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カテゴリー「Bring Me the Horizon」の20件の記事

2022年7月 9日 (土)

BRING ME THE HORIZON『sTraNgeRs』(2022)

2022年7月6日にデジタルリリースされたBRING ME THE HORIZONの新曲。

バンドの単独新曲としては昨年9月配信の「DiE4u」(2021年)以来、約10ヶ月ぶりの新曲。前作「DiE4u」は『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』(2020年)に続く“POST HUMAN”4部作の第2章の1曲目にあたるナンバーで、今回の「sTraNgeRs」はそれに続く2曲目になるとのことです。

楽曲自体は特段新しさを感じさせるものはなく、『THAT'S THE SPIRIT』(2015年)以降の流れを汲むメロディアスなミディアムナンバーに仕上がっています。もちろん、そこはBMTHのこと。単なる焼き直しで終わることなく、アンセミックなサビ/シンガロングパートを用意することで楽曲の強さを誇示。さらに、デジタル色よりもバンドサウンドの強みを活かしたアンサンブルも一周回って新鮮に響き、改めてロックバンドとしてひとまわりもふたまわりも大きく成長したことを窺わせます。

楽曲配信にあわせてMVも公開されましたが、「sTraNgeRs」=見知らぬ人、つまり自分とは異なる個性、様相の者/モノにスポットを当てた作風になっており、これはファンから匿名で集められた、それぞれのメンタルヘルスとの向き合い方のストーリーからインスピレーションを受けて作られたものなんだとか。そもそも楽曲のテーマ自体がメンバー自身の経験にも基づき、人が持つそれぞれの孤独感やトラウマを歌う、救いの手を差し伸べるような内容であることから、奇怪な映像ながらもネガティブさだけではない“光”や“救い”が伝わるのも確か。その、聴き手に訴えかけるようなポジティブさが楽曲の持つアンセム感とリンクすることで、より強く響くのではないでしょうか。

映像の中に登場する奇形/奇怪な生物やオリー・サイクス(Vo)の様相が、どこかDIR EN GREYとリンクする……と感じたのは、きっと筆者だけではなかったのでは。特に「DiE4u」以降のBMTHが表現しようとしている映像テーマは、DIRからヒントを得たものが少なくような気がするのですが……ぜひ一度、共演などを通じてそのへんの世界観について話してもらいたいものです。

このリリースペース的には、夏フェスシーズンが終わる頃に第3弾楽曲が配信され、秋以降にEPがリリースされるのでは……と読んでいるのですが、果たしてどうなるのやら。まとまった作品集が届けられるまでには、そこまで時間を要さないはずなので、年内リリースに期待したいと思います。

 

▼BRING ME THE HORIZON『sTraNgeRs』
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2022年4月 3日 (日)

MACHINE GUN KELLY『MAINSTREAM SELLOUT』(2022)

2022年3月25日にリリースされたマシン・ガン・ケリーの6thアルバム。

ラップミュージックからポップパンク路線へとシフトし、ヒップホップ界隈/ロック界隈の双方で賛否両論巻き起こした前作『TICKETS TO MY DOWNFALL』(2020年)は初の全米1位を獲得。同年に初めて全米1位を獲得したロックジャンルのアルバムとのことで(いわゆるロックアーティストの同年1位獲得はAC/DC『POWER UP』のみ)、もともとロックスター感の強いアーティストであり、また同タイミング(2019年春)にMOTLEY CRUEの自伝映画『ザ・ダート:モトリー・クルー自伝』でトミー・リー(Dr)役を熱演したり、そのMOTLEY CRUEの新曲「The Dirt」にフィーチャリング参加したりとロック方面での関係値も高まっていた中での方向転換だっただけに、お膳立てはできていたということなんでしょう。

かくいう僕も、この『TICKETS TO MY DOWNFALL』はよくリピートしましたし、それ以前から彼のアルバムは耳にしてきていたのですが、こと前作においては複雑な気持ちで接していました。「どこまでマジなのか? それともギャグなのか?」……ギャグにしてはクオリティが高すぎるし、徹底しすぎている。ってことはやっぱりマジなのか……歌うのか……もちろん、中身が良ければすべて丸く収まるはずなんですが、なんとも煮え切らない気持ちのまま、このポップパンク路線第2弾のリリースを迎えたわけです。

アルバムタイトルは、当初アナウンスされていた『BORN WITH HORNS』から『MAINSTREAM SELLOUT』という、非常に象徴的なものへと急遽変更に。最初はロック的メインストリームシーンに身売り=セルアウトしたと解釈したのですが、よくよく考えると“俺が転落へのチケット(=Ticket To My Downfall)”が売り切れて“商業的に大成功(=Mainstream Sellout)”という前作から続く物語のようにも受け取れる。実際、前作は全米1位&プラチナディスク獲得という大成功を収めているわけで、見方次第でいろんな捉え方ができるわけです。このタイトルひとつで、個人的にはちょっと許せたというか、「それなら、こっちもそのつもりで受け入れます」という気持ちにようやくシフトできたわけです。気難しいな、自分。

プロデューサーに前々作『HOTEL DIABLO』(2019年)収録の「I Think I'm Okay」でのコラボを機に、前作で全体のプロデュースとドラムを担当したトラヴィス・バーカー(BLINK-182)を再び迎えて制作。フィーチャリングゲストとしてBRING ME THE HORIZON、リル・ウェイン、ブラックベアー、ウィロー、イアン・ディオール、ガンナ、ヤング・サグ、ランドン・バーカー(トラヴィス・バーカーの息子)、ピート・デヴィッドソンという、メタル、ヒップホップ、シンガーソングライター、コメディアンなど多岐にわたるジャンルの人間が参加して、多彩な楽曲群に華を添えています。

基本的にやろうとしていることは一緒。バンド編成によるパンクサウンドを軸にしつつ、ヒップホップらしいトラックもいくつか用意。しかし、それらが別ジャンルとして乖離することなく、互いに歩み寄ることで統一感を生み出している。例えば「Die In California」のような打ち込みビートのヒップホップナンバーのあとにハードロック寄りの「Sid & Nancy」が並んでもまったく違和感を覚えないし、ヒップホップとグランジが融合した「Ay!」のような楽曲まで存在する(リル・ウェインが良い味出してます)。MGKがラップをするよりも歌うことに注力し、がっつりラップすることはゲスト陣に任せるという割り切り方もあってか、1枚のアルバムの中に色の異なるジャンルが複数存在するという感覚はゼロで、むしろ複数のジャンルが自然な形で手を取り合っている印象が強いんです。

また、冒頭を飾る「Born With Horns」や「God Save Me」を筆頭としたパンクロック/オルタナティヴロックサウンドが全体的に軸を作っているからこそ、上記のようなテイストはアクセントとして見事な効果を発揮しているようにも受け取れる。このナチュラルさは前作以上ではないでしょうか。

「Maybe」の楽曲制作と演奏で参加したBMTHもアルバムのほかのバンドチューンと違和感なく馴染んでおり、かつオリヴァーのボーカルも自身のバンドのときとは異なる響き方をしているように感じる。面白い効果です。むしろこの曲は絵付き(=MV)で楽しんでもらいた1曲で、MGK、オリヴァー、トラヴィス・バーカーの三つ巴による“近代ロック界3大怪獣”夢の共演を視覚的に堪能していただきたい。

「Emo Gril」のキラーチューンぶりも文句なしだし、リル・ウェインが参加したもうひとつの「Drug Dealer」も良き仕上がり。タイトルトラック「Mainstream Sellout」やブラックベアー参加の「Make Up Sex」、さらには「5150]「Papercuts」「WW4」「Twin Flame」など、どれも曲単位でも優れている。また、本作にはパンク/オルタナの加えてグランジ的な側面も見え隠れする。そこも含めて好みのど真ん中にある1枚だなと思うわけです。

きっと僕みたいに偏見を持ってMGKと距離を取っていたロックリスナーも少なくないのでは。けど、フラットな気持ちで本作と触れてみて、改めて評価してもらえたらと願っております。

 


▼MACHINE GUN KELLY『MAINSTREAM SELLOUT』
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2021年10月16日 (土)

TOM MORELLO『THE ATLAS UNDERGROUND FIRE』(2021)

2021年10月15日にリリースされたトム・モレロの最新ソロアルバム。日本盤(輸入盤国内仕様)は同年10月20日発売予定。

個人名義では『THE ATLAS UNDERGROUND』(2018年)に続く3年ぶり2作目のソロアルバムですが、THE NIGHTWATCHMAN名義を含めるとこれが6作目。RAGE AGAINST THE MACHINEAUDIOSLAVE、STREET SWEEPER SCIAL CLUB、PROPHETS OF RAGEとは異なり、曲ごとにコラボレーターが異なるという点においては、『THE ATLAS UNDERGROUND』同様に真の意味でのソロ作品と言えるでしょう。

今作も相変わらずゲスト陣が豪華で、ブルース・スプリングスティーンエディ・ヴェダーPEARL JAM)、BRING ME THE HORIZON、PHANTOGRAM、クリス・ステイプルトン、グランドサン、マイク・ポズナー、ダミアン・マーリー、フェム、プロトハイプ、デニス・リクセゼン(REFUSED)、サマ・アブドゥルハーディとジャンルも多岐にわたる人選。トムはそれぞれのコラボレーターに合わせた作風、曲調で楽曲制作を進め、その中でいかにも彼らしいギタープレイを披露しています。

オープニングを飾る「Harlem Hellfighter」ではEDM調のトラックに日本語で歌う女性ボーカル(おそらくボーカロイドか?)に、いきなり度肝を抜かれる。かと思えば、続くAC/DCのカバー「Highway To Hell」ではブルース・スプリングスティーン&エディ・ヴェダーという新旧“Voice of America”が暑苦しいボーカルバトルを繰り広げる(笑)。ここではさすがにトムの個性がボーカルに負けてしまっていますね。さらに、BMTHを大々的にフィーチャーした「Let's Get The Party Started」もBMTHの色が強すぎる。あれれ、大丈夫かトム・モレロ……。

PHANTOGRAMをフィーチャーしたエレクトロポップ「Driving To Texas」以降も、ギターの活躍頻度はそこまで高くない。というより、ギターをギターと聴かせないようなエフェクトが施されていたり、楽曲を構築する上での素材と化していたりと、むしろトムはコンポーザー/アレンジャーとしての個性を発揮しているような作品なのかなと、聴き進めていくうちに感じました。いわゆるRATM的なテイストを期待すると痛い目に遭いますが、彼が制作してきた楽曲の色は至るところに散りばめられているので、聴く人が聴けば「トム・モレロらしい1枚」と理解できるかもしれません。

ラップボーカルものよりも、しっかり聴かせる歌モノのほうがらしい色を発揮しているし、「Naraka」や「The Achilles List」で聴くことができるエレクトロ調エフェクトのギターソロに今のトムがやりたいことが表れている気がしたりと、過去にとらわれずに前進を続ける彼にリスナー側がどこまでついていけているのか……。個人的にはベースはいかにもRATMテイストながらもエレクトロな味付けを施すことで新鮮味が増した「Charmed I'm Sure」や「Save Our Souls」、女性ボーカルならではの艶やかさが心地よい「Driving To Texas」や「Night Witch」みたいな楽曲がお気に入りです。

統一性の強いスタイルではなく、あくまで現代的なプレイリスト風の作風もいかにもソロらしくて好印象。この手の作品はコラボ相手の人選やネームバリューに多少左右されがちですが、今作においてはバランス感に優れていると思うし、前作以上なんじゃないかなという気がしました。しばらくは難しいことを考えずに、大音量で楽しみたいと思います。

 


▼TOM MORELLO『THE ATLAS UNDERGROUND FIRE』
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2021年9月21日 (火)

BRING ME THE HORIZON『DiE4u』(2021)

2021年9月17日に配信リリースされたBRING ME THE HORIZONの新曲。現時点ではフィジカルリリースの予定なし。

バンド名義による新曲としては、2020年10月30日デジタルリリースのEP『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』以来11ヶ月ぶり。同作のフィジカルリリースが今年1月末だったり、オリー・サイクス(Vo)がフィーチャリング参加した楽曲が複数公開されてきたので、意外と空いていない気がしたんですが、もう1年経っていたんですね。

『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』は同作を基盤にスタートする“POST HUMAN”EP4部作の第1弾という立ち位置で、そのEPに向けて同年前半から「Parasite Eve」「Obey (with YUNGBLUD)」といった新曲が随時配信されました。と考えると、この新曲「DiE4u」から数ヶ月後(おそらく2022年年明けあたり)にはEP第2弾が届けられるのかな?という気がしています。

さて、今回の新曲について。「DiE4u=Die for you」を意味するタイトルですが、コロナ禍突入後に立ち上げられた“POST HUMAN”というコンセプトしかり、BMTHにとって“生”と“死”はこれまで以上に大きな意味を持つテーマになってきたのではないでしょうか。そんな中で〈You know that I'd die for / I cry for / You know that I'd die for you〉とサビで歌われるこの曲、大切な人への献身的な愛情が伝わってくる、どこか優しげな1曲と言えるのではないでしょうか。

サウンド的には近作の延長線上にあるヘヴィ&ラウドなサウンドに甘いメロディを乗せたスタイルで、特に目新しさは感じませんが、ヒットチャートを席巻するモダンポップ/ダークポップとの共通点も多数見受けられ、単なるヘヴィロック/ラウドロックでは片付けられない仕上がりと言えるでしょう。

オリーが監督を務めたMVも、スプラッター映画を彷彿とさせるグロ寄りの仕上がり。ホラー/ゾンビものが大好物な自分にとってはドストライクな内容ですが、こちらからも先の“大切な人への献身的な愛情”が感じられるストーリー構成/演出となっており、単なるホラーMVの一言では済ませられない見応えのある1本となっています。相変わらず映像でも遊びまくっていて好印象。いいぞ、もっとやれ。

この1曲から来たる最新EPの内容を予想するのは難しさを伴いますが、なんとなく『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』以上に慈愛に満ちた1枚になるのでは……いや、そうなってほしいなと思っています。そうすれば、そこの反動でさらにエグい1枚も期待できそうですしね。

 


▼BRING ME THE HORIZON『DiE4u』
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2021年1月 1日 (金)

2020年総括

2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により、それまでの日常がガラリと一変。エンタメ界にも多大なる影響を与え、ライブの在り方も“コロナ以前”と“コロナ以降”とで何もかもが変わってしまった感が強いのではないでしょうか。正直なところ、ワクチンができたところで“コロナ以前”のような生活を取り戻せるとは思っておらず、ここから先さらに新しい在り方を見つけないといけないのではないか。そう感じずにはいられません。

また、音楽の聴き方や接し方に関しても“おうち時間”が増えたこと、ライブやフェスといった体験が減ったことも影響し、だいぶ変化が生じた1年だったと思います。ぶっちゃけ、CDの購入枚数も2019年以前と比べてグンと落ちましたし。その一方で、Bandcampなどを通じてデジタルで購入する頻度はかなり高くなりましたが、やはりApple MusicやSpotifyといったサブスクリプションサービスを通じて新しい音楽と向き合う機会が格段に増えたと言わざるを得ません。

そんな中で、例年のようにこの1年のまとめをどうしようかと、実は2020年初夏から悩んでいました。事実、上半期まとめのあとからいろいろ考え始め……年末も考えがまとまらず、気づけば大晦日。で、ひとつ出した結論は「アルバム/シングル/楽曲と枠にこだわらず、20作品に縛ろう」ということ。メタル系に関してはリアルサウンドさんでのまとめ記事がありますので、そちらを参考にしていただきつつ、2020年のまとめはこの1エントリーに集約させたいと思います。

ということで、ズラッと20作品まとめて載せていきます。順位は付けず、アルファベット→50音順で掲載していきます。

 

BRING ME THE HORIZON「Kingslayer feat. BABYMETAL」(楽曲)

 

chelmico『maze』(アルバム)

 

JAMES DEAN BRADFIELD『EVEN IN EXILE』(アルバム)

 

LiSA『LEO-NiNE』(アルバム)

 

NiziU「Make you happy」(楽曲)

 

NOTHING『THE GREAT DISMAL』(アルバム)

 

POPPY「All The Things She Said」(楽曲)

 

TAYLOR SWIFT『FOLKLORE』(アルバム)

 

ULTRAÍSTA『SISTER』(アルバム)

 

阿部真央『まだいけます』(アルバム)

 

伊藤美来『Rhythmic Flavor』(アルバム)

 

イヤホンズ『Theory of evolution』(アルバム)

 

えりぴよ (ファイルーズあい)「♡桃色片想い♡」(楽曲)

 

楠木ともり『ハミダシモノ』(EP)

 

スタァライト九九組「再生讃美曲」(楽曲)

 

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会「NEO SKY, NEO MAP!」(楽曲)

 

乃木坂46「I see...」(楽曲)

 

宮本浩次『ROMANCE』(アルバム)

 

森七菜「スマイル」(楽曲)

 

ラブリーサマーちゃん『THE THIRD SUMMER OF LOVE』(アルバム)

 

メタル系は先のキュレーション連載での年間ベスト記事で選出しているので、アルバムは1枚も選ばず。むしろ楽曲単位でBMTH×BABYMETALを選出しました。ある意味、この曲が2020年の自分を象徴する1曲なのかもしれません。あ、あとNOTHINGはあえてメタルの枠から外して、こちらで選んでみました。そのほうが自分的にしっくりきたので。

あと、宮本浩次さんはオリジナルアルバム『宮本、独歩。』を最初は選んでいたものの、単純に歌の力だけで圧倒させられたという意味で(そして、このタイミングに初インタビューが実現したという意味でも)カバーアルバムのほうを選びました。

なお、この中で再生回数が多かった上位3曲は、楠木ともり「ハミダシモノ」、えりぴよ (ファイルーズあい)「♡桃色片想い♡」、NiziU「Make you happy」。アルバム単位で再生回数が多かった上位3作品はイヤホンズ『Theory of evolution』とJAMES DEAN BRADFIELD『EVEN IN EXILE』、ここには入れませんでしたがRAISE A SUILEN『ERA』でした。

以上、かなりさらっとしたまとめになりましたが……全体的な年間まとめとなると、これくらいのモチベーションしか保てないんですよ(苦笑)。偏ったジャンルでまとめればまた違うんでしょうけど……そういう意味では、こういったまとめモノも2020年が最後かな。なんて消極的なことを年始から書くのもアレですが。

とにかく2021年が2020年よりも精神的に余裕を持って過ごせますように。本当にそれだけです。

 

2020年12月21日 (月)

BRING ME THE HORIZON『LIVE AT THE ROYAL ALBERT HALL』(2016)

2016年12月2日にリリースされたBRING ME THE HORIZONのライブアルバム。日本盤未発売。

本作は当初、PledgeMusicを通じたクラウドファンディング経由で限定発売されたもので、フィジカル/デジタルでのライブアルバムとDVD/Blu-ray/デジタルの映像作品が限定販売。僕も当時、ライブCDとライブ映像(デジタル版)を購入していましたが、オリジナル版発表から4年を経た2020年12月18日に各種ストリーミングサービスおよびデジタル配信サイトでの一般流通がスタート。これにより、手軽にBMTHのライブ音源を楽しむことができるようになりました。

……と言いながら、実は本作には通常のスタイルとは異なるライブ音源が収録されています。というのも、このライブは2016年4月に行われた、英国のがんケアおよび支援慈善団体・Teenage Cancer Trustのチャリティ公演で、オーケストラとのコラボ形態で実施されたもの。すべての楽曲がオーケストラの加わった新たなアレンジで演奏されております。

選曲自体は当時の最新アルバム『THAT'S THE SPIRIT』(2015年)とその前作『SEMPITERNAL』(2013年)の2作が軸になっており、それ以前の楽曲は『THERE IS A HELL BELIEVE ME I'VE SEEN IT. THERE IS A HEAVEN LET'S KEEP IT A SECRET.』(2010年)から「It Never Ends」のみ。ここ最近の傾向と一緒ですね。でも、このへんの“ミディアムテンポの、メロディをしっかり聴かせる楽曲”が実にオケとの相性抜群で、楽曲の良さをさらにベストな方向に引き上げることに成功しています。

と同時に、ライブならではの生々しさもしっかり収めれており、同期中心の昨今のBMTHのスタイルと繊細なオケ、そしてオーディエンスのシンガロングが三位一体となりスペシャルな空間を作り上げている。映像で楽しむのがベストですが、これは音源だけでも十分に魅力が伝わる良作ではないでしょうか。

実はここ日本では出世作『THAT'S THE SPIRIT』を携えた来日公演が実現していないんですよね。当初は2016年1月に新木場STUDIO COASTでの単独公演が決定し、券売までしたんですが、ワールドツアーのスケジュール再調整により中止に。のちにバンドが日本を訪れるのは次作『amo』(2019年)発表後の2019年夏、『SUMMER SONIC』出演に際してでした。なので、このバンドの大躍進期を追体験するという点において、このライブ作品の果たす役割は(特に日本のファンには)非常に大きなものがあるのです。本来のアグレッシヴかつエンタメ性に富んだステージとは異なるものではあるものの、『SEMPITERNAL』の頃よりも数段高いステージへと到達したバンドの姿を、ぜひこの作品から感じ取ってみてください。

 


▼BRING ME THE HORIZON『LIVE AT THE ROYAL ALBERT HALL』
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2020年10月30日 (金)

BRING ME THE HORIZON『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』(2020)

2020年10月30日にデジタルリリースされた、BRING ME THE HORIZONの最新EP。CDやアナログなどフィジカルでは2021年1月22日の発売が予定されています。なお、日本盤は2021年1月27日に豪華仕様でのリリースを予定しているそうです。

さて、本作が配信スタートしてからまだ数十分しか経っていませんが、まずは本作を1回通して聴いて、そのフレッシュな感想をそのまま記録として残そうかと思っており、このテキストを深夜1時には公開しようともがいている最中です(笑)。すでに2回くらい聴いたというリスナーも少なくないでしょうが、これから聴く人はまずこれを読む前に1回通して聴いて、それからじっくり読むといいんじゃないかな。そう思っております。

では、以下9曲分の解説、お楽しみください。

M-1. Dear Diary,
本作で初めて公開された新曲その1。最近の彼らにしては珍しいスピートチューン。メタリックな要素が強いものの、要所要所にトラップ以降のEDMテイストもしっかり散りばめられている。要するに最強/最狂のメタルナンバーなわけです。カッコいいったらありゃしない、最高のオープニングです。

M-2. Parasite Eve
今年6月にデジタルリリースされたリード曲のひとつ。こちらに詳しく書いてます。「Dear Diary,」からの流れで聴くと、その魅力がより増しますね。

M-3. Teardrops
本作に数日先駆けて配信されたリードトラック。「Parasite Eve」「Obey」の流れを汲む、というか4thアルバム『THAT'S THE SPIRIT』(2015年)や5thアルバム『amo』(2019年)の延長線上にあるニューメタル〜メタルコア的なテイスト。いまだにこういう楽曲にも真剣に取り組んでくれるあたりに好感が持てます。メロディがしっかり作り込まれているので、スルスル聴き進められるはず。

M-4. Obey (with YUNGBLUD)
ヤングブラッド(YUNGBLUD)をフィーチャーした、今年9月の配信楽曲。詳しくはこちらに書いています。まとまった作品集の流れで聴くと非常にノリよく楽しめるし、冒頭4曲だけでも本作がモダンメタルの2020年最新型(現在進行形)の決定打なんだと認識できるのではないでしょうか。

M-5. Itch For The Cure (When Will We Be Free?)
本作で初めて公開された新曲その2。ようやくメタルテイストから離れ、ダンスミュージック寄りの楽曲へ移行……といっても、本曲は続くM-6への序章と呼べる1分半程度のインタールード。すでにこの時点で“あの2人”の声が聴こえてきたり……。

M-6. Kingslayer (feat. BABYMETAL)
本作で初公開となった新曲その3。おそらく世界中のメタルファンがもっとも注目していたであろうトラックで、かのBABYMETALをフィーチャリングアーティストに選ぶという英断(というか暴挙というか)は、今のBMTHにしかできないことだと思います。BMTHらしいアグレッシヴさと、BABYMETALならではのキュートさポップさが絶妙なバランスでミックスされており、SU-METALの歌が聴こえてきた瞬間の、目の前が開ける感覚といったら……思わず膝をパンパン叩いて、次にはガッツポーズをとってましたよ。そうそう、こういう曲が聴きたかったんだよ!と。しっかり日本語詞もフィーチャーされており、2組がコラボする必然性がしっかり感じられる。いやあ、個人的には今年3本指に入るベストトラックです(興奮気味で自分でも何書いてるかわからなくなってきたけど、たぶん冷静になって読んでもその気持ちは変わらないと思います)。

M-7. 1x1 (feat NOVA TWINS)
本作で初公開となった新曲その4。フィーチャリングアーティストのNOVA TWINSはエイミー・ラヴ(Vo, G)&ジョージア・サウス(B)からなるロンドン出身のロックデュオ。パンクやオルタナを通過したラップコアなどを軸に活動しており、BMTHとの相性も抜群。とはいうものの、前曲のBABYMETALと比べるとフィーチャー度は低く、全体的にはM-1〜4の延長線上かなと。前曲での興奮を良くも悪くもクールサウンさせてくれる(もしくはある程度高く維持させてくれる)、終盤に向けた箸休め的な色合いも若干感じられます。悪くはないです。

M-8. Ludens
昨年11月に配信された、PS4用ゲーム『DEATH STRANDING』のイメージアルバム提供曲。昨年11月の来日時(BABYMETALのゲストアクト)にはライブ1曲目に披露されていましたね。トラップ以降のテイストを軸にしつつも、曲が進むにつれてラウドさが増していく。それでいて、しっかりとシンガロングできるメロディが用意されている、まさに今のBMTHを象徴するような1曲。この直後に突如配信された大作EP『Music to listen to-dance to-blaze to-pray to-feed to-sleep to-talk to-grind to-trip to-breathe to-help to-hurt to-scroll to-roll to-love to-hate to-learn Too-plot to-play to-be to-feel to-breed to-sweat to-dream to-hide to-live to-die to-GO TO』(2019年)を聴いたときは「ここからそこへ流れるか……」と驚かされましたが、あれはあくまで実験だったんだなということを、今作を聴くと再確認できたのではないでしょうか。

M-9. One Day The Only Butterflies Left Will Be In Your Chest As You March Towards Your Death (feat. Amy Lee)
本作で初公開となった新曲その5。EVANESCENSEのエイミー・リー(Vo)をフィーチャーした1曲で、エイミーはつい最近も和楽器バンドとのコラボ曲「Sakura Rising」を発表して話題になったばかり。こちらはゴシックテイスト強めの壮大なバラードとなっており、冒頭からエイミーの歌をしっかり楽しむことができます。2コーラス目からはオリヴァー・サイクス(Vo)がメインで歌い、その対比含めて非常に興味深い仕上がりです。にしても、エイミーやBABYMETALの場合はある程度共演者側に色を寄せているのが印象的。だからといってBMTH色が希薄になることもなく、ちょうどいいポイントをついてくるんですよね。カオスなエンディング含め、非常に素晴らしい仕上がりだと思います。

以上、全9曲をじっくり解説してみましたが、これはEPというよりもフルアルバムと言い切ってしまっていいと思います。バンド的には『amo』に続くオリジナル作品というよりは『Music to listen to-dance to-blaze to-pray to-feed to-sleep to-talk to-grind to-trip to-breathe to-help to-hurt to-scroll to-roll to-love to-hate to-learn Too-plot to-play to-be to-feel to-breed to-sweat to-dream to-hide to-live to-die to-GO TO』(長いよ)同様に、別の角度からの実験作という扱いでEPなのかもしれませんが、『amo』があり、『Music to listen(以下略)』があり、小出しにしてきた楽曲があり、この作品集ということで考えると、僕は「ここ2年の活動の先にあった、ひとつの集大成」としてのアルバムと受け止めたい。そう考えています。

まあなんにせよ。『Music to listen(以下略)』同様に、いやそれ以上にリピートしまくりの1枚になりそうです。年明けくらいには一度落ち着くかもしれないけど、きっと来年1月にフィジカルリリースされたら、また聴く頻度が上がるんでしょうね。

 


▼BRING ME THE HORIZON『POST HUMAN: SURVIVAL HORROR』
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2020年9月25日 (金)

BRING ME THE HORIZON『SUICIDE SEASON』(2008)

2008年11月中旬にリリースされたBRING ME THE HORIZONの2ndアルバム。日本盤は翌2009年1月下旬に発売されました。

BRING ME THE HORIZONの名を幅広く知らしめる最初の結果を生み出した、記念すべき1枚。ジャケットのグロさから、知らない人にはデスメタルとかゴアグランドのバンドかと間違えられそうですが(デビュー作を知らなかった僕も、店頭でそう勘違いして手にしたひとりです)、1stアルバム『COUNT YOUR BLESSINGS』(2006年)で提示したデスコアサウンドをさらに一歩推し進めた、モダンなメタルコアサウンドを楽しむことができます。

プロデュースを手がけたのは、北欧メロディックデスメタルシーンで知られるフレドリック・ノルドストローム(ARCH ENEMYDIMMU BORGIRSOILWORKなど)。前作でのアンダーグラウンド感が良い意味で薄れ、鋭角で低音重視ながらも全体的に聴きやすい/聞き取りやすいバランス感でまとめられています。初めて聴いたときは冒頭2曲「The Comedown」「Chelsea Smile」のアグレッションに若干引きつつも、それでも不思議と聴きやすいその作風に違和感を覚えたものです(もちろん、良い意味での違和感なんですけどね)。

緩急の起伏が激しいアレンジ/バンドアンサンブルと、デジタルテイストを随所に散りばめた味付けは、前作での(良くも悪くも)アングラの帝王感から一線を画するものがあり、短期間でメジャー感を強めることに成功。今思えば、次々作『SEMPITERNAL』(2013年)の片鱗と言えなくもないですが、この時点ではあくまで「アグレッシヴなバンドサウンドとの対比」という意味での味付けだったはず。なので、デジタル感をバンドの軸足に起き始めた『SEMPITERNAL』とは直接的な関連性はそこまで考えなくてもいいのかなと。むしろそれよりは、楽曲のプログレッシヴ度が急激に増す次作『THERE IS A HELL BELIEVE ME I'VE SEEN IT. THERE IS A HEAVEN LET'S KEEP IT A SECRET.』(2010年)とのつながりを考えたほうが正しいのかもしれません。

1作目から順に追っていくと、5作目『THAT'S THE SPIRIT』(2015年)までは非常に真っ当で正しい進化の仕方をしているなという事実に、改めて気づかされるはず。とはいっても、前作『COUNT YOUR BLESSINGS』と本作との差は一番大きなものがあり、そういった意味では今作を真のスタート地点と捉えることもできるのかなと。この『SUICIDE SEASON』から『THAT'S THE SPIRIT』までの流れ/成長は非常にわかりやすいものがありますしね。

リリースから12年経った今の耳で聴くと、当時は激しすぎると若干の拒否反応を示した本作も不思議とキャッチーに思えてくる。慣れって恐ろしいですね(笑)。なお、本作中の「Football Season Is Over」にはメルボルンのハードコアバンドDEEZ NUTSからJJ・ピーターズ(Vo)が、「The Sadness Will Never End」ではイギリスのメタルコアバンドARCHITECTSからサム・カーター(Vo)がそれぞれゲスト参加。本作から10数年後、BMTHもARCHITECTSもイギリスと代表するメタル/ラウドバンドにまで成長するとは、この頃には想像もしていませんでしたね。

BMTH初心者が初期の作品に触れる際、本作から入っていくと現在とのあまりの違いに拒否反応を示すかもしれません。そういう意味では次作『THERE IS A HELL BELIEVE ME I'VE SEEN IT. THERE IS A HEAVEN LET'S KEEP IT A SECRET.』のほうが入りやすいのかな? 同作が問題なくいけたら、こちらにさかのぼってみるのがベストかもしれませんよ。

 


▼BRING ME THE HORIZON『SUICIDE SEASON』
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2020年9月 9日 (水)

BRING ME THE HORIZON『OBEY (with YUNGBLUD)』(2020)

2020年9月2日に配信リリースされたBRING ME THE HORIZONの新曲。

今年6月26日に配信された「Parasite Eve」に続く新曲は、若干23歳のUKロックアイコン、YUNGBLUD(ヤングブラッド)とのコラボレーションナンバー。BMTHとYUNGBLUDの組み合わせって、そりゃ悪くなるわけがない! 1ヶ月くらい前に2組のコラボを予感させるやりとりがSNS上で繰り広げられたときから「もしや……?」と思っていました。

いざヒップホップやダブステップ以降の(広意義での)ロックを鳴らすYUNGBLUDと、モダンメタル/ラウドロック以降の「メタルの枠をぶち壊す」今をときめく存在のBMTHがタッグを組むことが明らかになると、そりゃ過剰に興奮するわけでして。情報が解禁されてからずっと音源の到着を楽しみに待ち続けたわけです。

「Parasite Eve」は昨年のアルバム『amo』(2019年)以降のエレクトロニックミュージックをベースにした路線ながらも、若干ヘヴィさを復調させた路線でしたが、今回の「Obey」は『amo』というよりもそれ以前の『THAT'S THE SPIRT』(2015年)をさらにブラッシュアップ/ビルドアップさせた、メジャー感の強いモダンなヘヴィミュージック路線が打ち出されています。正直、YUNGBLUDと組むならもっとヒップホップ側に舵を切っても不思議じゃなかったものの、やはり近代のロックスター同士が組むのなら派手なサウンド&楽曲が似合いますものね。個人的にも、そしてパブリックイメージ的にも非常に納得の仕上がりではないでしょうか。

……と、ここまで読むとこの「Obey」は『THAT'S THE SPIRT』以前に後退したと受け取られそうですが、音像自体は『amo』以降の質感が保たれており、あくまで『amo』や続く大作EP『Music to listen to-dance to-blaze to-pray to-feed to-sleep to-talk to-grind to-trip to-breathe to-help to-hurt to-scroll to-roll to-love to-hate to-learn Too-plot to-play to-be to-feel to-breed to-sweat to-dream to-hide to-live to-die to-GO TO』(2019年)の延長から生まれたことは明白。つまり、これは後退ではなく「進化の過程で、いくつもある武器の中からひとつ選んだだけ」なのです。過去を捨てたり否定するのではなく、すべてを抱えて前進し続ける、それが今のBMTMではないでしょうか。

バンドは現在、今年から来年にかけて4作連続リリースを予定しているEP『POST HUMAN』シリーズを制作中とのこと。この「Obey」もその一環で完成したもので、レコーディングはゲームミュージック作曲家のミック・ゴードンらも加えて進行中のようです。ここまで期待を煽る新曲を定期的に届けられたら、『POST HUMAN』という新作にも無駄に期待が高まってしまいそうです。年末年始には第1弾が聴けるのかな……なんにせよ、今もっとも到着が楽しみな新作です。

 


▼BRING ME THE HORIZON『OBEY (with YUNGBLUD)』
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2020年6月27日 (土)

BRING ME THE HORIZON『PRASITE EVE』(2020)

2020年6月26日、満を辞して配信リリースされたBRING ME THE HORIZONの新曲。

2019年は1月にニューアルバム『amo』をデジタル/フィジカルリリースし、11月には新曲「Ludens」をデジタルリリース、さらに同年末には全8曲/75分という大作EP『Music to listen to-dance to-blaze to-pray to-feed to-sleep to-talk to-grind to-trip to-breathe to-help to-hurt to-scroll to-roll to-love to-hate to-learn Too-plot to-play to-be to-feel to-breed to-sweat to-dream to-hide to-live to-die to-GO TO』を配信リリースするなど精力的な創作活動を続けてきたBMTH。意外にも、この「Parasite Eve」が2020年最初の新曲となります。

「Ludens」や『Music to listen (中略) to-GO TO』ではDTMベースの、ミニマムなデジタルサウンドへと移行しつつありましたが、この新曲では再びラウドなギターをフィーチャーしたラウドでメロウなロックを展開しています。最新EPでBMTHに対しての興味が薄らいでいたという旧来のリスナーにとっては、この復調ぶり(?)は喜ばしいものではないでしょうか。

といっても、ここで鳴らされているサウンド/方向性はあくまでBMTHというボーダレスな音楽活動を続けるバンドにとって“コマのひとつ”でしかないと思うんです。EPで実験的なことに注力したからといって、今後も同じスタイルで新曲を量産するかは誰にもわからないのと同じように、『THAT'S THE SPIRT』(2015年)と『amo』が異なるスタイルであるように、この次に出てくる楽曲もラウドファンを納得させるスタイルとは限らない。だからこそ面白いわけで、注目に値する存在だと思うわけです。

メロディラインやサウンド・コンテクストは確実に『amo』の延長線上にあるもので、特別新しいことをやっているわけではない。ただ、その素材の組み合わせ方の妙に「なるほど〜」と思わせる興味深さがあり、まだまだ新鮮味を感じ取ることができる。そういう意味では、このスタイルもそろそろ限界が近づいているのかな。『SEMPITERNAL』(2013年)から着実に進化を続けてきたスタイルではあるものの、ロックバンドという枠で考えたらそろそろ次の一手が必要になる時期なのかもしれません。

……なんて難しいことを長々と書きましたが、それでも純粋にカッコいいと思えているうちは素直に楽しもうと思います。配信スタートしてから、何度も何度も繰り返し聴いてますが、今のところ飽きはきてないですしね。

(にしても、「Ludens」が小島秀夫の新作ゲーム『デス・ストランディング』からインスパイアされた楽曲ですし、今回の「Parasite Eve」は映画化&ゲーム化もされた瀬名秀明の小説『パラサイト・イヴ』と同タイトルですし。後者は確実にこじつけですけど、意外とそことのつながりも大きかったりして)

(追記)
先の『パラサイト・イヴ』との関係性ですが、どうやらタイトルはゲーム版『パラサイト・イヴ』からインスパイアされたそうです。この記事、見逃していたんだけど楽曲自体はコロナ禍前に制作されたものなんですね。

 


▼BRING ME THE HORIZON『PRASITE EVE』
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