2006/06/11

メロン記念日@中野サンプラザ('06.6.10)

 メロン記念日の単独コンサートに行ったのは、2004年12月のクリスマスライヴ以来。去年は夏のライヴもなかったしね(年末のクリスマスライヴは行けなかった)。そういう意味で今年はミュージカルもあったし、このサンプラとか夏のライヴハウスツアーとか、ちょっとだけ上向きになってきた感じ。

 開演前に斉藤が注意事項を読み上げたり、スタート15分くらい前からDJがメロンの曲をマッシュアップした四つ打ちかけたりで、ちょっとこれまでのハロプロのコンサとは違った印象。DJは誰だろう‥‥ヲタの人?

 セットリスト見てもらうと判るけど、今回はシングル曲が少なくて、カップリング曲多め/2ndアルバムの曲中心といった印象。考えてみたら「THE 二枚目」ってアルバムでツアーをやってないんだよね。あれが出た後のクリスマスコンサでもちょっとしかやってないし。全シングル曲を歌うライヴは去年の暮れにやってるし、そういう意味ですごい新鮮だった。頭2曲でちょっとノリが悪いように感じたけど、久しぶりに聴いた "電話待っています" では、思わず熱くなったわ。

 会場限定のニューシングル(一応これはスペシャル企画盤ってことで、正規のシングルにはカウントしないそうな。斉藤がラジオか何かでそう言ってたらしい)の2曲も本日初披露。"お願い魅惑のターゲット" は80年代的なビートロック‥‥脳内にリンドバーグという名前が思い浮かび、思わずサビでは "今すぐKISS ME" を歌ったりしてた。もう一方の "Crazy Happy!" はミドルテンポのロックナンバー。こっちの方がこれまでのメロンぽい。中盤にラップが入ったりするんだけど、完成度は高いと思う。つーか2曲共良い出来ですよ。さすが、プロデュース含めつんく♂が一切絡んでないだけある。

 その後は、久しぶりのソロコーナー。各自、自分の色を出しまくりの選曲で、斉藤・大谷は改めてその歌唱力に注目。柴田はもうその存在含めオールオッケー。そして‥‥


 村 田 が ヤ バ 過 ぎ る 。


 ピンクのパーティードレスみたいなの着て、カチューシャ付けて傘さしながら歌うわけですよ。どこの魔女っ子だお前は!ピンポイントすぎ!死ぬかと思った。

 んで、その後にソロMCコーナー。長い&グダグダ振りは相変わらず。ま、そこが好きなんだけどな。後半に念願の "レモンタルト" 初披露。続いて "キライ、スキ スキ スキ ホント、ウソ ウソ ウソ" と、サムエル今井千尋ナンバー2連発。完全に2ndアルバムのライヴだこれ。終盤は休憩なしで "夏"、"遠慮はなしよ!"、"さぁ!恋人になろう"、"かわいい彼" の4連発。気付いたら一緒に飛んでた。いや、俺他のハローのライヴではいたって冷静に、ただ気持ちよく踊ってるだけなんだけど、メロンだけはダメだわ。

 アンコールには上げ系2曲。考えてみるとアンコールラストで "This is 運命" って珍しくね? 今まであったっけ? ないよね? すごい意外な気がしたけど、あーこれで終わりだと思ったら自然と身体が動いてた。サビから始まる、去年のクリスマスライヴと同じバージョン。

 意外に短いように感じたけど、キッチリ2時間やってたんだね。ソロ曲以外は全部フルコーラスなのはいつもの通り。MCが無駄に長いのもいつも通り。完全に固定客のための閉じた世界なのかもしんないけど、もうここまできたらそれでいいや。これ以上ブレイクすることはまずないだろうし。あとはどれだけ長く続けてくれるか、続けさせてくれるかだしな。

 夏のライヴハウスツアー、当然横浜ブリッツに行きますよ。ローソンチケットの先行予約で申し込んでおかなくちゃ。


  【SETLIST】
  00. メロン記念日のテーマ
  01. THE 二枚目 〜ON MY WAY〜
  02. 恋の仕組み。
  --MC--
  03. 電話待っています
  04. 刹那さ Ranking
  --MC--
  05. お願い魅惑のターゲット
  06. Crazy Happy!
  --MC [斉藤除く]--
  07. 愛メラメラ 恋ユラユラ [斉藤ソロ]
  08. 香水 [大谷ソロ]
  09. 告白記念日 [柴田ソロ]
  10. 二人のパラダイス [村田ソロ]
  --ソロMC [村田→大谷→斉藤→柴田]--
  11. レモンタルト
  12. キライ、スキ スキ スキ ホント、ウソ ウソ ウソ
  13. ラストシーン
  14. 夏
  15. 遠慮はなしよ!
  16. さぁ!恋人になろう
  17. かわいい彼
  --encore--
  --MC--
  18. さあ、早速盛り上げていこか〜!!
  19. This is 運命



▼メロン記念日「THE 二枚目」(amazon:日本盤

投稿: 2006 06 11 01:00 午前 [2006年のライブ, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2006/03/17

メロン記念日『メロン記念日 コンサートツアー2005 冬「今日もメロン明日もメロン、クリスマスはマスクメロンで!」』(2006)

 メロン記念日の、本当に久し振りのリリースとなったこのDVD。収録されたライヴ自体も約1年振り(その1年前の2004年12月のクリスマスライヴ@渋谷公会堂って俺、観に行ってるんだよね)。その冷遇っぷりに、実は俺自身も気持ちが離れ気味だったりしたんだけど‥‥実際、この厚生年金会館で行われたライヴ、行かなかったしね。

 んで、注文してたこのDVDが今朝職場に届いて。もうね、ずーっと気が気じゃないわけですよ。職場でもDVD観れるけど、そこはグッと我慢して‥‥

 実は今、そのDVDを横目にこの文章を書いてるんだけど。もうね、書かずにはいられなくて。

 基礎情報としてはいろいろ、みんなの方が知ってると思うのね。例えば去年のクリスマスに行われたこのライヴ。2時間15分に及ぶ、ものすごく濃い内容だったこと。全シングルナンバー14曲を、フルコーラス歌ったこと(勿論、それ以外に歌われた人気曲5曲も全部フルコーラスだったわけですが)。等々‥‥俺も前情報としていろいろ耳に目にしてたんだけど、いざ映像を目にすると圧倒されるわけ。

 いろんなハロプロユニットの全国ツアーにゲストとして帯同したりはあったけど、単独コンサートは1年振り。だからってわけじゃないけど、ところどころ不安定なところはあるにはあるけど、それはまぁ前からだし。変なクセをつけちゃってるメンバーもいるけど、まぁそれも目をつぶるよ。

 とにかくセットリストがすごい。頭2曲でメロンが最もメロンらしかった時期(2002年前半)の曲が続き、その後にデビューシングルから3rdシングルまで立て続けに3曲。ユルーい彼女達らしいMCが10分以上続いた後に、名曲 "香水" や "シャンパンの恋" があって。更にそこからエロ路線3曲。最後にゃM字開脚の "肉体は正直なEROS" があって‥‥そこから最後まで、突っ走りっぱなし。ああ、俺が観たかったメロンだ、って。

 いろんな表情のメロン記念日が観れるって意味では、集大成的内容のライヴだと思います。選曲もそうだし、アンコールの最後の最後に "ENDLESS YOUTH" で終わる辺りも‥‥なんかね、てっきりこれで『最期』くらいに思ってたから。解散させられるんだって。そしたら今月に単独ミュージカルはあるわ、6月には中野サンプラザ(だっけ?)で単独ライヴがあるっていうし。いくらなんでもそりそろ新曲も用意されてるだろうし。もしかしたら本当の意味での「メロン記念日・第二章」が始まるのは、今年からなのかなぁって気もしてきて。

 これ、本当にいいライヴだと思いますよ。これからメロン記念日を聴こうって思ってる奇特な人がどれくらいいるかわからないけど、下手なCDに手を出すよりもこのDVD買って観た方が、より彼女達の本質が見えてくるんじゃないか、って思いましたね。で、俺みたいな少し離れ気味だった人は、これ観てメロンの本質を思い出して欲しいな、と。そういう意味で、これはちょっとした宝物になるんじゃないでしょうか。

 ハロー!プロジェクトで唯一メンバーチェンジのないユニット、メロン記念日。彼女達もデビューしてまる6年。正直、ここまで続くと思ってなかったよな‥‥もっと評価されてもいいはずなのにね。タンポポを除けば、今や一番好きなユニットは彼女達ですからね、俺。

 あ、"ENDLESS YOUTH" が始まった‥‥泣けるなぁ、この曲をライヴで聴くと。

 6月のライヴには久々顔を出そうかと思います。それまでの約3ヶ月、このDVDを何度もリピートして彼女達の魅力を、本質を忘れないようにしたいな、と。



▼DVD「メロン記念日 コンサートツアー2005 冬「今日もメロン明日もメロン、クリスマスはマスクメロンで!」」(amazon

投稿: 2006 03 17 02:27 午前 [2006年の作品, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/12/13

メロン記念日コンサートツアー2004冬〜ザ☆メロンショー!〜@渋谷公会堂(2004年12月12日)

 思えば今年は一度もメロン記念日の単独コンに行きませんでした。というよりも、行けなかったといった方が正解なんですが。春ツアーは前日に「MAGIC ROCK OUT」がオールナイトであったから無理だったし(無理、というか起きられなかった、というのが正解)、6月のスペシャルライヴは直前に従姉妹の結婚式@盛岡に行ったりで無理だったし、夏ツアーはエゾロックに行ってて無理だったし‥‥という具合に、他のライヴを優先するばかりに、メロンを蔑ろにしてきたのね。ま、それは今に始まったことじゃないんですが。昨年はまだ「東京公演は無理だから、他の土地(千葉だったり仙台だったり)で観よう!」という気持ちがあったんですが、今年はそれが完全になくなりましたね。熱が冷めたのか、それとも「もう俺が応援しなくても大丈夫」と思うようになったのか‥‥

 ま、そんなことはともかく。丁度1年振りに観るメロンのライヴですよ。しかも会場は1年前と同じ、渋谷公会堂。昨年、柴田が泣いた、あの場所。斉藤が腰を痛めて全力でライヴに臨めず、悔し涙を流したあの場所ですよ。そういう意味では、非常に感慨深いものがありますね。

 というわけで、簡単な感想を書いてみたいと思います。セットリスト等ネタバレが多いので、これから大阪&名古屋公演に行くという人は、この先は読まない方がいいかもよ?

 んじゃ、まず最初にセットリストからいきますか。

  00. メロン記念日のテーマ
  01. シャンパンの恋
  02. 恋の仕組み。
   --MC--
  03. かわいい彼
  04. MI DA RA 摩天楼
  05. 雪
   --MC--
  06. 努力・系・美人
  07. 夏の夜はデインジャー!(ショートVer)
  08. ぴったりしたいX'mas!(大谷&柴田)
  09. 聖なる鐘が響く夜(村田&斉藤/ショートVer)
  10. 赤いフリージア
  11. キライ、スキ スキ スキ ホント、ウソ ウソ ウソ
  12. チャンス of LOVE(ショートVer)
   --VTR(「夏」オリジナルPV)--
  13. 遠慮はなしよ!
  14. さぁ!恋人になろう
  15. This is 運命
   --MC--
  16. 香水
   --ENCORE--
   --MC--
  17. さあ、早速盛り上げていこか〜!!
  18. THE 二枚目 〜ON MY WAY〜

 全18曲ですが、ご覧の通り3曲を除く全てがフルコーラスで歌われているので、実質2時間近くの濃い内容でした。個人的には久し振りにオープニングに流れる "メロン記念日のテーマ" にちょっと感動しつつ、そのままユルリと始まる "シャンパンの恋" への流れ、意外と好きですよ。初単独コンの時の "香水" を思い出しましたから。

 全体的に非常に安定したライヴでして、最初の頃みたいなハラハラ・ドキドキ感(ライヴ中何かトチるんじゃないか的な)は既になく、良い意味で予定調和の中進んでいく印象を受けました。そういう意味では、この1〜2年の数々のツアーで鍛え上げられたんだなーと感慨深かったり。またその反面、何か物足りないものも感じたり。

 選曲は2ndアルバム「THE 二枚目」リリース後ということで、アルバム曲(7曲の新曲)中心にいくのかな、と勝手に想像してたんですが、実際に披露された新曲は3曲。アルバムからの先行シングルとなった "シャンパンの恋" とそのc/w曲 "恋の仕組み。" といった曲も含めると、新曲は5曲というカウントになりますが‥‥個人的には人気曲だと思ってる "レモンタルト" や "ラストシーン" といった曲が選択されず、元Cymbalsの矢野さんアレンジの2曲が進んで選ばれている点が興味深かったですね。勿論それは完成度が高いからという理由もあるでしょうけど、それ以上に‥‥次への布石なんじゃないかな、と。2月のシングルはこの布陣(たいせー作曲/矢野アレンジ)でまた行くのかな、と‥‥それは嬉しい反面、非常に困るんですが。どうせなら矢野さんに作曲も任せてしまえばいいのに。

 そうそう。選曲でもうひとつ。完全に初期の曲を排除し、尚かつ人気のc/w曲も少なく("遠慮はなしよ!" くらいか)‥‥所謂メロン人気に火が着き始めた "This is 運命" 以降のシングル曲&2ndアルバム周辺の曲という構成が、これまでとは違った印象を与えてた気がしますね。予定調和的なイメージを受けたのは、もしかしたらこの辺の選曲にあったのかもしれませんね。ぶっちゃけ、もう "〜運命" も "さぁ!恋人になろう" も、両方共やる必要はないんじゃないかな、と。そういう時期に来てると思うし、実際今日のライヴから「それらを徐々に排除して、次のステップに進まなきゃ」というような空気を読み取りました。いや、勝手に読み取っただけですが。

 毎回お約束のハロプロ他ユニット曲のカバーも、今回は時節柄クリスマスソングが選ばれ、柴田&大谷はプッチモニ、村田&斉藤は初期タンポポの曲を聴かせてくれました。ま、柴田はタンポポ在籍経験があるから、プッチを選んで正解だけどね。実際ピッタリだったし。個人的には斉藤の歌で "聖なる鐘が響く夜" みたいな曲が聴けたのは、大きな収穫だったな、と。この人にはもっとこういう曲を、思いっきり歌って欲しいな。

 ハプニングも相変わらずでしたね。特にMC。大谷が素晴らしくいい味を出していて(チャックが空いてるのには、崩れ落ちた柴田同様、俺も倒れそうになった)、柴田は相変わらずカワイイし、村田はこれまでになかった程に「煽り」に回ってて、とても驚きました(この1年でそういう風に成長してったってことですか?だとしたら、すごくいい1年を送れたんじゃないかな)。そして最後に斉藤‥‥最後のMCの途中でいきなり泣き始めて‥‥一瞬何事かと思いましたが、昨年の自分自身の悔しさを思い出して、そしてあれがあったから今年1年頑張れたこと、等。そういういろんな思いが絡み合って泣けてきたんだろうね。俺の席からは確認できなかったけど、恐らく柴田や村田辺りは目に涙を滲ませてたんじゃないの? 勝手な想像だけど。

 何だろ‥‥このMCの時に俺、あぁ俺、まだメロンのことを見続けてくことができるな、と感じたのね。それまではライヴ観ながら「もう暫くは観なくてもいいなぁ。俺が応援しなくてもいいよな」って感じてたんだけど、こういう変わらない面を見ちゃったら、だったらもう少し付き合ってみよう、って思ってさ。ま、そうやってまんまと乗せられてる気がしないでもないけど。ええ、どうでもいいですよ!

 ファンの間では今回の内容、恐らくこれまで以上に賛否あると思うけど、今回はこの1年の試行錯誤、そしてこの先の新しいステップへのけじめなんだと、俺は思いたい‥‥そして年が明けて、レビュー&コンサートという新しい形態のショー、再び松浦亜弥のツアーに帯同する等、新たな試練が待ち構えてますからね。来年もまた挑戦が続くわけですよ。

 頑張れ、メロン記念日。どんなことになっても、俺は見守り続けるからさ。



▼メロン記念日「メロン記念日ライブツアー2004夏 〜極上メロン」(amazon

投稿: 2004 12 13 01:55 午前 [2004年のライブ, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/12/06

 メロン記念日『THE 二枚目』(2004)

 メロン記念日のセカンドアルバム「THE 二枚目」が12月1日に発売され、ほぼ一週間が経ちました。ファーストアルバム「1st Aniversary」のリリースが昨年3月だから、1年9ヶ月振り。ほぼ2年と言い切ってしまってもいいでしょう。しかし、前回と今回とでは状況が違う。前作は、デビューから3年と1ヶ月。シングルを8枚リリースした末、ようやく掴んだ「ひとつのゴール」だったわけですが、今回の場合は‥‥この1年9ヶ月の間にシングルを5枚、DVDも4枚(ライヴDVDが3枚、PV集第2弾が1枚)、ソロツアーも数本‥‥それなりに順調だったと言えなくもないでしょう。いや、むしろ前作リリース前を考えれば、状況はかなり良くなったと言っていいでしょう。

 なのに‥‥何故かしっくりこない。それは何故か?

 残念ながら、「1st Anniversary」リリースを境に、メロン記念日はそれまでとはまた別の「トラップ」にハマってしまったように思います。一見順調に活動しているようで、だけど全然パッとしない。売る側の姿勢もあるんでしょうけど、とにかくシングル曲が‥‥いや、個人的には全然問題ないですよ。ファンですし、いくらでも好意的に捉えることはできますから。けど、「モーニング娘。の妹分」としてデビューしながらも、そのイメージは全くといっていい程世間には浸透せず、後から出て来た松浦亜弥に追い抜かれ、気づけば松浦や後藤真希のサポートに甘んじる。いや、それも個人的にはどうってことないんですよ。けど、世間的には‥‥

 そう。「1st Anniversary」リリース後の、メロン記念日にとっての約2年とは「世間一般層との戦い」だったように思うのです。"香水"、"赤いフリージア" と、上手い具合に世間から注目を集められるような状況になり(そしてそれに値する楽曲を貰い)、ほぼベスト盤と呼べるような1stアルバムをリリースし、待望の初全国ツアー。彼女達は成功を手にするはずだった‥‥なのに。状況は一変しなかった。製作陣はそれなりに頑張ったんだろうけど、彼等の感覚と世間の感覚が全く一致しなかった。だから折角貰った大きなタイアップ("涙の太陽")でも何も起きなかった。そして開き直って、つんく♂以外の作家を迎えた楽曲("シャンパンの恋")‥‥全くといっていい程ヒットしなかった。けど、それまでとは違った反応をファンから得た。これは何なんだろう?

 そんな微妙な空気の中、リリースされたのが今回のアルバム。全12曲中、シングル曲が5曲。他7曲がアルバム用完全未発表新曲ということになるんだけど‥‥本来なら大喜びすべきこの事実も、作曲につんく♂が全く絡んでおらず、その大半をはたけやたいせーといった「その他大勢」が手掛けたということで、水を差された感が非常に強く、殆どのファンが聴く前から異常なまでの敗北感を味わっていたのですよ。勿論、この俺も。

 ところが、だ。これが思ったよりも悪くない。いや、結構イケるんじゃ‥‥何度も聴き込んでいくうちに、どんどん馴染んできてるんだな、これが。

 最初に聴いた時の第一印象は、「非常に地味」。シングル曲とアルバム曲との落差を激しく感じたのね。それはアレンジや音の使い方だったり、メロディーの運び方だったり、全体的なイメージだったり。要所要所にシングル曲が配置されてはいるものの、アルバム曲になるとテンションがガクッと下がる。そしてまた、耳慣れたシングル曲で持ち返すんだけど、新曲でクールダウンして、最後はそのままの空気で終了する。そういうアルバムなんだと思ったのね、最初は。

 でもね。決して新曲は駄曲というわけではないんだわ。そりゃ確かに駄目な曲もあるよ(特にたいせー作曲のやつな。奴は本当にプロの作家を辞めた方がいいと思う。誰か本気で奴に気づかせてやってくれ)。けど、平均点はクリアしてると思うんだわ。シングル曲は「売る」こと、「耳につかせる」ことを目的としてる面もあるから、こういうアレンジや音使いで間違いないんだろうね。けど、こうやってアルバムとして他の新曲と並べてみると、どうしても空回りしてるような気がしてくるんだよね‥‥聴き込んでいくうちにさ。同じシングルでも "シャンパンの恋" とそれ以外のつんく♂作4曲を比べると、その方法論が若干違っているように感じられてね。その "シャンパンの恋" に用いた方法論は、しっかりアルバム曲にも流用されているのね。確かに地味だよ。けど、味わい深い。聴けば聴く程味が出る。そんな曲が揃ってると思うのね。

 "シャンパンの恋" 同様、サムシングエルスの今井千尋が手掛けた "レモンタルト" なんて、その最もたる例なんじゃないかな。決してシングルのタイトルナンバーになることはないけど、アルバムの中で活きる曲。そういう曲ってどんなアーティストにも必ずあるよね。地味だけど、ファンの間で大人気のナンバー。それに成り得る1曲でしょう、これは。もう1日‥‥これが11月にリリースされていたら、間違いなく今年の「ハロプロ楽曲大賞」に選んでたはず。しかもかなりの上位に。

 その他にも "キライ、スキ スキ スキ ホント、ウソ ウソ ウソ" も心地よさ(と思ったら、アレンジは矢野博康だった。当然か)、"愛してはいけない…" や "ラストシーン" のベタさ(初期のメロンを今敢えて演じるようなイメージ)、"努力・系・美人" のアレンジ(そう、あくまでアレンジ主体な。これも矢野アレンジ)とか‥‥聴くべき点は幾らでもあるんですよ。

 「1st Anniversary」がああいう作風(シングル・コレクション的内容)だったことから、この「THE 二枚目」こそがメロン記念日にとって真の意味でのファーストアルバムと言えるでしょう。と同時に、前作が「デビューから3年間の成長と苦悩の歴史」だとしたら、今回は「そこから更に、どのように実力を付けたか?」という結果発表、あるいは披露の場。与えられた楽曲が良かろうが酷かろうが、それを見事に「メロン記念日の曲」にしてしまう‥‥初期のような「歌わされてる感」を一切感じ取らせない、一流のパフォーマーへと成長した彼女達の、文字通りの「アルバム」なわけですよ。

 ‥‥ダメだ、メロンのことになると、必要以上に熱くなっちまう。必要以上に長くなっちまう。もっとクールに書くつもりだったのに。

 要するに、あれだ。この1週間、今回も前作同様に毎日聴きまくってるってことですよ。そのひと言に尽きるわけですよ!(結論短っ!)



▼ メロン記念日『THE 二枚目』
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投稿: 2004 12 06 10:50 午後 [2004年の作品, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/11/19

あちゃー、やっぱり。

メロン記念日、12月1日発売『THE 二枚目』編曲者など詳細天上の飛鳥経由)

 にしても‥‥酷い、酷過ぎる。たいせー&はたけが各3曲って‥‥あんまりだ。泣くに泣けねーよ。

 それでも‥‥かすかな「奇跡」に期待してしまうのが、ファンの悲しい性。にしてもなぁ‥‥つんく♂、完全に手放したか‥‥

 ‥‥ば‥‥バカやろーっ!!(号泣)



▼メロン記念日「THE 二枚目」(amazon

投稿: 2004 11 19 01:01 午前 [ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/10/27

メロン記念日『シャンパンの恋』(2004)

 別にメロン記念日がつんく♂作の曲を歌わないのは、今に始まったことじゃないし。彼女達の初期代表曲である "This is 運命" も "さぁ!恋人になろう" も、つんく♂作曲の楽曲ではない。厳密に言えば、歌詞もつんく♂と他の作家との共作。そういった楽曲が彼女達のライヴで一番盛り上がるという現実‥‥勿論これにはアレンジの妙技も関係してるんだけど。

 だから今度の新曲がつんく♂作じゃなくて、サムシングエルスの今井千尋が作曲だと耳にしても別段驚かなかったし、逆に「ここ最近の低迷振りを考えれば、これはチャンスなんじゃないの?」とさえ思った程。サムエル自体はここ数年ヒットに恵まれないものの、耳にする曲はどれもなかなかのもんだと思ってるし。

 実際完成した "シャンパンの恋" という曲、かなりクオリティーの高い1曲だと思いますよ。アレンジャーが鈴木俊介ってこともあり、打ち込みながらもかなり手の込んだ作りがなされているし、あのつんく♂の変声が入ってないから、普通のJ-POPとしてもかなり高水準なんじゃないでしょうか。

 曲調が比較的落ち着いていることから、かなり地味な印象を受けるんですよね。例えば‥‥同じハロプロでいうと、後藤真希のアルバムの中に、4曲目とか7曲目辺りに入ってそうな感じの、ミドルテンポのR&B調歌謡というか。この曲さ、バックトラック(シングルのカラオケ)だけ聴いてると、ホントにこれ、ハロプロの曲?って‥‥そんな曲。これ、つんく♂は作詞を担当してるけど‥‥レコーディングには立ち会ってないんじゃないの?って疑っちゃう。つんく♂が介入してないから、現場のスタッフの趣味(才能)が活かされた結果なんじゃないか、と。

 メロンの4人も、それぞれに見せ場があって、しかもそれをちゃんとモノにして活かしてるし。ここ数年の充実振りがしっかりと結果として出てる。それがセールスに結びついてないのは残念だけど‥‥いやー、本当にいい曲だ、これ。

 方やカップリング "恋の仕組み。" は作詞作曲共につんく♂作。アレンジはお馴染み高橋諭一。これはこれで悪くない、まぁ良くも悪くも「如何にもつんく♂」な作り。アレンジやバックトラックは "シャンパンの恋" に及ばないものの、平均点は超えたかな、と。正直、アレンジやバックトラック以上にメロンの歌が勝っちゃってる気がするんだけど‥‥周り(つんく♂やスタッフ)が思ってる以上に、彼女達の成長は著しいってことか。とにかく、まぁ如何にもシングルのカップリングといったナンバー。

 いやぁ‥‥"赤いフリージア" を境に、シングルでは代表曲と呼べるような1曲に出会えてないメロン記念日だけど、これは久し振りに俺内で超盛り上がってるね。待望のセカンドアルバムも12/1にリリースされるというし、これはもしかしたらもしかして‥‥いや‥‥どうせ他のハロプロユニットのカバーでお茶を濁してオリジナル新曲は2〜3曲程度だろうから、過度の期待はしないでおこう。



▼メロン記念日『シャンパンの恋』
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投稿: 2004 10 27 11:06 午後 [2004年の作品, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/06/09

メロン記念日『涙の太陽』(2004)

  メロン記念日の2004年1発目、通算12枚目のシングルとなる今作は、カバー曲をタイトルチューンに持ってきた意欲作。恐らく誰もが一度は耳にしたことがあるだろう名曲 "涙の太陽" をメロンがカバーするってのは、既に3月に行われたツアー時から判っていた事実で、このツアーでも真っ先に披露されていたそうです。そして4月からは某化粧品メーカーのCMソングとしてテレビで何度も耳にする‥‥今年に入ってちょっとペースが落ちたような気がしていただけに、この起用はちょっと嬉しかったかも。

  その "涙の太陽"。アレンジにはお馴染み鈴木Daichi秀行を起用し、彼らしい打ち込み主体のダンスチューンに仕上がってます。歌も誰がセンターというような感じではなく、4人がほぼ平均的に分け合って歌うといった構成で、ここ最近の柴田あゆみシフトとはちょっと違った印象を受けます(ま、ビジュアルイメージは相変わらず柴田推しなわけですが)。こうやって聴くと、誰が足を引っ張ってるとかそういったマイナスポイントは殆ど感じられません‥‥いや、本当に成長したのね。柴田は柴田なりに試練を乗り越え、他の3人も腐ることなく自らの成長に精進した、と。その結果が昨年~今春のツアーにもしっかりと表れてたと思うし、同じようにこの曲にも色濃く刻まれています。

  最初、メロンの今度のシングルがカバー曲だと知った時は「‥‥」という反応しか出来なかったんですよ。嗚呼、いよいよつんく♂め、手を抜き始めやがったな、と。ところがその曲が "涙の太陽" だと判った途端に「全然アリじゃん! むしろメロンにピッタリの曲じゃない!?」と180度反対の反応を見せるわけですよ。そう、俺は本当に彼女達にピッタリの曲だと思うんだけどね。事務所も頑張って大きなタイアップを取って来たし、誰もが一度は耳にしたことがあるであろう1曲だし、それになによりフルコーラスで2分40秒程度というのがオイシイ。大半の歌番組でフルコーラスで歌えるから、全員平等に見せ場がある。メロンのようなグループにとって、これはオイシイんじゃないかな? 是非そのチャンスをモノにして欲しいものです。

  そして‥‥カップリング曲よ。"さあ、早速盛り上げて 行こか~!!" というつんく♂らしいタイトルの1曲なんだけど‥‥イントロのドラムで腰を抜かしそうになりんだわ! アレンジは "涙の太陽" 同様、鈴木Daichiが担当。恐らくファンが思い浮かべるであろう『メロン記念日』のパブリックイメージをまんま具体化したハイパーロックチューンなのですよこれが。いや、ハイパーロックというよりは、完全にハードロック。ドラムはかのそうる透が担当、イントロからコージー・パウエルか、はたまたカーマイン・アピスかと思わせる暴れっぷり。いや、ここまで派手に叩いちゃっていいの!?って心配しちゃう程に叩きまくり。手数が多いのなんのって‥‥あれだね、RAINBOWとかBLUE MURDER辺りのファスト・チューンにメジャーキーのポップなメロディーを載せたようなイメージ。これでバッキングのギターがもっとオーバードライブしまくってたら完璧なんだけど、まぁそこは「聴きやすさ」を尊重したのか、それとも単位鈴木Daichi氏の趣味なのか。でも十分に満足だよ俺は。

  ドラムの暴れっぷりに合わせるかのようなベースラインの動きっぷりも印象深いんだけど‥‥これ、クレジットを見ると打ち込みっぽいんだよねぇ(ベーシストのクレジットなし。けど聴いてると打ち込みっぽくないのね。もしかしたらDaichi氏が弾いてる!?)。まぁそれを抜きにして考えても、本当に良く出来たバックトラック/アレンジだと思うよ。ここ最近のメロンのカップリングの中では破格の完成度だね。勿論、彼女達のパフォーマンスに関しては何も言う事なし。ライヴを想定して作られたであろうこの曲、既にライヴ感がしっかり備わってるし、1回聴いて「あーライヴのエンディング辺りでこれやって盛り上がるんだろうなー」って確信しちゃったし。歌詞もファン(オーディエンス)と彼女達との間にある絆を形にしたかのような内容だし。あーこれ聴いちゃったら、都合で断念してた6月のライヴに行きたくなっちゃったよ! けどまぁ‥‥座席指定だしね。8月のZepp公演まで我慢しますか(って行くのかよ!?)

  2曲共、本当に「メロンらしい」楽曲に仕上がってるし、バランスも良い。対外的にメジャー曲 "涙の太陽" を持ってきて、コアなファンにはみんなが望む形の楽曲("さあ、早速盛り上げて 行こか~!!")を用意する。正直、どっちがタイトルトラックでも俺的には全然違和感なし。どっちもメロンらしいし。

  世間の評価とかどうでもいい。自分が満足できるシングルがこうやって手元に届けられたんだから。ホント、もうメロンに関しては心配要素はないよ‥‥つんく♂さえしっかり仕事してくれれば。



▼メロン記念日『涙の太陽』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2004 06 09 12:00 午前 [2004年の作品, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク

2003/12/27

ハロー!プロジェクト『プッチベスト4』(2003)

  というわけで、毎年恒例となった「プッチベスト」シリーズの第4弾。年々、当初の意味合いから少しずつ外れてきてるような気がしてたんですが、今年の「プッチベスト4」収録曲を見てもらえば判るように、完全に『YOUNG PERSON'S GUIDE TO ハロー!プロジェクト』の役割を果たしていないと思うんですよ。単なるオムニバス、今年リリースした曲の寄せ集め。しかも、現時点ではモーニング娘。以上に影響力を持っていると言っても過言ではない松浦亜弥と、2003年最も活躍したといえるであろう後藤真希の楽曲が収録されていない。多分、来年早々彼女達のアルバムがリリースされるからカットされた‥‥という政治的理由があるのかもしれません。同じような理由で安倍なつみもソロシングルではなくて企画モノの方が収録されている、等々‥‥不透明な部分が多々あるんですが‥‥まぁ2003年のハロープロジェクトを振り返るという意味も込めて、1曲1曲簡単にコメントしていきますか(何か今年の年末って、振り返ってばかりだな、ハロプロに関しては)。


●M-1:壊れない愛が欲しいの / 7AIR
  7月リリースのシャッフルユニットEPより。レビューはこちら。個人的にはやはり3組の中で一番テンション的に落ちるかな、と。けどどれもここ数年のシャッフルの中ではかなりレベル高い方なんですけどね。そんな中での3番手。あくまで俺の中でね。

●M-2:GET UP! ラッパー / SALT5
  同EPより。レビューはこちら。バックトラックが一番好きなのがこの曲。EPのバックトラック(カラオケ)で一番聴いたのが、実はこの曲。松浦がサードアルバムの中でこの曲をソロで歌うようだけど(既にライヴでは披露済み。ま、あの時は稲葉貴子とのデュエットだったけど)、これをひとりで歌うのはかなりキツイんじゃないか‥‥と。

●M-3:BE ALL RIGHT! / 11WATER
  同EPより。レビューはこちら。一般的に一番人気があったのがこの曲みたいですね。最も「モーニング娘。らしさ」を伝承してるのがこの曲なのかな、と。俺も好きですけどね。

●M-4:晴れ 雨 のち スキ♡ / モーニング娘。さくら組
  9月リリースの「~さくら組」名義のファーストシングル。レビューはこちら。時間が経ってみて気づいたけど、音がちょっと良くない気が‥‥シンバル系の音にちょっと難あり。ま、それが楽曲の良さに影響するとは思いませんけど。やっぱりバンドサウンドで聴きたかった1曲。

●M-5:愛の園 ~Touch My Heart!~ / モーニング娘。おとめ組
  9月リリースの「~おとめ組」名義のファーストシングル。レビューはこちら。これもリズム隊、生バンドにすべきでしたよね。江川ほーじんがあんなに素晴らしいベースを聴かせてくれているのに。勿体ないです。曲もホントに良かったのにさ。

●M-6:行くZYX! FLY HIGH / ZYX
  8月リリースのファーストシングル。レビューはこちら。"白いTOKYO" を聴いてしまった今となってはちょっと個人的に軍配は後者に挙がるんだけど、それでも今年のハロプロを代表するナンバーだと思いますよ。いろんな意味で今年は「キッズの躍進」の年だったんだな、と。"がんばっちゃえ!" から始まってたんですよね、全部(その曲を外した時点で、このコンピ盤の意味合いが弱くなってる気が)。

●M-7:SEXY NIGHT ~忘れられない彼~ / ROMANS
  8月リリースのファーストシングル。レビューはこちら。何だかんだ言われながらも、やっぱり好きです、全てにおいて。勿論、カップリング曲 "ロマン" の方がもっと好みなんですけどね。第2弾は本当にあるんでしょうか‥‥

●M-8:FIRST KISS / あぁ!
  10月リリースのファーストシングル。レビューはこちら。文句なしの名曲。普通にポップスとして十分機能してると思う‥‥だけに、現状に泣けてくる。一般層からも無視され、ヲタからも無視され。多分2~3年後に大絶賛されてるような気が。つうかここまでのアルバムの流れ、かなり良くないですか? 自分が作ったCD-Rとほぼ同じ構成なのでビビッたもん(自分の場合、この後にミニモニ。の "CRAZY ABOUT YOU" を入れるんですけどね)。

●M-9:浮気なハニーパイ / カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)
  7月リリースの「~紺野と藤本」名義のファーストシングル。レビューはこちら。怪作とか迷作とかいろいろ言われたこの曲、今更的ユーロビート&パラパラサウンドが玉に瑕だと思ってたけど、やっぱりこのバランス感が良かったんだね。意外とあさみの声がこういう曲に合ってることにも気づかされたし(って今気づいたんですが)。

●M-10:チャンス of LOVE / メロン記念日
  5月リリースの9枚目のシングル。レビューはこちら。よりによって、何でこの曲選ぶかなぁ~? 普通 "赤いフリージア" じゃねぇの? (メロン的に)大ヒット曲ですよ!? アルバム未収録曲を選んだ結果だというのはよく判るんですが、このセンスの駄目さ加減がハロプロ及びアップ・フロント・エージェンシー最大の欠点なんだよね。

●M-11:WOW WOW WOW / プッチモニ
  お蔵入りしていた、第3期プッチモニのファーストシングルとなる予定だった曲。今回初出にして、このアルバムの売り要素。'03年正月ハロプロコン及び同年春のモーニング娘。ツアーにて披露されていたこの曲、やはりアレンジが少し変わってる気が。ギターが重厚になってるし(多分)‥‥気のせいかしら? 最初の印象だと、もっとチープなイメージがあったんだけど‥‥まぁチープには違いないんですが、それでも許せるチープさだと個人的には思います。全部ギターに誤魔化されてる気がしないでもないけどね。

●M-12:ミニモニ。数え歌~お風呂ば~じょん~ / ミニモニ。
  5月リリースの7枚目(ミニハムず名義を含めれば9枚目)のシングル。ゆきどんを除けば俺が今年唯一買わなかったシングル‥‥かな? ミニモニ。ものは買ったり買わなかったりなんですが、正直この曲に対しては俺、かなりの嫌悪感があったんですよ。子供相手のユニットであるミニモニ。というのは理解できるのだけど、いくらなんでもこれは子供をバカにしてないかい?という疑問があって。未入学児あたりなら受け入れられなくもないだろうけど、小学生がこれ聴いてどう思うか‥‥結局彼女達のCDを買ってくれるのって、大人のファンか、そういった小学生児童なわけでしょ? その人達が買って恥ずかしくない作品かこれは!?っていうね‥‥ちょっと度が過ぎるぞ、つんく♂よ、とずっと感じてたわけ。
  けどね、今回このアルバムで、初めてちゃんとしたCD音源で聴いてみると‥‥思ってた程悪くなかったんですよ。まぁ確かにこの歌詞はやっぱりないよな‥‥って気持ちは変わらないですが、バックトラックや曲自体には特に文句ないんですよね。むしろミニモニ。にしては普通過ぎるくらい。そして "CRAZY ABOUT YOU" を通過した後だからこそ、この振り幅こそミニモニ。なんだな、と改めて実感したわけです。まぁだからといってシングルを買ったりはしないでしょうけど。

●M-13:母と娘のデュエットソング / おけいさんと安倍なつみ(モーニング娘。)
  5月リリースの企画ものシングル。レビューはこちら。改めて聴くと、なっちの歌声が凄く良いんですよ。"22歳の私" や "ピ~ヒャラ小唄" での歌声や歌唱法って、レコーディング方法の影響もあるでしょうけど、とにかく「重い」んですよ。ベッタリしてるというか。それと比べると、ここで聴けるなっちの歌声、本当に楽しそうで自然体。俺がこの曲を評価してるのって、実はそういった所が大きく影響してるのかもしれませんね。そして、今後はそういった「安倍なつみ」をもっと観たい/聴きたいと思うんですけどねぇ‥‥アルバム、期待してます!

●M-14:GET ALONG WITH YOU / 中澤裕子
  5月リリースの8枚目のシングル。レビューはこちら。最近ステージからまた離れつつありますが、来年2月には早くも新曲が。ホントに、ホントーに、そろそろアルバムお願いします。いい曲があんなに貯まったじゃないですか!

●M-15:東京きりぎりす / 前田有紀
  7月リリースの4枚目のシングル。「zetima」移籍後初の作品。移籍したからってわけじゃないでしょうけど、今年からシャッフルにも参加してるから、その兼ね合いもあってアルバムにも初収録。過去にもライヴオンリーであか組4に参加した経緯があるんですが、それを別としても今回の参加は興味深いですね。そしてこの曲。中澤の演歌時代の曲と比べると、演歌度が低い気が。バックトラックが薄っぺらいのは仕方ないとしても、メロとかは意外とポップス/歌謡曲の範疇なんですよね。勿論、そっち方面を狙った作品だとは思うんですが。これなら確かに若い子がハロコンとかで聴いても口ずさめるわな。

●M-16:夏 LOVE ロマンス / ハロー!プロジェクト
  今回初出の楽曲。ハロプロ勢全員で歌っていること、バックトラックが夏っぽい(スチールドラムやウクレレが登場したり、タイトルにも「夏」の文字が)ことから、"OH! BE MY FRIEND" ではなくて本来は実はこっちがシャッフルEPに収録される予定だったんじゃないかな?という気がするんですが、如何でしょう? で、この曲。いいんですよね、全体的に。飛び抜けて素晴らしいとは言いませんが、如何にも河野伸らしいアレンジで、非常に好感が持てる1曲。ピアノがカッコイイですよね、特に。モーニング娘。のアルバム曲として聴きたかったかも。

●M-17:シャボン玉(asia mix) / モーニング娘。
  7月リリースの19枚目のシングルの、リミックス・バージョン。オリジナル・テイクのレビューはこちら。毎回お馴染みのリミックスですが、これまでは原曲のイメージを残しつつ味付けするといった作風が多かったんですが、今回はかなり解体/再構築して遊んでる気が。いきなり石川のセリフから始まる辺り、ちょっとした悪意さえ感じてしまいますよ‥‥いやいや、俺はこれ好きですね。自分でDJの真似事とかする時には是非使いたいと思います。


●総評
  というわけで、全曲駆け足で解説してきましたが、如何でしたでしょうか? こうやって1枚にまとまって聴いてみると、必然的に今年を振り返ってしまうわけですが‥‥やはり何度も言うように、2003年って‥‥特に中盤辺りから‥‥そんなに悪い年でもなかったような気がするんですよ。初頭はアルバム連発で、ちょっと厳しい楽曲も多かったりしましたが、結果良ければ全て良しじゃないですが、個人的には2002年以上に平均的に楽しめたかも。ただ、突出した楽曲がなかったのも今年の象徴ですね。去年でいったら "そうだ!We're ALIVE" だったり "Yeah!めっちゃホリディ" だったり "さぁ!恋人になろう" といったタイプの曲がね。全体的に "香水" とかその辺の流れに行きつつあるという。それはそれでいいと思うんですが、やはり多くの人は前者的な楽曲を求めてるようですし、バランス的にもそろそろそういった「大きな一発」が欲しいところ。

  で、やっぱり選曲的にはこれが正解とは思えないよなぁ。去年の「プッチベスト3」の方が選曲だったらまだ良かったように思うんですが‥‥これからハロプロ聴こうって人に対してはオススメしません。ある程度好きで普段シングルとか買わない人、ある特定のユニットだけ追ってて他のユニットには興味もなければシングル1枚も持ってない人とか、そういった人にはオススメできるけど。

  でもね、いざ聴いてみると‥‥普通に聴けちゃう。いや、カタログとしての意味合いは薄いけど、ただ鳴らしておく分には凄くいいアルバムだと思います。だっていい曲ばかりだし。真剣に聴く作品集ではないけど、まぁパーティーアルバムですよね。これで松浦の "ね~え?" と後藤の "うわさのSEXY GUY" か "スクランブル" が入ってたら文句なしだったんですけどねぇ‥‥

  というわけで2003年、「最後のハロプロ論」をお送りしました。おしまい。



▼ハロー!プロジェクト『プッチベスト4』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2003 12 27 12:00 午前 [2003年の作品, ROMANS, ZYX, あぁ!, カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。), ハロー!プロジェクト, プッチモニ, ミニモニ。, メロン記念日, モーニング娘。, 中澤裕子, 安倍なつみ] | 固定リンク

2003/12/15

メロン記念日 ~'03クリスマススペシャル 超渋メロン~@渋谷公会堂(2003年12月14日 昼公演)

  今年最後のハロプロ系ライヴとなったのは、メロン記念日。しかも「クリスマススペシャル」と銘打った、東京で2日間・計3回しか行われない本当に貴重なライヴに参加することができました。今回は前日に行われた初日の模様をネット上で調べることなく参加したので(というより、家にいなかったんですが)、セットリストが全く予想できない状態でした。ホント、久し振りにドキドキしながら席に着きましたよ。

  会場となったのは、渋谷公会堂。ロック系のライヴでここでやることが一時期、ある種のステイタスですらありました。何故今回、メロンのライヴがオールスタンディングの会場ではなくて席付きの、こういった名だたる会場で行われることになったのかは判りませんが、個人的には感慨深いものがあります。「あー、メロンも渋公3公演を瞬時にソールドアウトにすることができるようになったんだ‥‥」ってね。

  自分の席は2階席のかなり後方。上からステージを見渡すことが出来るって意味ではいいポジションかもしれませんね。メロンに関してはスタンディングと椅子席会場を交互に行ってる感じで、両方の楽しみ方も判ってきたし、そしていろんな見方ができるのでこういうのは実は有り難いんですよね、俺からすると。

  開演前の客入れS.E.は洋楽クリスマスソング集。俺が入った時はブライアン・アダムスの曲が流れていて、スタート直前にはWHAM!の定番曲。ほぼ定刻で暗転して、派手なオープニング・ミュージックが‥‥ってこれ、聴き覚えあるメロディだな‥‥ってあれか! その派手なブラス風ミュージックはそのままあの曲へと続いていきます‥‥そう、1曲目は意外や意外、"ガールズパワー・恋するパワー" でした!! シングルのカップリング曲から始めるのか‥‥正直驚いたよ。けど全然違和感なし。むしろこういうのを待ってたんだよね、メロンのファンはさ‥‥多分こういう始め方って、他のハロプロ系では無理なんじゃないかな‥‥オープニングからいきなりヒートアップして、俺も終始踊りっぱなし。それにしても今日の会場、暑い! 客の熱気なのか、空調のせいなのか‥‥ライヴハウス並みの不快指数だわ、こりゃ。2曲目はアルバム曲 "ANNIVERSARY"。残念ながらショートバージョン。この曲の時に気づいたんだけど、斎藤の動きがちょっと悪いような気がしたのね。いつも派手なアクションで俺を虜にする斎藤が‥‥ダンスのキレ悪いし。そしたらさ、この曲が終わった時のMCで言うわけよ、斎藤が。「持病の腰痛が悪化して、いつもみたいに派手に踊ることができません」って。軽いショックを受けたね。うわぁ‥‥って。先日の運動会でも前日の仕事で足を挫いたってことで競技に参加してなかった斎藤‥‥何だか凄く悪い予感がしちゃったよ。まぁその分今日は歌とセクシーでカバーするから!ってことなので、大丈夫だと思うんだけど‥‥

  3曲目は最新シングル "かわいい彼"。この曲のサビ部分で、斎藤が胸を揺らさんばかりの勢いで踊るんだけど、この日はそれも観れず終い。あー俺あのパートのダンスがすっげー好きだったんだけどなぁ‥‥とにかくその「腰痛」と聞いた後から、ずっと意識して斎藤を見ていたんだけど‥‥やっぱり辛そうなのね。ダンスのキレの悪さは言うまでもなく、動きも小さいし、凄く腰をカバーして動いてるのが見て取れるし。最悪の場合だと、ダンスが他の3人より遅れてる時すらあったからね。けどね‥‥そんな斎藤をカバーせんとばかりに村田がいつも以上に‥‥そう、この人のダンスもいつも観てて気持ちいいんだけど、この日は特に振りが大きくて、気づくと目を奪われる瞬間がかなり多かったです。あと柴田な。柴田の歌、すっげー成長してやがんの。ホントにフロントマンらしく成長しやがって‥‥斎藤は言うまでもなく、本当に歌でカバーしてる感じだったんだけど、この日4人がユニゾンで歌うパートで何度か「おおっ、誰の声だこれ!?すっげーいい声してるな??」って思う瞬間があって、実はその大半が柴田だったというね(残りは斎藤と村田でした。大谷はこの日、PAのせいでしょうか、音量が小さめだった気がするんですよね、残念ながら)。ま、柴田についてはまた後程書くとして‥‥4曲目はアルバムから "眠らない夜"。前回のツアーではやってなかったので、いい選曲かも。

  再びMCを挟んで5曲目は "Wa!かっちょEなッ!"。如何にもメロンらしいファンキーなロック・チューンなんだけど‥‥ふとここで気づくと、ここまでの選曲、最新シングル以外は全部シングルのカップリング曲とアルバム曲なんだよね。ある意味すっげーチャレンジだと思うんですが‥‥ライヴのサブタイトルに「超渋メロン」ってのがあったけど、これが意味するものがこのセットリストなんでしょうか? 既にシングル11枚リリースしてるユニットですよ、にも関わらず1曲目はカップリング曲、頭5曲中4曲をノン・シングル曲で固める。何だかメロンを象徴するセットリストだよなこれ。アルバム出てから1年近く経っちゃったから、別にアルバムをプロモーションする意味もないのにこの選曲。それが許されるのがメロンなのかもね。

  たださ、今回残念なこともあって。それはフルコーラスで歌われる曲がかなり減ったこと。曲数を増やす為の措置だと思いたいんだけど、このパートで歌われた4曲中3曲("Wa!かっちょEなッ!"、"告白記念日"、"夏の夜はデインジャー!")がショートバージョンだったんだよね。特に後者2曲は2コーラス目の歌詞が好きなもんで‥‥残念。なのにまたまたカップリング曲 "夏" はフルコーラスで歌われてしまうという。メロンらしいや。斎藤を除く3人は後方にある高台に昇って歌い踊るんだけど、腰痛で動きの小さい斎藤はステージ中央で簡単なダンスをしながらひとり歌うという状態。まるで斎藤がフロントマンで他の3人がバックメンバーみたいな関係‥‥なんだけど、そのバックの動きがとにかく派手で、必ずそっちに目が行っちゃうのね。そういう意味では斎藤へのフォローは見事に成功してたんだろうね。俺も「斎藤大丈夫か!?」って気になってたの、前半のうちだけだもんなぁ。気づくと柴田や村田に目を奪われてたし。で、その後斎藤に目が戻る時は決まって歌の上手さに驚いてなんだけど。なんかバランス良かったのかもね、今回は。

  一旦メンバーが袖に引っ込んで、ステージ上方から幕が下りてきて、お馴染みVTRタイム。クリスマスケーキをみんなで作りましょうという写真劇みたいな感じ。で、ケーキが完成したところで幕が上がり、幕の向こうには作り物のデコレーションケーキが。その影や袖から4人がカラフルなドレスを着て現れ、「クリスマススペシャル」らしく "きよしこの夜" をしっとりと歌います。確かに、彼女達がこういうスタンダード曲を歌う機会、そしてそれを聴く機会なんてそうはないから、これはライヴに来た人だけへのクリスマスプレゼントだわな(ま、時季はずれの来年2月にはこの日の模様がDVDになって発売されるそうですが)。しっとりメロンを堪能した後は、色っぽい "MI DA RA 摩天楼"。斎藤はさっきよりも頑張ってダンスをしてくれたりで、胸が熱くなってきたよ。そうそう、この日の村田は常にメガネっ子だったんですが、ここのパートでは大きめのメガネ(サングラス?)をカチューシャのように頭にのせて踊ってたのね。けど "MI DA RA 摩天楼" の時、ダンスが激しくてメガネがずれてきちゃうわけよ。で、村田。頭からメガネをとって、さりげなくそのメガネをステージ袖にさっと投げたわけ。もうね、その姿が最高に格好良くてさ。惚れた!マジで!

  4人が再び袖に引っ込むと‥‥聴き覚えがあるんだけど、絶対にメロンの曲じゃない曲のイントロが‥‥ビックリした。第3期タンポポ唯一の曲、"BE HAPPY 恋のやじろべえ" ですよ! 歌うは柴田と大谷。二人であのダンスをするわけですよ。そして交互に歌うのね‥‥バックトラックからは新垣や紺野の声がするものの、歌ってるのは間違いなく柴田と大谷。こりゃホントにスペシャルだわ! 意外な曲の登場に驚き興奮し、そして感動する俺。いいもの見せてもらったよ。とすると‥‥斎藤と村田は‥‥やっぱり柴田がいるからタンポポなわけで‥‥斎藤ならやっぱROMANSかな‥‥村っちがラップ!?‥‥と勝手に思い込んでたら、ラガマフィン風のイントロが‥‥おお、今年のシャッフルユニット、11 WATERの "BE ALL RIGHT!" か! これも確かに意外だけど‥‥考えてみりゃメロンの4人中3人(柴田・村田・斎藤)が11 WATERだしな。これも嬉しい誤算で、終始歌い踊りっぱなし。今年の夏ハロコンは行けてないから、この曲を生で聴くのは勿論初めて。しかも村田と斎藤の歌を存分に堪能できるんだから、これは嬉しいよ。斎藤も無理して一生懸命踊ってるわけさ。時々村田とアイコンタクトを取りながら、互いにニコニコしてさ。観てるこっちも笑顔を沢山貰ったよ。ありがとう!

  ここで一旦クールダウン。セクシーなミドルチューン "チャンス of LOVE" を挟んで、ライヴ初登場の "二人のパラダイス"。ホンキートンク調ピアノがメインとなるブギーナンバーなんだけど‥‥CDだとアレンジの緩さが目立ってたのに、ライヴで聴くとそんなに悪く聞こえないのね。多分大音量で音が割れてる分、ローファイなイメージが増長されて、より格好良く聞こえたのかな、と。まぁ勝手な思い込みですけどね。元々メロディは悪くない1曲だし、メロンのパフォーマンスが加わることで更に見応え・聴き応えがアップしてて、個人的にイメージがガラリと変わりましたね。うん、良いと思った。後で聴き返してみようっと。

  再びVTRタイム。4人がパーティーに行く準備をしながらコントを挟むといったもの。で、最後に香水を振りまく‥‥そう、そのまま感動的な "香水" へと続くわけです。もうね、ここからが怒濤の流れ。柴田の歌がね、本当に最後まで安心して聴いてられたのって、多分今日が初めてじゃないかな。いや、夏ツアーの時も結構頑張ってたけど、この日はそれ以上。俺 "香水" 聴いて泣きそうになったもん。いや、今までもこの曲ではウルってくる瞬間が何度もあったんだけど、特にこの日は格別でした。そしてアッパーなスカチューン "遠慮はなしよ!" では斎藤も頑張って右へ左へと動き回り、客も一緒になってジャンプしたり‥‥あーもうこの辺りになると記憶が曖昧。本当に熱くて、そして暑くてさ。更に煽るように "さぁ!恋人になろう" と "This is 運命" のコンボ攻撃でエンディングですよ!? 去年のファーストライヴを彷彿させる流れですが、あれ以上ですね今日は。もうね、ステージ上の4人、腰痛とかそんなの全然関係なし。斎藤も頭振って何時も通り踊ってるし(けどちょっと控え目に)。柴田の煽りも上手くなったなぁ、とか、村っちの動きがホントにカッコイイなぁ、とか、大谷‥‥痩せろよ、とか。椅子席だったお陰でボディサーフは今回観れなかったけど、それがなくても十分過ぎる程に盛り上がりましたよ。もうメロンが引っ込んだ頃にはクタクタだったもん。俺、最近のハロプロ系ライヴではただひたすら踊るだけなのね。サイリウムも持たないし、PPPHやお約束の合いの手も入れない。ただただひたすらダンスするのみ。多分周りから見たら嫌なタイプの客なんだろうけどさ、やっぱりライヴって個々の楽しみ方があるはずだし。それを再認識してからは俺、最初の頃みたいな踊り方は止めたのね。だから会場で俺を見かけても、そっとしておいてください‥‥

  アンコール1曲目は、今や代表曲のひとつと呼べる "赤いフリージア"。全員白い衣装に赤い花やクリスマスの飾りをあしらった衣装を纏って登場。とにかくこの曲でも柴田の歌に驚かされるばかり。全然パワーダウンしてないのね。危うい箇所がひとつもなかった、と言い切ったら嘘になるだろうけど‥‥それでも殆ど気にならないレベルでしたよ。ラストの柴田ソロパートも安心して聴いてられたし。いやー、この1年で本当に成長したのは実は柴田なのかもしれないね。勿論全員が全員、いろんなことを経験して、あるメンバーは課外活動で、あるメンバーはソロとして他の仕事をこなしたりしながら、それをメロンに持ち寄って更にパワーアップさせていく。今年は4人で前進しながらも、実は課外活動がこれまで以上にあった1年だったんだよね。ホントに頑張ったと思います。シングル4枚にアルバム、2本のツアーと今回のスペシャルライヴ‥‥ファンにとっては非常に感慨深いですよ、これら全てが。

  最後のMCでも以上のようなことについて語ったりしてたわけですが、柴田がね、妙に渋公でやることに拘ってるんですよ。ここでやるのが夢だった、みたいに言うわけよ。確かにモーニング娘。も昔ここでやってるけどさ、他に誰かいたっけ‥‥ま、まさかBOφWYか!? そういえば彼等も毎年クリスマスイブ(12/24)にはここ渋公でライヴやってたっけ。昔、「メロンをバンドに例えると、誰がどのパートよ?」みたいな話をした時に俺、メロンをBOφWYに例えたことがあったっけ。何となく、そんなことあったなぁって思い出しちゃったよ、その柴田の話を聞いた時に。

  来年の3月にまたツアーが決まり、更に来年もこのまま突っ走るメロン。この日最後に歌われたのは、今や彼女達のテーマ曲ともいえるであろう "ENDLESS YOUTH"。この曲を聴くとね、どうしても涙腺が緩んでくるのよ‥‥毎回この曲の時に泣くメンバーが現れるんだけど、さすがにこの日はもう1公演控えてることもあってか、誰も泣いてないようでした(つうか俺の位置からは遠すぎてよく判らなかっただけかも)。そうそう、今回この曲ってエンディングのアレンジが変わってたのね。クリスマス風にシンフォニックなアレンジになってまして‥‥それが非常に温かみを感じさせるアレンジで、好印象。4人のソロパートがそれぞれあって、そこでもそれぞれの個性を感じることができたし、最後の大合唱も涙が出そうになる程良かったし。今日は涙もなく、笑顔で袖に引っ込んでいった4人。俺だけ泣き損か?

  ふと時計に目をやると、既に2時間。ああ、そんなにやったんだ!?というのが正直なところ。曲数的には右のセットリストの通り、結構やってるんですよね。そのせいでショートバージョンになった曲が増えたのかな。あと、新たに削られた曲もかなり増えたね。デビュー曲 "甘いあなたの味" や異色曲 "電話待っています" が今回新たにカットされ、カップリング曲でも "恋愛レストラン" がカット。"スキップ!" は今回も復活しませんでした。そう考えると、メロンもそれだけ曲が増えたってことだもんね。選べるだけあるのに、スペシャルライヴだから「これまでライヴで披露したことないような曲」まで登場する。更に前半はハードコアなメロンヲタが喜びそうな選曲で、後半は誰もが太鼓判を押す文句なしで怒濤の展開。中盤には上記のようなスペシャルプレゼントが用意されている‥‥ライヴとしては多分、一番内容が濃かったかもしれませんね。

  あとさ、MCも良かった。「ハロプロ系のライヴは、全部台本が用意されている」ってよく言われてるわけだけど、例えば最後のMCなんて完全に彼女達の言葉だと思うのね。凄く自然体だったし、だからこそ時々まどろっこしく感じる瞬間もあったし。けど、それはそれで悪いと思わない。経験を重ねることで、もっと良くなると思うし。松浦や後藤がやってるんだもん、メロンだって‥‥ねぇ?

  いやー、今年のハローを締め括るには最高のライヴだったと思います。こういうクオリティのライヴを、来年も期待したいですね。メロンといい後藤といい、本当にいいライヴをやってくれる。今後もこの2組からは目が離せませんな!


[SETLIST]
01. ガールズパワー・恋するパワー
02. ANNIVERSARY ※
---MC---
03. かわいい彼
04. 眠らない夜
---MC---
05. Wa!かっちょEなッ! ※
06. 告白記念日 ※
07. 夏の夜はデインジャー! ※
08. 夏
---VTR---
09. きよしこの夜
10. MI DA RA 摩天楼
11. BE HAPPY 恋のやじろべえ [柴田・大谷] ※
12. BE ALL RIGHT![村田・斎藤] ※
---MC---
13. チャンス of LOVE ※
14. 二人のパラダイス
---VTR---
15. 香水
16. 遠慮はなしよ!
17. さぁ!恋人になろう
18. This is 運命
---encore---
19. 赤いフリージア
---MC---
20. ENDLESS YOUTH

※印付きはショートバージョン



▼メロン記念日『かわいい彼』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2003 12 15 09:52 午後 [2003年のライブ, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク

2003/12/06

メロン記念日『かわいい彼』(2003)

  メロン記念日通算11枚目のシングルとなる「かわいい彼」。今年の締めくくりに相応しいアッパーで激しい、いろんな意味でメロンらしいタイトルチューンと、正反対でしっとりと、そしてじっくりと味わい深いカップリング曲という硬軟両揃えで我々を魅了します。とにかくこの1年、『成長』と『迷走』の繰り返しだった彼女達そのものといえるでしょう。

  タイトル曲 "かわいい彼" はアレンジャーに守尾崇(カン紺藤 "浮気なハニーパイ" 等)を迎えた、如何にもなユーロビート風歌謡ナンバー。ま、早い話が如何にもつんく♂という、ねっ。世間で言われてる程ユーロビートっぽくも感じてないんですが、まぁ大まかに言えばそうなるんでしょうね。(ハロプロにしては)意外と細部まで作り込まれてる印象があるんですが、どうでしょう? メロディも最近のつんく♂らしい、なかなかの出来だと思いますが‥‥まぁ俺の感覚が世間一般のヲタの皆様とずれてきてるようなので、恐らく多くの人が「イマイチ」とか「糞」とかいって切り捨てるんでしょうね。「B級っぽい」とかさ‥‥

  けどね、その「B級っぽさ」こそがメロン記念日最大の売りだったんじゃないですかね? 確かにここ1年ちょっとの間にリリースされたシングルは楽曲としての精度も完成度も高めのものが続いたので、特に "チャンス of LOVE" と "MI DA RA 摩天楼" はクオリティが落ちたように感じられましたが(いや実際に落ちてたのかもしれませんが)‥‥これらに漂う「B級っぽさ」こそデビュー時から備わっていた持ち味だと思うんですよね。まぁデビュー時はホントに普通の売れなさそうなB級アイドルだったわけですが、現在ではそれを『演じる』ことさえできる。真の意味ではA級アイドルに片足突っ込んでるんでしょうけど、そう感じさせないのはやはり周りのブレーンによる仕掛けであり、そして彼女達の力量なんだろうな、と。

  B級であり続けることは決して悪いことではないと思います。確かにそれが足を引っ張ることが多いでしょうけど、そういったリスキーさを常に孕んできたのが『メロン記念日』なんですよ。メロン・イズムなんですよ。ねぇ、そう思いません?

  一方、カップリング曲である "初雪" はこれまでの彼女達のイメージからすると、ちょっと驚いてしまう程に穏やかで味わい深いバラードナンバー。アレンジにはお馴染み高橋諭一を迎え、ちょっとオリエンタルな雰囲気づくりに成功しています。線の細いギター(恐らくライン録り)、アコギのストローク、ストリングス系シンセがメイン、そんな中に生バイオリンを取り入れたりして‥‥そんな細かな仕掛けが何となくカントリー娘。を彷彿させますが、やはりこれもメロン記念日なんですね。デビューから約4年近く経ち、ようやくこういう楽曲にもチャレンジできるだけの力をつけたんだと、今だからこそのチャレンジなわけです。この1年でツアーを数回経験し、松浦亜弥や後藤真希といった後輩達の助っ人を経験し、シングルヒットやアルバムリリースも経験し‥‥そういった『経験』を凝縮した、ひとつの結果提示なんじゃないでしょうか。そう思えて仕方ないんですよ、この曲での彼女達の歌を聴いていると。

  このシングルでの2曲は、今一度初心を思い出せという『原点回帰』と、実力を着実につけていった彼女達に対して新しい課題を設けようという『未来への展望』を体験できる、正に『第一期・メロン記念日』を締め括るに相応しい内容なのではないでしょうか。勝者のみが味わえるウィニングラン。しかしそこにふんぞり返るんじゃなく、常にチャレンジャーの精神で戦い続けるのがメロン記念日‥‥いや、それはモーニング娘。にもいえる(いや、『いえた』ですね正確には)ことなんですが。

  このシングルを持って、彼女達は祝賀パーティー的内容になるであろうスペシャルライヴを12/13&14に東京オンリーで行います。さてさて、ハッピームードで今年を終えるメロン記念日、来年はどういう戦いを我々に見せてくれるのか‥‥楽しみですね!



▼メロン記念日『かわいい彼』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2003 12 06 12:00 午前 [2003年の作品, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク

2003/09/09

メロン記念日『MI DA RA 摩天楼』(2003)

  我らがメロン記念日通算10枚目のシングルは、これまでとはちょっと毛色の違ったタイプの楽曲で勝負‥‥って前回の"チャンス of LOVE"レビューをそのまま流用したかのような出だしですが、これが本当なんだから仕方ない。とにかくメロン、全てのシングル曲、どれもてんでバラバラなんだよね。そこが彼女達の凄みであり、逆に言えば一般層に定着しない欠点でもあるんだけど。モーニング娘。や松浦亜弥が成功を持続させる為に、ある程度同じ路線をなぞり続けたり、あるいは同じアレンジャーを連投したりする等の工夫があるのに対し、メロンの場合は10曲10様というか、とにかく同じアレンジャーを連続して使うことは決してしないのね。これはつんく♂の拘りなのか、はたまた「たまたま空いてるアレンジャーを使ったらこうなった」だけなのか。どっちにしろ、だからこそ彼女達のライヴはバラエティに富んでいて楽しめるものになってるわけですが。

  今回は事前の情報として「アッパーなラテンチューン」「久し振りに激しく踊る」「演歌みたいな歌詞」「淫らなんて事がが出てくるけど、実は一途な女の子の歌」等の発言が、彼女達自身の口から語られていたわけですが(ラジオで自らそう発言していたんですよね)、実際にリリースされた"MI DA RA 摩天楼"はアッパーとは決して言い難いミドルテンポ、確かにラテンパーカッションとか入ってるけど‥‥どっちかっていうとフラメンコとかああいったイメージの方が強いかも。アレンジは珍しく高橋諭一が当たっているんですが、スパニッシュ風のガットギターが印象深いバックトラックで、前作"チャンス of LOVE"みたいな安っぽさはあまり感じられないかも。音もそんなに詰め込んでる印象ないし、テンポ的にもこれからの時期にピッタリなんじゃないですかね。歌メロに関しても特に文句ないし。気づくと鼻歌うたってたり口ずさんでたりするような、そんなメロ(だと俺は思ってるんですけどね)。

  歌詞は確かにメロンのメンバーが言うように、「乱れた天女も舞い踊る シーツの中は摩天楼」っていうサビの箇所がそれっぽいですよね。前作に引き続き、ハロー!プロジェクト内でこういう歌詞を歌えるのも、今やメロン記念日か中澤裕子くらいですからねぇ‥‥とか思ってたら、最近じゃ後藤真希も普通にこういう路線に片足突っ込んでますからね。てっきり「音楽面だけでなく、歌詞の面でも太陽とシスコムーンの後を継ぐのはメロンだ!」って思ってたのに。まぁその辺はつんく♂Pのさじ加減ひとつで決まることでしょうから‥‥とにかく面白ければ俺はいいんで。今後もドンドン楽しくて心に残る楽曲を連発してくださいね!

  そしてカップリング曲。"二人のパラダイス"は上杉洋史がアレンジャー。生ピアノに打ち込みを融合させた「デジタル・ブギー」といった感じでしょうか。そのピアノを弾くのは、小川文明。後期すかんちやローリー寺西のソロプロジェクト等にも参加していたキーボーディスト。チープな打ち込み(薄っぺらいリズムトラックに如何にもシンセっぽいブラスサウンド)は如何なものかと思うんですが、それに相反してピアノは本当に素晴らしいですね。歌メロも良いのに、何でこんなアレンジにOK出したかなぁ、つんく♂Pは‥‥もうちょっと低音利かすだけで全然違うのにね。メロンのここ最近のカップリング曲の中では一番弱いかなぁ、残念ながら。いや、楽曲自体は良いんですけどね。如何にアレンジが左右するかってこと、つんく♂自身が一番よく判ってるはずなんですが‥‥

  というわけでいろいろ書いてきましたが‥‥俺はこれも「メロン記念日らしい」と感じているし、好意的に捉えているんですよね。タイトルナンバーを気に入っているのは勿論(特にこの曲はフルコーラスで、しかもライヴで体験すべき1曲だと思ってるので。パフォーマンス等の視覚要素を含めて、初めて完成する1曲なんじゃないですかね?)、何だかんだでカップリング曲も既に何度もリピートしてますし。

  その「メロンらしら」、人によってその基準っていろいろだと思うんですよ。例えば"This is 運命"や"さぁ!恋人になろう"といったハイパーチューンこそ最もメロンらしいと未だに信じて止まない人もいるでしょうし、"告白記念日"みたいな曲こそ真のメロン記念日だと言い張る人もいるでしょうし、"香水"や"赤いフリージア"みたいな楽曲至上主義こそメロンが一番魅力を発揮すると信じてる人もいるでしょう。で、俺はそれら全て間違ってないと思うんですね。全て正しいと。何故なら、そういった「一貫性の無さ」こそがメロン記念日の真の魅力なんだと信じてる人だからですよ、この俺が。いや、「一貫性の無さ」って書くとネガな印象が強いですが、要するに「何をやってもメロンらしく魅せて/聴かせてしまう強引なパワー」こそが彼女達の魅力なんだと。だから別に音楽的には何をやっても違和感がないはずだし、どれが一番合ってるからそれをずっとやり続けろっていうのよりも、如何に前と違ったことをやって我々の期待を(そう、良くも悪くも)裏切り続けるか‥‥それこそが「メロン記念日がメロン記念日であるために」必要な要素なんじゃないですかね。初期衝動!? う~ん、ちょっと違うような気もするけど‥‥ま、ロック的に言えばそういうことになるのかな?(いや、全然違うと思うが)

  ご賛同いただけるかどうかは判りませんが‥‥俺がそう信じ続ける以上、彼女達が「この4人で」あり続ける限り、俺はメロン記念日を応援し続けますよ。



▼メロン記念日『MI DA RA 摩天楼』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2003 09 09 09:21 午後 [2003年の作品, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク

2003/09/07

後藤真希 コンサートツアー2003秋 セクシー! マッキングGOLD@市原市市民会館(2003年9月6日 夜公演)

  今回何故後藤真希の市原公演に足を運んだかというと、理由は幾つかあって、

①前回の春ツアーが絶賛に値する素晴らしいものだった
②ネット上にセットリスト等の情報が出回る前の、初日を観たかった
③単にメロン記念日が観たかった

‥‥え~っと、③ですスミマセン。冗談はさておき、6月の厚生年金会館が非常に素晴らしかったため、また秋も観たいと思ってたんですよ。で、東京公演にしようかなと考えてたんですが‥‥どうせなら初日を観よう、と。いつもセットリストを先に知ってしまうんで、ライヴ観てても「ああ、次はアレだな」とか先が読めちゃうからねぇ‥‥真っ新な初日を観れば「次は何を歌うんだ!?」っていうワクワク感が味わえるじゃないですか。だからね、ちょっと無理して市原まで行ったわけですよ。昼公演ではなくて夜公演を選んだのは特に理由があるわけではなくて、単により良い席が取れたのがたまたま夜公演だったという、ただそれだけ。6列目、殆ど完全に右側。隣は花道というそんな位置。ああ、ここまでごっちんやメロン記念日のメンバーがやって来るのか‥‥とか始まる前からワクワクしてね。正直冷静を保っていられるかどうか‥‥

  そんな感じで開演を迎えた俺。開演時間5分前に、それまで客入れS.E.として鳴っていたR&B調のダンスミュージックから、急に厳かなシンセサウンドが‥‥あっ、QUEENの "One Vision" だっ!! 偶然にもこの日、会場に向かう車中でこの曲から始まるQUEENのライヴアルバム「LIVE MAGIC」を聴いていたんですよ‥‥恐るべき偶然。イントロの段階で既に客、総立ちでオイオイ合いの手入れまくり。何もフレディ・マーキュリーの声に合わせてオイオイやらなくても‥‥

  曲がクライマックスを迎え、同時に音量もドンドン大きくなっていき、最後の「One Vision!」のコーラスが終わった瞬間に暗転、オープニングS.E.と共にスクリーンには後藤の幼い頃の写真が‥‥か、可愛い‥‥って別に俺、幼女好きとかそんなんじゃないですよ!(ここは力説)で、ある程度の年齢の写真が来て、最後に今の写真。ここで大歓声。そしてメロンの写真。最後にツアータイトルが‥‥それに合わせるかのように、聴き覚えのあるシンセの音が。おお、何といきなり"愛のバカやろう"、しかも「trance trip version」(シングルにc/w曲として収録されたトランス調リミックス)のイントロだよこれ! スゲェ、マジでビビッた。スクリーンには相変わらず後藤のシルエットだけ映ってて、曲に合わせて踊ってるんですよ。で、歌に入るところで舞台後方の高台から後藤がせり上がってくるという仕掛け。曲もここで普通のシングルバージョンのアレンジに。トランスリミックスはイントロだけでした。けどこれはちょっと意外性が感じられて個人的には嬉しかったな。後藤の歌はまずまずといった感じで、曲が弾けたタイプじゃなくて歌い上げるタイプなのだけど、まだ本調子かどうかの判断はつかず。そして2曲目にこれを持ってくるか!?という反則技、"やる気!IT'S EASY"。残念ながらメロンのバックダンスはありませんでした。後藤は完全にひとりで歌い切る。とにかくいい笑顔。

  2曲立て続けに歌った後、ようやくMCに。今日からツアーが始まったよ、パワー全開で行くからねーといった感じでしょうか。相変わらず「言わされてる」というよりも「自らの言葉で語ってる」といった印象は強いですね。うんうん、今日もいいライヴになりそうだ。

  3曲目は"溢れちゃう...BE IN LOVE"アルバムバージョンの方。ステージの真ん中にある中段舞台の床が回転するようになっていて、後藤が歩きながらダンスするんですが、床が動いてるもんだからまるでムーンウォークでもしてるかのような錯覚を受けたりして。いろいろセットも工夫されているようです。そして‥‥またまたこの位置にこの曲!?という"晴れた日のマリーン"が登場。ホント、セットリストの組み立て方が前回と完全に変わってて、初めて観るこちらとしても全然先が読めなくて。マジでドキドキしながら楽しんでましたよ。ここで舞台の左右にある花道に‥‥あ、目の前にごっちんが‥‥死にそうになった。マジで死ぬかと思った。とにかく、思った以上に小さいのな、後藤。更に細いし。けど足の筋肉しっかりしてるなぁ、とか。ってどこ観てるんですか俺。とにかく死にかかった。それだけはマジ。次来たらマジで命がないね俺。

  最初のクライマックスを迎えた後、前回同様スクリーンに絵日記調のアニメが。天気がいいんでピクニックに行こう、で自転車に乗りたくなったから借りよう、とかいうような感じで最後にオチがあるという‥‥ってこれだけじゃ意味判らないよね? 後はご自分の目で確かめてください。

  自転車が出てきたってことは、もしかして‥‥と思ってたけど、その予感は本当に的中。ずっとライヴで聴きたかった"特等席"のイントロがっ! すると舞台袖左側から、自転車に乗った後藤が‥‥っ! 普通に走ってきて右側で自転車停めて、籠に乗せてたマイクを持って歌い出すという‥‥前回のゴンドラ式ブランコに続くギミックというか見せ場‥‥なのかな? ファンならきっと「慢性的に萌え萌え((C)ムガさま)」なんでしょうね。気持ちは痛い程判る‥‥俺もまた死にかかったからさ(!)。舞台の段差に座ったりしながら歌うんですが、とにかくそれまでのアクティブな後藤とは正反対の、可愛らしい後藤を上手くアピールした1曲だなぁと。そして追い打ちをかけるように"手を握って歩きたい"ですよ。で、ふとここで気づくんですが‥‥ここまで、ずっとひとりで歌ってるんですよね。前回ならメロンがバックダンサーをしたりして華を添えてたんですが、今回は完全にひとりで歌い切ってる。ま、これはまた後で述べるので一旦この話は終わり。

  歌い終わると再びMC。シチュエーションコント風のMCなんですが、途中でメロンの4人がやっと登場。後藤の家にやって来るという設定らしく‥‥って説明は省きます。ホント、MCとかネタはこうやって書いてみると、面白味が上手く伝わらないと思うんで(単に俺の文章力不足なわけですが)。11月頃までツアーは続くと思うんで、どこかの公演で実際に目にするか、いずれリリースされるであろうDVDで確認してください。

  で、ここでオチと次の曲名をひっかけるわけですが‥‥そのタイトルが後藤の口から発せられた瞬間、頭が真っ白になりましたよ‥‥"未来の扉"って‥‥モーニング娘。のファーストアルバム「ファーストタイム」に収録されている、特別有名というわけでもない地味な1曲。後藤が加入する1年以上も前に発表されたこの曲を、メロンと一緒に嬉々として歌うわけですよ。2コーラス目をカットしたショートバージョンでしたが、それでも十分。歌い終わると「後藤が好きな曲を歌いました」と。本当に自分で選んだのか、それとも「言わされている」のかは判らないけど‥‥多分加入後のツアーで歌っていたはずだから、本当に好きだとしても何ら違和感がないわけで。けどなぁ、意外な曲を意外な人が歌うもんだから、ホントに驚いた。これだからセットリストを全く知らないでライヴに行くのは面白いんだよなぁ! これから行くって人でここ読んじゃった人、ご愁傷様でした。

  ここでメロンタイム。最初は来週リリースされる新曲"MI DA RA 摩天楼"のフルコーラス。まだ「Mステ」で歌ったのしか聴いたことなかったんだけど、これ楽曲として単純に好き。メロンぽくないという声も聞こえてきそうだけど、そもそも「メロンらしさ」って何さ? 第一このグループ、過去10枚のシングルどれもがてんでバラバラなタイプの楽曲じゃないの?‥‥ってこれ以上は近々やるレビューで書くとして。うん、歌パートも柴田あゆみメインなんだけど、それに匹敵するくらい斎藤瞳のパートが多いような。これもROMANS効果か? 村田めぐみのメガネも気になるし、大谷雅恵の腹(略)

  続いて"チャンス of LOVE"のショートバージョン。この曲はフルじゃなくて正解。6月の厚生年金会館の時はいきなりこの曲のフルバージョンから始まったもんだから、ちょっと‥‥って感じたし。で、今回のメロンはもう1曲あるんですよ! ここで各メンバー水を飲んだり衣装を脱いで軽装になったりして、最後は名曲"This is 運命"フルバージョン! しかもメロン、しっかりステージセットまで使っちゃってるのね。舞台中段(回転する舞台)が上方にせり上がってくのよ、KISSのドラムセットみたいに! 実はね、最初メロンが新曲を歌ってる時、客のリアクションが薄くて焦ったのよ。「あれっ、後藤ファンだけなのか!?」って。そしたら単に新曲が浸透してなかっただけで。次の2曲の盛り上がりはハンパじゃなかったし、特に"This is 運命"の盛り上がりは完全にメロン単独コンのそれでした。俺もこの日一番の盛り上がりを見せるわけです。ごっちんコンにも関わらず。

  メロンは完全に自分達の役割を、今出せる限り精一杯の力でそれを演じきりました。本当にいいグループになったもんだ。

  この熱いノリをそのまま受け継ぎ、後藤再登場。前回のツアー1曲目だった"うわさのSEXY GUY"。オープニングのサビを歌い終えると、舞台後方からジャンプして飛び出してくるという仕掛けが。とにかく今回、いろいろ工夫されてますね。今回は羽根は付いてませんでした。けど間違いなく女神。ありゃハンパじゃないね。そのまま"SHALL WE LOVE?"アルバムバージョンを歌った後に、また信じられない曲のイントロが鳴るわけです。聴き覚えのあるアコギのストローク。そう、俺が「3rd -LOVEパラダイス-」で一番好きだと言っても過言ではない1曲、"くちづけのその後"ですよ! うわーっ、モーニングの曲、今回は2曲も歌うのかよ!! じっくりこの曲を聴いてたんですが‥‥何かね、後藤の歌い方とか動きとか表情が、完全にモーニング時代のそれに戻ってるのね。ソロの曲の時は完全に「ソロシンガー・後藤真希」なんだけど、モーニングの2曲を歌う時は間違いなく「モーニング娘。の後藤真希」に戻っちゃってるのよ。勿論これは批判ではないですよ。むしろ嬉しいのよ、俺としては。ああ、どれだけ時間が経っても後藤は「モーニング娘。のメンバーだった後藤真希」なんだなぁ、本当にモーニングが好きだったんだなぁ、って。そんな事を考えながらこの曲に耳を傾け、そして後藤を暖かい眼差しで見つめていたのでした。こういうのを聴いちゃうと‥‥来年の今頃はきっと、安倍なつみも自身のソロコンサートで初期の曲をバンバン歌うのかなぁ、なんて考えてしまうわけですよ。中澤裕子も自分のライヴで初期の歌を歌ってるわけだし。そうやって巣立っていったメンバーが歴史の一片を引き継いでいってるんだなぁ‥‥

  多少感傷的な気持ちだったところに、後藤の煽りが入り、"盛り上がるしかないでしょ!"がスタート。ライヴのクライマックスに相応しい煽り系ロックナンバー。イントロや中盤のシンガロング・パートがCDの倍くらいに引き延ばされてて、一緒に盛り上がるに相応しいアレンジになってます。後藤も右に左にと走りまくり、歌もちょっと突っ込み気味になったり。そして最高潮のところにドロップされたのが、本編最後の曲となる最新シングル"抱いてよ!PLEASE GO ON"。1曲目がこの曲じゃなかった時点で、多分ラストなんだろうなぁ‥‥って思ってたら、本当に本編ラストでした。とにかく今回のライヴ、セットリストの組み立て方が上手い。曲も何だかんだいって沢山あるんだもんなぁ、後藤。アルバム曲もカットされ、前回歌われたシングルC/W曲もカットされてもまだ歌える曲がある。モーニングの歌もあるんだもん。この辺が松浦亜弥にもメロンにもない強みでしょうね。ごっちんコンが最強なわけ、よく判ったわ。残念ながらこの曲でのバックダンサー出演はなし。そう、ここまででメロンがバックダンサーやコーラスを務めたのはたった1曲のみ。前回のツアーは「初の単独ツアーだし、メロンと一緒にライヴを作り上げて盛り上げる」といった印象だったのに対し、今回は「あくまで『後藤真希』というひとりのシンガー」がメインとなるライヴ。確かに不安要素の強かった前回に対し、今回は「春ツアーの充実・大成功」という結果がまずあるわけ。そしてそれが後藤にとっても大きな自信になっていると。そういう意味では今回のツアーこそが後藤の真価を問うべきものになるんじゃないでしょうか? 最後まで観て、とにかくそういう印象を強く受けました。

  本編を終え、アンコールを求める声。すぐにステージに戻ってくる後藤。白い衣装を着た彼女は、あの名曲のタイトルを口にします。そう、シングルのC/W曲なのに既にライヴでは定番となりつつある"LIKE A GAME"。となると‥‥ああ、よかった。メロンも登場してくれた。この曲は春コンでもメロンがバックダンスを務め、後半にダンス合戦があるんですよ。今回もそんな感じなんですが、春とはちょっとフォーメーションが変わってたかな。それに後半のダンスバトルが短かったようにも感じられました。更に曲のテンポもちょっとゆっくり‥‥かな? なんか春コンの時はもっとアッパーな印象を受けたんですが。いや、悪くなかったですよ。アンコールだし終盤だし、そろそろ体力的にも‥‥って思ってたんだけど、全然そんな風には感じられませんでしたね、後藤のダンス。うん、良かった。

  で、ここでメロンが引っ込んでMC。市原は3年半振りくらいだという話を始めました。モーニングに入り立ての頃のツアーでこの会場でコンサートをやって、その時に保田圭の母親がモーニングのメンバーに、とおにぎりを作ってきてくれて、それが本当においしかったなぁってのを会場に着いて思い出しました、という話。モーニングに入った頃は13才だった後藤がもうすぐ18才になり、まさかここでこうやってソロでライヴを出来るようになるとは夢にも思わなかった、本当にみんなの応援のお陰ですありがとう‥‥といったようなことを話してたと思います。とにかく後藤、最後まで「自分の考えたことを、自分の言葉で語ってる」ように感じられました。やっぱり自分で考えてるんだよな、うん。だってあと1曲で終わりだっていうのに、随分と長々喋ってたもん。

  そして最後の最後は、既に名曲の仲間入りしたといってもいいであろう"スクランブル"。そうか、こういう終わり方もいいなぁ。本編はアッパーで攻撃的な曲で終わって、アンコールラストは明るくて大きなノリを持ったこの曲で終わる。後藤の二面性を見事に打ち出した選曲ではないでしょうか。最後のフェイク部分は何度聴いても鳥肌立つね。うん、最後までよく声が出てたと思います。

  というような感じで約100分に及ぶツアー初日の夜公演は無事終了。歌詞を間違えることもなく、また大きなハプニングもなく初日を終えることができました。

  何度も書くように、とにかく意外性の多いライヴだったなぁ、と。セットリスト知らなかったら本当に驚く内容だし、また選曲も本当にいいし、更にセットリストの組み立て方も上手い。考えてみると、"赤い日記帳" も今回は歌ってないんだよね。ホント、それだけ「歌うべき曲」「歌いたい曲」がまだまだ沢山あるってことでしょう。個人的にはもう1回、内容を完全に知っていても楽しめるライヴだと思いますね。

  ただね、後藤の調子はまだまだ本調子といったところまでは行ってないようにも感じられました。7~8分咲き、といった感じ。やっとエンジンがかかりだしたところでしょうから、1ヶ月後辺りのライヴ‥‥多分後藤の誕生日(9/23)辺りにはホントに凄いことになってると思いますよ。でも初日にしては上出来だと思ったし、他のハロー!プロジェクトのシンガー/ユニットと比べても、ここまで初日にやれる奴らは他にどれだけいるのかなぁ‥‥って思うわけですよ。まぁその辺は最初から「初日だし、完全に本調子ではないだろう」って判ってて観に行ったので、個人的には気にしてませんが。そういう意味からも、1~2ヶ月後にもう1回観てみたいなぁ、と素直に思います。

  というわけで、後藤は今回もホントに良かったです。絶対に行った人全てが満足するライヴだと思いますね。絶対に観るべきだと思いますよ!


[SETLIST]
01. 愛のバカやろう
02. やる気!IT'S EASY
—MC—
03. 溢れちゃう...BE IN LOVE
04. 晴れた日のマリーン
—VTR:絵日記コーナー—
05. 特等席
06. 手を握って歩きたい
—MC:途中でメロン記念日登場—
07. 未来の扉 [with メロン記念日]
08. MI DA RA 摩天楼 [メロン記念日]
09. チャンス of LOVE [メロン記念日]
10. This is 運命 [メロン記念日]
11. うわさのSEXY GUY
12. SHALL WE LOVE?
13. くちづけのその後
—MC—
14. 盛り上がるしかないでしょ!
15. 抱いてよ!PLEASE GO ON
—ENCORE—
16. LIKE A GAME [with メロン記念日]
—MC—
17. スクランブル



▼後藤真希『抱いてよ!PLEASE GO ON』
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投稿: 2003 09 07 01:16 午前 [2003年のライブ, ハロー!プロジェクト, メロン記念日, 後藤真希] | 固定リンク

2003/08/23

メロン記念日ライブツアー2003 SUMMER ~夏メロン~@Zepp Sendai(2003年8月22日)

  メロン記念日がこうやって定期的にツアーを行えるようになったのは正直嬉しいんだけど、前回のツアーからシングル1枚、新曲が2曲しか増えていない状況下、ハッキリ言ってしまえば「曲数の少なさによるマンネリ化」がライヴ前から危惧されていたわけだけど‥‥いきなり結論から書いてしまえば、それは半分当たりであって、半分がハズレだった、と。特にハズレ部分に関しては、俺が観たツアーラスト、しかも村田めぐみの出身地である宮城での公演というのが大きく関係してたように感じます。

  今回のツアー、ラスト2本が新潟・仙台という初の地方進出だったんですが、これ、2カ所共にメンバー(斎藤瞳、村田)の出身地なんですよね。昨年12月の初単独ライヴ、そして3月のツアーが基本的に東名阪中心だったことを考えると、今回のツアーがこういう形で地方初進出できたってことは素直に喜ばしいことであると同時に、地方出身メンバーにとっても故郷に錦を飾ることになるから、いろんな意味で「ああ、どんどん知名度や人気が高まってるんだなぁ‥‥」と感慨深いですよね。

  実は今回、仙台と東京(8/17)に行く予定だったんですよ。実際東京のチケット取ってたし。けど、その後でちょっと別の考えが頭に浮かびまして‥‥東京を断念して、新潟(8/21)~仙台と遠征できないだろうか、と。アホなこと考えますよね、相変わらず。で、ギリギリまで悩んだんですよ。最大のネックは移動手段。いくら夏休みだからといって、地元~東京~新潟~仙台~東京~地元という旅を3日かけて行うってのは、かなり厳しいなぁと。しかも21~2日って平日だしね。しかも2ヶ月連続で新潟って(7月のフジロックも新潟だしな)‥‥結局、土曜の午後からちょっとした用事が出来てしまったこともあり、仙台日帰り強行ということで、車での往復となったわけです(‥‥今冷静に考えると、やっぱアホだわ俺)。

  まぁこっちの事情はこの辺にして‥‥仙台ですよ。東京以外のZeppに初めて行ったわけですが、小さいというのが第一印象。キャパ的に1,500人入らないくらい? 調べてないんでアレですが、Zepp Tokyoが「デカイ!」ってイメージが強かっただけに、仙台はSHIBUYA-AXを更に小さくしたような印象。2階の作りはまんまあんな感じ。フロアは床が絨毯なんでビックリ。あんま絨毯床のライヴハウスってないような(中でタバコとか吸って床に捨てられたら悲惨だね。あとビールこぼしたりとかさ)。それとステージ自体もAXよりもちょっと狭いような気も。それはメロンのステージセットがデカかったから余計にそう感じたのかも。

  多分あのステージセットもBLITZとかで観たらもうちょっと間を取って配置されたんだろうけど、ステージが狭いんで、真ん中に寄せてギュウギュウ詰めといった印象。今回他の公演観てないんで何とも言えないけどさ、実際には。それにしても、スタート直前にプロモーターがステージ上に登場して、注意事項を改めて読み上げたのには笑った。まぁ最近のメロン・コンで問題視されている「ペットボトルやサイリウムを投げる行為」「ライヴ中に水を振りまく行為」「モッシュ・ダイブ行為」「前へ突進していく行為」等の禁止を再度注意したわけだけど‥‥他のハローのライヴではこんなこと(主催者が実際にステージ上から読み上げる)しないもんなぁ。それだけメロンのライヴが「異質」なものなんでしょうねぇ‥‥(けどねぇ、そんな注意の後、客入れSEのレッチリが大音量で鳴り出すのには笑った。逆だよ、逆。煽ってどうするよ!)

  ほぼ定刻通りにスタート。俺は真ん中よりもちょっと前、左寄りにいたんだけど‥‥近い! 笑っちゃうくらいに近すぎ。こんなに近くて、それでいて全然辛くない(そんなに押されないし、踊る程度のスペースがある程度確保できた)ハロプロ関係のライヴ、もしかして初めてかも‥‥いや、客が全然入ってなかったわけじゃなくて(実際1,000人以上は確実に入ってたみたいだし)、東京と比べてそんなに「前へ、前へ」といった印象を受けなかったのね、客から。勿論全員が宮城の方々だとは思わないけど(実際、会場内でお話した人、みんな関東からの遠征組だったし。何回も観てるから、余裕を持って後ろの方で観るって人が多かったし)、こういう平和な感じ、いいんじゃない?

  オープニングは新しいSEで登場。4人が仮面を片手に持って、それで顔を隠しながらダンス。そしてSEが終わると仮面と衣装を剥ぎ(SEが中近東風だったので、それっぽい衣装でした)、中からはあの金箔衣装が‥‥というわけで、1曲目は"チャンス of LOVE"‥‥こんなにオープニングに不向きな曲、ないんじゃない? 悪いけど、この時点で俺、全然ノれなくてまったりしてました。大谷雅恵の髪型&色が変わり(新曲のジャケ写と同じ)、柴田あゆみの髪が更に明るくなり、斎藤の金髪がストレートになってたり、村田が相変わらず麗しかったり‥‥と、視覚面で十分堪能させていただきました。あ、毎回書くけど、この日の柴田は終始安定してましたよ、歌。ツアーを重ねることで強くなったのか、自信がついたのか‥‥実際、各メンバーの佇まいからはそういった自信みたいなもの、十分感じられましたしね。売れるってことは、こんな風に人間を強くしていくんだなぁ‥‥と感心したりして。

  最初のMCで今日でツアーが終了だということ、そして村田がメロン結成以来4年越しの夢だった念願の地元でのライヴが実現したこと等を熱く語ってました。もうね、今日は始まるまえから「めぐみコール」が凄かった。地元民全員が村田ファンじゃないだろうけど、やっぱりねぇ、うん。俺も今日ばかりは村田を応援してたもん(とかいいながら、目だけは柴田を追っていたのはこの際なかったことに)。

  その後の流れは‥‥セットリストをご覧になれば判る通り、ちょっと地味目な流れ。このツアーにピッタリなゴーゴーサーフ・ナンバー"夏"や初ライヴ以来の復活となった"ふわふわふー"なんかもあったものの、ちょっとアッパー系が少なかったり、また構成的にも疑問が残ったりで‥‥早い話がマンネリですね。正直なところ、"ANNIVERSARY"まではあんまり踊らなかったかも。あと、いよいよメロンまでもが「全曲フルコーラス・ライヴ」じゃなくなるなんて‥‥明らかに"ふわふわふー"と"愛メラメラ 恋ユラユラ"はショートサイズでした。ま、カップリング曲だしホントに地味な曲だし、そういう配慮も必要だったのかな、と。だったらこの2曲を並べなきゃいいのにね、なんて思うんですが‥‥やっぱり次のツアーはセカンドアルバムが出るまでやめようよ、ねっ?

  お約束の、2組に分かれてのMCは‥‥まぁ柴田・斎藤組はもうお判りのように‥‥斎藤のセクシーネタでお茶を濁すわけですが、完全に学芸会的ノリですな。良くも悪くも。ところが‥‥村田・大谷組が‥‥本格的なマジックをやるわけですよ、一切のしゃべりナシで。最初は簡単なマジックなんですが、最後には大がかりなもの(密封した箱に村田を閉じこめ、その上に大谷が乗って幕で隠すと、乗ってる人が村田に変わり、箱の中には大谷が、というお約束的マジック)まで披露して大喝采。いや、これは正直凄いと思った。きっとちゃんとした人に習って練習したんだろうけど、こういうのをもっとやればいいのにね、他のハローのメンバーも。

  その後は"赤いフリージア"で場の空気を変え、後はひたすらアッパーな煽り系で踊り倒す。前回同様の写真劇的ミニドラマの後、お約束の"さぁ!恋人になろう"でヒートアップしまくり、名曲"告白記念日"、アッパーなスカチューン"遠慮はなしよ!"でどんどん熱くなっていく中、究極の"This is 運命"で昇天。ああ、やっぱこの曲ではペットやサイリウムが飛び交ったりモッシュや水まきが普通に行われてました。仕方ないか‥‥水まくのはいいんだけど、ステージに向かって水まくなよ! 柴田とか斎藤、明らかに嫌そうな顔してたぞ? 曲の最後の方ではメンバーみんなヤケクソ気味な歌い方になってたのには、正直笑った。歌じゃねぇよ、ありゃあ。いや、そういう方がメロンっぽくていいんだけど。

  ひとしきりヒートアップしまくった後、ちょっとクールダウン気味に"夏の夜はデインジャー!"で本編終了。これは良かったなぁ。この曲に関しては去年の12月、今年3月、そして今回と、毎回いいパフォーマンスを観せて・聴かせてくれるんだよね。凄くいい気分で本編を終わることができました。

  そしてアンコールを求める声が‥‥全部「めぐみコール」なのな。ちょっとした卒業ライヴみたいだよ、ありゃ。多分前日の新潟でも「(斎藤)ひとみコール」が凄かったんだろうな、と想像に難しくないわけですが‥‥本当にハンパじゃなくデカいコールが延々続くんですよ。さすがにアンコールに登場した村田、泣いちゃったもん。やっと夢が実現したって、支えてくれたファンやスタッフ、家族や友達、そしてメンバーの3人に感謝の言葉を述べて、また泣くのよ。となりにいた斎藤に抱きついて。そしたら村田のマイクが斎藤の唇に当たって、切って血が出ちゃってさ、斎藤‥‥そんなハプニングもありつつ、しっとりと"香水"を聴かせるわけですが‥‥多分、今まで聴いた中で一番良い"香水"だったように思います。以前、この曲は「アンコール1曲目とかだろ!?」って書いたと記憶してるんですが、やっぱりピッタリでしたね、うん。

  そして再びMCでお客への感謝の言葉を述べて、本当のラスト曲"ENDLESS YOUTH"へ‥‥この曲は今後もずっと歌って欲しいし、ずっとラストに歌って欲しいな。歌終盤では村田が常に泣きっぱなしで、斎藤も顔をクシャクシャにして、曲が終わると今度は大谷まで泣き出す。そしてそれを観た俺もまた泣くわけですよ、毎度の如く‥‥そして笑顔の柴田。唯一の笑顔に正直救われた(いや、俺が気づかなかっただけど、ホントは泣いてたのかもしれないけど)。

  最初に書いたように、確かに内容的にはマンネリ気味でした。特に前半の流れは正直疑問が残ったし‥‥けど後半の怒濤の流れ、そして最初から想定された「ハプニング」によってそれらが相殺されたような気が‥‥メロンが心底好きだから正直判断に困るところですが、やっぱり次のライヴツアーは新曲が4~5曲増えてからの方がいいと思う。そうすると嫌でもカットされるカップリング曲、アルバム曲、そしてシングルタイトル曲がいよいよ登場するわけですよ‥‥そうなった時に初めて「メロン記念日というユニットの真価」が問われるんじゃないか?と今は思います。

  ‥‥ま、そうはいっても、ライヴがあれば絶対に行っちゃうわけですが、時と場所を選ばずね!


[SETLIST]
00. OPENING
01. チャンス of LOVE
--MC--
02. 甘いあなたの味
03. 夏
--MC--
04. 電話待っています
05. ふわふわふー
06. 愛メラメラ 恋ユラユラ
07. ANNIVERSARY
--MC(斎藤&柴田/村田&大谷)--
08. 赤いフリージア
09. Wa!かっちょEなッ!
10. ガールズパワー・恋するパワー
11. 恋愛レストラン
--VTR(ドラマ・さぁ!恋人になろう)--
12. さぁ!恋人になろう
13. 告白記念日
14. 遠慮はなしよ!
15. This is 運命
--MC--
16. 夏の夜はデインジャー!
--アンコール--
--MC--
17. 香水
--MC--
18. ENDLESS YOUTH



▼メロン記念日『1st Anniversary』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2003 08 23 09:49 午後 [2003年のライブ, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク

2003/05/07

メロン記念日『チャンス of LOVE』(2003)

  我らがメロン記念日通算9枚目のシングルは、これまでとはちょっと毛色の違ったタイプの楽曲で勝負。昨年からの勢いをそのままいい形で表現した前作「赤いフリージア」から一転して、アダルトな歌謡R&B"チャンス of LOVE"をタイトルトラックに、そして如何にもメロン記念日らしい元気でカッコカワイイGS風デジタルロックンロール"夏"という「挑戦」と「王道」が1枚に詰まったシングルになりました。

  タイトルチューン"チャンス of LOVE"はご存じ、鈴木Daichi秀行がアレンジ。サックスが印象的で、ちょっとWHAM!の "Careless Whisper"(西城秀樹が "抱きしめてジルバ" としてカバーした、あの名曲)を彷彿させる雰囲気を持った、ちょっと大人っぽい切ないナンバーに仕上がってます。これ、恐らく名曲「香水」の延長線上にあるタイプなんだろうけど、決定的な違いはやはりバックトラックとメロディ。「香水」がもっと「極力音数を減らし、隙間を大切にしたアレンジ」だったのに対し、今回の"チャンス of LOVE"って音の隙間は効果的に何度も登場しながらも、他のパートでの音数が多いんだよね。良く言えば豪華、悪く言えば詰め込みすぎっていう。悪いとは思わないんだけど、もっとシンプルでも良かったんじゃないかなぁという気もしないでもない。ただ、これは単調なメロディを補うために必要な手段だったのかもね。ハッキリ言ってこの曲のメロディ、手抜きと言われても仕方ない単調さなんですよね。覚えやすい/歌いやすいというメリットはあるものの、やはりこれまでのメロンの楽曲と比べてもちょっと‥‥と言わざるを得ない出来だよなぁ、と。けど、全体的な雰囲気は好きですよ。こういう路線を敢えて今やろうとした事に対しては、ちゃんと評価したいなと思うし。

  そういえば特にここ最近のつんく♂作品にはこういった「モロに悪しき'80年代歌謡」を彷彿させる楽曲が多くないですか? モーニング娘。「AS FOR ONE DAY」のストレートな歌謡曲路線といいソニン「東京ミッドナイトロンリネス」の大映テレビのドラマ主題歌的アッパーチューンといい。今回のメロンの楽曲もそういった'80年代歌謡路線だし、今や死後となった「カフェバー」を何となく思い浮かべてしまうノリというか‥‥元々つんく♂の書くメロディにはそういったノリがあったのでそれ自体は否定しませんが‥‥ここまで開き直られるともう‥‥頭が下がります。

  あ、この曲ってつんく♂の「アーイェー」ってのが皆無なのね。冒頭のセリフのみで、その後は一切登場しないんですよ。どうせなら頭のセリフもなきゃ尚良かったのに‥‥ってのは蛇足でしょうか? その辺は何となく彼のこの曲に対する「拘り」を感じちゃうんですけどね。

  そしてカップリング曲"夏"は、SHO-1という方がアレンジを担当。ハロプロ関係では過去リミックスワークが中心でした。これまでのロック路線の流れを組む1曲なんですが、これがもうね、我々がイメージする「メロン記念日」像をまんま表現した楽曲となってるんですよ(と、個人的には感じています)。ハイエナジーで、ちょっと似非セクシーで、それでいて男っぽさもあって、尚かつ可愛らしさもある。歌も4人が均等に歌い分けてる感じで好感触(ちなみに"チャンス of LOVE"が過去数作同様、柴田メインなのは言うまでもなく)。GS風にアレンジされたチープな打ち込みサウンドも妙に彼女達に合ってるし、何よりもこの曲、メロディがいいんですよね。"チャンス of LOVE"とは雲泥の差というか‥‥何でこっちをA面にしなかったの!?と初めて本気で思いましたね。過去数作のシングルの時も同じように感じる瞬間が何度かありましたが、それでもやはりタイトルナンバーは「如何にもA面曲」という豪華さがあったし、カップリング曲にはやはり「タイトルトラックにはなり得ない、足りない何か」を感じちゃったりしたんですよね。ところが今回に関しては2曲共、そこまでの差が感じられない。レベル的に低いんじゃ‥‥なんて穿った見方も出来ますが、ここ数作安定路線が続いたこともあり、聴き手側からすると「そろそろ意外性が欲しいよなぁ」って感じてる頃なんじゃないですかね。そりゃ"チャンス of LOVE"の意外性も強烈ですが、個人的にはここらでひとつ「バカっぽくてカッコカワイイ」メロン記念日を見事に表現した"夏"みたいな曲をシングルのタイトルチューンに選んでも良かったんじゃないかなぁ‥‥今回ばかりは本気でそう思いましたね。

  柴田メインがいけないとは言いませんよ。グループの顔として一番ルックスが良くてカワイイ柴田がトップを取るのは「アイドルグループ」としては当然の流れでしょう。けど、それ以前にメロン記念日って「4人組グループ」なんじゃないですか? アイドルとして売りたいのは当然でしょうけど、何もカワイイだけがアイドルじゃないでしょ? モーニング娘。だってカワイイだけじゃないでしょ、それは事務所が一番判ってるんじゃないかな? 歌い手としての実力をちゃんと持ったメンバーもいれば、天然で面白いメンバーもいる。そういった「4人バラバラの個性」をそろそろ本格的に活かした方がいいんじゃないでしょうか? 一昨年末に急遽設定された「ナチュラル・メルヘン・セクシー・ボーイッシュ」みたいなのも、今となっては無駄なような気がするんですよね‥‥折角ヒット曲も出てこれから更に飛躍‥‥って時なんだからさ、もっと頑張ろうよ、アップフロントエージェンシーさんとかよぉ!

  ‥‥ハァハァハァ。ちょっと興奮しちまったよ俺。ってまぁ、勿論悪いことばかりじゃないですよ。結局これって、それだけ彼女達に対する世間の注目度が高まってるから、もっとプロ意識を持った仕事をしろってことですから。きっとちょっと前までの俺だったら、そしてちょっと前までのメロン記念日だったら、この程度でも大満足だったんでしょうね。けどね、今やこの程度で収まるちんけな存在じゃないんだよ、メロン記念日は! モーニング娘。や松浦亜弥を蹴散らかすくらいの勢いがあるんだから、それに見合ったものを与えましょうよって話ですよ。そういう意味で、前作までが80~85点だとすると、これは70~75点かな(タイトルトラックに関しての話)。

  でもね‥‥「夏の夜はデインジャー!」の時もイマイチ気に入ってないみたいな書き方をしながらも、結局その後ライヴ等で体験するうちにドンドン好きになっていったわけで、今回の"チャンス of LOVE"に関しても、同じようになる可能性は十分に秘めてるんですよね‥‥って8月末まで待ちきれないよ俺。

  とにかく‥‥今回も無事トップ10入り出来ることを祈ってます。

  負けるな、メロン記念日!



▼メロン記念日『チャンス of LOVE』
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投稿: 2003 05 07 12:00 午前 [2003年の作品, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク

2003/03/20

メロン記念日ライブツアー2003春~1st Anniversary~@千葉・市原市市民会館(2003年3月19日)

  2002年はメロン記念日にとって、それまでの努力が結果として表れ始めた1年でした。シングルヒット、初の単独ライヴツアー。そして今年、「赤いフリージア」は初のトップ10入りを記録し、とうとうファーストアルバム「1st Anniversary」までリリース(祝・初登場11位!)、そして2度目のツアーまで決定するという快挙。もう誰にも「ハロコンでの休憩時間」だなんて言わせないし、ある意味モーニング娘。をも脅かす勢いすら感じさせる存在に成長してきたわけですよ。

  というわけで、そんな勢いのあるメロンのライヴに行ってきました。場所は千葉県市原市。都内からも微妙に遠いし、同じ千葉県なのにうちから行こうとすると、やはり微妙に遠いという場所。そんな街・市原市の市民会館(キャパ約1,500人)へ足を運びました。前回はオールスタンディングのライヴハウスでの体験、そして今回は小規模ながらもホールでのライヴです。ちょっとだけ落ち着いて観察できることを期待しつつ、ライヴに挑みました。

  オープニングは"メロン記念日のテーマ"。前回同様、オープニングS.E.として使用してました。そして曲が終わると、ステージ後方の高台からメロンの4人が現れ、大ヒットナンバー"赤いフリージア"を歌い出すという始まり方。今回はステージセットもアルバム同様、南国風でちゃんとお金をかけてもらってるみたいです。1コーラス目は狭い高台の上で、いつもより小さい振りで踊り、2コーラス目になってようやく下に降りてきました。PAの関係なのか、ちょっと柴田のマイク音量が小さく感じましたが‥‥前回も最初の方はそんな感じでしたよね。つうことは、単に柴田の声量がないってだけか‥‥ちゃんと大谷や斎藤が歌うとしっかり歌詞が聞き取れたからねぇ‥‥頑張れ、柴田!

  歌い終わると軽い挨拶をして、そのまま"ガールズパワー・恋するパワー"へ。メロンらしい、元気なパフォーマンスを堪能した後、アルバムからの新曲"眠らない夜"へ。3曲目にいきなりこの曲持ってくるか‥‥かなりしっとりした雰囲気で、しかも4人がほぼ均等に歌うパートがあって、それぞれの持ち味を堪能することができる、非常に興味深い曲でした。やっぱり大谷と斎藤は上手いよ。その上手さを改めて認識することができました。今日は終始、大谷のパフォーマンスの素晴らしさに目を奪われてましたね俺。ホント良かったよ、今日の大谷は。

  ここでメンバーそれぞれ自己紹介をして、そのままデビュー曲"甘いあなたの味"へ。大谷のセリフはCDよりも感情が込められていて、そして4人のボーカルパフォーマンスも3年前には考えられなかったような成長を見せて/聴かせてくれます。って前回も書きましたね。いやはや、本当にそうなんだってば。5月にはこのツアーのDVDが出るそうなんで、今回観れなかった人は是非そこで確認してくださいね。更にメロンが好きになること間違いなしですから。
  そのままロックな流れで"恋愛レストラン"へ。うん、やっぱライヴではこういう曲が映えるね。アルバムにはこういう色の曲は殆どなかったけど、今後もシングルのカップリングにはこういったロック色の強い曲をガンガン入れてって、「裏メロン」あるいは「悪メロン」サイドとして我々に提供し続けて欲しいもんです。そしてヒット曲"夏の夜はデインジャー!"でこの日最初のピークを迎えるのでした。最初シングルで聴いた時は‥‥正直、前2作(運命と連打)のインパクトが強かっただけに、弱いかなぁと感じていたんですが、こうやってライヴで聴くとそういうポイントを全然感じさせない、っつうかむしろ最初に聴いた時よりも更に良くなってますよね。これって曲云々よりも、彼女達のパフォーマンスが更に向上してるってことなんでしょうか‥‥きっとそうでしょうね、うん。

  ここで前半戦終了ってことで、2チームに別れてMC‥‥というか、ショートコントを。まっ、ネタばらしは止めときましょうね。きっとDVDにも入るだろうから、そこで改めてその寒さを体験してください(笑)。ま、カワイけりゃあ何やっても許されるけどね!

  最後のオチをそのまま次の曲のタイトルに繋げるという荒技から、そのまま"電話待っています"へ。結局さ、この曲ってライヴで聴くとメチャクチャかっけーわけですよ。迷曲とか散々書いてきたけど、要するに大好きってことです。うん、かっけー。そしてマイクスタンドが用意され、しっとり気味R&B"愛メラメラ 恋ユラユラ"でクールダウン。そこから一気に加速する"さぁ!恋人になろう"で第二のピークへ。うん、この位置にこれを持ってくるってのも、ある種正解かも。さすがに今回はホールなのでダイブする客はいなかったけど、今にも誰かがやりだしそうな雰囲気だけは十分ありましたね。そのくらい、尋常じゃないノリでしたよ。

  ミキティのソロコン同様、天上からスクリーンが降りてきて、VTR上映が始まりました。写真劇とでもいいましょうか‥‥要するに絵の動かないドラマで、そのまま次の曲への繋ぎに使ってるわけですね(何が何やらさっぱり判らないと思いますが、まだツアーも終わってないことですし、ネタばらしはしないことにします。こういうのは文で書くよりも、実際に観てもらうのが一番だと思うんで、おまえらDVD買ってください)。

  衣装替えの終わったメンバーがスクリーンの後ろに待機し、そのまま"告白記念日"へ。が、ここでハプニング。前回同様、またまた斎藤さんの衣装が‥‥ワンピースっぽい服の、肩の結んでるところがほどけて、下に着てた次の衣装が丸見えになってしまったという‥‥しかも腰のところまでワンピース、落ちてきてるのな(苦笑)。それに気を取られたのか、大谷は歌詞が飛んじゃうし‥‥ちょっとグダグダ気味。けど、昔の彼女達だったらきっと必至になってくるんだろうけど、今の彼女達からは余裕が感じられ、それすら笑い飛ばしてるのね(いや、笑ってる場合でもないんだが)。メンバー4人、目が合って笑ってるの、すっげー笑顔で。あの瞬間、ああ、やっぱりメロンはこのままもっと大きくなるな、大丈夫だな、と確信しました。まだまだ行くよ、こいつらは!
  エンディング近くで無事衣装が元に戻り、続いてアルバムから"ANNIVERSARY"へ。アルバム向きの曲かな?と思ってたけど、いやはや、これはライヴで表現して初めて完成する曲ですよ。つまり‥‥あのパフォーマンスが加わることで、更に曲の深みが増すという。4人の個性を生かした歌&バラバラの振り。うん、更に好きになったね、この曲。まったりムードで平和な空気が流れる中、いよいよ暴れモードへ‥‥強力スカナンバー"遠慮はなしよ!"はやっぱりライヴで暴れる為の1曲でした。これ、やっぱりライヴハウスだったら‥‥ちょっと怖いかも。しかもそのまま簡単なMCを挟んで、ロックモードで"Wa!かっちょEなッ!"へ。ちょっとPRINCEっぽい黒さを持ったファンキーなロックンロールなだけに、踊れるし暴れられる。更に一緒に歌えるもんだから、ホントに気持ちいい。何かだんだんライヴレポートっぽくなくなったきたけど、こんなの冷静に語れるかよ!(苦笑)
  そしていよいよエンディングに近づき、第三のピークとなる"This is 運命"へ‥‥カオスだね、カオス! もう名曲とかキラーチューンとか、そんな次元じゃないよこれは。大谷のパフォーマンスや、モニターに足をかけて歌う姿が一瞬、ヒムロックと重なったのね‥‥ああそうか、運命はメロンにおける "IMAGE DOWN" か "NO NEW YORK" なのかも‥‥そして今のメロンは、「BOφWY」から「JUST A HERO」へと移っていく間のBOφWYと何となく重なる‥‥っていうのは言い過ぎですか? とにかく、それくらい大谷がカッコよすぎ。あ、柴っちの「女の子ジャンプ」(梨華っちがよくやる、ジャンプする時に膝下を軽くハの字にするアクション)が絶妙にカワイかった。つうか今日の柴田、メチャクチャ輝いてた。っつうかカワイすぎ。

  ここで本編を終わりにしてもよかったんだろうけど、やはり最後はこの曲‥‥"香水"で一旦閉めるようです。ラップパートまで、柴田以外には殆ど照明が当たることがない、そんな曲をメロン記念日のソロライヴのエンディングに持ってくるのはどうか?と一瞬自問自答してみたけど‥‥陽が当たらないからこその直向きさ、一生懸命さが痛いほど伝わってきて、そうか、これこそがメロン記念日なんだよ、歌ってない他の3人(村田、斎藤、大谷)こそがこの曲の中で真の意味での主役なんだよ‥‥モーニング娘。の妹分としてデビューしたものの、松浦に追い越され、藤本に追い越され、姐さん分のモーニング娘。には自分達より遙かに年下の中学生が加入する始末。けど、彼女達は耐えに耐え、最終的にこの成功を手にしたわけですよ‥‥この3人のパフォーマンスこそが、メロン記念日を体現してるんですね。気づくのが遅すぎたよ、俺‥‥

  そんなメロンのパフォーマンスに心奪われているうちに、"香水"はしっとりと終了。メンバーは一旦ステージを後に。観客のメロンコールが暫く続き、当然のようにアンコールに戻ってくる4人。MCの後、やはり今回もアンコール1曲目は"スキップ!"から。4人が完全にユニゾンで歌うだけなんだけど、それ故の力強さをひしひしと感じました。つうか、やっぱりメロンはカッコイイしカワイイし無敵だった。判ってたことだけど、やっぱり無敵だったよ。つうか無敵すぎ、素敵すぎ。

  MCで、4年目のメロンは更に大暴れする、大きくなると宣言。またツアーやるよ!とも。そんな彼女達が一番最後の曲に選んだのが、アルバムでもラストを飾る名曲"ENDLESS YOUTH"。やっぱりこの曲で終わるのが正しいよ。モーニング娘。が "でっかい宇宙に愛がある" や "I WISH" を外に向けて歌うのに対し、この曲はどっちかっていうと内に向けて歌っているような感じ。彼女達が自分達の為に歌っている私的な曲を、同時に我々も共有するといった感じでしょうか? けど、全然「閉じた」感じではなくて‥‥より身近な存在なんですよね、やっぱりメロン記念日は。そこが「既にスーパーグループ」であるモーニング娘。と、「どんどんビッグになっていく、その階段を昇る途中」のメロン記念日との違いなんです。だから、今はこれでいいんだと思います。つうかさ‥‥楽しかったし、感動を分けて貰ったし、泣けたし、それで十分じゃない?

  約100分、全17曲。今回はカバー曲なし、更にオミットされた曲まであったわけですから、内容的にはかなり良かったと思います。勿論、前回も素晴らしかったですが、今回の方がより純度の高いメロン記念日といったところでしょうか? 今後、もっと新曲をリリースしていけば更に歌わなくなるようなB面曲、あるいはA面曲すらカットされるようになるんでしょうけど‥‥早くも夏ツアーが決まったようですね! スゲエな、マジで。5月にはこのツアーの模様を収めたDVDと、早くもリリースされる新曲が‥‥これらを引っ提げて、更に引き締まったメロン記念日を我々に見せつけるんでしょうね。いやぁ‥‥こうなったら、行けるとこまで行ってしまえ、メロン記念日!!

  今後はZepp Tokyo公演と大阪公演があります。しかも共にクラブギグですよ‥‥Zeppでの模様がDVDに収録されることになってるんですが‥‥行く方々、俺の分まで盛り上げてきてくれ! アホ程盛り上げてきてくれ!!

  1~2月に「メロン&ピーズ強化期間」って盛り上げてたけど、今の俺にとっては対照的ながらも、共に最強の存在ですわ。


[SETLIST]
00. メロン記念日のテーマ(OP S.E.)
01. 赤いフリージア
--MC--
02. ガールズパワー・恋するパワー
03. 眠らない夜
--MC--
04. 甘いあなたの味
05. 恋愛レストラン
06. 夏の夜はデインジャー!
--MC(斎藤&柴田/村田&大谷)--
07. 電話待っています
08. 愛メラメラ 恋ユラユラ
09. さぁ!恋人になろう
--VTR(ドラマ・告白記念日)--
10. 告白記念日
11. ANNIVERSARY
12. 遠慮はなしよ!
--MC--
13. Wa!かっちょEなッ!
14. This is 運命
15. 香水
--アンコール--
16. スキップ!
17. ENDLESS YOUTH



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投稿: 2003 03 20 09:46 午後 [2003年のライブ, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク

2003/03/11

メロン記念日『電話待っています』(2001)

  2000年2月に「甘いあなたの味」でデビューし、同年6月にセカンドシングル「告白記念日」を発表したメロン記念日。その後、サードシングルである今作「電話待っています」まで約9ヶ月(2001年3月リリース)もの空白の期間ができてしまうのですが、何も彼女達は干されていたわけではありません(当たり前だ、何も悪いことしてないんだから)。その間もキャンペーンや夏と正月のハロコン、モーニング娘。のツアーに同行したりと、リリースといった派手な活動もなく、地味ながらも地道な活動をしていたのでした。

  そうした中、ようやく発表されたこのシングルなんですが‥‥これがまたしても「??」なシングルでして‥‥タイトルチューンの"電話待っています"はつんく作詞作曲は勿論なんですが、アレンジが‥‥船山基紀という方でして、この人、'70~'80年代のアイドル歌謡・ニューミュージック・演歌歌謡等を手掛けてきた、所謂大御所な方なんですね。何でそんな人にアレンジを依頼したのかも謎なんですが、出来上がってきた楽曲は更に謎めいていて‥‥イントロのオーケストレーションを聴いてみんな、絶対に素で引くはず。だって「火曜サスペンス劇場」かと聴き間違いそうなイントロなんだもん。一体何が始まるんだ!?と我々を不安にさせておいて、次に柴田のボーカルが入ってきて更に不安に(苦笑)。ちょっとロックテイストが入った、昔ながらの歌謡曲といったイメージで、曲間に入るストリングス(バイオリン等)の音色が古めかしさを演出しています(悪い方向に)。いや、歌メロとかは良いと思うし、柴田をメインに据えたボーカル構成も現在への布石を垣間見ることができて面白いんですけどね。が、このアレンジだけは‥‥でも俺の中ではこの曲、好きな部類の上位に入るんですよね。ま、クセがかなり強い分、免疫のない人が聴いたら先のように引くと思いますけどね。

  タイトルチューンに呼応するかのようなタイトルのカップリング曲"もう待てませ~ん!"は馴染みの高橋諭一がアレンジ。如何にも彼らしい‥‥とは言いがたい、ちょっと怪しい雰囲気を持った歌謡曲チックなマイナーチューン。悪い曲だとは思わないけど、恐らくメロンのカップリング曲の中でも最も印象が薄い曲じゃないでしょうか‥‥少なくとも俺にとってはそうなんですけどね。2002年12月のファーストツアーでは歌われていましたが、今(2003年3月)行われている全国ツアーではこの曲、外されてますからね。ま、「電話待っています」と言ってた女の子の、もう一方の気持ちとして「もう待てませ~ん!」というのがある、と。そういうコンセプトなんでしょうかね?

  全体的なイメージとして、どうも「レトロ」という印象が付きまといますね。しかも、いい意味ではなくて。同じ事務所の大先輩である、WINK辺りを彷彿させるアレンジの楽曲群。つんく♂や事務所は当時、本気でメロンを売り出す気があったのでしょうか!? 実際に数字となって結果が出たわけですからね(チャート最高位53位、セールスは7万枚が欠ける程度。明らかにセールス落としてますからね)。

  2001年春というと、ハロプロ的には "ミニモニ。ジャンケンぴょん!"(ミニモニ。)や "恋をしちゃいました!"(タンポポ)、"BABY!恋にKNOCK OUT!"(プッチモニ)といった、ハロプロ全体的にも革新的且つ普遍的な楽曲が続々と誕生していた時期なんですが、何でこうもメロン記念日に関してはコンセプトがぼやけたままだったのでしょうか‥‥デビューから1年、彼女達が現在のような確たる地位を築くには更に半年以上の歳月を要するのでした。



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投稿: 2003 03 11 07:29 午後 [2001年の作品, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク

メロン記念日『1st Anniversary』(2003)

  デビューから3年1ヶ月。やっとですよ、やっとメロン記念日のファーストアルバムが発売ですよ! もうね、どれだけこの日を待ち望んだことか(ってヲタ歴1年少々ですが何か?)。この際、内容がベスト盤的だろうがロック色が弱かろうが、そんなちっぽけな事なんて問題じゃないんだよ!? えっ、判るかそこ? アルバムすらリリース出来ないグループだっているんだよ。アルバムどころか、シングルすら何年もリリース出来てないユニットだっているんだから、これって恵まれてるんだよな? なっ、そうは思わないかい??

  そりゃね、あややとかミキティとかごっちんのついでに作ったようなものなんだろうけど、完成度の高いシングル曲が8曲も入ってるんだもん、悪いはずがない。ただ、問題はアルバム用の新曲の出来と、既発曲と新曲とでどうバランスを取るか、どういう風にアルバムを構成するか、そいういった点なんだよね‥‥正直、つんく♂でさえ、メロンがアルバムを出せるまでに成長するとは(そしてここまで続くとは)思ってもみなかっただろうからねぇ‥‥

  というわけで、歴史的リリースとなったメロン記念日のファーストアルバム、全曲解説をやってみたいと思います!


M-1. メロン記念日のテーマ(OP)
  昨年12月のファーストライヴにてオープニングSEとして使われていたのがこれ。そうか、メロンキャンディじゃなくて、ちゃんと「メロン記念日」って歌ってたんだね。全然そういう風に聞こえなかったよ(爆音と客の声とにかき消されてたもんな)。リゾート地か海辺で、たまたま点けたラジオから流れ出した音楽‥‥といった設定なのか、とにかく何かが始まるというワクワク感を高めるに十分なオープニング。

M-2. 赤いフリージア
  '03年1月リリースの通算8枚目となるシングルナンバーにして、現時点での最大のヒット曲(初登場10位!)。詳しいレビューはこちらのシングルレビューを参照のこと。この曲からスタートっての、ある意味正解。今のメロン記念日を象徴する1曲なだけに、そしてSEから間断なくスタートするんで、かなりいい感じのオープニング。

M-3. 香水
  '02年10月リリースの通算7枚目となるシングルナンバー。詳しいレビューはこちらのシングルレビューを参照のこと。2曲目に持ってきますか!? 個人的にはアルバム後半の山場的ポジションに‥‥と思っていただけに、ちょっと意外。けど、こうやってブレイク前後のキラーチューン2連発を頭に持ってこられると、やっぱり彼女達に対する印象がガラッと変わるよね。けど、「運命」辺りのファンはこの頭2連発で引くんだろうなぁ‥‥

M-4. ANNIVERSARY
  アルバム用の新曲その1。アレンジには鈴木俊介を迎えての、大らかなノリを持ったポップチューン。生ブラスが気持ちいい、如何にもな「今のメロン記念日」らしさが前面に出た1曲。ライヴで聴いたら気持ち良さそうだな、というのが第一印象。柴田がメインぽいんだけど、結構他のメンバーともパートを分け合ってる、かな? ユニット名となる「記念日」をテーマとした楽曲なだけに、大切な1曲となるのかな。Bメロに絡んでくるエレクトリック・シタールの音色がいい感じ。単純に好きです。

M-5. This is 運命
  '01年10月リリースの通算4枚目となるシングルナンバー。詳しいレビューはこちらのシングルレビューを参照のこと。ポップで可愛らしく、それでいて切ない空気をぶち破るかの如く、唐突にスタートする「ジャジャジャン、ジャジャジャン、ジャジャジャジャーン♪」のコーラス。いやーやっぱり名曲。もっとこういう曲が欲しいと思ってる人は多いんだろうけど、俺はアルバム全体の中でこれくらいの分量が、今の彼女達にとって一番いいのかなぁ、と思ってる人なので。ポジション的には4曲目っての、正解だね。

M-6. 告白記念日
  '00年6月リリースの通算2枚目となるシングルナンバー。詳しいレビューはこちらのシングルレビューを参照のこと。この曲のシングルって、ちょっとマスタリングのレベル(音量・音圧)が他の曲と比べて低かったんだよね。ところがこのアルバムではちゃんとアルバム用にリマスタリングされているようで、急に音圧が下がったりもしないし、むしろシングルで聴いた時よりもバックトラックが更に前に出てるように感じられます。あと、ベース音もちょっと強めに補正されてるかな。とにかく、アルバムとしてのここまでの流れ、意外といい感じかも。既発曲だけでも、工夫次第で結構やれるもんなんだね? それに比べて、ごっち(ry

M-7. 眠らない夜
  アルバム用の新曲その2。アレンジャーはAKIRA。メロンとAKIRAって組み合わせは勿論初めてなんだけど、そもそもメロンにR&B的な要素って合うのかなぁ?という疑問が聴く前からあったんだけど、これがねぇ、いけるんですよ。ま、過去にも彼女達は「夏の夜はデインジャー!」のカップリング"愛メラメラ 恋ユラユラ"でそれらしい事にはチャレンジしてたし、ある意味「香水」だってR&B色を含んでいるわけでして。そういった観点からすると、今回の曲ってそれら2曲よりもR&B色が薄いんですよ‥‥もっとロック寄り。AKIRAってミュージシャンの懐の深さ/広さを改めて確認できる1曲。コーラスアレンジとかはさすがですね。メロン記念日の新境地と言っても差し支えないと思いますよ。うん、いい曲。

M-8. さぁ!恋人になろう
  '02年2月リリースの通算5枚目となるシングル曲。詳しいレビューはこちらのシングルレビューを参照のこと。アナログでいうところのB面がここからスタートするといった感じかな。"眠らない夜"でちょっとゆったり聴かせる感じでA面が終わって、キラーチューンであるこの曲から再スタートという、なかなかの流れ。もうこの曲に関しては何も言うことはないでしょう‥‥名曲だしね(いや、ここまでの曲、全部そうなんですが)。

M-9. 電話待っています
  '01年3月リリースの通算3枚目となるシングル曲。詳しいレビューはこちらのシングルレビューを参照のこと。おお、そうか、「連打」の次に持ってきたか、この曲を。正直俺も、この曲だけは「‥‥どこに持ってくるんだろう?」と心配してたんですが、まぁギリギリですね。A面はどちらかというと正統派的なイメージのメロンで持っていき、B面は従来の支離滅裂なメロンを表現する、といったところなんでしょうか(ま、そんな意図はないんだろうけど、結果としてそうなっちゃってるというね)。

M-10. 夏の夜はデインジャー!
  '02年6月リリースの通算6枚目となるシングル曲。詳しいレビューはこちらのシングルレビューを参照のこと。再び正統派路線の1曲をここに交えるという構成。もうホント、正気かこのグループ!?とマジで心配してしまいそうな流れ(というか、音楽性)。正直、ベスト盤でもこんなに乱暴な選曲組まないような。で、勿論曲は良いんで問題ないですけどね。昨年辺りからの上り調子のメロンが垣間見れる1曲。

M-11. 甘いあなたの味
  '00年2月リリースのデビュー曲。詳しいレビューはこちらのシングルレビューを参照のこと。シングルレビューやライヴレポートにも書いたように、個人的には「今のメロン記念日」で歌だけでも再録音して欲しかったんですが、音源そのままですか‥‥いやぁ何ですかこのパフォーマンスの落差は?「デインジャー」の迫力と比べると別モノですよね? けど「成長過程の確認」という意味では、この並びはアリなのかな、と。続く"ENDLESS YOUTH"との対比も非常に感慨深いものがありますしね。

M-12. ENDLESS YOUTH
  アルバム用の新曲その3。アレンジは高橋諭一。オリエンタルな雰囲気のイントロを持った、過去の彼女達とこれからの彼女達を繋ぐ、感動的な1曲。決意表明とも取れるような歌詞といい、全員均等に歌ってる構成といい、これぞメロン記念日!と呼べる名曲ではないでしょうか? 歌詞の内容的に、何となくシャ乱Qの「上・京・物・語」を思い浮かべたんだけど、正にそのメロン記念日版と呼んでも差し支えないでしょうね。この曲がメロンの4人にとって、例えばモーニング娘。における「ふるさと」や「I WISH」みたいな1曲になってくれることを願います。どうやらライヴもクライマックスで歌われるらしいこの曲、アルバムのエンディングに持ってこい‥‥というか、ホントにB面の流れは混沌としてるなぁ。このカラフルさこそがメロン記念日なり!

M-13. メロン記念日のテーマ(ED)
  オープニング曲の完全バージョン。ショーのフィナーレを演出する、そして終わりが始まりへと続いていく構成が完璧。また頭っから聴きたくなるもんなぁ‥‥


◎総評
  正直言って、ここまでまとまるとは思ってもみませんでした。既発曲が8曲、新曲が3曲のみと聞いた時点で、「う~ん‥‥」というネガな気持ちも多少あったし、多くのファン同様、それら新曲には「運命」や「連打」のようなロックチューンを少なからず期待してたのも事実。けど、実際に発表された新曲は、アルバムを構成する上で、既発曲8曲に足りないものを埋めるかのような、それぞれ存在感十分ないい曲ばかり。正直、アルバム通して聴いても全然ガッカリしませんでしたよ、俺は。そうか、そうきたか‥‥とニヤニヤしたりしてね。特に"眠らない夜"と"ENDLESS YOUTH"はメロンが歌うには素晴らし過ぎるくらいにいい曲だと思うし、多分アルバムじゃなかったら挑戦できなかった路線ではないかと思うんですね。そういった点では、ホントにこのアルバムがちゃんとリリースされてよかったなぁ、と。

  "ENDLESS YOUTH"の歌詞にもあるように、多分「今のメロン記念日」にとっては既にこのアルバム自体が過去のモノなのであって、単なる記念碑なんじゃないかな、という気さえします。やっと他のハロプロ・ユニットと肩を並べた、さぁここからが本番スタートだ!くらいの心構えなんじゃないか、と。そういう意味では、早くも5月にリリースされる9枚目のシングルにて真価が問われるんではないでしょうか。

  最後に‥‥もう一回だけ言わせてください‥‥


ありがとうメロン記念日!



▼メロン記念日『1st Anniversary』
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投稿: 2003 03 11 07:21 午後 [2003年の作品, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク

2003/03/10

メロン記念日『告白記念日』(2000)

  デビューシングル「甘いあなたの味」から約4ヶ月後にリリースされた、メロン記念日2枚目のシングル。タイトル曲"告白記念日"は既に2000年5月のモーニング娘。武道館公演にて披露されていたんですよね(同公演のDVDで確認できます)。本体モーニング娘。がダンス☆マン路線を突っ走る中、メロン記念日はよりアイドル的な、それでいて更にB級チックな道を進み始めていたのでした‥‥それがいいことなのか、悪いことなのかは別として。

  タイトル曲"告白記念日"は勿論つんく作詞作曲で、アレンジは河野伸。彼らしいブラスの音が耳に残る、ちょっとファンキーで、それでいて可愛らしいポップチューン。バックで鳴ってるパーカッションの音も心地いいし、ちゃんとコーラスを取ってる点にも好感が持てます。しかし、前作とは大きく異なる点がひとつあります。それはこの曲でのセンターポジション的存在が大谷や斎藤ではなく、柴田だという点です。前シングルで柴田の実力について少し書きましたが、確かにここで聴ける彼女の歌は前シングルよりは聴けるようになってるんですが、それでもまだまだといった印象。ま、前のがかなり酷かったので、ここで進歩したような錯覚に陥りますが、アイドルとしては並のレベル、あるいはそれ以下ってことになるのかなぁ‥‥何となくプロデューサー的にも、そして事務所的にも、このグループをどういう方向性で、そしてどういった形で売り出していきたいのか、まだ試行錯誤してるような印象を受けます。モーニング娘。が "モーニングコーヒー" から "サマーナイトタウン" へと大きな変化/進歩を遂げたのと比べると、まだ確信めいたものは感じられませんね。ただ、楽曲はホントにいい曲なんで、埋もれてしまうには勿体ない気がします。

  カップリング曲"ふわふわふー"は、これまたお馴染み鈴木俊介による、ちょっとエッチっぽいフレンチ歌謡。全員鼻歌っぽい、かなり肩の力が抜けた雰囲気モノの歌い方で、この曲を演出しています。河野伸/鈴木俊介といった実力者をアレンジャーに迎え、しかも両楽曲共しっかりとした作品として完成されている点から、とにかくこの頃は個性やイメージ云々の前に「楽曲で勝負」って気持ちが強かったのかもしれませんね。そういえば同時期につんく♂、タンポポで "乙女 パスタに感動" という、彼自身にとっても、そしてハロプロにとってもターニングポイントといえる楽曲が発表されているんですよね。何となく、楽曲至上主義、そしていろんな実験を試してみたいという冒険心、このふたつが当時のつんく♂の中で大きかったんじゃないでしょうか?

  それにしてもなぁ‥‥ジャケット見てもらえば判る通り、この格好で歌ってたわけですよ。猫耳ですよ!? 一部の属性の方々にしかアピールしないんじゃないかという(いや、そういう人達ですら引きそうな気が‥‥)。ま、売り方がちょっと(いやかなり)ずれてるのは、当時に限ったことじゃないですけどね。

  チャート的には42位、8万枚強を売り上げるというまずまずの結果を打ち出したわけですが、その後メロン記念日が次作をリリースするまでには、約9ヶ月もの月日を要することになるのでした。



▼メロン記念日『告白記念日』
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投稿: 2003 03 10 07:26 午後 [2000年の作品, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク

メロン記念日『甘いあなたの味』(2000)

  1999年初夏にモーニング娘。の妹分としてオーディションに合格した村田めぐみ・斎藤瞳・大谷雅恵・柴田あゆみの4人。その年夏のハロー!プロジェクト・コンサートにて初の顔見せ後、レッスンの日々を経て、2000年正月のハロコンより「メロン記念日」としてステージに立ち、同年2月19日にデビューシングルであるこの「甘いあなたの味」をリリース‥‥という、デビューまでそれなりに苦労してきた彼女達なんだけど、正直その後の3年間の方がよっぽど凄い苦労だったような気がしないでもないですね。正直な話、この俺でさえ初めてハロモニで彼女達を観た時(確か「バレリーナ戦隊メロン」とかいうシュールな寸劇をやってたような‥‥)「ああ、モー娘。のヒットで稼いだ金で、こんな売れそうもないアイドルまでデビューさせちゃったよ」くらいに思ってましたからね。それが、どこでどう道を間違えたのか‥‥

  というわけで、記念すべきメロン記念日のデビューシングル「甘いあなたの味」。一応当時はタイアップも付いたんですよね、この曲。何かシャ乱Qのはたけが音楽担当をしてたアニメのエンディング曲がこの"甘いあなたの味"だったそうな(同番組の主題歌をシャ乱Qが、そして以前にはタンポポが同エンディング曲を担当したことのある、所謂UFA枠だったわけですね)。で、そんな"甘いあなたの味"はつんく作詞作曲、棚橋UNA信仁という人がアレンジ。この頃(1999年後半~2000年前半)はハロー!プロジェクト内でもモーニング娘。が "LOVEマシーン" や "恋のダンスサイト" というダンス☆マン路線で大ブレイク、派生ユニットのプッチモニも "ちょこっとLOVE" というスカテイストのポップソングでミリオンを達成した時期。そんな中でのデビューなのですが、楽曲の路線的にはもっと前時代的なサウンド。ミディアムテンポの、ロック色が強いダンスチューンといった感じ、かな。ディストーションの利いたギターサウンドやちょっと強めのビートにその後の片鱗を感じさせなくもないですが、あくまでここでは「B級臭さ」が強いので、まぁ別物ですよね。但し、2003年の今、こうやって聴いても全然悪いと思わないし、むしろいい曲だなぁと思うわけで。決して俺がメロンヲタだからというわけでもないですが、明らかに今のつんく♂ワークスとは一線を画する流れですよね。

  しかしながら、まだこの当時のメロンには、この楽曲を歌いこなすだけの技量・表現力が乏しかったこともあり、更にB級色が色濃くなってしまってるんですよね。メインのセリフがかなり感情のこもった感じで女性らしい大谷や斎藤が基本的にはリードを取っている点も今とは違う点かな。即戦力となるのがこのふたりだったというのが、今となっては‥‥いや、村田も頑張ってるんだけど、とにかく柴田が‥‥素人以下というか‥‥大谷や斎藤と比べれば、明らかに2ランクくらい落ちるんですよね、実力が(だからこそ、アルバムではボーカルパートを再録音して欲しかったんですが‥‥)。実力の大谷・斎藤、ルックスの村田・斎藤という公式は既にこの時点で出来上がっていたんですね。何かこの区分け、CHEAP TRICKみたいだな。そうか、メロン記念日は「アイドル界のCHEAP TRICK」だったのか!!!

  一方、カップリングの"スキップ!"はお馴染み高橋諭一による、軽快なアイドルポップといった印象。タイトル通り、聴いてるとホントにスキップしたくなるようなリズムとポップなメロディを持ったいい曲で、全員ユニゾンで歌ってる点も今となっては珍しいかも。ライヴで聴いたらホントにいいんですよね、メロン記念日というユニットの一体感をまんま表したかのようなスタイルで。こういうタイプの曲を、改めて今やってみてもいいんじゃないかな?なんて、これを書いてる今ふと思ってしまいました。

  デビュー曲ってこともあり、露出もそれ程多くなかったこともあり、この曲は初登場60位、8千枚弱の売上げという結果に。これをまずまずの結果と取るか、大失敗と取るか‥‥



▼メロン記念日『甘いあなたの味』
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投稿: 2003 03 10 07:24 午後 [2000年の作品, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク

2003/01/28

メロン記念日『赤いフリージア』(2003)

  過去最大のヒット曲となった"香水"から早3ヶ月で届いた、メロン記念日にとって通算8枚目のシングルがこの"赤いフリージア"。作詞・作曲及びプロデュースは、ここ数作と同じように全てつんく♂の手によるもので、アレンジにはタイトル曲は湯浅公一、カップリング曲"遠慮はなしよ!"は前作同様、鈴木俊介が当たっています。

  ‥‥と、いきなりデータ面を先に書いておいて‥‥

  つうかさ、唐突だけどさ。普通にいい曲。もうね、これで全部済んでしまう程いい曲貰ったなぁと。"夏の夜はデインジャー!"からの流れである「普遍的な楽曲」というテーマの、ある意味完成型と呼べるんじゃないでしょうか? 

  多分、多くのメロンヲタは「何で"運命"とか"連打"みたいなのをやらせないんだよ!」とお怒りかもしれませんが‥‥ここでちょっと面白い仮説を立ててみようではないですか‥‥

  実はこの"赤いフリージア"という曲、本来は藤本美貴の為に作られた楽曲だったのではないでしょうか?

  というのも先日、恒例の正月ハロコン@横浜アリーナに行って来たのですが、そこでもこの"赤いフリージア"は既に歌われていました。と同時に、ミキティの方もこの横浜公演から2月リリースの新曲 "ブギートレイン'03" を歌い出したんですね。で、両者の楽曲を生で聴き比べて思ったんですよ‥‥嗚呼、これって多分入れ替わったな?、と。両者のシングルタイトルは共に昨年12月頭には発表されている(あるいは流出している)んですが、これ以前はこれらの楽曲‥‥"赤いフリージア"を藤本美貴の5枚目のシングルとして、そして "ブギートレイン'03" をメロン記念日の8枚目のシングルとして制作していた。が、ある出来事を切っ掛けとしてそれらを入れ替えて発表することに変更された。その「出来事」とは、もはやご存じの通り、ミキティのモーニング娘。入り。それだけではなく、個人的には"香水"という曲が思っていた以上にブレイクしなかった点、ミキティのソロコンサートが2月に決まり、ライヴ向けの弾ける曲が欲しかった、等々‥‥ま、考えてみれば思い当たる点はいろいろ見つかると思うんですよ(あくまで妄想ですが)。

  で、メロン側の視点で物事を考えると、やはり"香水"がトップ10入りしなかったのが大きかったのかなぁ、と。ここで再び「"運命"とか"連打"」の路線に逆戻りしたら、結局「キワモノアイドル」「モー娘。の下っ端」扱いで終わってしまうんじゃ‥‥と危惧したのかどうかは知りませんが、とにかくつんく♂としても事務所としても「もっと本気でメロン記念日を売り出そう」と考えたからこその差し替えだった、と。当然、そんなの全部妄想なわけですが、意外とそう思えてくるんですよね、今回のシングル収録の2曲を聴いていると。

  "赤いフリージア"は先にも書いた通り、普遍的なポップソングを目指して作られたであろう楽曲で、タイプとしては'80年代の松田聖子や岡田由希子辺りが歌っても何ら違和感のない、「古くさいアイドルソング」と一筋縄では切り捨てられない名曲。例えば世が世だったなら、「資生堂(orカネボウ)春のキャンペーンソング」としてタイアップが付いたかもしれない、そんな流れを汲む曲、と例えれば何となく理解してもらえるでしょうか? 多分20代後半以上の人が聴いたら思わずニヤリとしてしまうような、そんな春っぽくて聴いててウキウキしてくるようなポップソング。もうね、これをメロンが受け取った時点で、勝ちは手にしたようなもんですよ。これがヒットしないで何を売れっていうのよ、レコード会社!

  同時に、カップリング曲"遠慮はなしよ!"もリーダートラックに負けず劣らずの名曲。如何にもメロンらしい元気溌剌のアッパーチューン。タイプとしては完全なスカ。生ブラスを導入して、ベースには何とあのスティング宮本が参加。ドラムもてっきり生だと思ってたら、鈴木俊介氏の打ち込みだったのね‥‥そんなことを感じさせない位、完成度の高いバックトラック。最近のハロプロではスカ系の曲が幾つかあるけど(娘。「ここにいるぜぇ!」や、未だ未発売のプッチモニ新曲「WOW WOW WOW」)、あれらがスカというよりスカコアだったのにくらべ、メロンの方はテンポ的にももっとゆったり気味で、例えばスカパラ辺りが演奏してても何ら違和感のないメロやフレーズを持った楽曲なわけです。そこに柴田・斎藤・大谷・村田の4人によるワイルドではっちゃけたボーカルが乗るわけだから、もうね、完璧(多分大谷による「とりゃっ!」って掛け声がメチャクチャ男前でかっけー!!)。嗚呼、またライヴでヲタがモッシュやダイブをしたくなるようなロックチューンの誕生ですよ奥さん!

  もし今回のメロン記念日のシングル、タイトルチューンが "ブギートレイン'03" だったら‥‥間違いなくこれもメロンらしい、元気なハイパーチューンとして、ミキティが歌うそれとは全く違う楽曲になっていたでしょう。逆にミキティがこの"赤いフリージア"を歌っていたら‥‥それも間違いなくドンズバでハマってたでしょうね。だって今のハロプロで"赤いフリージア"みたいな正統派ポップソングを歌えるのって、ミキティぐらいでしょうから。あややにも歌えるだろうけど、ちょっと違うかも。

  だからね、そういう意味で考えると‥‥今のメロンのポテンシャルを考えれば、何でも出来ちゃうわけですよ。今この瞬間に "ブギートレイン'03" みたいな曲を歌うことも可能でしょう。しかし、常に毎回違ったタイプの楽曲に挑戦してきたメロン記念日は、今回も違った試練を与えられ、そしてそれを彼女達なりにクリアしているのです。試練が大きければ大きいほど、彼女達はどんどん大きく成長していく。そしてそれは今回も例外ではなく、またまたセンターポジションを務める柴田にしろ、そして前回以上にパートの増えた他の3人にしろ、既に"香水"よりも成長しているわけですよ。ある種、これまでの「普遍的な楽曲」シリーズってのは、「"運命"とか"連打"」路線のメロンにとって「大リーグボール養成ギブス」のような存在なんです。そしてそのストッパーを外し、ボブ・サップ級の野獣として暴れまくるのが、ライヴの場だという‥‥ねっ?

  ミキティにとっても "ブギートレイン'03" を与えられたことが大成功だったように、メロンに"赤いフリージア"を与えたことが必ず今後の彼女達にとって吉と出るはずです。そしてその結果はもうじき、形として表れるはずです‥‥もう「トップ10入り」は願望でも何でもありません。間違いなくこの曲は来週のオリコン・トップ10入りしてます!(多分8位くらいでしょうね)長かったね‥‥おめでとう、柴っち、斎藤さん、マサオ、村田さん‥‥


メロン記念日サイコー!



▼メロン記念日『赤いフリージア』
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投稿: 2003 01 28 09:15 午後 [2003年の作品, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク

2002/12/10

メロン記念日ファーストコンサート~これが記念日~@赤坂BLITZ(2002年12月9日)

  "This is 運命"という名曲と出逢いメロン記念日というユニットに興味を持ちだして丸1年、"さぁ!恋人になろう"という超名曲と出逢いメロン記念日にゾッコンになってまだ10ヶ月。古株のヲタやファンからすればひよっこの俺だけど、そんな俺ですら涙しながら終始観たライヴだったんだから、きっとデビュー時から追ってる人なんて‥‥ホント、そんな感慨深いライヴだったんだ。

  ファーストライヴ当日となった12月9日、東京では初雪。「初」尽くめで演技がいい‥‥んでしょうか? とにかく会場までたどり着くので精一杯な感じ。指先の感覚がなくなる程の寒さの中、この日を今か今かと待ち望んだ猛者共2,000人がここ赤坂に集結。決戦の日なのか、それとも単なる祭りなのか‥‥

  正直、当日は朝から気が気じゃなかったよ。全然メロンの曲を聴ける気分じゃなくて‥‥何か、本当にその日がやってきて、そして終わってしまうのが寂しいというか‥‥ずっとこの日を心から待ち望んでいたはずなのにね。ファン心理ってのは厄介なもんだな。


  さてさて‥‥ここからは冷静にライヴの感想を。

  定時を10分程過ぎた頃、会場が暗転し、SEが流れ始める。「メロンキャンディー♪」みたいなオリジナル?のSEが終わると、あの印象的なハモンドの音色がフェイドインしてくる‥‥もう俺、この時点で涙目。俺の中でライヴ1曲目としてふたつの候補曲があった。ひとつが"Wa!かっちょEなッ!"。「我々はメロン記念日です」というアナウンスから始まる、正攻法なロックチューン。そしてもうひとつが‥‥当日の1曲目だった"香水"。こうやってバラードナンバーから始まるライヴって正直カッコイイと思うのね。例えばBON JOVIがゴスペルチックな"With A Little Help From My Friends"(BEATLESのカバー)からステージを始めるパターンが過去何度もあったし、尾崎豊のライヴが "卒業" からスタートするなんてのもあった‥‥だからメロンも‥‥ってわけじゃないけど、もし本当にそうなったら最高だな、と思ってただけ。けど、ホントに最高だった。もうこの時点で俺、フロア真ん中辺りの柵に寄りかかって静かに涙流してたし。一緒に唄うこともなく、リズムを取ることもなく、ただ静かに涙。なんで俺泣いてるんだろう‥‥。

  柴田の声量がないせいもあってか、前半の歌は聴き取りにくいもので、次第にPA調節していった感じ。コーラスやラップは完全にカラオケ。そういう意味では俺の中で10月のあややコンで観た"香水"はまだ一度も超えてないんだよね。

  しっとりとしたオープニングを飾った後、あのフィードバック音が聞こえてくる‥‥そして機械的な「我々はメロン記念日です」‥‥2曲目は"Wa!かっちょEなッ!"って‥‥反則、絶対反則だって! もうね、あり得ない。頭2曲でこれやっちゃうなんてあり得ない。俺の中の自我が崩れ去り、完全に頭真っ白。何も出来ずにただステージ上にいる4人を観てるだけ‥‥のはずだけど、とにかく前方のヲタ共、飛ぶわ一緒に同じフリして踊るわサイリウム振るわで全然見えやしねぇ。とにかく最初の数曲は殆どメンバー4人の首より下は見えなかったです。この曲ではやっぱりロケンローしてるメロンがサイコーにカッコイイ(ってこの表現、何か最低だな、我ながら)

  MCに入り、軽く自己紹介。そのまま"恋愛レストラン"へ。イントロのガットギターによるストロークパートが倍くらいに延ばされ、その間に衣装替え。全身黒のレザースーツっぽい衣装にそれぞれ色違いのファーを首からかけて、ロッカー気取り。これが曲とイメージとがマッチしてていいんだわ。けど、続く"ふわふわふー"をこの衣装で唄うってのはどうよ? あのいかがわしいイメージのある曲に、こんなタフなイメージの衣装‥‥いや、カッコイイから許す。つうか当日、そんな事考える余裕なんて全くなかったけど。続いてあの強烈なイントロが‥‥「火曜サスペンス劇場」チックなイントロを持った"電話待っています"がぁ‥‥そうそう、PVではこんな衣装で唄ってたもんね。この曲頃になってようやく俺、全身でリズム取って一緒に唄い始める。PPPHは今日は一切入れない。それは他の濃いヲタに任せた。俺は俺なりの愛情でメロンを愛す。それでいいじゃないか!? とにかくね、この曲での4人、サイコーにかっけーのさ。さっきからカッコイイだのかっけーだのしか言ってないけど、ホントにそうなんだもん。つうかこの俺にメロンを語らせてる時点でd(ry

  再びMC。もう一度メンバー紹介と小芝居。この辺はやっぱりハロプロ的で台本あってのものなんだろうけど‥‥個人的には気にしないことにした。考えてみればKISSのステージなんて毎晩毎晩、全く同じ曲順で全く同じところで、一言一句違わないMCで客を沸かすわけだし。そう思えばハロプロのMCだって‥‥満足‥‥でき‥‥るか!?

  "ガールズパワー・恋するパワー"で再び会場をヒートアップさせる。敬礼するポーズが最初と最後に入るんだけど、4人が並んでやるとさ‥‥やっぱカッコイ‥‥結局それかよ。いや、もういいや。カッコイイんだってば!! そのままクールな"もう 待てませ~ん!"を経て、お待ちかねのデビュー曲"甘いあなたの味"。俺は今日この日一番聴きたかったのがこの曲だったのね。何故かというと‥‥特に柴っちの歌、CDだと拙すぎて聴くに堪えないでしょ? ここ2作での成長を考えると、やっぱりこの曲は今改めて唄い直して欲しいかなぁと思うのよ。もしアルバムを作るんだったら‥‥絶対に今の状態で再録音して欲しいと思ってる程。で、その思いは的中で、本当に切なくてカッコイイ"甘いあなたの味"になってました。セリフのパートもいいし、大谷&斎藤の歌も更に良くなってたし。あ~早すぎたデビュー曲だったよなこれ。

  ここで前半戦終了ってことで、柴田&斎藤が引っ込んで村田&大谷でMC、というか小芝居。「良い子・悪い子・普通の子」チックなネタを。あるシチュエーションを設定して、それに対し「普通のメロン記念日は~」と村田が答えていくという、ねっ。個人的には村田の口から「それがロックンロール!」という力強い言葉が聞けたのが収穫か。ま、メロンは寒くても全然いいの。そこがいいんだから。これを娘。がやったらキツイかもしんないけど、あややがやったら力でねじ伏せて無理矢理笑わせるんだろうけど、メロンはこれでよし! 俺が許す!!

  ふたりの小芝居が終わった後、ここからは各メンバーのソロコーナーに‥‥って、やっぱりシングル7枚計14曲じゃ保たないもんね。これはちょっと収穫かも。まず柴田が「7人祭」の"サマーれげぇ!レインボー"を。基本的にはここだけ全員ワンコーラスのみ(勿論メロンの曲は全部フルコーラス)。当然PPPHはハロコンでお馴染みのものを、全部「あゆみー!」に変えただけ。いや~やっぱ柴っち、華あるわ。唯一アイドルしてるもんな。この感じでいくと、恐らく各メンバーが携わったシャッフルユニットの曲を唄うことになるんだろうけど‥‥へっ、次はもう斎藤さんの出番ですか‥‥も、もしかして‥‥あの「羞恥プレイ」をたったひとりでやらせる気じゃ‥‥って、まさしくその「ハッピー♡7」の"幸せビーム!好き好きビーム!"をあの衣装着て、ひとりで唄い踊るわけですよ‥‥あ、そういえばこの曲って常にリップシンク(口パク)だから、こうやって生でちゃんと唄ってるのを聴くのは初めてだ。そういう意味では新鮮(しかもハンドマイクで唄ってるし)。とにかく斎藤さん、右へ左へ走り回って客を煽りまくり。照れ隠しか?

  ひとしきりはしゃいだ後、このふたりでMC、というか小芝居を(ってクドイね)。まぁ早い話が「ダジャレ合戦」ですよ。柴田がメロン内でのダジャレ王を自称してるので、斎藤さんが私も負けないと。同じネタでダジャレを言い合うんだけど、柴田が直球だとすると、斎藤は変化球。「セクシーダジャレ」ッスよ。ヤベェ、俺悶絶死寸前。既に違った意味での涙が‥‥

  小芝居が一通り終わり、ソロコーナー後半戦は、大谷による「セクシー8」の"幸せですか?"から。衣装はこの日用のもので、やっぱりこういうクールな曲は大谷にピッタリ。元々歌唱力のある人なんだし、しかもボーイッシュでクールなイメージの人だから、尚更こういう選曲で正解。正直 "ダンシング!夏祭り" じゃなくて‥‥って‥‥村田さん‥‥常に「負け組」だし‥‥ま、まさか "幸せきょうりゅう音頭" を‥‥と思ったら、その「幸せシャッフル」のC/W曲"よくある親子のセレナーデ"をソロでしっとりと唄い上げたのでした。よかったよかった。最も女性らしいドレスを着て、階段に腰掛けて唄う姿‥‥嗚呼、俺今日から村田さんに乗り換えようかしら?と思わせた程。

  ソロコーナーが終わると、聴き覚えのある印象的なギターのフレーズが。衣装替えを終えたメンバーが揃い、"告白記念日"がスタート。この辺からさすがに俺も唄い踊り大忙し。PVや武道館DVDでの中途半端さが嘘のよう‥‥ってそうか、ヅラも猫耳も付けてないからか! そうだよな、普通に唄えば滅茶苦茶ポップで馴染みやすい曲なのにね。誰だよ、あんな秋葉原系コスプレさせたのは!?

  曲が終わると、スタッフが何故かマイクスタンドを4本用意。この日唯一、スタンドマイクで唄う"愛メラメラ 恋ユラユラ"。ダンスも印象的だけど、やっぱりここでは歌かな。とにかく斎藤&大谷の歌声が耳に残り、更に村田さんも思っていた以上に上手いことに気づく。柴田も頑張ってる。4人それぞれが得意なところはどんどん突っ走り、苦手な人間をフォローする。何がなんでも4人がかり。それがメロン記念日。

  いよいよエンディングが近づいてきた‥‥あのパーカッションのイントロが‥‥さぁ、祭の始まりです。"さぁ!恋人になろう"‥‥普通なら自分もコールアンドレスポンスに加わって大はしゃぎするんだけど‥‥急に冷静になって周りを見回し始める俺。会場がメロンの為だけに一丸となってる。そしてそれに応えるメロンの4人‥‥あ、また泣けてきた。何だよ今日の俺。涙目のまま斎藤さんに目をやると‥‥あ、何かずっと首を胸を押さえてる‥‥もしかして、衣装が落ちてきそうとか?? その証拠に、背中から衣装下のサポーター(?水着?)がはみ出てるし‥‥結局最後までそれが気になって歌に集中できなかった感じの斎藤さん。惜しい。つうか正直、本人が一番悔しかったろうに。

  唄い終わった後、柴田が簡単なMCを。その時、村田さんが異常に気づき、後ろから直してあげるんだな‥‥俺内での村田株、一気にアップ。モージカルでのかおりんみたいだな、まるで。その光景観て、また涙‥‥いい加減にしろよ、俺。そして完璧な体制になり、本編最後の曲は当然この曲で締めるわけですね‥‥そう、"This is 運命"! 気づけばクラウドサーフする奴まで登場!! そうそう、こういうノリが欲しかったのさ(ジンジャーの件の後で不謹慎かもしれなけど、この日の俺は今までのハロプロにはない、こういう破天荒なノリを終始求めてたのかもしれない)。気づけば俺も一緒になって踊り唄い叫ぶ。ああ、最後の最後でスイッチが入っちゃったよ。途中で銀テープが天上に向かって発射されて、更に盛り上がる(さすがにこの規模じゃパイロや花火は無理だしな)。そして曲の最後に4人が横一列に整列して「愛してますか?」‥‥はいはい、愛してます。愛してますってば!!

  アンコールを求める声が暫く続く。ふと2階席に目をやると、RHYMESTERの宇多丸氏を見つける。スキンヘッドにサングラスなので目立つし。で、そのまま横に目をやると‥‥ニット帽を被った色白で綺麗な女の子と、同じく帽子を被った金髪の女の子と、その横にサングラスをかけ白のダウンジャケットを着て髪を染めた男性の姿が‥‥誰とは言いません。やはり来ていました。入場前に「○や○のマネージャーがいたんだけど、今日観に来てるんじゃねぇの?」というヲタの声が耳に入っていたので、まさかとは思ったのですが‥‥

  アンコールに応えて戻ってきたメロンの4人。ひとりひとり、来年の目標を言うんだけど、やっぱり俺も彼女達の気持ちと同じく「また単独ライヴが観たいし、早くファーストアルバムが聴きたい」です。間違いなくアルバムは来年前半に出るでしょう。じゃなきゃ、早くも3月に全国ツアー、決まらないって。そして新たな決意を胸に、4人ユニゾンで唄う"スキップ!"で会場を和ませる。デビュー時の拙い歌もいいけど、今の頼もしい4人が唄うこの可愛らしい歌も悪くない。いや、つうかサイコーですよやっぱ。

  ホントのホントに最後の曲となったのは、意外かもしれないけど"夏の夜はデインジャー!。ここでふと、自分が書いたPV集レビューを思い出した‥‥「ギミックのない、普遍的な楽曲と自然体で勝負」。そう、この日のライヴは"香水"に始まり"夏の夜はデインジャー!"に終わった‥‥今後彼女達が向かっていくべき道が何となくだけど、ほんの少しだけ垣間見れた気がしたよ。けど‥‥また元気で破天荒なメロンも観たいな。いい意味で「節操なし/何でもあり」なのがメロン記念日の長所であって、最高の魅力なんだから。

  エンディングパートを長めに編集し、右へ左へと走り回り客に挨拶をする4人。最後は中央に集まり、あの4人が笑顔で見つめ合う形で終わる‥‥ああ、またあの笑顔観たら泣けてきたよマジで。

  結局、最後の方は放心状態&涙でちゃんとステージを観れてなかったような気もするんだけど、まぁそれが俺にとっての「これが記念日」だったと。そういうことでしょう。

  ‥‥なんかライヴレポっていうよりも、俺の感情の揺れ動きを詳細に綴っただけって気もしないでもないけど、それだけ感情的になれるライヴ、そしてそれだけ感情移入できる対象(アーティスト)がいるってのは、俺って幸せだなぁと素直に思う。多分、今こういう風に思えるアーティストって間違いなくマニックスとワイハー以外には、娘。とメロンだけだもん。そんなアーティストの初の単独ライヴに立ち会えた、同じ空間を共有できたってのは最高に幸せなことだと思うわ。正直、良かったとか悪かったとか、そういった評価は今の俺にはどうでもいい。あの日の俺には、あの場にいることに意味があったのだから。

  で、結局12月9日というのは何だったのか?という話に戻るんですが‥‥そう、「決戦の日」でもなく「祭りの日」でもなく、単なる通過点でしかなかったわけです。ここで何かが終わるわけでもなく、またここから始まるわけでもなく。だってメロンの伝説は既に始まっていて、もうずっと彼女達は走り続けているわけなんだから。彼女達の伝説にゴールはない。着々とチャート順位を上げていくのも、こうやって単独ライヴをできるようになったのも、単なる通過点のひとつ。その場その場での小さな目標はあっても、最終的なゴールはない、常に自分達自身と世界との対決。「US vs The World」、それこそがメロン記念日なんだから。


[SETLIST]
01. 香水
02. Wa!かっちょEなッ!
--MC--
03. 恋愛レストラン
04. ふわふわふー
05. 電話待っています
--MC--
06. ガールズパワー・恋するパワー
07. もう 待てませ~ん!
08. 甘いあなたの味
--MC(メロン記念日を大解剖:村田、大谷)--
09. サマーれげぇ!レインボー(柴田ソロ)
10. 幸せビーム!好き好きビーム!(斎藤ソロ)
--MC(メロンのダジャレ王はどっち?:斎藤、柴田)--
11. 幸せですか?(大谷ソロ)
12. よくある親子のセレナーデ(村田ソロ)
13. 告白記念日
14. 愛メラメラ 恋ユラユラ
15. さぁ!恋人になろう
16. This is 運命
--アンコール--
17. スキップ!
18. 夏の夜はデインジャー!



▼メロン記念日『香水』
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投稿: 2002 12 10 09:42 午後 [2002年のライブ, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク

2002/12/02

メロン記念日『メロン記念日シングルMクリップス①』(2002)

  メロン記念日初の映像作品集ですよ奥さんっ! これまで、モーニング娘。のライヴDVDやハロコンDVDなんかには彼女達のライヴ映像が入っていたりしましたが、PVがリリースされるのは初めてのこと。快挙といえるでしょう。これもひとえに今年に入ってからの快進撃のお陰です‥‥しかも、CSに加入していない俺にとっては、"This is 運命"以前のPVというのはホント「幻の作品」なわけですよ。ネット上でその絵を見かけたりするのですが、噂では凄いことになってるっていうし‥‥うわ~っ、すっげー観たいんですけど。で、そこにこのPV集。やったー!!!

  さて、これまでメロンは7枚のシングルをリリースしていて、その度にPVを制作してきました。今回は各曲のPVの出来や構成なんかと絡めて、これまで彼女達が歩んできた「ミラクルの歴史」を検証してみようではないか!と思ってます。

  まず、彼女達のここまでの道程を幾つか段階別に分けてみたいと思います。


①モーニング娘。の模倣からカルトクイーンへ
②各個性を生かした攻撃的姿勢へ
③ギミックのない、普遍的な楽曲と自然体で勝負


大まかに分けて、こんな感じじゃないでしょうか?(あくまで個人的な観点で段階分けしてます)では、各段階別にコメントしていきましょう。


①モーニング娘。の模倣からカルトクイーンへ

  当然ながら彼女達は「モーニング娘。の妹分オーディション」で選ばれた4人なわけです。そんな彼女達ですから、当然事務所的には「第二のモー娘。」的売り出し方をしようとするのは当然なわけです。2000年2月、丁度娘。が「LOVEマシーン」や「恋のダンスサイト」、プッチモニが「ちょこっとLOVE」でミリオンを達成した後、満を持してメロン記念日はデビューするわけです。そのデビュー曲が「甘いあなたの味」‥‥正直この時点では、つんく♂及び事務所はメロンをどういう方向で売り出していくかが見えていなかったようです。楽曲自体がロック調、世間がつんく♂に当時求めていた方向とずれているわけです。そんなチグハグさはPVにも如実に現れています‥‥つうか低予算PVだな、これ。まず素材(4人)があか抜けてない。まだ芸能人になり切れてないわけですよ。完全に素人。ちょっとその辺の子よりはカワイイけど素人4人衆。で、そんなだから低予算PVの中に入ると、微妙なエロさを発するわけです。なんていうか‥‥観てるこっちが気まずくなるような?感じ。これはある意味「伝説」に残る迷PVですよ。よくこんなものを収録&リリースする気になったよな!(いや、こうやってまとめて世に出てくれてホントは有り難いんですが)

  この年の5月に娘。から市井紗耶香卒業。最後の舞台となった武道館のステージにもメロンは登場しました。しかも翌月リリースのセカンドシングル「告白記念日」を引っ提げて‥‥これがいけなかった。退くって、普通に。金髪のヅラに猫耳ですから。一部のマニアだけですよ、喜ぶのは。で、PVでもそれは再現されてるわけで‥‥けど、武道館ライヴのやつより、PVの方がいいっていうのはどういうこと?? このPVもまた低予算。まぁ最初のよりは金がかかってるような印象を受けるけど、まぁこの程度だとテレ東やフジテレビの明け方にやってるような「歌う天気予報」みたいなのでしか放送されないんだろうな‥‥っていう程度の出来です。けどね‥‥この「狙ってない感じ」?がいいんですよ。限られた予算の中で出来る精一杯のことをやったら、結果としてカルト的なものになってしまったという。このチープな感じがたまらないッスね。デビューから2作連続でこの出来だもん。それを考えると、あややとかミキティって‥‥羨ましい。そうそう、この曲の最後の方に4人がソロで私服っぽい感じでワンショット抜かれるんですが‥‥大谷、柴田、村田という順番でみんなカワイイ仕草や表情を見せるんですよ。ところが、何故か斎藤さんだけ出てこないんです。出てこない変わりに、顔が以上に白いおかめさんが出てくるんです。あれは一体何なんですか!? 僕の斎藤さんはどこにいってしまったn(ry

  ここまでの2作のPVはビデオ撮りなんですよね。で、前作から9ヶ月振りにリリースされたサードシングル「電話待っています」。ここからようやくフィルム撮りになります。そしてPVの出来も幾分レベルアップしてます。何か曲が曲だっていうのもあるんですが‥‥冒頭の赤バックに黒のレザースーツに身を包んだ4人の姿‥‥某「武○士」のCMとイメージがダブるんですが‥‥気のせいでしょうか? ここでのメロンは「クールで儚い」感じを醸し出しています。PVの構成も「とりあえずやれること全部やっとけ」な過去2作と比べると詰め込み過ぎ感がなく、先の赤バックにレザースーツで踊りながら唄うシーンと、イメージショット、各メンバーのアップという感じで構成されています。これは過去の娘。PV‥‥「抱いて HOLD ON ME!」辺りの流れを汲むものでしょうね。しかし時は2001年。娘。がそれをやったのは3年も前の話で、既に「LOVEマシーン」以降、CGを駆使した新たなパターンを築いていたわけです。多少豪華になったものの、この辺のズレ感覚が当時のメロン記念日を物語っていたように思えます。

  モーニング娘。の辿ってきた道をなぞることから始まったメロン記念日。しかし、それがいい方には作用せず、結果として「一部のマニアしか喜ばないようなカルトアイドル」への道を歩みつつあったのでした。4人お揃いの衣装といい、WINK辺りを彷彿させるアイドル歌謡的作品といい、微妙なPVといい‥‥いや、俺はそこが好きだったりするんですけどね、ええ。


②各個性を生かした攻撃的姿勢へ

  そうそう、PVやジャケット写真なんかを見ても判ると思いますが、「電話待っています」辺りから、以前のような素人っぽさが薄れ、かなり今の顔つきに近くなっています。柴田なんて完全にあか抜けましたしね。
  これまでの失敗からスタッフは何を学んだのか‥‥それまでの「純アイドル路線」から離脱し、4人のバラバラな個性を生かす方向に軌道修正します。4人バラバラの衣装、メルヘン村田、ボーイッシュ大谷、セクシー斎藤、ナチュラル柴田というようなキャラ立ちの要求、そして「This is 運命」という画期的な楽曲との出会い。ここで初めてメロン記念日は力強さをアピールすることになったのです。その曲のPVなんですが‥‥ご存じの方も多いと思いますが、「This is 運命」のPVって実はショートバージョンしかないんですよね。テレビサイズと同じ、2コーラス目をカットした短いやつ。PVの出来自体はかなりよろしいのに、短い。事務所的にそこまでお金をかけられなかったのか‥‥非常に勿体ない。この辺の中途半端さが、この曲でもう一歩抜けきることが出来なかった敗因なのかもしれません。

  セールス的にもチャート的にも過去最高を記録した「This is 運命」。既に後からデビューした松浦亜弥にも追い越され、周りからすれば危機感すら感じるような状況だったはずなんですが、当のメロンは周りにも目をくれずに、ひたすら前進するのみ。第二の爆弾「さぁ!恋人になろう」をドロップするわけです。楽曲の素晴らしさは言うまでもなく、PVにも今回はさぞ予算をかけたんだろう‥‥と思いきや、前のPVを更にチープにしたような印象が。勿論今回はフルコーラスなんですが、目に悪そうな黄色バックで、バラバラな衣装を着たメロンの4人が力強くダンスするわけですよ。色使いが非常にサイケっぽく、映像の質感もちょっと滲んだような感じで、意図的にそういう「カルトっぽさ」を作ってる感じがします。偶然から発した初期のカルト感でしたが、ここにきて今一度そういったイメージを作り出そうというような意図を感じます。何かさ‥‥これから本格的に売り出そうっていうアーティストのPVとはおよそ思えないよね、これ。ま、そこがまたメロンらしくていいんだけどね?(要するに何でもいいらしい、俺からすれば)


③ギミックのない、普遍的な楽曲と自然体で勝負

  2曲のロックチューンを引っ提げて、テレビやステージで暴れまくったメロン記念日。確かな手応えを感じたはずです。実際、この頃からライヴで観る彼女達からある種余裕のようなものさえ感じられるようになったのですから。あのガムシャラ一筋だったメロンからですよ!? 煽りも上手くなり、ステージングも大きくて自信を持ったものになってるし。この1年での成長ってのはホントに凄いなと思えます。PVからもそれは伺い知ることができるはずです。

  6枚目のシングルとなった「夏の夜はデインジャー!」から再びつんく♂が単独で作詞作曲するようになります。そして届いた楽曲は、如何にもつんく♂な感じのポップナンバー。派手なロックチューンを期待していたファンをガッカリさせたのは言うまでもありません。しかし、それに続いた7作目「香水」もそうなんですが、ここにきてつんく♂は過去モーニング娘。で試したような手法にシフトチェンジしてるんじゃないか?と思えるようになったんですよ。色モノ的でギミックの多かった楽曲から、純粋に「聴ける曲」「普通にいい曲」を唄わせることによって、キャラを全面に出すこと以上にまず曲が耳に残るような仕掛けを始めたわけです。

  「デインジャー」のPVは初のオールロケ、しかも沖縄で撮影されたものです。このPVの素晴らしいところは、自然光がふんだんに使われている点でしょう。それまでの「サイケな色彩の中の4人」や「薄暗いスタジオの中、必要以上に照明を当てられる4人」といった不自然さ、そういったものがあまり感じられないんですよね。それと8ミリっぽいフィルムで撮られたショットも自然な感じでいいですし、何よりも4人の表情が柔らかい。自然な笑顔がこれまでの作品の中で一番多いんじゃないでしょうか? ダンスや唄うシーンにしても、非常に余裕のようなものが感じられるんですよ。俺、このPVが一番好きかもしれません。観てて飽きないのはこれと「香水」ですね。

  で、一方の「香水」は、スタジオ収録作品の中では一番いいですね。無敵状態の今撮影したからこその表情がここで観れると思います。柴田の切ない表情もいいし、途中挿入される他の3人の車にもたれるソロショットとか、ホントいい表情してるんですよ。歌&ダンスのシーンもバシッと決まっててカッコイイし、何よりも映像が全体的にセピアがかってるのが曲のイメージとマッチしていていい! 「デインジャー」が一番かもと言っておきながら、やはり甲乙付け難い程にいい出来だと思います。余計な演技や演出もなく、純粋に歌を引き立てる映像という感じ。そういう意味では「デインジャー」も「香水」も、ここにきて初めて曲と映像がマッチした好作品だったと思います。


  ‥‥というわけで、解説にもなってないヲタの妄想文になってしまいましたが、これを読んで「‥‥どんなやねん!」とツッコミを入れたくなった人、ちょっと気になりだした人。悪いことは言いません。DVD買いましょうね。

  「甘いあなたの味」PVを観た後に「香水」PVや、このDVDのジャケ写や「香水」ジャケ写を観ると、本当に4人が別人のように見えます。つうか、他のジャケ写と比べても、「香水」とPV集のジャケ写は余裕が感じられる、柔らかい表情をしてるんですよね。これはなかなか出せるもんじゃないと思いますよ。そう、メロン記念日は着実に一段、一段と次の段階にステップアップしてるんですね。

  さてさて、早くも2003年1月末には8枚目のシングルがリリースされるという情報が入ってきています。一体次はどんな曲/PVで我々を驚かしてくれるのか‥‥今から楽しみでなりません。そして次の映像作品は‥‥間違いなく、12月9日の初単独ライヴの模様でしょうね!



▼メロン記念日『メロン記念日シングルMクリップス①』
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投稿: 2002 12 02 12:00 午前 [2002年の作品, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク

2002/10/22

メロン記念日『香水』(2002)

  日記の方には既に何度か書いているけど、もうここで言い切ります。単純にいい曲。それ以上でもそれ以下でもないです。ホント、こんなにいい曲貰っちゃって。勿論、この曲にヒットして欲しいけど、改めてCDで何度も聴いてみて、もうそんな事どうでもいい‥‥ただこの曲がここで鳴ってくれていれば、それだけでいいです。

  この曲がメロン記念日というグループにとって、いろんな意味でターニングポイントになるのは明らか。例えば、これまでのシングルと違って柴田あゆみが完全にリードボーカルを取っている点。他の3人がコーラス/ラップと、完全に脇役に回ってしまった点。バックトラックの完成度、そしてメロディ。いろんな点でこれまでのメロン記念日とは一線を画する1曲となっていて、実際この曲を初めてライヴで聴いた時、正直戸惑ったのを覚えています。曲は聴いての通り、賛美歌のようなハモンドオルガンのイントロから入り、2ステップをリズムに取り入れたり、メロン初のラップが入ったり、かなり大人っぽい歌詞だったりで、聴いて一発で「いい曲だなぁ」と素直に思えたんですよ。けど‥‥それまで「メロン記念日=村田・斉藤・大谷・柴田」という風に「4人がかりでぶつかっていくのがメロン記念日」と認識していた自分は、この「リード/柴田、コーラス/他3人」という図式に違和感というか心苦しさを感じてしまい、複雑な気持ちのまま聴き終えたのを、つい昨日のように思い出します。

  けどね。テレビでのパフォーマンスを何度か見てるうちに‥‥決して柴田ひとりで成り立っているんじゃなくて、村田・斉藤・大谷の3人がいるから柴田が活きるのだ、曲に対するアプローチが変わっただけで、彼女達の一枚岩のような強靱さは何も変わってなかったのです。いや、逆にその4人の絆は更に強くなったようにさえ感じられるのです。

  確かにファンの観点からすれば、彼女達にはもっと"This is 運命"や"さぁ!恋人になろう"のようなパワーチューンを元気イッパイに唄って欲しいです。けど、押し一辺倒ではなく、今年は"夏の夜はデインジャー!"のような曲にも挑戦したし、そしてこの"香水‥‥デビューからの2年は試練の年でした。けど、そこで腐らずに前向きさを手にし、"This is 運命"を起爆剤として這い上がった去年~今年の彼女達。今年1年はメロン記念日にとって「挑戦の年」だったのかもしれません。来るモノは拒まず、それを上手く消化して血や肉と化す。2月リリースの"さぁ!恋人になろう"のジャケット写真と今度のジャケ写、彼女達の顔を見比べてみてください。違うんですよ、表情や雰囲気が。これに気付いた時、俺は「あっ、今のメロン記念日なら何やっても大丈夫だ」と安心できたのです。

  データについて触れておきましょう。タイトル曲とカップリング曲"恋愛レストラン"共につんく♂作詞作曲、アレンジには鈴木俊介氏が当たっています。鈴木俊介というとこれまでバンドサウンドを起用したアレンジが多かったと思うんですが、今回の"香水"は打ち込みメインとなっています。2ステップを取り入れたリズムパターンといい、ハモンドの音色といい、ストリングス系のシンセや生ギターのアルペジオといい、音の「隙間」を大切にした味わい深いアレンジに仕上がってます。音数がそれまでの楽曲と比べ断然少ないので、これまで以上に歌に重点が置かれ、柴田の切ない歌声がより強調され、村田・斉藤・大谷のコーラスもただのバックコーラスに終わらず、柴田のリードに上手く絡んでくるのでとても印象的です。テレビで唄う時は柴田の歌以外はリップシンクですが、ライヴで聴いた時は完全に4人でハーモニーもコーラスも付けていたので、余計印象に残ってます。

  一方カップリングの"恋愛レストラン"は、ちょっとGYPSY KINGS的なガットギターのストロークから始まる、マイナーキーのロックチューン。正直、こっちをA面(タイトルトラック)にしても、メロン記念日的には何ら違和感、ないですよね。ただ、それまでのパーティーロック的なノリではなく、もっとシリアスなファンクロックというか‥‥例えるならキザイア・ジョーンズっぽいんですよね。そこにつんく♂お得意の水っぽさが加わることによって、マニアックにならず親しみやすい触感になってる。"香水"で引きの美学を表現した柴田以外の3人は、ここで思う存分暴れてます。途中で入るシャウトも上出来。完全にロックしてるし、この曲を赤坂ブリッツのステージで唄う4人の姿が容易に想像できる1曲です。何で両A面とかにしなかったんだろう?って思える程の出来。カップリング曲なのに全然手抜きじゃないし、むしろこっちの方がうちを覗いてくれてるロックファンにすぐに受け入れられるんじゃないでしょうか。

  メロン記念日はデビュー曲以来、チャート順位を60位→42位→53位→28位→20位→14位、という具合に着実に伸ばしています。「大きな古時計」や浜崎あゆみ、嵐といった強力な上位陣がいるものの、ここでひとつ大きな「結果」を残してもいいんじゃないでしょうか? 少なくとも"香水"という楽曲はそれらのヒット曲と比べても、何ら引けを取ってないと個人的には思ってます。これまでリリースしてきた楽曲とはペクトルの向きが違っているものの、これま間違いなく「メロン記念日」。俺は断固この曲を支持します。



▼メロン記念日『香水』
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投稿: 2002 10 22 12:00 午前 [2002年の作品, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク

2002/10/10

松浦亜弥 コンサートツアー2002秋“Yeah!めっちゃライブ”@新宿厚生年金会館(2002年10月6日 昼公演)

  春のツアーでさえ30本近くやったというのに、この秋に行われるツアーは9~12月の3ヶ月強、46本もあるその辺のツアーバンド並みの数。これってどうなのよ? ま、全てにおいて小~中規模ホールメインなのがファンにとっては嬉しい限りだけど。

  あややコンはこれで2度目。前回はブリッツのほぼ最前列といえるような距離から観てたわけだけど、強は2階席。ま、こうやって落ち着いた位置で全体を眺めることができるというのは、それなりに嬉しいもんですよ。

  ライヴは前回のオープニング映像や司会のMCもなく、S.E.の後いきなりスタート。「WAO!」という掛け声と共にあやや登場、初っ端は"The 美学"。この曲を最初に聴いた時からライヴのオープニング用の新曲だな?と思っていたので、思わずニヤリ。テレビと違って邪魔なバックダンサー(ごっちん「溢れちゃう...BE IN LOVE」時の使い回し?)がいない分、あややの独壇場。やっぱり存在感ありすぎ。ブリッツの時よりも広いこのステージを完全に自分のモノにしちまってる。王者の風格や余裕が感じられるステージングだけど、目はギラギラ(してるように、俺の位置からは見えた。ま、距離が距離なので見えた気がしただけかもね)。やっぱこの人、ハンパじゃねぇよ。

  そのまま"トロピカ~ル恋して~る"へ‥‥しかし、どうも今日のあやや、声の調子がイマイチ。ハードワークが原因なのか、それともこの無茶なツアースケジュールが原因なのか、完全にあの「声」に以前程の精細さを感じることができない。更に所々で音程を外すことも何度か見受けられた。右へ左へ動き回ることで上手くフォローしていたけど、後半にはとうとう息切れ。明らかに不調だ。しかし、次の"つまんないよ…"でクールダウンして、事なきを得る。

  MCで一旦稲葉貴子とメロン記念日が登場。全員で太陽とシスコムーンの名曲"ガタメキラ"を熱唱。稲葉はハロコンではただのアフロに成り下がっちまったけど、やはり歌わせたら一流だね。オープニングのフェイクとかハンパじゃなかったもん。悪いけどここではメロンも、そしてあややでさえも稲葉には敵わなかったわ。あややも団体の中に入ると上手く「自分を消す」ことが出来る人なのね。シャッフルの時も思ったけど、完全にとけ込んでしまって、あの「ギラギラ感」が完全に消えちゃってるし。ホント、恐ろしい存在だわ。

  その後は名曲"100回のKISS"、"オシャレ!"と続き、ライヴ初披露(かな?)となる"○○-女子校生の主張-"が登場。これが結構いい感じだった。他にもまだライヴで披露されていない初期のカップリング曲とかあるんで、その辺も小出しにしてって欲しいな。

  「徹子の部屋」パロディである「あつ子の部屋」での小芝居を経て、いよいよメロン記念日の登場‥‥フェイドインしてくるハモンドオルガンの音‥‥まずは新曲"香水"。この日初めて聴いたんだけど、純粋にいい曲だと思った。2ステップを取り入れたゴスペル歌謡、といった印象。オルガンの音が娘。「I WISH」を彷彿させる、感動的なバックトラック。けど‥‥完全に柴田のソロ曲。残りの3人はコーラスやハモリに回るのみ。唯一の見せ場は、中間部でのラップ‥‥ってかラップいらないってば。これがなければ普通に名曲の仲間入りしてただろうに‥‥残念。そんな複雑な気持ちのまま"さぁ!恋人になろう"へ突入。もうね、ノリ遅れた分を取り戻そうと、あり得ないくらいに弾けた。メロンではいつもあり得ないくらいに弾けるけど、この日はこれまでで一番。あ、そうそう。メロンは2曲共フルコーラス。あややも1曲("私のすごい方法")を除いて全部フルコーラスだったから、かなりの満腹感。つうかやっぱいいね、「連打」フルは。あり得ないくらいに最高。

  メロンであり得ない程の弾けっぷりで暴れた後に、ティアラを載せたお姫様スタイルのあやや登場。"私のすごい方法"、そして新曲のカップリング"I know"で盛り上がり、しっとりした名バラード"初めて唇を重ねた夜"で完全に俺、ノックアウト。つうかこの曲、前半部分のアレンジ、変わってなかった? 俺の気が動転してたせいでそう聞こえただけ!? とにかく、今日最大の山場。畜生、あれだけメロンが空気を一変させても、やはりあややには敵いっこないってことか!?

  稲葉+メロンで寒いダジャレショーで場を冷ました後、再びあややが会場を熱くする。"♡桃色片想い♡"、"絶対解ける問題X=♡"のアッパー2連発で大盛り上がり大会。これ、ライヴハウスだったらモッシュの嵐だったろうに‥‥"絶対解ける問題X=♡"はいいね、マジで。スクリーンに映る合いの手の歌詞とか、後半登場するギター持った着ぐるみウサギとか。ま、演出自体は春ツアーと全く同じなんだけど、あややのポテンシャルは完全に半年前よりも高くなってるわけで‥‥ホント、どこまで巨大化してくんですか、この人は!?

  ラストはヒット曲"LOVE涙色"と"Yeah!めっちゃホリディ"で締め。しっとり聴かす前者と、アホみたいに弾ける後者。このコントラストこそがあややの持ち味。シリアスに歌うあややもいいけど、キワもの的なあややも好き。いや、俺ってあやや好きなのかやっぱり‥‥

  アンコールでは「はいからさんが通る」もビックリな袴姿でデビュー曲"ドッキドキ!LOVEメール"を歌い、最後は前回のツアー同様"笑顔に涙 ~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~"で終了。いい曲を沢山持ったアーティストというのは、本当に恵まれているよね。ライヴになると、それが端的に表れるもの‥‥メロンは今後、どうなっていくんだろう‥‥

  さてさて。総評です。間近で観た春コンも良かったけど、曲のバリエーションが広がった今回のツアーも更に良かったと思います。メロンが2曲フルコーラスで歌わせてもらえたのもよかったし、"ガタメキラ"もいいアクセントになったと思います。前回でいう「チュッ!夏パ~ティ」みたいなもんなんだけど、今回の方が聴かせる要素が強くて、しかも稲葉再評価、そしてメロン大谷&斎藤の歌唱力を再確認するいい機会になったと思います。あ、村田も我々が思っている以上にいい歌い手ですよ。

  メロンヲタ的に‥‥やっぱり"香水"でしょう。これ、いい曲なんだけど‥‥売れるといいなぁ‥‥いや、判らないけどさ。今のメロンがどういう状況に置かれているのか判らないけど、柴田推しな今の環境は正直、「4人でメロン記念日」と信じてやまないファンからすれば、ちょっと厳しいなぁ‥‥と。ってまぁ、あややコンの感想で書くことでもないですけどね。

  前回のあややコンの時にも思ったんだけど‥‥いや、娘。の春コンを観た後に思ったのか‥‥どうしても娘。コンは見せる(魅せる)要素に頼って曲をないがしろにする、1曲を大切にしない傾向にあるんだけど(殆どの曲がショートバージョンで歌われる)、あややコンでは殆どの曲がフルコーラスで歌われ、しかもゲストのメロン記念日までもが全曲フルコーラス。これで同じ2時間近いステージなのに、満腹感に違いが出るのはどういうことだろう? いや、視覚的に13人(当時)の娘。とあややひとりとを比べるのがそもそも違うという声もあるだろうけど、人数多くて目まぐるしく変わる娘。もいいんだけど、やっぱり曲数減らしてでも、もっと1曲1曲を大切に歌って欲しいなぁ、今のモーニング娘。には。もしかしたら、今後あややも曲が増えていく過程で「もっと多くを提供したい」との考えの下、全てをショートバージョンで披露する日が来るのかもしれない。でも、あややという「存在」を考えた時、それは御法度だろう、やはり。そんな小細工は無用なのが、今の松浦亜弥なわけで‥‥って何を言ってるのか段々訳判らなくなってきたけど、要するに「このままじゃ、モーニング娘。、ヤバイぞ!?」ってことでしょうか。ライヴ終了後、何度も何度も「畜生!」と呟いたのは、そういったことからなのかもしれないな‥‥。


[SETLIST]
01. The 美学
02. トロピカ~ル恋して~る
03. つまんないよ…
--MC--
04. ガタメキラ [松浦+稲葉貴子+メロン記念日]
05. 100回のKISS
06. オシャレ!
07. ○○-女子校生の主張-
--MC:あつ子の部屋--
08. 香水 [メロン記念日]
09. さぁ!恋人になろう [メロン記念日]
10. 私のすごい方法
11. I know
12. 初めて唇を重ねた夜
--MC:稲葉+メロン--
13. ♡桃色片想い♡
14. 絶対解ける問題X=♡
15. LOVE涙色
16. Yeah!めっちゃホリディ
--アンコール--
17. ドッキドキ!LOVEメール
--MC--
18. 笑顔に涙 ~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~



▼松浦亜弥『ファーストKISS』
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投稿: 2002 10 10 07:15 午後 [2002年のライブ, ハロー!プロジェクト, メロン記念日, 松浦亜弥] | 固定リンク

2002/06/23

メロン記念日「夏の夜はデインジャー!」発売記念ミニライヴ&握手会@神奈川・関内ホール(2002年6月22日)

  というわけで、メロン記念日の6枚目のシングル"夏の夜はデインジャー!"発売記念のイベントに行って来た。ハロプロ関係にハマってからはもちろんのこと、他のアイドルでもこのような(握手会やサイン会)イベントには参加したことが一度もない自分にとって、正に未知の体験。一体どうなるやら‥‥という感じで当日臨んだ。

  今回はとある方がイベントの整理券が1枚余っている、とのことで俺に譲ってくれたことから全てがスタートし、実際行くことが決まったのはイベントの2~3日前。当然知ってる人が一緒というわけでもなく、いつものハロプロ系ライヴと一緒でひとり参加することにした。

  まぁイベント参加への経緯はこの辺にして‥‥イベント全体の感想は日記の方に書いてるのでそっちを参考にしてもらい、ここではミニライヴそのものの感想を書いてみたいと思う(日記って何!?っていう人は、どこかに隠れているので探してみて下さい/笑)。

  イベント自体は19時30分スタート予定だったが、実際に俺が入場したのがほぼ19時30分(苦笑)。19時開場だったのだが、一瞬列が少し動いた程度で、それから30分近くそのままの状態。結果、20分遅れでイベントはスタートした。
  前説でソニーのスタッフらしき人が注意事項を説明。その後、会場が暗転してステージ袖から4人の人影が‥‥それぞれ個々の立ち位置でポーズを決めて、音楽が流れると同時にステージにスポットライトが当たる。当然1曲目は新曲"夏の夜はデインジャー!"だ。とにかくオーディエンス(というかヲタ/笑)の歓声がもの凄い。こんな狭い会場(キャパは約1000人程度とのこと)でハロプロ関係のライヴを観るのも初めてだったし、メロンヲタがこんなに集まるのを眺めたのも初めてのこと(つうか自分もそのひとりだんだが)。野郎の熱い(or暑い)歓声に驚くメロンの4人。終始笑顔で唄い踊る。途中で斉藤さんと大谷さんが向かい合って笑っていたが、ダンスでも間違えたのだろうか。それとは対照的に常にキリッとした真剣な眼差しで激しいダンスを見せるのが村田さん。新曲のTV出演時にも思ったけど、この曲での村田さん、えらいかっけー。俺の中でかなり株アップ。柴田は文句なしにカワイイ。しかし、PA不調なのか、前半はマイクを通した歌声が殆ど聞こえず、一瞬「口パク?」と思える程、カラオケとヲタの歓声にかき消されていた(途中でマイクの音量が上がり、何とか聴ける程度まで持ち直す)。あ、ここで唄われたのはTVと一緒で、2番を省いたショートサイズだった。

  歌い終わると、4人一列に並んでMC。とにかくヲタの歓声がデカ過ぎたり、いちいちメンバーの話に茶々入れたりで、何度も話が中断。それだけ観客側はヒートアップしてたってことだけど‥‥いくらファンイベントとはいえ、これはもう単独ライヴ並みのノリ。実際メロンの4人も「何だかメロン記念日の単独ライヴみたい」と嬉しそうにしていた。このMCでは主に自己紹介がメイン。

  MCを終えると、メロン怒濤のヒットメドレー。"This is 運命"と"さぁ!恋人になろう"の2曲を披露。共にCDと同じフルサイズだ(!)。これは正直嬉しかった。これまで同様のイベントにも参加したことなければ、春の平家さんとカントリーとの共同ライヴにも行けなかった俺は、ハロプロライヴやあややコンでのショートサイズでしかこの2曲を唄う姿を見たことがなかったからだ。とにかく、"This is 運命"でのテンションがハンパじゃない! この日俺は抽選で7列目の席をゲットできたのだけど、まぁあややコンの時よりも距離はあるにせよ、こんな間近で彼女達の唄い踊る姿を見れるというのは何とも嬉しいもんである。いや、嬉しいとかそういう次元じゃないな‥‥もう俺、何も考えられずに飛んだり踊ったり唄ったりしてたもん。そして"さぁ!恋人になろう"でのコールアンドレスポンスも鳥肌モノ。もうこの2曲は無敵だね!? 早くこのテンションを保ったアルバム&単独ライヴを体験したいもんだよ‥‥実はその日も案外近かったりしてね?

  2曲をフルで唄った後は、再びMCへ。ここでは先日放送された「うたばん」と、イベント前日に出演した「ミュージックステーション」等の裏話を披露。さすがに「うたばん」での『おまじない』については種明かしされなかったが(次の出演時までのお楽しみとの事)、まぁ聞いてこっちが幸せな気分になれたのだからよしとしよう(何じゃそりゃ)。
  そして話題は新曲のPVについて移り、撮影時のエピソードを個々に話していった。まぁこれから大阪や名古屋等でも同様のイベントがあるので、その内容について触れるのはここでは止めておこう(つうかひとつひとつ書くのが面倒なだけだが)。

  MCが終わると、何と早くもイベント最後の曲だという。当然ブーイングが起こるわけだが、まぁ19時半スタートでこの後に来場者全員との握手会が控えているのだから、仕方ない。最後に唄われたのは、この日最初にも唄った新曲"夏の夜はデインジャー!"のフルサイズだった。人前で唄うのはこれが初めてらしいが、やはり斉藤さん、途中で笑ってたけど‥‥間違えたの?(笑)まぁそれはいいとして、柴田の歌がかなりキツそうだった印象を受けた。踊りながら唄うと声量のなさが影響して、更に歌声が小さくなる傾向にあるんだな、彼女。まぁ梨華ちゃんと比べれば、踊りながら唄える分だけマシだと思うけど(どっちもどっちとか言うなそこ)、この大役をそれなりにキチンとこなそうとするその姿にはやはり見とれてしまう‥‥つうか可愛すぎだってば柴田。とかいいながら、俺の中ではこの日は斉藤さんを中心に回っていたんだけどな。

  ライヴ自体は約40分程度。イベントとしては長い方なのか短い方なのか、ちょっと判断がつかないが、かなり内容の濃いイベントだったことには違いない。たった4曲で40分なのだから、少なくともその半分以上は喋っていた計算になるわけだし。メロンの4人が話してる姿をこんなにも長時間見て聞いてられるというのは、ファンにとっては至福の時なわけで。

  それにしても‥‥握手会ついでのミニライヴでこんなホールを借りてしまうとは‥‥もしこの"夏の夜はデインジャー!"がトップ10に入ってそこそこ売れてしまったら、次の曲でもメロン記念日は新曲発表イベントをやるのだろうか? あややは「LOVE涙色」までそういうイベントやってたんだっけか?(ゴメン、「100回のKISS」の時やったのか俺知らないのよ)もしかしたら、これがこの手のイベントとして最後になってしまうのか‥‥そういう意味では非常に貴重な、本当にいいライヴを見せてもらったと思う。あれは間違いなく、イベントの延長としてのミニライヴではなく、ライヴのオマケに握手会が付いてきたようなもんだろう。それくらい、メロン側も観客側も素晴らしかった。

  次にメロンを生で観れるのは、3週間後に名古屋レインボーホールにて、かぁ‥‥(爆)


[SETLIST]
01. 夏の夜はデインジャー!(ショートサイズ)
--MC:自己紹介--
02. This is 運命(フルサイズ)
03. さぁ!恋人になろう(フルサイズ)
--MC:うたばんやMステ等出演時の裏話、PV撮影秘話等--
04. 夏の夜はデインジャー!(フルサイズ)



▼メロン記念日『夏の夜はデインジャー!』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2002 06 23 09:37 午後 [2002年のライブ, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク

メロン記念日『夏の夜はデインジャー!』(2002)

  2001年後半から怒濤の攻撃態勢に入ったメロン記念日。シングル"This is 運命"と"さぁ!恋人になろう"はそれまで以上の成果を収め、またお茶の間でも多少ながらも知名度を上げることに成功した。こうなると今一番必要になるのが、決定打となる1曲なのだ。勿論、上記の2曲は知名度と話題性さえあれば間違いなくトップ10入りしてヒットしたである名曲なのだが、それまでの経緯を考えるとそこへ至るまでの起爆剤程度の役割しか果たさなかったに過ぎない(とはいっても、それが一番大事で、尚かつその役割には持ってこいの名曲だったわけだが)。

  "This is 運命"以降、順調に4ヶ月に1枚ペースでリリースを重ねてきたメロン。これもつんく♂が楽曲制作に殆ど関わっていないことが大きいのかもしれないが、この勝負作となる"夏の夜はデインジャー!"では、約1年振りにつんく♂が楽曲制作にも本格的に参加。結果、タイトル曲をつんく♂が作詞作曲、カップリング曲"愛メラメラ 恋ユラユラ"を過去2作同様に新堂敦士が作詞作曲することとなった。プロデュースは勿論つんく♂。アレンジャーには2曲共ab:flyというアーティストが初参加することとなった(7月にリリースされるシャッフルユニットでも1曲ab:flyが手掛けている)。そういう意味では話題性もそこそこではないだろうか?(一般的には弱いのかもしれないが)

  つんく♂が手掛けるタイトル曲は、過去2作の岡村靖幸チックなロック~ファンク色が減退し、初期3作(つまり、つんく♂作詞作曲ナンバー)に通ずる爽やかなアイドルポップ的楽曲。しかし、それまでのような「B級アイドル臭」は既になく、どちらかというとモーニング娘。や松浦亜弥のそれに匹敵しつつある(それだけ製作陣も意識しているということなのだろう)。ブラスアレンジに河野伸が参加していることから、彼が過去にアレンジした"真夏の光線"や"I WISH"を彷彿させる。メロディーはつんく♂の手癖的なものが多くて新鮮味は少ないが、決して駄曲ではない。逆に、過去2作よりも減退したメロの強みをアレンジによってカバーしている。とにかくブラスが気持ちいいし、カッコイイ。所々に入るエフェクトやパーカッションのフィルインもいい味を出している。夏っぽいし、これからの時期にはピッタリの曲なのではないだろうか?(実際その夏っぽさの象徴として、PVは沖縄ロケで作られている。この辺も過去の作品とは比べものにならない制作費のかけようだ)。

  一方、カップリング曲の方は過去の新堂ナンバーと比べても、かなり穏やかなものではないだろうか。これまでの「元気でパワフルなメロン記念日」とは一転して、しっとりと、そしてソウルフルに歌を聴かせる面が強調されている。アレンジも昨今のR&B的で、どことなくDESTINY'S CHILDっぽいかも。サビメロの唄い出しが「愛のコリーダー」っぽいところは微笑ましいが、それとは関係なしに本当にいい曲だ。ビシッとダンスをキメながら唄ったら本当にカッコイイだろうな。そういう意味ではMAXなんかが唄ったらハマるかもしれない。

  そうそう、ひとつ忘れていた。今回の"夏の夜はデインジャー!"では、それまでの2曲とは違う点がもうひとつある。それは柴田のワントップという点だ。過去にも"電話待っています"にてその試みが実験されたことがあったが、元々歌唱力的には4人の中で一番弱い柴田だが、4人の中では一番「世間的に」カワイイであろう柴田を全面に出すことは、ルックス重視のアイドル界では至極当たり前のことなのだが‥‥正直、聴く前は「大丈夫か!?」と思ったものだが、いざ出来上がった楽曲を聴いてみてちょっと安心。柴田は1年前よりも遙かに成長していた。この成長は他のメンバーも認めるところで、本来ならリードを取るべき実力者の大谷・斉藤も上手く柴田をフォローしながら各々の個性を出しているように思う。
  事務所が柴田推しで売りだそうとしていたのは、実は前作"さぁ!恋人になろう"の時点で既に見え隠れしていた。そして単独でのラジオ番組、更には新曲に合わせるように初の単独写真集‥‥決して他の3人が売り物にならないという意味ではないだろうが、これは昨年夏にいきなり石川梨華の写真集が発売されたのに近いものを感じる。まだまだ露出の少ないメロン記念日だが、こういう形で単独の仕事が増えていくのはいいことなのではないだろうか?

  そしてこの曲を引っ提げて、再び怒濤のメディア露出が始まった。「うたばん」では前回の扱いが嘘のような待遇で(前回は2時間スペシャルだったこともあり、地方では1時間に編集されて放送され、メロンのトーク部分がカットされた所もあった。更にトーク自体が5分にも満たないぞんざいな扱いだった)、「Mステ」では1曲目。更に今回は「HEY!×3」への出演も決まっている。「HEY!×3」の放送は7月上旬と、タイミング的にはセールス増加には結びつかないかもしれないが、如何に彼女達がダウンタウンのふたりと絡むかが興味深い。「世間での知名度を上げる」という意味ではかなりの効果が期待できるだろう。

  現時点ではまだオリコンのウィークリーチャートは発表されていない。発売初日のデイリーチャートでは前回の9位を上回る4位、翌日は8位といい感じだったのだが、3日目にして早くもデイリートップ20圏外に落ちてしまった。週末に「Mステ」の放送や握手会等のイベントがあったので巻き返しが期待できるが、果たして今回はトップ10入りできるのだろうか‥‥ここでひとつ、チャート上での好成績を期待したいところなのだが‥‥。



▼メロン記念日『夏の夜はデインジャー!』
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投稿: 2002 06 23 12:00 午前 [2002年の作品, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク

メロン記念日『さぁ!恋人になろう』(2002)

  2000年2月に「モーニング娘。の妹分」としてデビューしながらも、メディアへの露出は殆ど娘。関係の番組のみ。「誰、メロンって!?」というのが大半の感想であり、下手したらその辺のB級アイドル以下の存在。それが2001年半ば時点でのメロン記念日の立ち位置だった。シングルも"告白記念日"から"電話待っています"のリリース間は9ヶ月以上空き、唯一彼女達に逢えるのはモーニング娘。のコンサート。しかもその娘。ライヴでさえも休憩タイムになりかねないメロンの歌‥‥そんな彼女達に、起死回生のチャンスが訪れる。

  2001年7月。例の「祭シャッフル」ユニットにて、柴田は「7人祭」に、村田・大谷・斉藤は「10人祭」に抜擢される。まぁ10人祭は『抜擢』という表現は間違っているかもしれないが、ここではやはり柴田が後藤真希や矢口真里といった人気者や平家みちよという実力者と共に抜擢された点だろう。実際、"サマーれげぇレインボー"ではその唄い出しを柴田が務めるという大役を果たした。が‥‥シャッフルユニット自体が、石川・加護・松浦という最強の布陣からなる「三人祭」以外が(表面的に)惨敗したことから、メロン記念日の知名度が一般層の中で高まったということはなかった(実際、セールス的には3組共大成功には程遠かったことから、購入層はほぼモーヲタだけだったといっていいのかもしれないし)。

  しかし、メロンはそこでは終わらなかった。約7ヶ月振りとなる4作目のシングルが同年10月にリリースされたのだ。このシングル"This is 運命"こそが、その後のメロン記念日の大躍進への布石となったことは、モーヲタの皆さんならご存じだろう。それだけ素晴らしい、完成度の高い名曲なのだ、これは。

  このシングルのリリース時期にモーヲタへと変わりつつあった俺は、他サイトや雑誌等で大絶賛されるこの曲を一度も聴いたことがなかった。唯一得ていた情報は「アイドルmeetsメロコア」「クラブでかかるとモッシュの嵐」といった程度だった。そんな情報耳にしたら気になるじゃないか、普通‥‥で、早速買って聴いたわけだが(つうか近所にちゃんと売っていた時点でかなり驚いたが)‥‥すげぇ‥‥やられた‥‥初めて"LOVEマシーン"を、初めて"ちょこっとLOVE"を、初めて"ミニモニ。ジャンケンぴょん!"を聴いた時の衝撃。あれに近いものを感じたのだ。

  それまでのメロンの楽曲には「B級アイドルが持つ哀愁感」が(いい意味でも悪い意味でも)漂いまくっていた。ところが、この曲はどうだろう? ロック、グラム、パンク‥‥俺的に言わせてもらえば、「SWEETの曲をGREEN DAYが演奏して、APHEX TWINがいじってみました」的名曲なわけで。RADIOHEAD的神経症エフェクトがかかったボーカルや語り。半ば狂気じみた「ジャジャジャ~ン、ジャジャジャ~ン、ジャジャジャジャ~ン」という「運命」繋がりなだけのコーラス。キレのよい楽器隊の演奏(しかもドラムはかの「そうる透」氏)‥‥もし、これが居酒屋の有線でかかったら、ちょっと時間が止まるね。耳がいっちゃうもん。こりゃヤベェよ。かっけー((C)よっすぃー)よ、マジで。

  で、この曲は今までのハロプロ関連の楽曲と違い、作詞作曲をつんく♂以外の人(作詞はつんく♂との共作)が手掛けてる点が大きい。新堂敦士という人がカップリング曲を含めて作ってるのだが、ゲームメーカー「コナミ」専属ライターのようで、有名音ゲー「ポップンミュージック」等の音楽も手掛けている。その辺はオフィシャルサイトにいろいろ出てるので、ご参考に。元々、つんくとは古いつき合いの友人らしく、これまでもハロプロ関係ではカントリー娘。のレコーディングにも参加した経緯がある。つんく♂のソロライヴにもギタリストとして参加していたし、今年(2002年)にデビューしたつんく♂の新バンド「つんくビ♂ト」にもギター&ボーカルで参加している。

  つんく♂以外の人間が曲を作った点からみても、タイトルトラックやカップリングの"Wa!かっちょEなッ!"はかなり新鮮な印象を受ける。これまでのハロプロ関係楽曲にはなかったバンド演奏のロックナンバーというのもあるが、メロディーからつんく♂の手癖的B級歌謡曲臭が全く感じられないのだ。元々新堂氏は岡村靖幸やプリンスといったアーティストに影響を受けたこともあり(実際、彼の唄い方はかなり岡村チックだし)、特にカップリング曲でのファンキー度はかなり岡村靖幸の影響を伺わせるアレンジとなっている。

  リリースから既に9ヶ月近く経っているわけだが、今現在聴いても全く飽きのこない、本当にいい出来の楽曲だと思う。ルックス面で抜きん出た柴田と、歌唱面で抜きん出た大谷とのツートップにしたことも大きいだろうし、衣装をこれまでのお揃いから各人バラバラにして、それぞれの個性をより強めるような「キャラ立ち」(メルヘン大谷、ボーイッシュ大谷、ナチュラル柴田、セクシー斉藤というように)させたこともファン拡大へと繋がったに違いない。チャート的にも過去3枚のシングルがオリコン50位前後だったのに反して、この曲は初登場28位というまずまずの成功を収める。

  メロン記念日の歴史はデビュー曲"甘いあなたの味"から始まった。しかし、本当の意味でのスタートはこの"This is 運命"から始まったと言っても過言ではないだろう。それくらい彼女達にとっても、我々ヲタにとっても影響力の強い1曲となったのだ。

  ロックファンにこそ聴いて欲しいこの曲。俺はDJをやる度にほぼ毎回、この曲を回している。先日、メロンヲタの方に「ロックファンにメロンヲタは多い」というような話を聞いたが、本当にそれが頷ける、自信の1曲。それが"This is 運命"なのである。



▼メロン記念日『さぁ!恋人になろう』
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投稿: 2002 06 23 12:00 午前 [2002年の作品, ハロー!プロジェクト, メロン記念日] | 固定リンク

メロン記念日『This is 運命』(2001)

  2000年2月に「モーニング娘。の妹分」としてデビューしながらも、メディアへの露出は殆ど娘。関係の番組のみ。「誰、メロンって!?」というのが大半の感想であり、下手したらその辺のB級アイドル以下の存在。それが2001年半ば時点でのメロン記念日の立ち位置だった。シングルも"告白記念日"から"電話待っています"のリリース間は9ヶ月以上空き、唯一彼女達に逢えるのはモーニング娘。のコンサート。しかもその娘。ライヴでさえも休憩タイムになりかねないメロンの歌‥‥そんな彼女達に、起死回生のチャンスが訪れる。

  2001年7月。例の「祭シャッフル」ユニットにて、柴田は「7人祭」に、村田・大谷・斉藤は「10人祭」に抜擢される。まぁ10人祭は『抜擢』という表現は間違っているかもしれないが、ここではやはり柴田が後藤真希や矢口真里といった人気者や平家みちよという実力者と共に抜擢された点だろう。実際、"サマーれげぇレインボー"ではその唄い出しを柴田が務めるという大役を果たした。が‥‥シャッフルユニット自体が、石川・加護・松浦という最強の布陣からなる「三人祭」以外が(表面的に)惨敗したことから、メロン記念日の知名度が一般層の中で高まったということはなかった(実際、セールス的には3組共大成功には程遠かったことから、購入層はほぼモーヲタだけだったといっていいのかもしれないし)。

  しかし、メロンはそこでは終わらなかった。約7ヶ月振りとなる4作目のシングルが同年10月にリリースされたのだ。このシングル"This is 運命"こそが、その後のメロン記念日の大躍進への布石となったことは、モーヲタの皆さんならご存じだろう。それだけ素晴らしい、完成度の高い名曲なのだ、これは。

  このシングルのリリース時期にモーヲタへと変わりつつあった俺は、他サイトや雑誌等で大絶賛されるこの曲を一度も聴いたことがなかった。唯一得ていた情報は「アイドルmeetsメロコア」「クラブでかかるとモッシュの嵐」といった程度だった。そんな情報耳にしたら気になるじゃないか、普通‥‥で、早速買って聴いたわけだが(つうか近所にちゃんと売っていた時点でかなり驚いたが)‥‥すげぇ‥‥やられた‥‥初めて"LOVEマシーン"を、初めて"ちょこっとLOVE"を、初めて"ミニモニ。ジャンケンぴょん!"を聴いた時の衝撃。あれに近いものを感じたのだ。

  それまでのメロンの楽曲には「B級アイドルが持つ哀愁感」が(いい意味でも悪い意味でも)漂いまくっていた。ところが、この曲はどうだろう? ロック、グラム、パンク‥‥俺的に言わせてもらえば、「SWEETの曲をGREEN DAYが演奏して、APHEX TWINがいじってみました」的名曲なわけで。RADIOHEAD的神経症エフェクトがかかったボーカルや語り。半ば狂気じみた「ジャジャジャ~ン、ジャジャジャ~ン、ジャジャジャジャ~ン」という「運命」繋がりなだけのコーラス。キレのよい楽器隊の演奏(しかもドラムはかの「そうる透」氏)‥‥もし、これが居酒屋の有線でかかったら、ちょっと時間が止まるね。耳がいっちゃうもん。こりゃヤベェよ。かっけー((C)よっすぃー)よ、マジで。

  で、この曲は今までのハロプロ関連の楽曲と違い、作詞作曲をつんく♂以外の人(作詞はつんく♂との共作)が手掛けてる点が大きい。新堂敦士という人がカップリング曲を含めて作ってるのだが、ゲームメーカー「コナミ」専属ライターのようで、有名音ゲー「ポップンミュージック」等の音楽も手掛けている。その辺はオフィシャルサイトにいろいろ出てるので、ご参考に。元々、つんくとは古いつき合いの友人らしく、これまでもハロプロ関係ではカントリー娘。のレコーディングにも参加した経緯がある。つんく♂のソロライヴにもギタリストとして参加していたし、今年(2002年)にデビューしたつんく♂の新バンド「つんくビ♂ト」にもギター&ボーカルで参加している。

  つんく♂以外の人間が曲を作った点からみても、タイトルトラックやカップリングの"Wa!かっちょEなッ!"はかなり新鮮な印象を受ける。これまでのハロプロ関係楽曲にはなかったバンド演奏のロックナンバーというのもあるが、メロディーからつんく♂の手癖的B級歌謡曲臭が全く感じられないのだ。元々新堂氏は岡村靖幸やプリンスといったアーティストに影響を受けたこともあり(実際、彼の唄い方はかなり岡村チックだし)、特にカップリング曲でのファンキー度はかなり岡村靖幸の影響を伺わせるアレンジとなっている。

  リリースから既に9ヶ月近く経っているわけだが、今現在聴いても全く飽きのこない、本当にいい出来の楽曲だと思う。ルックス面で抜きん出た柴田と、歌唱面で抜きん出た大谷とのツートップにしたことも大きいだろうし、衣装をこれまでのお揃いから各人バラバラにして、それぞれの個性をより強めるような「キャラ立ち」(メルヘン大谷、ボーイッシュ大谷、ナチュラル柴田、セクシー斉藤というように)させたこともファン拡大へと繋がったに違いない。チャート的にも過去3枚のシングルがオリコン50位前後だったのに反して、この曲は初登場28位というまずまずの成功を収める。

  メロン記念日の歴史はデビュー曲"甘いあなたの味"から始まった。しかし、本当の意味でのスタートはこの"This is 運命"から始まったと言っても過言ではないだろう。それくらい彼女達にとっても、我々ヲタにとっても影響力の強い1曲となったのだ。

  ロックファンにこそ聴いて欲しいこの曲。俺はDJをやる度にほぼ毎回、この曲を回している。先日、メロンヲタの方に「ロックファンにメロンヲタは多い」というような話を聞いたが、本当にそれが頷ける、自信の1曲。それが"This is 運命"なのである。



▼メロン記念日『This is 運命』
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2002/04/14

松浦亜弥 ファーストコンサートツアー2002春“ファーストデート”@赤坂BLITZ(2002年3月31日)

  松浦亜弥っていうのは、もはやアイドルという存在を超越しつつあるような気がするんだけど、みんなはどう思う? 例えばモーニング娘。と比べてみると、やっぱり全然違う地点にいるような気がするよね。今の娘。が完全なるエンターテイメント集団としてのKISSのような存在だとすると、あややは孤高のカリスマ、完璧なまでに演じきっているという意味で全盛期のデヴィッド・ボウイを彷彿させると思う。いや、違うな。もっとこう、「俺イズム」全開っていう感じ?‥‥長渕剛や矢沢永吉みたいな感じかなぁ。とにかく、あそこまで「自分が大好き」「私が、私が」と前面に出ていっても、全然嫌味じゃなくて、むしろ爽快感すら感じさせる存在。しかもそれをやってるのが、やっと芸歴1年に達しようという15歳の少女だという現実。実はこの辺が、俺があややに本気で入り込めなかった理由のひとつでもあったりしたわけです。曲は好きになっても、アイドルとしての「萌え要素」にまでたどり着かない。それは、俺が入り込む隙を感じさせない「ひとつの完成したサイボーグ」を観ているような感覚を受けたのです。

  さて、そうは言いながらも俺はあやや初のツアーをこの目で確認すべく赤坂ブリッツへ行ってきたわけです。整理番号A-300番台ってことで、かなり前まで行けたわけですが‥‥1~2メートル前にあややがいるわけですよ、あのへそ出した下着みたいな格好で。ここで普通だったら萌えるわけですが‥‥上記のように、俺はあややには萌えたためしがないんですよね、マジで。カワイイとは思いますよ。けど、何度か言ってるけど‥‥完璧過ぎるんですよね、彼女は。その表情・仕草、全てが。そういう見方しか出来なくなってる自分自身もどうかと思うんだけど、やっぱり唄ってる時の表情とかも自然さを感じない。"♡桃色片想い♡"みたいな曲なら判るんですよ、ああいうアイドルアイドルした動きや表情。けど、アルバムのバラード調の曲とかでシリアスで作った表情されると‥‥う~ん‥‥ってなってしまうんすよ。

  ライヴは上記の"♡桃色片想い♡"からスタートという、まさに理想型でした。客の熱気も凄いものがあって、最初の数曲ではかなり厳しかったです(ちなみに俺はステージ向かって左寄り、ほぼ2~3列目辺りをキープ)。スタンディングやライヴハウス慣れしてない客が多かったためか、ちょっと空いてる位置に移動しようものなら、鬼の形相で睨まれたり、ライヴが始まるともの凄い勢いで後ろから突進してきて前の人間潰そうとするし‥‥まぁそんなのは最初だけで、途中から息切れしたのか、かなり楽に観られましたが。こちとらWiLDHEARTSで最前陣取ってあばらにヒビ入れた経験の持ち主だってぇの!(笑)

  シングル曲以外は比較的ミディアム~スロウな曲が多いアルバム「FIRST KISS」。やはりというか、1曲目をピークにどんどんスロウに移行していき、聴かせる曲がメインに。歌の合間にフェイクとか入れるわけですが、それにどうも不自然さを感じてしまうのは、やっぱり先の先入観のせいかな?

  そうそう、この日のライヴでは平家のみっちゃんが司会進行をしていて、MCでもあややに質問を投げかけたりして、場の空気を和ませてました。途中、「クイズミチヨネア」なる某人気クイズ番組のパクリがあったりもしたっけ。そして当然、平家さんの歌コーナーも。やはり貫禄ですかね、聴いてて気持ちいいし、安心する歌唱力。当然あややの歌も上手いんだけど、平家さんとの違いは「歌の温かみ」かなぁ? これも先入観からくるものなのかも。最後の方でみっちゃん、歌詞間違えて苦笑いしてました。それくらいハッスルしたんでしょう。いやぁ、みっちゃん改めて見直した。もっとちゃんと応援しようよ、俺。

  そして、待望のメロン登場! 今回のライヴも、メロンがゲストで出るからチケット取ったようなもの。あやや単独のみだったら行ってなかったかもって位、今の俺の中ではメロンの評価は高いのです。下手したら娘。本体を追い抜く勢いさえある程に。で、メロンの4人+みっちゃん+あややで、三人祭の"チュッ!夏パ~ティ"を「6人祭」として披露。ピンクのヅラを被らないあややが唄うこの曲もまたいいなぁとか、柴田こそ三人祭に入れるべきだったなぁとか、目の前にいる斉藤さん、セクシーやなぁとか、そんなことばかり考えてました。あ、斉藤さんと目があった(笑)。何度か「ひとみちゃ~ん!」と呼びかけると、驚いたようにこっち向いて微笑んでくれました(間違いなく俺に/爆)。

  この後は、期待のメロンの歌。てっきり"さぁ!恋人になろう"のみだと思ってたら、嬉しいことに"This is 運命"とのメドレー形式でした。やっぱりクラブクラスで聴く"This is 運命"は最強ですね。4人は横浜で観た時よりもデカくなってました。やはり売れてきたり知名度が高くなってきたことに伴う自信でしょうか、すごく楽しそうに、しかも堂々と唄って踊ってました。そこが松浦亜弥のステージだろうが娘。のステージだろうがお構いなしに「私達メロン記念日、何か文句ある?」と言わんばかりのオーラで。お客もあややに対するのと同じだけの声援を送ってました(少なくともフロア前方では。が、やはりというか‥‥あやや相手ともなるとヲタ以外の一般客も多いわけで、後方や2階席は「?」って感じで冷え切ってたみたいです)。頑張れ、メロン記念日!

  後半戦はデビュー曲"ドッキドキ!LOVEメール"~"絶対解ける問題X=♡"という盛り上げナンバーでフロアを沸かせ、名曲"100回のKISS"を完璧に唄い上げ客のハートを鷲掴み。もはやロックアーティスト並の力技。
  などと感心してる中、この日唯一、ほんの一瞬「15歳の素の松浦亜弥という少女」を垣間見れた瞬間がありまして。"トロピカ~ル恋して~る"の2番のサビで歌詞を間違ってしまうわけですよ、あの完璧アイドルサイボーグあややが。すると、瞬時に表情が素の「わっ、やっちゃった♪ど、どうしよ~キャー(は~と)」みたいな慌てた表情になって、もうメロメロになって唄えなくなっちゃって。たった数行の歌詞だったけど、その飛んだ箇所での彼女を観た瞬間‥‥萌えたね、マジで。あ、変態とか言うなそこ。ライヴ中盤にメロン記念日が登場するまで、俺の中ではどこか冷静な部分が常にあって‥‥そういう理由から100%完全にライヴにのめり込めなかったんだけど、メロンではっちゃけて、そして数曲してからそのアクシデントがあって‥‥これがなかったら俺、「今後はあややは歌だけでいいや」って完全に決めつけてたかも。優等生過ぎる彼女が唯一見せた隙。そこに萌え要素を感じてしまう俺はやっぱりおかしいですか?(そりゃさ、チャーミーもドジしてる時の方が萌えるしね‥‥)

  たった一瞬の出来事だったけど、俺にはそれだけで十分だったね。ああ、まだ15歳だもんなぁ、って。矢沢でも長渕でもボウイでもないんだ、たった15歳の女の子なんだなぁって。それが判っただけでも満足だったなぁ。勿論、全体の出来も大満足だったよ。100%入り込めないって書いてるけど、実際には歌に聴き入ったりしてたわけだし。最後の"LOVE涙色"も、アンコールでの完全唄い上げ系バラード"初めて唇を重ねた夜"も、そして最後の最後に盛り上げた"笑顔に涙 ~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~"も。1時間50分、殆どの曲がフルコーラスで唄われた、娘。とは違った説得力を感じさせるいいステージだと思いました。行って正解だったね。

  そんなわけで、6月の国際フォーラム追加公演には行かないけど、次のツアーがあるようだったら‥‥また行ってみたいなと思うわけです。もうこんなに至近距離で観れる機会はないだろうけどね。そしてそういう距離感で彼女の素の部分をマジマジと観れたってのは、貴重だよね。

  今後、どんどんあややの「俺イズム」は巨大化していくと思うけど(既にその兆候は見えてますが)、そしてこの日目撃した「松浦亜弥という15歳の少女」はどんどん影を消していくだろうけど‥‥これからどんな風に大きくなっていくのか、ちょっと興味深いなぁ。娘。とは違った形で応援していきたいと思います。


[SETLIST]
01. ♡桃色片想い♡
02. オシャレ!
03. 待ち合わせ
--MC--
04. 私のすごい方法
05. そう言えば
06. S君
--MC:クイズミチヨネア--
07. ワンルーム夏の恋物語 [平家みちよ]
--MC:メロン記念日登場--
08. チュッ!夏パ~ティ [6人祭:松浦+平家+メロン]
09. メドレー/This is 運命 ~ さぁ!恋人になろう [メロン記念日]
10. ドッキドキ!LOVEメール
11. 絶対解ける問題X=♡
12. 100回のKISS
13. トロピカ~ル恋して~る
14. LOVE涙色
--アンコール--
15. 初めて口唇を重ねた夜
16. 笑顔に涙 ~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~



▼松浦亜弥『ファーストKISS』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2002 04 14 07:11 午後 [2002年のライブ, ハロー!プロジェクト, メロン記念日, 松浦亜弥] | 固定リンク