新垣結衣『そら』(2007)
いわゆる女優さんが門外漢の「歌手」としてデビューすると、かならずその歌唱力に対する酷評や、やれ「話題作りのため、○○(有名アーティストの名前)が楽曲提供」といったことで、切り捨ててしまう傾向にありますよね。まぁそれだけ注目されているという事実もあるわけですが、まぁここではそういった視点では語りません。
単純に、いちファンとしての視点で語ります(えー)。
実は仕事でこのアルバムについて書かせてもらいました(こちら)。できればインタビューもしたかったけど、まぁそれはまた別の話なんで。あそこに書いたことがすべてなんですよね。
確かに歌は下手くそだし、決して褒められたもんじゃないと思う。でも、それ言ったら某・元国民的アイドル集団だってどんぐりの背比べだし、そういった点で語るべきじゃないよなぁ、と。「女優さんなんだから、もっと表現力豊かなのかと思った」という意見。ごもっとも。でも、彼女は女優としてもまだまだこれからの人だと個人的には思ってるので……いいじゃないか、今後に期待すりゃ!
さぁ、だんだんとキビしくなってきたぞ(笑)。まぁ冗談はさておき……多分このアルバムを純粋に楽しむことができる人は、ガッキーのアイテムならなんでもオッケーという盲目的なファンと、ここで歌われているような歌詞に思わず胸がキュンとしちゃうような人たちなんじゃないかな。自分はファンだけど、少なくとも前者ではないので……そうです、いい歳したオッサンがこのアルバム聴いて、思わず泣きそうになったわけですよ。ちなみに映画とかは一切観に行ってませんよ。行ってみようとは思ってるけど。
歌声がキャラクターとして成立する、それが最終的に個性となり説得力を持つというのは、別にアイドルに限らずいくらでもある話。僕はガッキーに対して、実はそっち方向のシンガーになるんじゃないかと感じています。特につじあやの辺りが書いた曲を聴いてると、そう強く思うわけです。今後しばらく歌手としての活動を積極的に行っていくようなので、次のシングルなりアルバムなりの出来に期待ですね。

