カテゴリー「BON-BON BLANCO」の7件の記事

2004年1月20日 (火)

BON-BON BLANCO『BON VOYAGE!』(2004)

  BON-BON BLANCOの7ヶ月振り、6枚目のシングルとなる「BON VOYAGE!」は、ブレイクへの起爆剤となる記念すべき1枚となるでしょうね。ご存知の通り、このシングルのタイトル曲 "BON VOYAGE!" は既に昨年10月からテレビアニメ「ワンピース」のオープニングテーマとして大量オンエア中。子供から大人にまで人気のあるアニメの主題歌に大抜擢ですからね、これまで以上に多くの人の耳に留まるわけですよ。過去、ボンブラは "涙のハリケーン" が同様にテレビアニメ「ゲットバッカーズ」のエンディングテーマとして起用されたことがありましたが、原作程アニメ版の人気がなかったこともあり、思った程の成功を収めることができませんでした。が、今回ばかりは話は別。最初から成功が約束されたようなものなのです。現にリリース後のオリコン・デイリーチャートを追ってみると、「6位→4位→11位→10位→6位→9位」というかなりの好成績を収めていて、実際ウィークリーチャートの方でもトップ10入りは確実かと思われます。後はこれをどれだけ持続するかですよね。過去、同番組のオープニングテーマは1年近くに渡って同じ曲をプッシュするので、多分この曲も暫くは耳にする機会が続くことになるわけです。少しでもセールスが伸びてくれるといいですね。

  とまぁ、チャートの話はこれくらいにして‥‥タイトル曲 "BON VOYAGE!" は前作 "バカンスの恋" とは一転して、メジャー感強いポップなアッパーチューン。これまでのボンブラ‥‥アルバム「BEAT GOES ON」までの流れにある楽曲なので、前作での大人っぽいアーシーな路線が苦手という人にも受け入れられやすいんじゃないでしょうか。もっとも、初期の "愛 WANT YOU!!" や "だって、女の子なんだもん!"、"愛のナースカーニバル"辺りの路線が好きだった人にとっては、それ以降の流れは結局どれもダメなんでしょうけど‥‥

  そうはいっても、この曲のメジャー感、ポップさ、溌剌さは過去のシングル曲の中でもピカイチだと思うし、これがアニメ主題歌に選ばれたというのも頷ける話なんですよね。楽曲自体はこれまで同様大島こうすけの手によるものなんですが‥‥ひとつあか抜けたかな、という印象が強いですね。ただ、バックトラック的にはこれまでの中では一番弱い気がしますけど‥‥この辺のバランス感は正直難しいですね。何とも言えないです、曲がいいだけに‥‥ま、いいだけにもっと凝ったアレンジを施してもよかったような気もしますけど(今日日アニメ主題歌でもかなり手の込んだ作品、沢山ありますしね。普通にJ-POPものがそのまま起用される時代ですから)。

  方やカップリングの "ありがとう I Love you,yet..." はもっと大人っぽい、所謂前作での新境地的路線を継承したものといえるでしょう。イントロでのパーカッションの使い方がかなり雰囲気出てて、思わず「おおっ!?」を身を乗り出してしまう程。かなりいいメロディとアレンジを持ったいい曲だと思いますが、やはりシングルのタイトル曲に持ってくるにはちょっと地味かな?という印象が強いですね。特に "BON VOYAGE!" を聴いてしまった後となると‥‥そう考えると、如何に前作 "バカンスの恋" が実験的なシングルだったか‥‥成功こそ収めなかったものの、いい意味でアクセントにはなりましたしね。

  さて、ここまでくると次の作品‥‥セカンドアルバムに期待してしまいたくなるんですが‥‥どうやら次のアルバムは「シングル・コレクション」アルバムになるようです(3/24に「CD+DVD限定盤」「CD単体」「DVD単体」の3種類同時リリース)。まだシングル6枚でベスト盤‥‥というのはちょっと疑問なんですが、ま、今回のブレイクを無駄にしたくないという事務所やレコード会社の損得勘定が働いたのでしょうか、それともここでひと区切りつけたいと首脳陣が考えたのか‥‥まだアルバムの内容が判らないだけに(シングル6曲は間違いなく入るでしょうけど、それ以外の楽曲がシングルオンリーのC/W曲なのか、それとも未発表の新曲なのか不明)これ以上のコメントは控えますが、あれだけ完成度の高い(そう、嫌味なくらいに高品質だった)「BEAT GOES ON」に続くオリジナルアルバムを作ろうとなると、そう簡単にはいかないですものね。

  ま、とにかく今はボンブラがこの先どこまで成長していくか、お手並み拝見といったところですかね。「いい曲」と「いい環境」を与えられた者は、強いですよ‥‥。



▼BON-BON BLANCO『BON VOYAGE!』
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2004年1月11日 (日)

BON-BON BLANCO『バカンスの恋』(2003)

  BON-BON BLANCOが'03年6月にリリースした、通算5枚目となるシングル「バカンスの恋」はこれまでどのシングルとも違った、非常に「聴かせる要素」が強い作品に仕上がっています。3月にリリースされたファーストアルバム「BEAT GOES ON」以降最初のリリースとなるわけですが、決して路線変更というわけでもなく、かといって前作の延長線上にある楽曲と言い切るにはちょっと違った、非常に深みを持ったタイトル曲 "バカンスの恋" と、アルバム収録曲の中でも1~2を争う完成度の高さを誇るバラード "The sea of the time" の2曲から成るこのシングルで、ボンブラはまた新たなステップを踏み出したと言っていいでしょう。

  ラテンテイストという共通項を持ちながらも、それまでのシングル曲とは違った趣きの "バカンスの恋" は、アイドルポップという枠をはみ出しつつあることを伺わせる、非常に完成度の高い1曲に仕上がっています。こういう傾向はアルバムを聴いた時点で見え隠れしていたのですが(その顕著たる例がカップリングにも収録された "The sea of the time" でしょう)、その傾向はこの曲で一気に進んだと言っていいでしょう。この曲が誰の曲だか知らずに聴いたとして、一体どれくらいの人が「アイドルグループの曲」だと判るでしょう? そういう楽曲なんですよね、これ。残念ながら某歌番組での悲しい弄りのイメージの方が強かったためか、曲自体が話題になることは殆どありませんでした。同時に古参のファンからは「ちょっと‥‥」という声も聞こえてくる程。確かに「アイドル」としての彼女達が好きだった人にとっては、この曲の路線はちょっと違うのかもしれませんね。けど、個人的にはこういう路線に進むこと、大歓迎です。決して「アイドル」だから悪いのではなくて、良い意味での差別化を図るためにも必要かな、と思うのです。現在、アイドルグループで成功を収めているのはモーニング娘。を含む一部のハロー!プロジェクトの面々と、「バンドル(バンド・アイドル)」という形態を取るZONEくらいでしょうか。そんな中に食い込んで行くには、ラテンの要素の他にも「完成度の高い楽曲」という要素が重要になってきます。そりゃデビュー時の路線のままで成功を収めるのが一番良いのですが、「キワモノ」「色モノ」で終わらないためにも「こういう曲も歌えるんだよ!」というのを誇示しておく必要があったのかなぁ、と。リリースから半年以上経った今、この曲を聴いて改めて思うわけです。

  別にアーティスト路線で売ろうとは考えてないはずなんですよ、製作陣も。確かに "バカンスの恋" といい "The sea of the time" といい、普通にJ-POPとして通用する楽曲ですけどね。じゃなかったら、これに続くシングルをアニメ「ワンピース」主題歌にぶつけるという大ネタをかましたりしないでしょうしね(ま、思った程このシングルが売れなかったから、また路線を変えた/戻した、というのも考えられますけど)。とにかく曲としては非常に優れた2曲なので、もしボンブラに興味を持ったなら、まずはこのシングルから聴いてみては如何でしょうか?

  とにかくね‥‥アルバムで聴いた時から既に名曲だと感じていた "The sea of the time"。これだけでも是非聴いてみてください。正直、こっちがA面でもよかったんじゃないかと思える程なんですよ。あ、タイアップ取ってきて両A面ってのもありだったかも。それだけに、本当に勿体無いなぁ‥‥とも思うわけで。一回生で歌う姿を観てみた1曲ですね。



▼BON-BON BLANCO『バカンスの恋』
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2003年7月18日 (金)

BON-BON BLANCO『BEAT GOES ON』(2003)

  3月末にリリースされた、BON-BON BLANCO待望のファーストアルバム、「BEAT GOES ON」。正にタイトル通りの、一本筋の通った高純度ポップアルバムに仕上がってます。シングル曲 "愛 WANT YOU!!"、"だって、女の子なんだもん!"、"愛のナースカーニバル"、"涙のハリケーン" のクオリティがあまりに高かったことから何となく凄いアルバムになりそうだなぁというのは想像できたんですが、まさかここまで完成度が高いとは思ってもみませんでした。

  全11曲中既発曲は上記の4曲に加え "涙のハリケーン" のc/w曲、"White♡" の計5曲。他の6曲がこのアルバム用の未発表新曲ってことになると思うんですが、ボンブラの場合既にライヴのみで披露されていた未発表曲というのが沢山あるそうなので、恐らくそういった「既にファンなら知ってる、ライヴで披露済みの楽曲」が数多く収録されているんだろうと想像します。

  んで、そういった新曲のクオリティもシングル曲に負けず劣らずの完成度。大体アルバムの頭3曲をそういった新曲で固める辺り、非常に挑発的ですよね? ハロプロに慣れてしまってる身としては、これはちょっと意外、というか驚き(ハロプロ系はアルバムトップに、その時点での最新シングルやヒット曲を持ってくるっていうパターンが殆どですからね)。アイドルとかそういった枠を超えた、評価されるべきJ-POPアルバムと呼んでも差し支えないと思います。

  頭3曲("この手につかんだ未来地図(ストーリー)"、"だいじょうぶ!! my firend"、"LIVE")に比較的落ち着いたミドルテンポのポップチューンを持ってきてるんですが、そのリズムパターンは様々で、"この手につかんだ未来地図(ストーリー)" がサンバ調のリズムだったり、"だいじょうぶ!! my firend" はレゲエだったりして、ミドルテンポながらも単調にならず、ちゃんと考えられているのはさすが。ちょっとまったりしてきたところに、ヒットチューン "涙のハリケーン" が出てきて高揚し、その後にこのアルバム最大のハイライトであろう名バラード "The sea of the time" を持ってくる構成、ホント良いよね。とにかくこの曲は特筆すべき出来で、何故これが現時点での最新シングル "バカンスの恋" のc/w曲としてリカットされたのかが何となく理解できますよね。

  後半になると知ってる曲が増え、ちょっと安心感が。ヒット曲 "だって、女の子なんだもん!"、"White♡" でいい感じに高揚したところにミディアムスロウの聴かせどころ "世界の始まりのように" で一息つき、ダンサブルな "Mysterious Heaven" で再び盛り上がり、デビュー曲 "愛 WANT YOU!!"、そして現時点での最大のヒット曲 "愛のナースカーニバル" で最高潮を迎え、アルバムは幕を閉じるわけです。ホント、隙のない完璧な作り。

  実は俺、ボンブラがBEING系所属のグループだなんて知らなかったんですよ、今回のアルバムクレジットを見るまで。「PRODUCED BY ZAIN PRODUCTS」、そして参加ミュージシャンにDEMENSIONや宇徳敬子の名前を見つけ、何となく彼女達の立ち位置が判ったような気がしたのでした。

  この完璧過ぎるアルバムに、ひとつだけ難癖をつけるとするなら‥‥「完璧過ぎて、面白味に欠ける。意外性が少ない」ってとこですかね。無理して嫌味のひとつでも言いたくもなるような、とにかく良く出来たアルバムですよ。同時期にリリースされたモーニング娘。の「No.5」と‥‥比べるまでもないか。同じ「ダンスミュージック」を骨格に持つポップスとして聴き比べるのも面白いし、ああいったダンサブルなアイドルポップが好きな人なら絶対に何か感じるものがある作品だと思いますよ。偏見持たずに是非聴いてみてください。



▼BON-BON BLANCO『BEAT GOES ON』
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2003年2月22日 (土)

BON-BON BLANCO『涙のハリケーン』(2003)

  BON-BON BLANCO通算4枚目、2003年初のシングルはアニメのタイアップ付き。これまで以上にラテン色を前面に打ち出して、尚かつ過去最高のBPMとテンションを持つ攻めの1曲 "涙のハリケーン" と、脳天気なパーティーチューン "White♡" という毛色の全く違う2曲を収録。これまでのようにリミックステイクが入ってないのは、ちょっと残念(結構これを期待してたんだけどね、俺)。

  "涙のハリケーン" を最初に聴いてまず思ったのは、そのテンションの高さとメロディのいい意味での下世話さ。これまでの楽曲って、どこかオシャレで品の良さがあった気がするんだけど、この曲にはあまり知性みたいなものは感じられないし(いや、今までもそんなに感じなかったけど)、なんつーか本能のみで動いてるような感じを受けたのね。ちょっと例えが違うかもしれないけど、モーニング娘。でいうところの "サマーナイトタウン" と "LOVEマシーン" くらいの違いがあるっつうか、そんな感じ。楽曲の完成度からすると(この辺はまぁ個人の趣味も加味されますが)以前のシングル曲の方が高かった気がするんだけど、そういう問題じゃないんだよね。もう、全てにおいて勢いを感じるわけですよ。

  今までのシングル、どの辺の層を狙って制作された楽曲なのかがちょっと謎な部分がありましたが(以上に完成度の高い楽曲とか、クラブ受けを狙ったかのようなリミックスとか)、今回は完全に絞ってきたように思います。そしてそれは、本日放送された「ミュージックステーション」出演時のパフォーマンスを観て、更に強く感じました。いえ、決してモー娘。の後を追うとか、そういうことじゃないですよ。

  女性の中でアイドルらしいアイドルで成功してる人達って、今あまりいないじゃないですか。それこそ、そこそこ成功してるとなるとみんなハロプロだったりするし。アーティストなのかアイドルなのかバンドルなのか、とても微妙な存在が多すぎるんですよ。女優とかまでやっちゃって、妙な幅利かせたりして。で、その割りに歌はあんまり成功してなかったり、とかね。

  で、ボンブラを見ると‥‥もう、直球勝負に出たな、と。いや、これまでもそうだったんだろうし、俺がそれに気づいてなかっただけなんだろうけど、今回は特にその力の入れ具合の違いを感じるわけ。「Mステ」出演とかもその一環だと思うし、タッキー&翼やモー娘。と肩を並べて歌うってことにも、いろんな意味合いが見えてくると思うんですよ。

  とにかく‥‥これは売れますよ。ま、大ヒットとまではいかないまでも、かなりいいとこまで行くと思う。で、後はアルバム出してブレイク間近までいって、次のシングルで本格的にブレイクするという‥‥そんなシナリオが既に出来てるんじゃないでしょうか?

  クールな一面はタイトルナンバーに任せて、アイドルらしい可愛らしい路線はカップリングの "White♡" に任せるという、ね。有名曲 "La Bamba" とか、ああいうノリのラテンナンバー。ハロプロ系がこの手ををやるとちょっと嘘っぽさを感じてしまうんだけど(いや、ココナッツ娘。とかなら違和感ないんだろうけど。ま、偏見でしょうね俺の)、やっぱりボンブラのあの佇まいを見てしまうと‥‥ラテンパーカッションがあれだけ並んでて、それを派手に踊り、ジャンプしながら叩くというね。そういうイメージが強いんで、もう曲聴いただけで絵が浮かぶんですよね。

  奇しくもモー娘。は最新シングルの中でレゲエ/ダブに接近し(「ひょっこりひょうたん島」c/w曲の "宝石箱" )、ボンブラはもっと違った方向に行く。勝手な妄想だけど、俺的にはこれだけで十分に面白い。どっちが上とか下とかの問題じゃなくて、同じ「アイドル」と呼ばれるグループが、こうやって音楽的に遊んでるという点。勿論それを作ってるのは彼女達じゃなくて、製作陣の方なんだけど、こういう風に作り手が深みのある「遊び」をドンドン試してくれることを楽しみにしてます。

  つうわけで、今夜も我が家ではボンブラがヘヴィローテーション中です♪



▼BON-BON BLANCO『涙のハリケーン』
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2003年2月12日 (水)

BON-BON BLANCO『愛のナースカーニバル』(2002)

  '02年12月リリースの、BON-BON BLANCO3枚目のシングル。相変わらずハイテンション、ハイクオリティです。が‥‥これ、一歩間違ってればボンブラ版「LOVEマシーン」になってたかも‥‥なんてことすら思ってしまう、ちょっと変わってて、それでいてポップでカッコいい楽曲。デビュー曲 "愛 WANT YOU!!" のクールさと、セカンドシングル "だって、女の子なんだもん!" のアイドル的な陽気さを併せ持った、非常に優れた1曲になってるんですね、これが‥‥アホっぽい「吸って~吐いて~吸って~吐いて~」ってコーラスが妙に気になって、気になり出すともう耳にこびり付いて離れないという、ねぇ‥‥(「ナース」→「聴診器」→「診察時の吸って/吐いて」ってことなんですかね、やっぱ?)Aメロ、Bメロ、サビ前半はかなりクールでファンキーな感じのマイナーチューンといった感じなのに、サビの途中でメジャーキーに転調して、アイドルポップ的な空気を強引に持ち込むんですよね。いや、そこがいいんですが。モー娘。 "そうだ!We're ALIVE" みたいな強引さ/暴力性は感じさせず、もっとスムーズに移行してく辺りに、作曲者(大島こうすけ)とアレンジャー(night clubbers名義)の力量/スマートさを強く感じます。

  一方カップリング曲 "We are B3~放課後編~" は、「ラララむ○んく~ん♪」という、ちょっと懐かしい某消費者金融のCMソングを思い出さずにはいられない、3コードのロックンロール調ナンバー。この曲、所々を初めてAnna以外のメンバーも歌ってる、ある意味記念すべき1曲。女子校生の日常を歌ったような内容の歌詞なので、全員参加ってとこなんですかね(いや、全員は歌ってないか?)。こういう曲を聴くと、ボンブラには是非サンタナ辺りをカバーして欲しいな、と思うんですが。ほら、こないだ出たアルバムで、女性シンガーをフューチャリングしてる曲があったでしょ? ああいうのをボンブラ風にリメイクして欲しいんですけどね。勿論、過去の有名なラテンナンバーでも可ですが。サンタナというと昔、森高千里がカバーしてたことがありましたが、もっとピッタリだと思うんですよね。問題は、肝心のサンタナのギターをどうするか?ですが‥‥(まぁこの際なくてもいいか、ギター)

  恒例のリミックスは、タイトル曲を更にDJリミックス風にした感じ。ちょっと一時期のCHEMICAL BROTHERSを彷彿させるリズムトラックが登場しますが、最近ありがちなハロプロ系のリミックスものよりは全然クオリティが高いし、時間がかけられてるし、何よりも愛情を感じるのね。この点がある/ないだけでも、かなり違いますよね。ただ「売ろう、ボンブラをブレイクさせよう!」っていう気負いだけじゃなくて、制作者側の遊び心も同じくらい感じるんですよ。少なくとも、一昔前のハロプロにもこういった「遊び心」、十分感じられたんですけどねぇ‥‥どこいっちゃったんでしょうか?

  早くもリリースされる次のシングルは、アニメのタイアップも付いたし、更にメディア露出(祝・Mステ初登場!)も増えるようですし、元々楽曲の完成度やパフォーマンスには定評があるだけに、ここで一気にブレイクしそうな予感ですね‥‥って俺、まだその4枚目のシングル "涙のハリケーン" を聴けてないんですが‥‥ま、問題ないでしょう。

  それにしても‥‥最近、ホントにボンブラ好きを公言する人、多いよなぁ‥‥ま、俺は後追いなんでデカイことは言えませんが。こうなると、早くアルバムが聴きたいですね。何か、ボツ曲だけ集めてアルバム作っても、かなりクオリティが高そうな気がするんですが‥‥。



▼BON-BON BLANCO『愛のナースカーニバル』
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BON-BON BLANCO『だって、女の子なんだもん!』(2002)

  '02年7月にデビューしたBON-BON BLANCO。早くも9月にはセカンドシングルであるこの "だって、女の子なんだもん!" をリリースします。この時点では、まだ一部の属性の方々にのみ知られるような存在だったボンブラですが、それでは勿体ないくらいにクオリティの高い楽曲を、またまた連発するわけです。

  前作 "愛 WANT YOU!!" はハウス色が強いクールな楽曲でしたが、今回はパーカッションという打楽器を更に有効利用した、ラテン調のファンキーなポップソング。今回の方がアイドルっぽいイメージが強いですが、やはりバックトラックはハロプロ等のアイドル勢とは異なる、かなり本格的でコンテンポラリーな打ち込み。曲の合間に入る合いの手的コーラス(モー娘。「LOVEマシーン」的な「FU~FU~」みたいなのね)が入ることで、「ああ、ボンブラってアイドルだったよな」という現実に引き戻されますが、基本的にはポップソング(あんまり使いたくない表現ですが、J-POP的なポップス)として十分過ぎる程に機能しています。

  カップリング曲 "恋の放課後" もサンバ調のラテンナンバー。ほぼ同時期にリリースされた松浦亜弥の "The 美学" と比べても、同じラテンをネタにした楽曲で何故こうも違ってしまうのか、改めて考えされられますね。ま、松浦(つんく♂)はあくまで歌謡曲、ボンブラサイドはもっと洋楽的なポップスってとこなんでしょうかね?(そもそも比べること自体が間違ってるという声もありますが)

  そしてお約束となってる今回のリミックスは、タイトルナンバーをもっとアッパーにして、ちょっとスカっぽいアレンジで再構築してます。あ、こっちの方が "The 美学" と勝負させた方がいいかな? 同じメロディを持った曲を、こうも違ったアレンジに仕上げ、全く異なる印象を与えるという仕事ぶりに、プロの技を見た気がします。アコーディオンが入ることで、タンゴっぽいイメージもありますね。とにかく、一粒で二度オイシイとはこのこと。アッパレ!

  それにしても‥‥この "だって、女の子なんだもん!" という曲‥‥MTV世代、そして'80年代末のアイドルを通過してる世代には懐かしいメロディなんじゃないでしょうか‥‥つうかさ、これってあからさまにWINKの "愛が止まらない" だよね?(原曲はカイリー・ミノーグの "Turn It Into Love" っていいましたっけ?)Aメロのコードの運び方とか、サビメロの入り方とかさ‥‥ま、あれを意識したんだろうね。訴えられないことを祈ります‥‥とにかく、このシングルは名盤ですね!



▼BON-BON BLANCO『だって、女の子なんだもん!』
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BON-BON BLANCO『愛 WANT YOU!!』(2002)

  昨年末辺りから、ずっと取り上げようと思ってたBON-BON BLANCO、通称ボンブラ。なんか、ハロプロに突っ走ってから、こういう音に対して貪欲になってるような気が‥‥気のせいかな? ま、単純にクオリティの高い、いい曲だということで、今回紹介していきたいと思います。

  このグループ、余所のアイドルグループと大きく異なる点があります。女性5人組なんですが、基本的に歌うのは真ん中のAnnaのみ。で、他の4人は何をやるかというと‥‥コンガであったり、マラカス、ボンゴ、ティンバレスといったパーカッションを担当するわけです‥‥で、それだけパーカッション類が充実してるんだから、それらが楽曲に反映されてるのかというと、されてるんですね確かに。

  このデビューシングル "愛 WANT YOU!!" は、イントロからしてパーカッション乱れ打ちみたいな感じでスタートする、非常にダンサブルなポップソングに仕上がってます。基本的にはハウス系のバックトラックに、メンバーが叩くパーカッション類が乗っかる、という形態なんだけど、特に耳障りでもなく、逆に要所要所に入るパーカッションの音が心地よいです。

  で、この楽曲の作曲&編曲を担当しているのが、「大島こうすけ」という人。いざ名前を出されて「ああ、あの人~」というような濃ゆい人はなかなかいないと思いますが、この人、初期WANDSのキーボーディストだった人です(当時は大島康祐と名乗っていた)。もっとも、WANDSの全盛期といえる "時の扉" や "世界が終わるまでは" の頃には既に脱退していましたが(セカンドシングル "もっと強く抱きしめられたなら" をリリースした後に脱退)。その後、SO-FIというユニットを結成したり、プロデューサー/作曲家/アレンジャーとしていろいろなアーティストのレコーディングに携わったりしてきました。今回のボンブラの場合も、基本的には彼がプロデューサーといった感じなのでしょうか、殆どの楽曲の作曲/アレンジを手掛けています。ま、WANDSの音楽性をイメージしてボンブラに接する人はまずいないでしょうけど、全く異なる音楽性なので、念のため。

  カップリングには、俺と同年代且つMTV世代なら憶えてるであろう、MIAMI SOUND MACHINE(後にグロリア・エステファンのソロユニットへと移行)初の全米ヒット曲である "CONGA" のカバーが収録されていて、これがまたかなりカッコいいリミックステイクになっています。ここではパーカッション類の音はほぼ皆無で、基本的には打ち込みのみ。ま、それはそれでかなりカッコいい出来なんですけどね。また他にも、タイトル曲を更にクラブリミックスしたテイクも収録されていて、トータル的にもかなり「ビート」「リズム」を強調した作りなってます。

  しかし、だからといってメロディが疎かになっているわけでもなく、非常に馴染みやすいポップなメロディやコーラスを持った1曲だったりします。これがデビュー曲だっていうんだから‥‥完成度高すぎ。何やら100曲近い候補曲の中から選んだっていう噂もあながち間違いではないかな、と。最近のハロプロものばかりを聴いてる耳で接すると、アイドル云々を抜きにしてもかなり高品質なポップソングとしてスコーンと耳に飛び込んでくるんですよね。勿論、路線の違いもありますが、これはこれでかなり強烈な個性を持ったグループが出てきたなぁ、と。

  間違いなく、近い内にブレイクするだろうなぁ、こんなレベルの楽曲を連発されたら‥‥。



▼BON-BON BLANCO『愛 WANT YOU!!』
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