作品は「ライヴバンドとしてのBLACK SABBATH」を伝えるのがメインであり、ベスト盤的カタログというのは二の次なのだから。



▼BLACK SABBATH『REUNION』
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2001年9月16日 (日)

IOMMI『IOMMI』(2000)

BLACK SABBATHのアックスマン、トニー・アイオミの事実上初のソロアルバム。'80年代前半、イアン・ギラン(DEEP PURPLE)を迎えたサバスが失敗し、サバスとしてではなくトニーのソロとして最初は制作された「SEVENTH STAR」というアルバムがあるが、あれはレコード会社の圧力により『BLACK SABBATH featuring TONY IOMMI』という訳の判らない名義でリリースされいる。あのアルバムはボーカルにグレン・ヒューズ(元DEEP PURPLE)、ドラムにエリック・シンガー(現KISS)、ベースにデイヴ・スピッツ(元WHITE LION。元ANTHRAXのダン・スピッツの実兄)他を迎えたバンド編成での作品となっていたが、この2000年秋にリリースされた本格的なソロアルバムは、楽曲毎にリズム隊やシンガーを取っ替え引っ替えして、単純に全てのギターとソングライティングにトニーが絡むのみという、非常に面白い作りとなっている。最初このアルバムがリリースされた時、てっきりサバスとしての活動が終了したからのソロアルバムだと思っていたのだが‥‥

プロデュースには復活サバスでのライヴ盤「REUNION」を手掛けたボブ・マーレットを起用。彼は'90年代後半のアリス・クーパーの作品や元JUDAS PRIESTのロブ・ハルフォードが一時期やってたバンド、TWO(NINE INCH NAILSのトレント・レズナーのレーベルからアルバムを発表している)を手掛けたりしている。どちらかというと、伝統的なメタル愛好者というよりは昨今のラウド系やインダストリアル系の人ってイメージなのだが‥‥さて、その「伝統継承者」と「今時のプロデューサー」とのコンビネーションはどんなもんなのだろうか??

以下に各楽曲毎の参加メンバー及び簡単な感想を紹介することとするので、ご参考までに。

M-1. Laughing Man (In The Devil Mask)
シンガーにROLLINS BANDのヘンリー・ロリンズ、ベースにテリー・フィリップス(この人、知りません。スタジオミュージシャン?)、ドラムにジム・コプリー(再結成MONKEESやPRETENDERSに参加)。リズムがサバスというよりも、昨今のラウド系っぽい跳ね気味なので、アイオミっぽくないかな?なんて思ったりして。ボーカルがロリンズってこともあって、独特な雰囲気を醸し出している。かなりのダウンチューニング(1音下げ?)の為、サバスよりも重い。リフとリフの隙間に効果音のように入るハーモニクス音がまた雰囲気を盛り上げる。ギターソロも暴れまくってるし‥‥でもよく聴くと、やっぱり(特にディオ期サバス以降の)トニーが弾くソロって感じかな? 非常に'90年代後半のラウド系を研究してるかなって感じ。

M-2. Meat
ボーカルに先頃解散したSKUNK ANANSIEのスキン、ベースはこのアルバムのプロデューサーであるボブ・マーレット、ドラムは元TESTAMENT~WHITE ZOMBIE~現ロブ・ゾンビのドラマー、ジョン・テンペスタ。一部ギターでそのSKUNK ANANSIEのギタリスト、エースが参加。ということもあってか、まんまSKUNK ANANSIEの曲として通用する内容となってる。確かにリフはトニーっぽいんだけど、スキンのような個性的なシンガーが唄うと、どの曲もSKUNK ANANSIEのようになってしまうという‥‥ってこれは、どのシンガーの曲にも言えるんだけど、このアルバムに参加したシンガーはどれも個性が強い人ばかりなので、どの曲もサバスというよりはそのシンガーが在籍するバンドの曲のようになってしまってる点が面白い。個人的にはアルバム中で好きな部類の曲。つうかマジ残念、解散は‥‥

M-3. Goodbye Lament
ボーカル&ドラムに元NIRVANA~現FOO FIGHTERSのデイヴ・グロール、ベースにはサバス「SEVENTH STAR」でも弾いてたローレンス・コットル(フュージョン系のアルバムにも参加してることから、どうやらスタジオミュージシャンのよう)、一部ギターにQUEENのブライアン・メイが参加。って聴けば判るよね、あのギターオーケストレーション(笑)。FOO FIGHTERSとブライアン・メイの共演は過去にも何度かあるので、その流れからかなぁと思うのだけど、実はトニーとブライアンは旧知の仲で、以前にもサバスの'89年のアルバム「HEADLESS CROSS」で1曲("When Death Calls")、ブライアンはギターソロを披露しているし、逆にトニーは'92年4月のフレディ・マーキュリー追悼ライヴにゲスト参加している。さて肝心の曲だが‥‥FOO FIGHTERSともサバスとも違う、別物‥‥サビでのギターオーケストレーションのせいでQUEENみたいっつうか(笑)。まぁグロールが叫ぶ箇所になると、あぁフーファイかなぁって感じがして。特にアルバム中、印象に残るタイプの曲でもないかな‥‥最もポップではあるけど。異色作ってとこかな?

M-4. Time Is Mine
ボーカルにPANTERAのフィル・アンセルモ、ベースにローレンス・コットル、ドラムに元SOUNDGARDEN~現PEARL JAMのマット・キャメロン。まんまサバス(笑)。フィル・アンセルモのサバス好きはご承知の通り。自身でDOWNなんていう、まんまサバスなストーナーロックバンドをソロでやってた程だから。このアルバム中、最もサバス及びトニーに敬意を表した曲では? ボーカルはPANTERA以外の何ものでもなく、それでいてバックはサバス以外の何ものでもない。普通の出来と言ってしまえばそれまでだが、個人的には「やるべき人間がやるべき仕事をやった」って感じで好感が持てる。

M-5. Patterns
ボーカルにSYSTEM OF A DOWNのサージ・タンキアン、ベースにローレンス・コットル、ドラムにジミー・コプリー。何かサバスの"Electric Funeral"と"Iron Man"をくっつけたみたい(笑)。サージのあの独特な唄い方はここでは希薄で、どっちかっていうとありがちな出来。もっとハードコアでSYSTEM OF A DOWNも真っ青な曲を期待したんだけど、残念。まともなヘヴィロックかストーナーロックといったところだろうか?

M-6. Black Oblivion
アルバムのハイライトとなる1曲。ボーカル、ベース、そしてギターの一部を元SMASHING PUMPKINSのビリー・コーガン、ドラムにはジョン・メレンキャンプ・バンドの一員としてだけでなく、多くのセッションでお馴染みのケニー・アロノフ。8分以上もある大作で、ある意味で末期スマパン的アプローチとも取れる内容。つうか、「MACHINA」でのスマパンがサバス的アプローチを取り入れていたとも言えるが。途中何度も曲調が変わる展開が入る点が非常に初期サバスっぽいというか。まぁビリーの声質のせいもあって、トニーの色が希薄かなぁ、と。スマパンの未発表曲と言われたらそのまま信じてしまいそうな1曲(つうか以前、この曲をスマパン好きの友人に聴かせたら「何、未発表曲?」と言ってたし)。アルバム中最も好きな曲。

M-7. Flame On
ボーカルにTHE CULTのイアン・アストベリー、ベースにローレンス・コットル、ドラムにマット・キャメロン、一部ギターにブライアン・メイが参加。これも曲調&イアンの歌唱のせいあって、非常にTHE CULTっぽくなっている(特にサビの掛け合いっぽいとこなんて、モロCULTだし)。確かにリフ等はサバスのそれっぽいとも言えるのだが、いざイアンが加わると‥‥世界観が一気に変わるという‥‥けど、まぁ‥‥普通の曲だな、これも。インダストリアル的S.E.が所々に組み込まれているが、それも空回りかな?って気も。つうかブライアン・メイ、どこに参加してるの?(苦笑)もしかして、ギターソロ!? とにかくイアンのカラーのみが色濃く表れた、中途半端な出来。

M-8. Just Say No To Love
ボーカルとベースにTYPE O NEGATIVEのピーター・スティール、一部ベースでローレンス・コットル、ドラムにマット・キャメロン。歌に入った途端に別世界へと導かれてしまう‥‥好きです、ピーター・スティールの歌声(笑)。TYPE O NEGATIVEとはまた違った世界観なんだけど、非常にサバスとマッチしてるような気がする。サバス・トリビュートアルバムでもTYPE O NEGATIVEがカヴァーした"Black Sabbath"は最も異様な色を醸し出してたしなぁ。サバスでもTYPE O NEGATIVEでもない世界を新たに作り出してるよ、これ。これもかなり好きな部類の曲。

M-9. Who's Fooling Who
サバスの新曲です、ハイ(笑)。ボーカルにオジー・オズボーン、ドラムにビル・ワードという現サバス組。ベースもローレンス・コットルということで元サバス組なので‥‥サバス新曲と言い切っても間違いではないでしょう。まぁギーザー・バトラーのあのベキベキ・ランニングベースがなくちゃ今のサバスとは言い難いけど‥‥イントロの鐘の音の時点でもう雰囲気バッチリ。ただ、思いっきりダウンチューニングで尚かつキーが低いことから、オジーが持ち味を発揮し切ってないかなぁ‥‥と。オジーは中~高音域が特徴なわけで、低音で凄まれても、ちょっと‥‥(笑)このメンツ、プロデューサーも復活サバスと一緒ということもあり、かなり再結成後の新曲に近い作風なのだけど‥‥まぁ普通の曲かなぁ、と。オジーとトニーが組むんだから、かなりハイレベルな楽曲を勝手に期待してしまってるのだよ、こっちは。中盤の"Children Of The Grave"みたいな展開は好きだけどね。それよりも、もっとかっこいいリフ&メロディーに期待(もしかしたらこの曲、ノーマルチューニングで演奏したらカッコイイのかも‥‥)。

M-10. Into The Night
ボーカルにビリー・アイドル、ベースに元SOUNDGARDENのベン・シェパード、ドラムにマット・キャメロン、って‥‥リズム隊、SOUNDGARDENかよ!!(笑)それにギターがトニーって‥‥これこそまんま、サバスじゃんか! どうせなら、ボーカルにクリス・コーネルを‥‥レイジと一緒にやってる場合じゃねぇってば(苦笑)。この曲も必要以上にキーが低いせいで、ビリー・アイドルの持ち味を生かし切れてないかなぁ、と。ビリー・アイドルは'80年代、大好きなシンガーのひとりだったので、この声の枯れ具合にちょっと悲しくなったりして‥‥途中途中、無駄に入る「ア゛~ォ!」っていうシャウトに彼の拘りを感じた(笑)。勝手に「もしこの曲でクリス・コーネルが唄ってたらなぁ‥‥」とか思ってら、途中でアップテンポに展開して、もろビリー・アイドルな曲調に(笑)。好きです、やっぱりこれでも。あと、7曲目にブライアン・メイってクレジットされてて、どこに参加してるのか不明だったんだけど‥‥こっちの曲には、如何にもブライアンなギターオーケストレーションのパートがあるんですが‥‥(苦笑)手違いでしょうか? まぁ何はともあれ、最近‥‥映画「スピード」以来‥‥全く音沙汰のなかったビリー・アイドルの生存が確認できただけでも、ヨシとしよう(苦笑)。


つうわけで、以上が全曲。ビリー・アイドルやイアン・アストベリー(THE CULT)といった、ヘヴィロックとは言い難いジャンルの人達も含まれているが(ある意味、現在のデイヴ・グロールもこっち側の人かな? OZZ FEST出演経験者とはいえ)、基本的には最近のアメリカン・ラウド系を代表するシンガーを中心に置いて作られた感がある。ただ、ラウド一本というわけでもなく、そのビリー・アイドルやイアン・アストベリー、そしてスキンといった異色を混入することで、トニー・アイオミのソングライター/リフメイカーとしての才能を改めて伺い知る事ができる。サバスではどちらかというと一本調子なイメージがあるが、こうやっていろんな曲調/作風の曲に対応出来ることからも、その事実は歴然としている。

今後、オジーと活動することで、初期サバスのような作風を求められるだろう。そうなれば、更に限定された音楽性での活動を強いられる。そのガス抜きとして、またこういうソロアルバムが作られることと思う。個人的には固定のバンド編成ではなく、こういうアプローチでまた作って欲しいと切に願う。面白かったよ、マジで。メタルにちょっと興味があるって人、ドンズバのラウド系が好みの人、普段メタルしか聴かない人、どの層にもアピールする内容じゃないかな? オムニバス・アルバムを聴くような手軽な1枚。昨今のラウド系オムニバスとしても機能する出来となってるので、サバス云々抜きで語られてもいいと思うよ?



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