カテゴリー「Blur」の10件の記事

2019年1月13日 (日)

祝ご成人(1998年4月〜1999年3月発売の洋楽アルバム20選)

新成人の皆さん、おめでとうございます。2014年度に初めて執筆したこの“洋楽版成人アルバム”企画、今回で5回目となります。毎年この時期にこの企画をやることで、温故知新というよりは「自分の20年前の音楽ライフはどんなだったか」を思い返す上で非常に重要なコンテンツになりつつあります。

しかも、今回は当サイトの前身サイトがスタートした時期(1998年12月)が被っていることから、選出時もいろいろ感慨深いものがあります。いやあ、長く続けるもんだ。

さて、この企画の説明です。この1月に成人式を迎えたの皆さんが生まれた年(学年的に1998年4月〜1999年3月の期間)にリリースされた洋楽アルバムの中から、個人的思い入れがある作品のうちSpotifyやApple Musicで試聴可能な作品を20枚ピックアップしました。今年度は残念ながら、選出した20枚すべてがSpotifyおよびApple Musicに揃っているものではありませんでした(各サービスともに1枚足りないという)。

でも、どれも名盤ばかりですし、もしまだ聴いたことがないという作品がありましたら、この機会にチェックしてみてはどうでしょう。特に、現在20歳の方々は「これ、自分が生まれた年に出たんだ」とかいろいろ感慨深いものがあるような気もしますし。ちなみに、作品の並びはすべてアルファベット順です。(2014年度の新成人編はこちら、2015年度の新成人編はこちら、2016年度の新成人編はこちら、2017年度の新成人編はこちらです)


ASIAN DUB FOUNDATION『RAFI'S REVENGE』(1998年11月発売)(Spotify

AT THE DRIVE-IN『IN/CASINO/OUT』(1998年8月発売)(Spotify)(レビュー

BEASTIE BOYS『HELLO NASTY』(1998年7月発売)(Spotify

BLUR『13』(1999年3月発売)(Spotify)(レビュー

BOARDS OF CANADA『MUSIC HAS THE RIGHT TO CHILDREN』(1998年4月発売)(Spotify

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2018年9月26日 (水)

BLUR『PARKLIFE』(1994)

1994年4月はイギリスの音楽シーンにとって大きな分岐点となりました。それはOASISがシングル「Supersonic」でデビューを果たし、BLURが通算3作目のアルバム『PARKLIFE』を発表したから……このブリットポップ2大バンドが、その後を大きく変えてしまうスタイルでシーンのど真ん中に立とうとした、そんな記念すべき瞬間でした。

BLURはデビュー作『LEISURE』(1991年)の時点で全英7位を記録し、マッドチェスターやらシューゲイザーやらが流行りつつある英国シーンの中で大健闘します。ですが、続く“very british”な2ndアルバム『MODERN LIFE IS BUBBISH』(1993年)がセールス的には前作に及ばず(全英15位)、このまま人気を落としていくのかと思いきや、『MODERN LIFE IS BUBBISH』での“very british”路線をさらに濃くした『PARKLIFE』というアルバムでキャリア最大の成功を収めることになります。

チープな打ち込みリズムにグルーヴィーなベースライン、途中から加わるオルタナティヴロック色の強いザラザラしたギター。そんな中、デーモン・アルバーン(Vo)はサビでシンプルなフレーズをひたすら繰り返す。この中毒性の強い「Girls & Boys」が全英5位を記録したのを筆頭に、ひと昔前のポップス的アレンジで聴き手を惹きつける「To The End」(同16位)、映画『さらば青春の光』で主演を務めた俳優フィル・ダニエルズをフィーチャーした“90年代の英国国家”「Parklife」(同10位)、前作からの延長線上にありながらもよりBLURらしさが極まった「End Of Century」(同19位)と、とにかくインパクトの強いヒットシングル満載。アルバムは当然1位を獲得し、本国イギリスだけで100万枚を超える大ヒット作となりました。

もちろんこのほかにも、イギリスのバンドらしいひねくれ感満載の「Tracy Jacks」や「Jubilee」、グレアム・コクソン(G, Vo)のオルタナ感がストレートに表れた「Bank Holiday」や「Trouble In The Message Centre」、ファンキーなリズム&ギターフレーズが心地よい「London Loves」、そしてアルバム終盤を劇的に盛り上げる「This Is A Low」など、とにかく名曲目白押し。さらに、「The Debt Collector」などアルバムの合間に用意されたインスト/インタールードも良い味を出しており、アルバムを通して聴く際の箸休め的役割を果たしています。

前作『MODERN LIFE IS BUBBISH』と本作、そして続く『THE GREAT ESCAPE』(1995年)がBLURにおける“ブリットポップ3部作”と呼ばれており、デーモンの「ブリットポップは死んだ」宣言が記憶に残る『BLUR』(1997年)以降の作品と一線が引かれています。にしてもさ、『MODERN LIFE IS BUBBISH』から『THE GREAT ESCAPE』までのBLURって、年に1枚アルバムを出しているんですよね……そりゃあ燃え尽きますよ。しかも、周りからはOASISとの比較でいろりろ焚きつけられたわけですから、「ブリットポップは死んだ」と宣言する権利は彼らにこそあると思います。そんな、良くも悪くも“時代”を作ってしまった1枚です。



▼BLUR『PARKLIFE』
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2018年4月27日 (金)

BLUR『MODERN LIFE IS RUBBISH』(1993)

このアルバムも今年で25周年。1993年5月にリリースされた、BLUR通算2作目のスタジオアルバム。マンチェスタームーブメントの恩恵を受け、デビューアルバム『LEISURE』(1991年)が全英7位、同作からのシングル「There's No Other Way」が全英8位と新人ながらも好成績を残したものの、この2ndアルバムでは大胆な方向転換に取り掛かり、“Very British”な作品を完成させます。

まだブリットポップ前夜の1枚ではあるのですが、このアルバムがブリットポップを象徴する1枚だという声も多く、そういう意味では本作が発表されたところでブリットポップムーブメントは始まっていたと言えるでしょう。

事実、ここに含まれている楽曲群は“いかにも小難しいイギリス人が書きそうな、ポップでキャッチーなのにどこかひねくれている”ものばかり。だけど、ところどころに引っ掛かりがあるせいか何度も聴きたくなる中毒性が高い。自分がBLURの作品中このアルバムがもっとも好きなのは、そういったところに理由があるのかもしれません。

名曲中の名曲「For Tomorrow」からスタートし、そこから軽やかなピアノが心地よいアップチューン「Advert」、ヘヴィさが際立つ「Pressure Of Julian」、BLURらしいポップさが際立つ「Star Shaped」と、序盤からクセの強い曲がズラリ。デーモン・アルバーン(Vo)の淡々としたボーカルと耳に残るグレアム・コクソン(G, Vo)のコーラス、そのグレアムによる鋭いギタープレイは全編にわたり聴き応えがあります。

中盤以降も「Chemical World」を筆頭に、途中インタールードを挟みつつ独自のテンポ感で進行。「Oily Water」みたいなサイケ色強めのミディアムチューンもあれば、イントロのギターフレーズが印象的な「Villa Rosie」、シンプルなギターリフがただひたすらカッコいい「Coping」、ダウナーさが際立つ「Resigned」と、1曲1曲の個性/クセが強い楽曲ばかり。当初はXTCのアンディ・パートリッジをプロデューサーに迎えて制作していたというのも、なるほど頷ける内容です(のちに方向性の違いで解任)。

聴く者を選ばずわかりやすさをとことん追求したOASISとは相反し、英国民の心に訴えかけるマニアックなサウンドを追求したBLUR。この両巨頭が1年後にここ日本を巻き込む一大ムーブメントを作り上げるなんて、このアルバムを初めて聴いた頃は想像もできなかったはず。それくらい、最初は地味な印象しかなかったので……だって、前作とこのアルバムの間に発表されたシングル「Popscene」みたいなアップテンポなロックナンバー皆無で、ミディアム中心にジリジリ攻める内容は派手なロック好きな自分には少々ストイックすぎて……。でも、気づけばこのアルバムがクセになって手放せなくなっていた。そんなスルメ的な名作です。



▼BLUR『MODERN LIFE IS RUBBISH』
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2017年8月22日 (火)

BLUR『BLUR』(1997)

昨日のOASIS『BE HERE NOW』発売に先駆けること半年、1997年2月に発表されたのがBLURの通算5作目となるオリジナルアルバム『BLUR』。セルフタイトルであると同時に“無題アルバム”でもある本作は、過去4作、特に2ndアルバム『MODERN LIFE IS RUBBISH』(1993年)から3作続いた“ブリットポップ3部作”から打って変わり、USオルタナロック寄りに振り切れたローファイサウンド満載の1枚となっています。

前作までにあったイギリス人らしいひねくれたポップ感、ピアノやストリングス、ブラスなどを大々的に導入したゴージャスなサウンドはここには皆無。1曲目「Beetlebum」はシーケンスされるシンプルかつ風変わりなギターリフの上で、デーモン・アルバーン(Vo)の内向的なボーカル&歌詞が乗る、ある種“グランジ以降”のサイケなオルタナロックに仕上げられています。最初に聴いたときの驚き、異物感はハンパなかったけど、よく聴けば間違いなくBLURの楽曲そのもの。そこから強烈な爆発力を持つ「Song 2」へと続く構成には、過去のBLURのイメージは一切感じられない。デーモンが本作の発売をもって「ブリットポップは死んだ」と宣言したのもうなずける内容かもしれません。

その後もユルくてダウナー、時々ラフでアッパーな楽曲が続いていきます。「Country Sad Ballad Man」や「On Your Own」あたりからはPAVEMENTやベックからの影響がところどころに感じられるし、こういった作風は前作『THE GREAT ESCAPE』(1995年)とは完全に別モノだし、同じバンドの作品とは思えないほど。前作では存在感が希薄だったグレアム・コクソン(G)のギタープレイも前面に押し出され、デーモンのセンスとグレアムの90年代後半ならではのセンスが存分に発揮された奇跡的な1枚と言えるでしょう。

とはいえ、完全にブリティッシュテイストを捨ててしまったかといえば、そうでもなく。「M.O.R.」あたりにはデヴィッド・ボウイやブライアン・イーノといった諸先輩方からの影響も見え隠れするし(実際、影響という意味でか、クレジットには2人の名前も)、「Look Inside America」の節回しは“ブリットポップ期”のBLURそのもの。散々“別モノ”と書いてきたものの、実はしっかりつながっていたんですね。冒頭2曲のインパクトが強すぎるがゆえに、そこを見逃してしまいがちなリスナーも実は多かったりするんじゃないでしょうか。

ここでの変化が、のちにデーモンをGORILLAZまで導いた……というのは言い過ぎかもしれませんが、間違いなくその導火線のひとつとなった、デーモン的にも、BLURというバンド的にも、そして90年代後半の音楽シーン的にも非常に重要な作品の1枚と言えるはずです。



▼BLUR『BLUR』
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2017年1月 9日 (月)

祝ご成人(1996年4月〜1997年3月発売の洋楽アルバム20枚)

新成人の皆さん、おめでとうございます。2014年度に初めて実施したこの企画、今回で3回目を迎えます。今年も新成人の皆さんが生まれた年(学年的に1996年4月〜1997年3月の期間)にリリースされた洋楽アルバムの中から、個人的思い入れがある作品を20枚ピックアップしました。どれも名盤ばかりなので、もし聴いたことがないという作品がありましたら、この機会にお手にしてみてはいかがでしょうか。とは言いながらも大半が名盤中の名盤なので、聴いたことがあるものばかりかもしれませんが。

作品の並びはすべてアルファベット順です。(2014年度の新成人編はこちら、2015年度の新成人編はこちらです)


ATARI TEENAGE RIOT『THE FUTURE OF WAR』(Amazon

BECK『ODELAY』(Amazon

BLUR『BLUR』(Amazon)(レビュー

DEF LEPPARD『SLANG』(Amazon)(レビュー

THE HELLACOPTERS『SUPERSHITTY TO THE MAX!』(Amazon)(レビュー

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2016年1月10日 (日)

祝ご成人(1995年4月〜1996年3月発売の洋楽アルバム20枚)

新成人の皆さん、おめでとうございます。昨年度に初めて実施したこの企画、今回も新成人の皆さんが生まれた年(学年的に1995年4月〜1996年3月の期間)にリリースされた洋楽アルバムの中から、個人的思い入れがある作品を20枚ピックアップしました。どれも名盤ばかりなので、もし聴いたことがないという作品がありましたら、この機会にお手にしてみてはいかがでしょうか。とは言いながらも大半が名盤中の名盤なので、聴いたことがあるものばかりかもしれませんが。

並びはすべてアルファベット順です。(2015年の新成人編はこちら


Alice in Chains『Alice in Chains』(Amazon)(レビュー

Ben Folds Five『Ben Folds Five』(Amazon

Björk『Post』(Amazon

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2015年1月13日 (火)

祝ご成人(1994年4月〜1995年3月発売の洋楽アルバム20枚) ※改訂版

新成人の皆さん、おめでとうございます。というわけで今回は、新成人の皆さんが生まれた年(学年的に1994年4月〜1995年3月の期間)にリリースされた洋楽アルバムの中から、個人的思い入れがある作品を20枚ピックアップしました。どれも名盤ばかりなので、もし聴いたことがないという作品がありましたら、この機会にお手にしてみてはいかがでしょうか。とは言いながらも大半が名盤中の名盤なので、聴いたことがあるものばかりかもしれませんが。

あ、並びはすべてアルファベット順です。

Beastie Boys「Ill Communication」(Amazon

Blur「Parklife」(Amazon

Dinosaur Jr.「Without a Sound」(Amazon

Helmet「Betty」(Amazon

Jeff Buckley「Grace」(Amazon

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2003年6月10日 (火)

BLUR『THINK TANK』(2003)

99年3月にリリースした『13』から4年振り、通算7枚目のオリジナルアルバムとなる『THINK TANK』。その4年の間にblurとしてのベストアルバムをリリースしたり(1曲のみ新曲入り)、各メンバーのソロ活動があったり。その中でも、最も現在のバンドに影響を及ぼしたであろう活動が、デーモンがやっていた覆面ユニットGORILLAZ。ヨーロッパのみならず、アメリカでも成功を手中に収めてしまったこのユニットのお陰で、バンドのレコーディング開始が延びに延びたり、またその後デーモンがいろんな活動に手を伸ばしたりで‥‥痺れを切らしたグレアムはソロアルバムを出したりしてその場を何とか持ち堪えたものの、結局は脱退。バンドにとっては相当大きな打撃だったのではないでしょうか? 事実、俺がこのバンドを愛してきたのは、勿論楽曲の良さ・ひねくれ具合というのもありますが、それ以上にグレアムの弾くギターがそういった楽曲に絡まった時の凄みなんですよね。そういう魅力が薄れてしまうんじゃないか‥‥この新作を聴く前は、そう危惧していたわけです。

が、結果としては‥‥確かにギターに関しては物足りなさも残るものの、これはこれで非常に充実した「ポップアルバム」になったのではないでしょうか。そう、あくまでこれは「ポップアルバム」なのですよ。勿論、それまでロックだったものがポップになった、とかそういった次元の話ではなく。

音楽的には前作の延長線上にあるともいえるし、更に拡散方向へと暴走しているともいえるんだけど、思ってた以上に統一感があるのね。デーモンが歌ってるってのもあるだろうし、各楽曲のトーンが比較的似たようなものだからというのもあるでしょう。一聴して暴走気味なパンクチューン「Crazy Beat」や「We've Got A File On You」でさえも、その他のまったりとした楽曲達と似通ったトーンで表現されているし。唯一、そこから突き抜けてしまってるのは、アルバムラストに収められた「Battery In Your Leg」のみ。これだけグレアムが参加したテイクなんですが‥‥やっぱりギターは一聴しただけでグレアムのそれと判りますよね、ファンなら。そうそう、曲調云々は抜きにして、こういった演奏を聴きたかったわけですよ、俺は。

だからといって、それ以外の曲がダメだというわけではないですよ。ただね‥‥これまでのアルバムのように「1枚のアルバムに、アンセムソングと呼べるような超名曲が1~2曲は収録されている」といったお約束は、今回守れそうにはないようです(詳しくは『13』レビュー参照)。確かにヨーロッパでシングルカットされた「Out Of Time」やアメリカでのシングル「Crazy Beat」等はそれに肉迫する内容ですが、決定打に欠けると言わざるを得ません。その他の楽曲も非常に優れているんですよ。けど、以前の様な絶対的な存在となる1曲がないんですね。「For Tomorrow」だったり「Girls & Boys」だったり「The Universal」だったり「Beetlebum」だったり「Song 2」だったり「Tender」だったり‥‥そういう1曲が残念ながらここには見当たらないのです。勿論、ファンにとっては「そんなことはない!○×だってそれらに匹敵する名曲だぞ!!」って反論もあるとは思いますが、少なくとも俺の中ではそうなんですよ。あと一歩‥‥そういう印象が非常に強い楽曲ばかりなんですよ。

ところが、これらの楽曲をアルバムとして通して聴いてみると、決して悪くないんです。むしろ、トータルでなら前作よりも上をいってるとさえ感じましたし。きっとこれって、先に書いた「トーン」も影響してるんだろうなぁと思うわけで。同じようなトーンで表現されているものの、個々の楽曲が決して似通ってるわけではない。微妙な表現ですが、そこがかなり大きなポイントだと個人的には感じています。

それは楽曲毎にプロデューサーを多数導入したりといった事も大きく影響してるんでしょう。今回はバンドとBEN HILLIERという人が共同プロデュースで殆どの楽曲に名を連ねている他に、前作でも関わったウィリアム・オービット(「Sweet Song」)、FATBOY SLIMことノーマン・クック(「Crazy Beat」と「Gene By Gene」)といった大物がそれぞれ関わっています。殆どが味付け程度といった仕事ぶりなんでしょうけど、見事にそれらしい仕事ぶりを披露してくれてます。

全体的なトーンがダウナーで、決して初期のような高揚感溢れるサウンドはここにはありません。アッパーな曲にしろ、初期とも「Song 2」辺りとも違う次元の狂気を感じさせるし、まったりしながらも実はそういう「迫り来る狂気」みたいなものをジワジワ感じるアルバム。一番最後の「Battery In Your Leg」で、その狂気は静かに爆発する‥‥しかも対外的にではなく、自分の脳や心の奥底で破裂する。これはそういうアルバムなのではないでしょうか。

名盤か否か、と問われると‥‥正直答えに困ります。何故なら‥‥もっと聴き込んで初めて答えが出てくる‥‥いや、その断片が見えてくるアルバムなんじゃないかな、と思うからです。好き嫌いがハッキリする作風ではありますが、俺はこれを評価したいと思います。確かにこれをライヴでどう表現するのか、気になるもんなぁ。



▼BLUR『THINK TANK』
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1999年9月 9日 (木)

「FUJI ROCK FESTIVAL '99」DAY 2@苗場スキー場(1999年7月31日)

  2日目に突入です。1日目同様、気の利いたことは書けません。


◎RORY McLOED (at GREEN STAGE / 10:30~11:00)

  プログラムにはないスペシャルゲストかと思ったのだが、FIELD OF HEAVENに出演する方だった。英国出身で、世界中を放浪しているシンガーソングライターだそうな。基本的にはギターとハーモニカのみ。本当ならほんわかした雰囲気の中で聴きたいタイプの音なのだが、どうも周りの雰囲気はそうではない。すでに人が多いし、日射しも強くなってきている。日よけもない場所で聴いたのもあり、いまいち記憶に残ってない。ただ、ひとつ……ちょっとロン・セクスミスを思い出した。が、あそこまで繊細な感じはしないけど。

  3曲くらいの演奏だったか。最後の曲には前日にも現れたナワン(1日目のハイスタ参照)が再び現れ、共演。またまた「Free Tibet!」のコール&レスポンス。結局30分以上やったのか。


◎東京スカパラダイスオーケストラ (at GREEN STAGE / 11:00~11:40)

  5月に不慮の事故でドラムの青木氏を失い、6月のツアーから助っ人としてブランキー・ジェット・シティーの中村達也が参加。あの達也がお揃いの衣装を着る、それだけで注目のステージとなったはずだ。

  さてそのステージだが、いきなり達也のドラムからスタート。銀色のスーツをまとった彼。やけにデカく感じる。いや、ドラムセットが小さいだけか。ジャケットの下は素肌。達也の激しいドラミング以外は、いつも通りのスカパラに見えた。「青木氏の弔い合戦」というイメージはまったくなく、いつも通りのエンタテインメント性を全面に出した楽しいステージだった。


◎DMBQ (at WHITE STAGE / 11:30~12:10)

  轟音系なんだけど、いい意味で音が「古臭」く、70年代のビンテージって感じ。ちょっと前のグランジとも違う。うまい表現が見つからないけど、すごくいい感じ。個人的には趣味。これでもっとエンタテインメント性があったりすると、いかにも70年代的なんだろうけどね。そうしないところが、現代的ってことなのか。


◎BRAHMAN (at WHITE STAGE / 12:50~13:30)

  とにかく人が入ってる。昨日のNEVEが嘘のようだ(昨日は前の方に客が固まってるだけで、後ろの方はがらーんとしていて客が寝転がっていた)。後ろまでびっしり客が詰まってる。みんな期待してるってこと。考えてみると2日目って日本のパンク系バンドが多かったね(eastern youth、BACK DROP BOMBなど)。

  1曲目がいきなり「Tongfarr」だった、と思う。何せ暑かったのと、風が強くて砂埃がひどくて、記憶がいまいちはっきりしない。が、この曲をやったことは鮮明に覚えている。日本的なメロディを聴かせる、「歌」にこだわってるように感じた。あとはもう……モッシュの嵐。この日のステージを観て、間違いなくこれからも追い続けるバンドのひとつになったことだけは断言できる。


◎UA (at GREEN STAGE / 13:20~14:00)

  今回のバンド編成は元ルースターズが2人(ドラムの池畑氏、ギターの花田氏)いて、さらに浅田氏も参加。期待しないわけがない。選曲がこれまた、グレイテストヒッツ的なもので大満足。花田氏のスライドギターもこれまた渋い。気がついたらステージに向かって走ってた。


◎SKUNK ANANSIE (at GREEN STAGE / 16:00~17:00)

  久しぶりに生で見た彼ら、この日は新作「POST ORGASMIC CHILL」のオープニング曲「Charlie Big Potato」からスタート。イントロの長いインダストリアル系SEにうざったさを感じながらも、バンドが入ると途端にイメージが逆転。レイジもびっくりのハードな演奏。最初、お客は前の方だけだったのに、演奏がスタートしてそのハードさが伝わった途端に前へ前へと走り出す。そりゃそうだって。

  そしてスキン(Vo)が登場して、歌う。時に優しく、時に絶叫し、サビのハイトーンのところで多くの客がステージに向かって走っていくのが判った。いやいや、爽快。今まで彼等のことを知らなかった人はラッキーだと思う。だって、いきなりライブの洗礼を受けることができたのだから。1999年フジロックのベストアクトのひとつと言ってもいい。

 自分は続くリンプ~ケミ~ブラーに備えて、後ろで泣く泣く体力温存していたのだが、やっぱりお客が続々と増えていく光景を見てるのは圧巻というか爽快というか。個人的にはこのSKUNK ANANSIEとCATATONIAがどう受け入れられるかが、今後の海外アーティスト来日公演への布石になるはずと思っていたが、大成功だったようだ。

  選曲自体は先にリリースされたサードと大ヒットしたセカンドからの曲が中心。あの厳ついイメージのあるスキン嬢だが、ことMCになるとかわいらしい声で喋る。このギャップがたまらないし、レイジやKORNとは違った良さがある。絶対に、絶対に日本でもっと人気が出てもいいはずだ。


◎LIMP BIZKIT (at GREEN STAGE / 17:50~18:50)

  勿論リンプには期待していた。あのアルバムを聴けば誰もがそう思うだろう。実際、あの新作を聴いてフジ2日目だけ参戦を決めた方は多かったはずだ。

  噂には聞いていたが、ここまでエンタテインメント性重視のバンドだとは思わなかった。アルバムレビューで「バカ=とっつきにくい説」なんてのを書いた俺だが、そうか、作られたバカだったのか。とにかく客を楽しませることに徹している。レイジとは明らかに別の世界のバンドだということがよく判った。レイジにはロックバンド特有のストイックさを感じるのだけど、リンプの場合は例えばBEASTIE BOYSから受ける「あの」感じ。それと同様なものを感じ取る事ができた。それだけでも大きな収穫だと思う。

  正直、モッシュしまくってたし、思いっきりコケたし、命がけで暴れてたので、ここに気の利いたことは書けない。ただ、ファーストの曲とセカンドの曲って、ライブ会場で聴くと明らかに質感が違う。改めて「SIGNIFICANT OTHER」のすごさを実感した瞬間だった。

  それと、ライブ恒例の「大カバー大会」にも楽しませてもらった。「Do you like KORN?」の一言の後にあの印象的なドラムとギターリフが(「Blind」)。しかし、イントロの「Are you ready?」のところで演奏をストップ。続くはレイジの「Bombtrack」。ギター&ベースのユニゾンに笑った。そしてここでも「1、2、3!」で演奏ストップ。ここで終わるのかと思ったら、ギターがいきなり聴き覚えのあるリフを。あ、メタリカだ。しかも「Master Of Puppets」。今度は歌まで披露。歌うのはギターのウェス。「Master! Master!」のところまで演奏される。客は勿論盛り上がる。で、最後の最後にお約束でフレッドが一言、「Fuck You!」。これが言いたいがための前振り。リンプの芸人魂見たり、ってところか。


◎THE CHEMICAL BROTHERS (at GREEN STAGE / 19:40~20:50)

  いきなり1曲目が「Hey Boy Hey Girl」。ウッドストックと一緒か? カレーを抱えたまま、ステージ近くまで走ろうと思ったが断念。贅沢に後ろのほうで食事しながらケミカルを聴くという、これも野外フェスの醍醐味。腹いっぱいになって体力的にも余裕ができたあと、地味に踊った。満天の星空の下、サイケな映像に目がやられ、無機質な機械音に耳と頭をやられる。そして体だけが勝手に動く。これが気持ちいいのだよ。

  前作発売時にリキッドルームで観たときよりも、断然今回のほうが良かった。勿論クラブレベルで観る(踊る)彼等も最高だが、グループの規模感がデカくなった今、イギリスと同じ条件で観られるってのが幸運だと思う。

  曲に関してはほぼ原曲通りだったが、圧巻は名曲「Setting Sun」のぶち壊し振り。前回の来日もほとんど歌のパートを聴かせないプレイに度肝を抜かれたが、今回はバックトラックが4つ打ちに差し換えられていた。カッコイイじゃないか! しかもまた歌を無視! ざまぁ見やがれ、と大暴れ。疲れてたはずなのに、そんなことすら忘れさせるステージだった。


◎BLUR (at GREEN STAGE / 21:40~23:00)

  ステージにメンバーが現れまず驚いたのが、デーモンの衣装。いや、衣装とも言えない普段着。これじゃあリアムだよ!?ってな格好に無精髭、覇気のなさ、いや、オーラのなさが気になる。この「これじゃあリアムだよ!?」ってのは結局最後までつきまとった。もちろん今やってる音楽のイメージを考えれば、ちょっと前までの「ハイパーアクティブな」イメージを求めるのは酷なのかもしれないが、あの覇気のなさがすごく気になる。リアムの場合はそこにオーラがあるのだけどね。

  そして気になること、その2。1曲目の「Tender」なのだが……何かが違う。聴いていてすごく居心地が悪い。何故だ? 自分なりにいろいろ考えたのだけど、こういう結論に達した。つまり、あの日「Tender」が“みんなのうた”になれなかったのではないか。どんなに作者が個人的なことを歌おうが、それがCDとして流通され、ラジオから流れ、テレビから流れ、ライブで披露されたその瞬間に、“ぼくのうた”から“みんなのうた”に変わる。作者の手元を離れてしまうのだ。そして俺達はその「瞬間」を、その爽快感を味わいたくてCDを買い、ライブに足を運ぶ。なのにデーモンはその切っ掛けを与えてくれなかった。それがあの覇気のなさと関係あるのかはわからないが、俺はその拒絶された感じに違和感を覚えたのかもしれない。

  ライブが進むにつれて、客は盛り上がりを見せるが、俺は盛り下がり続けた。唯一救われたのは、過去の曲、特に「The Universal」を聴けたことかもしれない。唯一そのときだけは自分の中で盛り上がりを見せたが、最後の最後の名曲3連発、「Girls & Boys」「Parklife」「Song 2」で再び盛り下がっていく。体とは相反して、心はブルーのままだった。楽しめることは楽しめたのだが、何かしっくりこないとうか。

  ライブは演者側がどういう状態であれ、観る側にとって“One And Only”なものでなければならない。バンド活動が長くなれば長くなるほど予定調和さが伴うだろう。が、特に日本のような国へは2、3年に一度しか来られないわけだし、フェスだったらチャンスは一回こっきり。「どうせこの後、単独で来るし」とナメていたのかもしれない、バンド側もファン側も。だが、次はないかもしれない。そのときは俺の多くの友人が俺に尋ねたように「BLURってあんなもん?」ってイメージが植え付けられたまま、また2、3年、いや、最悪一生そのイメージが残るのかもしれない。期待していただけにちょっと残念な内容だった。


‥‥‥‥‥‥To be continued.

1999年3月22日 (月)

BLUR『13』(1999)

いろいろ擦った揉んだありましたが、ようやくこうしてアップする事ができました。発売以来約2週間が経ちましたが、今では毎日のように聴いてる作品ですし、胸を張って「名盤」とお薦めする事が出来ます。それに、これを書き上げる前に是非体験したかった「クラブで『13』の曲を聴くとどうなるか?」という事も先週末に体験できたので、それについても書けますしね?

というわけで、お待たせしました! ご心配おかけしましたが、いよいよBLURの新作「13」の登場です!

早くもあの問題作「無題アルバム」から2年が経ちました。その間、デーモンがコーネリアスやMASSIVE ATTACKのリミックスをやったり、グレアムのソロアルバムが出たりと、何かと話題は作っていたBLUR。ああいいう音楽性のアルバムを作った以上、次はどういう音で攻めるのかが心配されましたが‥‥これは思った以上に衝撃作です。根っからのファンの皆さんはどう思うか判りませんが、僕にとってはこれは衝撃作でした。勿論、いい意味でですが。

ある掲示板で、僕はこのアルバムの第1印象を良くも悪くも「ここ数年聴いた中で、最も“難しい”アルバム」と書きました。それは今でも変わりません。かなり強引ですが、一昨年のRADIOHEAD『OK COMPUTER』、昨年のMANSUN『SIX』のようなポジションのアルバムという例えもしました。あえて“難解な”という意味でこれらのアルバムを引き合いに出したのですが、勿論これら2枚のアルバムは僕にとって名盤ですし、大切なアルバムですし、今でもよく聴いている定番アルバムです。そう、この『13』というアルバムはそういう存在になりうる作品なのです。が、そこに到達するまでにはもう少々聴き込みが必要かもしれません。そう、一聴しただけでは判らない良さもあるし、何よりそういう派手さに欠けるアルバムなのは確かです。これは最近のどの名盤にも言える事だと思います。先日のKULA SHAKERの新譜もそうですし。MANIC STREET PREACHERS『THIS IS MY TRUTH TELL ME YOURS』も派手ではありませんでした。が、どのアルバムにも言える事は、その音がカラフルだったということです。これはBLURも同様です。

これは持論でしかないので皆さん全員が同意してくれるとは思いませんが、“カラフル”には2通りあると思うのです。ひとつは文字どおり、いろいろな色の集合体。一般的に言われるのはこちらですよね? ところが、僕が言いたいのは例えば「グレー/灰色」だけなのに非常にカラフル‥‥グラデーションが鮮やかなグレー。グレーで判り難かったら赤でも緑でもいいです。そういうのも“カラフル”って‥‥言わないのかなぁ、普通? 前者はいろいろな色の集合体としての“カラフル”、後者は単色(あるいは2色)が生み出す“カラフル”。どうですか? これを音楽に置き換える事、出来ません? 例えば‥‥BECKのアルバムなんて前者の“カラフル”だと思いませんか? 邦楽ならPUFFYの『JET CD』とか。(例えが判り難かった?)そうです、僕が言いたいのはこの『13』が後者の“カラフル”に当てはまるアルバムではないかという事です。

では今までのBLURのアルバムはそうではなかったか?というと‥‥これも僕個人の感じ方ですが、所謂「ライフ3部作」と言われる『MODERN LIFE IS RUBBISH』~『THE GREAT ESCAPE』の3枚は、どちらかと言えば前者の“カラフル”のように思います。が、前作は‥‥これ、非常に難しいです。どっちとも取れますよね? まぁこの辺は聴き手の判断に任せるとして‥‥(笑)僕は前作は音楽性のとっ散らかり方が、前者の“カラフル”だと感じているのですが。

で、統一感/トータル性から『13』を後者の“カラフル”と唱えている訳ですが‥‥

今回のアルバム、すごく実験的ですよね? それは聴いた音からも判断できると思うのですが、それ以前にレコーディングの段階から実験的だったようです。普通バンドのレコーディングってスタジオで「せーの!」で楽器隊が合わせて演奏したものにヴォーカルやリードギターを被せるやり方か、リズム隊を先に録って徐々に上物(ギターやキーボードやヴォーカル等)をオーバーダビングしてく2通りが主流なのですよ。ところが今回のBLURは、スタジオで1日中ジャムったテープ(ハードディスク)をプロデューサーのウィリアム・オービットが家に持ち帰ってテープ編集(ハードディスク編集ですね、きっと)し、翌日にはひとつの楽曲として完成するというパターンだったようです。つまり、メンバーですら後になってみないとどんな曲が出来上がるのか判らないという‥‥実験以外の何ものでもないですよね?

この話を聞いた時、やはり先に挙げた『OK COMPUTER』や『SIX』を思い浮かべました。例えばRADIOHEADの「PARANOID ANDROID」なんて90年代の「HAPPINESS IS A WARM GUN」(BEATLESの曲)だし、ハードディスク・レコーダーがここまで普及していなければこの曲は生まれなかったかもしれない。(いや、少なくとも今のような形にはならなかったでしょう)この『13』の楽曲郡もある意味、「時代の産物」なのかもしれない‥‥そう考えると、非常に感慨深いものがあります。

音について少し触れてみましょう。インタビューなどでも明らかですが、今作のレコーディングにあたり、デーモンやグレアムがCANといったアバンギャルドなバンドを聴いていたそうです。CANは名前しかしらないので何とも言えませんが、僕自身『13』を聴いた時に思い浮かべたあるバンドがあります‥‥THE POP GROUPです。パンクの黎明期に現れた所謂ニューウェーブバンドなのですが、1st『XYZ』のアバンギャルドさといったら‥‥恐らく多くのBLURファンが聴いたら引いてしまうかもしれません。が、僕は‥‥最初ダメでした。(笑)が、今聴くと、意外とカッコイイのですよ、これが。THE POP GROUPっていうとダブのイメージがありますが、この『13』もダブ的な事を中盤からやってますよね? 「BATTLE」 から。僕、「B.L.U.R.E.M.I.」から「BATTLE」の流れ、大好きです。特に「B.L.U.R.E.M.I.」が終わった後に短いインタールードが入って「BATTLE」にいく辺りが‥‥鳥肌立ちませんか?

音楽性が全く違うので同意してもらえるか判りませんが、この『BLUR』~『13』に到る流れって、PRIMAL SCREAMが『SCREAMADELICA』~『VANISHING POINT』に到る流れに似てませんか? 確かにPRIMALSの場合、その間に『GIVE OUT BUT DON'T GIVE UP』という灰汁抜きが入る訳ですが。BLURの場合、バンド内の灰汁抜きを『BLUR』アルバム製作前にやってしまっているので、すんなり進む事が出来たのではないでしょうか? 最近、『13』を聴いた後に『VANISHING POINT』を聴きたくなるのは、こういう理由からかもしれません。

それから、これは多くの人が言っていましたが、DAVID BOWIEの「ベルリン3部作」にも通じるものもあると思います。またデーモンの歌唱方(低音域~中音域)がBOWIEに似ているのも確かですし。

こうやって例を挙げたアーティストを見てみると、皆ヨーロッパのアーティストばかりなのですよね? 『BLUR』が「アメリカへのすり寄り」なんて言われてましたが(今聴くと全然そんな事ないんだけどね?)、この『13』ってアルバム、おもいっきりヨーロピアンなアルバムですよね? アメリカ人には作れないアルバムだと思います。あ、いまステレオからは「CARAMEL」が流れてるのですが、この曲ってU2っぽくないですか?(笑)特に90年代の「テクノロジー3部作」。『POP』に入っててもおかしくない曲ですよね?

 ただ、これだけは言っておきます。こうやっていろいろなアーティストの名前を挙げましたが、この『13』の楽曲はパクりの集合体なんかじゃないですよ! 明らかにBLURのオリジナルな音楽を奏でてます。そこがすごいところです。前作ではその辺のアイディアの拝借も見受けられましたが、このアルバムで一歩抜きん出ましたね? これ、どの位売れるんだろう‥‥いや、売れないって意味じゃなくて、バカ売れして欲しいのです。特にアメリカで‥‥あの国、こういう音に絶対に飢えてるはずだから。まぁOASISみたいな売れ方じゃなくて、RADIOHEADみたいな売れ方‥‥アルバムチャートの20位前後に長居するような。で、来年のグラミー賞で受賞しちゃって、それからトップ10に入っちゃうような‥‥そう、BECKの時みたいに。(笑)

最後に、このアルバムの曲を先日の「CLUB K」で聴く機会を得ました。かかったのは「TENDER」と「BUGMAN」でした。その他にもBLURの曲は「SONG 2」がかかってました。(これは毎回かかってます)感想はといいますと‥‥「BUGMAN」は踊りやすいです。巷で「"SONG 2" のパート2(笑)」と言われる訳がよ~く判りました。ただ、後半のブレイクで踊り手の緊張感が途切れるのも確かです。「TENDER」は‥‥正直踊り難いだろうと思ってたのですが、フロアにびっしり詰まった人達がみな、気持ちよさそうに体を揺すってました。踊るというよりは、音に身を委ねるっていう方が正解かも。誰も引いてる人、いないし‥‥感心してしまいました。そして確信しました。「"TENDER" は再び代表曲のひとつとなるだろう!」って。アルバム出すごとに代表曲が増えるバンドって、今どき珍しくないですか? あのOASISでさえそれを成し遂げていないのに。これがアルバム6枚出したバンドなのかな?って驚きでいっぱいです。

今日もこの『13』、既に4回目です。車の中で2回、家で2回。夜のドライブにぴったりのアルバムです。恐らくこのアルバム、僕にとっては『BLUR』以上に‥‥もしかしたら『MODERN LIFE IS RUBBISH』以上に大切なアルバムになるかもしれません。それだけの価値がある音楽の詰まったアルバムだと、断言できます!


<1999年4月6日:追記>

 以下の文は、うちにいらっしゃるある方からいただいたメールに対して、僕が書いた返事の一部です。これはこの『13』感想文に対して多くのBLURファンの方から苦情や中傷のメールをいただいた事に対する、僕なりの返答です。上の文章を書き直す事をせずに、僕は新たに加筆する事で答えを出しました。


*「13」はどこが難しかったのか明確に書かれていないが?

う~ん、実は未だに判らないんです。(苦笑)確かに僕が書いたこの文を読む限りでは、明確に「難しかった理由」が書かれてませんよね? これは僕の大失態です。すみません、中途半端な文章を公にしてしまって。今読んでみても、やっぱり「苦しい」ですねぇ‥‥これを書く過程が結構自分にとってヘヴィな状況だったのと、周りに対しての不信感?みたいなのも募ってて‥‥何の事だか判りませんね?

この文の中で、僕は「良くも悪くも、ここ数年聴いた中で、最も“難しい”アルバム」って書いてます。じゃあここから説明します。良い意味で“難しい”‥‥これは、僕の本音です。多くのBLURファンにはすんなり受け入れられたようですが、僕はショックだったんです。勿論良い意味で。だって『TENDER』EPとのギャップが余りに大きすぎたので‥‥EPを聴いた印象でアルバムを想像していたから。もっとオーソドック スな、バンドサウンドを中心に置いた、それでいて新しい局面に向っている事がシングルの4曲から感じられたのです。だからアルバムを最初に聴いた時、2曲目、3曲目で「おおっ!」となり、僕が大好きだと言った「BATTLE」以降の流れにフリーズしてしまったのです。勿論、BLURのファンからしてみれば大した変化ではないのかも知れません。でも、僕にはショックに値する位の衝撃を受けた、という事です。

ちなみに僕は「ライフ3部作」にはそれ程実験的要素は感じ取れません。勿論これは僕個人の意見ですので、BLURファンがこの発言に対して目くじらを立てたとしても単なる「個人の感想」ですので受け流して欲しいと思うのですが‥‥そうもいかない人も多い様です。だから僕にとってBLURは2ndで止まっていたし、初めて「BLUR」アルバムを聴いた時は再びショックを受けたのです。そういう意味では僕は「純粋な」BLURファンではないと思います。単に楽曲に興味がある、グレアムというギタリストに魅かれる、その程度のフ ァンなのです。

話が逸れましたが、そういう意味で「BLURから距離をおいて聴いてる音楽ファン」の立場として、「ライフ3部作」にあった分かりやすさが後退した、と最初に感じたのです。勿論、これは裏を返せば「より深みが増した」という事なのですが‥‥。

悪い意味で“難しい”と言ったのは、もしこのアルバムからBLURを聴き始めた人がいたら、彼等をどのように理解するのだろうか?と思ったのです。(って余計なお世話ですね、純粋なファンでもないのに)とっかかりとしてのアルバムとして、この『13』はうまく機能するのだろうか?と考えたのです。確かに「TENDER」のような名曲目白押しですが‥‥「地味」ですよね? これだけは拭いようがないと思うのです。勿論バンドのメンバーでもないのにこんな事考えるなんて、余計なお世話ですが‥‥この手の音が好きな人には絶賛されてますしね、『13』は。(事実、レコーディング関係の業界誌ではこの『13』が大絶賛されてました。けど、それは音楽性についてではなく、レコーディング技術についてと、プロデューサーの仕事振りについてでしたが)

以上の意味で、僕は最初“難しい”という言葉を発しました。御理解いただけましたでしょうか? でも、これは「苦手」とか「嫌い」といった意味とは違いますよ。そこだけは判って下さい。第一、ここで取り上げるアルバムは皆、僕が大好きで皆さんにお薦めしたいアルバムを、愛情を持って語るコーナーですから。僕自身、ありきたりな「レビュー」だけはやりたくなかったので。大体「レビュー」って言葉自体、あまり好きではないです。たまに勢い余って文章中に「レビューしましょう」なんて書いてますが、うちにリンクを張ってる多くの方のそれらと比べると、如何に僕の書く文章がただの「感想文」でしかないか?ってのが一目瞭然ですし。(笑)まぁ、そうでなければ困るんですが。

* BLURは既に「BLURにしか出来ない音楽」をやってます!

これだけはちゃんと言っておきます。彼等はデビュー当時からオリジナルでした。僕の友人のまわりでは「マンチェスターのおこぼれを貰おうとしてる」とか言ってましたが、明らかに2ndは彼等にしか出来ない音楽でした。それ以後だってそうです。よくXTCというバンドと比較されてるようですが(何故かBLURファンにはXTCが好き、って人も多い様です。僕の友人がXTC大好きなのですが、「絶対に気に入るから」といって『THE GREAT ESCAPE』をダビングしたところ、大絶賛でした)明らかに別物です。

確かにああやって例としていろいろバンド名を挙げましたが、あれは別に「BLURはこういうバンドをパクって~」とか言いたいからではないです。(勿論その辺は理解してくれてると思いますが)僕のHPは特定のバンドのファンページではありません。僕自身がいろいろな物に興味を持つので、HPまでとっ散らかっています。(笑)だからそれこそMANICSのファンからLUNA SEAのファンまでいろいろ集まってくるわけです。で、そういう人達にも判ってもらえるようにするには、ああいう例えも時には必要だと思うのです。確かに『13』を聴いた時、この文に出てくるいろいろなバンド名を思い浮かべたのは事実です。だから思ったままに書いたわけです。

多分、僕自身の音楽の聴き方が他の多くの方と違うのかもしれません。僕は音楽製作に携わっていたので(自分で曲を書くのもそうだし、また他者のレコーディングにも関わるアシスタントエンジニアの経験もあるし、ある時は通信カラオケの製作にも関わっていました)、一般の「音楽ファン」とは違った聴き方をするのかもしれません。ある方にも指摘されましたが、僕のMANICSのライブレポートを読んで「視点がミュージシャンの視点ですよね?よく冷静に観察してましたね?」と言われました。僕自身はそんな感覚は全くないのですが、どうやら他人から見るとそのようです。ライブの最中は頭真っ白になる位暴れてるのですが、終わって冷静になった時、結構曲順とかステージの状況を記憶してるんですね、僕。自分自身もステージに立つ人間だったから、かもしれません。

今回のBLURの場合は、既にメンバーがインタビューでCANやPINK FLOYD(シド・バレット在籍時)からの影響を語っていたので、まぁそういう事なんでしょう。この辺は僕の書く文より、うちにいらっしゃるのえるんさんのHP「LEISUREDOME」の掲示板にいらっしゃる方々のほうが、僕なんかよりももっと詳しいです。

僕自身、好きなバンドができると、そのバンドのバックボーンや影響されたバンドなんかにも興味を持つ人間なので、よくこういう例えをするのかもしれません。だから今後もこういう例えが頻繁に出てくるかもしれませんが、決して悪意はないですよ。



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