2007/09/04

SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2007(2007.9.2)

 昨年まで日比谷野音で開催されていたスペシャ恒例の野外イベント「SWEET LOVE SHOWER」が、今年は山中湖畔で開催。しかも初の2日間開催ということで、フェス並みに豪華なアーティストが勢揃い。諸々仕事でもお世話になっていることもあり、昨年に引き続き今年もお邪魔させていただきました。

 が……


 当初の予定では、2日とも参加する予定でしたが、初日の9月1日はバスの集合時間に目覚めるという大失態を犯してしましました。もっとも、仕事も山ほど残っていたので、行ったら行ったで今頃大変なことになっていたわけですが……

 2日目の9月2日のみ、何とか参加することができました。会場は昨年オープンした山中湖交流プラザきらら。ホントに目の前に山中湖があって、ステージ裏が吹き抜け状態で、そこから富士山が一望できる……はずだったんだけど、初日もこの日もあいにくの曇り空。お日様が刺すことはなかったものの、やはりそれなりの標高ということで、しっかり日に焼けましたよ。初日は霧が酷くて一時はステージが見えない状況に陥ったみたいだけど、2日目はそこまで酷くはならず、まぁ夕方に小雨がぱらつく程度で済みました。

 会場も、そしてシチュエーションも最高の中で、2007年の夏フェスシーズンの最後を飾るこのイベント。いったいどんなもんだったかというと……楽しかったですよ。それなりにしっかりオーガナイズされていて、ほぼオンタイムでスケジュールが進んでいたし。ソールドアウト状態だったけど、1万人程度しか入れてないということで、そこまで人が多いとも感じなかったんだよね。適度に休める場所もあり、逃げ場も多い。これ以上のスケールアップを図ろうとしなければ、最適の場所だよね。今後、ここを使ったフェスや野外イベント、どんどん増えるんじゃないかな。

 さ、全体の感想はそんな感じで。観たアーテイストの簡単な感想でも書いていきますか。

■monobright
 この夏にメジャーデビューを果たしたギターロックバンド。音源を聴く限りでは可もなく不可もなくといった感じだったけど、ライブも正直そこまで「これ!」というスペシャルなものは感じられなかったかな。決して悪いバンドだとは思わないけど、今彼らを聴くならもっと聴くべき存在がたくさんいると思うんだけど……辛口かもしれないけど、これが正直な感想。


▼monobright「頭の中のSOS」(amazon:日本盤


■BEAT CRUSADERS
 先月「MELON LOUNGE」で観て以来だったけど、基本的にはあそこでやったセットリストに近いかな。途中で機材トラブルがあったみたいだけど、いつもどおりの盛り上がりでした。俺が観てる位置からステージ袖がよく見えたんだけど、マキシマム ザ ホルモンの亮くんとナヲ姉さんがノリノリでステージを楽しんでました。そんな亮くんのリクエストということで、サザン「希望の轍」のカバーが登場。レア曲だけに、ちょっとラッキーだったかも。ま、そばにあったのは湘南の海じゃなくて単なる湖だけどな。


▼BEAT CRUSADERS「EPopMAKING〜Popとの遭遇〜」(amazon:日本盤


■9mm Parabellum Bullet
 音源ではずーっと気に入っていたバンド。今回が初見だったけど、すんげーツボだった。「パンク・メタル・エモ・ハードコア・J-POPなどあらゆるジャンルを呑み込んだ独特な音楽性」とあるけど、実際ライブみて実感したのは、こいつらはAT THE DRIVE-INの日本国内における正統的な後継者なんじゃないかってこと。パフォーマンスといい、サウンドといい、本当にあの最高だったバンドのいい時代を思い出させてくれました。ヤバイね、今後のブレイクがすんげー楽しみ。


▼9mm Parabellum Bullet「The World e.p.」(amazon:日本盤


■YOUR SONG IS GOOD
 えーっと……寝ながら聴いてたけど、半分寝てた。最後のほうでSAKEROCKのハマケンがゲスト出演したとこは覚えてる。楽しそうでしたよ。ゴメンね、前日一睡もしてなかったもんだからさ。


▼YOUR SONG IS GOOD「HOT! HOT! HOT! HOT! HOT! HOT! 」(amazon:日本盤


■マキシマム ザ ホルモン
 今年のライジング以来だから、2週間ぶり。いやぁ、しっかり楽しませてもらいました。ライブ中盤、俺の目の前に某RO社の社長さんらしき人がじっくり観戦してるのが確認できたんだけど、例の「恋のおまじない」のときに苦笑いしながら、どこかへ行っちゃったよ。
 ま、そんな話題はどうでもいいんだけど……気持ちいいくらいにデス声が山中湖に響き渡ってた。セットリストはライジングとほぼ一緒かな。


▼マキシマム ザ ホルモン「ロッキンポ殺し」(amazon:日本盤


■Ken Yokoyama
 今年の夏フェスシーズンでは初めて。基本的に過去2枚のアルバム+シングル曲が中心。今年の夏フェスでは、9月発売のニューアルバムからの曲は演奏しないで、本ツアーに取っておくつもりだったみたい。でも9月のスペシャ「VIP」に選出されてる都合もあってか、新作からPVにもなった「Why」がライブ初披露されてました。あとHUSKING BEEトリビュート収録の「Walk」もライブで初披露。やっぱりこの人のステージを観ると、グッと来ちゃうんだよね……実際、この日一番暴れまくってたもん。連れがカヌーに乗って俺ひとりだけだったからかな。気付いたら思いっきり涙ぐんでた。いいライブだったなぁ……


▼Ken Yokoyama「Third Time’s A Charm」(amazon:日本盤


■チャットモンチー
 全曲シングル曲という豪華なセットリスト。ていうか、去年のこのイベントにも出演してたけど、あのとき初めてライブで「シャングリラ」聴いたんだよな。そういう意味じゃ、この1年で本当に大きく成長したバンドだね。1年前の感じた頼りなさは、今や感じられないものね。適度なユルさを残しつつ、強靱なバンドサウンドを鳴らすようになったし、これ今度のアルバムでさらに化けるかもしれないね?


▼チャットモンチー「橙」(amazon:日本盤


■ハナレグミ
 バンドスタイルでのライブ。春に「ARABAKI ROCK FEST」で観たときに近いセットリストでした。なんか永積くんが異常に陽気で、大丈夫?って途中で心配になったよ。いや、楽しそうだったからいいんだけどね。そういえば友人と話していて気付いたけど、俺もしばらくハナレグミを野外でしか観てないなぁ……


▼ハナレグミ「hana-uta」(amazon:日本盤


■ウルフルズ
 ウルフルズ、ひさしぶりにライブ観たなぁ……アラバキではSOUL FLOWER UNIONの裏で観れなかったからね。それにしても……ヒット曲満載の、すんげーセットリストだったなぁ。いきなり「サマータイム・ブルース」の子供ばんどバージョンだもんな。「ええねん」「泣けてくる」「サムライソウル」「バンザイ」「いい女」etc.……それでアンコールが「ガッツだぜ!!」だもんね。こういうフェスにピッタリのバンドですわ。そして、夏の締めくくりにふさわしいパフォーマンス。ライブ終了後には、いままでのフェスでは考えられない数の花火。あぁ、夏も終わりだなぁと改めて実感してしまいましたよ。


▼ウルフルズ「ベストやねん」(amazon:日本盤


 ……異常に長くなっちまったなぁ。こんな細かくレポート書くつもりなかったんだけどね。ひとまず夏フェスはこれで終わって、次は秋フェス……「朝霧JAM」ですわ。もちろん今年も行きます。今から楽しみですよ、1ヶ月後が。

投稿: 2007 09 04 03:50 午前 [2007年のライブ, Ken Yokoyama, 「フェス」, ウルフルズ, チャットモンチー, ハナレグミ, マキシマム ザ ホルモン, 9mm Parabellum Bullet] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2006/07/20

マキシマム ザ ホルモン『恋のメガラバ』(2006)

 毎回ツボなタイトルを持ってくるマキシマム ザ ホルモン。過去にも「ロッキンポ殺し」「ざわ・・・わざ・・・ざ・・ざわ・・・・・・ざわ」といった強力な殺傷力を持ったものが多かったんですが、今回は「恋のメガラバ」。「恋の」と「メガラバ」て。「メガラバ」って聞いて、一瞬で「リゾ・ラバ」って単語が口をついて出た人は、皆30代以上とみた。どうだ?(「どうだ?」て言われてもな)

 さ、意外とライトなイメージの強いタイトルからは想像できないのが、彼らの曲調。今回はもう、リリース前からテレビCMバンバン打ったり、深夜番組のタイアップが付いたりと、とにかく売る気マンマン。実際、一番インパクトのある「爽やかでメロウでポップ」なサビからゴリゴリヘヴィなリフへと移る辺りが使われてるんで、インパクトは絶大。この曲で初めて彼らを知った(聴いた)って人も、これ聴かされたら思わず「うをっ!?」って振り返っちゃうんじゃないでしょうか。いやいや、実際に俺がそうだったからさ。今までスルーしてきた存在だっただけに、このインパクトはかなり大きかったですよ。気づけばあの意味不明な歌詞(しかも不完全)とメロを口ずさんでるんだから。

 以前からのファンからしたらこのポップさは「ちょっとちょっと!」って疑問に感じるのかもしれないけど、俺的にはとてもバランスが良く感じられるんだよね。メインリフとA〜Bメロ(?)のラウド/ヘヴィ路線、サビ前とメインのサビでの流れるようなポップさ。それこそ季節的に夏を感じさせるコーラスアレンジとか、すべてがツボ。ただのヘヴィロックバンドだったらここ日本にだって腐るほどいるけど、こういう「真ん中」に侵入しようとして成功を収めたバンドってまだ少ないよね。んで、それが見事に成功してるんだから、大したもんだと思いますよ(事実、チャート的にも初のオリコン・トップ10入りを果たしてるし)。

 カップリングの3曲も欧米のラウド/パンクの作風を踏まえつつ、独自の解釈で「日本語ロック」に仕立て上げちゃってる。簡単なようで、実はもっとも難しいことをやってのけてるんだよね。ちょっと感心したよ。こういうバンドがもっとオーバーグラウンドに出てって、ちゃんとした評価をされるようになったら嬉しいよね。この夏にはさまざまな夏フェス(サマソニとか)に出るようだから、邦楽ファンのみならず洋楽ファンにも受け入れられるといいなぁ。そんな思いでいっぱいです。もちろん俺も観るよ、サマソニで。



▼マキシマム ザ ホルモン「恋のメガラバ」(amazon:日本盤

投稿: 2006 07 20 05:00 午後 [2006年の作品, マキシマム ザ ホルモン] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック