2017/11/24

APPICE『SINISTER』(2017)

ロック/メタル界隈では知らない者はいない名ドラマー、カーマイン&ヴィニーのアピス兄弟がAPPICE名義でタッグを組んだ初のスタジオアルバム。ハードロックをベースに、2人の個性的なドラミング(曲によっては左右にパンされている!)を存分に味わえます。

もちろん楽曲自体の出来もなかなかのもので、楽曲ごとにクレイグ・ゴールディ(元DIO)、トニー・フランクリン(元BLUE MURDER)、ロビン・マッコーリー(元McAULEY SCHENKER GROUP)、ポール・ショーティノ(ROUGH CUTT、元QUIET RIOT)、ジョエル・ホークストラ(WHITESNAKE)、ロン・サール(SONS OF APOLLO)、ミック・スウェダ(BULLETBOYS)、フィル・スーザン(元OZZY OSBOURNE)、エリク・ノーランダ(LANA LANE)など名だたるシンガー/プレイヤーがゲスト参加した豪華な内容。

収録曲にはツインドラムによるバトルプレイで構成された「Drum Wars」や、カーマインが過去に在籍したBLUE MURDERの名曲「Riot」のセルフカバー、ヴィニーが在籍経験を持つBLACK SABBATHの名曲メドレー「Sabbath Mash」もあったり、意外と聴き応え満載の1枚です。

※このレビューは本作リリース時、『TV BROS.』に掲載されものを加筆・修正して掲載しています。



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投稿: 2017 11 24 12:00 午後 [2017年の作品, Appice, Black Sabbath, Blue Murder, Bulletboys, Dio, McAuley Schenker Group, Ozzy Osbourne, Quiet Riot, Sons of Apollo, Whitesnake] | 固定リンク

2017/01/02

BULLETBOYS『BULLETBOYS』(1988)

この「Smooth Up In Ya」を聴くと、懐かしのTBS『PURE ROCK』を思い出すという世代も多いのではないでしょうか?(30代以下の方にはわからないネタでごめんなさい) それいくらいこの曲のインパクトが強かった、アメリカはLA出身の4人組ハードロックによる1988年のデビューアルバム『BULLETBOYS』。

以前はRATTのギタリストだったというマーク・トリエン(Vo)、カーマイン・アピスが結成したバンドKING COBRAのギタリストだったミック・スウェダ(G)といったそれなりに名のあるバンド出身のメンバーが結成した、ある意味(当時流行りだった)“スーパーバンド”のひとつとしてWarner Bros.から鳴り物入りでデビュー。VAN HALENで知られるテッド・テンプルマンをプロデューサーに迎えたこのデビューアルバムからは、先の「Smooth Up In Ya」が全米71位、ソウルグループTHE O'JAYSのカバー「For The Love Of Money」が全米78位とスマッシュヒットを記録。アルバム自体も全米34位まで上昇し、ゴールドディスク(50万枚)を獲得する好スタートを切りました。

テッド・テンプルマンのプロデュース、ボーカルのマークのルックスを指してデイヴ・リー・ロスみたいという声があったことから、初期VAH HALENと比較する者も多かったと記憶しています。「Smooth Up In Ya」「For The Love Of Money」で聞ける重々しいミドルナンバーはVAN HALENとはちょっと異なるかもしれませんが、確かに3曲目「Owed To Joe」や4曲目「Shoot The Preacher Down」あたりはそれっぽくもあります(後者のボーカルは確かにデイヴからの影響が強いし)。同じミディアムでも7曲目「Hell On My Heels」のほうがVAN HALEN的でもあるし……うん、全体的にVAN HALENからの影響が感じられるかな? それがテッド・テンプルマンの意図するものだったのかもしれないけど、ボーカルの声質はデイヴのそれとは異なるし、ギタープレイもエディ・ヴァン・ヘイレンとは違うタイプ。どちらかというと、アレンジがVAN HALEN寄りなのかな、と。でもBULLETBOYSのほうがもっと土臭さが強く、それでいてモダンなイメージもあるんですよね。そこが1世代後に登場したバンドの強みなのかもしれないけど。

このバンド、個人的にとても好きで、Warner Bros.から発表した3枚のアルバム(本作と1991年の2nd『FREAKSHOW』、1993年の3rd『ZA-ZA』)はどれも気に入っております。バンドは現在も存続しており、マーク以外は完全に入れ替わってる状態。2015年には最新作『ELEFANTE'』も発表てしており、若干年老いたマークの声以外は1stアルバムから続く“それっぽさ”を維持してくれてます。これから聴こうという人には新作よりもまず、このデビュー作から触れてみることをオススメします。



▼BULLETBOYS『BULLETBOYS』
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投稿: 2017 01 02 12:00 午後 [1988年の作品, Bulletboys] | 固定リンク