2007/01/04

Hello! Project 2007 Winter 〜ワンダフルハーツ 乙女Gocoro〜@中野サンプラザ(2007年1月3日 昼公演)

定刻より15分遅れでスタート。後で聞いたら、開場も相当遅かったらしい。実際、俺は開演15分前に会場に行ったら、まだ整理入場してたくらいだから。理由は「前日に不正行為をはたらいた客がいたため、ボディーチェックを強化」したのと、「石川体調不良のため、美勇伝以外のパートを欠席。そのためのパート再振り割り&リハ」が長引いたんでしょう。石川の病名とか容態は不明だけど、あのバニーガールの格好しながら相当辛そうだった。

セットリストは全然問題なし。去年に引き続き、いいもの見せていただいたというか。って俺、正月の中野サンプラザってこれが初めてだったわ。そんな感慨もまったくなく、約100分のステージはあっという間に終わりました。

見どころはいろいろあったけど、やっぱり℃-uteの新曲と、Berryz「胸さわぎスカーレット」かな。あ、メロンの「香水」をガキさんがほぼメインとなって歌ってたんだけど(本来は石川も参加して、パートを分け合ってたんでしょうな)、これがすげー良かった。それと、春ツアーでは歌われることがないであろうモーニング娘。のミニアルバム収録のナンバー(秋コンで披露されていたれいなソロとピンク除く)がすべて歌われたのもよかった。もう2度と聴けないかもしれないしね。


[SET LIST]
01. 白いTOKYO [全員]
02. Mr.Moonlight~愛のビッグバンド~ [全員]
03. 桜チラリ [℃-ute]
04. タイムカプセル [℃-ute]
05. 雪/愛×あなた≧好き [高橋愛 With MC GAKI]
06. バラライカ [月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)]
07. やる気!IT'S EASY [田中れいな(熊井・徳永・鈴木・梅田)]
08. 晴れ 雨 のち スキ [辻・三好・岡田・夏焼・須藤・菅谷・矢島]
09 かっちょええ! [嗣永・清水・鈴木・中島・岡井・萩原]
10. 香水 [(石川・)新垣・亀井・道重]
11. 大きな愛でもてなして [Berryz工房・℃-ute]
12. 友情 純情 oh 青春 [Berryz工房・℃-ute]
13. I know [全員]
14. 寒いから冬だもん!~どうもこうもないっすよミキティ~ [藤本美貴 With 岡井千聖&萩原舞(℃-ute)]
15. コタツの歌~jyuken story~ [吉澤ひとみ・新垣里沙・亀井絵里]
16. 胸さわぎスカーレット [Berryz工房]
17. ファイティングポーズはダテじゃない! [Berryz工房]
18. スッピンと涙。 [辻希美]
19. 愛すクリ~ムとMyプリン [美勇伝]
20. まごころの道 [美勇伝]
21. Ambitious!野心的でいいじゃん [モーニング娘。]
22. Do it!Now [モーニング娘。]
23. 踊れ!モーニングカレー [モーニング娘。]
24. 愛の園~Touch My Heart!~ [辻希美・美勇伝・Berryz工房・℃-ute]
25. Say Yeah!~もっとミラクルナイト~ [全員]
26. 歩いてる [全員]

投稿: 2007 01 04 03:51 午前 [2007年のライブ, Berryz工房, W(ダブルユー), ℃-ute, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。, 月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。), 美勇伝, 藤本美貴] | 固定リンク

2006/07/23

Hello! Project 2006 Summer 〜ワンダフルハーツランド〜(2006年7月23日 昼公演)

さて。紺野の卒コン昼の部に行ってきた。もともと卒業が決まった時点では観る気もなく、何となく流れでチケットを取ってた感じ。しかも夜とか昼とか全然こだわりなし。行ければいいやくらい。そもそも俺、夏のハロコンって過去1回しか観たことなくて。一昨年くらいまで、東京公演とフジロックの日程が完全に被ってて、大阪か名古屋に行かない限り生で観ることできなかったんだよね。2002年の時かな、名古屋に行ったことあったけど、それ以降は行ってない。

土曜までの感情としては、本当に何も思うことなくて。ただ、セットリストを先に見てしまって、ある1曲‥‥ま、それは5期メンバーで歌われる「ある曲」の名前を目にした瞬間に、目頭が熱くなったりはしたけど。実感もないし、特に悲観的になることもなく。ぶっちゃけ、辞めるなら早く辞めてもらって、残ったメンバーでどう立て直すのか、あるいは新しいメンバーを入れてどう変化してくのか、新しいモーニング娘。が早く観たいってずっと思ってて。

今日もね、開場がかなり遅れて。昨日の終演時、辻がステージから落ちて怪我。今日出演できなくなったことで、大幅な変更があってリハを綿密に行ったんでしょう。入場できたのは14時20分ちょっと前。そして席に向かう途中で会場暗転。始まっちゃったよ。

前半は普通に楽しんだ。℃-uteは普通に曲良いし、パフォーマンスのクオリティも最初から高いよなとか、新垣&亀井のハピバスいいねーとか、久住ソロはやっぱり普通に強い曲だなとか、面白い組み合わせでのDef.Divaとか、ミキティのブギートレインかっけーなぁとか、道重がかわいいなぁとか、道重と目があったりとか、道重が俺に向かってうさちゃんp(ry

そういえば、石川がソロでヘロヘロだったりしたのが、まぁ相変わらずすぎて苦笑した。あれはひどい。

夏男での高橋&愛理&菅谷がよかったね。あと辻の欠場を補ういしよしによる「スッペシャル ジェネレ~ション」も。辻は本来「うわさのSEXY GUY」のソロがあったんだっけ。観たかった。

Berryzの新曲が50'sドゥーワップ調で好み。多分CDで聴いたらもっといいと思う。雅が欠席なのが勿体ない。ま、8月の中野を楽しみにしよう。

美勇伝がエロくて困った。ストリップですかこれは!

モーニング。Ambitiousは初めて生で聴いたのか。俺的には全然悪くないし、フルコーラスで歌うところ(ダンス)が観たかったので、お腹いっぱいに。

問題は、この後だ。紺野と小川が残って(夜公演ではここでお互い手紙を読んだそうな)、5期メンバー4人のための曲「好きな先輩」をふたりで歌い出すんですわ。俺、この曲がホントにホントに大好きで、多分モーニングで好きな曲5曲挙げろって言われたら絶対に選ぶ。その曲を、4年前のさいアリで歌った姿を思い浮かべつつ、感慨深げに聴いた。ていうか、イントロが鳴った瞬間に、目頭が熱くなった。ダメ、これ以上ヘタなことされたら本気で泣く。2コーラス目で高橋と新垣が合流。この時点で高橋が感極まって声がかすれてるし。ホントこのヘタレっぷりが哀さんらしいw
ダンスのクオリティも歌唱力も、前とは比べ物にならない程に成長し、どこに出しても恥ずかしくないパフォーマーになってる。ホント、紺野に関しては初期から毎回ライブを観るたびに何かしらの成長を見せてくれたし、正直ここまでになるとは思ってもみなかった。一方、小川は‥‥勿体ないよなぁ、あの伸び悩みは。ある意味で、彼女はオーディション時あるいはデビュー時が最大のピークだったのかもしれない。いろんな下世話な噂があったけど、冗談とは思えないほどに悩んだりしたんだろうな。

5期の4人は、正直今後ソロになっても厳しいと思うんだわ。高橋は、例えば曲が書けてプロデュースもできるようなアーティストとユニットを作るとかすればいいと思う。ソロとか考えずに。でも、ほかの3人はピンでやるには器が小さすぎた。結局「4人でひとつ」のまま5年過ごしちゃったんだよな。良くも悪くも。俺、5期のオーディション前後からちゃんとモーニングを追うようになったから、そういう意味じゃ、俺にとってのモーニング娘。の象徴って、実は5期メンバーだったのかもしれない。

なんてことを、この1曲の間に真剣に考えちゃった。そして涙ぐんで、最後を見送ったよ。この後、「好きな先輩」が収録されたアルバム「4th いきまっしょい!」にも収録された2曲が歌われて、うん、やっぱりいろいろ思い出した。あの時のメンバーは半分以上いないんだよな。13人だったんだよ‥‥なっちもかおりんも、矢口も圭ちゃん、ごっちんも、梨華ちゃんもののもあいぼんもいたんだよ‥‥毎回、卒業を意識した瞬間って、こういういないメンバーのことを思い浮かべるんだよな。なっちやかおりん、圭ちゃんやごっちんは今日観に来てたのかな。そしてあいぼんは‥‥

最後の酷いマッシュアップメドレーは割愛して。ていうか、もうあの恋レボで終わったよね。あとはおまけ。

夜公演では「好きな先輩」の後にモーニングの8人からふたりに対して卒業の言葉があったようで、やはり高橋やガキさんは号泣だったらしい(しかもまとまりのないことを延々喋ってたとさw)。そしてミキティはやはり泣かなかったそうな。

あーもう、10月のライブが早くも楽しみだ。それにあわせて新曲も出るだろうし、いったい8人のモーニングがどういう色を出していくのか気になる。今後、さらに6期が引っ張っていくことになるんだろうな。そして、そろそろ本体で久住がブレイクしてくれることを願うばかり。

ていうか‥‥あれが紺野と小川を生で観る最後の機会だったのに‥‥今でも全然最後だったって気がしないんだよね。またすぐ会えるような気がするのは‥‥気のせい?


[SET LIST]
01. ALL FOR ONE&ONE FOR ALL! [全員]
02. SEXY BOY~そよ風に寄り添って~ [全員]
03. 大きな愛でもてなして [℃-ute]
04. 即 抱きしめて [℃-ute]
05. 初めてのハッピーバースディ! [新垣・亀井]
06. 恋☆カナ [月島きらり starring 久住小春 (モーニング娘。)]
07. 好きすぎて バカみたい [田中・嗣永・村上・矢島]
08. ブギートレイン'03 [藤本美貴とキッズ4人]
09. サマーれげぇ!レインボー [道重・岡田・嗣永・?]
10. さぁ!恋人になろう [石川・清水・梅田・鈴木・熊井]
11. すき焼き [全員]
12. ピリリと行こう! [全員]
13. GOOD BYE 夏男 [高橋・鈴木・菅谷]
14. おおきに。道端から… [全員]
15. スッペシャル ジェネレ~ション [吉澤・石川]
16. 印象派 ルノアールのように [吉澤・三好・熊井・矢島]
17. 笑っちゃおうよ BOYFRIEND [Berryz工房]
18. 一切合切 あなたに あ・げ・る♪ [美勇伝]
19. 唇から愛をちょうだい [美勇伝]
20. Ambitious!野心的でいいじゃん [モーニング娘。]
21. 好きな先輩 [紺野・小川・高橋・新垣]
22. 本気で熱いテーマソング [モーニング娘。]
23. 恋愛レボリューション21 [モーニング娘。]
24. GO Girl~恋のヴィクトリー~ [Berryz工房・℃-ute]
25. メドレー [全員]
・ハピネス~幸福歓迎~
・大阪ラプソディー
・わっきゃない(Z)
・カッチョイイゼ!JAPAN
・ザ☆ピ~ス!
・SEXY BOY~そよ風に寄り添って~
26. HIP!TO THE FUTURE [全員]

投稿: 2006 07 23 11:00 午後 [2006年のライブ, Berryz工房, ℃-ute, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。, 月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。), 美勇伝, 藤本美貴] | 固定リンク

2006/05/08

モーニング娘。@さいたまスーパーアリーナ(2006年5月7日)

1年振りのモーニング単独コン参加。当時と比べるとかなりフラットな気持ちで観れるようになった分、終始楽しめた。っていうか、自分の中で4年前の「LOVE IS ALIVE!」のツアーとかなり重なる部分があり、そういうこともあってかオープニングでいきなり鳥肌立って、本編最後の「なんにも言わずにI LOVE YOU」でちょっとだけウルってきた。普通にいいグループだなーって。

過去の方が良かったとかいろんなしがらみとか、そんなのはどうでもいいや。目の前にある、これが楽しめるか、楽しめないかでしょ。実際、いわゆる「全盛期」の曲って「ザ☆ピ~ス!」しかやってなくて、終盤の畳み掛ける選曲は最近の曲なんだよね。それでも楽しめたってのは、まぁ俺が贔屓目で観てる部分も多いにあるけど、それとは別に、エンターテイメントとしてのクオリティーが水準以上なんだと思う。

今なら「興味はあるけど‥‥」程度の女の子でも観に行きやすいんじゃないかな。逆に、この時期を逃すと、今後どういう変化を迎えるか判らないだけに、なんかね、勿体ない気がする。今のモーニングってそういうグループなんだと思う。変化に対して人それぞれ思うことや感じることはあるだろうし、それに対して俺は何も言うことはないけど、俺は純粋に「8人」以降がどうなるのか、見てみたいと思った。それが今よりも良いものなのか、あるいは今よりスケールダウンしたものなのかは判らないけど、それでも見る価値はあると思ったな。少なくとも、今日のステージを見る限りでは。


[SET LIST]
01. HOW DO YOU LIKE JAPAN? ~日本はどんな感じでっか?~
02. THE マンパワー!!!
03. Go Girl ~恋のヴィクトリー~
04. SEXY BOY ~そよ風に寄り添って~
05. パープルウインド
06. 色っぽい じれったい
07. 愛あらばIT'S ALL RIGHT
08. 友達(♀)が気に入っている男からの伝言(吉澤・高橋・紺野・小川・新垣・藤本・亀井・田中)
09. レインボーピンク(重ピンク・こはっピンク)
10. 銀色の永遠(藤本)
11. NATURE IS GOOD!(吉澤・高橋・紺野・小川・新垣・亀井・田中)
12. 無色透明なままで(吉澤・藤本・高橋・紺野・小川)
13. 大阪 恋の歌(高橋)
14. レモン色とミルクティ(新垣・亀井・道重・田中・久住)
15. 青空がいつまでも続く未来であれ!
16. ザ☆ピ~ス!
17. INDIGO BLUE LOVE(新垣・亀井・田中)
18. 恋は発想 Do The Hussle!(吉澤・藤本・高橋・小川・紺野・道重・久住)
19. 直感2 ~逃した魚は大きいぞ!~
20. 女子かしまし物語3
21. 浪漫 ~MY DEAR BOY~
22. なんにも言わずにI LOVE YOU
--ENCORE--
23. ラヴ&ピィ~ス! HEROがやって来たっ。
24. さよなら SEE YOU AGAIN アディオス BYE BYE チャッチャ!

投稿: 2006 05 08 07:46 午前 [2006年のライブ, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク

2006/02/27

モーニング娘。『レインボー7』(2006)

 モーニング娘。通算7作目、前作「愛の第6感」から数えて1年2ヶ月振りのアルバム。その前が1年8ヶ月のブランクがあっただけに「やっと出た」ってイメージがあったんだけど、実は‥‥個人的には今回の方が「やっと出た」っていう印象が強くて。

 ご存知の通り‥‥いや、ファン以外の人は知らないかもしれないけど、この1年2ヶ月の間に大幅なメンバーチェンジがあったのね。昨年1月末に最後のオリジナルメンバー、飯田圭織が卒業。寝耳に水の矢口真里、脱退('05年4月)。そして発表から1年がかりだった石川梨華の卒業(同年5月)。更に同年5月頭には第7期メンバーとして久住小春の加入。前作リリース時に12人だった娘。は、辛うじて10人を維持してるのが現状。15人体制を経験してるだけに、見た目的にはかなり安心して観れるようになったけど、やはり‥‥小粒感は否めないというか。

 いろんな意味でこの1年というのは、残されたメンバーにとっての試練の期間だったと思うわけですよ。実力的には決して最高とは言い難かった4期メンバーの中で唯一残った吉澤ひとみがリーダーを引き継ぎ、5期6期メンバーを引っ張って来た歴史。それが今度のアルバムに色濃く出てるんじゃないかな‥‥そう考えながら聴くと、このアルバムって非常に感慨深い1枚なんですね。

 あ、勿論そういった「ファン」以外の人にも、どこかしら響くポイントがいろいろと散りばめられてるんじゃないかな、って思うんですが。前作は出来はかなり良いながらも地味な印象は拭えなかった。でも今回は‥‥前作以上にバラエティー豊かかな、と。いきなり極太ファンクロックチューン "HOW DO YOU LIKE JAPAN? 〜日本はどんな感じでっか?〜" でスタートするこのアルバム。「GET A GRIP」期のAEROSMITHか、はたまたRED HOT CHILI PEPPERSかと思わせるような気持ち良さを感じさせる1曲で、スラップベースがやけにカッコいいなーと思ったら、またリズム隊が爆風スランプですか。成る程ね。

 その後もアルバムは名曲(迷曲?) "THE マンパワー!!!"、小気味良いポップチューン "青空がいつまでも続くような未来であれ!"、個人的にはものすごく大好きな歌モノ "大阪 恋の歌"、新垣・亀井・田中の3人で歌われるムーディーな "INDIGO BLUE LOVE" と、とにかくてんでバラバラ、いろんなジャンルの曲が矢継ぎ早に飛び出す。統一感のなさという意味では、もしかしたら過去最高かもしれない。そして‥‥

 個人的にはモーニング娘。史上最強、いや、最狂のナンバーに認定したい "レインボーピンク" の存在。人によってはこれがネックになるかもしれないけど、個人的にはこれがあるとないとでは、評価が大きく異なるのね。「重ピンク」こと道重さゆみと、「こはっピンク」こと久住小春の子弟コンビによるこの曲は、冒頭のセリフ(コントともいう)でまずいきなりヤラれる。所謂アイドルのコンサート会場でのMCを元にしたドラマ形式なんだけど‥‥もうこれが‥‥脳ミソが腐りかねない程の出来でして‥‥いや、最高に褒めてるんだよ、これ? もうね、これをこの2人にやらせたつんく♂と、完全にやり切った道重と久住、偉い! 曲自体はまぁありがちなアイドルポップチューンで、初期の松浦亜弥に歌わせても何ら違和感のない1曲。特別最高ってわけでもないんだけど、やはりあのセリフに誤摩化されちゃうんだよね、良くも悪くも。中盤とラストにもセリフがあるんだけど‥‥もう完璧ですわ。

 そしてクールダウンさせてくれる2曲‥‥地味ながらもムーディーで味わい深い "色っぽい じれったり"、大人チーム(吉澤・高橋・紺野・小川・藤本)による和テイストのバラード "無色透明なままで" でガラッとアルバムの印象が変わったところで、アッパーなR&B歌謡 "パープルウインド" がきて‥‥これもモーニング娘。ならではの1曲だろう "さよなら SEE YOU AGAIN アディオス BYE BYE チャチャ!"。こちらもセリフ回しの多い1曲で、まぁ今時こういう曲はモーニング娘。しかやらないだろうな、っていうちょっとおふざけ色の強いナンバー。けど、これが悪くない。全然アリだと思わせてしまうのは、多分ここまでの流れがメチャメチャだったから。でも、メチャメチャながらも1本筋が通ってる気がするのは、俺の思い過ごしかな? アルバムタイトル通り、虹の如くいろんな色/個性を放つ楽曲をひとまとめにした作品集って意味では大成功してると思うし、まぁトータルコンセプトとかそういったものはあってないようなものだけど、これはこれで全然アリなんだろうなーと。

 そういう意味では、最後の2曲‥‥過去の楽曲の焼き直しである "直感2 〜逃がした魚は大きいぞ!〜(全くその通りリミックス)" と "女子かしまし物語3" は蛇足かなぁ、という気も。リミックスの出来としては決して悪くない前者。でも原曲がなぁ‥‥シングル曲が多く収録されているって意味でのお得感は多少あるけどね。そして後者‥‥メンバーが変わる度にこの曲は「〜4」「〜5」とどんどんリニューアルされていくのでしょうか。まぁそれもアリっちゃあアリですけどね。

 確かにこの2曲を含めた全12曲で「レインボー7」なんですけどね。この満点取れない感じも、まぁ「モーニング娘。らしい」っちゃあらしいですね。うん、そう思うことにしますわ。

 多分いろんな所で言い尽くされてるのかもしれないけど、最近殆どその手のサイトを観てないので‥‥今更かもしれないけど。いやー、俺このアルバム好きですわ。前作の時も相当リピートしたし、今でも聴く頻度が非常に高い1枚なんですよ。今回もそれに匹敵する、いや、もしかしたらそれ以上に聴き込んじゃうアルバムかも。この1年で今の10人が経験してきた苦難が、ちゃんと形として、結果として表れてると思うんだけど‥‥どうでしょう?

 なんかね‥‥思い出深いメンバーがどんどんいなくなって、自分の中で完全に一周しちゃったからか、今のモーニング娘。を非常にピュアな気持ちで見ることができるのね。だから‥‥変なノイズも今は入ってこないし、眼中にないし。気持ちよく楽しむことができますよ、今は。

 うん、これは良いアルバムですよ。


 
▼モーニング娘。「レインボー7」(amazon:初回限定盤通常盤

投稿: 2006 02 27 11:57 午後 [2006年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

2005/07/27

モーニング娘。『色っぽい じれったい』(2005)

 えーっと、もう27枚目のシングルですか‥‥何度目かの「新生モーニング娘。」によるニューシングル、「色っぽい じれったい」。既に第何期なのかも判らないし、よくよく考えたら俺ですら現在何人なのかが判らない程なんですわ‥‥7期メンバーの久住小春加入後としては最初のシングルになるわけですが‥‥今年に入って既に3人ものメンバーを欠いた今、暫くはメンバーの増減よりも、如何に「LOVEマシーン後のモーニング娘。」を世間一般に印象づけるか、そしてそれに見合うだけの素晴らしい楽曲を手に出来るか。全てはここにかかってると思うんですが‥‥もうこの4年くらい、ずっと迷走してるわけですけどね。迷走こそ○○の美学、なんていうのは後藤真希だけで十分ですよ。ハロプロ全体が迷走してどうするよ(ま、実際は皆迷走しまくりなわけですが)。

 でね、肝心の楽曲です。テレビで初めて耳にしたタイトル曲ですが‥‥

これが意外に好印象でして、俺的に。路線的には前作「大阪 恋の歌」と同系統の、所謂「ラテンの要素を取り入れた歌謡曲チックなJ-POP」という‥‥ってなんだその例え。けど俺内ではそういうのが今ブームなわけ。早い話が‥‥T&Cボンバーがこの春頃からずっと大ブームなんですよ、今の俺には。あとメロン記念日の2ndアルバム前後とかその辺な。

 それを踏まえた上でこの "色っぽい じれったい" を聴くと‥‥モーニング娘。が歌う必然性が感じられないんですよ。言っちゃ悪いけど、いい曲なんだけどモーニングが歌うと平凡に聞こえちゃう、みたいな。多分これを今のメロン記念日が歌ったらすっげードンピシャなんだろうし、後期T&Cが歌っても絶対にハマってたと思うのね。アクの強いメンバーによって歌われれば歌われる程、曲時代がよりクドく、そして粘っこくなるんだけど‥‥悲しいかな、今のモーニング娘。が歌うことで箸にも棒にも引っかからないような、そんな平凡な出来になっちゃうんだよねぇ‥‥悪くないんだけどさ。ホント勿体ない。

 それはね、カップリングの "愛と太陽に包まれて" にしても同じことが言えて。これなんて‥‥タイプ的にはタンポポ辺りが歌いそうなボッサテイストの1曲なんだけど、これをさ‥‥例えばROMANS辺りに歌わせてみようよ(よりによってROMANSかよ!)。そうすると‥‥あら不思議、見事にハマるんですよ。まぁ‥‥要するにさ、この曲もメロン記念日に歌わせるべき楽曲だよね。アレンジャーのAKIRAが非常に頑張ってるんだけど、「モーニング娘。らしさ」が皆無だし、必然性が感じられないし、何よりも‥‥聴き終わった後に何も残らない。かろうじて、まぁいい曲だよねーという感想のみ。モーニング娘。の新曲を聴いた!っていう満足感なり、そういった多幸感を殆ど感じさせないという意味では凄いモノを感じるけど、それじゃマズいだろ‥‥

 もうさ、この2曲をメロン記念日に譲れや。どうでもいいよ‥‥そんな投げやり感さえ感じてしまう、聴き終えた後の空しさ。楽曲の出来が良ければ良い程、その空しさは更に深まるばかり。そして、セールスも‥‥

 あーあ。もういいや。

 久し振りにカップリング含めて気に入った楽曲だっただけに、非常に残念。



▼モーニング娘。「色っぽい じれったい」(amazon:初回盤通常盤シングルV

投稿: 2005 07 27 12:14 午前 [2005年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

2005/05/08

モーニング娘。@武道館(5/7昼)

石川梨華「娘。」卒業…1万本ピンクのペンライトに感涙(SANSPO.COM)
石川梨華 笑顔で涙でモー娘卒業(Sponichi Annex)
モー娘。石川 笑顔のサヨナラ(デイリースポーツonline)
「モー娘5年間は宝物」石川梨華涙の卒業(nikkansports.com)
最終公演 メンバーから石川への卒業メッセージ(もはアト)
石川梨華 コンサート後の記者会見内容(もはアト)

 というわけで、「モーニング娘。コンサートツアー2005春〜第六感 ヒット満開!〜」最終日の昼公演に行ってきました。そもそもモーニング娘。を生で観るの自体昨年のGW以来、1年振り。ミニモニ。ラスト公演だったんだっけ‥‥あれから辻加護が抜け、飯田が抜け、そして矢口が緊急脱退‥‥当時14人だったモーニングが既に10人。"I WISH" や "恋愛レボリューション21" をリリースした時期(2000年5月〜2001年4月)にまで人数が減っちゃってるんですよ。ていうか、もはや "LOVEマシーン" 以降、大ヒットを連発してた頃のメンバーが誰もいないんですよね。この日ご一緒した方なんて、「最後に観た時はまだなっちもごっちんもいた」って言ってたくらいですから、さぞや『器だけ一緒の、別物』に映ったんだろうなぁ‥‥俺が観ても違和感がある程だったんだから、尚更でしょうね。

16614627_186 今回のライヴは、自分がイチオシしてきた石川の、最後のステージってことで‥‥本来なら夜公演(最終公演)に行くべきだったんでしょうけど、さすがにそれは無理でしたね。いや、チケットなら別にどうにでもなったと思うんだけど、それでも‥‥あの「メンバーからの贈る言葉」なんてぇのを生で聞いちゃった日にゃあ、もうボロボロ泣いちゃうわけですよ、周りも気にせずに。保田の時安倍の時も思いっきりもらい泣きしてましたしね、俺。それともうひとつ。ちゃんと「歌」が聴きたかった、ってのも大きいかな。過去、やはり涙が伴ったりメンバーが感極まってまともに歌えてない公演があったりしたので、しっかり「今のモーニング娘。」を確認するためにも、その一歩手前の公演を選んだ‥‥というのは大袈裟かな。けどまぁ‥‥感傷に浸りたくなかった、ってのが一番の理由です。ええ。

 この日の自分の席は2階席北東A列‥‥丁度ステージ向かって右側にあったスクリーンの真横辺りだったんですよ。で2階席の最前列ってことで、座ったまま手すりに腕を乗せてじっくり観れる環境‥‥真下にはお立ち台。数メートルの距離でメンバーを堪能することが出来るという意味では、本当に有り難い席でした。

 ライヴがスタートして思ったのは‥‥10人という人数を非常に「少ない」と感じてしまったこと。そりゃ自分がライヴに行き始めた頃は既に13人だったし、その後も12人→16人→15人→14人と尋常じゃない人数がステージ上にいたわけですが、そこからすっぽり1年空いただけで4人減って10人。確かに少ないかもしれない(ま常識的に考えれば多いんですが)。あと‥‥これは現在の振り付けを担当している人(夏まゆみ先生じゃないですよね現在?)のセンスだと思うけど‥‥やはりここ最近の‥‥"Go Girl" 以降かなぁ‥‥振り付けって何だか小さくまとまっちゃってる印象が強くて。特に人数が減れば減る程、それが嫌という程目につく。15人とかいた頃は人数に圧倒されてた部分が強くてそこまで気にはならなかったけど、さすがに今は‥‥

 もひとつ。こんなに至近距離で(まぁ真横からですが)観てるにも関わらず‥‥吉澤や小川といった「体格で判断できる」メンバーを除くと、識別が難しくなってる‥‥多分前から見たら顔とかで判断できるんでしょうけど、今のモーニングって背丈とか身体の線の細さが似通った子が多いからか、ホントに見分けが付き難いよなぁ‥‥と。去年の時もそう感じてたけど、まぁあの時は会場の規模がデカかったってのが理由だと思ってたんですが‥‥石川や藤本が「埋もれてる」感強かったもんなぁ。

 えっと。セットリストとかには全然文句ないです。むしろ現時点での最新アルバム「愛の第6感」の曲を沢山堪能できるという意味で、俺は楽しみにしてたんだよね。且つ、古めの曲‥‥特に「3rd -LOVEパラダイス」からの "DANCEするのだ!" と "「、、、好きだよ!」" が聴けたのは、嬉しいを通り越して発狂モノなんですが‥‥後藤・安倍在籍時に、ちゃんとした形で聴きたかったなぁとも思うわけで。だってさ、同じ曲でも「別モノ」に聞こえてくるんだよね。

 そうなんだよ。"LOVEマシーン" や "ふるさと"、"モーニングコーヒー" を当時在籍していなかったメンバーによって歌われている事実。勿論、歌はそうやって歌い継がれていくべきだと俺は常々言ってきたわけなんだけどさ‥‥もはやここまでくると、モーニング娘。が別のアイドルグループにカバーされてるような錯覚に陥るというか‥‥そんなこと、重々理解してたはずなんだけど、久し振りに観て改めてそう強く感じてしまいましたね。

 多分、そういうところに多くの人達は違和感なり憤りを感じて、ファンを辞めていくんだろうなぁ‥‥と、今日初めてBerryz工房に流れていく元モーヲタの気持ちが理解できた気がしました。ま、ほんのちょっとだけ、ね。

 ってネガなことばかり書いてもあれなんで‥‥

 いや。ライヴとして、そして卒業公演として見たら非常に理想的な内容だったと思うし、最後の「1曲」も非常に石川らしい、笑顔の絶えない選曲だったと思いますよ。あー、これなら最終公演でも悲観的にならずに、笑顔で送り出すことができただろうなぁ‥‥と。

 あともうひとつ。夜公演はどうだったか判りませんけど、昼公演ではこの日18才の誕生日を迎えた紺野へハッピーバースデーを、お客を含めた全員で合唱したり等のハプニングもあり。そんな紺野、自分の目の前に来る機会が一番多かったんだけど、ホントカワイイわ‥‥あーこんなに可愛くなっちゃって‥‥と、数日前に加入当時のハロモニ映像を観た後だけに、時間は確実に流れているんだな、と当たり前のことを実感したり。あとさ、道重がホント頑張ってるよね。俺、ずっと一環して言ってるけど、この子はライヴで観るとホントに面白い。目が離せないというか。振りがね、微妙に違うのよ。"Go Girl" の旗振りパフォーマンスの時も、旗を降ろす位置とかちょっとしたアクションが、他のメンバーと違ってるのね。何だろ、自分流になっちゃってるっていうか‥‥んで、あの笑顔と、あの「うさちゃんピース」ですよ‥‥俺、今ちょっと心がぐらついてます(えー)。

 歌の面でも、いよいよ5期メンバーが本格的に頭角を現し始めてますね。高橋に関しては、"春の歌" で、アルバムでは矢口が担当してたであろうハーモニーパートを難なくこなしてたし、新垣なんて "声" の歌い出しでのフェイクがかなり良かった。ただ、彼女に合う曲/合わない曲があるのは確かで、この日の昼公演で "ふるさと" を新垣ソロで歌ったんだけど、これはちょっと違うかな、という気が。思い入れの部分も影響して素直に聴けてないってのもあるのかもしれない。けど新垣の声ってもっとグルーヴィーな印象があるので、こういうタイプの曲はちょっと違うんだよね。小川も一時期のスランプを脱しているように感じられたし(歌にも安定感が出てきたし、ダンスも良かった)、紺野も‥‥確かに歌、良くなってるわ。

 6期は‥‥道重に関しては前述の通り。歌も頑張ってた。田中の頑張りも相当なモンだと思ったし。亀井は "モーニングコーヒー" で、メインパートを歌う石川にハーモに−を付けてたし(原曲での安倍における飯田のパートね)。けど3人の中ではまだ弱いかも。ダンスは確実に2人に差をつけられてるように思えたし。

 藤本は‥‥ソロになるとバーンと前に出るんだけど、それ以外の時が完全に埋もれちゃってる。10分の1に徹するのはいいんだけど、そんな器じゃないよなぁ‥‥ホント勿体ない。歌が今まで聴いた中で一番安定してただけに、尚更そう感じましたね。

 なんかその他にも言いたいことが沢山あるんだけど‥‥久住小春のこととかさ。それはまた別の機会にしましょう。

 とにかく。自分の中で完全にひと区切りつきました。今後は完全に「ハロプロの中のいちグループ」という距離感で接していきます。そして‥‥久住を含む新生モーニング娘。がもの凄いことをやらかしてくれたら、俺は素直にそれに乗りたいな、と。それくらいの軽い気持ちで付き合っていきたいと思います。

 石川梨華さん、お疲れさまでした。そして本当にありがとう。


--SETLIST--
【昼公演】
01. THE マンパワー!!! ※
02. 浪漫 〜MY DEAR BOY〜
03. 独占欲 ※
--MC--
04. 涙が止まらない放課後
05. 声
06. ラヴ&ピィ〜ス! HEROがやって来たっ。 ※
07. LOVEマシーン [吉澤・高橋・小川・新垣・亀井・道重・田中]
08. いいことある記念の瞬間 [小川・亀井・田中]
--MC--
09. 紫陽花アイ愛物語 [美勇伝]
10. 色っぽい女 〜SEXY BABY〜 [カントリー娘。]
11. シャイニング 愛しき貴方
  [カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)]
12. ロマンティック 浮かれモード [藤本美貴]
13. SHALL WE LOVE? [吉澤・高橋・小川・道重・田中]
14. ふるさと [新垣]
15. モーニングコーヒー [石川・紺野・藤本・亀井]
16. 恋愛レボリューション21
  [吉澤・石川・紺野・小川・藤本・亀井・道重・田中]
17. 直感 〜時として恋は〜 ※
18. そうだ!We're ALIVE(イントロのみ)〜 DANCEするのだ!
  [紺野・小川・新垣・藤本・亀井・道重・田中]
19. レモン色とミルクティ
  [紺野・小川・新垣・藤本・亀井・道重・田中]
20. 春の歌 [石川・吉澤・高橋]
21. 「、、、好きだよ!」
  [1コーラス目のみ石川・吉澤・高橋。後、全員]
22. そうだ!We're ALIVE
23. すき焼き ※
24. Go Girl 〜恋のヴィクトリー〜
--MC--
25. I WISH ※
--ENCORE--
26. 大阪 恋の歌 ※
--MC [石川]--
27. 初めてのハッピーバースディ!
  [1コーラス目のみ石川。後、全員] ※
--MC--
28. ザ☆ピ〜ス!

【夜公演】
01. THE マンパワー!!! ※
02. 浪漫 〜MY DEAR BOY〜
03. 独占欲 ※
--MC--
04. 涙が止まらない放課後
05. 声
06. ラヴ&ピィ〜ス! HEROがやって来たっ。 ※
07. LOVEマシーン [吉澤・高橋・小川・新垣・亀井・道重・田中]
08. いいことある記念の瞬間 [小川・亀井・田中]
--MC--
09. 紫陽花アイ愛物語 [美勇伝]
10. 色っぽい女 〜SEXY BABY〜 [カントリー娘。]
11. シャイニング 愛しき貴方
  [カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)]
12. ロマンティック 浮かれモード [藤本美貴]
13. GET UP!ラッパー [吉澤・小川・新垣・道重・田中]
14. ふるさと [高橋]
15. モーニングコーヒー [石川・紺野・藤本・亀井]
16. 恋愛レボリューション21
  [吉澤・石川・紺野・小川・藤本・亀井・道重・田中]
17. 直感 〜時として恋は〜 ※
18. そうだ!We're ALIVE(イントロのみ)〜 DANCEするのだ!
  [紺野・小川・新垣・藤本・亀井・道重・田中]
19. レモン色とミルクティ
  [紺野・小川・新垣・藤本・亀井・道重・田中]
20. 春の歌 [石川・吉澤・高橋]
21. 「、、、好きだよ!」
  [1コーラス目のみ石川・吉澤・高橋。後、全員]
22. そうだ!We're ALIVE
23. すき焼き ※
24. Go Girl 〜恋のヴィクトリー〜
--MC--
25. I WISH ※
--ENCORE--
26. 大阪 恋の歌 ※
--MC [石川挨拶、ファンへの手紙]--
27. 初めてのハッピーバースディ!
  [1コーラス目のみ石川。後、全員] ※
--MC [メンバーから石川へ贈る言葉]--
28. ザ☆ピ〜ス!

※印はフルコーラス



▼「モーニング娘。コンサートツアー2005春〜第六感 ヒット満開!〜」[DVD](amazon/7/6発売)

投稿: 2005 05 08 03:28 午後 [2005年のライブ, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク | コメント (2) | トラックバック

2005/05/02

モーニング娘。新メンバー決定

プロデューサーつんく♂より、モーニング娘。の新メンバー加入に関してのお知らせです。(つんく♂公式)

 本日放送の「ハロー!モーニング」にて、7期メンバーオーディションの結果が発表されました。

 最終選考に残ったのは、たった1人。そしてその子が7期メンバーとして合格しました。その子の名前は、久住小春。この春中学に入学したばかりの、12才。番組内でも新垣本人が言ってましたが、丁度彼女が5期メンバーとしてモーニングに加入したのと、同じ年ですよね。ま、久住がこれまでにタレント経験(子役やエキストラ等)があったのかどうかは判りませんけど。

 番組を観てていろいろ感じたことが。

 あれですよね、前回(1月)の「ラッキ−7オーディション」の時は同番組で90分スペシャルを組んだものの、今回は60分の通常放送で決まってしまった。まぁ合宿がつんく♂の我が儘でなくなってしまったり、最終候補者がたった1人に絞り込まれてしまった事等、いろいろあるとは思うんですが、何となく淋しいというか切ないものを感じましたね。だってさ、つんく♂のヤローが企画を途中で放棄しちゃった(合宿中止)もんだから、番組スタッフ側は泣く泣く「んじゃあ合格発表でひとつ(企画を)やらかしましょう」って‥‥感じなんですかね。「今までにない」とか「新しい」んじゃなくて、番組的にこれしかなかったのかなぁ‥‥と。う〜ん。まぁ俺の見方ですけどね。

 んでさ。俺自身はこの久住小春って子に対しては別にどうっていう感情もなく、ああそうなの、おめでとう、って感じなのよね。なんだろ、6期の3人の時と同じかな。いや、もっとフラットかも。だってさ、ここで判断できないじゃない? 後藤は特別だったにしろ、4期の4人にしろ、5期の4人にしろ、6期の(藤本を除く)3人にしろ、いろんな意味での「結果」は1年先だったり、あるいは2年先だったりするわけじゃない。今回の子が「ミラクル」連発で、まぁ後藤クラスなのかどうかは判らないけどさ‥‥次俺等の目の前に現れる時まで、最初の評価はすべきじゃないんじゃないの、とか思っちゃったりするんだけど‥‥ま、そんなのは無理な話だけどさ。

 で、ぶっちゃけ書かせてもらうと(ファンの皆さんゴメンなさい)、今回ここで7期メンバーが1人も決まらなかったら、モーニング娘。は多分年内には解散に追い込まれてたと思うのね。いや、7期メンバーが決まったからといって必ずしも年を越せるなんていう保証も確証もないし、じゃあもう上へ登り詰められないのかと問われれば、それも俺には判らない。ホント判んない。

 メンバーを入れ替える(=血を入れ替える)ことで新陳代謝を繰り返し、どんどんと変質していったグループでしょ。その血も完全に入れ替わり(=矢口の脱退によって、ラヴマ時代のメンバーは誰もいなくなった)、もはやスタート時とは全くの別物になってるわけじゃないですか。そういう意味で、今後どういう変質を繰り広げていくのかは、まぁ観るに値すると思うし、興味が湧くよね、と。

 そういうことです。ええ。

 だから今、この子が受かってどうとかっていう気持ちはあまりね‥‥今後どう変わっていくのか、成長していくのか、っていう方がむしろ興味がある。5期や6期がそうであったように。その成長の記録もまた、モーニング娘。そのものなわけだし。

 6期をタレントとして面白おかしく追ったのは「ハロモニ」だったけど、『モーニング娘。のメンバー』として我々に強くインパクトを与えたのは、やはり歌(= "シャボン玉")だったわけでしょ。だからさ‥‥今後また「ハロモニ」で彼女のレッスン姿とかを追うんだと思うけど、本当の意味での評価は、次の新曲‥‥新しい「10人」でリリースされる(恐らく夏頃?)新生モーニング娘。の新曲を聴いて、そのパフォーマンスを観て、まず判断したいと思います。話はそれからだ。



▼モーニング娘。「大阪 恋の歌」(amazon:初回盤通常盤シングルV

投稿: 2005 05 02 12:00 午前 [ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/04/29

モーニング娘。『大阪 恋の歌』(2005)

モーニング娘。なるか!? 2年ぶりの首位!(ORICON STYLE)

 例の「石川梨華/モーニング娘。卒業コメント8cmCD」1万名様プレゼント・キャンペーンが効いてるのかね。コメントだけでしょ? それ、ホントに欲しいかなぁ‥‥

 さて‥‥

 矢口真里の電撃脱退から早くも3週間が経ちました。その直後は彼女をブラウン管の中で見つけることはなかったものの、ここ1週間くらいの間にまたポツポツとみかけるチャンスがありまして‥‥結局新曲のプロモーション用に既に収録済みだった分は、殆どそのまま放送されたようですね。ま、ここまでの飢餓感(本人が我々の前に出て、コメントする等が一切なし)の中だと、そりゃファンからすれば『矢口ラスト』とか『矢口真里、緊急卒業』とか新聞の番組ラテ欄で見つけたなら‥‥ねぇ。

 さて。本来なら自分が大好きな石川梨華の卒業を目前に、いろいろと感慨深い気持ちにならなきゃいけないんですが‥‥全然そんな気になれねぇ。矢口よ、そんなところまで持っていかなくても‥‥

 んで、その石川梨華のモーニング娘。在籍時ラストシングルとなるのが、この「大阪 恋の歌」という、非常に微妙なシングルなわけ。

 どこが微妙なのか‥‥というと‥‥いや、嫌いではないんですよ。むしろ好きな部類の曲。アレンジやバックトラックも意外と好きだし。鈴木Daichi秀行がやったアレンジの割りに、結構好きですよ。所謂R&B歌謡の部類に入ると思うんですが、これまで彼が手掛けてきた同系統のモーニングのシングル曲の中では、メロや雰囲気含め、個人的にはかなり上位にランキングするんですよ。でも微妙。何故なのか?

 恐らくその最大の理由は‥‥

 これを「何かこれから始まります!」って時ではなく、「ひとまずここでひと区切り」って時期に発表してしまったことなんじゃないかな、と。そう、曲には罪はないのよ。ただね、これを卒業シングルです、と提示されてもこちらは割り切れないし、しかもリリース直前にもうひとり別の卒業者(というか脱退者)まで生んでしまった後となると‥‥余計にね。なんだろ‥‥今度のラジオの中でも言ってるけど、後藤卒業/ハロプロ大改革という時期にドロップ、異色作 "そうだ!We're ALIVE" の「次」に発表してしまったがために、散々たる評価しか得られなかった "Do it! Now" の時と同じような微妙さを感じるんだよね‥‥

 あとさ‥‥これは多分いろんな人が言ってるかもしれないけど、あのオープニングでの大阪弁によるセリフ‥‥勿体ないなぁ‥‥あれいらないよ。今までのモーニングだったらあってもおかしくはないんだけどさ。何かね、ここでいきなりマイナスイメージ/マイナスポイントを聴き手に与えちゃってるんだよね。これなかったら、普通に聴けるのにさ。歌詞が大阪弁で歌われる分には全然違和感ないのよ。そういう歌、沢山あるじゃない。でもあの出だしだけはね、何となくダメ。

 アレンジとかメロとか歌詞とかは、つんく♂が最も得意とする手法なんだけどさ、かなり上手くいってる方だと思うのね。シャ乱Qが普通に好きだった人には、何となく懐かしい空気があるんじゃないかな‥‥これ、普通につんく♂がソロで歌っても全然「アリ」だもんね。むしろお前が歌え!くらいの曲だよね。それを藤本・高橋がメインとなって歌ってる。多分、次期モーニングを支えるであろうふたりが。だからこそ、石川の存在がね‥‥邪魔なのよ。ホントに。

 そうよ、これを石川卒業後に出せばよかったのにね‥‥売れる/売れないは別としてさ。それとも、7期メンバーを迎えた後の「次の一手」は既に見えてるんですかね? 何かさ‥‥それが見えるまでは、無闇矢鱈と音源を出さない方がいいんじゃないか‥‥そう思うのね。きっと次のモーニングは完全に生まれ変わると思うのよ。全然違う、別のユニットとして再デビュー‥‥くらいの気持ちで、メチャクチャやっちゃっていいと思うのよ。もう "LOVEマシーン" は完全に過去、あの曲を捨てちゃうくらいの気持ちで無謀なことをやってもいい時期だと思うのよ。だって‥‥一介のアイドルグループが、7年以上もこうやってヒットチャート上に生き残っちゃってるんだもん。普通に考えればもう限界はとうに越えてるわけじゃない。普通の人達からみたら、もう知ってるメンバーって殆どいないわけでしょ? 吉澤と藤本‥‥高橋とか紺野の名前を言えたら大したもんだ、くらいの存在なわけでしょ。もうさ、過去に囚われずに前進するのみでいいんじゃないかな。守るべきものはもう既になくなっちゃってるんだからさ‥‥

 そういう意味では、カップリング曲の "NATURE IS GOOD!" が無駄に「現在のモーニング娘。」を端的に表現しちゃってるような気がするね。中途半端なロック感、中途半端なポップさ。歌えてるんだか歌えてないんだか、微妙な感じ。元気に歌う矢口の声を聴いちゃうと余計に‥‥こう‥‥ね。

 もうさ、エコとか自然を守ろうとか、そういうのを止めてさ。ゴロッキーズなんだから、無茶苦茶やっちゃって欲しいわけよ。アナーキズムを追求して欲しいわけですよ。まぁ、完全に子供相手になってしまってるから、今回みたいなスキャンダル程度で脱退しなきゃならなかったわけだけど‥‥無理か。やっぱり無理なのか。

 何か無茶苦茶書いてるな、俺。けどさ、単に好きなわけですよ。"THE マンパワー!!!" の後だから、保守的且つ過渡期的な曲をね、卒業シングルに持ってくるとは誰も思わないじゃない。しかも当の石川を全然生かし切れてないわけだからさ‥‥勿体ない。



▼モーニング娘。「大阪 恋の歌」(amazon:初回盤通常盤シングルV

投稿: 2005 04 29 12:17 午前 [2005年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/04/15

あの娘に1ミリでもちょっかいかけたら殺す

 いやね、別に矢口の件を引きずってるってわけでもないんですよ。けどねぇ‥‥なんか可哀想だよなぁ。ネット上に落ちてる今日売りの「FRIDAY」の写真を見たんですが‥‥そんなドギツイものじゃないですよ。けどね‥‥確かにイメージ的なものはあるわな。アイドルなんてイメージ先行だしな。そういう意味ではあれはマイナス以外の何ものでもないか。でも矢口ひとり辞めたところで、誰も得しないと思うんだけどな。せいぜい「FRIDAY」が売れる程度じゃねぇの。

 まぁ‥‥下にも書いたけど、これからだよな、問題は。モーニング娘。のツアーはまだ続くわけだし、矢口だって今後ソロとして活動していくわけだからさ。謹慎期間とかあるのかどうかも判らないし、今やってるピン番組(「矢口ひとり」とかな)が放送継続するのか、またその他の番組(「ハロモニ。」とか)の扱いはどうするのか、とか全然見えてこない面が多過ぎるよな。

 って‥‥何冷静に語ってるんだ俺は。周りはこういった情報に対して目を、耳を閉ざしてしまっているというのに。何だかんだいって、一番引きずってるのはこの俺自身なのかもな。アハハ。

 運転中は全くモーニング娘。の歌が耳に入ってこなかったのに、帰宅してさっきの記事を書いてから、どうしても聴きたくなったアルバムがあって。さっきから爆音でこればかり聴いてるよ。

 ここまでやったんだから‥‥せめて今後の矢口には幸せになって欲しいな、と。マジヲタ/キモヲタっぽく書いてみたり。

 こんな時にこそ聴きたい‥‥そう思ったのは、銀杏BOYZだったのね。単純に "あの娘に1ミリでもちょっかいかけたら殺す" が脳裏を掠めたから、ってだけなんだけど。別に歌詞にモーニング娘。って単語が登場するから思い浮かべたのか、あるいはタイトルそのままなのか‥‥



▼銀杏BOYZ「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」("あの娘に1ミリでもちょっかいかけたら殺す" 収録)(amazon

投稿: 2005 04 15 12:45 午前 [モーニング娘。, 銀杏BOYZ] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/04/14

矢口真里、本日付けで緊急脱退。

『モーニング娘。』リーダー「矢口真里」についての重要なお知らせ(公式)

 やっぱり書かなきゃダメですよね、ええ‥‥

 仕事で打ち合わせが終った後、友人からの携帯メールに気づいて見てみると、これについての第一報だったんですよ。ま、もっと詳しく、相手の名前とかまでハッキリと書かれてたわけですが。

 何だろ、ショックというよりは、ただただ驚いて、驚きすぎて言葉にならないってのが第一印象。そりゃいつか矢口も辞めるだろう、恐らく次に辞めるのが彼女なのかな‥‥と世間一般のヲタ達と同じように考えてたりもしましたが、まさか来月の頭に控えた石川梨華卒業よりも先に、こんな形でいきなり脱退することになるとは思いもしなかったよね。だって、「卒業」ではなくて、ハッキリと「『モーニング娘。』を辞し」って表現してるじゃない。脱退ってことですよね(ま、これまでも脱退には違いなかったわけですが、公式の表現としてはもっと柔らかく、あくまで笑顔で送り出そう的な「卒業」という表現だったじゃないですか)。

 信号待ちしてたら、何の前触れもなく、猛スピードで走って来た車にオカマ掘られた、みたいな‥‥そんな驚きというか、ホント寝耳に水ですわな。仕事からの帰りがけにしなきゃならないこと、全部忘れてそのまま帰ってきちゃったもん。

 んで更にタチが悪いことに、車の中に「ベスト!モーニング娘。2」のCDがあったんで、それを聴いて帰ろうとしたんですよ。いや聴いて帰ったはずなんですが‥‥全然耳に入って来ないのな、曲が。いつも聴いてるあの曲がガンガン流れてるはずなのに、全然耳に入って来ない。けど何を考えてるってわけでもない。完全に思考回路が停止しちゃってる。あちゃー、これじゃ俺、ただのマジヲタじゃないですか‥‥

 俺は別にアイドルが恋愛しようが、誰と付き合おうが、それは気にしてない。つーかむしろ、あの年齢の女の子が恋してない方がおかしいし、むしろみんな誰かしらと付き合ってて、それを上手くやりくりしてるだけなんだよね。そんなの、みんな気づいてるはずでしょ。けどまぁ、それを表に出さない、見せないのもまた「プロ」としてのお仕事なのかもしれないけどね(夢を壊すって意味では最悪の形だからねぇ)。

 こういう形でしか謝罪できなかったのかねぇ。もっと他にも方法はあったはずだと思うんだけど‥‥要するに、矢口の中にもやがてやってくる「辞め時」って意識が常にあったんだろうね。それがこういうタイミングで、最悪の形でやってきちゃった、と。

 う〜ん。何だか後味が悪い脱退劇だなぁ。しかもこれで終ったわけじゃなくて、むしろ雑誌が発売される明日以降から更にヒートアップするわけじゃないですか、いろんなことが、いろんな所で。矢口本人にも、そして矢口に代わってリーダーを務めることになってしまった吉澤ひとみにも、更にこんな形で先を越されてしまった石川梨華、そして残された他のメンバー、更に安倍なつみや中澤裕子、飯田圭織、保田圭といった元同僚達にも、いろんな形でその影響なり何なりが降り掛かって来るだろうし(そう、安倍の時みたいにね)。

 俺、5月7日に武道館に行くんですけど‥‥どういう気持ちで「矢口真里のいないモーニング娘。」と向き合えばいいんですかね。誰か教えてくださいよ?



▼タンポポ「TANPOPO 1」(矢口ソロ曲 "センチメンタル南向き" 収録)(amazon

投稿: 2005 04 14 09:36 午後 [モーニング娘。] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/12/26

モーニング娘。『愛の第6感』(2004)

 思ったよりも早くリリースされた、モーニング娘。通算6作目のオリジナルアルバム「愛の第6感」。世間的な評価がどうだとかっていうのは、正直あまり気にしてないのね。というのも‥‥セールスが全てを物語ってるじゃない。売れてないです、ハッキリ言って。リリースした時期が悪かったというのもあるんだろうけど、それ以前に世間から求められていない‥‥これが一番の原因ですよね。

 例えば、このアルバムには大ヒットといえるようなシングル曲が一切入っていない。既に人気が下降気味だった前作「No.5」でさえ、"ここにいるぜぇ!" や "Do it! Now" といったシングル曲が入ってたけど(いや、シングル曲はこれ2曲だけだったけど)、かろうじてチャートで1位を獲得したし、セールス的にもその前のアルバムの半分以下という結果だったものの、それでも20万枚近くは売れたようだし。

 それが今回、アルバムチャート初登場7位、5万枚弱しか売れなかったわけですよ‥‥シングル3曲も収録していながら。けどそのシングル曲("浪漫〜MY DEAR BOY〜"、"女子かしまし物語"、"涙が止まらない放課後")のどれもが大きなヒットを記録していないし、正直一般層にタイトルだけ言っても、絶対にどういう曲か伝わらない‥‥それが現状なんですよね。つまり、コア層であるところの5万人しか買っていない‥‥もはやコア層がそれだけしかいないという現実も悲しいものがありますが、それも仕方ないのかな、と‥‥

 とはいうものの、そういったセールスや人気の低下とは裏腹にこのアルバム、なかなか出来が良いんですよ。ていうかさ、今のモーニング娘。にこれ以上、何を望めというの? 何を基準としているわけ、君たちは?

 アルバム用の新曲のどれもが派手さは皆無だけど、ジワジワ効いてくる魅力を持った楽曲ばかりなんですよ。似非沖縄テイストな "すき焼き"、大人っぽくて落ち着いた雰囲気の "春の歌" や "声"、如何にもモーニングっぽいバカテイストの "直感〜時として恋は〜"、つんく♂色全開のR&B歌謡 "独占欲"、きらびやかなアイドルポップ "レモン色とミルクティ" 等々。どれもがシングル曲のような派手さに欠けるものの、楽曲としてはかなり「らしい」出来で、個人的には大満足だったんですけどね。

 いや、大満足というよりも‥‥最初にアルバムを通して聴き終えた時の安堵感‥‥アルバムを聴く前の不安感はそこにはなく、満足よりも先に「あー、(駄作じゃなくて)よかったー」という安心感の方が先に来たというね‥‥こう感じた人、意外と多いんじゃないの? 前作の出来がああだっただけにね‥‥

 既にミュージカルで披露されていた楽曲の初音源化となる "HELP!!" も "SHIP TO THE FUTURE" も、まぁミュージカルのテーマに沿った歌詞ってことで正直「?」な部分もあるものの、前作でのポッキー絡みのアレよりは全然マシですしね。いや、この2曲も悪くないですよ。

 更に、シングル曲 "女子かしまし物語" の続編的内容といえる "女子かしまし物語2" なんて、シングル版と対極にあるようなパート割り(シングルは名前を呼ばれた子は歌わず、ただ真ん中に立っていて、その周りの数人が歌うという構成なのに対し、"〜2" は名前を呼ばれた子がソロで歌うという構成)と、シングル版以上に張り切っているつんく♂の遊びがかなり耳について、「おい、これってモーニングのメンバーよりもつんく♂の方がレコーディングに時間かかったんじゃないの?」なんて思えちゃう程、「つんく♂の作品」に仕上がってるんだよね。これは "独占欲" という曲に関しても同様で、ここ最近のモーニングのシングル曲にはなかった程の手の込みようというか。恐らく、いろんな意味で「正念場」と感じたのかな‥‥凄く「音楽」で勝負してるように感じられるのね。気合いが伝わってくるというか。

 なんていうかね、立ち位置的にこの作品って実は「3rd -LOVEパラダイス-」にとても近いんじゃないかな、という気がしてね。状況的にも音楽性/内容的にも全然別ものだし、2000年当時のモーニングと2004年のモーニングを比較するのもバカバカしいとは思うんだけど‥‥

 何だろ‥‥背伸びしてないというか、非常に等身大で、身の長けに合った作品集だな、と。浮かれてないし、かといって悲壮感もないし。あー、今彼女達に出来ること/彼女達が得意なことをそのまま形として記録した作品集だな、と思うわけですよ。それは微妙さの残るシングル3曲についても同じことで、アルバム曲に関しては更にそれが特化していると。

 こうやってアルバム通して聴くと、逆にシングル曲の方がインパクト弱く聴こえるのは気のせいですかね‥‥何だろ、良くも悪くも作為的な面が鼻につくというか。悪くはないんだけど‥‥って面が、シングル単体で聴いた時以上に表出しちゃってるような。勿体ないなぁ。

 個人的には好印象で、かなりの頻度でリピートしているこのアルバム、皆さんにはどのように響いているんでしょうか‥‥



▼モーニング娘。『愛の第6感』
amazon

投稿: 2004 12 26 12:01 午前 [2004年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/12/03

ボーナスシーズンにボックスセット

 年末時期になると、日本でも海外でもそうなんですが、まぁ‥‥あれですよ、ベスト盤とかが多くリリースされるんですよね。特に海外の場合は「クリスマス・シーズン向け」ということもあり、パーティーでかけるもよし、プレゼントにあげるもよし、といった感じでリリースされることが多いみたい。実際、何かの記事で読んだんだけど、DEF LEPPARDのアルバム「HYSTERIA」が毎年年末になると数万枚売れるそうなんですよ。リリースから5年以上経ってからのお話ですよ。これ、厳密にはオリジナルアルバムですが、シングルヒットが全12曲中7曲も入ってるってことで、まだベスト盤が出る前は重宝されてたんでしょうね。

 というわけで、洋楽に限らず日本でも年末年始にベスト盤をリリースするというアーティストは意外と多いようで。

 ところが。ここ最近はベスト盤だけでは飽き足らず、ボックスセットをリリースするアーティストが増えてるんですよね。数年前にKISSが5枚組ボックスを出したかと思うと、昨年はSLAYERがDVD付き5枚組ボックスとか出したし、今年はBON JOVIやNIRVANAといった目玉商品が人気を呼んでるし。

 というわけで、幾つか気になるボックスセットを紹介。



▼NIRVANA「WITH THE LIGHTS OUT」[3CD+DVD](amazon

 その殆どが未発表テイクという貴重音源満載のボックス。ブートとかで流出した曲もあれば、代表曲のデモテイク、'80年代のライヴ音源まであるので‥‥正直クオリティが心配ではあるんですが、まぁ‥‥コアなファンには嬉しい1品かな、と。当然買いますが。



▼BON JOVI「100,000,000 BON JOVI FANS CAN'T BE WRONG」[5CD+DVD](amazon

 こちらも代表曲は殆ど入っておらず、あっても一部のヒット曲のデモテイクのみ。後は完全未発表のスタジオアウトテイクや映画のサントラにのみ収録された曲、去年出たアコースティック盤に収録される予定だった新曲2曲等、とにかく初聴きの音源てんこ盛り。更に日本盤はB面曲10曲入りのボーナスディスク付き。これも選曲かなり良いので、絶対に日本盤で買い!


▼岡村靖幸「岡村ちゃん大百科」[8CD+2DVD](amazon

 リリース自体は来年2月だけど、これから岡村ちゃんのアルバム揃えようって奴らは、正直これを買いなさい! エピック時代のオリジナルアルバム&未収録曲全部揃うし、DVDもレアなやつ満載だし。当然俺も予約済み!


▼モーニング娘。「モーニング娘。EARLY SINGLE BOX」[9CD](amazon

 8cmシングル時代("モーニングコーヒー" 〜 "恋のダンスサイト")までの8枚を12cm化、それぞれに貴重な未発表音源&テイクを収録。更に人気曲&アルバム曲のカラオケディスク付き。これもマニア向けですけど、"ふるさと" や "真夏の光線" のボーカル違いとか初期テイクとかって聞くと、それだけでもうヨダレものなんですが‥‥

 とりあえず、上の4つは全部予約済みのもの。アホだな相変わらず‥‥


投稿: 2004 12 03 12:40 午前 [2004年の作品, Bon Jovi, Nirvana, モーニング娘。, 岡村靖幸] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/11/23

最後の夜

 ゴメンなさい、3日連続でハロプロネタで。けど書かずにはいられないんです‥‥

 21日のモーニング娘。コンサート夏秋ツアーラスト。飯田圭織の娘。コン最後でもあったわけなんですが、もの凄いサプライズがあったようですね。

 開演前のS.E.としてタンポポの "聖なる鐘が響く夜" や娘。初期の "Good Morning"が流れたり。

 ラストの圭織MCの時に "タンポポ" が流れ(しかも本人も知らなかったらしい)そのままソロで歌い。最後の最後に "愛の種" をバックに万歳三唱って‥‥

 俺、その場にいたら間違いなく泣くわ。ホント、横アリのがDVDじゃなくて、こっちをDVDにすればいいのに‥‥矢口も石川も "タンポポ" の時は泣いていたらしいね。客席には中澤裕子の姿もあったそうで、彼女も泣いてたそうな‥‥もうそれ聞いただけで俺、涙ぐんでるから。

 それでさっきから道で拾った21日の音源を今聴いてるんだけど‥‥やっぱりいきなりの "タンポポ" の瞬間、泣きそうになった。ヤバい‥‥本当にサプライズだったんだな、これ‥‥それにしても、やはりオープニング前から "Good Morning" とか聴かされると、否が応でも涙腺緩むわな。そして大ラストでの "愛の種"‥‥こういう仕掛けができるのも、オリジナルメンバーである圭織だからこそなんだよね。そして‥‥これが最後なんだろうね、こういうサプライズ。いや、矢口の時も何かあるかもしれないけど‥‥でも‥‥

 ハロコン横アリラスト、行きたいけど‥‥本当に観たい人のためにも自分は行かないことにしようかと思案中。ま、来春の石川ラストには行くと思うけど。

 本当の本当に、終わりが近づいてるんだなぁ‥‥



▼モーニング娘。「ファーストタイム」(amazon

投稿: 2004 11 23 05:05 午後 [タンポポ, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。, 飯田圭織] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/11/04

モーニング娘。『涙が止まらない放課後』(2004)

「涙止放」

‥‥と略さないとは思うけど。笑

 ええ、モーニングの新曲「涙が止まらない放課後」でございます。購入以来、久々のヘビーローテーションでございます(c/w共々な)。

 結局、俺は本体にこういったToo Muchでストレンジで冒険的なものを求めてたんだよね、「シャボン玉」以来ずっと。

 曲調こそほのぼのしたメルヘンチックなアレンジだけど、歌が入った瞬間に感じさせるある種の暴力性。この醍醐味(醍醐味?)こそ「モーニング娘。」だったんじゃないのかな、と。

 後藤が抜けて輝きを欠き、保田という一本の柱を失い、尚かつ安倍、辻加護と卒業していく中、「現状維持」を強いられてきた(かのように映る)ここ2年くらいのモーニング。冒険しようとしても「守り」が生じて、結果中途半端に終わり、逆効果。気づけば10万枚にも届かないシングルセールス(かしましが9万5千程度というのもある意味驚きだったけど)。

 そう。だからこそ、もう失うものなんてないんだから‥‥やりたいようにやって欲しかったのよ。そして、今回‥‥勿論大満足とは言わないけど、個人的にはかなりニンマリな仕上がり。何となくさ、「つんく♂は、これ作りながら(レコーディングとかパート割りとか)終始ニヤついてたんだろうなぁ」とか勝手に想像してるんですが。いや、間違いないよ。絶対にあの変態野郎は相当気合い入れて「遊んだ」はずだよ。それはアレンジの丁寧さとか、思った以上にボーカルのピッチいじってないことからも伺えるもの。

 世間的には絶対に売れない部類の楽曲だろうし、ヲタからもある意味敬遠されそうな楽曲かもしれない。けど俺は支持するわ。決してベストとは言わないけど、本体での今年一番のナイスワークだと思いますよ。



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※モー神通信。さんにもこの曲に関する文が。概ね同意です。ここからまた何かが始まるのかどうか、この目でしっかりと追っていきたいですね。

投稿: 2004 11 04 11:44 午後 [2004年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/07/23

モーニング娘。『女子かしまし物語』(2004)

  辻希美と加護亜依にとってモーニング娘。在籍時最後の作品となるのが、この通算23作目のシングル「女子かしまし物語」。卒業シングルがメンバー自己紹介的ナンバーというピントのズレ具合がまたつんく♂らしいといえば、確かにそうなんだけど‥‥やっぱり違和感を感じるわけよ、いろんな意味で。

  6分に渡ってメンバー14人個々について歌う、おニャン子クラブでいうところの "会員番号の唄" 的ナンバーという触れ込みだった表題曲 "女子かしまし物語" だけど、ちゃんと歌詞に耳を向けてみるとメチャクチャ違和感を感じるわけですよ。ファンにとっては特にそうなんじゃないですかね? 彼女達のことをよく知らない人からすると「へ~っ、そうなんだ?」とか信じちゃうかもしれない‥‥ある意味面白いとは思うけど‥‥でも、この2004年の7月に、モーニング娘。に対して興味を持つ人達って、本当に限られた属性の人達だけでしょ? そんな時期にこんな「濃い」曲をぶつけてきて‥‥自棄がまわったか、つんく♂!?とか本気で思えて来た程ですよ。まぁ最初は音の荒いラジオ音源だったので、余計にネガに感じた部分もありますけどね‥‥

  ところがね、その同じ曲をテレビでパフォーマンス付きで観たら‥‥印象がガラリと変わったわけよ。あー、つんく♂や周りのスタッフは本気で『"LOVEマシーン" よ、もう一度』とか思ってるんだな、と感じ取れたわけ。中途半端で豪華だかチープなんだかよく判らない似非ファンク調のバックトラック、所々にモーニング自身や他所のお笑い芸人のネタを仕込んでいる振り付け、そして基本的には同じコード進行の8小節を延々繰り返してるだけのメロディー、メンバーの事を歌ったと見せかけて、実は「一般の女子高生やOLの日常を歌にした」だけの歌詞(最初の紹介文のせいで、聴く前から我々にある種の固定観念を植え付けられてしまったわけですね。でも実際にはそういうことみたいですね)‥‥各小節頭でメンバー14人が代わる代わる紹介されていく(決してソロパートがあるわけではなく、だ)、しかも6分間も‥‥バカバカしさを越えて、思わず感動してしまった。いろんな意味で‥‥いや、ネガな意味で涙が出そうになった、というのが本音かな。あー、もう来るところまで来ちゃったなぁ、本格的末期症状だなこりゃ‥‥って。

  決して悪い曲だとは思いませんよ。けどこの単調なメロディを6分間延々繰り返すのは、今の彼ら/彼女等にとって如何に危険な行為か‥‥テクノや本場モノのファンクバンドならまだしも、今や世間から「モー娘。」ってだけで敬遠されがちの彼女等がこれをすることが如何にリスキーか、そして「すぐに飽きられてしまう」可能性を大いに秘めていることにスタッフは気づいてるんでしょうかね? こういう時期(安倍なつみ卒業後、明らかに失速し続けている中での辻加護の卒業、そして中途半端な時期での石川梨華と飯田圭織の卒業発表という、もはやメンバー卒業といった要素でしか話題を集められない時期)だからこそ、もっと慎重に、もっと気合いを入れた展開及びプロモーションが必要なんじゃないかい?と、元ファンとしては本気で心配してしまうわけですよ。

  今年に入ってリリースされた2枚のシングル‥‥ "愛あらば IT'S ALL RIGHT" と "浪漫 ~MY DEAR BOY" はもっと成功してもおかしくないだけの可能性を秘めた楽曲だったと、今になって思う俺ですが‥‥結局はタイミングだったり、売る側の姿勢だったり、そういった要素が上手く機能しなかったために、ヲタ以外の「市井の方々」の耳には届かなかった、あるいは届いても右から左にスルーしてしまった。勿論、過去の楽曲と比べれば弱くなってるのは事実以外のなにものでもないですけどね。

  カップリング曲にしてもそうですよ。アテネ・オリンピックやそれに出場する日本女子サッカーチームに絡めた(あるいは自分達が参加する女子フットサルに向けて歌った)"がんばれ 日本 サッカー ファイト!" という曲も、決して褒められた楽曲ではないと思うんですよ。ここ数作のカップリング曲が非常に意欲的で、ある面においてはシングルのタイトル曲を越えてしまっていたはずなのに、ここにきて急に‥‥とにかく "女子かしまし物語" にしろこれにしろ、共通して言えるのが「中途半端」ということ。バックトラックも「あと一歩」だし、メロディも「あと一歩」、アレンジも「あと一歩」なら歌詞も「あと一歩」。アイデアだけはいいと思うんだけど‥‥実力/能力がそれについてきてない。枯渇してしまったのか、それとも単に時間が足りないだけなのか‥‥どっちにしろさ‥‥この曲、オリンピックが終わったら聴かないと思うよ。なんかね、勿体ないよ。もっとさ‥‥いや‥‥もういいや‥‥はぁ‥‥

  最後にさ。"女子かしまし物語" での彼女達のパフォーマンスを観て感じたことを。つんく♂さん、今回の振り付けって誰がやってるんですか?? 正直、過去最低だと思います。あのね、「笑わせる」と「笑われる」のは全然違うんですよ? そんなの関西出身のあなたならよくご存知のはずでしょ? 実際、"LOVEマシーン" の時にそんなこと、言ってましたよね? 忘れちゃいましたか?? 今のモーニング娘。からは「笑わせよう」という空気ではなくて、「笑われてる」受け身っぽい空気を感じるんですが‥‥本人達の意気込みとは裏腹にね。

  もうさ‥‥モーニングは、年末まで音源出しちゃだめ! 12月の頭に紅白用に出せばそれでいいよ。それまではつんく♂さん、いろいろネタやアイデアを貯め込んでおいてくださいよ‥‥もう一度、最後にもう一度「最高にカッコいいモーニング娘。」を我々に「これでもかっ!?」って位に見せつけてやってくださいよ。お願いだからさ‥‥ 。



▼モーニング娘。『女子かしまし物語』
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投稿: 2004 07 23 12:00 午前 [2004年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク

2004/05/17

モーニング娘。『ザ☆ピ~ス!』(2001)

  今やモーニング娘。のライヴでは欠かせない代表曲のひとつとなった "ザ☆ピ~ス!" も、リリース当時は「またダンス☆マンがアレンジかよ‥‥」とか「マンネリだよね、この路線も‥‥」なんて声が一部のファンの間で囁かれたみたいでして‥‥その後この曲がどんな運命を辿ったかは、ファンじゃなくてもご存知でしょう。テレビの歌番組での特番等で、新曲以外を歌う機会があった場合、"LOVEマシーン" の次に歌われる頻度が高いのがこの曲なんですよね。ある意味、ここ数年のモーニングの路線を決定づけた1枚だったのかもしれませんね(勿論、それまでの積み重ねあってこそ、ですが)。

  モーニング娘。にとって通算12枚目、2001年最初のシングル(前作 "恋愛レボリューション21" から約7ヶ月振りという、彼女達にとって最も長いブランクを経験した時期)というだけでなく、中澤裕子卒業(2001年4月)後、最初のシングルであり、また同年8月末には第5期メンバーが決定するという微妙な時期での、9人編成による最初で最後のシングルとなったのが、"ザ☆ピ~ス!" と "でっかい宇宙に愛がある" という名曲2曲から成る1枚。前者は前述したようにダンス☆マンのアレンジによる、歌謡ファンク路線をなぞった1曲で、後者は鈴木俊介アレンジによる、"I WISH" 路線を更に押し進めた歌謡ゴスペル路線といった1曲。共にその後もライヴで歌われる機会が多い楽曲で、2004年3月にリリースされたベストアルバム第2弾「ベスト!モーニング娘。2」にも2曲共収録される程。

  "ザ☆ピ~ス!" はダンス☆マンがアレンジに携わっていることから "LOVEマシーン" の括りで語られることが多いみたいですが、前作 "恋愛レボリューション21" の延長線上にある構成を持つ1曲で、似て非なるタイプの曲といえるかもしれません。"LOVEマシーン" が'70年代のファンクへのリスペクト&オマージュから始まり、そこにつんく♂の持ち味を振りかけた『歌謡ファンク』路線を決定づけた1曲だとすると、"恋愛レボリューション21" はそこから更に飛躍し、1曲の中にいろんな要素、いろんなタイプのメロディを詰め込んだ(あるいはコピー&ペーストした)『ヒップホップ要素を持った歌謡ファンク』路線と呼ぶことができると思います。この "ザ☆ピ~ス!" は正しくその路線を更に押し進めた作品で、次々といろんな要素が飛び出します。イントロでの歪んだドラムにラジオボイスでのアジテーション、続くチャールストン風メロディーを持った軽やかなポップ感覚、歌に突入すると急に従来の歌謡ファンク路線(ここではEARTH, WIND & FIREの "Boogie Wonderland" を元ネタにしてるのかな?)へと流れ、サビで再びメジャー感溢れるポップなメロディへと変化‥‥といったような感じで、イントロから1コーラス目だけでもこれだけの展開を持つんですね。しかもイントロで登場する「HO~ほら行こうぜ」というアジテーション風フレーズは所々に、いろんなアレンジを加えて登場するから、聴く人が聴けば「せわしない」とか「継ぎ接ぎだらけで、曲として成り立ってない」と酷評するかもしれません。しかし、この曲の凄みってやっぱりファンキーなバンドサウンドと豪華な生ブラスによって表現される、そういった継ぎ接ぎ感だと思うんですよね‥‥

  この曲でメインを取るのは、いつもの安倍なつみと後藤真希というツートップ、そして初のセンターとなる石川梨華の3人。歌う比重的には安倍・後藤のウエイトが高いんですが、何故か『石川のための歌』という印象が強いのは、彼女のフォトジェニック的要素の強さと、何よりも常に真ん中にいる時間が長いからでしょうね。そういったビジュアル面での強調と、歌中盤に登場するあのセリフ‥‥このインパクトが全てを決定づけているように感じます(逆にこのセリフ部分があるからダメ!って人もいるんでしょうね。初めてこの曲を聴いた頃の俺みたいに)。見方を変えれば、石川がいるからこそ成立する楽曲とも言えるでしょう。安倍・後藤だけじゃここまでの完成度(完成度?)に達しなかったんじゃないか‥‥そう思える程、石川の存在感が光る1曲。タイミング的にもバッチリだったんですよね、うん。

  一方、カップリング(というよりも既に両A面と呼べる) "でっかい宇宙に愛がある" は先にも書いたように、全員が終始ユニゾンで歌う歌謡ゴスペル調ナンバー。イントロのフェードインしてくるハモンドオルガンといい、ピアノが目立つバンドアレンジといい、曲中に挿入される手拍子といい、正しくゴスペルのそれをなぞっていると思われます。実際、"I WISH" にもその要素は十分感じられたんですが、あそこではその後のモーニングを担っていく若いメンバー(3期の後藤+4期の4人)を中心に据えて、各パート毎に代わる代わるソロを取っていく構成でした。しかし、ここでは常に全員(パートによっては半分に分けたり等してるが、常に大人数)でユニゾンを取る‥‥そこにこの曲の魅力があるんだと個人的には思っています。全員がユニゾンで歌うという意味では、"LOVEマシーン" のカップリング曲だった "21世紀" という楽曲がありますが、それともまた違った魅力がここには存在します(あれもある意味ゴスペルチックでしたしね)。歌の力、「歌う」ことの魅力、歌で何かを伝えるということ‥‥所謂「歌の原点」に立ち返った1曲であり、その歌詞の内容共々、当時のモーニングの全てを凝縮した1曲に仕上がっていると思います。単なるパーティーチューンでもなく、かといって説教じみてもいない。まぁ「24時間テレビ」という巨大な番組に起用されることで、またその意味合いも若干変わってしまったような気もしますが‥‥ぶっちゃけ、アイドル云々とか抜きにして泣ける曲だと思います。いや、俺は素で泣けるんだけどね、"I WISH" とかこの曲とか聴くと‥‥

  9人編成での唯一のシングルということで(=新メンバー加入前ということで)いろんなことが危惧されたと思うんですが、リリースから3年近く経った今でもファンから愛されているという事実を見れば、ここに収められた2曲は間違ってなかったということになるんでしょうね。そして、恐らくファン以外の層にとっても、この曲("ザ☆ピ~ス!")までが一般的に認知されている楽曲、モーニング娘。が国民的アイドルとして君臨していた時期最後の楽曲だったのかな、と‥‥。



▼モーニング娘。『ザ☆ピ~ス!』
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投稿: 2004 05 17 12:00 午前 [2001年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク

2004/05/15

モーニング娘。『Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~』(2001)

  シンプルにカッコいい‥‥まさかアイドルグループの楽曲で、こんなに背筋がゾクッとする程のカッコよさを感じてしまうなんて思いもしなかった。最初チラッと聴いた時は「あちゃー、つんく♂迷走し過ぎだよ。モーニング娘。ヤバいんじゃないの!?」って感じたのに、いざCDを購入してちゃんと聴いてみると、これが‥‥本当、土下座して謝りたくなったもの。

  ‥‥これがリリース当時、2001年秋に俺が感じたこと。そう、このちょっと前に俺はモーニング娘。の世界にドップリ浸かり出しちゃったんだよね。で、この "Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~" はそんな俺が所謂「モーヲタ」の世界に足を踏み入れてから最初にリリースされたシングル。それだけでも思い出深いのに、更にこのシングルにはいろんな意味合いがあって‥‥例えば同年8月に加入した第5期メンバーの4人(高橋愛、紺野あさ美、小川麻琴、新垣里沙)を迎えての13人編成最初のシングルにして、通算13作目(!)のシングルでもある1枚。にも関わらず、その5期メンバーが一切ソロを取らない(コーラスのみで、実際にソロを取っているのは安倍なつみ、後藤真希、吉澤ひとみの3人のみ。他の10人は全てコーラスのみ)という異例の体制で臨んだ楽曲 "Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~"、それとは相反して13人が代わる代わるソロを取っていくポップでファンキーな "ポップコーンラブ!" の2曲から成るシングル。非常に面白い、且つ印象深い1枚です。

  鈴木俊介をアレンジに迎えた "Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~" は、ビッグバンドを迎えたロカビリーかスウィングジャズといった印象で、まぁぶっちゃけブライアン・セッツァーのイメージなんですよね。実際、そこを狙ってアレンジしたと思うんですが、これがかなり完成度が高い。当然リズム隊も生楽器だし(AIRのリズム隊をそのまま起用)ブラス隊も本物で、これがかなりゴージャス。ギターは鈴木本人によるものだけど、これがかなりブライアン・セッツァーを意識したプレイやフレーズの応酬で、聴いてて飽きさせない、というか単純にカッコ良い。うわー、って思ったもん。特にインスト・バージョン(CDシングルに入ってる、所謂カラオケ・バージョン)だけ聴いたら、何も知らなかったら絶対にモーニングの曲だと気づかなかっただろうなぁ(ま、今となってはそんなの不可能ですけど)。

  センターを安倍、後藤という安全パイの他に吉澤を起用したというのも面白い。歌唱力的にはふたりよりも相当劣る吉澤だけど、この楽曲のもうひとつのコンセプトである「宝塚チックなレビューショー」というビジュアル的要素を満足させるためには、どうしても必要だったパズルのピースが吉澤。この3人を男役にしてリードボーカルを取らせ、残りの10人に舞踏会で着るようなドレスを着せて、完全にコーラスとダンスに徹底させる。まぁコーラスとはいってもライヴ等ではリップシンクが殆どなんですけどね。

  ロカビリーやスウィングジャズ、ビッグバンドといった男性的な音楽アプローチと、宝塚を彷彿させるレビューショーと男役等といった女性的なビジュアルアプローチ。こういった徹底的なコンセプト重視の楽曲というのは、恐らくそれまでのモーニングのシングル曲では初めてだったと思いますが、個人的には大当たりだと思いますよ。まぁこの頃から世のモーニング離れがスタートしていったと言っても過言ではありませんが(5期メンバーに否定的な一部のファン、ネタ重視の楽曲、中澤裕子卒業後のアク抜きされたグループ、等々)、個人的にはこの曲から始まっているし(いや、正確にはこの直前のシングル "ザ☆ピ~ス!" から始まっているんですけどね)、所謂「"LOVEマシーン" 以降」あるいは「後藤加入以降(=第2期)」における、音楽的なピークへと達する一歩前なんですよね(そのピークとは、言うまでもなく名曲 "そうだ!We're ALIVE" のこと)。ま、勿論この曲も非常に完成度が高い、素晴らしい名曲のひとつなんですけどね。所謂コーラスグループとして成立していた「後藤加入前(=第1期)」、数々の初期メンバー脱退により主要コーラス要員を欠き、と同時に後藤という逸材を手に入れ、またキャラ重視の4期メンバーを得てビジュアル/コンセプチュアルな方向へとシフトチェンジしていった第2期は、この辺りでひとつの完成型にたどり着くのでした。と同時に、だからこそ初期の音楽的に優れていた、とよく言われる初期モーニング(例えばアルバム「セカンドモーニング」が最高と声高に叫ぶ輩等)を愛するファン達はこの前後からどんどん引いて行ってしまったのでしょうね。それも理解できますけどね。

  カップリング曲にも触れておきましょう。名アレンジャー・河野伸を迎えた意欲作 "ポップコーンラブ!" も生バンドに生ブラスを取り入れた、ファンキーな色合いを持つポップロック。実はこの曲、聞くところによると既に2000年末にはテレビで披露されていたようですね。2000年というと、まだ中澤在籍時。所謂「10人時代」ですが、何故当時の編成でこの曲をリリースすることがなかったのかが気になりますが‥‥まぁあれでしょう、中澤の卒業とか、ベスト盤(「ベスト!モーニング娘。1」)の記録的ヒット等でリリース自体が流れてしまったのか、単純に満足いく内容に達しなかったのでお蔵入りになったのか‥‥真実は闇の中ですが、最終的には1年の時を経て、13人編成で新たにボーカルを録音し直して世に出されたことを素直に喜ぶべきでしょうね。

  この曲での5期メンバーのボーカルを聴いてしまうと、何故今回シングルのタイトルトラックで彼女達がソロを取ることがなかったのか、そしてそういう曲を起用しなかったのかが何となく伺えます。思えば4期メンバーだって一番最初は "ハッピーサマーウェディング" で、同じようにコーラスだけでしたからね。加入決定からリリースまでほぼ2ヶ月、実質レコーディングに臨んだのは加入後1ヶ月辺りでしょうからね‥‥そりゃねぇ。まぁそんな裏事情は普通の人には計り知れませんし、文句のひとつも出るでしょう‥‥ま、だからこそ続く "そうだ!We're ALIVE" に狂喜し、感涙したわけですが。

  最近でこそ打ち込み主体の楽曲がシングル曲として起用され続けてますが、実はカップリング曲含めて「生バンドによるバックトラック」を起用したシングルって、"恋愛レボリューション21" から "そうだ!We're ALIVE" までの4作連続だったんですよね。勿論、その直前のシングル "I WISH" が2曲共打ち込みだったからダメかというと全然そんなことなく、むしろ先の4作に匹敵する名曲度なわけでして。個人的には "LOVEマシーン" がピークなのではなくて、むしろあれはひとつの起爆剤であり、本当の快進撃はこの "I WISH" からスタートしたんだと解釈しています。

  というわけで、未だに聴く機会が多いのも、この辺りのシングルや、それらを収録したアルバムばかり。どうしてもこの頃のインパクトが強いから、未だに「ソレ」を今の彼女達に求めちゃうんですよね‥‥酷だとは思うんですが。



▼モーニング娘。『Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~』
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投稿: 2004 05 15 12:00 午前 [2001年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク

2004/05/13

モーニング娘。『浪漫 ~MY DEAR BOY~』(2004)

  安倍なつみ卒業後、最初のシングルとなる今回の「浪漫 ~MY DEAR BOY」。前作「愛あらば IT'S ALL RIGHT」から約4ヶ月振り、通算22枚目のシングル、という以上の重みを感じさせる1枚なわけだけど‥‥正直レビューしようかどうか、現物(CD)を聴くまで悩んでたのよ。いや、悩んでたというか、やらない方向で考えてたし。正直な話、「ヲタの神経を逆撫でるようなことしか書けねぇなー」とか思ってたもんで。

  で、今はどうかというと‥‥ぶっちゃけ、この曲のテレビパフォーマンスって最悪だよね? 口パクだとまだいいけど(いやよくないが)、実際に歌われちゃうと‥‥センターの3人‥‥藤本美貴、高橋愛、そして問題の石川梨華‥‥この最後の人が何故センターで歌ってるのかホント疑問で。いや、ルックス面でってのは理解できるんだけど、先の2人と比べると、実力的に明らかに数歩劣るわけじゃない? 藤本はもう一行歌っただけでその場の空気が一変するだけの魅力を持ってるし、高橋はまぁその域まで達していないものの、それでもかなり実力をつけてきたと思うし(この子の場合、同じ曲でも回数歌わせると最初の頃と全然違う位に成長してるしな)。なのに石川‥‥本当にこの曲に必要だったの!? 安倍抜きのモーニング娘。第4期(後藤加入前までを第1期、後藤加入後~卒業までを第2期、後藤卒業から安倍卒業までを第3期と考えた場合ね)最初の曲がこれで本当に良かったのかなぁ‥‥俺には未だにその答えが正しいのか間違っているのか、判断がつかずにいます。

  お馴染み鈴木俊介をアレンジャーに迎えたタイトルトラック、"浪漫 ~MY DEAR BOY"。特に30代の方々なら一聴して判るように、今回の曲調は明らかに'80年代中盤の、レベッカやバービーボーイズ、あるいは氷室京介のソロ楽曲からアイディアを拝借しています。今年に入ってからのつんく♂作品は松浦亜弥の "奇跡の香りダンス。"、モーニング娘。おとめ組の "友情 ~心のブスにはならねぇ!~" といった楽曲がそれぞれボウイ(というか布袋寅泰作品)やブルーハーツといった'80年代の日本を代表するロックからアレンジのアイディアを拝借しています。しかもおとめ組の楽曲同様、この曲の演奏をしてるメンツがね‥‥ギターとプログラミング(リズムトラックは打ち込み)が鈴木俊介、ベースが元リンドバーグの川添智久、ソプラノサックスが元バービーボーイズのKONTA、キーボードが元レベッカの土橋安騎夫という徹底振り。これでドラムが元ボウイの高橋まことだったらもっと笑えたんだけど(いや笑うとか笑わないの問題じゃないし)。

  KONTAのソプラノサックスのせいか、全体的な印象がどうにもバービーボーイズのそれっぽいんだよね。歌メロ(特にBメロ~サビの辺り)は氷室っぽいし、要所要所に挿入される印象的なパーカッションはレベッカっぽいし‥‥う~ん、この2004年という時代に、つんく♂は何がやりたいのでしょうか? 一周回って「新しいやん?」とでも言うのでしょうか? いや、違うから。一周どころか、既に3周くらいしちゃってて、ちょっと飽きがきてるから。

  いやね、テレビパフォーマンスでは印象最悪だったこの曲。ライヴにてフルコーラスで聴いたら、印象がかなり良くなったんだよね。あと、ああいうアリーナクラスのステージで観ちゃうと、どうにもね‥‥ぴったりっつうか? うん、上手いこと誤摩化されてるな俺。

  でもね‥‥やっぱり書いておくよ。決して悪い曲だとは言わないけど、正直これ聴いちゃうと "Go Girl ~恋のヴィクトリー~" や "愛あらば IT'S ALL RIGHT" ですら名曲に聞こえてきちゃうんだからホント不思議。そうか、今度の曲にはそういう効果があったのかっ!!!

  ‥‥いや、ホントさ。これ以上レベルを下げていってどうするよ? ミニモニ。やBerryz工房の楽曲が水準以上だったことを考えると(それでもモーニングが歌えば並止まりなんだろうけどさ)、明らかに不遇時代まっしぐらって感じだよね。本当、どうなっちゃうんだろう‥‥考えれば考える程に憂鬱になってくるよ。

  ところがね、そんな「もうだめぽ」的精神状態をほんのちょっとだけ回復させてくれたのが、カップリング曲の "ファインエモーション!" だったというね。これが「サイコー!」とまでは言い切れないものの、なかなか良い佳曲だったもんだからさ。アレンジはお馴染み鈴木Daichi秀行。"浪漫 ~MY DEAR BOY" にも通ずる'80年代色を若干みせつつも、小気味良いポップロック調に仕上がってて、これまでのモーニングから想定できる範疇内のイメージもあって、かなり好印象。まぁ決してシングルの表題曲になるタイプの曲とは言いがたいけどさ、それでもカップリングとしては十分合格といえる出来だと思うよ。まぁね、全盛期('99~'01年)のそれと比べればねぇ‥‥そりゃ比べるだけ酷ってもんですよ。個人的にはかなり好きなタイプの楽曲。これをもっと丁寧に仕上げてポップス調に味付けすれば、もしかしたらシングルのタイトルナンバーとしていけたんじゃないのかな‥‥なんて思えちゃう程、好き‥‥と書けば、判ってもらえるでしょうか。あー何かまた首の皮1枚で繋がった感じ。ちょっと嫌な感じだなぁ‥‥

  もうね、これはシングルとしては‥‥絶対にヒットしないと思う。いくら初回盤にポスター5枚&イベント券封入したところで、そんなの買うのはヲタだけだし、そのヲタにすら見捨てられつつあるからねぇ(そう考えると、ジャニーズのファンって本当に凄いと思う。毎回初動で10~20万枚以上記録してるんだから)。"Go Girl ~恋のヴィクトリー~" 並、いや、下手したらあれを下回る可能性もあるよな‥‥だって、今の彼女達にはマイナスポイントはいくらでもあるけど、セールスポイントは‥‥「負」の要素しかないんだから。もはや「負」の要素をセールスポイントにするしか道はないのかね‥‥いやね、こんなこと書いてるけど、こころのどこかでは「国民的アイドルよ、再び!」とか叶わないだろう夢を信じてるのよ。100%ないとは判ってるんだけどね‥‥。



▼モーニング娘。『浪漫 ~MY DEAR BOY~』
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投稿: 2004 05 13 12:00 午前 [2004年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク

2004/05/06

モーニング娘。CONCERT TOUR 2004春 ~The BEST of Japan~@さいたまスーパーアリーナ(2004年5月4日 夜公演)

  安倍なつみが抜けたモーニング娘。がどうなってしまうのか、という危惧はこの数ヶ月ずっと拭い切れなかったし、実際テレビで目の当たりにする「14人の」モーニングに以前程の魅力を感じなくなっていたのも事実。そんなだからか、今回のツアーも最初は全然行くつもりがなくて、チケットも発売日がいつなのか全然知らないまま、気づいたら一般発売日過ぎていたといった感じ。ていうかさ‥‥観るのか怖かったのかな、自分が大好きだったものがどんどんダメになっていく様を直視するのがさ。

  4月に入り、今回のチケットをヤフオクで3,000円で入手。落札と同時にミカ(ココナッツ娘。、及びミニモニ。)のハロー!プロジェクト卒業が発表。5月のさいたまスーパーアリーナ公演がラストになるそう。勿論、そんなの知らなかったし、それが目的でチケットを入手したわけでもないし。たまたまタイミングが合ってしまっただけ。

  今回のライヴに挑む前に、自分の中で決めていたことがふたつあったのね。まず、絶対にネガな気持ちでライヴに臨まないこと。そういう気持ちで挑めば、全部穿った解釈ができちゃうしね。それともうひとつ‥‥それは、このライヴを最後に暫くモーニング娘。のライヴから退くこと。そう、自分の中で「これが自分にとってのラストライヴだろうな‥‥」というのは行くと決めた時点で何となく考えてたこと。夏の辻・加護卒業ライヴには、間違いなく行けないし(フジロックと日程被ってるしな)、となると今後、自分自身が満足できるモーニングのライヴを観ることが出来る可能性がますます低くなる‥‥安倍が抜けた時点で、自分の中でかなり大きな溝が出来てしまったのに、更にこれ以上‥‥言わなくても判ってもらえるかな? とにかく、どんなにダメダメなステージだろうと、気持ちよく前向きに捉えよう‥‥そういう心構えでライヴに臨んだのね。

  で、実際。最初から最後まで、本当に楽しいライヴだった。大絶賛してもいいと思うよ。さいたまSAでの大規模アリーナ・ライヴはこれで3回目。過去2回は素晴らしいと思ったものの、今回のステージ構成はそれまでとは全く異なる、センターステージ形式。アリーナ中央に円形ステージがあり、そこを中心に交差するX型花道が設置され、スタンド席でもよく見えるような作りになってるのね。アリーナ席の数は極端に減ったけど(実際、キャパ的には1万人近く少なくなったようですし)、その分これまでみたいに「アリーナ後方だとステージが全く見えない」といった不満は解消され、むしろスタンド席の方が全体を見渡せてアリーナ席より観やすいんじゃないか、とさえ思えた程。自分の席種は400レベルのかなり後方だったので、それこそ米粒レベルだったけど、それでも全体が見渡せて個人的には大満足。

  今回の内容はステージ/選曲含め、これまで実践してきたアリーナツアーの集大成といえるものだったと思います。手法的には過去2回のツアーを元にしながらも、グダグダなMCを極力減らしたり(メンバーひとりひとりが順番に自己紹介するのをアンコール時の1回のみにしたり等)、あからさまに「やらされてる」感の強かった「台本のある」コントがもっと柔軟性を感じさせるものになってたり(ゲーム性を強めることで、アドリブが多かったように感じた)、またセリフ的なMCパートが増えたことで演劇的要素が強まっていたり(これは人によって評価が分かれるんじゃないかなと思う)等、作り手側の「良くしよう」という努力が感じられて好印象。これまでコントのコーナーになるとダレることが多かったのですが、今回は新鮮な気持ちで終始楽しむことが出来たと思うし。

  また、セットリスト面でもいろんなチャレンジが見受けられました。右のセットリストに「※」印をつけた楽曲に関してはフルコーラスで歌われていました。昨今、殆どの曲をショートサイズ(2コーラス目をカットした、TV用サイズ)で歌うことで、曲数的には20曲前後歌っていてもライヴの長さは90~100分程度、というのがここ数年のモーニングのライヴ傾向でした。が、今回はフルコーラスが多かったり、久し振りにメドレー形式が復活したり(しかもこのメンツで歌われる "愛車ローンで" ってのはある意味凄いな)、更にはさくら組&おとめ組の曲まで取り入れて、全23曲(メドレー分もカウントすれば、全26曲計算か)約140分に及ぶ、近年稀にみる長丁場のライヴとなりました。純粋にいつもよりも1時間近く長いライヴというのは、実際に観てる途中で「今日長くない!?」と気づく程で、まぁミカの卒業式もあったから余計でしょうけど、とにかく本編が終わった時点で2時間回ってましたからねぇ‥‥ここまでやられたら誰でも満足するんじゃないの?

  選曲的にはツアータイトル通り、「今の」モーニングが出来うる限りのベストを尽くした、正しくモーニングらしい内容。先日でたベスト盤第2弾に合わせ、基本的には "ザ☆ピ~ス!" 以降の楽曲がメインだったわけで、そういう意味では "LOVEマシーン" や "恋愛レボリューション21" といったライヴでお約束の人気曲がカットされていたのが興味深いです(というか、意外とこの2曲って安倍色が強いと個人的に感じてるので、やらなかったのは正解かもしれないな)。頭2曲に「今のモーニング」を強く感じさせる曲(ニューシングル "浪漫 ~MY DEAR BOY~" と "Go Girl ~恋のヴィクトリー~")を持ってきたのも凄く頷けたし(個人的好き/嫌いはまた別だけどね)、"Do it! Now" から "AS FOR ONE DAY" という流れも綺麗な流れで、個人的には評価したいですね。

  各ユニットに関しては割愛。過去に観たものが殆どなのでね。あ、W(ダブルユー)について触れておきますか。辻加護がちゃんとハモッてたことにひと安心。ま、あの曲をユニゾンで歌われたらそれこそ殺意を抱きますけどね。これ、意外とヒットするんじゃ‥‥とヲタ心丸出しな考えが脳裏を過るわけですが‥‥世間的にはどうなんでしょうね。いや判んねーや。

  今回のライヴのハイライトとなったのは、まぁミカの卒業と、それに伴うミニモニ。の無期限活動休止、それぞれにとってのラストステージということになるんでしょうね。ミカとアヤカのコメントにもらい泣きしそうになったり、最後の最後までパロディの連発だったミニモニ。って、やっぱり特異な存在だったなぁ、とか(好き嫌いは別としてね)、矢口のミニモニ。姿はたった1年でここまで「キツく」感じるようになるもんかなぁ、とか、まぁいろいろ思うことはありましたが、総じてよい曲、よいパフォーマンス、よいステージだったと思います。特に今回はボーカルのボリュームが過去最高に大きく、これまでのミニモニ。にありがちだった「口パク」色を一掃する、素晴らしいものだったと個人的には思います。特にラストソングとなったバラード "笑顔のデート 最後のデート" では個々の歌唱力の力量がこれまで以上に伝わってきて(やっぱり高橋はこの中で別格だと思うし、それに次いで辻が頑張ってるな、という印象)、あー最後の最後でいいもの観れたな、という感じかな。

  その後、さくら&おとめ組が交互に2曲ずつ歌って、ニューバージョンの "Say Yeah! -もっとミラクルナイト-" を全員で歌い、VTRが流れてる間にメンバーはひと休みして(このVTRもそこそこ面白かったと思うし)、怒濤のメドレー("Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~" の復活が嬉しかったな。特に今回、安倍&後藤に替わって藤本&高橋を導入したのは正解だったと思うし。ま、もっと言えばフルで聴きたかったけどさ)から "そうだ!We're ALIVE" と "シャボン玉" というロックチューン攻め。さすがにこの辺はショートサイズだったけどさ(メドレーの後にこの2曲をフルコーラスで歌い踊ったら、確実に死ぬだろうな)。本編最後は、やはりというか "愛あらばIT'S ALL RIGHT" をフルコーラスで。安倍のパートを辻が歌ったりとかいろいろ工夫はされてて、特に大きな違和感は感じなかったかな。そう、この日歌われた安倍在籍時の楽曲、藤本や田中、高橋といった次世代のエースとなり得るであろうメンバーに振り分けられていて、特に大きな違和感は感じなかったかな。俺がちゃんと聴いてなかっただけかもしれないけど、ライヴを楽しむ分には変な違和感はなかったと思います。他の人は知らないけどさ。

  あ、いや‥‥あった、大きな違和感。これだけは言っておくよ。歌唱力の低下、これだけは拭い切れないよな。本当に「歌」が聴けたのは高橋と、数歩譲って藤本くらいか。飯田とか矢口とか初期メンバーも頑張ってはいるものの、突出したものは感じられないしな。送り手としては石川をメインに置きたいのは判るんだけど、正直「石川のパートいらないよな」と感じる楽曲もあるし(特に新曲な。完全に足引っ張ってると思うし)。なんつーか、まぁ‥‥今後の最大の課題だろうね。初期のコーラス要因がどんどん抜けていく中で新たな活路を見出した中期、あの時とはまたケースが違うけど、それに匹敵するような新機軸を打ち出してもらいたいものです。

  アンコールは "ザ☆ピ~ス! と "ここにいるぜぇ!" という納得のいく選曲。あ、唯一 "ここにいるぜぇ!" の時には安倍の不在を強く感じましたね。後藤亡き後のモーニングが一丸となって作り上げた名曲だけど、これを牽引したのは間違いなく安倍だったしな(今思えば、だけど)。藤本辺りが必至に安倍を真似てオーディエンスを煽ったりしてるんだけど、この辺は場数次第かな、と。今回のツアーは3ヵ所で6日間、計12公演というモーニングにしてはかなり少ない本数だっただけに、エンジンがかかり出した辺りで終了という感じだったんじゃないかな? ま、このボリューム/内容でこれまでみたいに3~40本ものツアーをこなすのは酷ですけど‥‥

  というわけで、本当にいいライヴだったと思います。最後にいいライヴが観れて良かった。というかさ‥‥むしろ問題はこの後だよね‥‥辻加護が抜け、12人になった後のモーニング‥‥彼女達に何が出来るのかな、と。既に夏ツアーも決定したようだけど、8/1(辻加護卒業)を経て、一体どういう形でライヴツアーを進めていくのか。モーニングのライヴにおけるもうひとつの「旨味」であったミニモニ。も既にない状態‥‥本当に厳しいのは今ではなくて、むしろ夏以降。そういう意味では今回のツアーは「最後の」ピークになるのかも‥‥。


[SETLIST]
01. 浪漫 ~MY DEAR BOY~ ※
---MC---
02. Go Girl ~恋のヴィクトリー~ ※
03. モーニング娘。のひょっこりひょうたん島
---MC---
04. Do it! Now
05. AS FOR ONE DAY
---MC [ゴロッキーズクイズ対決]---
06. 恋のバカンス ※ [W]
07. エーゲ海に抱かれて [飯田圭織]
08. 浮気なハニーパイ [カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)]
--MC [ココナッツ娘。]---
09. BE ALL RIGHT! [ココナッツ娘。]
10. ラッキーチャチャチャ! ※ [ミニモニ。]
--MC [ミニモニ。+矢口真里]---
11. ミニモニ。ジャンケンぴょん! ※ [ミニモニ。+矢口真里]
12. 笑顔のデート 最後のデート ※ [ミニモニ。]
--MC [チャーミーズエンジェル]---
13. さくら満開 [さくら組]
14. 友情 ~心のブスにはならねぇ!~ [おとめ組]
15. 晴れ 雨 のち スキ♡ [さくら組]
16. 愛の園 ~Touch My Heart!~ [おとめ組]
17. Say Yeah! -もっとミラクルナイト-
---VTR [クレヨンで書いてくれよん]---
18. メドレー:Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~
  ~ 恋のダンスサイト
  ~ いきまっしょい!
  ~ 愛車ローンで
  ~ Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~
19. そうだ!We're ALIVE
20. シャボン玉
---MC---
21. 愛あらばIT'S ALL RIGHT ※
---ENCORE---
---MC [14人挨拶]---
22. ザ☆ピース!
23. ここにいるぜぇ!
(※印はショートバージョン)



▼モーニング娘。『浪漫 ~MY DEAR BOY~』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2004 05 06 12:00 午前 [2004年のライブ, W(ダブルユー), カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。), ハロー!プロジェクト, ミニモニ。, モーニング娘。, モーニング娘。おとめ組, モーニング娘。さくら組, 矢口真里, 飯田圭織] | 固定リンク

2004/02/26

モーニング娘。おとめ組『友情 ~心のブスにはならねぇ!~』(2004)

  モーニング娘。おとめ組としてのセカンドシングル「友情 ~心のブスにはならねぇ!~」は表題曲である新曲と、初期モーニング娘。のシングル曲 "サマーナイトタウン"、そしてモーニング娘。さくら組と共通のカバー曲 "Say Yeah! -もっとミラクルナイト-" のおとめ組バージョンからなる3曲入りのマキシ形体。一見豪華なようだけど、"サマーナイトタウン" は既成音源にちょっとだけ手を加え、更にライヴ同様のショートバージョンという肩すかし気味な内容。実質、通常の2曲入りシングルにおまけが付いたような感覚かな。だとしたら、通常のシングル+300円という価格設定はちょっと高過ぎると思うな。過去散々お金を回収できたであろう楽曲("サマーナイトタウン")をおまけにつけるんだから、もっと太っ腹でもいいのにね‥‥さすがアップフロント。

  さて、内容について触れましょう。表題曲 "友情 ~心のブスにはならねぇ!~" は以前から何度かサイト上でも書いてきた通り、青春パンク調のロックナンバー。アレンジには前作 "愛の園 ~Touch My Heart!~" 同様、鈴木俊介を、バックトラックの演奏にはドラムに元ブルーハーツ、現THE 3 PEACEの梶原達也、ベースには元LINDBERGの川添智久を迎え、メロン記念日の "This is 運命" ばりに攻めまくってます。イントロのギターのコードストロークをバックに歌うパート、中盤劇的なストリングスが挿入される等の構成は正にブルーハーツのそれを狙ったアレンジといえるでしょう。

  最初この曲をノイズまじりのラジオで聴いた時、そりゃもう興奮したんですよ。おー、そうきたか!って。けどね、正直に書いてしまうと‥‥初聴からリリースまでの短期間、つまり発売前までにこんなにも興味が失せてしまう曲っていうのもまた、モーニング関係では初めてのことじゃないかな、と。勿論俺に関してですけどね‥‥何だろう‥‥周りが「パンクだ」「ブルハだ」と騒げば騒ぐ程、どんどん気持ちが離れてくんですよね。だってさ、確かにフォーマットとしてブルハ的な要素を取り込んではいるものの、そこにあるもの(歌詞等)は、どうあがいたって「青春パンク」止まりなんですから。いくら元メンバーが参加してるからといって‥‥ねぇ。非常に'80年代的であるのは確かですが(ということは、ある意味現代的でもあるということか!)、なんつーか、JUN SKY WALKERS(S)やそのフォロワーを薄めたような歌詞がね‥‥

  あとさ。個人的にパンク度という意味では、 "ここにいるぜぇ!" の方が何ランクも上だと思いますね。演奏はガッツがあるけど、正直彼女達のパフォーマンスには‥‥

  カップリングにも触れておきましょう。"Say Yeah! -もっとミラクルナイト-" はメロン記念日の "かわいい彼" 等を手掛ける守尾崇によってリアレンジされています。確かにそれっぽくなってますが、正直原曲のあのチープさが良かったのかなぁと再認識。ここでのボーカルパフォーマンスはまずまず。辻、石川、飯田といった原曲にも参加してるメンバーの安定感もさることながら、他のメンバーの頑張りもなかなかのものだと思います。それは "サマーナイトタウン" に関しても同様で、特にこの曲では田中の個性が光ってるのではないか、と思います。こういうマイナー調が彼女の声質や歌い方に合ってるというのもあるんでしょうけど、原曲とは違った「トーンの高い/明るい」"サマーナイトタウン" という新鮮さと相俟って、この曲の印象を更に良くしてるように感じました。だからこそ、フルコーラスで聴きたかった。寸止めさせて、「後はライヴにいらっしゃい」という集金の誘いか何かなのでしょうかこれは。

  おとめ&さくら組の2曲を初めて聴いた時、「おとめ組のひとり勝ちだなこりゃ!」とか思ってたんですが、CD音源で聴いた今となっては完全に逆転し、当初「企画モノ臭が強い駄曲」だと思っていたさくら組の方が気に入ってしまうとは‥‥これだからCDが出てちゃんと聴くまで判断が下せないんだよな、特に最近は。



▼モーニング娘。おとめ組『友情 ~心のブスにはならねぇ!~』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2004 02 26 12:05 午前 [2004年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。, モーニング娘。おとめ組] | 固定リンク

モーニング娘。さくら組『さくら満開』(2004)

  安倍なつみ卒業後初となる、モーニング娘。さくら組のセカンドシングル「さくら満開」。その衣装といい、「純和風」をイメージしたばかりに奇をてらったかのような印象が強まった曲調といい、全てが空回りしてるように感じられた第一印象。ラジオでこの曲を最初に聴いた時、どうにも苦手なタイプな曲だなぁと感じたのを今でも覚えています。その後、テレビで歌う姿を何度か見かけたのですが‥‥やはりダメでした。あの「企画モノ臭」が強いイメージが。俺、未だにこの曲を歌う姿、最後まで通して観たこと、ないもんね。

  そんなタイトル曲、"さくら満開" なのですが‥‥これがね、CDでのクリアな音源で聴くと‥‥想像していた程悪くないんですよ。いや、むしろ「‥‥これ、もしかしてかなり良い?」と感じる自分がいたりしてね。6分半というトータルランニングもあり、これをテレビサイズで上手く表現するにはちょっと厳しいものがあるかと思います。そういう意味ではモーニング娘。おとめ組よりも劣るような気がしてしまいますよね。曲調やインパクト等、全てにおいておとめ組の方が即効性が強いですからね。

  いや、だからこそ、この "さくら満開" って曲はフルコーラス、じっくりと聴き込むことを要する「スルメ的楽曲」なのかもしれませんね。メロディの抑揚はそれほど大きくないのですが、これがジワジワと効いてくるんですわ、何故か判らないけど。とにかく不思議な魅力を持った1曲。

  この曲は高橋諭一によるアレンジで、三線や中国古筝といった楽器を用いることで高橋らしいアコースティック色豊かなアレンジがより際立ったように感じられます。生演奏にこだわったおとめ組と違い、リズムトラック等大半が打ち込みによるものなのですが、それを強く感じさせないのはさすがといいましょうか。デビュー曲 "晴れ 雨 のち スキ♡" から2曲連続でスローナンバーということで、もうちょっと違った面も見てみたいな、という贅沢な望みはありつつも、これはこれで納得がいく楽曲かな、と。

  けどね、一点だけ。どうしても文句をつけたい箇所があるんだよね。それは歌詞。おとめ組もそうだけど、何だろう‥‥入り込めないというか‥‥イメージし難い世界観なんだよね。それは自分が年を取ったからとか、そういった次元ではないと思うのね。何というか‥‥現実離れしすぎているというか。以前、タンポポとプッチモニの歌詞を比べて、それぞれのスタイルの違いを明確にした文を書いたけど、完全に「ヲタ寄り」の世界観というか‥‥。

  2枚のシングルについて‥‥というよりも、ここ最近のモーニング娘。やハロー!プロジェクトがリリースする楽曲について、全般に言えることだと思うんだけど‥‥「歌」を世に出すというよりもむしろ「ファンアイテムとしてのCD」を生産してるようなイメージがどんどん強くなってるんですよね。「いや、そんなのずっと前からそうじゃんか!オマエが気づいてなかっただけだよ!」とか言われそうですが‥‥それでも伝わってくるものがあったんですよ、ファンじゃなかった頃とかでも。けどさ‥‥今の楽曲の大半ってファンが聴いてても「?」って感じる曲がどんどん増えてる。むしろ理解できる、共感できる歌詞を持つ曲が殆どないんだよね。タレントとしてのモーニングに以前のような魅力を感じられない今となっては、音楽にその魅力を求めるしかない俺なんだけど‥‥だから厳しいのよ。出来れば取り上げたくないくらい。

  と、ネガなことばかり書いても仕方ないので、カップリング曲について話題を移します。おとめ組同様 "Say Yeah! -もっとミラクルナイト-" と、モーニング初期のヒット曲 "抱いて HOLD ON ME!" の、それぞれさくら組バージョンが収められています。"Say Yeah! -もっとミラクルナイト-" はおとめ組と全く同じ音源なので説明は割愛。歌に関しては正直おとめ組よりも聴いてて楽しいな、と感じましたね。細かな技術的な上手い/下手じゃなくて、非常に聴かせ方が上手く感じられたのがさくら組の方。これはちょっと意外でしたね。おとめ組の方がそういうのに長けているメンバーが多い気がしたもんだから。それにさくら組は安倍を欠いた後だけに、その「喪失」という現実をまざまざと見せつけられるのかな、と思ってたもんでね。凄く意外でした。そしてそれは "抱いて HOLD ON ME!" にしても同様。最初聴いた時は、その若々しい声(=トーンの高い声)に違和感を感じたものの、慣れてみるとこれはこれで味わい深いな、と。高橋はファンク歌謡よりも、こういったR&B歌謡的な曲調の方が合ってるよな、とか、紺野はワンフレーズ歌うだけでいいアクセントになる存在感を持ってるよな、とか、矢口や加護、亀井といった女の子らしい声の中に突然現れる異物感‥‥吉澤や新垣の声はそれだけで武器だよな、とか。安倍という絶対的な存在がいなくなったことで、もっと失速するのかと思ってたさくら組だけど、これは意外な収穫でした。ま、とはいっても全て高得点というわけではなくて、ギリギリ合格点といった印象は拭えないですけどね。

  「モーニング娘。」の顔を失った本体は、上手い具合に分割ユニットを使ってその現実から我々の目をそらすことに成功‥‥したのかな? ま、少なくともさくら・おとめの14人が並んだ時に、以前程の「華」を感じなくなったのは間違いない事実ですが(それが果たして安倍の喪失だけによるものなのかは正直疑問ですが)。まぁ今回に関してはいろいろ面白いことに気づかせてもらえたので、良しということにしますか‥‥。



▼モーニング娘。さくら組『さくら満開』
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投稿: 2004 02 26 12:00 午前 [2004年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。, モーニング娘。さくら組] | 固定リンク

2004/01/27

HELLO! PROJECT 2004 WINTER ~C'MON! ダンスワールド~@横浜アリーナ(2004年1月25日 夜公演)

  安倍なつみ、モーニング娘。在籍時ラストとなる「卒業公演」、ハロー!プロジェクトの正月公演の最終日・最終公演に行ってきました。幸運にもこの日のチケットを手にすることができたわけですが‥‥実は当日(1/25)の朝になって急に「やっぱり行きたくない‥‥」という、行きたくても行けないファンに対してとても罰当たりな気紛れが発生しまして。昼頃、「ハロモに」を観るまでは本気で行くの辞める気でいたんですよ。何だろう‥‥多分直前に聴いたモーニングの新曲 "愛あらば IT'S ALL RIGHT" にがっかりしたのもあったのかな(やっぱり25日に合わせて取り上げるのなんて、止めればよかった)‥‥それとも‥‥このまま「モーニング娘。」のことが嫌いになるのが、正直怖かったのかも。とにかく、いろんな意味で自分自身に対してけじめをつけたかったし、そして「どんな未来が訪れても」最期まで看取ると決めた以上、辛い結果になろうとも、この目に焼き付けようという気持ちがね‥‥最後に勝っちゃってさ。気づいたら高速バスに乗って、新横浜に向かってた。「iPod」にぶち込んだモーニング全曲をランダム再生にして‥‥

  途中寄り道をして、新横浜に着いたのは17時20分頃。丁度1回目の公演が終わった後だったらしく、会場方面から駅に向かう大行列に出くわし、途中で寄り道をしつつ、結局横浜アリーナ前に到着したのは18時前後。で、会場前が更に凄いことになってて‥‥翌日新聞記事で知ったのだけど、入場できた1万2千人の他に、会場前に5千人前後もの入場できなかった人達がいたそうで‥‥そりゃあれだけの大混雑、するわな。入場するまでに20分近くかかってたもん。

  で、入場して今度は「紺野あさ美が発熱の為、出演できず」という張り紙が目に入ってくる‥‥俺、全然知らなくてさ。土曜の2回目の公演前に既にドクターストップがかかったみたいだね。可哀想というか‥‥ま、こればっかりは仕方ない。確かに「15人のモーニング娘。」はこの日で最後だけど、その後もモーニングはずっと続いていくわけだし。そこでボロボロになったところで、また翌日からはそれまで通りの慌ただしい日常に戻って行くんだもん。今は完治に専念してください。なっちもそれを願っているはずだから。

  開始10分前に自分の席に到着。位置はアリーナ席、ステージ真正面ちょっと左寄りで、前から6列目。センター席の最後方よりは傾斜がついている分、観やすい。しかもここ、PA卓の真後ろでさ‥‥ずっとそっちが気になっちゃってね。

  開演時間(18時半)になっても、客の入りは7割程度といったところ。多分、みんな会場前の大混雑で遅れに遅れてるんだろう‥‥時間は刻々と過ぎていく‥‥時間通り(21時まで)に終わることができるの?(18才未満のメンバーが多いからね。どうしても21時前には終了させたいわけよ)

  結局10分遅れくらいで会場が暗転したのかな? とにかく無理矢理始まった感じ。まぁそれでもこの時点でほぼ入場出来てたのかな? 俺の隣の席も空いてたんだけど、ギリギリ間に合ってたようだしね。

  もう始まる前から「なっちコール」が凄いのなんのって。俺がモーニングを追うようになってからは後藤真希、保田圭の卒業を経験してるけど、今回は‥‥後藤の時に匹敵するか、あるいはそれ以上か‥‥いや明らかに上でしょうね。尋常じゃない空気があったもの。

  いつもの如くCGによるメンバー紹介を経て、この日の司会であるまこと(シャ乱Q)と稲葉貴子が登場して、簡単な挨拶。そして一発目にモーニング娘。おとめ組が登場‥‥

●モーニング娘。おとめ組

  イントロのムーディーなパートをカットして、いきなりパーカッションがリズムインする箇所から "愛の園 ~Touch My Heart!~" がスタート。当然全員が生歌。前回が東京ドームでの極悪サウンドだったからか、かなり音が良いように聴こえた。しかも、歌もなかなかだった記憶が。やはりこの日も石川梨華以上に道重さゆみに目が行ってしまう俺。好き嫌いは別として、ホントこの子は観察してるだけで面白い。で、歌になると藤本美貴に目と耳を奪われるというね。全然異質な存在だよね、この声は。

●モーニング娘。さくら組

  そのままさくら組へとバトンタッチ、"晴れ 雨 のち スキ♡" を披露。2曲目からバラードというのはちょっと‥‥って気がしたけど、もう安倍が登場した瞬間に大歓声、そんなのどうでも良くなっちゃったよ。前半、高橋愛が涙声みたいに声を枯らしてひっくり返る場面があったけど、別に泣いてたわけじゃないみたい。その後は力強く、そして切ない歌をしっかり聴かせてくれたし(保田の時に最終公演で喉が最後まで保たずに悔しい思いをしてるからね、この子は)。紺野がいない穴はそんなに感じなかったかな。ま、そんなに重要なパートを与えられた曲じゃないしね。ちなみにこの曲、テレビ等では口パクが多いですが、この日はハンドマイクでちゃんと生歌でした。彼女達の名誉の為に書いておきます。

●15(14)人合流、モーニング娘。へ

  モーニング全員が揃ったところで "Go Girl ~恋のヴィクトリー~" を生歌で披露。バックダンサーとしてハロー!プロジェクト・キッズが登場、華を添える。今まで聴いた中で一番良い "Go Girl" だった気が。ま、生歌だったからってのも大きいのかな?(テレビじゃ口パクが多いしね、この曲)そんなに好きな曲ではないんだけど、素直に良いと思えたのが不思議。やっぱり最後だからかな‥‥

●MC、そして辻加護卒業報告

  モーニングの歌が終わったところで、ステージ上にこの日の出演者42人(全メンバー45人中、保田は舞台の為今回のツアー全公演を、紺野とキッズ1名が風邪で欠席)が登場し、簡単な挨拶の後、1/3の衝撃の発表同様、辻希美と加護亜依の今夏卒業と、ふたりによる新ユニットでのデビューを再報告。何だか今更って気がして、ちょっとしらけたかも。

●後藤真希

  再びライヴへ。とにかく予定より遅れ気味な進行の為、この日は白々しいまでのコントやMCは徹底的に排除されていたのが印象的。勿論、最後の最後の為に時間を節約してるってのもあるんだけど、こういった淡々としたライヴの方が個人的には好みかも(で、MC自体はその場その場で歌ったメンバーに手短かに喋らせればいいだけのことだし)。

  とにかく、後藤のステージは相変わらず圧巻。"うわさの SEXY GUY" や "抱いてよ!PLEAS GO ON" といった煽り系のアッパーチューン連発で、会場は完全にヒートアップ。役不足感は全く感じず、むしろたったひとりのステージなのに、完全に彼女が制圧した印象。ああ、もしかしたら武道館クラスの会場を最初に埋めるハロプロ内ソロシンガーは、松浦亜弥でもなく安倍でもなく、後藤なのかもな‥‥というか、後藤なら出来るわこりゃ‥‥と確信。曲と曲の繋ぎで衣装替えを行い、"原色GAL 派手に行くべ!" へ。ここでキッズが数名ダンスで参加。ミニギターをぶら下げたりして、テレビ出演時同様のダンスをしてみせたりするんだから、侮れないっつうか。後藤は最後まで本当に良かった。完全に「ロック」だったもの。これ観ちゃったら、またソロ公演に行きたくなっちゃうわな普通。

●あぁ!

  最高潮に盛り上がった後に、ちょっとクールダウン。やっと生で体験出来る「あぁ!」の登場。名曲中の名曲、"FIRST KISS" を披露するんだけど‥‥田中れいなは堂々としてたものの、他のキッズの二人はやはり経験不足というか、ちょっと物足りなさを感じました。中盤でのフェイクなんかはおおっ!?と思う瞬間もあったけど、やはりCD音源程じゃないかな、と。悪くはなかったけど、曲がスローで地味な分、もっとしっかりと聴かせて欲しかったかな、と。まぁ俺が彼女達に求めるものがレベル高過ぎるのかしら‥‥

●カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)

  紺野を欠いた4人による「カン紺藤」は、"先輩 ~LOVE AGAIN~" を歌う。紺野のパートはあさみがカバーしてたのかな? 思ったよりも全員安定していたのが印象的というか。藤本の台詞が今まで聴いた中で、一番良かった。あと、あさみが往年の堀ちえみとイメージが重なって見えたのは、ここだけの話。

●稲葉貴子&ココナッツ娘。

  とうとう自分達の持ち歌さえ歌わせてもらえなくなったココナッツと、既に終了している某深夜番組で募集していた相方はどうなったの?な稲葉による、黄色5の "黄色いお空で BOOM BOOM BOOM" を、キッズをバックダンサーに迎えて熱唱。ちょっと口パクっぽかった気がしないでもないけど、まぁヘッドセットマイクって全部そういう風に聴こえちゃうから不便というか。何でこの曲を選んだのかといったら、これは間違いなく来る安倍の初ソロアルバムへの布石でしょうね(そのソロアルバムに同曲の安倍ソロバージョンが収録されていますからね)。ま、選曲自体は全然いいと思うし、歌えるメンツによるものだったから安心して聴いてられたんだけど‥‥なんか腑に落ちないというか‥‥

●前田有紀

  ゆきどんは、元旦にリリースされたばかりの新曲 "さらさらの川" を披露。本当に一番安心して「歌」を聴いていられるのは、この人だけかも。曲自体は演歌というよりも、歌謡曲とニューミュージックの中間といった印象。ドンズバの演歌路線を狙わず、例えば氷川きよしみたいな路線を突き進んでいけば、間違いなくブレイクできるだけの実力と才能を持ってると思うんだけど。バックに五木ひろしもついてるのにね。不思議だ。この人の曲がオリコンの100位以内にも入らないってのがどうにも‥‥アピールする層が確実に間違ってる気もしないではないけどね。

●飯田圭織

  圭織のソロは過去2枚リリースされたカバーアルバムからではなく、つんく♂の手による完全なる新曲、"エーゲ海に抱かれて" でした。作詞はつんく♂ではなく、三浦徳子というのがそれっぽくて印象的。楽曲自体はエーゲ海というよりも、後期WINK辺りが歌いそうな、そんな異国情緒漂うニューミュージック風な1曲。悪くない。もしかしたらこういう曲、圭織にしか歌えないのでは‥‥なんて気も。ま、たった1回しか聴いてないので、ちゃんとした評価はまた後ほどってことで。

●ZYX

  本当はここでコントをやるんだろうけど、さすがに時間がないのか、まこと&稲葉と、新垣理沙と松浦によるショートコント風MCでお茶を濁す。そしてZYXの登場。"白いTOKYO" を披露。実はこの日のステージ、過去のハロコンと大きな違いがありまして。アリーナ中央まで約50メートル程度の花道があって、その先にミニステージが用意されてるんですよ。後藤なんかは途中でここまで走ってきて歌ってくれたんですが(しかも俺の位置からだと、かなり近い)、ZYXの場合は最初からこのミニステージに登場。矢口真里と5人のキッズによるユニットなのですが‥‥矢口、ちっちゃーっ!ってのが第一印象。そして‥‥残念ながら、口パクでした。ええ、間違いなく。いや、以前聴いた話だと、完全にマイクオフというのは葉ロプロの場合はなくて、若干オンになってるみたいですが‥‥生声を聞き取ることはできませんでした。それは矢口にしても同じ。残念だなぁ、曲もパフォーマンスも最高に良かったのにさ。

●ミニモニ。

  間髪入れずにミニモニ。の登場。こちらは "CRAZY ABOUT YOU" を披露。当然口パク(のように聴こえた)。しかも珍しくショートバージョンだし(ミニモニ。の曲って3分程度のものが多いからってのと、子供に人気があるから、フルコーラスで歌われることが多いんだけどなぁ)。

●中澤裕子

  ハロプロ界のドン、中澤の登場。スツールに座りながら新曲 "元気のない日の子守唄" を歌う。この曲、ゆきどんの曲と全く同じメンツによる楽曲で、つんく♂曲じゃないんだよね‥‥それだからか、非常に新鮮な印象を受けました。これも古き良き時代のニューミュージックと歌謡曲の中間といった印象で、悪くないと思います(アレンジが高橋諭一というのもまた良し)。まぁ売れるか売れないかで言えば、確実に売れないタイプのど真ん中だと思いますが‥‥

●メロン記念日

  メロンはいきなり "MI DA RA摩天楼" で登場。懸念された斉藤瞳の腰ですが、この日観た限りではかなり良くなっている印象を受けました。ダンスも特にこれまでと同じように踊ってたし。そして何よりも、続く "かわいい彼" の時にはメインステージから花道を駆け抜けてミニステージまで移動し、サビパートでは斉藤もあの「胸を揺らさんばかりの」派手なダンスをちゃんと披露。ああ大丈夫だ、と一安心(どういう基準だよそれ)。そしてワンコーラス歌うと再びメインステージまで走って戻り、息もそんなに切れてないような感じでフィニッシュ。うん、文句なしに良かった。春ツアーはちょっと観れるか観れないか微妙なんだけど、大丈夫。この調子でいけば今年も‥‥後は「曲」だな、うん。

●松浦亜弥

  メロンでひとしきり盛り上がった後、ある意味主役である(はずの)あやや登場。いきなり数日後にリリース予定の新曲 "奇跡の香りダンス。" からスタートというのが憎い。これ、賛否両論かと思いますが、個人的には結構好き。いや、かなり好きかも。細かな分析はレビューに譲るとして、アルバムと同時期に録音したものの、ハッキリとした違いが感じられますよね。この「狙ってる」感が如何にもシングルといった印象。軽いMCの後に "THE LAST NIGHT" をワンコーラス歌い、そのままメドレー風に "GOOD BYE 夏男" に突入。ここで花道を走り抜けミニステージへ。何故かキッズも登場して、一緒に同じ振り付けで踊る。ま、邪魔に感じなかったからいいけど‥‥ジャニーズの線を狙ってるとは思うんだけど、正直まだまだ。もっと鍛錬が必要かな、と。

  松浦自体は、昨年末に観たライヴと比べれば全然調子が良さそう。ま、たった数曲だしな、こっちは。例の「口パク疑惑」でネット界は騒然らしいけど、別に俺は驚きもしなかったけどね。ま、行った人なら判ると思うけど、全部が全部口パクってわけじゃないし、特に昨年後半は酷い状態だったからねぇ。キャンセルされるのと、曲数大幅に減らされるのと、口パクで数カ所カバーするのと、一体どれがいいっていうの? 俺には正直判りません。観た人が気づいてガッカリするならまだしも‥‥(つうか「ハロプロ」だぜ!? 何をそんなに神格化してるんでしょうか? タイプは違うけど、BON JOVIやAEROSMITHだって曲によってはテープ(A-DAT)とか使って誤摩化してるじゃんか、と。って俺が言ったところで始まらないけどな。あと、俺は別に松浦をフォローしたりとか庇護してるわけじゃないから。現実としてそんなのいくらでもあるよ、と言ってるだけ。それを聞いて俺は別に驚きもしなかったって話です)

●再び、モーニング娘。

  モーニング娘。の本編スタート。これが安倍のラストステージ、15人編成の正真正銘のラスト‥‥まずは新曲 "愛あらば IT'S ALL RIGHT" でスタート。しかもフルコーラス。確かにこの時期に、このラストステージで歌われたら‥‥良いと言わざるを得ないわな普通。けどさ‥‥俺はやっぱり‥‥どうにも入り込めなかったよ。個人的には "Go Girl ~恋のヴィクトリー~" よりも駄曲、と敢えて言わせていただきます。スクリーンには安倍を中心として映し出しているんだけど、個人的にどうしても目が行くのは、毎度のことながら道重。ホント観てて飽きないわな、この子は‥‥。

  14人でのMCを済ませ、そのまま "シャボン玉" へ。興味深かったのは、道重の「なのに、どこ行ったんだよ~!」と「シャボン玉ぁ~!」っていう叫び声、あれが生声だったこと。これまではテレビ同様、カラオケだったのに‥‥それだけ彼女の成長が著しいってこと? しかもいい声してやがんの。ちょっと嬉しい驚き。ただ、石川のセリフ以降がカットされ、ワンコーラスのみというのが‥‥そのままメドレーで "ザ☆ピース!" に突入。この曲の時に花道を通りミニステージへ移動。間近で石川のセリフパートを堪能。本編最後は "そうだ!We're ALIVE" のショートバージョン。俺はてっきり "ここにいるぜぇ!" で締めるのかと思ってたんだけど。意外といえば意外だけど、モーニング娘。のテーマとも言える内容の楽曲なので、これで正解だったのかな。とにかく全員が力一杯この瞬間を楽しんでいるのが、手に取るように確認できました。そして終了。いつも通り袖に引っ込んでいく14人。最後に安倍も‥‥

  ここでアンコールを求める声が「なっちコール」に。と同時に、会場一面を包み込む真っ白なサイリウムの海。これ、ネット上でいろいろ賛否両論あったやつでしょ、やる前から。「サイリウムの海で埋め尽くすことが恒例行事」となるのが嫌、って人の気持ちも判るし、実は俺も反対派なんだよね‥‥「タンポポ畑」を大切にしたいからさ。ま、保田の時までだよな、って思ってたんだけど、今回もやるのか‥‥しかも開演前、客席ひとりひとりに配り回ってる一部のファンがいたりして、半ば強制的に「やらされてる」感。実は俺もサイリウム、渡されそうになったんだけど「俺、こういうの嫌なんで」と断ってるんです。アンコールを求める最中にも後ろの席の人に無理矢理勧められたんだけど、やっぱり頑に拒否。この日、殆どのことが笑って済ませられたけど、これだけはどうしても嫌だったからさ。

  そして、まこと&稲葉のMCに導かれるように、ドレスアップした安倍が再登場。が、ステージに現れた瞬間、その光景を目にして手で顔を覆ってしまう。暫くそのまま動けない安倍。何度か何か言おうとするも、すぐに「なっちコール」と白い海の光景にやられ、号泣。軽いコメントをした後、ゆっくりと花道を歩き、周りを見回しまた歩き、そのままミニステージへ。この後のコメント等はスポース新聞やその手のサイトでいろいろ書かれてるので割愛。「心を込めて歌います」と、"22歳の私" を熱唱。歌っている時はしっかり歌に集中。そこはさすがというか。歌い終えるとメインステージに戻ってくんだけど、そこには13人のメンバーの姿が。飯田に花束を渡されて、強く抱き合う二人。俺、ここで‥‥それまでこの「卒業劇」に何の感慨も湧かなかったのに、急に涙が‥‥ここからはただただ、ひたすら涙を流すばかり。どうして泣いたのか、俺にも判らないのよ‥‥メンバーにもらい泣きってのもあるんだろうけど、なんていうか‥‥何かが終わる瞬間を見てしまったからかな。うん、今でもよく判らないんだけどさ‥‥。

  まず飯田が欠席した紺野からの手紙を読み、それに続いて6期メンバーからひとりずつ送辞。田中、道重、亀井、藤本、新垣、高橋‥‥新垣があんなに泣き崩れてる姿、初めて見た。やはり安倍に憧れてモーニング娘。になった子だからな。高橋も、保田の卒業の時は悔しい思いをしたけど、今日は(まぁ出番が少なかったからかもしれないけど)思う存分力を発揮できたんじゃないでしょうか。そして小川も泣き崩れて言葉にならず。続いて4期。加護‥‥この子も泣いて泣いて。笑顔で送り出すのが信条らしい吉澤も、笑顔を引き攣らせながらも目には涙を溜めてる。そして‥‥辻。既にひとりでは立っていられず、飯田と石川に両脇から抱えられ、後ろから矢口が支えている状態。引き笑いというのがよくあるけど、彼女の場合「引き泣き」というか‥‥明らかに過呼吸気味。過呼吸持ち及び経験者ならば、あれがそうだってこと、一目で判ると思うよ。見てて俺、「あ、ヤバイよ‥‥」って瞬時に思ったもん。結局、殆ど言葉らしい言葉も発せぬまま安倍に強く抱かれ、戻っていったんだけど‥‥途中で座り込んでしまってね。慌ててスタッフ2人がやってきて、彼女を両脇から抱えてステージ袖へ運んでいって‥‥この瞬間、客席から小さい、しかもかなりのロートーンで「えぇ~‥‥」という、声にならない声が‥‥ここで俺、完全に醒めちゃってさ。涙は完全に止まっちゃった。その後、石川、矢口、飯田が言葉を掛けて行ったんだけど、やはり飯田とのやり取りが一番ググッとくるものが。けど泣けなかったんだけど。

  辻を欠いた13人になってしまいながらも、ホントに「15人編成のモーニング娘。」として最期の曲となったのが、"ふるさと"。フルコーラスで歌われてました。ワンコーラス目は普通に歌い、ツーコーラス目から6期、5期、4期‥‥という順番で安倍が各メンバーの元へと立ち寄り、微笑みかけながら歌うのね。ああ、やっぱり安倍は強い子だな、彼女ならこの先も大丈夫だ、って直感で思った瞬間でした。楽観的過ぎるかもしれないけど、そう思えたのよ‥‥ま、あの場に居た多くのファンは悲壮感と絶望感しか感じなかっただろうけどさ。

  再びステージを去ったモーニング娘。‥‥まこと&稲葉が再び戻ってきてコメントするんだけど、明らかに稲葉が感極まってるのが判りました。ここで辻について、感極まりすぎて立っていられなくなった、ステージの袖から見てるので大丈夫、とのこと。ま、辻が過呼吸持ちだというのはファンなら知ってる承知の事実。多分少なからず「事実はもっと深刻なんじゃねぇの?」と疑っている人はいたはず。そう、俺を含めてね‥‥この日の出演者が1組ずつステージに呼ばれて行くんだけど‥‥カントリーのあさみや中澤は明らかに泣いた後っぽかった。特に中澤は‥‥完全に号泣した後といった印象。最後にモーニングが戻ってくるんだけど‥‥俺は途中まで気づかなかったんだけど、加護の姿がなかったようでして。終了時に報告された話によると、辻同様感極まりすぎてステージに戻れなかった、と。確かに彼女もかなり酷い泣きっぷりだったけど、立てなくなる程だったか‥‥後でDVDが出たら確認し直そう。結局最後の最後は12人になったモーニング、ハローとしても総勢40人‥‥ホントの最後に歌われたのは "でっかい宇宙に愛がある" でした。矢口は泣き崩れて歌にならない状態。それを優しく包み込むように支える中澤‥‥安倍のラスト公演が何故モーニング娘。としてのライヴじゃないのか!?と疑問視する声が多いけど、俺はハロコンで正解だったように思います。多分、モーニング娘。の残された14人だけじゃ、「安倍なつみ、卒業」という現実を抱えきれなかったんじゃないかな、と。中澤や後藤といった元メンバー、モーニングのツアーでいつも一緒になるカントリーやココナッツの面々、そして古い付き合いとなる稲葉といった顔馴染みが多い中で彼女を送り出すのが、「モーニング娘。の顔」だった安倍にはピッタリだったのかもしれない‥‥今はそう思ってます。勿論、これに同意してもらおうとは思わないし、人それぞれ思いや考えは違うだろうからさ‥‥否定だけはして欲しくないな、と。俺も他人の考えを否定するつもりは毛頭ないけどね。

  最後の最後、一番最後の「愛とな~る!」のフレーズが終わった瞬間。全てが終わった‥‥ある意味、「世界の終わり」。あるいは「夏休みの終わり」‥‥俺にとっての「永遠の夏休み」が終わりを告げようとしてるのかもしれない‥‥そんな寂しさが、いきなり襲ってきて、再び涙が‥‥メンバーがひとり、またひとりと去っていき、最後にステージ上に残ったのが安倍、飯田、矢口、そして中澤という1~2期メンバー。もしこの日、保田が参加してたら間違いなくこの中にいたはず‥‥6年間、戦い抜いた戦友、ライバル、親愛なる家族。いや、そんな陳腐な言葉じゃ言い表せない程の繋がりを持つ1~2期メンバーが最後の最後までステージに残ったことが、非常に印象深く、そして「ひとつの時代」が終わったことを実感させる瞬間でもあったのです‥‥少なくとも、俺にとってはね‥‥

  ステージ上に誰も居なくなっても、「なっちコール」は収まらず、更に強くなる一方。エンディングSEとして "Go Girl" のカラオケが流されたんだけど、みんなそれに合わせて普通にPPPHとか入れてるし‥‥俺はというと、ぐったりと自分の席に座り込んで、俯いたまま物思いに耽るばかり。時々涙流したりなんかしてね‥‥何で泣いてるのか、自分でも理由が判らないのにね‥‥

  約2時間半に及ぶ長丁場が終了し、会場外に出ると救急車が‥‥瞬時に「辻? 加護??」と思ったけど、結局判らず終い。そのままとぼとぼと新横浜の駅に向かい、電車を乗り継いで帰路に着いたのですが‥‥帰りの電車やバスでも「iPod」に入れたモーニングをランダムに流しっぱなし。しかもプレイボタンを押した瞬間に流れたのが、よりによって "ふるさと" だったという偶然‥‥帰りの高速バス、誰にも気づかれないようにひとり涙を流してたのはこの俺です。

  あれから2日が経ち、少しは気持ちの整理がついた俺。今思うのは‥‥別に安倍が居なくなったからといって、そんなすぐにモーニング娘。に対して興味がなくなるなんてことはなく、今日もこうやってこのレポートを書きながら彼女達の曲を、いつも通り聴いてるし。つまり、本当の意味での「答え」は、歌番組やライヴで「安倍のいないモーニング娘。」を目撃した時、初めて出るんだと思います。勿論、その時にちゃんと答えが出るかどうかは判りませんけどね‥‥いや、答えなんて最初っからないのかもしれない。ただひとつ言えるのは、ここまで来た以上、最後の最後まで‥‥今までとは違う形になるけど‥‥彼女達の最期を看取ってやろう、と。ライヴに行く回数も減るだろうし、あるいはこれが最後のライヴになって、もう二度と行かないのかもしれない‥‥その「答え」が見つかってしまったとしても、そのまま自分に嘘をついて、悲鳴をあげながら失速していく彼女達を見守っていくのかもね‥‥今はそんな気がします。

  「安倍なつみが在籍した『モーニング娘。』」はこの日を最後に完結しました。けど、「安倍なつみが愛した『モーニング娘。』」はまだ存在しています。抜け殻と言われようが、そこに存在している以上、俺は目を背けずに直視していくつもりです。その覚悟はもう十分に出来てますから‥‥。


[SETLIST]
01. 愛の園 ~Touch My Heart!~ [モーニング娘。おとめ組]
02. 晴れ 雨 のち スキ♡ [モーニング娘。さくら組]
03. Go Girl ~恋のヴィクトリー~ [モーニング娘。]
---MC [全員&辻加護卒業報告]---
04. うわさの SEXY GUY [後藤真希]
05. 抱いてよ!PLEAS GO ON [後藤真希]
06. 原色GAL 派手に行くべ! [後藤真希]
---MC [まこと&後藤]---
07. FIRST KISS [あぁ!]
08. 先輩 ~LOVE AGAIN~ [カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)]
09. 黄色いお空で BOOM BOOM BOOM [稲葉貴子&ココナッツ娘。]
10. さらさらの川 [前田有紀]
11. エーゲ海に抱かれて [飯田圭織]
---MC [まこと/稲葉/松浦/新垣]---
12. 白いTOKYO [ZYX]
13. CRAZY ABOUT YOU [ミニモニ。]
14. 元気のない日の子守唄 [中澤裕子]
15. MI DA RA摩天楼 [メロン記念日]
16. かわいい彼 [メロン記念日]
17. 奇跡の香りダンス。 [松浦亜弥]
---MC [松浦亜弥]---
18. THE LAST NIGHT [松浦亜弥]
19. GOOD BYE 夏男 [松浦亜弥]
20. 愛あらば IT'S ALL RIGHT [モーニング娘。]
---MC [モーニング娘。]---
21. シャボン玉 [モーニング娘。]
22. ザ☆ピース! [モーニング娘。]
23. そうだ!We're ALIVE [モーニング娘。]
---ENCORE---
---MC [安倍]---
24. 22歳の私 [安倍なつみ]
---MC [娘。から安倍への送辞]---
25. ふるさと [モーニング娘。]
---MC [全員]---
26. でっかい宇宙に愛がある [全員]
---S.E. [Go Girl ~恋のヴィクトリー~]---



▼モーニング娘。『愛あらば IT'S ALL RIGHT』
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投稿: 2004 01 27 12:00 午前 [2004年のライブ, ZYX, あぁ!, カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。), ハロー!プロジェクト, ミニモニ。, メロン記念日, モーニング娘。, モーニング娘。おとめ組, モーニング娘。さくら組, 中澤裕子, 安倍なつみ, 後藤真希, 松浦亜弥, 飯田圭織] | 固定リンク

2004/01/25

モーニング娘。『愛あらば IT'S ALL RIGHT』(2004)

  いろいろ小難しいことでも書こうかとか、モーヲタ・サイドに寄りかかった生温い好意的なレビューを無理して書こうかとか、この日を迎えるまで散々悩んだのですが‥‥ゴメン、やっぱり無理! もう俺には無理だから!

  モーニング娘。21枚目、安倍なつみ在籍時正真正銘のラストシングル、「愛あらば IT'S ALL RIGHT」。タイトル曲 "愛あらば IT'S ALL RIGHT" はタイプとしては‥‥多分 "I WISH" や "でっかい宇宙に愛がある" といった名曲達と比較される運命にあると思うんですが‥‥アレンジは小西孝雄。彼のアレンジ曲にしては成功してる部類に入るんじゃないでしょうか。そしてカップリングに異色作 "出来る女" は鈴木俊介によるアレンジ。ちょっと風変わりで演劇チックというかオペラ風な雰囲気が漂った、まぁ早い話が「QUEEN」風。これまでだと永井ルイの十八番だったわけですが、最近ハロプロとの関係が切れたのか全く彼が参加することがないので、代わりに‥‥といったところでしょうか。ちゃんとブライアン・メイ風のギターまで登場するし。ま、カップリングとしては面白味を存分に感じた1曲でした。

  以上。


  ゴメン、本当に書くことがないんだ‥‥だってさ、少なくとも俺にとっての『なっちがいる「モーニング娘。」』は、前作 "Go Girl ~恋のヴィクトリー~" で一旦終了してるし、俺の中でも完結してるし。正直、あそこで終わった方がキレイだったと思う。なのに、ファンというのはいつでも自分勝手で我が儘なもんで、「あんな曲でなっちを卒業させるのか?」とか「もう1曲、なっちらしい曲で‥‥」とか言いたい放題。気持ちは判らないでもないけど‥‥そんなのは「安倍なつみのソロ」でやってくれ、俺は「モーニング娘。」が聴きたいんだよ。勿論、この "愛あらば IT'S ALL RIGHT" って曲もモーニング娘。なんだけど、何故こうも「聴き手に届かない」曲で彼女を送り出そうとするのか、そして「卒業」を「企画」として重んじるばかりに、残された14人の今後を蔑ろにしている点が凄く嫌な感じで気になるんですよ。

  "AS FOR ONE DAY" の時も少しは気になっていたんですが、何故メンバーが卒業する直前に新曲を出すのだろう?って。それって売る側としては「話題になるし、セールス的にも期待できる」ってことなんでしょう。送り出される側にとっても思い出になる1曲として記憶に残るでしょう。けど、モーニング娘。はその先もずっと続いて行く。その曲は卒業するまでの、ほんの数日の為の「中継ぎ」でしかなく、そのメンバーが抜けた後、我々は改めてその「穴」の大きさを思い知らされるわけです。幸い、"AS FOR ONE DAY" の時は保田圭の穴を藤本美貴が加入することでことなきを得ましたが、今回の場合は新しい要素で穴埋めすることはできません。残された14人でフォローするしかない。そうなると、絶対に、否が応でも思い知らされる「安倍なつみの喪失」。これって、今後のモーニング娘。にとってプラスになることなの?

  去って行く安倍には悪いけど‥‥この曲はむしろ、安倍が抜けてすぐに出すべき1曲だったんじゃないかな、と思いました。ま、歌詞の面で多くのファンが安倍と重ねて合わせて感涙してるのも理解できなくはないですが、何か俺、上手く誤摩化されているような気がするのよ。だから素直に受け入れることができない。「ひねくれ者!」とか「ファン失格」とか言われてもいいんだけど、やっぱり安倍体制で出すべきじゃなかったと思います。これは残された14人に対する裏切りだと思います。


  ‥‥なんてこと言っても、それは全部「モーヲタ」という狭く閉じた世界での話。一般の、モーニング娘。に必要以上の思い入れがない音楽ファンにとっては、正直どうでもいい話であり、またこの曲も「以前程伝わってこない」アイドル歌謡の1曲に過ぎないわけです。上に書いたように、この曲の歌詞に心揺さぶられるのって、結局モーニングにある一定以上の思い入れがある、あるいは彼女達を好意的に捉えている人達だけなんですよ。"ここにいるぜぇ!" 辺りから鼻につき始めた「躁過ぎる程の前向きさ・人生応援ソング」的歌詞。一見「意識革命」だったり「人生って素晴らしもんだよ」といった肯定的な内容で「外に」向かっているように取れるんですが、実際には「内に」向かっているように感じるんですよね。いや、リリース当時はそこまで考えもしなかった(そして俺もその「内側」のまっただ中にいたから気づきもしなかった)けど、その後リリースされたアルバム「No.5」を聴いて、どうにもそれが鼻につき始めて。だから、自分の中では "AS FOR ONE DAY" や "シャボン玉" は、そういった空気を打破する意欲作と受け取っていたんです。でも、実際にはそれさえも「内側」だけの話で終わってしまい、結局開き直って "Go Girl ~恋のヴィクトリー~" にたどり着く‥‥ま、相変わらず勝手に分析・妄想してるわけですが。そういった意味で、この "愛あらば IT'S ALL RIGHT" って同じように「内に」向かって歌われているように感じられるんですよ。だから「外側」には届かない。いや、届いたとしても正確には通じていない、曲解されて終わり。最初聴いた時にそういうイメージが強かった、だから呆れたし、怒りを覚えたんですよ、この曲に。

  ぶっちゃけ、世間一般では別に安倍なつみが卒業しようが「俺の生活が変わるわけでもない」し、もう名前知ってるメンバーも少ないし、辻加護もそろそろ辞めるようだし、ああ終わりだね‥‥程度の存在でしかない。何か面白いことをテレビでやっても、以前のように面白がられることもなく、歌われる楽曲に心動かされる人も少なく、安倍卒業企画で涙する矢口真里の姿を観て「卒業の度に嘘泣きとか大変そうですよね?」と醒めた感想をこぼす‥‥これが自分の周りにいる人達の、素直な感想なわけ。この半年で、本当に彼女達に対する世間の興味は薄らいでいます。卒業と増員でしか話題作りできないアイドルユニット、それが現在のモーニング娘。なんです。それが現実。


  ただ、以前程の興味は持てないものの、それでも「モーニング娘。」という存在と、彼女達が歌う楽曲は好きな自分が、まだここにいる。安倍の姿がないモーニングを実際に目撃して、その興味は更に弱いものになるのかもしれない。けど、苦言を呈しながらも、好きな者達を最期まで看取る覚悟はできてます。きっと今後の「とみ宮」での新曲レビューは、モーヲタにとって耳の痛い内容になるのかも‥‥一緒に地獄まで行く覚悟ができてる人だけ、今後もお付き合いいただければ、と思っております。興味があまりない、沢山あるレビューの中のひとつとして読んでいる方々は、暖かく見守ってやってください。立ち位置は以前と違うものの、2004年もモーニング娘。及びハロー!プロジェクトを応援していくつもりですので‥‥。



▼モーニング娘。『愛あらば IT'S ALL RIGHT』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2004 01 25 12:00 午前 [2004年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク

2003/12/27

ハロー!プロジェクト『プッチベスト4』(2003)

  というわけで、毎年恒例となった「プッチベスト」シリーズの第4弾。年々、当初の意味合いから少しずつ外れてきてるような気がしてたんですが、今年の「プッチベスト4」収録曲を見てもらえば判るように、完全に『YOUNG PERSON'S GUIDE TO ハロー!プロジェクト』の役割を果たしていないと思うんですよ。単なるオムニバス、今年リリースした曲の寄せ集め。しかも、現時点ではモーニング娘。以上に影響力を持っていると言っても過言ではない松浦亜弥と、2003年最も活躍したといえるであろう後藤真希の楽曲が収録されていない。多分、来年早々彼女達のアルバムがリリースされるからカットされた‥‥という政治的理由があるのかもしれません。同じような理由で安倍なつみもソロシングルではなくて企画モノの方が収録されている、等々‥‥不透明な部分が多々あるんですが‥‥まぁ2003年のハロープロジェクトを振り返るという意味も込めて、1曲1曲簡単にコメントしていきますか(何か今年の年末って、振り返ってばかりだな、ハロプロに関しては)。


●M-1:壊れない愛が欲しいの / 7AIR
  7月リリースのシャッフルユニットEPより。レビューはこちら。個人的にはやはり3組の中で一番テンション的に落ちるかな、と。けどどれもここ数年のシャッフルの中ではかなりレベル高い方なんですけどね。そんな中での3番手。あくまで俺の中でね。

●M-2:GET UP! ラッパー / SALT5
  同EPより。レビューはこちら。バックトラックが一番好きなのがこの曲。EPのバックトラック(カラオケ)で一番聴いたのが、実はこの曲。松浦がサードアルバムの中でこの曲をソロで歌うようだけど(既にライヴでは披露済み。ま、あの時は稲葉貴子とのデュエットだったけど)、これをひとりで歌うのはかなりキツイんじゃないか‥‥と。

●M-3:BE ALL RIGHT! / 11WATER
  同EPより。レビューはこちら。一般的に一番人気があったのがこの曲みたいですね。最も「モーニング娘。らしさ」を伝承してるのがこの曲なのかな、と。俺も好きですけどね。

●M-4:晴れ 雨 のち スキ♡ / モーニング娘。さくら組
  9月リリースの「~さくら組」名義のファーストシングル。レビューはこちら。時間が経ってみて気づいたけど、音がちょっと良くない気が‥‥シンバル系の音にちょっと難あり。ま、それが楽曲の良さに影響するとは思いませんけど。やっぱりバンドサウンドで聴きたかった1曲。

●M-5:愛の園 ~Touch My Heart!~ / モーニング娘。おとめ組
  9月リリースの「~おとめ組」名義のファーストシングル。レビューはこちら。これもリズム隊、生バンドにすべきでしたよね。江川ほーじんがあんなに素晴らしいベースを聴かせてくれているのに。勿体ないです。曲もホントに良かったのにさ。

●M-6:行くZYX! FLY HIGH / ZYX
  8月リリースのファーストシングル。レビューはこちら。"白いTOKYO" を聴いてしまった今となってはちょっと個人的に軍配は後者に挙がるんだけど、それでも今年のハロプロを代表するナンバーだと思いますよ。いろんな意味で今年は「キッズの躍進」の年だったんだな、と。"がんばっちゃえ!" から始まってたんですよね、全部(その曲を外した時点で、このコンピ盤の意味合いが弱くなってる気が)。

●M-7:SEXY NIGHT ~忘れられない彼~ / ROMANS
  8月リリースのファーストシングル。レビューはこちら。何だかんだ言われながらも、やっぱり好きです、全てにおいて。勿論、カップリング曲 "ロマン" の方がもっと好みなんですけどね。第2弾は本当にあるんでしょうか‥‥

●M-8:FIRST KISS / あぁ!
  10月リリースのファーストシングル。レビューはこちら。文句なしの名曲。普通にポップスとして十分機能してると思う‥‥だけに、現状に泣けてくる。一般層からも無視され、ヲタからも無視され。多分2~3年後に大絶賛されてるような気が。つうかここまでのアルバムの流れ、かなり良くないですか? 自分が作ったCD-Rとほぼ同じ構成なのでビビッたもん(自分の場合、この後にミニモニ。の "CRAZY ABOUT YOU" を入れるんですけどね)。

●M-9:浮気なハニーパイ / カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)
  7月リリースの「~紺野と藤本」名義のファーストシングル。レビューはこちら。怪作とか迷作とかいろいろ言われたこの曲、今更的ユーロビート&パラパラサウンドが玉に瑕だと思ってたけど、やっぱりこのバランス感が良かったんだね。意外とあさみの声がこういう曲に合ってることにも気づかされたし(って今気づいたんですが)。

●M-10:チャンス of LOVE / メロン記念日
  5月リリースの9枚目のシングル。レビューはこちら。よりによって、何でこの曲選ぶかなぁ~? 普通 "赤いフリージア" じゃねぇの? (メロン的に)大ヒット曲ですよ!? アルバム未収録曲を選んだ結果だというのはよく判るんですが、このセンスの駄目さ加減がハロプロ及びアップ・フロント・エージェンシー最大の欠点なんだよね。

●M-11:WOW WOW WOW / プッチモニ
  お蔵入りしていた、第3期プッチモニのファーストシングルとなる予定だった曲。今回初出にして、このアルバムの売り要素。'03年正月ハロプロコン及び同年春のモーニング娘。ツアーにて披露されていたこの曲、やはりアレンジが少し変わってる気が。ギターが重厚になってるし(多分)‥‥気のせいかしら? 最初の印象だと、もっとチープなイメージがあったんだけど‥‥まぁチープには違いないんですが、それでも許せるチープさだと個人的には思います。全部ギターに誤魔化されてる気がしないでもないけどね。

●M-12:ミニモニ。数え歌~お風呂ば~じょん~ / ミニモニ。
  5月リリースの7枚目(ミニハムず名義を含めれば9枚目)のシングル。ゆきどんを除けば俺が今年唯一買わなかったシングル‥‥かな? ミニモニ。ものは買ったり買わなかったりなんですが、正直この曲に対しては俺、かなりの嫌悪感があったんですよ。子供相手のユニットであるミニモニ。というのは理解できるのだけど、いくらなんでもこれは子供をバカにしてないかい?という疑問があって。未入学児あたりなら受け入れられなくもないだろうけど、小学生がこれ聴いてどう思うか‥‥結局彼女達のCDを買ってくれるのって、大人のファンか、そういった小学生児童なわけでしょ? その人達が買って恥ずかしくない作品かこれは!?っていうね‥‥ちょっと度が過ぎるぞ、つんく♂よ、とずっと感じてたわけ。
  けどね、今回このアルバムで、初めてちゃんとしたCD音源で聴いてみると‥‥思ってた程悪くなかったんですよ。まぁ確かにこの歌詞はやっぱりないよな‥‥って気持ちは変わらないですが、バックトラックや曲自体には特に文句ないんですよね。むしろミニモニ。にしては普通過ぎるくらい。そして "CRAZY ABOUT YOU" を通過した後だからこそ、この振り幅こそミニモニ。なんだな、と改めて実感したわけです。まぁだからといってシングルを買ったりはしないでしょうけど。

●M-13:母と娘のデュエットソング / おけいさんと安倍なつみ(モーニング娘。)
  5月リリースの企画ものシングル。レビューはこちら。改めて聴くと、なっちの歌声が凄く良いんですよ。"22歳の私" や "ピ~ヒャラ小唄" での歌声や歌唱法って、レコーディング方法の影響もあるでしょうけど、とにかく「重い」んですよ。ベッタリしてるというか。それと比べると、ここで聴けるなっちの歌声、本当に楽しそうで自然体。俺がこの曲を評価してるのって、実はそういった所が大きく影響してるのかもしれませんね。そして、今後はそういった「安倍なつみ」をもっと観たい/聴きたいと思うんですけどねぇ‥‥アルバム、期待してます!

●M-14:GET ALONG WITH YOU / 中澤裕子
  5月リリースの8枚目のシングル。レビューはこちら。最近ステージからまた離れつつありますが、来年2月には早くも新曲が。ホントに、ホントーに、そろそろアルバムお願いします。いい曲があんなに貯まったじゃないですか!

●M-15:東京きりぎりす / 前田有紀
  7月リリースの4枚目のシングル。「zetima」移籍後初の作品。移籍したからってわけじゃないでしょうけど、今年からシャッフルにも参加してるから、その兼ね合いもあってアルバムにも初収録。過去にもライヴオンリーであか組4に参加した経緯があるんですが、それを別としても今回の参加は興味深いですね。そしてこの曲。中澤の演歌時代の曲と比べると、演歌度が低い気が。バックトラックが薄っぺらいのは仕方ないとしても、メロとかは意外とポップス/歌謡曲の範疇なんですよね。勿論、そっち方面を狙った作品だとは思うんですが。これなら確かに若い子がハロコンとかで聴いても口ずさめるわな。

●M-16:夏 LOVE ロマンス / ハロー!プロジェクト
  今回初出の楽曲。ハロプロ勢全員で歌っていること、バックトラックが夏っぽい(スチールドラムやウクレレが登場したり、タイトルにも「夏」の文字が)ことから、"OH! BE MY FRIEND" ではなくて本来は実はこっちがシャッフルEPに収録される予定だったんじゃないかな?という気がするんですが、如何でしょう? で、この曲。いいんですよね、全体的に。飛び抜けて素晴らしいとは言いませんが、如何にも河野伸らしいアレンジで、非常に好感が持てる1曲。ピアノがカッコイイですよね、特に。モーニング娘。のアルバム曲として聴きたかったかも。

●M-17:シャボン玉(asia mix) / モーニング娘。
  7月リリースの19枚目のシングルの、リミックス・バージョン。オリジナル・テイクのレビューはこちら。毎回お馴染みのリミックスですが、これまでは原曲のイメージを残しつつ味付けするといった作風が多かったんですが、今回はかなり解体/再構築して遊んでる気が。いきなり石川のセリフから始まる辺り、ちょっとした悪意さえ感じてしまいますよ‥‥いやいや、俺はこれ好きですね。自分でDJの真似事とかする時には是非使いたいと思います。


●総評
  というわけで、全曲駆け足で解説してきましたが、如何でしたでしょうか? こうやって1枚にまとまって聴いてみると、必然的に今年を振り返ってしまうわけですが‥‥やはり何度も言うように、2003年って‥‥特に中盤辺りから‥‥そんなに悪い年でもなかったような気がするんですよ。初頭はアルバム連発で、ちょっと厳しい楽曲も多かったりしましたが、結果良ければ全て良しじゃないですが、個人的には2002年以上に平均的に楽しめたかも。ただ、突出した楽曲がなかったのも今年の象徴ですね。去年でいったら "そうだ!We're ALIVE" だったり "Yeah!めっちゃホリディ" だったり "さぁ!恋人になろう" といったタイプの曲がね。全体的に "香水" とかその辺の流れに行きつつあるという。それはそれでいいと思うんですが、やはり多くの人は前者的な楽曲を求めてるようですし、バランス的にもそろそろそういった「大きな一発」が欲しいところ。

  で、やっぱり選曲的にはこれが正解とは思えないよなぁ。去年の「プッチベスト3」の方が選曲だったらまだ良かったように思うんですが‥‥これからハロプロ聴こうって人に対してはオススメしません。ある程度好きで普段シングルとか買わない人、ある特定のユニットだけ追ってて他のユニットには興味もなければシングル1枚も持ってない人とか、そういった人にはオススメできるけど。

  でもね、いざ聴いてみると‥‥普通に聴けちゃう。いや、カタログとしての意味合いは薄いけど、ただ鳴らしておく分には凄くいいアルバムだと思います。だっていい曲ばかりだし。真剣に聴く作品集ではないけど、まぁパーティーアルバムですよね。これで松浦の "ね~え?" と後藤の "うわさのSEXY GUY" か "スクランブル" が入ってたら文句なしだったんですけどねぇ‥‥

  というわけで2003年、「最後のハロプロ論」をお送りしました。おしまい。



▼ハロー!プロジェクト『プッチベスト4』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2003 12 27 12:00 午前 [2003年の作品, ROMANS, ZYX, あぁ!, カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。), ハロー!プロジェクト, プッチモニ, ミニモニ。, メロン記念日, モーニング娘。, モーニング娘。おとめ組, モーニング娘。さくら組, 中澤裕子, 安倍なつみ] | 固定リンク

2003/11/23

HELLO! PROJECT SPORTS FESTIVAL 2003 IN TOKYO DOME ~日本の女の子は、音楽と体育です。~@東京ドーム(2003年11月22日)

 うーんと、運動会です。正直レポートの必要があるのか、そしてその需要があるのかどうか書いてる本人にも判りませんが、まぁ形として残しておきますか。来年もあるだろうし、その時の参考にでもなればなぁ、と。

  凄いですよね、今年は。大阪ドームと東京ドームで各1回、しかも両方ともそこそこ入っていたようだし。俺が行ったのは東京ドームだったんですが、所謂スタンド席が8割前後埋まってた感じでしたしね。野球の時と同じような感じで、アリーナ部分(ま、野球のグラウンドですけどね)を運動会用のグラウンドとして使用するので、アリーナ席一切なし。それでもフルで入れば5万5千人とかでしょ、東京ドームって。仮に7~8割入りだとしても‥‥ほぼ4万人前後(一応公式発表は約4万5千人。本当だとしたら上出来すぎ)。チケット代が通常のコンサートよりも安く抑えられ(通常のハロー!プロジェクトだと7千円強。今回は3,800円)、ハロー!のメンバー勢揃いでしかも最後にはライヴまでやるという豪華振り。そりゃいつも行かない(行きたくても行けない)ような親子連れやカップルなんかも行くでしょう(実際、結構目についたしね)。

  で‥‥競技の感想とかも聞きたい? じゃあちょっとだけ書きますわ。各種目毎に箇条書きしてきますね。

<<開会式>>
・横一列に総勢44名(キッズが1人風邪で欠席)が並ぶ。思ったよりも圧倒感なし。
 ドームがデカイから?
・ミキティ、相変わらず足をブラブラしてるし(それを双眼鏡で確認する俺)
・小川、辻、藤本辺りに目が常に行ってました。つうか観てて面白いし
・個人的な趣味から言わせて貰うと、完全にブルーなんですよね今回。
 あ、矢口はオレンジ‥‥
・ごっつぁん、髪切った?
・何で斎藤さんだけジャージ着てるの?(怪我して競技は欠場)
・久し振りに圭ちゃんを生で観て、一安心。元気そうだウン。
・双眼鏡で端からズラーッと眺めてると、みんな細くて華奢なのね。
 薄着になって改めて思った。
・そんな中、小川と加護とよっすぃーは(ry
・嫌でも目立ちます、遠目に見るとこの3人は。

<<60M走(予選)>>
・4人くらいずつで一組。最初の方にキッズなんだけど、何故か第1組に道重の姿が‥‥
・更に第2組になっちが。スタートの仕方が「めちゃイケ」同様で、みんなバカ受け
・中盤で、矢口の出番。走り出した途端に足引きずり始め、そうとう苦しそうに。
・歩いてゴール後、スタッフにおぶられて運ばれる矢口。場の空気が凍り付く。
・その後、柴田も走ってる途中から足を引きずり始め、同様に引っ込む
・柴田は次の競技の頃には戻って来るも、矢口はいつまでも戻らず。かなり凹む俺。
・競技の方は、辻ちゃん圧倒的な勢い。つうかこの組はみんな早かった。
 実際ここの組は全員決勝に残る程のハイレベル。

<<80Mハードル(予選)>>
・競技出場者の数が一気に減る。半分くらいか?
・元々少なかったのかもしれないけど、60M走で足挫いたりして負傷者が多数発生
・そういえばここでアヤカやよっすぃー、ゆきどんも出てないか怪我したわ
・みうなの頑張りが観てて気持ちいい。高感度アップ。
・そのみうな、転びっぷりもスター級。ホント印象が良くなったよ、この日1日で
・そういえば結構な人数が足にサポーターなりテーピングをしてるんだわ。大丈夫か??
・結局、矢口&柴ちゃんショックを引きずったまま、気が気じゃなくて殆ど記憶なし
・出場者が減ったせいで、最後の組が圭ちゃん&あさみってのは覚えてます
・圭ちゃんオンステージでしたね

<<とび箱・選手権>>
・ルール改正。大阪で8段飛べた人のみ参加
・また大阪では12段までしか用意されてなかったのが、15段までに増えていた
・8段スタートで脱落者が一気に増え、余計な時間が省かれ観ててだれなかった
・11段辺りで青は石川・松浦・藤本・辻、オレンジはみうなのみ
・松浦・藤本・辻のスリーショットで「ハワイヤ~ン娘」やってた。正直萌えた
・12段クリアしたのは石川と松浦のみ。展開的に面白くてたまらない
・松浦、自分の番の時は「あ~ややっ、オイッ!」って自ら客を煽るのな。さすがだわ
・13段はふたり共クリアならず。悔しい松浦、ちゃんと1位を決めさせろと抗議
・結局もう1回チャンスを与えられるもクリアできず、同時優勝という形で終了
・梨華っち、太股にサポーター(湿布?)してるのに大健闘。マジ嬉しそう(俺が)

<<800M混合リレー>>
・当初は「1500M持久走」だったものの、大阪でのトラブル(辻が過呼吸で倒れる)が
 原因で、急遽ひとり50m(キッズは25m)のリレーに変更。
 こういう臨機応変さが欲しかった
・確かこの頃だったと思うけど、ようやく矢口がベンチに戻ってきたんだけど‥‥
・怪我した足、包帯か石膏みたいな白いので完全に固定されてるのな‥‥痛々しい
・ここで亀井も怪我したみたいで、その後はジャージ着てベンチ組に加わる
・‥‥で、どっちが勝ったんだっけ?(矢口にばかり目が行ってレースに感心なし)

<<80Mハードル(決勝)>>
・誰が出たんだっけ? あ、ミニモニ。から加護抜きともうひとり、か‥‥
・高橋、辻、ミカが上位3人に。ってミニモニ。だし
・勝利者インタビュー時の高橋、興奮してて何言ってるか聞き取れず
・唯一聞き取れたのが「金だぞー!」ってのが、高橋らしい、か‥‥
・いや、基本的にこの日のインタビュー関係、音量低めで全然聞き取れないし

<<騎馬戦>>
・矢口が一番楽しみにしてたのに‥‥残念
・ハロー!のメンバーは馬の一番前と上のみ、馬の両サイドは女子学生のバイト
・2勝した方が勝ち。1回目はオレンジの圧勝。青よ、大将を守らんでどうする!?
・2回目、最初はみんな動かずに睨み合い。その後、動きが‥‥
・石川組がオレンジ大将に掴みかかるも、何か揉めてる感じ。その間に青大将やられる
・石川、猛抗議。久々の黒チャーミーに、観てるこっちが大興奮。マジ切れなんだもん♪
・結局先に石川の旗が取られてたってことで、抗議認められず
・青大将の中澤も「大阪でチャンスを貰ってるんで、潔く負けを認める」と。かっけー
・キレ気味の石川を、気持ち面白がってる黒ミキティ。あんたサイコーだ!

<<フットサル>>
・大阪では1点も取れずに惨敗。念願の得点なるか!?
・この日のキーパーは辻。前回過呼吸&捻挫で出場できなかったので、気合い十分
・が、開始後1分少々で失点。つうか動き悪すぎ<ハロプロチーム
・熟練者と素人の差、歴然。ハロプロ側はドリブル時、誰も前を見て走ってないのな。
 みんな足下のボールしか見てない。だからパスも無理、シュートも不自然。あちゃー
・そんな中、初得点は我らが梨華っち!この日一番の大歓声。俺、泣きそう
・前半終了時で6対1くらい。とにかく相手、手抜きすぎ。シュートわざと外すし。
・後半、何とかあさみがもう1点取り返すも、9対2で終了。
・辻のキーパー振りが素晴らしかった。ボールや相手に物怖じしないし
・逆に相手チームが顔とか蹴らないように気使ってたような感じ。そりゃそうだわな
・結局よっすぃー、いいとこなし
・あと北澤、ガムクチャクチャはやめなさいって。監督がそれ、みっともないから

<<60M走(決勝)>>
・大阪では準決勝があって決勝だったのが、やはり選手の負担を減らす為削除
・キッズ込みで好タイム順に上位6人で一発勝負
・後藤と辻の一騎打ちといった感じで、ホント最後まで接戦。ゴールもほぼ同時
・ゴールした瞬間、後藤が倒れ込み、座ったままうなだれてる。周りをスタッフが囲む
・結局そのまま動けない後藤を数人で抱えて引っ込む。ご、ごっちん‥‥
・レースは0.02秒差で辻の勝利。おお、ののたんっ!
・ホントに嬉しそうなんだけど、表彰台には後藤の姿はなく‥‥(肉離れだそうで)
・大阪での雪辱を晴らし、満面の笑みの辻。あんたサイコーだよっ!

<<混合大リレー>>
・最後の競技。生き残った(涙)メンバー全員で大リレー
・気づいたら矢口、足の包帯?を取って立って応援
・そのプロ意識というか頑張りにマジでもらい泣きしそうになった俺
・4チーム(青・オレンジ各2チーム)に別れて競争。結局オレンジ1,4位、青2,3位

<<表彰式>>
・最終的に青の圧勝。大阪ではオレンジの圧勝だった。負傷者の数がモノを言った?
・最も印象に残った選手(MIP)に石川、あさみとキッズが選ばれる
・石川マジ泣き。本気で頑張って最後に気が緩んだか
・で、俺も泣くわけだが
・その他、審査員特別賞で高橋、松浦、なっちが選ばれる
・まさか自分が呼ばれるなんて思ってもみなかったなっち。矢口に言われるまで気づかず
・MVPには満場一致で辻ちゃんに。副賞として「産経新聞1年分」という最高のオチが
・辻ちゃん、これで来年はバカ女克服できるか!?

<<その他詳しい結果は>>
こことかこことかここら辺に競技結果等が全部載ってます。

<<スペシャル・ライヴ>>
・運動会開始が13時半、表彰式終了が17時半を大幅に回った頃。明らかに押し気味
・結局ライヴは18時10分スタート。ミニモニ。以外は全部ショートバージョンです
・しかもリップシンク(口パク)でな!
・コンサートではなく、あくまで運動会用の音響設備な為、音量メッチャ小さい
・PPPHが入ると全然聞こえない。だからBメロが判らない新曲多数
・けどキッズ絡みのユニット(ZYXやあぁ!)の時は比較的静か。安心して聴けた
・ドーム特有の「時差」のせいで、オイオイいったりPPPHがずれてて気持ち悪い
・さくら組はハンドマイクで歌ってた。ヘッドセットなくても違和感なし
・おとめ組は道重が面白かった。いや、いろんな意味で
・この日一番の飛び道具、「保田圭+6KIDS」。ひとり休みで正確には5KIDSでしたが
・この日の為に保田ソロバージョンの "ちょこっとLOVE" を録音したのか!?
・何か‥‥痛々しかった、いろんな意味で
・一塁側ベンチから裕ちゃん登場。思いっきりドレスアップしてるし
・あーやっと "GET ALONG WITH YOU"、ライヴで聴けると思ったら口パクか
・ZYXは矢口がダンスに参加せず、立ったまま歌い覆ってました。泣けた
・新曲 "白いTOKYO" は前作とは打って変わってポップな印象。かなり好み
・ミニモニ。の口パクは今に始まったことじゃないので割愛
・後藤は三塁側ベンチからスタンドマイクで登場
・新曲 "原色GAL 派手に行くべ!"。これって‥‥プッチモニ!?
・バカっぽい振りが最高。エアギターとかしてるし
・曲はやっぱり‥‥プッチだよなぁ、これ。ま、全然アリですけどね
・"手を握って歩きたい" では再びキッズが加わるも、やはり3人(通常は4人)
・肉離れの後にも関わらず、手抜きなしのステージング。やっぱ後藤と矢口は凄いわ
・休憩タイムとなってしまった、あぁ!。やっぱり今年一番の名曲
・カン紺藤新曲、生歌で聴きたかったなぁ(特にセリフ部分)
・ゆきどんはジャージで一塁側ベンチ前で熱唱。でも(多分)口パク
・飛び道具その2は稲葉貴子とココナッツ娘。による "宇宙でLa Ta Ta"
・これも運動会用に録音し直したんだろうなぁ。久々の稲葉ソロなのに‥‥
・アヤカが足負傷の為、椅子に座って歌ってました
・メロン記念日新曲、"かわいい彼" をこの日初めて聴く
・が、PPPHうるさくて、Bメロ殆ど聞き取れず
・言われてる程ユーロビートっぽく感じなかった。悪音曲のせい?
・世のメガネっ娘好き、安心しなっ!村っちは今回もメガネで歌うよっ!!
・いや、俺はどっちでもいいんだけど
・松浦、一塁側ベンチから登場、"THE LAST NIGHT" を(口パクで)熱唱
・「冬がはじまる~」前のブレイク、見事にタイミング合ってましたね(口パクなのに)
・その後 "Yeah!めっちゃホリディ" なんだけど、またキッズがバックで踊る
・やっぱり煽りの「イエ~イ!」はキーが低いです。脱力
・モーニング娘。は四方からメンバーがバラけて登場。全員金ピカ衣装
・最初は "ここにいるぜぇ!"。正月ハロコンと同じ前奏が長いバージョン
・矢口・吉澤の負傷組は前方で大きな動きなしで歌う(真似)
・人数多い分、円を描くように大きく散れるのがいいよね、こういう会場だと
・2曲目は "シャボン玉"。音が悪いせいで全然盛り上がれず
・つうか低音利いてないし音量小さいしショボイしで、全然ノレないし
・最後はお葬式の歌。やっぱりハンドマイクで歌っても違和感ないじゃん
・終わると出演者全員が再登場。裕ちゃんが挨拶し、グラウンド1周して終了
・スタート時13時半(真っ昼間)、終了が19時半(真っ暗)‥‥
・この密閉された空間にヲタ4万5千人。あ、一般客もいるから、さっ引いて3万程度か
・‥‥冷静に考えたら、キモチワルイよな、このシチュエーション


[SETLIST (live only)]
01. 晴れ 雨 のち スキ♡ [モーニング娘。さくら組]
02. 愛の園 ~Touch My Heart!~ [モーニング娘。おとめ組]
03. ちょこっとLOVE [保田圭+6KIDS]
04. GET ALONG WITH YOU [中澤裕子]
05. 白いTOKYO [ZYX]
06. CRAZY ABOUT YOU [ミニモニ。]
07. 原色GAL 派手に行くべ! [後藤真希]
08. 手を握って歩きたい [後藤真希]
09. FIRST KISS [あぁ!]
10. 先輩 ~LOVE AGAIN~ [カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)]
11. 東京きりぎりす。 [前田有紀]
12. 宇宙でLa Ta Ta [稲葉貴子&ココナッツ娘。]
13. かわいい彼 [メロン記念日]
14. THE LAST NIGHT [松浦亜弥]
15. Yeah!めっちゃホリディ [松浦亜弥]
16. ここにいるぜぇ! [モーニング娘。]
17. シャボン玉 [モーニング娘。]
18. Go Girl ~恋のヴィクトリー~ [モーニング娘。]


  というわけで、以上レポート終わり。他にも書くべきことはあるんだろうけど、大体こんな感じです。本当ならジャニーズの運動会にも行って、それと比較したレポートとか書きたかったんだけどね!(いやマジで。実際何人かに「是非やって欲しい!」ってリクエストされたし)ま、それはいつか機会がありましたら‥‥

  とりあえず、運動会は見てて辛くなるシーンが沢山あったものの、全員が本気で競技に挑んでいたのがちゃんと感じられたし、実際フットサルでの得点シーンとか辻ちゃんのMVPとか感動する場面は幾つもあって、余程斜に構えて冷めた見方をしない限りはそこそこ楽しめる内容だったのでは、と思います。ま、UFAらしいダラダラ/グダグダな場面も同時に沢山あったわけですが‥‥それは今更言ったところで始まらない気もするし(UFAだしな)。けど、例えば大阪での1500M持久走での失敗とか選手への負担(60M走の予選・準決勝・決勝)等見直せる所は見直せてたし(かといって混合リレーが2回もあるのはどうかと思ったけど)、やっぱ他の企業やスポンサーが絡んだ分、いつもよりも手際は良くなってたのかもしれませんね(ほんのチョットだけな)。

  つうわけで、来年ですが‥‥微妙。競技は面白かったけど、歌はいらない。18曲というボリュームはハロコン並みだけど、全曲口パクって‥‥そりゃね、競技で疲れた後にちゃんと歌えないだろうっていう配慮は判るんだけど、だったらボーカルの音量をほんのちょっと下げて、歌入りバックトラックと両方使うとかの工夫の方がよかったと思うのね。完全に口パクは客をバカにしすぎだと思うわ(いや、もしかしたら実際には俺が書いたようにマイクのボリューム、ちょっとだけ入ってたのかもしれないけどね。残念ながら俺がいた2階席後方ではその判断もつかない位に極悪サウンドだったもんで)。ま、ライヴはあくまで「オマケ」です、と言われてしまえばそれまでですが‥‥

  はい、来年の参考になりましたか? ま、一回行ってみるのもいいかもしれませんねっ!



▼モーニング娘。『Go Girl ~恋のヴィクトリー~』
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投稿: 2003 11 23 01:56 午前 [2003年のライブ, ZYX, あぁ!, カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。), ハロー!プロジェクト, ミニモニ。, メロン記念日, モーニング娘。, モーニング娘。おとめ組, モーニング娘。さくら組, 中澤裕子, 後藤真希, 松浦亜弥] | 固定リンク

2003/11/06

モーニング娘。『Go Girl ~恋のヴィクトリー~』(2003)

  いきなりこのサブタイトルを見て、驚く人が多いんじゃないでしょうか。けど早とちりしないで、ちゃんと最後まで読んでくださいね‥‥

  モーニング娘。通算20枚目のシングルは、初期メンバーである安倍なつみを含む15人編成での、恐らく最後になるであろう1枚。タイトル曲 "Go Girl ~恋のヴィクトリー~" は近々開催されるハロプロ運動会でのフットサルと連動した(また同時期に松浦亜弥主演のフットサルをテーマとしたドラマも放送)、ある種「企画モノ」と呼ばれても仕方ないかな‥‥というような楽曲。ま、内容自体はフットサルとあんまり関係ないんですけどね。カップリング曲 "恋 ING" 共々作詞・作曲・プロデュースはつんく♂、アレンジは両曲共にお馴染み鈴木Daichi秀行。まぁファンなら一聴してそれと判るアレンジなので、今更説明するまでもないですが‥‥

  本題に入る前に、各曲の簡単な説明を。タイトル曲 "Go Girl ~恋のヴィクトリー~" は各メンバーのソロパートが一切ない、最初から最後まで全員(パート毎に3~4人)でユニゾンで歌われる、「15人全員がセンター」なユーロビート調ダンスチューン。初めて聴いた時(10/5の横浜アリーナ)はもっと「レイヴ調」とか感じてたんだけど、完全に勘違い。あれは横浜アリーナという大会場で、大音量で体験したことによる影響かな、と。ライヴだともっと全体的にリバーブが強めに掛かってたような記憶があったし、更に低音もきいてた。けどこれがCDとなると、本当にスカスカなのね、良い意味でも悪い意味でも。確かに意図的に低音を強調して、ちょっと深めのリバーブをかけてあげると全体的に面白味が増すんだけどね。

  曲自体は悪いとは思わないよ。いや、第一印象はかなり悪かった。というより、全然印象に残らなかった。こうやってCDでのフルレングスで聴いてみると、何故印象に残らなかったのかが判った気がした‥‥メインとなるサビ(歌い出しのパートね)がライヴやテレビ等で歌われるショートバージョンだと、頭と最後にしか出てこないのね。ショートサイズだと「イントロ~サビ~Aメロ~Bメロ~間奏~Bメロ~サビ繰り返し~エンディング」という感じで、折角キャッチーなサビを持っていても殆ど反復されることがないので、そこまで頭に残らない。せめて間奏に行く前にもう1回このサビがあるだけでも全然違うんだけどね。個人的には "Mr.Moonlight~愛のビッグバンド" 以降のシングル曲ってショートサイズでは魅力が半減以下という傾向が強いと思ってるのね。それが上手く作用してくれればいいんだけど、今回に関しては(個人的には)最悪かな、と。

  そういうこともあって印象が悪かったタイトル曲とは相反して、カップリング曲 "恋 ING" ‥‥これがなかなかの佳曲で。「4th「いきまっしょい!」」 収録の "何にも言わずにI LOVE YOU" やさくら組の "晴れ 雨 のち スキ♡" の流れを組むバラードナンバーなんだけど‥‥悪い言い方をしてしまうと「さくら組のアウトテイク」かな、なんて気も。要するに、上記のようなバラード曲が気に入っている人なら間違いなく気に入る1曲だと。俺ですか? ええ、タイトル曲よりも気に入ってますよ。しかもこの曲って、メインを取ってるのが5期&6期メンバーなんですよね。高橋愛や藤本美貴、田中れいな辺りの声が目立ってますが、サビでのユニゾン以外はそういった「ゴロッキーズ」によって歌われているわけですよ。

  そうしたゴロッキーズによって歌われるこの曲、これがね、本当にいい感じなんですわ。新鮮というのもあるけど、それ以上に安心して聴いていられる。例えばここに4期が加わると‥‥個人的には苦手な部類に入る加護亜依の甘ったるい声や石川梨華による‥‥いや、止めておこう。そういった要素が加わることで確かに「モーニング娘。」らしくなるのかもしれないけど、俺は今回の冒険(ゴロッキーズがメイン)、評価したいと思います。


  ‥‥こんなもんでいいですか、曲解説は? というわけで‥‥ここからが本編。先に書いておきますが‥‥他人が書くことに対して「他者の意見」として冷静に受け止められないような人は、ハッキリ言ってこの先、読まない方がいいと思います。絶対に誤解すると思うんで。ここから先は‥‥俺個人の感想であり、妄想であり、そして身を切るような思いで綴るひとつのけじめです。


  この曲("Go Girl ~恋のヴィクトリー~")を最初に聴いた時、それはもう暗い気持ちになりました。けど「初見の印象が悪くても、CDでのクリア音源で聴けばまた印象も変わるだろう」と思い、とにかくリリースまでの1ヶ月、ネットで流出音源を拾うこともなく、静かに待つことにしました。

  しかし、リリースの数週前からテレビの歌番組への出演が始まり、意識的に観ないようにしていた俺も結局誘惑に負けて観て/聴いてしまうわけです。

  2度目、テレビで歌う姿を観て感じたこと。正直な気持ち/感想です。

  真面目な話、今この曲が
  「モーニング娘。のラストシングルです」
  と言われても、俺は信じてしまうよなぁ、と。

20枚目という「区切り」、敢えてソロパートやセンターポジションを設けない「15人によるユニゾン」、「モーニング娘。のマザーシップ」と例えられた安倍在籍時のラストシングル、何となく「地に足が着いた」ようなイメージ、等々‥‥そういった要素もあって、俺の中でこの曲が「モーニング娘。最後の曲」のように感じられたんです。

  これまでのモーニング娘。のシングル曲って(特に "LOVEマシーン" 以降)非常に振り幅の大きいものだったはずなんですよ。けどこの曲って彼女達特有の「過剰さ」が一切感じられない、「ド真ん中」にある曲なんですよね。良く言えば「親しみやすい/キワモノ要素が殆どない/キャッチー」、悪く言えば「毒がない/印象が薄い/聴き流せる」等(勿論この辺は個人の解釈ですからね)。少なくとも俺が彼女達に求めるのはそういった「過剰さ」‥‥KISS風に言えば『Larger Than Life』なわけですよ。

  この感覚こそが「今のモーニング娘。」なんだ、と言われてしまえばそれまでですし、何の反論もないんですが‥‥だからこそ、上に書いたような要素と相俟って「ああ、ラストシングルっぽいよな?」と思えてきたんですね。あの歌う姿やPVでの笑顔‥‥湿っぽいのが似合わない彼女達なりの、「モーニング娘。のお葬式」だな、と‥‥

  安倍なつみがモーニング娘。にとってどんなに偉大だったか、それは皆さんご存じの通り。現時点でまだ彼女は残っているので「安倍がいなくなったモーニング娘。」というのが想像つかないわけですが‥‥その片鱗を伺わせるのが、カップリング曲 "恋 ING" だったのかなぁ、と。初期メンバーや矢口真里、そして4期メンバーという今や誰もが思い浮かべることができる「モーニング娘。の顔」を敢えて外し、これからを支えていくであろう5期・6期にメインを取らせる‥‥もう後藤真希も保田圭もいない『モーニング娘。』。まだ飯田圭織や矢口は残っているものの‥‥やはり安倍の卒業はモーニング娘。に関わる全ての人々にとってひとつの節目であり、ひとつの区切りだと思うんですね。勿論、モーニング娘。自体はこの先もまだ続いていくでしょう。けど、少なくとも『モーニング娘。』はこのシングルで終わるんだなぁ‥‥と。そういった感慨深い想いが、テレビでこの曲を聴いた後からずっと付きまとっていたわけです。そしてこれを文章としてアップすることにずっと躊躇していたことも‥‥

  多分ここまで読んで、本気で怒っている人もいると思います。けど、これが俺の偽らざる気持ち。やはり「けじめ」として公開しておくべきだな、と判断してレビューにこの妄想ともいえる駄文を付け加えることにしました。

  さよなら、俺が大好きだった『モーニング娘。』。これからもずっと聴き続けるだろうけど、ここで一度ちゃんと言っておくよ。ありがとう。そして、さよなら‥‥。



▼モーニング娘。『Go Girl ~恋のヴィクトリー~』
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投稿: 2003 11 06 12:00 午前 [2003年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク

2003/10/27

矢口真里『おいら -MARI YAGUCHI * FIRST ESSAY-』(2003)

  アイドルというものが所謂「虚像」であり、作られた存在であるということは我々も頭では理解してると思います。テレビやラジオ、雑誌等で語られるプロフィールやエピソード、そういったもの全てが裏にいる大人達によって操作された事柄だということも。落ち目になった時に初めて「あれは事務所に言わされていた」とか「ホントは~だった」とか聞かされると、当時ファンだった者としてはガッカリするもんですよね、頭では判っていても。

  俺はモーニング娘。が好きなわけですよ。モーニング娘。だけでなく、そこから派生したユニットであったり、彼女達と一緒にハロー!プロジェクトを盛り上げている松浦亜弥やメロン記念日といったアイドル達が。ライヴなんかを観ても、そこには必ず「台本」が用意されていて、MC等ではそういった用意されたセリフを「言わされている」的空気が充満していて。それはそれで否定しようとは思わないんですね。けど、時々‥‥特に何かハプニングがあった時だったり、大きな出来事があった時なんかは彼女達「自身の言葉」を聞きたい、と思うわけですよ‥‥それはファンなら誰しも思うことでしょう。

  そういった意味で、現在生放送のラジオ番組を持っている矢口真里ってのは、非常に恵まれた存在だなと思うわけで。この春までは卒業生であった中澤裕子も生放送ラジオ番組を持っていましたが、常にリアルタイムで彼女達の身の回りの出来事、彼女達が考えていること等がラジオを通して耳にすることができるわけですから。そりゃ多少の検閲(=事務所からの抑圧)はあるでしょう。けど、例えば2002年夏の、ハロプロ構造改革(後藤真希、保田圭のモーニング娘。卒業発表、そして各ユニットの新編成発表等)に対する矢口の素直な感情表現‥‥放送中に涙を堪えきれなかった‥‥等、我々ファンはそういった「素」の彼女達をちょっとだけど垣間見れたわけです。

  今年の春に安倍なつみの初エッセイ集が出版され、話題となりました。これまで彼女が公の場で語ったことのなかった気持ちから、ファンの間では常識となっている出来事まで、彼女自身の言葉で綴られた1冊であり、モーニング娘。を愛する人なら誰もが目から鱗な内容だったはずです。実際、俺もこの本を読むまでモーニング娘。に対する気持ちが下り坂だったのですが、読んだ後は‥‥何とも言えないスッキリした気持ちになったものです。もうちょっと見守っていこう、って。

  で、今回は矢口の初エッセイですよ。当初、昨年出版された中澤裕子の本「改心」と一緒で「ラジオ番組の企画本」みたいなものかな、と思ってたんですが、実際に出来上がったものは‥‥確かに一部はラジオでのトークを起こしたものだったりするんですが、その大半はこの本の為に矢口自身が「自分の言葉」で語ったものばかり。そりゃ、出す前には事務所側が目を通してある程度削られた部分もあるでしょう。しかし、それでも強く感じられる「矢口真里」‥‥幼い頃からの生い立ちから始まり、モーニング娘。加入~初期メンバーとの確執~ "LOVEマシーン" での「2回目のデビュー」~卒業していくメンバーを見送る度に思うこと~そして自身のタンポポ、ミニモニ。からの卒業~ZYXやROMANSへの参加~愛すべき親友・安倍なつみの卒業‥‥等々、どれも偽らざる気持ちで語られてると思うんですね。

  確かに多くの内容はファンなら知ってるであろう事柄ばかりなんですが、それを「矢口の視点」から語っていて、当時どう思っていたのか、とか、今だから語れる‥‥といった内容は、この本ならではだと思います。特に自身を「中間管理職」と呼び自己分析している『中間管理職』という行、現在のメンバーひとりひとりに向けてメッセージを送る『親愛なるみんなへ』という章、相思相愛である中澤裕子との対談等は、ある意味ここでしか味わえないものだろうし、これだけの為に買ってもファンなら損はしないだろう内容になってます。

  そして‥‥個人的には‥‥矢口が参加した各ユニットに対する思い・コメントを集めた章『ユニットの中の矢口真里』での、タンポポの行が泣けた。タンポポが彼女自身にとって「越えるべき大きな壁」であり、「歌うこと」を楽しむ場であり、1位に拘ったり、そして‥‥飯田圭織同様「メンバーである本人が一番のタンポポのファン」であることを公言する等、タンポポファンなら絶対に読むべきパートだと思いますよ。引き継いだはずの第3期タンポポが中途半端な形でフェードアウトしつつある今だからこそ、ファンは読むべきだと断言できますね。

  ‥‥と、ここまで書いて、絶対にファン以外にはアピールしないであろう本であることは間違いないし、勿論今こうやって書いてるのも「モーニング娘。のファン」に向けて書いてるわけで、それ以外の人からすれば何の面白味もない「イタイ」文章なんだろうけど、やっぱり言いたいわけですよ。多少なりとも彼女達に興味を持ってるのなら、いっぺん立ち読みでもいいから読んでみな、と。するとね‥‥不思議と矢口のことが何となく気になり出すんだよね。いや、俺内でも矢口は常に上位にいる存在だったんだけど、これ読み終えて更に好きになったもん。石川梨華や藤本美貴が好きと公言する俺ですが、現在の俺内ランキング、矢口が一番ですからね! それくらいの効力を持った1冊。迷ってる人は‥‥迷う前に読め!と言っておきましょう。



▼矢口真里『おいら -MARI YAGUCHI * FIRST ESSAY-』
(amazon:書籍

投稿: 2003 10 27 12:00 午前 [2003年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。, 矢口真里] | 固定リンク

2003/10/06

モーニング娘。コンサートツアー2003“15人で NON STOP!”@横浜アリーナ(2003年10月5日 夜公演)

  正直な話、今回程行く前から気分が沈んでいたのって初めてかもしれない。俺がモーニング娘。のライヴに対してこんなにもブルーな気持ちで臨んだのって、多分初めてじゃないかなぁ‥‥いや、昨秋の後藤卒業ツアー以降、何時だってモーニングのライヴに臨む時はブルーだった。もうあの頃みたいな高揚感を得ることは出来ないのかなぁ‥‥って。

  でもね。結論から先に書けば、本当に心底楽しめるいいライヴだったと思うよ。毎回そうなんだよね。ライヴ前は「ああ、多分モーニングのライヴに足を運ぶのも今日で最後かも‥‥」って思ってるくせに、ライヴを終えた後は「やっぱ楽しいし!」って次に持ち越しみたいにグダグダになるんだけど、今回ばかりは本当に楽しかったんだから仕方ないよ。ホント、去年4月のさいたま以来じゃないかな、偏見なしに楽しめたのは。

  つうわけで、簡単ではありますがライヴレポ、順を追って書いていきたいと思います。

  まずオープニング。今回はテレビ番組「ティンティンTOWN」内で放送されているCGアニメ、「リリパット王国」のキャラクターがモーニング娘。のライヴを観る、みたいな設定でそのままオープニングに繋ぐ流れ。観てるこっちが恥ずかしくなるような内容なわけだけど、まぁショボイCG流されるよりか幾分マシか。

  いつもの通り出演者紹介が終わるとそのまま"シャボン玉"のオープニングに突入。残念ながらテレビサイズ。今回初めて生で聴いたわけだけど、思ったよりも高揚感は味わえなかったかな。何だろう、サウンドが薄いというか‥‥低音が思ったよりも効いてないんだよね、こういうアリーナで聴いて初めて気づいたんだけどさ。自分の家やカーステだと低音効かせてるから余計か。楽しみにしてただけにちょっと肩透かし。しかも曲終わり、ここで簡単なMC(挨拶程度だけど)が入るわけよ。いつも思うけど‥‥1曲終わった後じゃなくてさ、2曲くらい飛ばしてやった後の方がいいんじゃないの? こういう激しい曲の後だから尚更感じたわけさ、流れを途切れさせるような真似をするなと。ましてやツアータイトル、「15人でNON STOP!」なんだからさぁ‥‥

  2曲目は"Do it! Now"。さすが6期の3人(藤本を除く)もオーディションからやり慣れた曲だからか、ダンスも5月に観た時以上に安定してたように見えました。後藤のパートを以前は加護が歌ってたんだけど、今回は田中れいなが歌う比重が高くなってました。しかもこっちが思ってる以上に安定してるんだから驚き。成る程、事務所やつんく♂が彼女を推す理由、よく判ったよ。

  曲が終わり、ここでまたMC。今回は全員ひとりずつ自己紹介なんだけど‥‥やっぱり最初のMCはいらないよ。ここで全部済ませられるじゃんか。6期の3人は‥‥初々しいね。5期の4人も昔はこうだったなぁ‥‥って妙にノスタルジックな気持ちにさせられたり、安倍に対する声援はちょっと異常だなとか、思ってた以上に藤本は好意的に受け入れられてるんだなとか、いろいろ思うことがあったりして。

  さすがに15人もいると長い長い‥‥というわけでMCもやっと終わり、ここからいい感じで盛り上がってくわけです。まずは"そうだ!We're ALIVE"。フォーメーションが多少変わっただけで、それまでの12~3人から2~3人増えただけなのにもの凄い違和感を感じたりもしたんですが、あれですね、人が増えたことによる圧倒感みたいなものは全然感じなかったですね。この曲のダンス自体が外側に向かっていくというよりも中心に向かっていくようなタイプのものだから余計なのかな。けど悪くなかったですよ。5期も6期も頑張ってたし。そして待望の"好きで×5"。たったワンコーラスだけなんですが、やらないより全然マシ。コーラスパート(矢口のハーモニー等)は恐らく全部テープでしょうね。けど原曲に参加してない4期以降のメンバー、特に石川・吉澤・辻にもちゃんと見せ場があって個人的には好印象。元々大好きな曲だけに、こういう風に再び取り上げてくれたことに感謝。そしてその流れのまま、これまた懐かしい"サマーナイトタウン"へ。多分2年振りに歌うんじゃないかな?(少なくとも自分がファンなってからは2001年11月の横アリを最後に歌ってないはず)この曲では原曲に全く携わってない5期・6期の8人が歌うんだけど、ここでは高橋・新垣・小川の頑張りが強く感じられて、時代の流れを強く感じたのでした。それとさ、藤本が全然目立ってないのな。彼女が何故モーニングに入ったのか、その理由はつんく♂と高橋がなりの対談本の中に出てくるので興味がある人は読んで欲しいんだけど、それにしても見せ場なさ過ぎ。さすがの俺もガックシ。そしてその藤本を除く6期3人で"好きな先輩"を。元々5期メンバーの為に作られたこの曲だけど、もう5期の4人には必要のない曲だと個人的には思ってるし(いつまでも「先輩♪」もないよな、次々と下が入ってくるわけだし)、こういう形で後輩達が受け継いでいくのは全然アリだと思います。実は8月の富士急公演の隠し録り音源を聴く機会があったんですが、この曲での3人の歌の酷さといったら‥‥けど今日は全然そんなことなく、田中は別格として、道重も亀井もしっかり歌っていたのでひと安心。それにしてもこの短い曲(3分ちょいでしょ?)でさえもショートサイズ‥‥実質1分半程度ですよ。コントとかMCを減らせばフルサイズで歌える曲が増えるんじゃないですかねぇ‥‥

  で、曲が終わるとここでコントなわけですよ。飯田・矢口組と吉澤・小川組に分かれて田中と亀井を教育するといったコントなんですが‥‥長いよ。こういうのはハロモニでやればいいから。ライヴでやる必要ないから。ホント毎回思うけど、ハロプロ・ライヴの台本を書いてる奴ら、才能なさすぎ。子供騙しもいいとこだよなぁ。

  コントで流れが一旦途切れてしまうわけだけど、この後からユニットコーナーに突入。まずは安倍ソロ"22歳の私"。評判の悪いこの曲だけど、生で聴いて‥‥やっぱりこの曲は安倍の歌ありきだな、と再認識。曲自体は確かに弱いとは思うけど、パフォーマンスに助けられてるよな、と。これも今回初めて生で観たわけだけど、これ観て改めて安倍ソロへの期待が高まりましたね。早くソロコンサートが観たいなぁ。続いてカントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)。これも今回初めて生で聴く"浮気なハニーパイ"。あの奇妙なダンス(足パカパカ)に心奪われる俺。特に紺野のパカパカ具合が異常で、終始紺野に目が行きっぱなし。折角藤本の見せ場だというのに‥‥あ、あと里田の似非セクシー具合は相変わらずサイコーでした。みうなは‥‥ゴメン、全然目が行かなかった。あさみはその頑張ってる姿にちょっと心打たれた。カントリー娘。はりんねが居なくなった今でも俺にとってはちょっと特別な存在なので(特に大ファンというわけではないけど、常に気になる存在)今後も期待してます。そしてその後に‥‥全然聴き覚えのない曲が‥‥ココナッツ娘。の出番。初期のシングル曲"常夏娘"を披露するんですが‥‥やはりというか、完全に休憩タイムに入っちゃってますね、周りが。一斉に座りだしたのには正直苦笑しました。初めて聴く曲だけど、うん確かに悪い曲じゃないよな。けど‥‥明らかに何かが足りないのも確か。それが何なのかは俺にも判らないけど‥‥やっぱり自分で買ってまで聴こうとは思わないな、残念だけど。

  この後またコント。安倍が司会、審査員が新垣と紺野で、石川と道重が「どっちがより男前か?」を競うという内容。ま、例の如く最後に全部紺野が持ってっちゃうわけですが。ホントグダグダだよなぁ、ライヴでやるコントは。ハロモニとかで観ると全然笑えるのにさ。

  再びユニットコーナーへ。久し振りの藤本ソロ"ブギートレイン'03"。ソロ時代よりも派手な衣装を着て(羽根生えてるよ、羽根!)、たったひとりで横アリのステージを右へ左へと動くんだけど、ひとりになるとオーラが凄いのな。15人だったり複数人になると埋もれちゃうんだけど、ひとりになったら全然輝きが違うっていうか。安倍がソロでもユニットでも本体でも、どこへ行っても「モーニング娘。の安倍なつみ」なのに対して、藤本はちょっと違うのね。ソロで歌う時の輝きは安倍と比べても甲乙付けがたいくらいなんだけどね。あーまたソロライヴ観たいなぁ。そして藤本が引っ込むと、ミニモニ。の出番。既に一部では不評の嵐らしい新曲"Crazy About You"を披露。多分この曲だけフルコーラスだと思います。ラジオ等で何度か耳にしてたんだけど、俺はこの曲好きよ。だっていい曲だと思うし。ま、ミニモニ。がやる必要があったかどうかは別としてね。曲調のわりにダンスが激しいのもミニモニ。らしいというか。やっぱりこの曲で「高橋ありきのユニット」になりつつあるのかなぁ、と。辻も頑張ってるけどね。

  三度コントコーナー。藤本司会でミニモニ。がバスケのシュートに挑戦するというもの。40秒間に6本が世界記録で、7本以上決めればいいってことなんだけど‥‥グダグダ。ホントグダグダ。まぁ前のふたつよりは全然面白かったけど(特に藤本の不敵さが)。

  コントが終わると、あの懐かしいイントロが。安倍・飯田によるデビュー曲"モーニングコーヒー"が。オケは2002バージョンの方だったけど、うん、このふたりがこの曲をこの時期に歌うことに意味があるわけで、本当に聴いてるこっちが泣きそうになったよ。何て言うか、この時期(安倍卒業前)にきて、改めてモーニング娘。の歴史を振り返るような、総決算といえるようなセットリストが非常に嬉しくもあり、同時に切なくもあり。複雑な心境なんだけどね。そして曲が終わると矢口・石川・吉澤が加わり、初期の代表曲"抱いて HOLD ON ME!"が。これも生では初めて聴くんで嬉しいなぁ。福田明日香~保田圭と歌い継がれてきたパートを今回石川がほぼ歌いきったのは、新たなるチャレンジでしたよね。しかもこれが想像してたよりも悪くなかった。確かに実力では前述2人の足下にも及ばないと思うんだけど、気持ちでは全然負けてないと思うし、むしろ石川らしさが存分に味わえ、尚かつ安心して最後まで聴けたのは嬉しい誤算。ただね、この曲の繋ぎ方‥‥ラップパートからいきなり「Wo~Hold on me!」ってブツ切りするのは如何なものかと。カラオケが音飛びしたのかと思ってビックリしたよ。そのまま流れを止めずに"Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~"へ。多分昨年の秋ツアー以来だと思うけど(俺は行ってない)、やっとここで本格的な吉澤の見せ場。衣装がラフな格好(みんな"シャボン玉"の時みたいな衣装)だったのが幸いしてか、本来の「宝塚的世界観」とは違ったゴージャスさ‥‥まるでブロードウェイのミュージカルでも観てるかのような錯覚に陥ったのですよ。後藤が抜けたことによる吉澤・安倍の絡みのマイナス面も殆ど感じられず、逆に弾けまくる吉澤に心奪われっぱなし。中盤のシャウトには本当に鳥肌立った。あー、モーニングのライヴで鳥肌立てたのなんて、何時以来だろう。本当に、本当にカッコよかった。そして興奮冷めやらぬまま、代表曲"LOVEマシーン"へ。後藤のパートは高橋が引き継いだようで、これも安心して聴けました。6期も楽しそうなので何より。

  折角ここまでいい流れできたのに、ここでスクリーンに"Say Yeah!-もっとミラクルナイト-"のカラオケが流れるわけですよ。スライドショーっぽい感じで、歌詞が流れて。それに合わせてみんな大声で歌うのな。まぁ観てる方の気持ちは盛り上がるんだろうけどさ普通‥‥俺はちょっと気持ちが醒めたかな。まぁここで休憩しないとメンバーもキツイんだろうけど、折角ならこの曲も生で歌って欲しかったなぁ‥‥カラオケが終了すると衣装替えを終えた15人がステージ中央に既に並んでいて、あのインダストリアル調イントロが。再び上げ上げなノリで"ザ☆ピ~ス!"が。この曲は数日前にテレビで歌っていたので、後藤パートを田中が引き継いだことを既に知ってたんですが、うん悪くないですね。保田のドスが効いたパートも藤本が的確に再現してくれてるし、みんな楽しそうだし。ひとしきり盛り上がったところで、"でっかい宇宙に愛がある"へ。この曲を15人が横一列に並んで歌う様は、ちょっと感動的かも。俺にとってこの曲は「モーニング娘。版ゴスペルナンバー」なんですよ。"I WISH" があって、この曲があって、そして"そうだ!We're ALIVE"へと繋がっていくという、非常に重要な曲なわけ。テンション的には確かにちょっと落ちるのかもしれないけど、それを気持ちでカバーしてる感じ? 勿論それは十分伝わってきました。そして本編最後はバカバカしいくらいに盛り上がろうってことで、"ここにいるぜぇ!"。15人がポゴダンスする様は圧巻。それまで横ノリ系がずっと続いてたので、急に縦ノリに変わったことでちょっと違和感はあったものの、踊っちゃえばこっちのもの。こっちも汗だくになって最後まで気持ちよく踊らせていただきました。

  本編が終わり、アンコールを求める声がどれくらい続いたでしょうか。ちょっといつもよりも長めのインターバルで15人が戻ってくると、アーミールック的な衣装を着てるんですよ。矢口なんかは首にめっちゃ長いマフラー巻いてたり、飯田は頭に海賊みたいにタオル巻いてたりして。本来ならここで "AS FOR ONE DAY" を歌うはずなんですが、この横浜公演から11月にリリースされる新曲"Go Girl ~恋のヴィクトリー"を初披露してるんですね。で、この曲なんですが‥‥う~ん、ライヴ観る前にちらっと聞いてた通り、確かに微妙な曲なのね。なんつーかこれまでだったらシングルのカップリングに回されるような曲というか。全然メロディーにフックがないのね。これまでのシングル曲って良くも悪くもどこかしら引っ掛かるフックとなるメロディーがあったのに、この曲にはそれが感じられない。いや、もしかしたらフルコーラスで聴いたら違うのかもね。"Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~"以降のシングル曲ってテレビサイズで聴くとメチャメチャ継ぎ接ぎ感が強くて違和感が残るものばかりだったでしょ。無理矢理繋いでるような。今回の曲にもそんな感じは確かにあるんだけど、それにしてもねぇ。あ、でもね。バックトラックに関しては良いんじゃないかと思いましたよ。カン紺藤と同じ流れにあるダンスチューンで、ユーロビートというよりはレイヴというか。音の作りがカン紺藤の方がよりミニマルっぽい印象があるけど、こっちは明らかにアリーナで鳴らされることを前提として作られてるサウンド/音作りだなぁと感じたし。カン紺藤がジュリアナ向けなら、モーニングは「WIRE」等の万単位アリーナ向けというか。そういう意味で「レイヴ」っぽいかなと。まぁあれですよ。クリア音源でフル試聴してちゃんとした判断を下したいと思います。

  正直なところ、これなら "AS FOR ONE DAY" を聴きたかったなぁと思ったよ。モーニングにはもはや「一般受け」とかそんなのを気にしない歌を歌って欲しいかったのに。そういう路線はさくら組やおとめ組でやってるんだから、もう一度当たって砕けろ精神でバカバカしい曲に挑戦して欲しかったんだけど。ここにきてつんく♂の悪い癖が出たかな?

  最後の曲の前に全員が一言ずつMC。安倍の番になって、自ら来春の卒業に触れるんだけど‥‥そうか、「15人のモーニング娘。」としてはこのツアーがラストになるのか。そして横浜アリーナはデビューイベントをやった場所でもあるわけだ。そういう思い出深い場所で「モーニング娘。」のツアーとして回れたことが彼女にとってとても感慨深く、そして感動であるらしく、MCの途中で感極まってきちゃってね‥‥アホみたいだけど、こっちまでもらい泣きしちまったよ。もう泣かないと決めたはずなのに‥‥俺にとってある意味、今日の横アリライヴは「なっち卒業ライヴ」なのかもしれないなぁ。ハローのライヴで最後だったとしても、やっぱりこういう風に感動できないかもしれないし(いや、逆に中澤や後藤といった卒業生を含むメンバーに囲まれて卒業していくというのも、ある意味泣ける状況下なんだけどさ)。ここまでのライヴもいろいろ思うことはあっても総合的には本当に楽しめる内容だったし、そこにこの涙が加わってしまったら‥‥ある意味自分にとっては‥‥ねぇ? あ、加護が目をこすってる。泣いてるのか? このまましんみりモードに入っちゃうのかと思ったら、続く高橋が台本通りのネタをかまして場を台無しにしてくれたお陰で、また笑顔に戻ることができました。ありがとう、高橋! その後も誰も安倍卒業に触れることなく、「ツアーの中の、数あるライヴの1本」へと戻っていったのでした‥‥

  さぁ、本当の最後。俺が味わう「15人娘。」単独ライヴ、最後の最後は‥‥やっぱりこの曲だよな、という"恋愛レボリューション21"。もう我を忘れて踊りまくり。左右の客にぶつかりまくってたんだけど、全然お構いなし。誰のためでもなく、ただ自分が楽しいから、気持ちいいから踊るだけ。あー何か踊ってて汗だか涙だか判んないけど、目から何かが出てるよ。あーそんなの気にしてらんないって! 一緒にジャンプして、一緒に踊って、一緒に歌って。そうやって約2時間に及ぶモーニング娘。のライヴは終了したのでした。

  途中で述べた通り、今回のツアーは内容的に「モーニング娘。の総決算」と呼ぶに相応しい内容だったのではないでしょうか。勿論、他にも歌うべき曲、歌って欲しい曲は沢山ありますよ。ここに "真夏の光線" や "I WISH" が加われば本当に最強のセットリストだったでしょうし、セカンドアルバムから曲を持ってくるならサードからも持ってこい!とか、カップリングでも隠れた名曲は沢山あるぞ!とか、言い出したらきりがないわけで。そういう意味ではこのくらいがバランス的にも丁度よかったのかな、と。今後行われるさくら・おとめ各公演では恐らく今回のツアーで試したこと(初期の曲への反応)を活かした選曲になるでしょうし、そういった面からも、ただ過去を顧みるだけでなく、その先を見据えているんだろうな、とも取れるわけで。去年の夏コン辺りからちょっとマンネリ化しつつあったセットリストにこういったテコ入れがされたことは、ファンにとってはむしろ喜ばしいことなんじゃないですかね?

  終始感じてたことですが、やっぱりモーニング娘。は安倍なつみあってこそのグループだな、と。いくら石川が頑張っても田中が新興勢力としてメキメキと実力を付けてきても、最後に目が行くのは安倍なんですよね。今後、モーニング娘。がどうなっていくのか、全く想像がつきませんが‥‥少なくとも、彼女が卒業するまでは俺、まだまだモーニング娘。のことが好きでいられそうです。そう実感させるだけの、本当に良いライヴだったと思いますよ。


[SETLIST]
 -OPENING : リリパット王国-
01. シャボン玉
02. Do it! Now
 -MC-
03. そうだ!We're ALIVE
04. 好きで×5
05. サマーナイトタウン [5期+6期]
06. 好きな先輩 [亀井・田中・道重]
 -コント : 飯田・矢口・吉澤・小川・田中・亀井-
07. 22歳の私 [安倍なつみ]
08. 浮気なハニーパイ [カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)]
09. 常夏娘 [ココナッツ娘。]
 -コント : 安倍・石川・紺野・新垣・道重-
10. ブギートレイン'03 [藤本美貴]
11. Crazy About You [ミニモニ。]
 -バスケ挑戦コント : ミニモニ。・藤本-
12. モーニングコーヒー [安倍・飯田]
13. 抱いて HOLD ON ME! [安倍・飯田・矢口・石川・吉澤]
14. Mr.Moonlight ~愛のビックバンド~
15. LOVEマシーン
 -カラオケ: Say Yeah!-もっとミラクルナイト--
16. ザ☆ピ~ス!
17. でっかい宇宙に愛がある
18. ここにいるぜぇ!
 -Encore-
19. Go Girl ~恋のヴィクトリー
 -MC-
20. 恋愛レボリューション21



▼モーニング娘。『モーニング娘。コンサート2003“15人で NON STOP!”』
(amazon:国内盤Blu-ray

投稿: 2003 10 06 02:28 午前 [2003年のライブ, カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。), ミニモニ。, モーニング娘。, 安倍なつみ, 藤本美貴] | 固定リンク

2003/09/17

モーニング娘。さくら組『晴れ 雨 のち スキ♡』(2003)

 今年1月末に発表された「モーニング娘。、2分割」。あの発表から8ヶ月近く経ってようやくリリースされたのが今回のシングル。モーニング娘。さくら組とモーニング娘。おとめ組、シングル同時リリースということで今回は別々にレビューをやってみたいと思います。ま、一緒でもいいわけですが、どうしても比較してしまいそうになるので、別々に、間に休憩を入れて書いてみたいと思います。

  こちらは「さくら組」のシングル、"晴れ 雨 のち スキ♡"。メンバーは安倍なつみ、矢口真里、吉澤ひとみ、加護亜依、高橋愛、紺野あさみ、新垣里沙、亀井絵里の8人。初期1人、2期1人、4期2人、5期3人、6期1人というパワーバランスがどう影響するのか気になっていたんですが、そんなの要らぬ心配だったようです。

  楽曲は勿論つんく♂の手によるもので、アレンジにはお馴染み鈴木Daichi秀行が手掛けているんですが、何度も言うようですが‥‥ここ最近の彼のアレンジワーク、一段と良くなっているように感じます。今年のシャッフル辺りから感じていたことだし、実際に何度もそう書いているので意識して聴いてくれてる人もいるでしょうけど。ホントそう思いませんか?

  楽曲自体はシングルとしてはここ数年なかったような、ストレートで'80年代のAOR的な雰囲気を持つ、壮大なバラード。サウンドやアレンジによる変化球、つんく♂の変なコーラス、変な歌詞や歌い方等、そういったギミックが一切ない「直球勝負」。そしてファルセットを多用した弧線に触れる良メロ。それを盛り上げるのが、高橋と加護による事実上のツートップ態勢。まさかあからさまにこういう形体でくるとは思ってもみませんでした。もっと安定感のある安倍や矢口も同等の扱いをされるだろうと踏んでたのですが、実際聴いてみて印象に残るのはやはり高橋と加護。加護の甘ったるい声と高橋の端正な声とのバランス感が絶妙で、聴いていて全然嫌味じゃないし、むしろ安心感というか温かみを強く感じる組み合わせだな、と。以前にもこういった組み合わせはあったのに、何故に今回こうも強く感じるのか、それは間違いなく楽曲のタイプやファルセット等によるものが大きいのでしょうね。

  勿論、先にも書いたような安倍や矢口も活躍しています。2コーラス目はこのふたりと吉澤が活躍します。特に吉澤の長いソロは随分久し振りな気がしますが、ここでは良い仕事をしてるんじゃないでしょうか。他の5期(新垣と紺野)も出番は少ないものの、的確に自身の個性的な面をアピールしてるように感じられます。6期の亀井に関してはまだちゃんと歌ってるところを聴いてないので、これが亀井か!という強い個性は感じられませんね。藤本美貴は別として、本体でもセンターを取った田中れいなに数歩も遅れを取ってしまった形となりましたが、今後に期待しましょう。

  「モーニング娘。」名義の楽曲としては、本当に久し振りの正統派路線じゃないでしょうか。多分、この辺も少人数化が上手く作用してるんだと思いますが‥‥ここ最近のライヴでのセットリストを見ると、初期の曲が増えていることに気づきます。そして今回のシングルでの音楽性‥‥何となく繋がるものを感じたのは、俺だけじゃないはず。別の項でも書きましたが、15人でやる時は破天荒なことを極限までやり尽くし、2分割の時は正統派路線で楽曲勝負。使い分けてるわけじゃないんでしょうけど、今後の流れとしても何となくこれが定着しそうな気がします。

  更に言わせてもらえば‥‥「さくら組」「おとめ組」として音源をリリースする際、別々のアルバムをリリースするのだけは止めた方がいいと思いますよ。いや、それはそれで楽しみが増えていいんだけど‥‥どうせ同時リリースとか無謀なことするんだったら、これらのシングル曲を「モーニング娘。」本体名義のアルバムに入れてしまえばいいんですよ。あくまで「15人のモーニング娘。」に包括される形での「さくら/おとめ」だと。アルバム自体がシングルの寄せ集め化しつつある昨今、アルバム用の新曲を書く時間が足りなかったりくだらない企画モノを入れるくらいなら、徹底的に「全曲シングル曲」的構成で突き通してしまえばいいんですよ。"AS FOR ONE DAY"があって"シャボン玉"があって、さくら組とおとめ組の2曲がある。曲の振り幅も大きいし、アルバムを買う方も知ってる曲/ヒット曲が多くて嬉しいだろうし(あくまで普段シングルをあんまり買わないような一般層へのアピールって意味でね)、何よりも「これら全部がモーニング娘。」という強い主張にもなる。俺は絶対にこっちの方がいいと思うんだけど。

  最後にカップリング曲にも触れましょう。2001年のヒット曲"でっかい宇宙に愛がある"のリアレンジ&さくら組ボーカル・バージョン。オリジナル・バージョンは鈴木俊介のアレンジでしたが、今回は高橋諭一がリアレンジを担当。非常に彼らしい、面白い曲に仕上がってます。ビートルズ・ライクというか‥‥ "Hello Goodbye" とか "Penny Lane" 辺りのサウンドを彷彿させるアレンジで、ちょっと第二期タンポポに歌わせてみたいかも、って気がします。この曲って、結局大人数の娘。がユニゾンで歌うからよりパワフルになるわけですが、ここでは8人が数チームに分かれてパート毎に歌ってるような印象で‥‥ちょっと弱っちぃイメージ。アレンジ自体は面白いと思うし嫌いじゃないんだけど‥‥原曲の完成度が高い分、もっと解体してから組み立て直した方が良かったかも‥‥って気がしました。ま、この辺は聴く人によっていろいろ感想が変わるでしょうけどね。

  というわけで‥‥これらの楽曲を『「セカンドモーニング」辺りの音楽性が一番好きで最近の音楽性はレベルが低いって思ってる人』は高く評価しないと思いますが(結局は何やっても批判の対象ですしね、もう)、ここ最近の流れを『上向き』と素直に感じられる人なら間違いなく満足出来る仕上がりだと胸張って言えます。



▼モーニング娘。さくら組『晴れ 雨 のち スキ♡』
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投稿: 2003 09 17 12:05 午前 [2003年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。, モーニング娘。さくら組] | 固定リンク

モーニング娘。おとめ組『愛の園 ~Touch My Heart!~』(2003)

  今年1月末に発表された「モーニング娘。、2分割」。あの発表から8ヶ月近く経ってようやくリリースされたのが今回のシングル。モーニング娘。さくら組とモーニング娘。おとめ組、シングル同時リリースということで今回は別々にレビューをやってみたいと思います。ま、一緒でもいいわけですが、どうしても比較してしまいそうになるので、別々に、間に休憩を入れて書いてみたいと思います(‥‥と、ここまでは使い回しで申し訳ないです)。

  こちらは「おとめ組」のシングル、"愛の園 ~Touch My Heart!~"。メンバーは飯田圭織、石川梨華、辻希美、小川麻琴、藤本美貴、田中れいな、道重さゆみの7人。初期1人、4期2人、5期1人、6期3人という内訳だけみるとそのパワーバランスに疑問を抱いてしまいますが、6期には藤本も含まれているから、実質新人は2人、しかも田中は既に"シャボン玉"でセンターを張る程。そういう意味ではバランス的にはさくら組にも劣らないはず。個人的に気に入っているメンバーが多い(飯田、石川、辻、小川、藤本、田中、道重‥‥って全員かよっ!)こともあり、こっちに肩入れしてるんですが、まぁそれと楽曲の評価はまた別物なので‥‥

  楽曲は勿論つんく♂の手によるもので、アレンジは鈴木俊介が担当。ちょっとラテンも取り入れつつ、基本的にはベースのスラッピング(しかも弾いてるのは元・爆風スランプの江川ほーじん!)がバキバキと気持ちいいアッパーなダンスチューン。コーラスにも外人女性ボーカル(多分ZYXの曲に参加してた黒人女性ふたりだと思われ)が加わっていることもあって、必要以上にゴージャス感が漂ってます。唯一つんく♂がコーラスにも参加してるのがこの曲なんですが‥‥あんまり目立ってませんよね? そういう点からも、多くの人が「マトモだ‥‥」といってこの曲を評価してるのかもしれませんね。

  さくら組 "晴れ 雨 のち スキ♡"同様、この曲も直球ですよね。変なギミックがなく、純粋に楽曲のパワーとメンバーの個性&歌で押し通すタイプ。ある意味剛速球と呼べなくもないですが、まぁ本体を160キロも出る変化球だとすると、今回は150キロ前後のストレート真ん中といった感じかな。とにかく聴いてて変な恥ずかしさがない。例えば"シャボン玉"が有線でかかったとすると、その場が一瞬にしてパチンコ屋か場末のピンサロへと変わってしまうような強烈な磁場を持っているわけじゃないですか(「ないですか」って誰に同意を求めてるんだよ俺)。しかし、今回のさくら組やおとめ組の曲が有線でかかっても特にそういった気恥ずかしさは感じずに済むんですよ。逆に「これ、誰の曲ですか?」と質問されるくらいで(ってこれは実体験。職場で本当にあった話。場末のピンサロの例えも含む)。そういう可能性というかパワーを持ってるのか、今回の2分割によって誕生した楽曲の数々だと思うんですね。

  メインを務めるのは‥‥多分、石川・藤本・田中、ということになるんでしょうか? 自分の思い入れを抜きにしても、サーッと流し聴きして一番耳に飛び込んでくるのが、この3人の歌声なんですね。ま、石川の場合は別の意味で「耳に残る」わけですが、今回に関しては特に耳障りの悪さは感じられず、むしろ藤本と田中による「パワーゲーム」の合間に現れる「水の枯れたオアシス」というか‥‥ありゃ、全然癒し要素になってないや。まぁそんな感じで(‥‥)相変わらずいい意味でも悪い意味でも目立ってしまう石川の歌な訳ですが、俺は今回そんなに悪いと思いませんでした、と。逆に辻や小川がもっと目立ってもいいかなぁ、という気がしないでも‥‥いや、辻は強い個性を持ってるんですが、小川はちょっと劣るんですよね。一番弾けて欲しいメンバーのひとりなのに。飯田は可もなく不可もなくといった印象。ソロで歌う場を与えれれてる分、自分の役目を地味ながらも的確にこなしてるってとこでしょうか。道重は‥‥このまま頑張れ!

  カップリングはさくら組同様、"でっかい宇宙に愛がある"のリアレンジ&おとめ組ボーカル・バージョン。バックトラックは同一で、高橋諭一の手によるもの。こうやって同じ曲で歌ってる人間だけ違うっていうの、止めません? 最初俺、両方ともアレンジャーが違うって聞いてたんですが(実際、そう載ってた雑誌もあったはず)‥‥絶対に比べられちゃうじゃんか、同日発売なのにさ。どっち側は誰が足を引っ張ってるとか、どっちの方が安定感があるとか‥‥個人的には今回、そういった比較は止めたいと思います。正直興味ない。ただ、両方とも普通に聴く分には楽しめました。それで十分じゃんか。

  さとて‥‥さくら組とおとめ組、両方を聴き終えた後の感想ですが‥‥やはり現時点においても「どっちの方が好き」っていう答えは出せずにいます。正直、今回はこのまま答えが出ないんじゃないか‥‥そんな気さえします。タイプの違うふたつのグループが、全く正反対なタイプの楽曲をリリースした。両方とも自分のアンテナに引っ掛かった。それで十分だよ、俺は。



▼モーニング娘。おとめ組『愛の園 ~Touch My Heart!~』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2003 09 17 12:00 午前 [2003年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。, モーニング娘。おとめ組] | 固定リンク

2003/07/31

モーニング娘。『シャボン玉』(2003)

  前作「AS FOR ONE DAY」から約3ヶ月振り、通算19枚目にして6期メンバー(藤本美貴、亀井絵里、道重さゆみ、田中れいな)を含む15人体制での最初のシングルとなる「シャボン玉」。冒頭からいきなり言い切りますが、これはかなりいい曲。いや、かなりとかそんな柔らかい表現はいらないか‥‥いい曲。それで十分。

  まず、この曲ではサウンド、そして歌詞の両面において、過去のモーニング娘。からは考えられないような実験的要素を強く感じます。ま、実はその伏線というのは前作「AS FOR ONE DAY」から多少見え隠れしていたんですけどね。

  サウンド面。完全にロック調ですよね。しかも生ストリングスと生ブラスまで導入した豪華で分厚いサウンド。そういった装飾を取り除くと、実はチープな打ち込みだったりするのですが。今回のアレンジャーはお馴染み高橋諭一。実はモーニング娘。のシングルタイトル曲を手掛けるのは今回が初めて。更にブラス&ストリングスのアレンジに関しては河野伸が担当しているという豪華さ。この布陣に心動かされない人はいないでしょう。多くの人にとってこれらの名前が並ぶと、初期の高純度ポップスをやってた頃の彼女達を思い浮かべることでしょう。しかしここで披露されるサウンドは、それとは真逆のもの。如何にもつんく♂という、歌謡ロック路線。シャ乱Qでいうところの "いいわけ" 辺りの流れに通ずるものを持つ楽曲。しかし、このタイプの曲って実は過去にもあるにはあったんですよ‥‥その装飾こそ違うものの、実はファーストアルバム「ファーストタイム」収録の "どうにかして土曜日"、そして彼女達をトップスターへと導いた代表曲 "LOVEマシーン"。実はこういった楽曲達と同じ流れにあるんじゃないかな、と思ってます。前者2曲がポップス的だったりファンク風だったりしたのに対し、今回はもっと激しく重いロック調。根本にあるものはつんく♂本来が持っているもの、しかし装飾次第でいくらでもその形を変えていく。ここら辺が彼のプロデュースワークの面白味なのかもしれませんね。

  彼女達の歌い方はドスを利かせ、まるでがなるかのような歌声。ラ行の発音は完全に巻き舌。音程が外れる程の力み具合で、男っぽさを強調する表現方法。そして途中に何度も登場する「AI!」という掛け声のようなもの‥‥これってさ、ハッキリ言って西城秀樹だよね? 最近、つんく♂が西城秀樹を手掛けたことが影響したのか判りませんが、あの激しいダンスといい歌い方といい、そして'70年代的歌謡ロック風マイナーチューン。完全にヒデキ。違わない?

  更に歌詞。「愛する人はあなただけ」という行ではちょっと控え目な待つ女を演じ(これも演歌チックというか'70年代風だよね)、サビの「泣いて済むなら 泣きやがれ」ではそれとは正反対の男っぽさを感じさせ(この辺の歌詞なんてまんまヒデキ)、更に中盤に登場する石川梨華のセリフ‥‥あれこそヒデキのトレードマークですよ! 例えばヒデキに "ちぎれた愛" というヒット曲があります(そういえばこの曲もブラスが派手なマイナーチューンだよね)が、この曲では「僕の気持ちを信じて 君をはなすもんか すきだすきだよ すきなんだよ」というセリフが登場します。最後の「すきなんだよ」は正に石川の「抱きしめてよ~!」に匹敵する熱さ・ヒステリックさを感じますよね。同じように "ジャガー" という曲にもセリフがあって、ここでは"シャボン玉"と同じくらいの長台詞に挑戦しています(この曲もブラスがカッコいいマイナーキーの歌謡ロックだよね)。石川の長台詞は以前にも "ザ☆ピ~ス!" でも登場していますが、今回の場合は明らかに西城秀樹をモチーフにしてると思うんですよね。あの進むに連れてヒステリックになっていく様なんて、正に "ジャガー" のそれに近いし。

  えっと、ちょっと脱線しちゃいましたが‥‥今回言いたかったのは「ヒデキのパクリ」とかそういったことではなくて、最初の方に書いた「前作から見え隠れしていた実験的要素」ということね。まず、完全に歌謡ファンク路線からの脱却を図ること。何度でも書くけど「そうだ!We're ALIVE!」にて同路線を完成型に持っていってしまい、その後アレンジャーにダンス☆マンを全面的に使うことに躊躇してるように感じるつんく♂。似非R&Bだったりスカコア風ポップチューンだったりひょうたん島だったりいろいろ試行錯誤あったものの、ここで原点‥‥つまり「シャ乱Qロックボーカリストオーディション」からスタートしたところまで一度立ち返り、そこから新しい何かを始めようとしてるように感じるんですね。これが決して新しいものだとは思いませんが、間違いなくこれまでのモーニング娘。にはなかったカラーですよね。そういう意味では新メンバーを加えたことによって、そして彼女達に可能性を見出すことでつんく♂の中で何かが吹っ切れたのかもしれませんね。

  そしてもうひとつ。歌詞の面での変化。「ひょっこりひょうたん島」までに存在した、躁すぎる程の前向きな人生応援歌。モーニング娘。といえば‥‥という程に当たり前になっていたこの路線も、前作「AS FOR ONE DAY」では封印し、それまでになかったようなしっとりとした失恋ソング、しかもそれまでのローティーンやそれ以下の子供にも通ずるような歌詞作りから、もうちょっと上の層を意識したかのような内容。その傾向は"シャボン玉"で更に加速してるように感じられます。上にも書いたように、ひとつの曲の中に3つの顔‥‥控え目な女性、荒々しい男っぽさ、ヒステリックで押しつけがましい女‥‥が登場するという意味でも、つんく♂がそれまでとは違ったことをやろうとしてるのが汲み取れます。

  そういったことを踏まえてカップリング曲"涙にしたくない"を聴くと、ここではタイトル曲よりはインパクトが弱いものの、ここ数作のシングルc/w曲にあったような「普通の女の子の日常的な恋愛」を表現した安定路線になっています。アレンジャーは鈴木俊介。打ち込みメインですが、これはこれで彼らしいかな、と思えるような穏やかなポップチューンに仕上がってます。ちょっとファンキーでヒップホップ的な派手さを持ったアレンジなんですが、メロや歌詞はちょっと穏やかですよね。この曲にしても、本当にメロディがいいんですよね。特にサビでの盛り上がり方が、ちょっとここ最近のつんく♂にはなかった運び方ですよね。思わず「おおっ!」と唸ってしまった程で。まぁ捨て曲ではないものの、決してシングルタイトル曲になるタイプではない1曲ですが、こういう曲が入ってるとやはり安心してしまうんですよね。アルバムでいうところの4曲目とか7曲目辺りといった印象。

  ということで、新たな血を導入し、それに便乗して新たな波に乗ろうとするモーニング娘。とつんく♂。これはもう爆発的に売れるか、思いっきり転けるかのどちらかじゃないでしょうか? 一応現時点ではチャート誌のデイリーチャート2日連続で1位をキープしていますが‥‥個人的には今年に入ってリリースされた彼女達のシングルの中でも一番のセールスを記録すると思うんですよね。ま、決して一般受けするタイプではないし、実際に店頭なんかで流れてるとちょっと引いてしまいそうになるんですが‥‥

  これを「戦闘態勢が再び整った」と取るか、楽曲中盤に登場するような「断末魔」と取るか‥‥その辺で評価が大きく分かれるのかもしれませんね。ある種、ファンにとっても「踏み絵」的な1曲になるかもしれません。



▼モーニング娘。『シャボン玉』
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投稿: 2003 07 31 12:00 午前 [2003年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク

2003/06/15

モーニング娘。『ファーストタイム』(1998)

  1997年晩夏結成、1998年1月にメジャーデビューを果たしたモーニング娘。が、同年7月にリリースした記念すべきファーストアルバム「ファーストタイム」。この時点でシングルが2枚("モーニングコーヒー"と"サマーナイトタウン")。アイドルとしては早過ぎるアルバムリリースかもしれないけど、その内容が非常に優れていて、正直「アイドルポップ」というよりも「普通のお洒落なJ-POP」としても十分通用する作品に仕上がっています。如何に当時のつんく♂がこのアルバムに力を入れていたかが伺えるのではないでしょうか。

  アルバムリリース時点でのメンバーはオリジナルメンバー(中澤・石黒・飯田・安倍・福田)と2期メンバー(保田・矢口・市井)の8人。この編成でのアルバムリリースは結局これ1枚となってしまうわけですから(福田が全面的に参加したのがこれのみというのも、ちょっと勿体ない話)、ある意味「貴重な歴史の断片」としても評価に値すると思います。また、今現在では飯田・安倍・矢口しか残っていない(他メンバー5人が卒業済)というのも興味深いのではないでしょうか。

  それでは、既にお約束となっている全曲解説を簡単に行っていきたいと思います。


M-1. Good Morning
  アルバムのトップナンバーは、その曲名からもお判りの通り、初期の彼女達にとってのテーマ曲のような1曲。アレンジには初期ではお馴染みの前嶋康明。ブックレットのクレジットによると、リードを取るのが安倍・石黒・福田・保田・市井で、ハーモニーが飯田・中澤・矢口とのこと。この時点ではまだ保田と市井の個性というのが全く見えず、むしろ安倍&福田のツートップに絡んでくる重心の低い石黒、高音が気持ちいい中澤&矢口の声が印象的。イントロのピアノを聴くと、ああこれから何かがスタートするぞ‥‥という高揚感が。昨年の中澤ソロツアーでも日替わりでこの曲が歌われていたそうですね。今やファーストアルバムの曲は完全に無視されているので、こうやって卒業メンバーによって歌い継がれるのは良い傾向ではないでしょうか。

M-2. サマーナイトタウン
  '98年5月リリースのセカンドシングル。詳しくはシングルレビューを参照のこと。お洒落なポップスから一転、如何にもつんく♂らしい下世話なダンス歌謡の世界へ‥‥ま、楽曲として優れているからいいんですけどね。

M-3. どうにかして土曜日
  当時放送されていた「ASAYAN」をご覧になっていた人ならご存じでしょうけど、彼女達のデビューに関しては、3曲の候補曲がありました。最終的には"モーニングコーヒー"に決定するわけですが、これはその候補曲の内のひとつとして当時紹介されていた楽曲。アレンジは高橋諭一、ブラスアレンジを森宣之が担当。バンドサウンドを基調としていて、ソウルフルなメロディに絡む生ブラスが非常に気持ちいいアレンジになっています。シングルとしては弱いけど、こうやってアルバムで聴くにはいい感じですね。リードボーカルはオリジナルメンバーの5人、ハーモニーは飯田・石黒、コーラスを全員で担当。恐らくデビュー曲用にレコーディングしたテイクをそのまま残したのでは‥‥この曲が後の "LOVEマシーン" に繋がっている、とつんく♂本人も言ってるような、その後のソウル/ファンク歌謡路線の試作的1曲。

M-4. モーニングコーヒー
  '98年1月リリースのデビュー曲。詳しくはシングルレビューを参照のこと。もはや言うまでもなく、名曲。時が経てば経つ程に、この曲に対する愛情が高まっていきます。

M-5. 夢の中
  しっとりとしたミディアムスローナンバー。アレンジは前嶋康明。リードは飯田・福田・保田、ハーモニーは中澤・矢口・石黒・安倍、コーラスを中澤・市井が担当。初期タンポポといい、後のソロアルバム「オサヴリオ」といい、こういったタイプの楽曲には飯田の声が非常に合ってますよね。そしてそこに絡む中澤&矢口のハーモニーが絶妙。飯田のリードに絡む矢口のハーモニー‥‥その後の片鱗がちょっとだけ見え隠れします。リードのメンバーの中に保田の名前もあるんだけど、その後の彼女を考えると‥‥全然目立ってないんですよね、残念ながら。仕方ないっていえば仕方ないけど(恐らく加入後1~2ヶ月でレコーディングしたものだろうからね)。名曲。今だからこそ聴きたい1曲。

M-6. 愛の種
  言うまでもなく、この曲からモーニング娘。が始まったわけですね。インディーズでリリースされたシングルナンバーであり、後の"モーニングコーヒー"カップリング曲。詳しくはシングルレビューを参照のこと。2期メンバーは一切参加していない、オリジナルテイクのまま。

M-7. ワガママ
  石黒の他に保田&市井をリードに迎えるという冒険に出た、ミディアムギターポップ。この曲、作詞はつんく♂ではなくて狩野亜希子という人が手掛け、アレンジには黒尾俊介という人が当たっています。リードは先の通り、ハーモニーが飯田・安倍、コーラスを福田・矢口・中澤という一風変わったメンツで担当してます。間違いなくこの当時でなければ有り得ないパート分け。当時のつんく♂の冴えが遺憾なく発揮されていると感じるのは俺だけ? 個人的にはファーストの中でも1、2を争う程好きな曲。

M-8. 未来の扉
  ちょっとヒップホップ的要素を強調したパーティーチューン。アレンジは今井了介。リードは福田・安倍・石黒・飯田・市井・保田、ハーモニーが中澤・矢口。その後のつんく♂のR&Bやヒップホップへの傾倒を考えると、この曲程度だとまだまだカワイイもんですね。それにしても、市井‥‥楽しくなさそうに「楽しんじゃえっ」って歌われても‥‥ねぇ? 意外と4期が加わった頃の10人編成で歌っても違和感ない内容じゃないですかね。いや、あのメンバーでのバージョンも聴いてみたかったなぁ。

M-9. ウソつきあんた
  先に書いたデビュー曲候補の3つの内のひとつ。アレンジは高橋諭一。リードは中澤・石黒・福田、ハーモニーは安倍、飯田、コーラスを矢口・保田・市井で担当。やはり初期の楽曲アレンジは時間とお金がしっかりかかってますよね。通して聴くとこぢんまりとした印象なんですが、ちゃんとひとつひとつの楽器が自己主張してるというか、とにかくバンドサウンドが気持ちいい。初期のライヴはカラオケではなくて生バンドを導入してたってのも、やはりこのアルバムで表現したものを再現するためには必要だったのかもしれませんね。非常に好きな1曲。

M-10. さみしい日
  アルバム最後を飾る、切ないバラード。アレンジは前嶋康明。8人全員が代わる代わるソロを取り、残りはユニゾンで歌っています。そして、後半に登場するつんく♂のフェイクはちょっと鳥肌モノ(いろんな意味で)。彼がコーラスで参加するのはこれ1曲のみ。今現在の「間違った自己主張振り」を考えると、ちょっと泣けてくる。いや、それがなくても切なすぎて泣ける1曲。アコースティックピアノだけをバックに歌う娘。なんて、今のメンバーじゃ考えられないですからねぇ。初期だからこそ成し得た奇跡とでもいいましょうか(それは言い過ぎか)。


◎総評
  当初、このアルバムに対する評価は俺内では非常に低かったんですよ。いや、単純に4期メンバー加入後以降の路線が好きだったというのもあるんですが、一旦距離を置いて客観的に見てみると非常に優れた作品だということに気づくんですよね。ファーストアルバムの時点でこれだけ高度なことをやってたのか、と。そして如何にこの当時のつんく♂が冴えまくっていたか、と‥‥これを聴きながら現状を考えると絶望的な気分になりますが、それはまぁ置いといて‥‥各メンバーの歌がまだぎこちないし、その後を考えると「個性」が弱いと言わざるを得ませんが、それを補って余る程の楽曲及びアレンジだと思います。

  もし "LOVEマシーン" 以降、あるいは "ザ☆ピ~ス!" 以降の彼女達しか知らない、あるいは興味がないという人がいたら、悪いことは言わないから無理してでも聴いてみて。もしあなたが「純粋な音楽好き」だったら絶対に気に入る1枚だから。



▼モーニング娘。『ファーストタイム』
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投稿: 2003 06 15 10:08 午後 [1998年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク

2003/06/09

モーニング娘。『抱いてHOLD ON ME!』(1998)

  「ファーストシングルよりも順位が上に行かなかったら即解散」という如何にもテレビ企画らしい難題をぶつけられたモーニング娘。無事目標は達成され、この年の7月にはファーストアルバム「ファーストタイム」もリリースしています。そしていよいよ彼女達の人気を決定づける1曲が誕生します。そう、"抱いてHOLD ON ME!"ですね。9月に発表されたこの曲はチャート初登場1位を記録するだけではなく、年末のレコード大賞最優秀新人賞受賞、そして紅白歌合戦にも出演することになります。そういう意味では初期の代表曲と呼んで差し支えないと思います。

  実際作品の出来も素晴らしく、前作"サマーナイトタウン"の延長線上にある歌謡ダンスミュージックなのですが、メロディは更に磨きがかかり、バックトラックもハウス色が強いものになっているし(アレンジは前作同様、前嶋康明)、何よりも彼女達の歌がとても成長しているんですね。安倍と福田のツートップなんですが、それぞれに個性のようなものが見え始め、表現力も1年前の"愛の種"とは比べものにならない程成長しているんです。また、前作ではコーラスのみという屈辱を味わった2期の3人‥‥特に矢口が高音ハーモニーで良い仕事をしていて、もはやなくてはならない存在になりつつあります。そうそう、この曲といえば中盤で初挑戦したラップや、飯田の決めセリフ「ねぇ笑って」ですよね。これを欠かすことはできませんよね?

  一方カップリング"例えば"は、"モーニングコーヒー"路線のポップソング。アレンジには須藤豪&LH Projectというユニットが当たっています。如何にもつんくらしい泣きのメロディが心地よく、思わず鼻歌を歌ってしまいたくなる1曲。イントロ等で鳴っているラップスチールが気持ち良いんですが、地味といえば地味かもしれません。けれどアッパーなタイトルトラックの影でこういった「聴かせる」曲をちゃんとやっている事が評価に値すると思うのですが。その後、こういったタイプの曲は減る一方ですし、そういう意味では「ごく初期の集大成的作品」と呼べるかもしれませんね。



▼モーニング娘。『抱いてHOLD ON ME!』
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投稿: 2003 06 09 10:41 午後 [1998年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク

モーニング娘。『サマーナイトタウン』(1998)

  デビューシングルがトップ10入りし、その風変わりなグループ名と相俟って世間的にも若干注目を受けたモーニングコ娘。しかしデビューして間もなく、今や恒例となった「メンバー増員」がつんくから言い渡されます。1998年4月に第2期メンバーとして保田圭、矢口真里、市井紗耶香の3人が加わり、このセカンドシングルからは8人編成へと進化します。

  前作の爽やかなポップス路線から一変し、今回の"サマーナイトタウン"は非常にシャ乱Qな、人工的なダンスミュージックで勝負に出ます。アレンジには初期のモーニング娘。ワークスではお馴染みの前嶋康明。ダンスミュージックとはいってもR&B的なものではなく、歌謡曲にラテンテイストを加味し、ハウスっぽい打ち込みで処理しただけなんですが。メインボーカルは主に安倍と福田が取っていて、その後暫く続くツートップ体制がここで初めて完成します。所々に飯田・中澤・石黒が加わり、いいアクセントを効かせています。当時加入したばかりの保田・矢口・市井はコーラスのみの参加でした。

  カップリング"A MEMORY OF SUMMER '98"は、アルバム未収録曲。アレンジはお馴染み高橋諭一。ストリングスを全面に打ち出したバラードナンバーで、特に誰がメインといった感じではない、各メンバーが順々に数小節ずつ歌っていく構成(第2期メンバーはここでもソロは与えられず)。その後誕生する「LOVEマシーン」のカップリング曲 "21世紀" のプロトタイプと呼べなくもないけど、あっちよりも温かみのある優しい曲に仕上がってます。

  こうやって2曲を改めて聴いていると、メロディが新鮮なんですよね。決してこの頃に戻れとは言わないけど、やはりこのレベルは保って欲しいよなぁ‥‥と難しい注文のひとつも出てきちゃいますよね、これ聴いちゃったら。



▼モーニング娘。『サマーナイトタウン』
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投稿: 2003 06 09 10:40 午後 [1998年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク

モーニング娘。『モーニングコーヒー』(1998)

  記念すべきモーニング娘。のデビューシングル。当時のメンバーは中澤裕子、石黒彩、安倍なつみ、飯田圭織、福田明日香の5人。所謂オリジナルメンバーですね。テレビ番組のオーディション企画の最終選考に残ったものの、結局落選してしまった中から選ばれた5人で「CDを5日間手売りで5万枚売ったら即デビュー」という難題を見事クリアしてメジャーデビューに至った経緯は、今や風化されつつありますが、やはりこのハングリーさがモーニング娘。イズムの基本なわけですよ。

  その手売りで売られたのが、このシングルのカップリングに収録されている"愛の種"。以外にもこの曲のみ、つんく♂が関わっておらず(一応プロデュースはつんく名義になってますが)、作詞にサエキけんぞう、作曲&アレンジに桜井鉄太郎という意外なメンツで制作されています。サエキ氏はパール兄弟として、桜井氏はCOSA NOSTRA等で活躍してきた、その筋では有名なアーティスト。そういった人達が手掛けたこの曲は、非常に爽やかなポップソングに仕上がっていて、正直「手売り企画」用に作ったにしては豪華過ぎるんですよ。5人の歌もまだ素人のそれだし、ホントに普通に歌の上手い子が歌ってるだけといった印象。それにしても、本当によく出来た楽曲ですよね。この曲ももう歌われることなんてないんだろうなぁ‥‥勿体ない。

  そうしてデビューが決まった彼女達、数ある候補曲の中からデビュー曲に選ばれたのが"モーニングコーヒー"という曲。ここでようやくつんくが作詞・作曲を手掛けます。アレンジには"愛の種"を手掛けた桜井鉄太郎が引き続き当たっています。"愛の種"が生音を大切にした作風だったのに対し、この"モーニングコーヒー"は打ち込み中心といった印象が強く、生ギターやエレピといった楽器が入っているにも関わらず、どこか人工的な匂いがします。また前曲では特に誰がメインを取るといったことはなく全員で歌い分けていただけでしたが、ここからはメインボーカル争奪戦が始まります。この曲では安倍と飯田のツートップがメインで、他メンバーもソロパートがあるものの、基本的にはハーモニー&コーラスが中心。ただ、そのお陰で「歌を聴かせる」という点においてはかなり強い個性が感じられます。各メンバーの歌もだいぶ良くなっているし、歌割りも非常に凝ってます。だからか、最初にこの曲を聴いた時「これ、アイドルにしては高度じゃねぇか?」と『ASAYAN』を観ながら思ったものです。

  今となっては懐かしい2曲ですが、やはりデビュー時からその音楽性の高さは折り紙付きだったことが伺えると思います。



▼モーニング娘。『モーニングコーヒー』
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投稿: 2003 06 09 10:38 午後 [1998年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク

後藤真希 ファーストコンサートツアー2003春 ゴー! マッキングGOLD@東京厚生年金会館(2003年6月7日 夜公演)

  各所で大絶賛されている後藤真希初のソロコンサートツアー。2月のミュージカルも大絶賛だったんだけど、彼女の場合いつも前評判が高くなくて、実際に公演がスタートしてその内容に驚愕するってパターンが多いみたいだけど‥‥やっぱりソロになってから与えられる楽曲があれだからかなぁ‥‥いや、俺はそんなに悪くないとは思うんですが(アルバム曲ももう一歩って曲が多かったものの、曲順さえちゃんとしてればかなり高水準の作品だと思ってるし)。

  そんなわけで、本来はゲスト出演するメロン記念日目当てだったこの日のライヴも、日が経つに連れ、俺内でのごっちん再評価に繋がりそうな気がしてとても楽しみにしていました。更にちょっと前に放送されたミュージカル特番でのステージングも圧巻だったしね。メロンも春ツアー後久し振りに観るし、どれだけ成長してるか気になってたしさ。

  珍しくファンクラブで取ったら、1階15列目というまずまずの席。ま、2,000人程度の中ホールなので、これでもかなり前の方なような気が(実際には1階の真ん中辺なんだけど)。前が通路ってこともあり、非常に踊りやすい場所だし、13番ってことでかなり左寄り。ステージ脇に花道みたいなのが伸びてるんで、運が良ければここまで来てるれるかも‥‥ってな淡い期待を胸に、開演を待つ俺なのでした。

  10分近く遅れてスピーカーから大爆音が。俺、気を抜いてたのでかなりビックリ。と同時に場内暗転。既に会場はヒートアップ状態。スクリーンに過去のハロコン同様、ごっちんやメロンの映像が流れ、ステージ後方にある高台に羽根の生えたごっちんのシルエットが。当然1曲目は"うわさのSEXY GUY"。ライヴ1曲目に持ってこいなアッパーチューンで、ごっちんも既にノリノリ。とにかくごっちん、細いのなんのって。スクリーンなしの肉眼でも頬のこけ具合が確認できる程痩せちゃってるのね。ツアーや映画等のハードスケジュールが原因じゃ‥‥なんて言われてるけど、俺はこの人、非常にストイックな人だと思うのよ。んで、ツアーを重ねていく中でどんどん自分を追い込んでいい状態に持って行ってるんじゃないかな、と感じています。人にもよるけど、ツアー中はとにかく痩せていって、その状態がステージで歌うにはベスト状態になるって人もいるし(自分もバンド時代はそうだったし。月に4~5本ライヴがあった時なんて5キロは痩せたしね)。実際、この日の彼女は昼公演も全力で歌っていたと聞いていたにも関わらず、一切手を抜かず、声量が落ちることもない非常に素晴らしい歌を聴かせてくれました。

  スクリーン前で歌ってることもあって、スクリーンにごっちんのシルエット×2の映像が映されるんだけど、時々それがごっちんと重なると‥‥金色の衣装に羽根ってこともあり、キングギドラに見えちゃうんだよね。いや、いい意味で(いい意味!?)。神々しいというか、女神よマジ。

  歌い終わると、簡単なMCで自己紹介。これがカワイイのなんのって。モーニング娘。時代は他にもカワイイ系メンバーがいたこともあり、結構クールなイメージが強調されてたように思うんだけど(そして、観る側のそういう色眼鏡もあったしね)、この日のごっちん、MCの時は常にカワイイのよ。17歳の普通の女の子って感じで。いや、ああいう場所であんなに凄いステージをやってる時点で普通ではないんだけどさ。

  MCの後、金の衣装を脱ぎ"溢れちゃう...BE IN LOVE"と"デート注意報"を歌う。前者はアルバムバージョンだったこともあって、個人的には良かったなぁ、と。単純にこっちが好きなんですよ。後者はアルバム曲の中でも最もヘヴィな音像を持った1曲。アルバムではそれほど印象に残った曲ではなかったんだけど、ライヴで聴くといい感じ。最近の「ライヴを想定して書いてる」というつんく♂発言が頷ける話だわ。

  歌い終わると、後方からメロンの4人が登場。ここで俺、凍り付く‥‥忘れてた、斎藤さんの髪‥‥光の加減でオレンジが入ってるのかは判らなかったけど、明らかに金髪。そしてパーマ。無駄にゴージャス過ぎ。ごっちんに次の曲の衣装を渡して着替えてる間「メロンきねぇ~んびぃ~♪」と例の"メロン記念日のテーマ"を歌う4人。終始和やかな空気が流れてるはずなんだけど‥‥結局歌が始まるまで俺、凍ったままでした。それだけあの髪型には殺傷力があるってことですよ!

  メロンを含めた5人で昨年のシャッフルユニット曲"幸せですか?"を「セクシー8」ならぬ「セクシー5」で歌う。5人でダンスをすると、ごっちんとメロンのダンスにおける力量の差が一目瞭然。いや、メロンが劣るというよりも、メロンはあの4人での「グルーヴ」や「ノリ」があるんだけど、そこにごっちんという異物が入ることで‥‥余計にごっちんが引き立っちゃうのよ。つうかごっちんのキレの良さ、凄すぎ。モーニング時代もこうだったっけ?と不思議に思った程。それだけこのツアーで自信を付けていったってことか?

  ごっちんが着替えで引っ込み、その間をメロンが大喜利で繋ぐ。まぁ‥‥いつものメロンでした。この日は終始柴ちゃんが可愛かったなぁ‥‥常に俺の前の方にいたってのもあるんだろうけど。あ、村っちの美しさもハンパじゃなかった。ヤバかった。

  着替えが終わり、スポーティーな格好で戻ってきたごっちん。歌うは6/18リリースの新曲"スクランブル"。これが既に名曲の仲間入りしそうな、ポップでアッパーな楽曲。路線的には"やる気!IT'S EASY"の流れなんだろうけど、ホントこういう曲をもっと彼女に歌わすべきだなと再認識。これが売れなかったらまた事務所は「似非セクシー路線」に戻すんだろうか‥‥だったら絶対にヒットさせるべき!これ、1位にしてあげたいよ‥‥それくらいよく出来た楽曲でした。ただ、ライヴで聴くとバックトラックの薄っぺらい音像が気になりましたが(Daichiだろうな、これ‥‥と思ってたら、ホントにそうらしい)。

  そのまま"SHALL WE LOVE?"(アルバムバージョン)と"愛ってどんな×××?"と、アルバム「マッキングGOLD(1)」から2連発。とにかくダンスがあれだけ激しいのに、声量が全く落ちないのは圧巻。曲が終わると多少息切れしてるのは確認できるんだけど、けどまた歌い出すと全然そんなこと感じさせないし。恐るべし、ごっちん!

  ここで最近のハロプロではお馴染みの「VTRコーナー」が。続く"彼、旅行中なり"へのネタ振りなんだけど、これが結構楽しめました。ライヴ自体が非常にピースフルなものであったこともあり、こういうネタひとつひとつにも愛を感じましたね、作り手の。単なる時間稼ぎになってないし。メロンといいごっちんといい、本当にスタッフに恵まれているように思いましたね。

  んで、VTRが終わるとその"彼、旅行中なり"なんですが‥‥これがライヴ中盤の見せ場のひとつになっていて、天上からブランコが降りてくるんですよ。で、2コーラス目でそこに腰掛けて歌うんですが、そのブランコが天に昇っていくという‥‥命綱もつけないごっちんが心配で目が離せませんでしたよ!(いや、本当はミニスカートの中から覗く「見せパン」から目が離せなかったわけだが。銀でしたよ銀!)曲のまったりした雰囲気に合った、非常に素晴らしい見せ場だったと思いました。こうなると、次のツアーではワイヤーアクションが取り込まれるんじゃないか‥‥なんてね。

  そして続く"LIKE A GAME"も大きな見せ場でして。曲後半でメロンの4人が加わりダンスバトルをするんですね。ソロで踊るパートがあるんですが、斎藤&大谷、柴田&村田の組み合わせで踊った後にごっちんがソロで踊り、最後に5人でまた踊るんですが、これが圧巻。メロンのダンスはこの際置いといて、語られるべきはごっちん様のダンスですよ! この人、何時からこんなに凄いダンスをするようになったのさ!? スゲエ、とにかくスゲエ! もう感動しまクリスティだね! 曲の良さもあって(シングルのカップリングってことで地味な存在かもしれませんが、これは名曲ですよ!)、本当に盛り上がった。

  中盤の山場終え、ここでごっちんのMC。後藤母より毎回ツアー先に応援ファックスが送られてきて、それを読んでMCに絡めるという内容なんだけど、まぁファックスは「仕込み」だとしても‥‥それ以外のごっちんの喋りが全て自分の言葉で語られているんですよ。ハロプロ関係は殆どがMC込みで台本の存在を指摘されているわけですが、まぁ今回も大まかな構成はあるんだろうけど、それを話すごっちんの言葉は明らかに「後藤真希の言葉」で、自然体で語られているんですね。今回のツアーが大絶賛される理由のひとつにこのMCも含まれているわけですが、それも納得のいく内容でした。しかもこのMCが長い長い。5分近くひとりで喋ってたんじゃないでしょうか? 「ひとりでの喋りは苦手」と以前テレビか雑誌で語っていた彼女。その彼女がふつうにお客に語りかけるわけですよ。まるで目の前にいる家族か友人にでも話しかけるように。こりゃクセになるわな、ファンなら。そんなに後藤ヲタではなかった俺も、これには参ったもんね。

  そんな長いMCを終えた後に、いよいよ我らがメロン記念日の登場。まずは新曲"チャンス of LOVE"を。ライヴで聴くのは初ですが、ごっちんコン等で歌い込んだせいか、テレビ披露の時よりいい感じでした。しかもフルコーラスだったので、2コーラス目の斎藤ソロも長く聴けたし。柴っちの歌も以前よりも安定感が感じられ好印象。ただ曲調のせいもあってか、客の方は中途半端なノリ。俺の隣なんか完全に休憩タイムに入ってたしな!(怒)しかし、それもこの曲だけの話。続く"赤いフリージア"では再び会場がヒートアップ。ヒット曲はやっぱ強いね。運命や連打じゃなくてもここまで盛り上がれるようになったメロン、ホンモノですよ! とにかくこの日は柴田ば常に良かった。メロンコンでは常に彼女の歌の弱さを指摘してきた俺だけど、この日は声も出てたようだし(PAのせいだろうけど)音程もしっかりしてた。他のメンバーもね。トップ10シングル2枚の力は偉大だね。ホント、夏コンが楽しみになってきたよ。

  メロンが一端引っ込み、再び後方高台からごっちん登場。"やる気!IT'S EASY"を歌うわけですが‥‥その高台が更に高くなり‥‥高台のごっちんがいる床のところだけ更に上にせり上がっていくんですよ。KISSにおけるピーター・クリスのドラムソロみたいに。そして着替えが終わったメロンがその下で踊るんですね。今回のライヴでメロンはかなりの頻度でごっちんのダンスをサポートするわけですが、これも単なるバックダンサーに終わらず、いい意味でごっちんをサポートし、尚かつごっちんもメロンを盛り上げてるんですよ。単なるゲストというよりも、一緒に作り上げてる感が強く伝わってくる内容で、メロンヲタも終始楽しめるライヴだったんじゃないですかね?(そしてメロン目当てだったのが、ごっちんに心奪われてしまうという、ねっ?)1コーラス終わると地上まで降りてきて、ステージ前方で5人歌い踊る。そのままモーニング娘。時代の隠れた名曲"パパに似ている彼"を披露。これがね‥‥いいんですよ! だってさ、この曲って後藤加入前の曲なわけでしょ? 単純に彼女が「一番思い出深い曲」って事でよく名前が挙がる1曲を、こうやってソロコンサートで歌えるってのはホントに恵まれてるよな、と。メロンもコーラスをしっかり務めてたし、ごっちんも気持ちよく歌ってたし、そしてそれを聴く我々も意外な曲が聴けて嬉しかったし。ホント、いいライヴだよなぁ。

  メロンが再び引っ込み、「後半戦もまだまだ行くよー!」との気合い入れの後に"盛り上がるしかないでしょ!"~"晴れた日のマリーン"~"赤い日記帳"という、アルバム後半と同じ怒濤の流れ。"盛り上がるしかないでしょ!"ではロックコンサートばりの盛り上がりを見せ、中盤で長めに取られたシンガロング・パートでの煽りに興奮し、更にステージ脇の俺側の花道までやって来たりしてドキドキし、"晴れた日のマリーン"ではただただカワイイごっちんに目を奪われ、"赤い日記帳"では自分が観た9/22@横アリでの卒業ツアーを思い出し目頭が熱くなったり。声量も落ちず、動きも更に激しくなるばかり。ホント圧巻。

  最後のMCの後、「心を込めて歌います」といって本編最後の曲"手を握って歩きたい"を披露。これはシングルバージョンの方でした。ホントいい曲だなぁ、これ‥‥2コーラス目のサビ辺りでメロンが再び戻ってくるんだけど‥‥ごっちんがこの曲の時に着てた衣装(アーミールックにベレー帽、ホットパンツといった感じ)の水色バージョンを着てるのよ、4人が。特に柴っちが‥‥その幼さと衣装が見事にマッチし、観てるこっちがドキドキものでしたよ! 誰だよ、柴っちにこんな衣装を着させたのは! お前偉いよマジ。
  それにしてもね‥‥やっぱりこの曲の後半静かになる「愛してるぅ~♪」以下の行は、何度聴いてもマジ泣きできる。娘。コンでも泣いたけど、久し振りに生で聴いて鳥肌立つわ涙出るわで‥‥しかも「出会ったみんな ありがとう」のところでちょっと詰まったようになって、そこの歌詞を絶叫するもんだから、ホントに泣いちゃったじゃないか。ごっちん、あんたスゲエよマジで。惚れたね、本気で(だろ、行ったみんな?)。しかもさ、この曲の最後のリフレイン、CDよりも長めになってて、客に歌わすのよ。スクリーンに歌詞もちゃんと出て。これがね‥‥客も良い仕事するのよ。大合唱でさ。たった2,000人前後なのに、モーニングのコンサートにも負けてない、いやそれ以上に感じられる程の歌声と愛情。パフォーマーとオーディエンスの見事な相乗効果がここで結果となって表れたわけ。この日最高の盛り上がりはやっぱここでしょ!

  そんな風に最高に盛り上がった本編。アンコールを求める「ごーっちん、オイ!」の掛け声も本気度150%って感じ。こんなに熱いライヴ、メロンのファーストライヴ以来かも。

  そして戻ってきたごっちん。つっかえながらもまた自分の言葉でいろいろと語ってくれました。台本がない分、それが必要以上に長々と語られるわけだけど、彼女自身の言葉で語ってるせいか、全く長さを感じさせず、その喋るごっちんに惹き付けられちゃうのね。話術云々ではなくて、彼女の魅力なんだろうね、そういう「自然体」がさ。

  最後の最後に選んだ曲は、彼女のソロデビュー曲"愛のバカやろう"。アンコール待ちでちょっと休んだせいもあってか、歌声は更に強く響き、更に全く衰えを感じさせないのね。デビュー曲ってこともあるんだろうけど、本当に大切に、丁寧に歌っているのがしっかり伝わってきた。もう最後は踊るのを止めて、その歌をじっくりと聴いちゃいましたよ。ホント、土下座したくなったね、意味もなく。凄いよ、後藤真希ってシンガーは‥‥

  最後の最後には「最後にみんなに一言だけ伝えたいことがあります‥‥好きっ!」なんて叫んでステージを後にしたごっちん。正味100分に及ぶ、非常に充実したライヴでした。これを楽しめない人はヲタ辞めた方がいいんじゃない!?って思える程に素晴らしいライヴ。こんな時期だからこそ、これをモーニング娘。のファンに観て欲しいなぁ。今のモーニングが得たもの・失ったもの、そして後藤真希というシンガーのポテンシャルの凄さを体感して欲しいものです。

  更には‥‥もう今後、モーニング娘。にはこういった「シンガー」は誕生しないんじゃないか、と悲しい気持ちになったね。なっちやかおり、矢口辺りまではソロライヴをやれるだけの力量が備わってるだろうけど(ごっちん程までとは言わないけど、少なくともそれをこなせるだけの力量は備わってるでしょうね)、それ以降‥‥4期以降のメンバーが卒業してソロとしてやっていくとなると‥‥結局はソロでやってきた藤本美貴だけかなぁ、と。残念ながら、こういった逸材はもう現れないのかもしれませんね。

  そういうことを踏まえた上で改めて考えると、やはり後藤真希という存在はホントに「異物」だったんだなぁ、と。彼女の登場でその後のモーニングも変わったし、また彼女を失ったことで再びモーニングは変わった(変わらざるを得なかった)。その存在の凄さをモーニング娘。のライヴで感じるのではなくて、ごっちんのソロコンサートで感じることが出来たのが嬉しかった。期待されていたようで実はそこまで期待されなくなっていただけに、これは大きな収穫ですよ。

  間違いなく、彼女は大丈夫。このまま突っ走っていれば大丈夫だよ。ああ、秋コン行くつもりなかったけど、一般で取って観に行こうっと。今度は数カ所回ってみようかな?


[SETLIST]
01. うわさのSEXY GUY
—MC—
02. 溢れちゃう...BE IN LOVE
03. デート注意報
—MC:メロン記念日登場—
04. 幸せですか? [with メロン記念日]
—MC:メロン記念日—
05. スクランブル
06. SHALL WE LOVE?
07. 愛ってどんな×××?
—VTR :絵日記コーナー—
08. 彼、旅行中なり
09. LIKE A GAME [with メロン記念日]
—MC:後藤母からのFAX紹介—
10. チャンス of LOVE [メロン記念日]
11. 赤いフリージア [メロン記念日]
12. やる気!IT'S EASY [with メロン記念日]
13. パパに似ている彼 [with メロン記念日]
14. 盛り上がるしかないでしょ!
15. 晴れた日のマリーン
16. 赤い日記帳
—MC—
17. 手を握って歩きたい [with メロン記念日]
—ENCORE—
—MC—
18. 愛のバカやろう



▼後藤真希『マッキングGOLD①』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2003 06 09 01:08 午前 [2003年のライブ, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。, 後藤真希] | 固定リンク

2003/05/13

モーニング娘。『LOVE IS ALIVE! モーニング娘。CONCERT TOUR 2002春 at さいたまスーパーアリーナ』(2002)

  何を今更こんなDVDを取り上げるの!?とお思いの方も多いことでしょう。何故この時期にこのライヴDVDなのか‥‥きっとこんな疑問を持った人って、今のモーニング娘。に対して懐疑的になってる人達なんじゃないでしょうか? だったとしたら、その答えは全部このDVDの中に詰まってます。そう、この俺自身も改めてこのライヴDVDを観直してそれを悟ったのですから。

  言うまでもなく、このDVDは2002年3月末から4月末まで、約26万人もの動員を記録した彼女達の春ツアー最終日、さいたまスーパーアリーナでの公演を完全収録したもの。これを読めば当日の大体の内容は判ると思います。そんな「2日間に同じライヴを4回も観た」この俺が、何を今更そのライヴを収めたDVDをここで紹介するのかというと‥‥実はこのライヴって非常に特殊な状況下なんじゃないかな、と今になって思うからなんですね。

  これまでのモーニング娘。のライヴDVDって(ハロー!プロジェクトでのライヴを除く、単独公演のみ)、その殆どがメンバーの卒業ツアー最終公演を収めたものばかりなんですね。福田明日香然り、市井紗耶香然り、中澤裕子然り。そういったツアーを収めたDVDに続いてリリースされたライヴ収録DVDが今回紹介するツアーのものなのですが‥‥このツアーってご存じの通り、誰かの卒業ツアーではない、約2年振りにリリースされたオリジナルアルバム『4th「いきまっしょい!」』を引っ提げた、純粋なツアーなわけですよ。つまり、他の公演と違って悲壮感皆無、むしろ前進あるのみな姿勢の彼女達を余すところ無く収録してるわけです。

  ま、だからといって他のDVDが悲壮感漂うものかというと必ずしもそうではなく、まぁ最後の方になると涙なしでは観られなくなるという類のもので‥‥ライヴ自体がいくら素晴らしくても、最後の最後でそういった要素で全体像が何となくボヤけてしまうような気がするんですね、俺的に。だってさ、このライヴDVDの後にリリースされた(される予定の)ものって、全部卒業公演モノだしね(昨年9月の後藤真希、そしてもうじきリリースされる保田圭卒業公演)。

  よく「モーニング娘。にはマイナス要素が加わってこそ、そのパワーを遺憾なく発揮する」とか「常に死と再生の繰り返しをしてこそ、モーニング娘。」なんて声をネット上で目にするんですが、確かに言っている意味はよく判るんですよ。実際その通りかもしれないし。けどね、俺が好きになったモーニング娘。というのはそういった類のものではなく、あくまで前向き・ポジティヴで、観てるだけでこっちまで幸せな気分になる、元気を分けてもらえる。そういった存在なわけですよ。

  勿論、他のライヴでも俺はそういったものを受け取ってきたけど、今となってみると‥‥このツアーって本当に「笑顔」しか記憶に残ってないんですよ。それはステージ上のモーニング娘。だけでなく、この俺自身にとっても‥‥

  改めてこのライヴDVDを観てみると、確かに5期メンバーの4人はまだぎこちなさが残るしパフォーマンス的にも今より劣ります。加入してまだ1年経ってない時期、それは仕方ないのかもしれないし、今がそれだけ素晴らしいからこそそう感じるんだと思うんですね。他のメンバーにしても途中で息切れして声が枯れてるメンバー、ペース配分を考えてか多少手を抜いてるように見えるメンバー、常に全力疾走で疲れを見せないメンバー等、13人もいればホントにいろんな奴がいるわけですよ。ある意味、「13人娘。」としての完成型はその後の後藤卒業公演まで持ち越しとなるわけですが、俺はこの頃の13人が本当に大好きで。それは多分、あの悪夢の「7月31日」を通過する前だからかもしれませんし、当の本人達も「終わることなんて考えられない。この13人が離れるなんて考えられない。」なんて考えてたかどうかは知りませんが、とにかく向かうところ敵なしな状態なわけですよ。

  もうね、冒頭のパイロ爆発~舞台から炎が吹き上げ~"そうだ!We're ALIVE"の「努力!未来!A BEAUTIFUL STAR!」を13人が力強く歌うという‥‥あそこだけで何杯飯が食えることか‥‥ってくらい、本当に鳥肌モノなわけですよ。下手なロックバンドのライヴ観るより全然いい。絶対にあの時、あの頃の13人じゃなきゃ出来なかった、表現できなかったもの。それがあの「ひたすら前向きな力強さ」だったのではないでしょうか?

  勿論、その後や今を否定するためにこれを書いているんじゃないですよ。改めて「何で俺はモーニング娘。を好きになったんだろう、どこが好きだったんだろう?」という問いに対する答えを求めた結果、その回答をこのDVDの中から見つけることができた、ただそれだけなんですよ。

  もし今、あなたがモーニング娘。に対してのモチベーションが下がってたとしたら、迷わずこのDVDを観てください。感動し過ぎて涙することはあるかもしれないけど、絶対にそれまでの自分を、そしてこれからの自分を否定しない、全てを肯定するであろう「モーニング娘。」がそこにいるはずですから。

  この、ある種神がかったとさえ呼べる「13人時代」の、2002年4月を超えることは至難の業。今後どうやってこれを超えるようなスタイルを見つけるのか‥‥新しい「始まり」はすぐそこまでやってきてますよ‥‥。



▼モーニング娘。『LOVE IS ALIVE! モーニング娘。CONCERT TOUR 2002春 at さいたまスーパーアリーナ』
(amazon:国内盤DVD / 国内盤Blu-ray

投稿: 2003 05 13 12:00 午前 [2002年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク

2003/05/06

モーニング娘。コンサートツアー2003春 NON STOP!@さいたまスーパーアリーナ(2003年5月5日 夜公演)

  まず最初に、正直に書いておくと‥‥絶対に冷静にレポートなんて書けっこないってば。5月5日、いや、前日夜からかなり感傷的な気持ちで、モーニング娘。の音楽だけでなくテレビ番組さえも直視できない状態だったんだから。そんな俺が、どんな気持ちでこのライヴに臨んだか、皆さん想像つきますか?

  今回の圭ちゃんの卒業ツアーというのは、昨年7月31日に発表された「ハロプロ構造改革」の、いわば完結編といえるものであり、今日この日でひとまずは完結するといっていいでしょう。ま、矢口のキッズとのユニットは結局まだみたいですけど‥‥イベントとしての、あの一連の流れは圭ちゃんの卒業をもって完結なんでしょうね。

  今日のライヴ、一言でいうならズバリ、「ずっと先延ばしになっていた最終回がやって来た」といったところでしょうか。ごっちんと圭ちゃん、ふたりの卒業が発表され、同時に旅立つのではなくあえて半年ずらすという、興行としては上手いことやってるのか下手なのかイマイチ判断がつきませんが、ごっちんの卒業で「モーニング娘。という物語」のクライマックスを迎えながらも、決してエンディングまで進むことがなかった。その物語がいよいよ完結する‥‥俺にとっての「5・5」とはそういう日だったといっていいでしょう。ここで何かが終わる。そしてまた何かが始まる。いや、俺の中で本当にまた何かが始まるのか、あるいは完結してしまうのか‥‥結果はライヴを見終えた後にならないと判りませんが。

  さて、というわけでライヴの簡単なレポートに移りましょう。今回の会場となったのは1年前にも足を運んだ「さいたまスーパーアリーナ」。最終日最終公演ということもあり、超満員のようです(ステージ裏までビッシリ人が入ってたし)。自分はアリーナのE-4ブロック。最初右寄りだと思ってたんですが、結局ど真ん中でした。けど一番後ろのブロック。これだったらまだスタンドの200レベルの方が観やすいんじゃないか‥‥ま、通路側だったことがせめてもの救いですが。

  ステージセットはかなり簡素なもの。昨年の春ツアーは遊園地のようなセットを組んでいましたが、今回はそんな派手なものはなく、どの位置からも比較的観やすいように作られているように感じました。ま、実際のところはどうなのか判りませんが。

●そしてオープニング

  定刻から5分少々遅れ、会場内にもの悲しいピアノの音色が流れ出します。今日の1曲目を知ってる人なら、これがその曲に続くものだと判るでしょうけど‥‥それにしても、何というかとても厳かな空気が。そしてそれをぶち壊すような「圭ちゃん」コール。昨年のごっちんの時も凄かったですが、今日はその比じゃないと感じましたね。ま、キャパ的にも横浜アリーナより1万人以上多く入りますからね(そういえば、この日の入場者数は28,000人とのこと。昨年の春コンの時は25,000人って言ってたと記憶してますが、やはり圭ちゃん効果なんですかね)。

  ピアノが奏でるメロディに合わせるように会場が暗転、恒例のオープニング・ムービーが流れ出します。ま、所謂「本日の出演者紹介」映像ですね。ココナッツ娘。、カントリー娘。と続き、各ユニットが紹介された後にモーニング娘。が登場‥‥更に大きな歓声が。そしてVTR終了と同時に真っ暗なステージ上から加護ちゃんのセリフ‥‥というわけでライヴ1曲目は最新シングル"AS FOR ONE DAY"。とてもオープニング向きの楽曲とは思えませんし、これから盛り上がるぜ!って時に冷や水を浴びせられたような気持ちになっちゃうんですが‥‥これが視覚的には相当良かったんじゃないかな、と思いまして。何というか、可憐なダンスともの悲しげな曲調が相俟って、まるで舞踏会を観てるような錯覚に陥るわけですね。そういう点では良かったなぁと思うんですが‥‥ハロプロのライヴにありがちな「その時点での最新シングルがライヴ1曲目」っていうの、そろそろ止めた方がいいと思いますよ。だって、例えばメロン記念日だったら、これからライヴをやるとすると現時点での最新シングル "チャンス of LOVE" がライヴ1曲目になるってことですよね? う~ん、やっぱりねぇ‥‥もっとライヴの構成に気を遣った方がいいんじゃないですかね?

  1曲目が終わり、簡単な挨拶をした後に、あの印象的なインダストリアル風サウンドが‥‥そう、2曲目はアルバムから"TOP!"。コンピューターボイスで各メンバー名を呼んでいくイントロがまたカッコイイ。それぞれの名前を呼んだ時にスクリーンに顔がアップになるんだけど、とにかく全員凛々しい顔してるのさ。なっちやかおりんの余裕を感じさせる表情もいいし、矢口のキリッとした表情も素敵だし、何よりもこの人‥‥石川梨華さん、あなた投げキッスする程の余裕が出てきたんですね‥‥正直恐れ入りました。もうね、このイントロだけで背筋がゾクッとしたんだけど‥‥だけど‥‥歌に入った瞬間、ちょっと興醒め。とにかく、バックトラックが弱い! 大音量で鳴らした時、こんなにも低音が弱かったのか!?って初めて認識しましたね。前の曲の時は全然感じなかったんだけどね。特にこの曲は低音(ベース)がブイブイいってるところがカッコイイんじゃないかなぁ、と思っていただけにちょっと残念。これじゃあavex系と同じだよ。

  全体的に言えたことですが、アルバムからの新曲の殆どが低音弱いんですよね。高音域だけ妙に強調されてて、なんかライヴに来た感じがしないんだよね。唯一、ダンス☆マンがアレンジした3曲目"「すっごい仲間」"だけはさすがにいい音してましたが。なんで新作「No.5」を繰り返し聴きたくならないのか、何となく判ったような気がしましたね。

  その後、スクリーンに各メンバーのプロフィール紹介が始まり、それが終わると衣装替えの済んだ12人が並び、ひとりずつ自己紹介。ま、ここではその内容は割愛します。で、MCの延長線上で矢口がそのまま"ひょっこりひょうたん島"へと導いていきます。それにしてもさぁ‥‥"AS FOR ONE DAY"はフルコーラスで歌われたのが嬉しかったんだけど、その後はほぼ全部、ショートバージョンだったのが正直辛い。というか厳しい。この"ひょっこりひょうたん島"でさえ、テレビではフルコーラスだったのに今日はショートバージョンだもの。たかだか3分半の曲なのにさ、そこまで削ってどうすんの? ただでさえライヴがどんどん短くなってるように感じるのに‥‥その後、"恋愛レボリューション21"を経て、ヤングチーム(辻・加護・高橋・紺野・小川・新垣)がメインを取るアルバムナンバー"強気で行こうぜ!"に続くんですが、この曲やっぱり良かった。唯一アルバムからフルコーラス歌われてたんだけど、ここでの見所は高橋と辻の急成長振りじゃないですかね。高橋は以前よりも更に安定感が増して、安心して聴いてられるようになったね。そして辻ちゃん。この子の昨年後半からの成長っぷりはもっと評価されるべきなんじゃないかな?って個人的には思っていたんだけど、この日のライヴ観てその思いは更に強くなりましたね。歌の力強さやグルーヴ感もさることながら、とにかく表情がいいんですね。急に大人びたというのもあるんだろうけど、恐らくどんどん後輩が入ってきて責任感みたいなものが芽生えたんじゃないかな? 今日はとにかく辻ちゃんに釘付けでしたね俺。あ、あと紺野も本当に成長したなぁ。最後まで歌い通してたし、喉が潰れて声が出なくなるなんてこともなくなったようだし。本当、この1年間彼女達を追ってみて、その成長振りにはかなり驚かされてます。

  ここで一旦本編はお休みに入り、各ユニットコーナーへ。

●ココナッツ娘。

  シャ乱Q最大のヒット曲"ズルい女"の英詞&ハウス風アレンジバージョンを披露。当然音源として発表されていないテイク。つうか、既にココナッツとしての新曲は約2年リリースされてないんですが‥‥新メンバー募集なんて噂もあったようだけど、結局どうなるんでしょうか、このユニットは?

  出来に関しては、可もなく不可もなくといったところ。ま、原曲が素晴らしいんだもん、悪いはずがない。

●カン梨華

  新メンバーが決まったから、モーニング娘。同様このさいたま公演から4人体制で歌うのかと思ったら、これまで通りあさみ・里田・梨華っちの3人でデビュー曲"初めてのハッピーバースディ!"を歌いました。何度聴いてもいい曲はいい曲。けど‥‥里田がりんねのパートを歌ってたんだけど‥‥非常に違和感あったね。特に「ちこーく!」のところ、カラオケにそのままりんねの声も残ってるんだもん。里田の生声にうっすらとりんねの声が被さってるのね‥‥何だか急に切なくなったよ俺。

  歌に関しては特筆すべき点なし。ま、いつも通りでした。梨華ちゃんも歌えてる方だと思ったし。

●飯田圭織

  かおりんのソロコーナーもちゃんと用意されてました。先日リリースされたソロアルバム「オサヴリオ」から、そのタイトルトラックである"オサヴリオ"を披露。ワンコーラスだけだったけど、とても良かったなぁ。ドレスを着たかおりんも綺麗だったけど、まず感動したのはその歌声。アルバム同様、素晴らしい歌声を聴かせてくれました。発音もアルバム同様悪くないと思ったし(って俺は全然ギリシア語は判りませんけど)。公演によっては曲目が変わってるみたいですが、個人的にはこの曲で良かったなぁ、好きな曲だしさ。

●プッチモニ

  正月のハロコンから登場した、未だにリリース予定の立たない"WOW WOW WOW"を披露したんですが‥‥正月観た時よりも更に良くなってましたね。っていうか、これバックトラック差し替えられてない? 正月聴いた時はリズムトラックが打ち込みっぽかったんだけど、今日聴いたら共に生音のように感じられました。特にベースね。恐らくMASAKI("強気で行こうぜ"やミキティの "涙GIRL" でブリブリのランニングベースを弾きまくっている、元JACKS N'JOKER、現アニメタルやCANTAで活躍するベーシスト)が弾いてると思うんですが、どんどんカッコ良くなってるんじゃないかな? ライヴで反応見て、手を加えてるってとこなのでしょうか、それとも「もっとA面に見合った楽曲が歓声するまでの繋ぎ」なのでしょうか? 個人的にはこのままリリースしても問題ないように思うんだけどなぁ。ホント勿体ない。

●ミニモニ。

  新曲"ロックンロール県庁所在地~おぼえちゃいなシリーズ~"を披露。完全口パクなのかなぁと思わせておいて、実はちゃんと生声も混ぜてることに今日気づきました。ここでも高橋と辻のパフォーマンス&歌(生声がしっかり響いてた)には目を見張るものがありました。反面、加護は声質のせいもあってか、ちょっと損してるように思いましたね。

  矢口在籍時とは別物だというのは頭で判ってるんだけど‥‥ちょっと新生ミニモニ。は小さくまとまりすぎだと思いますね。ダンスフォーメーションのせいもあるんだろうけど、もっと動き回る、聴いてるこっちも歌って踊れる、そしてダンスを真似したくなるような楽曲を彼女達に歌わせるべきだと思いますね。高橋の能力だって未知数なわけだし、それは辻にしても同じこと。まだまだ伸びるふたりの為にも、今後はそういった楽曲を期待します。

●VTR:じゃんけんぴょん大会

  今年に入ってから、こういうVTRでの繋ぎが増えましたね、ハロプロ。ま、悪いとはいいませんが‥‥これは12人がジャンケンをしてトーナメント戦をするというもの。何バージョンかあるようですが、この日上映されたのは司会が高橋で、優勝は新垣といった内容。ま、それなりに面白かったですよ。

●再び娘。へ‥‥

  後半戦は"LOVEマシーン"から。ま、この曲での圭ちゃんも今日で見納めだし、散々飽きただの何だの言ってたけど、今日は素直に楽しめましたよ。その後、しっとりと"「すごく好きなのに・・・ね」"へ。アダルトチーム(飯田・安倍・保田・矢口・石川・吉澤)がメインで唄い、残るヤングチームはコーラス。よっすぃーがいい表情してたなぁ。なんか最近、よっすぃーがいい感じじゃないかな? 一時期と比べるとかなり痩せたみたいだし、大人っぽくなったし。一時期は気まずそうに見えた梨華ちゃんともいい感じみたいだしね。

  そしてステージが暫く真っ暗になり、急に灯りが点くとそこにはスタンドマイクと共に9人の娘。達が‥‥POCKY GIRLS名義での"YES! POCKY GIRLS"を披露。まぁ悪くはないんだけど‥‥他にもっと歌うべきアルバム曲があるんじゃないの? "HEY!未来"とかさぁ。まぁライヴを盛り上げるってことを考えると、こっちの方がいいのかなぁ‥‥そこまで好きな曲でもないので、ライヴで聴けてそんなに得した気分にならなかったんだけど。

  9人が引っ込み、残りの3人‥‥Venus Mousseの飯田・矢口・吉澤が登場して、MCを。ま、ショートコントですよ。モーニング娘。の中でも身長のある飯田&吉澤に挟まれた矢口がまたいい味出してましたね。なかなかいい組み合わせじゃないでしょうか? あ、内容に関しては割愛。大体ギャグやコントを文字で説明する事ほど情けないことはないからね。つうわけで、MCからそのまま"女神~Mousseな優しさ~"へ。ごっちんのパートはかおりんが歌ってたような(冒頭のね)。この曲はいいアクセントになったような気がしないでもないなぁ。こういったバラード風の曲が本編にないし(かおりんソロのみだしね)ちょっと初期タンポポの雰囲気を持った曲だから、個人的には大歓迎なんだけどね。

  再びさっきの9人が戻ってきて、「モーニング娘。意識調査」なるコントをやって(内容は割愛)、全員揃ったところで待ってました!の"そうだ!We're ALIVE"へ。もうね、バックトラックの音の鳴りが全然違うのね。リズムの力強さ、ベースのうねり具合、そしてシンセやインダストリアルサウンドの響き具合、全てをもって完璧。やはりこの曲を超えるにはまだまだ時間を要しそうですね。どうせならフルコーラス聴きたかったなぁ。

  そういえば‥‥今日はずっと思ってたんだけど、ステージがやけにデカく感じられるんだけど‥‥気のせい? モーニング娘。自体のオーラが小さくなってるのか、それとも実際にステージが前回よりも大きくなってるのか、それともステージ上に余計なモノがない分、そう感じるのか。本当のところはどうなんでしょうね?

  "そうだ!We're ALIVE"のエンディングからそのまま"I WISH"へ。この曲が正月以降また復活してるのが嬉しいなぁ。もうこの辺になると、俺も踊りまくり。前半は新曲がどんなもんか様子を伺う感じでしたが、この辺の楽曲になるともうねぇ、ジッとしてるのが馬鹿馬鹿しくなるのよマジで。そして更に盛り上がる"ザ☆ピ~ス!"ときて、最後に"ここにいるぜぇ!"で大団円。終始踊りまくり、歌いまくり。あー、やっぱりモーニング娘。のコンサートはこうじゃなきゃ!って再確認。小難しいことも、下手な小細工も要らない、ただ腰にくるビートと彼女達の歌があれば十分じゃないか‥‥それまでの俺をちょっと反省。今回のツアーはこれ1本しか観れないってのもあって、最初は様子を伺う感じだったんだよね。それに圭ちゃんのことで感傷的にもなってたし。ああ、もうそんなのどうでもよくなった。気持ちよけりゃあそれで十分。だって目の前の12人が実際そうじゃないか!

●本編終了。アンコールへ‥‥

  本編が終わった時点で、約90分程度。さぁ、ここからが長いような気が‥‥実はアンコール待ちの時、サイリウムも持たずにただひたすら歌い踊っていた俺に対し、隣にいた人が「これ持ってます?」と赤いサイリウムを差し出したんですね。で、俺は「持ってない」と答えると、「アンコールの時に使ってください」といって1本くれたんですよ。話を聞くと、ネット上で「アンコール時に赤いサイリウムの海を作ろう。それを圭ちゃんにプレゼントしよう」という企画があったようで。最近、娘。関係のサイトを全然見てなかったので全く知らなかったんですが、そういうことになってたんですね? 「9・23」のタンポポ畑は判るんですが、何故赤い海なのか、そしてそれを圭ちゃんになのか‥‥娘。が戻ってくるまでその理由は判りませんでした。

  メンバーが戻ってきた瞬間、辺り一面が真っ赤なサイリウムで埋め尽くされました。そしてそれに気づいたかおりん。うぁ~!って笑顔で客席を指さし、圭ちゃんに教えてる。これを見た圭ちゃん、号泣。矢口やなっちまでもらい泣き。ちょっと感動的だよこれは。タンポポ畑を体験してない俺からしたら、あの場にいれたこと、そしてそれに参加できたことが感動なわけよ。かおりんだったかなっちだったか忘れたけど、「圭ちゃんの好きな赤い色だよ」ってコメントでようやくその意味が判った俺。なっちが泣きながら一生懸命「みんなの温かさが伝わってきたよ」と挨拶。12人全員が挨拶した後、圭ちゃんを取り囲む形でアルバムラストナンバー"卒業旅行~モーニング娘。旅立つ人に贈る唄"を歌う。いや、全然歌になってないのよこれが。もう、全員泣き崩れかかってて。一生懸命歌おうとしてる年長組に対し、5期の4人は完全に泣きに入ってるし。そして真ん中にいる圭ちゃんも泣くのを必至に堪えてる感じ。いや、泣いてたんだけど。赤い海の時点でウルウルきて、メンバーのコメントで涙が堪えきれなくなった俺も、さすがにこの曲の頃には涙がポロポロこぼれ出す始末。

  曲が終わると、圭ちゃんが6期メンバーをステージに呼びだし、ひとりずつ挨拶を。田中・道重・亀井・藤本の順で挨拶するんだけど‥‥新人3人の中では既に亀井が一歩抜きん出てる感じ。他の二人が笑顔が引きつってるのに対し、比較的自然体の笑顔で応えてたのが亀井。ちょっとこの子は期待できるかもしれないね。そしてミキティは相変わらずミキティのままでした。ま、変わってもらっても困るんだけど。

  そしていよいよ、最初で最後の「16人娘。」として"Do it! Now"を歌うわけです‥‥やっぱりね、6期浮いてたよ。悪いけど、ミキティですら浮いてた。なんていうか、既に完成されている「モーニング娘。特有のグルーヴ感」っていうのがあるとすると、まだそこに馴染んでない4人はどうしても浮いてしまうわけね。ステージ慣れしてるはずのミキティでさえ、やっぱり違うのよね。もうこれは仕方ないことなんだけどさ、後は場慣れするしかないよね、完全な一体感を出すためにはさぁ。

  新人3人は一生懸命頑張ってるんだけど、まだぎこちないんだよね。無理して笑顔作って踊ったりしてさ。つうかこの曲、笑顔で歌う曲じゃねぇだろ!?と突っ込み入れたくなりましたが、まぁ優しく見守ることにします。他の12人に関しては‥‥泣いても笑ってもこれが最後、有終の美を飾ろう、集大成を見せようと真剣そのもの。昨年夏、この曲からスタートした「構造改革」は奇しくも同じこの曲で終わろうとしています。

  これまでの公演はここで終わったんだろうけど、やはり最後の最後。圭ちゃんひとりを残してみんなステージを去り、圭ちゃんからラストメッセージ。観てるこっちは泣きっぱなし。そして花束を持ったかおりん他一同が再登場。花束を渡した後、15人からひとりずつメッセージが。順番は(覚えてる限りでは)ミキティ→田中→道重→亀井→紺野(号泣)→高橋(座り込んで泣き崩れる)→小川→新垣→加護(辞めないで欲しいの一言で大号泣。特に俺が)→よっすぃー(ずっと笑顔だった。涙流してても笑顔のまま。改めてこの子の強さ・たくましさを再確認できました)→辻→石川(ずっと堅い表情で泣くのを我慢してたのに、しゃべり出した途端に泣いちゃったよ。ずっとここまで堪えてたんだね。更にここでもらい泣き。特に俺が)→矢口(既に気持ちの整理がついたのか、しっかりメッセージ伝えてましたね。勿論泣いてはいたけどさ)→なっち→かおりん、といった感じでしょうか。ま、細かいとこは6月に出るDVDで確認してください。

  全員のメッセージが終わったところで、最後の最後で圭ちゃんのソロ‥‥なっち言うところの「モーニング娘。の卒業のテーマ曲」である(この表現は個人的には「?」だったけど)"Never Forget"を披露。やるとは思ってたけど、いざこの曲が始まると‥‥驚いたことに、全員ちゃんとコーラス取ってるのね。しかもちゃんと生声で(!)、6期の4人も含めて(!!)。コーラスっていっても、その殆どが「アー」ってやつなんだけど、要所要所で年長組がハモりを入れたりしてて、かなり興味深い歌になりましたよ。

  っていうか‥‥モーニング娘。はその最終回で、原点ともいえる「コーラスグループ」に立ち返った、これが個人的には興味深かったなぁ。誰が望んでこういう形になったのか判りませんが、何かもうこういう「コーラスグループとしてのモーニング娘。」を見る事なんてないだろうな、と思っていたので‥‥驚きや嬉しさと同時に、ただただ涙するばかり。無言で涙ポロポロ。何やってんだよ俺。

  そして歌い終えた圭ちゃんは、何度も何度もありがとうと言って、ステージから去っていきました。最後にもう一度、大きな声で「ありがとー」って叫びながら。そして圭ちゃんは去り、残された15人もステージから去っていくのでした。130分に渡る卒業の儀式、そして俺にとっての「最終回」はこうやって終わっていったのでした。

●ライヴを終えて

  冷静に書けないな‥‥なんて思ってたけど、いざ書き始めると記憶を辿って集中するためか、かなり冷静になってる俺がいるのね。それはもしかしたら、「最終回」を経てサッパリしたからなのか、それとも既に新しい始まりにワクワクしてるからなのか‥‥まだどっちなのかは判りません。余韻に浸るという感じでもないし、ライヴ中は泣きまくったにも関わらず、これを書いてる今は全然悲しくないし、書いてて思い出し泣きすることもないし。何だろう、この気持ちは‥‥

  ただ、間違いなくいえるのは‥‥俺の中で確実にひとつの時代が終わった。それだけは事実であり、間違いありません。そのひとつの時代というのが「モーニング娘。を好きな俺」なのか、あるいは「モーニング娘。そのもの」なのか‥‥それは彼女達が次のアクションを起こすまで、この俺にも判断つかないと思います。かといって、6月のミュージカルは行く予定もないし、7月のハロコンにも行くつもりもない。そう、まずは圭ちゃんを欠いた15人での新曲を聴いて全てを判断してみようではないか‥‥今はそう考えてます。

  映画の世界でもそうですが、続編が1作目よりも面白かった・素晴らしかったというのは殆ど希な話です。大体は1作目を水で薄めたようなものか、あるいはセルフパロディで終わっています。ここで一区切りついたモーニング娘。、果たして続くストーリーはこれまでを超えるようなものになるのか、あるいはどんどん薄まっていくのか‥‥今はただ、冷静に見守っていこうと思います。

  とりあえず今は‥‥圭ちゃん、ありがとう。そして、これからも応援してます!


[SETLIST]
  [OPENING MOVIE]
01. AS FOR ONE DAY
02. TOP!
03. 「すっごい仲間」
  [VTR:メンバー紹介]
  [MC:全員]
04. モーニング娘。のひょっこりひょうたん島
05. 恋愛レボリューション21
06. 強気で行こうぜ!
07. ズルい女 [ココナッツ娘。]
08. 初めてのハッピーバースディ! [カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)]
09. オサヴリオ [飯田圭織]
10. WOW WOW WOW [プッチモニ]
11. ロックンロール県庁所在地 [ミニモニ。]
  [VTR:モーニング娘。じゃんけんぴょん大会]
12. LOVEマシーン
13. 「すごく好きなのに・・・ね」
14. YES! POCKY GIRLS [POCKY GIRLS]
  [MC:飯田・矢口・吉澤]
15. 女神~Mousseな優しさ~ [Venus Mousse]
  [MC:安倍・保田・石川・辻・加護・高橋・紺野・小川・新垣]
16. そうだ!We're ALIVE
17. I WISH
18. ザ☆ピ~ス!
19. ここにいるぜぇ!
  [Encore]
  [MC:全員]
20. 卒業旅行~モーニング娘。旅立つ人に贈る唄~
  [MC:6期メンバー登場&挨拶]
21. Do it! Now
  [MC:メンバー全員から保田へメッセージ]
22. Never Forget



▼モーニング娘。『モーニング娘。CONCERT TOUR 2003春 NON STOP!』
(amazon:国内盤Blu-ray

投稿: 2003 05 06 02:23 午前 [2003年のライブ, カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。), ハロー!プロジェクト, プッチモニ, ミニモニ。, モーニング娘。, 飯田圭織] | 固定リンク

2003/04/22

モーニング娘。『AS FOR ONE DAY』(2003)

  前作「モーニング娘。のひょっこりひょうたん島」のチャート/セールス両面での惨敗からたったの2ヶ月で届けられた、モーニング娘。通算18枚目のシングルは、5月5日に卒業する保田圭を含む12人編成での最後のシングルとなります。まぁ前回はあくまでも「企画モノ」という意図があったので(それが理由か、先月リリースされたアルバム「No.5」にも収録されなかったし)、そういう意味からすれば「ここにいるぜぇ!」に続く、純然たる「12人娘。の新曲」となるのかもしれませんね。にしては‥‥これはちょっと面白いシングルだと思います。個人的には「そうだ!We're ALIVE」以降で、一番面白かったシングルですね。「ここにいるぜぇ!」はインパクト面では一番だったけど、トータル的に「面白い!」と素直に感じたのは間違いなくこの「AS FOR ONE DAY」の方。

  アレンジに鈴木Daichi秀行、ストリングス・アレンジに弦一徹という、「ここにいるぜぇ!」と全く同じ布陣にも関わらず、こうも正反対な路線でくるか‥‥というのが正直な第一感想。いや、これってワザと狙ったのかな、同じメンツで180度正反対のことをやろうっていう。だとしたら、それはまず大成功してると思います。誰もがイメージする「元気な人生応援歌を歌うモーニング娘。」というパブリックイメージを完全に覆す、切ないまでの失恋ソング。ポップスと呼ぶよりも、純粋な「歌謡曲」といったアレンジ/メロディ。つんく♂の持ち味の、最も悪趣味(演歌的)な面が強調された楽曲にも関わらず、これが意外としっくりくる。というより、新鮮。このメンツでこういう楽曲をやるなんて思ってもみなかったから、余計にそう感じるんでしょうね。

  オープニングでの加護のセリフ、そして歌い出しとエンディングの石川によるウィスパーボイス。上手い下手は別として、この「雰囲気もの」勝負なとこがこの楽曲のポイントでしょう。これまで「飛び道具」的配置だったメンバーがこういった雰囲気を演出する役割に回る。そしてセンターを取る機会が多かった主力メンバーの安倍や新機軸・高橋よりも、矢口や飯田といった「影の実力者」が所謂「Bメロ」を長く受け持つことで、歌に安心して聴き入ることができる。更にサビでは安倍や高橋、更には保田といった安定感あるメンバーがパンチの効いた歌を聴かせる(ま、時々石川も入ってくるんですが、それはご勘弁を)。基本的には12人がかりの、過去2作と同じパターンなんですが、ここでその構成の完成型を見たような気がします。敢えて元気溌剌な楽曲で「12人がかり」をアピールするのではなく、こういったじっくり聞かせる楽曲、そして独特な雰囲気を持った歌モノで勝負に出た点を、俺は高く評価したいと思います。

  そしてバックトラック。Daichi特有の、(いい意味でも悪い意味でも)安っぽい打ち込みサウンドを今回嫌味に感じないのは、生楽器を多用して尚かつそれが前面に出てるからでしょうね。ストリングスも非常に効果的な役割を果たしているし、何よりも間奏でのフルート。これがホントにいい味出してる。ちょっとだけ初期のモーニング娘。の香りを感じました(が、あそこまで高純度のポップスではなく、今回は'70年代末から'80年代初頭辺りの歌謡曲といったイメージ)。最後のピアノとストリングス、そして石川のウィスパーボイスで終わるパートなんでホント絶妙。ちょっとゾクゾクした。いい意味で石川の歌でゾクッとしたのは今回初かも。ホント、前のシングルが嘘のようです‥‥

  いや、「ひょっこりひょうたん島」も嫌いじゃないんですよ。テレビであのパフォーマンスを観る度に、やっぱりモーニング娘。ってスゲーやって思ったし。けど、やっぱりあのアレンジが解せないんですよね。だからこそ、今回の曲は余計に高く評価してしまってるのかもしれませんね。とにかく、この曲と出会えたお陰で、俺はまだモーニング娘。のことを好きでいられそうです。

  そして‥‥カップリングについても触れなくちゃいけませんね。名曲"Never Forget"のセルフカバー、今回は「Rock Ver.」という注釈付きです。アレンジには酒井ミキオと小西貴雄の名前が記述されてますが、恐らく殆ど酒井ミキオの手によるものでしょう。小西はあくまでオリジナル・バージョンの編曲者ということで名前が挙がってるんだと思います(あの印象的なメインリフとかあるからね)。

  基本的な構成は原曲のままで、演奏がバンドによるもの、ビートがより強調されている、ギターサウンドがメインとなっている点等が「ロック・バージョン」たる所以でしょう。クレジットを見て個人的に「!」となったのは、ギターに河口修司(‥‥で字は合ってるかな?)の名前を見つけた時。活動再開後のMr.Childrenにサポート・ギタリストとして参加、それ以外にもゆずのレコーディングやツアーにも参加した経験を持つこの人が、ハロプロ関係のレコーディングにまで参加することになるとは、正直ビックリ。いいギタリストだけに、今後もいろんな楽曲でギター弾いて欲しいなぁ、なんて思ったりして。

  話を元に戻して‥‥「旅立ち」「別れ」を歌ったこの曲、オリジナルでは福田明日香の卒業ソング的役割を果たしたのですが、今回はこの曲を保田がソロで歌い、他の11人がコーラスに回るという構成。ま、この曲をカバーすると発表した時点でこうなることは予測できましたが。

  今回この「保田バージョン」収録が発表された時点から、かなりネガティブな意見がネット上を飛び交ったわけですが、勿論俺みたいに好意的に受け入れた人間のポジティブな意見も多少はありました。しかし、これら全ては聴く前の勝手な意見なので、最終的にはラジオ等で流れ始めてからの意見を参考にしようと思ってました。

  発売数周前になって、ようやく俺もラジオで偶然聴けました。俺はね、「勿体ないな」とずっと思ってたんですよ。福田明日香の為に作られたといわれるこの曲、彼女の卒業後はただの一度としてステージで歌われることはありませんでした。けど、ベスト盤が出た時はちゃんと収録される程、人気はあるんですよね。実際この曲が好きだという現娘。メンバーもいるわけだし。

  俺が勿体ないと初めて感じたのは、昨年1月。初めて訪れた福井のビジネスホテルで観た(しかも初めてのハロプロライヴの後に観た)「BSジュニアのど自慢」で、出演した子供がこの曲を歌った時。その後ろにこの曲を口ずさむ後藤と加護の姿が映ったんですよ。この曲って後藤も加護も入る前の曲、彼女達がステージ歌ったことは勿論ないんです。そんな彼女達が普通に口ずさむモーニング娘。の曲。在籍時期の違いこそあれど同じモーニング娘。のメンバー、なのに歌われなままってのは勿体ない、と。変なしがらみに囚われず、モーニング娘。の曲なんだから、「モーニング娘。」として歌って欲しいなぁ‥‥ずっと心の片隅でそう思ってたんですよ。

  リリース前週、この曲のワンフレーズが「ミュージックステーション」で歌われた前後、「保田に合ってない」とか「福田のための曲なのに、何故保田に歌わす?」とか、そんなネガな声ばかりを目にします。つうかいい加減ウンザリ。みんな、器ばかり気にしすぎて、肝心の中身を見てないよ、「歌手・保田圭」を。何言ってんの? 歌い手としての保田の、この5年間の成果を発揮する最後の場でしょ。そして、そんな保田の成長を改めて確認する最後の場なわけじゃないか。ライヴ行ける人間なんて限られてるわけだし、多くの人にとってはこれが「聴き納め」なんだよ。なのに歌い手の評価以前にリメイクに関する不平不満ばかり。どこ見てんのさ!? 何が「保田が好きだから」だよ。それって結局「保田が好き」なんじゃなくて、「『保田圭が好き』だと思ってる、自分のことが大好き」なだけだよ。そんな自分が不憫で仕方ないだけだよ。バカバカしい。そうやって嘆いていた人は、このCDを手にして、フルコーラスでこの"Never Forget"を聴いて、どう思ったんだろうね。何を感じたんだろうね。是非それを聞いてみたい。

  結局、保田圭という歌い手はある時期を境に、常に過小評価を受けてきたような気がします。決してセンターを取ることもなく、酷い時にはソロパートさえない。それでも腐ることなく、常に前向きに、一生懸命自分の役回りを演じきった。そういう経験を積むことで、彼女は彼女なりに成長していった。そしてモーニング娘。加入から5年。最後の最後に与えられたソロナンバーで、彼女はこの5年間に蓄積したことを全てこの曲で出し切った。俺はこのテイクを聴いてそう感じました。ああ、保田はこんな風にも歌えるシンガーにまで成長してたんだなぁ、と。それを最後に確認できただけでも、このセルフカバーに意味はあった、とは思わないでしょうか?

  昨年9月23日以降、俺は今後どう「12人のモーニング娘。」と付き合っていこうか、ちょっと迷いがあったのね。だから「ここにいるぜぇ!」に対して過剰反応・大絶賛したり(勿論、今でもレビューに書いた内容には嘘偽りないけど)、「ひょっこりひょうたん島」に憤りを感じたり‥‥もうこれより下はないってところまで気持ちが落ち込んでた。けど、それってそういった彼女達の一挙手一投足に一喜一憂してたんじゃなくて、もしかしたらそれに過剰反応するモーヲタに対して一喜一憂してたのかもしれない。それを「モーニング娘。はもうダメかも‥‥」って錯覚してたのか俺は‥‥いや、それは言い過ぎだな。確かに最近の彼女達(というかつんく♂や事務所の判断)には疑問を感じることが多いけど、今度の"AS FOR ONE DAY"と保田バージョンの"Never Forget"を聴く限り、まだまだ彼女達のこと、好きでいられそう‥‥正直、気持ち的にもうこれ以下ってないと思うし。後は分裂までの約半年を存分に楽しんで、分裂後に「俺が知る」モーニング娘。の姿がこれっぽっちも感じられなかったら‥‥それでサヨナラするならサヨナラすればいいさ。「無理する必要はない。常に自分に正直でありたい。」‥‥俺が彼女達から学んだ、最も大切なこと。そんな態度で今後も彼女達と付き合っていきたいと思います。



▼モーニング娘。『AS FOR ONE DAY』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2003 04 22 11:03 午後 [2003年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク

2003/03/26

モーニング娘。『No.5』(2003)

  前作「4th「いきまっしょい!」」からたったの1年で届いた、モーニング娘。通算5枚目のオリジナルアルバムはまんまのタイトルでちょっと肩透かし。それに、前作の時に感じた有り難みが今回はあまり感じられないんだよね‥‥例えば前作はベスト盤を挟んで、約2年振りのフルアルバムってことも大きかったし、新曲が8曲も入ってたのも嬉しかったし。けど今回の場合、全12曲(オープニングのイントロを除く)中、シングルが2曲、映画サントラで発表された楽曲2曲、昨年末リリース「プッチベスト3」収録のCMソングの別バージョン2曲の計6曲が既発曲。というわけで、残り6曲がこのアルバムの為に作られた完全未発表の新曲ということになるわけです。既発曲が前作よりも多く感じられるのは、特にここ数ヶ月の間に連続リリースされた楽曲が大半を占めるからってのも大きいかもしれませんね(って俺がそう感じてるだけかもしれないけど)。ま、CMソングのフルバージョンもボーカルトラックは録音し直されているようなので、これも新曲と呼べないことはないですが‥‥

  そんな感じで、現体制での最初で最後のアルバムとなるこの「No.5」。想像してたのとかなり違った内容だったことに、まずビックリ。もっと日和った、ある種「安っぽい」作りになると思ってたんですよねぇ‥‥それって結局、ここ数ヶ月の間に彼女達に対して感じていた「違和感」だったり「危機感」が原因だったんだなぁと。けどね、やっぱりモーニング娘。はその程度で終わるような存在じゃなかったわけですよ‥‥というわけで、恒例の全曲解説、行きます。

●M-1. Intro ~
 M-2. Do it! Now

  '02年7月リリースの通算15枚目のシングル。詳しいレビューはこちらを参照のこと。イントロはサビのコーラス部のみを抜き出して、そこにつんく♂のボイスパーカッションを加えた、文字通りただの導入部。この素っ気ない始まり方は、ある意味今のモーニング娘。に合っているのかも。大袈裟/劇的に盛り上げてスタートするライヴと違って、この唐突なスタートは後藤を含む13人でのラストでもあり、現体制での導入部でもあるわけだから‥‥クールで落ち着いた印象でスタートするアルバム。この時点で前作とは全く違うんだな、と。

●M-3. TOP!
  このアルバム用の新曲且つ「今のモーニング娘。」のテーマソングと呼んでも差し支えないであろう名曲(そう、既にね)。アレンジは守尾崇という人が担当。前曲からのクールでちょっとダウナーな空気を一変させる無機質なシンセサウンド。そしてコンピューターボイス‥‥メンバー全員の名前がコールされ、かなり攻撃的なダンスサウンドがスタート。これ、無条件でカッコイイ! そう、真の意味での「12人のモーニング娘。」のアルバムはここからスタートするんですよ。"Do it! Now" ですら単なる導入部でしかないわけ。このデジタル感覚のファンクサウンドが、今の「ロックな娘。」をより強調していて、そして彼女達の「新たな決意表明」、あるいは「宣戦布告」的な歌詞に思わずドキッとしてしまう。もうね、ここで完全にノックアウト状態。そうそう、俺達はこういうタフでワイルドなモーニング娘。を待ってたんだよ! ライヴのオープニングに持ってこいの、というよりもそれを想定して作られたとしか思えない1曲。今からどんなパフォーマンスをするのかを考えただけでドキドキするよ。

●M-4. 友達(♀)が気に入っている男からの伝言
  このアルバム用の新曲その2。アレンジは渡部チェル。如何にも彼らしいシュガーコーティングされたポップソングといった印象。頭2曲でクールでワイルドな「戦う娘。」の姿を強調して、ここでストーンと女の子らしい、可愛くて切ないポップチューンを持ってきて一息つかせる感じ。コーラスに5期メンの名前があることから、メインボーカルは他の8人がやってるのかな?‥‥って思ったけど、ちゃんと5期メンも歌ってますね。特に誰かがメインという形態を取らない、「12人がかり」のスタイル。ラジオで聴いた時はあんまりいい印象は残らなかったんだけど、うん、クリアな音源で聴くとそんなに悪くない。アルバムの中の1曲といった、文字通りの作品。

●M-5. ここにいるぜぇ!
  '02年10月リリースの通算16枚目、現体制で最初のシングル。詳しいレビューはこちらを参照のこと。もはや何も言うことはないでしょう‥‥小粒ながらも心に残るメロディとメッセージを持った、「今のモーニング娘。」をそのまま体現した1曲。

●M-6. 「すっごい仲間」
  このアルバム用の新曲その3。アレンジはダンス☆マン。「4th「いきまっしょい!」」以降、ダンス☆マンが本体に関わることが一切なかったのは、"そうだ!We're ALIVE" にてダンス☆マンとつんく♂とのコラボレーションがひとつの完成を見たからだ、という推測を何度か書いてきたわけですが、このアルバムにもダンス☆マンはこれ1曲しか関わっていない、そしてこの曲がごく普通の曲で、ある種過去の路線の焼き直し的サウンドであることから、何となく本体で彼等が絡まなくなったのは本当にそれが理由なんじゃないかと、個人的には確信してしまいました。タイプ的には "ハッピーサマーウェディング" の流れを組む曲調ですよね。クールというよりは、ハッピーなタイプの楽曲。悪くはないけど、最高とも言い難い‥‥何となく今の彼女達を、そしてつんく♂を象徴してる1曲。

●M-7. 強気で行こうぜ!
  アルバム用新曲その4。アレンジは鈴木俊介。ヤングチーム(辻加護+5期メン)で歌われている(追記:ライヴで観ると全員で歌ってます)、勢い一発のデジロック‥‥というか、打ち込みサウンドのメタル系アレンジ。ギターリフがモロにそれ。最近の俊介アレンジ、ホントにこの手の曲が多いね? あややではBON JOVI、ミキティではジャーマンメタル、そして今回は‥‥これ何? 様式美系でこんなサウンド、なかったっけか? ベースラインがいいね、暴れまくってて。この暴れ具合、無軌道な感じがヤングチームっぽくて◎。ライヴではっちゃける6人の姿が目に浮かびます。つうかここまで前半の流れ、かなり「攻め」の姿勢を感じました。曲のレベルは前作より劣るものの、それを帳消しにするだけのパワーを12人から感じるんですよね‥‥贔屓目ですかね?

●M-8. 女神~Mousseな優しさ~ (Original Long Ver.)
  '02年12月リリースのコンピレーション盤「プッチベスト3」に収録されていた曲の、ロングバージョン。アレンジは小西貴雄。CM用に作られた曲に2コーラス目を追加して、新たなパート割りで歌を再録音してるようです。メンバーは飯田・矢口・吉澤・後藤。元々好きな曲なだけに、こうやってロングバージョンで聴けるのは嬉しいんですが‥‥オリジナルアルバムに入れるまでの曲かなぁ?という疑問はやはり拭えないわけで。穿った見方をしてしまえば、やはり曲数稼ぎと言われても仕方ないかなぁ、と。

●M-9. YES! POCKY GIRLS (Original Long Ver.)
  前曲同様、「プッチベスト3」に収録されたCMソングのロングバージョン。アレンジは高橋諭一。これも2コーラス目を追加し、パート割りも新たにボーカルを再録音されています。メンバーは安倍・保田・石川・辻・加護・高橋・紺野・小川・新垣。CMバージョンではサビは全員で歌ってるようでしたが、今回は2人くらいで前半/後半と歌い分けてる感じ。こうやってアルバムの中の1曲として聴いてみると、確かにモーニング娘。のアルバム曲としても通用するかなぁ、という気も。前作でいうところの "好きな先輩" をもっと陽気にした感じ、かな?

●M-10. HEY!未来
  '03年1月リリースのシングルV収録曲。詳しいレビューはこちらを参照のこと。やはりアルバム向きの曲ですね、うん。こういう流れで聴くと、この曲の良さが増すように思います。前の2曲が上手く引き立ててくれてますよね。

●M-11. がんばっちゃえ!
  同上のシングルV収録曲。詳しいレビューはこちらを参照のこと。後藤が抜けた後の、12人での底力を見せつけるべき作品に、その後藤が参加した曲が3曲も入ってるのは、正直如何なものか?と思います。だって‥‥折角12人一丸となって頑張ってるのに、所々に後藤の影がちらつくんだもん‥‥ま、卒業という風に呼ばないで、例えば出入り自由なファミリー‥‥P-FUNK軍団とか、SOUL FLOWER UNIONに対する内海洋子みたいなもんと考えればいいんですかね? 物事、いいように考えればどうにでもなるもんです。ポジティブにいきますか。

●M-12. 「すごく好きなのに・・・ね」
  アルバム用新曲その5。アレンジは酒井ミキオ。"強気で行こうぜ!" がヤングチームで歌われていたのに対し、こちらはアダルトチーム‥‥飯田・安倍・保田・矢口・石川・吉澤の6人で歌われる、ちょっと背伸びをした大人っぽさを感じさせる、切ないナンバー(ライヴではコーラスで全員参加してます)。ああ、俺こういう曲大好きだわ。これもラジオで聴いた時はサウンドがやたらとチープに感じたんですが、まぁ許容範囲内でしたね、クリアな音源で聴くと。後半の流れは、それこそ「平和なモーニング娘。」といったところでしょうか。和み系ですよね。こういう路線を嫌ってた感があるんですが、思った程酷くなかったので一安心。

●M-13. 卒業旅行~モーニング娘。旅立つ人に贈る唄~
  アルバムラストを飾る、新曲その6。アレンジは河野伸。ラジオで聴いた時はチープな打ち込みサウンドだと思ってたんですが、これほぼ生演奏なんですね。ストリングス系はプログラムみたいですが、リズム隊とブラスは生でした。そうなんです、クリア音源で聴くとしっかりしてるんですよね。うん、確かにこれはいい曲だわ。どうしても歌詞にある物語性(今年頭、保田・矢口・石川の3人+家族で、オフを使って温泉旅行に行ったという実話がモチーフになっている)や、これを保田以外の11人で歌っているという点に感情的になってしまうのですが、そういう気持ちを排除して向き合ったとしても、アルバム最後を飾るに相応しい、実に「今のモーニング娘。」らしい1曲だと思います。


◎総評
  確かにこのアルバムは「4th「いきまっしょい!」」を超えられなかったと思うし、だからといって駄作というわけでもない、音楽的には非常に評価に困る作品集と言わざるを得ません。が、そこで切り捨ててしまうには惜しい内容だとも思います。前作にあったようなバラエティー豊かさは後退し、どちらかというと「想定しうる範囲内」といった印象が強く、個々の楽曲のクオリティは平凡なんだけど、そこに漲るパワーや勢いはハンパじゃないという‥‥多分、これこそが「後藤を欠いた、12人のモーニング娘。」の、そして今のつんく♂が抱える問題点なんじゃないでしょうか? 楽曲云々はつんく♂の復調を待つか、アレンジャーに頼るしかないのですが、肝心の娘。は‥‥本当は、まだまだこれからだと思うんですよ。やっと12人体制が板に付いてきて、抑制できなかった有り余るパワーも上手くコントロール出来るようになってきたところだったのに‥‥俺はね、まだ「12人モーニング娘。」は完成には至っていないと思ってるんですね。だからこそ、もう半年でいいから、彼女達の成長を、完成型を観てみたかったなぁと‥‥今更言っても仕方ないことですが。

  ここに更に4つの異物(ミキティを含む6期メン)が投入されることで、更に混沌とし、しかもそこからふたつに細胞分裂してしまうという‥‥そういう意味では、こういう大所帯ならではのパワーを感じさせるアルバムってのは、これが最後になってしまうんでしょうか‥‥完成を見ないまま終わってしまうのは、正直残念でなりません。

  あと‥‥よく俺はモーニング娘。をエンターテイメント集団として、アメリカのロックバンド・KISSと比較しますが、もしかしたら今の時期ってKISSでいうところの「UNMASKED」とか「THE ELDER」の時期なんじゃないかなぁ‥‥と勝手に思ってます。ラヴマ・バブルの時期は明らかに「ALIVE!」~「ALIVE II」の期間ですよね。で、前作まで‥‥後藤在籍時までを "I Was Made For Lovin' You" の時期‥‥アルバムなら「DYNASTY」期とすると‥‥自ずと次に彼女達が進むべき道が見えてくるはずです。

  ‥‥そうか、ミキティはエリック・カー、そして問題児・6期メンはヴィニー・ヴィンセントだったのか‥‥成る程、確かにその通りかも(えーっ!?)‥‥なんて考えたら、このアルバムも更に楽しめるんじゃないでしょうか?

  いや、そんなの関係なしに、暫くはこのアルバムをヘヴィローテーション状態で聴きまくってみたいと思います。だって、「好き」か「嫌い」か?と問われれば、間違いなく「好き!」と即答するはずですからね!



▼モーニング娘。『No.5』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2003 03 26 12:00 午前 [2003年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク

2003/02/18

モーニング娘。『モーニング娘。のひょっこりひょうたん島』(2003)

  2003年、モーニング娘。としての最初の音源リリースはCD形式ではなくて、DVDとVHSによる「シングルV」形式による「がんばっちゃえ!/ HEY!未来」だったわけですが、シングルCDとしてはこれが2003年一発目となります。当初、「ここにいるぜぇ!」が12人編成最初で最後のシングルと言われていましたが、何故か急にこの「企画モノ」シングルが出ることになったわけですが‥‥ご存じの通り、タイトル曲"ひょっこりひょうたん島"は、NHKで'60年代に放送された同名人形劇の主題歌。知らない人はいないんじゃないか?って程に有名な、既に名曲の域に達している1曲。これをお馴染み小西貴雄がアレンジ、つんく♂がプロデュースして新しい「2003年バージョン」として生まれ変わったわけです。

  モーニング娘。は過去にもカバー曲を発表してきていますが、それはあくまで「企画モノ」としてでした。しかも、「モーニング娘。」名義での正式なカバーソングというのは、過去なかったんじゃないでしょうか? 「GARAGE」にしろ当時の娘。メンバー全員で歌っている曲というのはないはずだし、「童謡ポップス」にしても全員で歌う曲はないし。セルフカバーはあっても("モーニングコーヒー2002" や「ハワイアン」等)、他人の、過去にヒットした楽曲を公式に発表するのはこれが初めてなんですよね‥‥で、個人的な考えを書かせてもらうと、俺はモーニング娘。には常にオリジナルソングを歌っていて欲しいんですね。昨今、「亜麻色の髪の乙女」とか「大きな古時計」といった曲がリバイバルヒットしてますが、逆にモーニング娘。には時代を超えて歌われるような名曲を新たに生み出して欲しいと思っていたんですよ。だから、安易にカバーに逃げて欲しくなかったなぁ、と。ま、これを単なる「NHKに癒着した企画モノ」と見なせば、それはそれで納得できなくもないですが‥‥

  ご存じの通り、俺は今回のシングルに対して否定的でした。実際、日記では今回のシングルはレビューしない、と書きました。ただ、「カップリング曲の出来次第では取り上げるかも」とも書きました。というわけで、今回はカップリング曲を中心としたレビューになることをご了承ください。

  当然、今回レビューするにあたって、このシングルは購入しました。「こんなのを嬉々として聴けるか!?」と思ってたわけですが、やはりカップリング曲が気になって、CDショップで視聴したわけですね、カップリングの"宝石箱"を。

  今回のシングルがリリースされるちょっと前に、ネット上に「4月上旬にもう1枚、現体制でのシングルがリリースされる」という情報が出回りました。俺は当初、この"宝石箱"が圭ちゃんの卒業ソングになるんじゃ‥‥と想像してたわけですが、4月にもう1曲でるなら、やっぱりそっちが圭ちゃん卒業ソングだよなぁ時期的に、と思うようになって、今回のシングルはスルーするつもりでいたんですよ。

  ところがここ数日の間に「4月リリースは延期」という情報が‥‥もっとも、その4月リリースの情報自体も公式アナウンスではないので、本当かどうかも怪しいんですが‥‥というわけで、結局"宝石箱"に注目せざるを得ない状態になったわけです。

  この曲のアレンジはお馴染み鈴木俊介。この人がアレンジしてるってだけで俺的にはマルなんですが、実際に聴いたらば‥‥オオッ!?と唸ってしまったわけです。レゲエ・タッチの、如何にも最近のモーニング娘。らしい1曲なんですが‥‥ほんのちょっとしたフレーズなんですが‥‥ダブの要素を取り入れてるんですね、これ。レゲエ、ダブ‥‥丁度昨年末にジョー・ストラマーが亡くなったこともあって、何故かその名前が頭に浮かんだんですね。で、もしかしたらこれって、鈴木俊介氏(あるいはつんく♂)のジョーに対するリスペクトなんじゃないか?と勝手に解釈したわけですよ。とはいっても、アレンジはCLASHのダブと比べれば全然幼稚だし、実際言われなければ気づかないような、ほんのちょっとしたアレンジなんですよ。全体のイメージとしてはやはり「普通にレゲエ」ってことになるんでしょうけど、どうにもカーステレオで大音量再生すると、その深いリバーブをかけたパーカッションやギター、娘。達のコーラスの部分が異常に耳に飛び込んでくるんですね。

  子供向けの音楽にアシッドテイストを混入する手法は決して珍しいことじゃないですよね。欧米ではそういう楽曲が1位を取っていたりするし、ここ日本でも「ウゴウゴルーガ」みたいな番組があったりしたし。で、最近のハロプロ・ワークスの中にもそういった「似非アシッド臭」を感じさせる瞬間ってのが、時々あったんですよ。イビツで妙にリアルなCGを駆使したアニメ「リリパッド王国」だったり、ミニモニ。の存在自体だったり、そして前のシングル「ここにいるぜぇ!」のミックスだったり(俺、密かに「つんく♂はジャンキーになったんじゃ‥‥」と邪推してたんですよ)。ま、これも立派な妄想なんですが‥‥ホントのところはプロデューサー様に伺ってみないと何とも言えないですけどね。

  さてさて‥‥タイトルトラックについても少し触れておきますか‥‥相変わらずバックトラックの安っぽさは拭えませんが、そういう見方をすると、実はこっちも若干そういった方向で制作されてるんじゃ‥‥なんて思えてくるからあら不思議。国営放送でアシッド臭プンプンさせるなんて、バカだなぁつんく♂、とかね。

  とかいいながらも俺、最初にNHKで聴いて絶望的なったあの日よりは前向きにこの曲を捉えてます。いや、好きですよ、ひとつの楽曲としては。それは多分前述の通り「企画モノ」として認識しているからかもしれませんね。実際、3月に出る予定のアルバムにはこの曲、収録予定曲にクレジットされてないんですよね。単なる記載漏れかもしれませんが‥‥個人的にはシングルのみの楽曲にして欲しいです。もっと言ってしまえば、近い将来に出るであろう「ベスト!モーニング娘。2」にのみ収録って形にするとかね(「同1」のみ収録の "ハッピーサマーウェディング" や "I WISH"、"SAY YEAH!~もっとミラクルナイト" みたいにね)。

  というわけで、結局1,020円払って買ってしまったこのシングル。自分としては"宝石箱"に1,020円払ったつもりでいます。それにしてもこの曲、バックトラックはギター以外全部打ち込みなんだよね‥‥ブラスの波形とか、すっげー手の込んだプログラムしてるし。鈴木俊介の職人芸にお金を払ったわけですね俺。

  まぁそうはいいながらも、やっぱり"宝石箱"はカップリング曲特有の「キラーチューンになりきれない」空気感を持った1曲なんですよね。ひょうたん島のTVパフォーマンスは確かに素晴らしいと思いますが、肝心の音楽ではまだ今年は満足させてもらってません。「がんばっちゃえ!/ HEY!未来」にしろ、今回の2曲にしろ、何かが足りないんですよ。全てがアルバムからのリカットみたいな印象。去年出たシングル3枚があれだけバラバラで、それでいてキラーチューンとして成り立っていたんだから、決して出来ないことではないと思うんですよ。実際、今年リリースされた他のハロプロ系アーティストの楽曲(メロン「赤いフリージア」やミキティ「ブギートレイン'03」)が名曲の域に達しつつある楽曲だっただけに‥‥ねぇ(更にそれらのカップリングも強烈に個性の強い名曲揃いだったし)。

  なんだかんだ言いながらもアルバム「4th『いきまっしょい!』」って、結構充実した作品集でしたよね。シングル曲然り、アルバム用新曲然り。ま、クオリティーのバラつきは多少ありましたが、それでも十分に我々の期待に応えてくれたアルバムでしたし。そういった意味で、次のアルバムはどうなるのか‥‥メロンやミキティへ提供した楽曲クラスのクオリティを維持してくれるのか、それとも「がんばっちゃえ!/ HEY!未来」や"宝石箱"レベルでお茶を濁すのか(勿論、これらが酷いって意味じゃないですよ。ただ、もっと良くできるはず、と個人的に思ってるだけで)‥‥泣いても笑っても、答えは1ヶ月後。それまではこのシングルを聴いて過ごすことに‥‥なるのでしょうか?



▼モーニング娘。『モーニング娘。のひょっこりひょうたん島』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2003 02 18 01:00 午前 [2003年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク

モーニング娘。『がんばっちゃえ!/ HEY!未来』(2003)

  2003年、モーニング娘。としての最初の音源リリースはCD形式ではなくて、DVDとVHSによる「シングルV」形式によるものでした。それがこの「がんばっちゃえ!/ HEY!未来」の、所謂ダブルAサイド・シングルなわけですが‥‥楽曲自体は昨年末から既に露出してるので、多くの人がご存じかと思いますが‥‥モーニング娘。&後藤真希が出演した映画「仔犬ダンの物語」の主題歌として使われた楽曲です。当初、映画のみの新曲として「リリース予定はない」とつんく♂Pは言っていましたが、そんなわけないですよね。というわけで、映画の公開が終わりつつある1月末にまずシングルVを、そして2月14日には映画のサウンドトラック形態のミニアルバム(これら2曲+インスト等を収録)、更には3月26日に予定されているモーニング娘。として通算5枚目となるオリジナルアルバムにも2曲共収録予定になってます(もしかしたら、アルバム用に別バージョンになる可能性がありますけどね)。

  今回のレビューにあたっては、当然アルバムはまだ出てないし、サントラ盤も買う予定はないので、唯一入手しているシングルVの音源を参考にいろいろ書いてみたいと思います(一応、当サイトとしてはこれを「通常のシングル」と同じように捉えてレビューしていきたいと思います)。

●がんばっちゃえ!(モーニング娘。とハロー!プロジェクト・キッズ+後藤真希)

  読んで字の如くのユニット名。要するに、映画製作が発表された時点ではまだごっちんはモーニング娘。のメンバーだったわけで(が、その製作発表記者会見が同時に卒業会見にもなったんですが)、そういう意味では「13人娘。+キッズ」と捉えることも出来ます。ま、確かにごっちんのパートは娘。時代と比べれば明らかに少ないので、あくまで主役は今の12人娘。だというのは歴然としてますが。
  作詞作曲は当然つんく、アレンジには昨年のシャッフルユニットや「Do it! Now」のC/W曲 "ちょっとイカしたPURE BOY" を手掛けてきたTATTOが担当。これまではラテン・テイストのアレンジが多かったものの、ここでは "でっかい宇宙に愛がある" に通ずるような、大らかなノリのポップソングに仕上がっています。恐らくバックトラックは打ち込み中心だと思うのですが、それほど安っぽさを感じさせない、ちゃんと「映画主題歌」というのを考えて作られているように感じます。
  ただ、正直映画の内容とはあまり関係のない歌詞なんですよね‥‥普通に、これまで通りの「モーニング娘。の新曲」といった印象。ただ、シングルのタイトルトラックになるようなタイプではなくて、どちらかというとカップリングやアルバムトラックといった、ちょっと地味目の1曲。勿論、悪くはないですよ。ただ、2002年の攻撃モードを考えると、ちょっと「??」って思うかも。アルバムの1曲として考えるなら、まっ、箸休めとしてアリかな、と思いますけどね。
  "でっかい宇宙に愛がある" との大きな違いは、まぁ楽曲の完成度というのも大いにありますが、それ以上にキッズが大きいと思います。個人的には、サビで入るキッズの無邪気な(ある意味、歌とはいえない)声がちょっと苦手なんですけどね‥‥ただ、これがなかったらもっと良くなるか、と問われれば、それも疑問なんですけど。ライヴでのパフォーマンスとか観ても、折角12人+1人も「娘。&元娘。」が広いステージ上にいるのに、キッズがいるお陰で全体の動きが小さくまとまって、モーニング娘。特有のダイナミズムのようなものがあまり感じられなかったんですよね。この辺は俺の中で、次の単独ツアーで披露された際での課題としておきましょう(とかいって、春コンでもキッズが出てきたりしてね)。

●HEY!未来(モーニング娘。)
  こちらは現編成、12人でのモーニング娘。のみの楽曲。作詞作曲はつんく、アレンジは既にハロプロではお馴染みの酒井ミキオが担当。と、ここで改めて考えてみると、酒井ミキオのモーニング娘。での初仕事ですね、これ。プッチモニに始まりミニモニ。、カン梨華、あややときて、やっと本体。俺、この人のポップセンスが以前から気に入ってたので、もっと早く聴きたいと思ってたんですよ。
  で、この曲。その酒井ミキオの名前から想像できるような、軽やかでポップなシャッフルナンバーとなっています。シャッフルというと、アルバム「4th『いきまっしょい!』」収録の "いいことある記念の瞬間" といった曲を思い出しますが、あそこまでモータウン色の強いものではなく、もっとモッタリした、ちょっと重いリズムなんですよね。多分、リズムトラックは生バンドによるものだと思うんですが、ドラムのタム回しとかが、チューニングや録音方法のせいもあって、非常にダイナミックで1音1音に重みを感じるんですね。例えば‥‥モータウンとサザンロック、それくらいの違いがあるように思います。そう、昔MY LITTLE LOVERにそのままズバリ "Shuffle" という楽曲がありましたが、正にあんなタイプの1曲です(実際、曲のイメージもあれに近いかも)。

  これら2曲の楽曲は12人編成のモーニング娘。特有の、「誰がセンター/リードを務めるでもなく、全員が一丸となって歌う」傾向にあるんですが、特にこっちはPVのイメージもあってか、本当に全員が入れ替わり立ち替わり歌ってるという印象ですね。ま、結局要所要所はなっちがキメるわけですけど、例えば「ここにいるぜぇ!」と比べると、あそこまでなっちの比重が高く感じないんですよね、この曲にしろ"がんばっちゃえ!"にしろ。本当に全員でパートを分け合って、仲良く歌ってるというイメージそのままの楽曲。ある人にとってはそれを「平和なモーニング」と感じ安心し、またある人にとっては「ぬるま湯に浸かった状態」と酷評する。受け取る側によって感じ方は様々かと思いますが‥‥確かに俺もその両方を感じるんですよね。"HEY!未来"はPVの印象もあって、12人が仲良さそうにしてるシーンを観ると「平和だなぁ~」と心休まるし、逆に"がんばっちゃえ!"を聴くと「‥‥鬱」ってなるし。複雑な2曲ですよね。けど、これがある意味「今のモーニング娘。」を端的に表した楽曲なのかもしれません。この表裏一体な感じが、ごっちんのいない、2003年2月時点でのモーニング娘。なんだと‥‥

  ただ、そうはいいながらも‥‥ここには本当の意味での「キラーチューン」がないんですよね。一応両A面みたいになってますが、そのどちらもこれまでのシングル・タイトルトラックと比べると、数歩劣るクオリティーだし。同じ両A面でも「ザ☆ピ~ス!/ でっかい宇宙に愛がある」は共にキラーチューン中のキラーチューンでしたからね。しかも "でっかい宇宙に愛がある" は24時間テレビにピッタリな壮大さがありましたが、"がんばっちゃえ!"にはそこまでの壮大さも、感動させる「何か」も足りないし‥‥決して駄曲というわけではないんですが、やはり勿体ないですよね、折角初のシングルVオンリーのリリースとなった楽曲達なのに。

  けど、そうはいっても、アルバムで聴いたら印象が変わるかもしれませんしね(逆に、他の新曲がこれよりもクオリティーが低いものだったら、更に凹みますが)。そういう意味では、ちょっと次のアルバム、期待してるんですけどねぇ‥‥あまり大きな期待をし過ぎても‥‥ねぇ?



▼モーニング娘。『がんばっちゃえ!/ HEY!未来』
(amazon:国内盤DVD

投稿: 2003 02 18 12:00 午前 [2003年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。, 後藤真希] | 固定リンク

2003/02/02

「Hello! Project 2003 Winter ~楽しんじゃってます~」@横浜アリーナ(2003年1月26日 朝公演)

  ぶっちゃけ、ハロコンなんてもういいよ‥‥というネガな気持ちが強かったのね、観る前は。だって、これだけソロコンサート‥‥モーニング娘。だけでなく松浦亜弥、更には藤本美貴や後藤真希、メロン記念日までもがツアーを行うようになった今、そこに意味を見出せなくなってたのよ。けど、よくよく考えると「ごまっとう」なんてここでしか観れないし、今やタンポポなんて娘。コンでは観れないしね(柴田のみメロン記念日なので、事実上無理)。キッズとかどうでもいい童謡とか聴く為に行くんじゃなくて、俺はそういった付加要素の為に1万円近くも払って行くんだ、と自分に言い聞かせて行ってきましたよ。

  そうそう、そのチケット代が6,300円から8,400円に値上がりしたことも、行く気が失せた理由のひとつなのね。ファンクラブなら7,350円なんだけど、普通は一般購入するわけでしょ、「ぴあ」とかで。やってる音楽自体が完全に小学生向けにシフトチェンジしつつあるのに、取る金額は普通の子持ちの親にも厳しい金額に値上げされて、対応出来るのは金持ってるサラリーマンくらいになってるし‥‥この矛盾が昨年末辺りから常々自分の中で「?」となってたわけ。だから当初、このハロコンもファンクラブではチケット取らなかったし(たまたま、以前ごっちん卒業ライヴのチケットを譲ってくれた人が定価でいい席を譲ってくれたので行くことにしたんだけど‥‥)。

  そういうわけで、1年前とは俺とハロプロの向いてる方向が完全に違った方を向いていたりするんですが、それでも行ってきましたよ。今回はセンター席の5列目という素晴らしいポジションで観ることができました。実際には更にその前にもう3~4席席があるので、実際には8列目程度といったところでしょうか。残念ながらまた向かって左側‥‥「ホイッ!」ポジションではありませんでした(何時になったら右側行けるんだよ!?)。ホント、真ん中より右に行ったことないんだよねぇ‥‥

●会場暗転

  既にサイリウムも買わないようになってるし俺。で、腕組みして「じっくり観させてもらうよ」と、ちょっと意地悪な態度でライヴに臨んだわけです。オープニングのCGは今回F1をテーマにしたものなんだけど‥‥ちゃっちぃ絵だな、これ。

  フィルムが終わると、袖から今回のMCである加藤紀子とまことが登場。まことは一昨年もハロコンMCをやってたようだけど、加藤紀子は今回が初。ま、事務所の先輩ってこともあるし、仕事も選べる程ないからこういうことになったんだろうけど‥‥なんか最初っから気まずい空気。

●娘。+キッズ+ごっちん

  大失敗に終わった映画「仔犬ダンの物語」主題歌である"がんばっちゃえ!"を総勢27人で熱唱(キッズは本来15人だけど、ひとりインフルエンザで欠席だそうです‥‥小学校かよ!?)。ごっちんを含む娘。13人の姿ってのが、まだ全然違和感なく観れるのが、ちょっと‥‥ここで違和感を感じさせるくらい「今のモーニング娘。」の威厳を感じさせて欲しかったなぁ。ま、曲がそういう曲じゃないから仕方ないか。個人的にはカップリングの"HEY!未来"の方が断然好きなんだけど、まぁあっちは娘。単体の曲なのでしょうがないか‥‥

●童謡

  この後のユニットに被らないメンツのみが残り、童謡"春がきた"を歌う‥‥んだけど、これ、どこからどう聴いても口パクだよね!? そうか‥‥去年のも全部口パクだったのか‥‥がっかり。特筆すべき点、特になし。

●ゆきどん

  前田有紀がメドレーで"よさこい節"と"東京宵待草。"を歌う。後者は既に何度も聴いてる曲なので、普通に口ずさめる自分にちょっと驚きつつ、目だけはステージ両サイドの娘。メンバーを追ってるし。なっちと裕ちゃんが、何かバカっぽい動きを一緒にやってたのが楽しそうでよかったです、まる。

●ごまっとう

  やっぱりこの3人が並ぶと豪華だね。テレビで観た時よりも、更に歌えてたように感じました。特にあやや、昨年秋頃からちょっと歌声に翳りを感じてたんですが、この日は完全に復調してました。伸びもよかったし。けど、やっぱりこの曲はごっちんの独断場といった感じ。ミキティも頑張ってたけどね。ダンス的にもごっちんの方が一枚も二枚も上手だし。

●タンポポ

  もはや娘。コンでは観ることの出来ない新生タンポポ。"BE HAPPY 恋のやじろべえ"を披露。テレビで歌ってた時よりも、歌もパフォーマンスも貫禄が出てきたかな。特に新垣と紺野が。梨華ちゃんも余裕が感じられるようになったし、柴田もメロンの時以上に落ち着いた印象を受けました。今後はもう、正月と夏の年2回しか観れないんだろうな、タンポポも‥‥

●プッチモニ

  未だリリースが確定しない新生プッチモニ。その、ハロコンでしか聴けない未発表の新曲"WOW WOW WOW"は小川をセンターに置いた、如何にも鈴木Daichiらしいデジタル・スカコア調。"ここにいるぜぇ!"の流れを組む曲なんだけど、こっちの方がもっと小粒な感じ。やっぱり「プッチ」だから? 最近のつんく♂らしい、大味なメロで逆に耳に馴染みやすくて好印象かも。小川といい、アヤカといい、そして更に巨大化したよっすぃーといい(泣)、いいパフォーマンスしてました。"ちょこっとLOVE"じゃなくてよかった。

●裕ちゃん

  メロンやミキティを含んだメンツでのMCの後、裕ちゃんの"東京美人"へ。さすがツアーを経験しただけあって、歌にも安定感が増したような。朝イチの公演の割りにはみんな声が出てたよなあ、この日は。夏ハロコンではあやや+ミキティが妖しいダンスをして話題でしたが、今回はカントリー娘。のふたりが同じ役回りを。なんかこのふたりが同じことをやると、笑っちゃうんですが‥‥俺だけ?

●ミキティー

  話題の新曲"ブギートレイン'03"初披露。既にラジオやもせで聴いてはいたけど、かなりステージ映えする1曲。アルバムでもトップを飾る曲らしく、恐らくソロライヴでもそうなんだろうなぁ。バックにはキッズ4人を従えて、ごっちん"手を握って歩きたい"を更に激しくしたようなダンスを披露。曲の慌ただしさに合った、非常に凝ったダンスで楽しませてくれました。そしてそれ以上に、かなり難易度の高いメロディをしっかり歌いこなしていたミキティに拍手。モーニング娘。入りが発表され、更に気合いが入ってるだろうところにこの曲。マジで気を抜いてたらヤバイぞ、12人娘。達よ‥‥

●メロソ

  既に名曲の仲間入りな新曲"赤いフリージア"を歌う。ミキティの新曲といい、メロンの新曲といい、ここにきてつんく♂、いい仕事してるんじゃないの?と実感。けど‥‥これらって今までだったら逆だよね?(詳しくは「赤いフリージア」レビューを参照のこと)村田さんのダンスは何時観てもカッコイイなぁ‥‥見て飽きないのは、村田さんとマサオね。柴田は可愛くて目が離せないし、斎藤さんは‥‥いろんな意味で目が離せない(笑)このバランス感覚こそが「メロン記念日」なり。

●再び童謡

  先日出た、オリジナル曲の童謡集から"パイナップルパラダイス"を稲葉・あやや・なっち・かおりん・圭ちゃんのメンツで歌う。けど‥‥あれっ、かおりんだけソロがなかったような気が‥‥(泣)楽曲に関しては特に言うべきこと、なし。多分買ってまで聴かないと思います(この日、ライヴ前のSEには常にこの童謡アルバムが流れてましたが、ピンとくる曲は1曲もありませんでしたし)。

●ハワイの方々

  ‥‥もう、痛々しいよ。「プッチベスト3」に入ってた"Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~"のハワイアンバージョンを披露。ここでこの曲を歌うってことは、娘。は歌わないってことか‥‥残念。語るべき点!? そうさな‥‥メロンやミキティのフラダンスくらい、かな?

●カン梨華

  "BYE BYE 最後の夜"を歌う。テレビでは散々な歌だったけど、多少は聴けるようになったかも。しかし、歌が一番安定してるのが、あさみだってのもなぁ‥‥で、我らが梨華っちですが‥‥小憎らしい程に可愛かったです(苦笑)

●ミニモニ。

  ミカを除く3人がステージ上に登場し、小芝居を延々と繰り返す。ノリとしては「ハロモニ」のあのノリ。ま、辻加護の独壇場といったところでしょうか。着替えの済んだミカが最後に登場して、テレビでも歌われたことのない新曲"お菓子作っておっかすぃ~"を披露。これ、ホントいい曲だと思うんですけど‥‥ここんところ連続して出たミニモニ。やミニハムず。の曲、どれも良かっただけに‥‥ちゃんと買って聴いてみようかしら? けど、基本的に口パクってのもねぇ‥‥どうかと思うけど。

●アイドルモンスター

  すんげぇ、10月に観た時よりも更にデカくなってた! つうか、ホントどこまでデカくなるんだよ、この子は‥‥喉の調子も完全に元通り‥‥つうか、更に伸びが良くなってるし。テレビではイマイチだった"草原の人"も、気持ちよさそうに伸び伸びと歌ってるし、"Yeah!めっちゃホリディ"も、そして"The 美学"もホント素晴らしかった。今や、ミニモニ。や娘。本体よりも客のリアクションがデカかったんじゃないの実際? もうハロプロは「モーニング娘。率いる~」って時代じゃないんだな、マジで‥‥

●ごっちん

  娘。勢揃いのMCの後、いよいよごっちんの登場。ソロとなって初のハロコン。どんな感じになってるのか‥‥っていうか、俺的にも9月に同じ横アリで卒業を見届けて以来のごっちんなので、不安と期待が入り交じった心境だったのですが‥‥安心した。そう、歌に関しては安心。昨年発表されたソロシングル3曲を歌ったのだけど、やっぱり"手を握って歩きたい"の静かになるパートは何度聴いてもウルッとくるし(しかもそのバックで5期メンが踊られた日にゃ、否が応でも泣きそうになるってば)、散々な出来の"サン・トワ・マミー"でさえも完全に自分のモノにしちまってるし。これで「あと一発」があれば‥‥あややの後ってのも、完全に分が悪すぎるよ。

●モーニング娘。

  ごっちんにアナウンスされて登場する娘。ってのも、何か変な感じ。オープニングはあのイントロが延々と流れるんだけど‥‥そう、"ここにいるぜぇ!"ね。アルバムが出る時は、是非こっちのバージョンで入れて欲しいな。

  この日歌ったのはその他"Do it! Now"、"ザ☆ピ~ス!"、"I WISH"、そして"そうだ!We're ALIVE"なんだけど‥‥なんかね、もっと貫禄とか感じさせてくれてもいいはずなんだけど、もの凄い必死さみたいな空気が感じられたのね。1曲目の曲調がそういうのだってのもあるんだけど、昨年9月に観た"Do it! Now"や"ザ☆ピ~ス!"とは別物に感じられたのよ。そりゃ、ごっちんのパートを他のメンバーが歌ってるってのも大いに関係してるとは思うんだけど‥‥俺の解釈だけど、結局モーニング娘。ってのは、「勝者」でも「SURVIVOR」でもなくて、常に「CHALLENGER」なんだなぁ、と。特に今年に入ってからの彼女達には試練が与えられっぱなし、ミキティ加入だとか6期メンだとか「さくら組」「おとめ組」分裂だのさ‥‥13人時代が「巨大化する為の安定期」だったこともあって、この変化の時期ってのはもうガムシャラに突き進むしかないのかなぁ、と。そういう空気感を歌やパフォーマンスから何となく感じ取りました。年末年始のテレビ出演で「気ぃ抜いてんじゃねぇよ!(怒)」ってずっと思ってただけに、ちょっとここで印象が変わりました。だからこそ、「ひょっこりひょうたん島」はないんじゃねぇの!?‥‥と思うんですけどねぇ。

●ハロプロ勢揃い

  最後にキッズを除く全員がステージ上に登場。全員で"恋愛レボリューション21"を歌うんですが‥‥娘。のすぐそばに裕ちゃんとごっちんが並んでいるんですね。で、俺としては裕ちゃん在籍時を生で見たことないわけですよ。それこそ、ここで疑似体験してしまうというボーナスを貰ったような錯覚に陥ってしまいました。裕ちゃん、もう踊れないよ、とかラジオで言ってたと思うんですが、レッスンの甲斐もあってか、昔程のキレはないものの、ちゃんと見事に踊ってました。しかも隣にはついこないだまで同じ場所でこの曲を踊ってたごっちんの姿も‥‥途中、ふたりが顔を合わせる瞬間があったんですが、すっげー満面の笑顔で裕ちゃんとごっちんが見つめ合うわけですよ‥‥もうね、これ観れただけで俺的には8,400円払った甲斐があったなぁ、と。この一瞬の場面だけで元は取った、と。そう思えたわけです。それ以外はもう、どうでもいいや‥‥ってほどに‥‥あれっ、これって後ろ向きですか?

●総括

  夏ハロコンが90分程度の内容だったのに反し、今回はキッチリ2時間やりました。去年の正月もそうだったので、毎年正月ハロコンは長めなのかもしれませんね。それに披露すべき新曲が沢山あったわけだし。結構周りの人が「夏が嘘のよう、今回はホント良かった」と言ってた意味が、よく判りました。うん、ホントに楽しかったし、いいライヴだと思いましたよ。ただ、値段に見合った内容だったかは正直謎ですけどね。

  夏ハロコン以降‥‥「7・31」事変以降に卒業したメンバーが3人(平家みちよ、りんね、石井リカ)もいるのでシャッフルユニットを披露する事が不可能になった事が幸いし、結果としては童謡は残ったもののかなりバラエティ豊かな内容だったとは思います。あやや、ごっちんが3曲も与えられてた点やタンポポ、ごまっとうというハロコンでしか観れないユニットが既にある点等、それなりのお得感なのですが‥‥満腹までいかないんですよね。それは各ユニットのソロコンサートで満たすしかないのかなぁ。

  今秋のモーニング娘。分裂発表後、もう圭ちゃんが抜けた後の15人娘。が揃うのはハロコンのみってことらしく、こうなるとやはりハロコンの重要性ってのがそれなりに意味を持ってくると思うんですが‥‥なんか疑問が残るんだよなぁ‥‥「人数が多くなりすぎて、小さいハコで出来なくなった」から分裂、みたいな理由があったと思うけど、正月ハロコンって基本的に中規模のハコじゃない? なのにその時くらいしか15人揃わないってのも‥‥ってことは、今後は正月ハロコンも夏ハロコン同様、アリーナクラスで興行するってことなんですかね? 何にせよ‥‥今年の夏以降は様子を見てから行くか行かないかを決めたいと思います。ま、個人的には単体のソロコンサートの方が存分に楽しめると思うんですけどねぇ‥‥

  あぁ‥‥どこでどうボタンを掛け間違ったのか。なんで純粋に楽しめなくなっちゃったんでしょうねぇ‥‥。


[SETLIST]
  [OPENING MOVIE]
01. がんばっちゃえ! [モーニング娘。とハロー!プロジェクト・キッズ+後藤真希]
02. 春が来た [飯田・安倍・保田・矢口・辻・加護・高橋・中澤・前田・村田・斉藤・大谷・ミカ・カ娘。]
03. メドレー:よさこい節 ~ 東京宵待草。 [前田有紀]
  [MC]
04. SHALL WE LOVE? [ごまっとう]
05. BE HAPPY 恋のやじろべえ [タンポポ]
06. WOW WOW WOW [プッチモニ]
  [MC]
07. 東京美人 [中澤裕子](カ娘。がバックダンサー)
08. ブギートレイン'03 [藤本美貴]
09. 赤いフリージア [メロン記念日]
  [MC]
10. パイナップルパラダイス [安倍・飯田・保田・松浦・稲葉]
11. Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~(ハワイアンVer) [ココナッツ娘。]
12. BYE BYE 最後の夜 [カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)]
  [MC]
13. お菓子作っておっかすぃ~ [ミニモニ。]
14. 草原の人 [松浦亜弥]
15. Yeah!めっちゃホリディ [松浦亜弥]
16. The 美学 [松浦亜弥]
  [MC]
17. やる気!IT'S EASY [後藤真希](メロン記念日がバックダンサー)
18. 手を握って歩きたい [後藤真希](5期メンがバックダンサー)
19. サン・トワ・マミー [後藤真希]
20. ここにいるぜぇ! [モーニング娘。]
21. Do it Now! [モーニング娘。]
  [MC]
22. ザ☆ピース! [モーニング娘。]
23. I WISH [モーニング娘。]
24. そうだ!We're ALIVE [モーニング娘。]
  [ENCORE]
25. 恋愛レボリューション21 [全員]


▼ハロー!プロジェクト『プッチベスト3』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2003 02 02 02:14 午前 [2003年のライブ, Berryz工房, ℃-ute, カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。), タンポポ, ハロー!プロジェクト, プッチモニ, ミニモニ。, メロン記念日, モーニング娘。, 中澤裕子, 後藤真希, 松浦亜弥, 藤本美貴] | 固定リンク

2002/10/09

モーニング娘。『ここにいるぜぇ!』(2002)

  正直、現在某巨大掲示板に出回っている音源は極悪状態のもので、これを使ってこういうレビューを書くというのは正直気が引けるのだけど‥‥どうしても何か書いておきたい、この時点での自分の気持ちを文章にしておきたいと思い、こうやって「更新活動無期限停止」を一時ぶち破ってまでして、日記にではなく「とみぃの宮殿」の中のひとつのレビューとしてアップすることにしました。

  まず‥‥前回のシングル "Do it! Now" のレビューを書いた時点では、あの曲は単に「前進する為の決意表明」的内容と書きました。しかし結果は後藤の卒業・ハロプロ構造改革への序章に過ぎなかった‥‥ということになるのでしょうか。

  ということは、後藤が卒業した後に発表されるこの曲は、これからのモーニング娘。をアピールする曲になる‥‥そう考えるのは至極自然な流れですし、実際卒業ライヴから数日しか経っていない時期に新曲タイトルやジャケット写真、新しい12人編成のアーティスト写真が公表されたことからも、「後藤卒業」=マイナスイメージと思われないための「攻めの姿勢」が伺えます。

  実際にそれらが発表になってから新曲の音源がネット上に流出するまでの約10日間に色々な情報が飛び交いました。例えば‥‥

  ・センターは矢口と辻
  ・打ち込みと生バンドを融合させたロックチューン
  ・アレンジャーは前作に引き続き、鈴木Daichi秀行が担当
  ・どうやら曲調はスカコア調らしい

等といったところでしょうか。

  さて‥‥既に聴いた人の中では「かっけー」「最低」「前よりマシ」「完全に終わった」等々いろいろ感想はあるでしょう。ま、こういうのは毎度のことなのでここでは無視します(だってまだ発売されてないわけだし)。

  曲調は噂通り、スカコア調のアッパーロックチューン。基本的には生バンド(ギター、ベース、ギター)が演奏しているものに、鈴木氏特有のチープなシンセサウンドが乗り、一部生ブラスを取り入れているようです(恐らく松浦亜弥の "The 美学" と同じ手法でしょう)。最初、デジタル+生バンドのスカコア調と聞いた時、"青いスポーツカーの男" や "ちょこっとLOVE" といった過去の曲を思い出しましたが、実際にはそれに近いようでちょっと違うものでした。生バンド導入の割には音が軽い、といった声もありますが、基本的にスカコアって軽くて低音抑え気味でスカスカした音ってイメージがあるし、"そうだ!We're ALIVE" みたいな極太リズム隊はこういう曲調だとモッタリしてしまい、却って悪影響を及ぼすと思っているので、これはこれで正解だと思います。ま、正規のクリア音源を聴くまでは、それも何とも言えないですけどね。

  では、以下に数回聴いた感想を書いていきます。

  まず、メロディーが良い。サウンドや演奏云々以前に、1回目聴いたときに一番印象的だったのはこのメロディーでした。「アニメの主題歌みたい」という声を幾つか目にしましたが、要するに「判りやすい/覚えやすいメロディー」なのだと解釈しました。俺自身「アニメソング=ロックより劣る」という考えは持ち合わせていないので、この点は特に気になりません。むしろ、現在の彼女達のファン層を考えれば、こういう判りやすい/覚えやすいメロを持った曲を "そうだ!We're ALIVE" ~ "Do it! Now"の後にドロップするのは自然な流れなのかなぁ、と思ったりもします。また個人的にも、最近のヒップホップを意識した曲調が続いたことにちょっと疑問を感じていたので(特に新生タンポポにまでそれを導入した点や、メロン記念日新曲 "香水" 中間部のラップパート等)、流行から遠ざかっていても松浦の新曲やこの曲を好意的に受け入れているし、実際一発で気に入りました。

  で、続いて歌詞なんですが‥‥これまでの流れを組む、前向きな応援歌的内容と呼べるでしょう。が‥‥個人的にはそれだけで終わってないな、と思ってます。前回の曲のレビューで俺は、モーニング娘。は常に既成概念をぶち壊してきたことを踏まえつつ、「今回つんく♂氏はヲタの既成概念をもぶち壊した」と書きました。前回は言葉にこそしなかったものの、曖昧な形でそれは楽曲に表現されていましたが、今回はどうでしょう? いきなり唄い出しのサビパートで「Break Through 自分をぶち破れ!」と唄われています。さぁ‥‥ここからいきなり俺の妄想が入りますが‥‥

聴き手自身がそれまで『モーニング娘。』に対して持っていた既成概念をぶち壊す
           ↓
  「Break Through 自分をぶち破れ!」

なのであり、更に

既に次のステップへと進み始めた娘。から、戸惑っているヲタに対してのメッセージ
           ↓
  「ここにいるぜぇ!」というタイトル、あるいは
  「「I'm Here」 今ここで叫ぶぜぇ!」という歌詞

というように、この曲にはいろいろ深読み出来るメッセージが含まれているように感じられます。他にも

  「何がしたい?」とか聞くけれど  話せばビックリするじゃん
  知らない事とか始めると 超不安な 顔するじゃん

なんて歌詞もいろいろ深読み出来る‥‥「歌は国境越えて 何処までも進むよ」って歌詞も額面通りに受け取ればそれまでだし、以上のポイントからいろいろ深読みすることも可能だし。浅いようで深い、あるいはその逆もある。どれが正解でどれが間違いか。この曲の中でも唄われているように「答えは幾つもあるんだ」。答えはみんなの心の中に‥‥それでいいと思います。

  とにかく‥‥長い文章でいろいろ分析することも可能だろうけど‥‥気に入っちゃったんだよね、うん。確かに "そうだ!We're ALIVE" と比べればまだまだなのかもしれないし、実際今年ドロップされた3枚のシングルはどれもタイプが違うので正直比較する気にはならないんだけど‥‥出されたものを楽しめるか、楽しめないか。それでいいんじゃない? 楽しめなきゃ、次に期待するなり、諦めるなり見捨てるなり。それくらいシビアでいいと思う。もしかしたら大きな影響力を持つサイトが「今回の曲は糞」って言えば、右にならえで「新曲は糞」ってのが一般的評価になるのかもしれない。けど、俺は好きだし、そういう意見に左右されることはないし、最初に感じた自分の気持ちを大切にしたいと思う。売れようが売れまいが、「好き」って気持ちには影響しないし、しちゃいけないと思う。皆さんも「自分をぶち破」って、気持ちを貫き通してくださいね。

  後藤の抜けた穴は確かに大きいでしょう。けど、それを代役を立ててカバーするのではなく、12人がかりで一丸となって攻める姿勢、俺は支持したいと思います。それだけでも気持ち的にスカッとしたし。恐らくライヴもこの曲からスタートするんだろうなぁ‥‥「モーニング娘。第三章」をスタートさせるにはもってこいの曲だと思う。だって、これはまだ結論ではないんだから。「全てはまだ学ぶ途中」なんだからさ‥‥

  最後に‥‥エンディングの「Wow Wow Wow みんなロンリーBoys&Girls」ってリフレイン。ウルってきた。娘。の曲で泣けそうになったのは久し振りだなぁ。



▼モーニング娘。『ここにいるぜぇ!』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2002 10 09 12:00 午前 [2002年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク

2002/09/23

モーニング娘。コンサートツアー2002夏“LOVE IS ALIVE!”@横浜アリーナ(2002年9月22日)

  ごっちん卒業自体には特に感慨深さみたいなものは感じてなかった俺。けど、9月23日が近付くにつれ、卒業特番やそういう内容の番組が増えていき、否が応でも意識するようになり、「俺にとっての後藤真希って何だったんだろうな」と真面目に考えてみたりして。

  純粋にモーニング娘。のライヴが観たい、というよりは「ヲタになって初めての『儀式』を体験したい」という邪心から、俺は今回の横アリ行きを決意しました。幸い、当サイトをご覧になっていた方から22日の立ち見席を定価以下で譲っていただくことができ、今年何度目かの娘。コン、そして娘。絡みでも何度目かの横浜アリーナへと足を運んだわけです。当然、そこには自分なりの「答え」を求めに行ったわけでもあり、単純に「中毒性の高い楽しさ」を求めに行ったわけでもあり。

  この日の横浜はあいにくの天気。今にも雨が降り出しそうな、雲に覆われた空。どうやらこのまま雨になるらしいよ。折角の卒業式なのだから、気持ちも天気も晴れた状態で送り出してあげたかったよね(結局、会場に入る直前に雨が降り出す)。

  横浜アリーナでの立ち見は初体験。アリーナ席(横アリは従来のアリーナ席をセンター席と呼び、そこを覆うような1階スタンド席をアリーナ席と呼ぶ)最後方通路をブロック分けして、そこに整理番号順に入場して好きな場所を取るんだけど‥‥これがね、意外と観やすいのよ。自分はCブロック‥‥ステージ向かって左側だったんだけど、真正面のスタンド席よりは全然近いし、むしろ下手なセンター席よりも近い。肉眼である程度の表情は確認出来る位置を確保。結構ギュウギュウになるかな、と思ってたけどそんなでもなく、踊るスペースも十分に確保できる感じ。ま、もっと前の方(Bブロックとか?)はそんなでもないのかもしれないけど。

  ステージセットは春コンと基本的に同じ。ただ、ステージ両サイドにあった遊園地のセットがなくなっただけか。そう考えると、基本的にはシンプルになってるよね。

●そしてオープニング

  ツアータイトルが示す通り、全体の構成は春コンの縮小版といったイメージ。よって、オープニングムービーも春コンの流用。春コンでは1曲目でいきなりドカンとやったけど、今回は"Do it! Now"からってことで、あっさりと、そしてしんみりとした感じでスタート(曲のイメージがああだから、余計にそう感じるわけ)。既に夏ハロコンでのアリーナクラスのステージでこの曲を観ていたから比較的安心して観れたけど‥‥前回はかなり近い位置から、そして今回は‥‥まぁ近いって言っちゃあ近いけど‥‥全体を見渡せる距離からなので、更に俯瞰してみると‥‥ああ、やっぱり13人編成のモーニング娘。は既に完成型を超えて、過渡期に入っているのかなぁ‥‥と感慨深くなる。過渡期ならではの円熟味を味わうとは思ってもみなかったけど‥‥しかし、続く"そうだ!We're ALIVE"では俺の知ってる溌剌とした娘。達が戻ってくる。これって、曲によって表情や表現を使い分けているってことか‥‥だとしたら、本当に今の13人の実力ってハンパじゃないと思うよ。ちょっとゾッとしたよ。それにしても‥‥やっぱこの2曲はショートバージョンなのね(基本的にこの日歌われた曲はほぼ全部がショートバージョンでした)。

  メンバー紹介した後に、お馴染みの"恋愛レボリューション21"、"いきまっしょい!"という流れ。春コンと全く同じなので、特にコメントなし。相変わらず各メンバーの動き&煽りは最高でしたよ。そして、無事今回も歌われた、なっち&5期メンによる"男友達"は春よりも更に良くなってました。特に5期メンの活き活きとした表情がイイ! スクリーンに映った4人の笑顔、そして伸びやかに、気持ちよさそうに歌うなっちの表情に、こちらまで笑みがこぼれる。嗚呼、やっぱ今日は来てよかった‥‥

  この後は、各ユニットコーナー。しかし、新曲を出したユニットって皆無なんですが‥‥やっぱり春と同じか‥‥ま、今回はタンポポとプッチモニの各現メンバーでの最後のステージってことなので、それ以上に感慨深いものがあるんですが‥‥

●タンポポ

  前回同様"乙女パスタに感動"と"王子様と雪の夜"という「永井ルイ・アレンジ曲メドレー」だったのですが、もうこれらの曲をステージで聴くことが出来ないのかと思うと、やっぱり残念。個人的にはハロプロ中で最も好きなユニット「タンポポmark II」だっただけに、歌う前のちょっとしたかおりんのMCにウルッとくる。泣かないように無理して頑張ってるように見える矢口がホント健気。かおりんも最後まで一生懸命歌ってたし、加護ちゃんも小さいながらも頑張ってた。やっぱり4期のふたり(加護、石川)を育てた場であり、矢口に自信を与えた場であり、かおりんがのびのびと「歌」を楽しむ場がもうなくなってしまうんだから‥‥今後はその意思をを梨華っちが受け継いでくれることでしょう。

  ありがとう、タンポポ‥‥

●プッチモニ

  これも前回と同じ"BABY!恋にKNOCK OUT!"と"ちょこっとLOVE"のメドレーなんだけど‥‥こっちはプッチらしく、全然湿っぽさ皆無。最後までパワー全開!‥‥のはずだったんだけど‥‥ちょこLOVEの途中でカラオケの音飛び発生!(苦笑)ああ、カラオケってやっぱりCD音源だったんだ‥‥聞くところによると、前日もタンポポで同じような事故が起きたようで‥‥何やってんだよ、UFA!(怒)

  しかし‥‥やっぱりよくある出来事なのか、焦って3人して見つめ合ったりしたものの、そこはさすがプロ。カラオケが元通りに戻ると、瞬時にそれに対応。けどなぁ‥‥やっぱり(自分にとって)最後くらいはちゃんとした形で通して聴きたかったたなぁ‥‥

●ミニモニ。

  "ミニモニ。ジャンケンぴょん!"を披露。そうか、そうきたか‥‥といった程度の印象。ま、生では初めて聴くからいいんだけど。でも‥‥これだけアーティストパワーのあるユニットなんだから、新曲を聴きたかったなぁ。アルバムの曲とか。ま、誰でも知ってる曲の方が客の受けがいいから、こっちである意味正解なのかもね。個人的には楽しめましたけど‥‥

●カン梨華

  春コン、夏ハロコン同様に、言うことなし。ただ、梨華ちゃんは可愛いなぁ、と。(2003年1月補足:結果として、これが俺にとって最後のりんねさん在籍時のカントリー娘。になってしまいました。もっと真剣に観ておくんだった‥‥残念)

●ごっつぁん

  新曲"やる気!IT'S EASY"を披露。夏ハロコン東京公演から初登場となったこの曲、当時と違う点といえば、バックにメロン記念日がいないことだけ。けど、これだけでも全然スケールが違ってしまうんだから‥‥春コンと夏ハロコンでの "手を握って歩きたい" での比較でも思ったけど、ごっちんってひとりでステージに立つと、思いっきり小さく見えてしまうんだよねぇ。そして、子供達やメロンが加わると、急にスケールがデカく感じられる‥‥この違いって何だろう? 結局ごっちんって、グループ向きなのかも。団体の中に入って初めてその魅力を完全開花するという‥‥ちょっとだけ不安になったよ、卒業後の彼女が。

●ハワイアン・コンビ

  痛々しかった。春コンでの "サマーナイトタウン" 英語バージョン、夏ハロコンでの "真夏の光線" ハワイアンバージョン、そして今回も他人の曲である"幸せですか?"だもん‥‥ま、他人とはいえ、アヤカはこの曲に参加してるけど。いい加減、そろそろ新メンバーを入れるのか、ふたり編成で新曲を出すのか、あるいは完全にコンビ解消してしまうのか、ハッキリさせる時期にきてるのかも‥‥このままじゃ、娘。にとってただの都合のいい「ツアー要員」で終わってしまうぞ?

●再び娘。へ‥‥

  "ザ☆ピ~ス!"(今回は13人バージョン)~"LOVEマシーン"という流れは春コンと全く同じ。特筆すべき点なし。相変わらず良かった、と。ま、マンネリと言い切ってしまえばそれまでだけど‥‥ホントいい加減ラヴマはもういいよ‥‥折角夏ハロコンで消えたと思ったのに‥‥とか言ってみたものの、もうこれらの曲、ごっちんを含めたメンツ‥‥この13人で歌うことはないんだよな‥‥ふとそう思ったら、ちょっとだけキュンとした。マンネリだの飽きただのいうセリフ、今日だけは止めにしよう‥‥この編成で、この構成のライヴは、俺自身もう観ることはないんだから‥‥

  けどね‥‥MCのぬるさは相変わらずだったよ。特筆すべき点? ねぇよ、マジ!(苦笑)ま、梨華っちの自意識過剰振りと、紺野の素晴らしさは相変わらずでしたが‥‥

  ふたつに分かれて着替えが終わると、新垣から始まるお馴染みの>"Mr. Moonlight ~愛のビッグバンド~">。今回もショートバージョンだったことと、よっすぃーが更にモビルスーツ化してる点が春コンとの違いか?(苦笑)それにしても‥‥なっち&ごっちんと並ぶよっすぃー、マジでオッサンかと思ったよ(汗)その後の"ハッピーサマーウェディング"~"恋のダンスサイト"という流れまで春コンと同じ。同じだけど‥‥もう最後なんだよね‥‥だからこそ、もっと歌って欲しかった曲が沢山あるんだけど‥‥時間はあっという間に終わりに近づいている。そう、確実に‥‥

●本編終了。アンコールへ‥‥

  意外とすぐにステージに登場したメンバー。それぞれ簡単にMC。ごっちんの番になると、一際大きな歓声‥‥ごっちん、ちょっとウルッとした? 言葉に詰まる瞬間が何度かあったね。ああ、結局卒業のその日まで、加入した頃と変わらない「泣き虫ごっちん」のままだったか‥‥ちょっと安心。

  「13人のモーニング娘。、しっかり目に焼き付けておいてぇ!」というなっちの力強い言葉と共にスタートするアンコール1曲目は"本気で熱いテーマソング"。春コンとの違いは、エンディングがあっさりしてる点。ま、この後にもう1曲用意されてるからね。パフォーマンスは相変わらず最高だったよ。梨華っちは、どこまで全速力で走りまくるの? つうかこの子、「抑える」「手を抜く」って言葉を知らないよね‥‥常に全力だよ。ステージの端から端まで走る時も、常に全速力。それでいて、歌は外‥‥すんだけど(笑)。

  最後の最後は、"でっかい宇宙に愛がある"。モージカルの時に聴いたけど、やっぱりこうやってでっかいステージで聴く方がいい感じ。けどさぁ‥‥24時間テレビの後だけに‥‥ねぇ(苦笑)。いや、曲やモーニング娘。は悪くない。悪いのは(ry

  曲が終わり、あっさりとステージを後にするメンバー。ま、ホントの最後は明日の23日だから仕方ないか‥‥と思ってたら、ステージにごっちんひとりだけが残ってる‥‥噂には聞いていたけど、どうやら本当にここでもう1曲だけ、ごっちんのソロがあるみたい。ごっちんが最後に選んだその曲こそ、当サイトの日記タイトルにもなっている"赤い日記帳"‥‥正直、これを歌うと知った時‥‥ゲンナリしたのね。つうのも、「あか組4」でのごっちんの歌の拙さが印象に残ってるだけに、この曲を歌うごっちんに対してはいい印象がないのね。だから「何で最後の最後にこの曲選ぶの? だったら "手を握って歩きたい" じゃないの??」って思ってたんだけど‥‥けど、実際の歌を聴いて、考えを改めされられました。こんなにもすげぇ、すげぇ説得力と表現力を持った歌い手に成長してたんだ、ごっちんは‥‥それを我々に示す為に、そしてリベンジの意味も込めてこの曲を選んだ‥‥のかどうかは本人にしか判らないけど、この選曲は大正解だと思いました。いやぁ~驚いた。踊るの忘れて、完全に聴き入ってしまったもん。結局、唯一フルコーラスで歌われたのはこの曲のみでした。

  しっとりと歌い終えると、感極まって最後のコメントをつっかえてしまったごっちん‥‥それだけ思いを込めて歌ったのね‥‥と思うと、逆にこっちまでウルウルきてしまった。ああ俺、感情移入し過ぎ。

●ライヴを終えて

  実際には本当のラストではなかったものの、最終日の2公演のチケットを持っていない、そして都合で開場に足を運べない自分にとっては、この日のライヴと、そのすぐ後に生放送された「ごっちん卒業スペシャル」での"I WISH"がホントのラストでした。ライヴの内容としては春コンを薄めたような内容で、前回何度も足を運んだ俺にとってはちょっと辛いものがあったのは事実。けど、今後二度と聴くことの出来ないプッチやタンポポの曲達、そして13人がかりで戦いぬいたモーニング娘。を生で観る最後のチャンスだっただけに、感慨深いものはありました。もしかしたら今回は純粋にライヴを観たというよりも、ハロプロ大改変後のちょっとガタガタしつつもそこから抜け出そうと全力で駆け抜ける「過渡期のモーニング娘。」という貴重なものを観た、という方がピッタリだったのかもしれませんね。そして、「モーニング娘。の後藤真希」を観る最後のチャンスだったともいえますが‥‥

  会場から出ると、外は本降りになってました。これは涙雨なのか‥‥この冷たい雨が身体を冷やすだけでなく、こころまでもをクールダウンさせてくれました。帰りの電車の中で考えました。結局「答え」は見つかったのか‥‥それはあれから1日経った今でも判りません。けど、ただひとつだけ、ハッキリしたことがあります‥‥それは「やっぱりモーニング娘。が好きだ」という気持ち。これだけは嘘偽り一切ありません。今後、12人になったモーニング娘。を以前同様に愛せるのか、それは自分にも判りません。自分が本当にのめり込んでいったのは少なくともこの13人でのモーニング娘。なのであり、それと違った形のモーニング娘。を以前と全く同じように見ることが出来るか‥‥それはメンバーチェンジを果たすタンポポやプッチモニ、そしてミニモニ。にもいえることですが‥‥メンバーチェンジ、増減を繰り返しながら更に巨大化してきたモーニング娘。ではありますが、やはり切ないなぁ‥‥結局、ごっちんに何の思い入れもない、今回の卒業に何も思うことはないなんて言ってみたものの‥‥思い入れ、あったんだよな、やっぱり‥‥

  さて‥‥今後、一体モーニング娘。はどういう道を歩んでいくのでしょうか? 来春には圭ちゃんまで抜けてしまいます。それまでにあと何回、俺は彼女達を観ることが出来るのか‥‥。


[SETLIST]
01. Do it! Now
02. そうだ!We're ALIVE
  [MC:全員]
03. 恋愛レボリューション21
04. いきまっしょい!
05. 男友達 [安倍+5期メンバー]
06. メドレー/乙女パスタに感動 ~ 王子様と雪の夜 [タンポポ]
07. メドレー/BABY!恋にKNOCK OUT! ~ ちょこっとLOVE [プッチモニ]
08. ミニモニ。ジャンケンぴょん! [ミニモニ。]
09. 色っぽい女~SEXY BABY~ [カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)]
10. やる気!IT'S EASY [後藤真希]
11. 幸せですか? [ココナッツ娘。]
12. ザ☆ピ~ス!
13. LOVEマシーン
  [MC:安倍・保田・石川・吉澤・加護・紺野]
  [MC:飯田・矢口・後藤・辻・高橋・小川・新垣]
14. Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~
15. ハッピーサマーウェディング
16. 恋のダンスサイト
  [Encore]
  [MC:全員]
17. 本気で熱いテーマソング
18. でっかい宇宙に愛がある
  [Encore-2]
19. 赤い日記帳 [後藤真希]



▼モーニング娘。『モーニング娘。LOVE IS ALIVE! 2002夏 at 横浜アリーナ 』
(amazon:国内盤Blu-ray

投稿: 2002 09 23 02:06 午前 [2002年のライブ, カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。), タンポポ, ハロー!プロジェクト, プッチモニ, ミニモニ。, モーニング娘。, 後藤真希] | 固定リンク

2002/07/18

モーニング娘。『Do it! Now』(2002)

  何度も書いては削除して、そして違った視点から書き直しては削除、しまいには結論まで達する直前に保存しないままフリーズ‥‥なんてことの繰り返し。しかし、ようやくこの文をアップ出来そうな予感です。お疲れさま、俺(号泣)。

  さて、サブタイトルにもあるように、俺はこのサイトではネガな感情を題材にレビューをするつもりは基本的にはありません。唯一、例外もありましたが(言うまでもなく、市井ちゃんライヴの感想)、大半は「はじめに」にもあるように、「好きなものを、愛を持って取り上げる」のがこのサイトの趣旨。

   つうわけで、この賛否両論激しいモーニング娘。の新曲 "Do it! Now" に対しても、俺はこれまで同様の接し方でレビューしていきたいと思います。


  2ちゃんねるでの神光臨より早2週間近く経ち、最近ではテレビの歌番組でもそのパフォーマンスを目にする機会が増えたこの曲。それでもダメな人にとっては「糞・駄曲」でしかなく、既になかったことになっているようです。というよりも、この曲の発表により、いよいよ解散へのカウントダウンが進んだ、といったところでしょうか‥‥


そんな意見、それこそ糞くらえ。

おっと、失礼。それでは本題に‥‥

  まず最初に、俺はこの曲が好きですが、決して "そうだ!We're ALIVE" を越えたなんて言うつもりもないし、これっぽっちも思っていません。比較の対象として間違ってるのでは?なんて考え方もあるでしょうけど、例えばモーニング娘。の歴史を物語のような括りで表すとすると、手売り~ "ふるさと" までが第一章、後藤真希加入以降~ "そうだ!We're ALIVE" までを第二章と区切れると思います。その第二章の中に映画「ピンチランナー」&市井卒業までが第一節、4期メンバーが本格的に絡み始めた "I WISH" 以降~中澤卒業までが第二節、ミュージカル「LOVEセンチュリー」~ "ザ☆ピ~ス!" の9人時代を第三節、そして5期メンバー加入~さいたまスーパーアリーナ公演までが第四節。大まかに分ければこんな感じでしょうか?(ま、細かい区切りはその人の思い入れによってある程度変わってくると思いますが)

  では、この新曲はどの章の、どの節にあたるのか‥‥俺はこの新曲を「新しい展開への中継ぎ」、あるいは「過渡期的楽曲」というように捉えています。決して最高の楽曲でもないし、むしろこれまでのダンス☆マン路線を好んでいたファンを裏切るようなチープな楽曲と呼ぶことができるかもしれません。

  だけど、この時期に、このタイミングにつんく♂はこの曲をドロップした。そう、絶対に批判されることを判っていて彼はあえてそれを実行した。

  この曲のテーマは「決心」。「(恋愛・人生において)次に進む為の決意表明」的内容といえるでしょう。歌詞から受ける印象は、例えば "恋愛レボリューション21" や "そうだ!We're ALIVE" にあった「人生は素晴らしい」「日常の幸せ」のような溌剌とした前向きさではなく、どちらかといえばストレートな生真面目さ・重さを感じさせる作風になっているように感じられます。そういう意味では前作 "そうだ!We're ALIVE" とは対極にあると言えるでしょう。そう、今のつんく♂にはそうするしか為す術がなかったのです。

  常々書いていますが、間違いなく "そうだ!We're ALIVE" という楽曲は、つんく♂という作家、そしてダンス☆マンというアレンジャー/ミュージシャンとのコラボレーション作業の、良い意味でも悪い意味でも最高峰といえる内容でした。よく言えば「ブッ飛び過ぎ」で、悪く言えば「悪ふざけが過ぎる」1曲。細部までディテールが凝っていて、パフォーマンスにおいても完璧だったこの曲を越えるのは至難の業。恐らくこのウィアライが二人での共同作業の臨界点だったはずなのです。だから、それに続くアルバム『4th「いきまっしょい!」』にはそれを越えるようなテンションを持つ楽曲はなかった。それは仕方ないことなのです。このテンションの楽曲を連発されたら、間違いなくつんく♂はバーンアウトしていただろうし、それを表現する娘。自体にも影響が及んだはずなのです。

  娘。本体の新曲が7月後半に出ると知った時、俺は絶対にダンス☆マンとの作業はないな、と確信していました。もしそれをやってしまったら、それこそ "そうだ!We're ALIVE" という曲が嘘になってしまうから。あの時点で、ああいう曲をドロップしたことに何の意味もなくなってしまうから。だからつんく♂は新しい「道」を模索しなければならなかった。それには、これまで本体に導入したことのないアレンジャーを起用したり、毛色の違う楽曲を作ったり‥‥しかし、その結論‥‥答えは現時点では出せなかった。つまり、ここで提示された "Do it! Now" という曲は「答え」ではなく、ある意味つんく♂からの問題定義だったのではないでしょうか?

  つんく♂はモーニング娘。というユニットを使って、恐らくそれまでの歌謡界、あるいはロック界に根付いていた「既成概念」をぶち壊し続けました。メンバーのすげ替え・増減、ソロ・ユニット連発、そしてシャッフル。音楽的にも "LOVEマシーン" でのファンクミュージックへのオマージュ~ダンス☆マンの起用。そういう「ヒップホップ文化」的概念(音楽的なものだけでなく、そのスタイルも含めて。例えばWU-TANG CLANを思い出して欲しい)をひとつのヒントとして、モーニング娘。はその地位を確たるものにしていき、そのスタイルを最終的に "そうだ!We're ALIVE" という最強の楽曲で完成させた。つまり、みんなの知ってるあのモーニング娘。は、この曲で終わったのではなく、既に "そうだ!We're ALIVE" で終わっていたのです。しかしそれは決してネガなものではなく、清々しいまでの力強さと目映い程の光を放っていた。その光が強すぎて、受け止めきれない人も多々いた‥‥そんな中、我々の前に提示されたのは、それまでの路線を好んでいたファンも、そして前作が眩し過ぎて完全に中身を把握出来ずにいた人までをも困惑させる別路線。そういう意味では、つんく♂は「ヲタの既成概念をもブチ壊した」のかもしれません。つまり、それまで世間的には「変な/おかしな」と評されていた路線の楽曲が、いつの間にか当たり前に受け入れられるようにまで安定してしまった。と同時に、その路線も行き着く所までたどり着いてしまった。新しい第一歩を飾るような路線を模索するものの、その答えが出せないまま、現時点での苦悩・そしてその安定路線を好んだヲタへの問題提議をも形にしてしまったのが、この曲だった、と‥‥

  以上は俺の勝手な想像でしかないけど、俺はそういうことだと思っています。つまり、ここではまだ結論は出てないし、まだ始まってもいない。ここから何かを始めよう、新しい「モーニング娘。・第三章」をスタートさせるための決意表明なのですよ、この曲は。ここからまたモーニング娘。は更に大きくなる。そしてそれを娘。達本人に認識させる必要があった、と。"I WISH" という楽曲はその前後にリリースされたシングルと比べれば大ヒットしたとは言い難い1曲でしたが(それでも70万枚近いセールスを記録しているが)、あの曲が(歌詞の面でも、音楽的にも)果たした役割は大きかったと思うのです。そして今度の新曲は、もしかしたら後年同じように再評価されるようになるかもしれない。その可能性だけは秘めていると思うのです。

  音楽的遍歴だけ見れば、実験要素の強かった "Mr.Moonlight~愛のビッグバンド" や "そうだ!We're ALIVE" の方が「新しい始まり」を予感させるものだったのかもしれません。まぁその辺は人それぞれの受け取り方の違いこそありますが、俺はこの2曲も "I WISH" 以降の一連の流れと捉えています。その当時の在籍メンバーの違いこそあれど、やはり伝えたい事は基本的に同じだったと思うのです。

  しかし、今度の曲にはそういった実験的要素もないし、変わること・一歩前へ進むことの決意を唄っていたりする。まだつんく♂自身が見えていない「その先」を模索する最中にドロップしてしまったこの曲。そんなだから、万人の心を惹き付けるにはちょっと荷が重すぎるかもしれない。歌詞のストレートさの割りにアレンジはチープだし。いや、その対比があるからこそ、この曲は生きるのかもしれない。"I WISH" がその歌詞やテーマの割りに、ブラスアレンジ以外はチープなオケだったのと同じように、この曲もそこでバランスと取っているのだろうか?なんて思えてくるし。

  メロディーに関しては、ここ最近のつんく♂ワークスの中ではかなり潤いある哀メロだと思うのだけど、実際にはそう思わない・感じない人の方が多いようで‥‥俺の耳が腐ってるってことですかね? こういうマイナーメロにチープなオケを付けてしまったことが敗因だったのかなぁ(いや、まだリリース前なのに負けもなにも‥‥)。

  歌のパート分けにしても、つんく♂のマジックはまだ健在だと思います。たとえば、あの紺野がソロを取ったことでかなり「紺野がサブ・センター」というような強烈な印象を焼き付けたけど、実際には彼女、「一生忘れない」という1パートしかソロが与えられていない。あとは1番のサビ・コーラス後半と最後のリフレインでの同パートでの後藤とのユニゾンのみ。これだけで「あの紺野がセンター!?」という印象を与えてしまうのだから、これこそマジックではないでしょうか。それに加えて、相変わらず高橋と新垣は要所要所でポイントを押さえた好演を見せているし、小川も紺野同様出番が少ない割りにはインパクトが強いパートを与えられているし。石川も得意の台詞調パートで我々の耳を惹き付けるし、2コーラス目での矢口~飯田の長めのソロパートにはやはり安定感がある。勿論、メインを務める安倍・後藤には文句なんてあろうはずがないです。唯一残念といえば、保田のソロパートがないことですね。例えば、前回矢口は前に出る機会があったのだから、今回の矢口のソロパートを保田が唄っていたら、この曲はどうなっていただろう‥‥そういう意味では、よくよく考えるとやはりまだツメが甘かったのかなぁ?なんて気にもなってきたりして。

  昨日、某テレビ局の特番で、元SPEEDのhiroと今井絵里子の新曲と共に、この娘。新曲をオンエアされました。クオリティー的にどうだとか、どれが一番優れていたとか、そういうことを言うつもりは全くないです。しかし、これら3組の曲を聴き比べて‥‥何となくだけど、「その先」が少しだけ‥‥ほんの少しだけ見えたような気がしたのは、俺だけでしょうか? それが従来の楽曲を好むヲタにとって茨の道だとしても‥‥自分的にしっくりくる楽曲であるならば、そしてそれを表現する13人からまだ何かを感じることが出来るのなら‥‥俺は今後もモーニング娘。を応援していきたいと思ってます。決して俺はこの曲を無視しないし、これも「歴史のひとつ」として真剣に受け止めるつもりです。


‥‥とかいって、次の曲がまたダンス☆マン・アレンジのファンク歌謡路線だったとしても、俺を責めない方向でひとつ(爆)



▼モーニング娘。『Do it! Now』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2002 07 18 12:00 午前 [2002年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク

2002/07/15

「Hello! Project 2002 ONE HAPPY SUMMER DAY」@名古屋レインボーホール(2002年7月13日 夜公演)

  それにしても、今年は何回モーニング娘。及びハロプロのライヴに行ってるんだろう‥‥正直、数えるのが怖いね。しかも、関東だけにとどまらずに、これまで一度も足を踏み入れたことのないような地方にまで遠征してるし‥‥これまで、いくら自分が好きなバンドでも関東近辺以外は遠慮してたのに‥‥初っぱなから福井だしな(爆)

  さて、毎年正月と夏恒例となっているハロプロ公演。ハロプロメンバーが一同に集う機会はこの時だけ。しかも正月は地方公演が結構あるけど(何せ1/2から2月半ばまで回るんだから)、夏公演の方は東名阪各2日(昼夜ありなので、都合4回×3)のみ。ま、どこも1万人クラスのアリーナばかりなので、チケット取ろうと思えば楽に取れる‥‥って思ったけど、俺はファンクラブに入ってるから楽な気がするだけで、実際にはどこも軒並みソールドアウトらしいからね。ま、娘。やあややが観れるんだもん、子供も喜ぶし、親もコンサート行っただけで子供に喜ばれるし(チケット取るまでが大変だし代金も半端な額じゃないだろうけど)、いい事なんじゃないでしょうかね?

  つうわけで、正月公演は地方ホールで1回、アリーナで1回という違った角度で観察することができましたが(それに前半と後半で新曲に変わったユニットもあったし)、今回はこの日1回のみ。しかも初日の夜公演、何を血迷ったか、名古屋です。東京公演がフジロックと重なった為、普通に名古屋選んでたもんなぁ、俺。大阪でもよかったんだけど、ま、フジの直前だし、大阪は仕事で結構行ってるから、まだ行ったことのない名古屋がいいかな、と。それだけの理由だったんですけどね。特に初日だからとか、そういった理由ではなく。

  つうわけで、コンサート内容以外の雑感は日記に譲るとして、ここではとりあえずこれまでのレポートパターンを踏まえて進行していきたいと思います。

●客層

  開演時間20分前に最寄りの駅到着。駅から会場までの間にそれらしいヲタの姿を見かけず、またスタンド席入り口辺りにも全く見かけなかったので、ああ、名古屋って普通のファンが多いのかな?と思ったんだけど、大きな間違いでした。アリーナ入り口付近やグッズ売り場周辺にいました、ハッピや特攻服やお揃いのTシャツ着たヲタの皆さん‥‥俺がバカでした(笑)。客層はいつもと同じかな。ライヴ前に名古屋のプロモーター事情に詳しい人(笑)と話をしたんだけど、やはり親子席とか随分増えてるみたいだし、プロモーターのコネでも娘。とあゆだけは取れないらしい。成る程、納得。あと、やはり娘。の単独コンサートと違って、やはり普通のお客さん(ヲタとも思えない、普通にヒット曲を聴いてるような子達)も多かったですね。

●会場暗転

  直前まで東急ハンズ周辺でお茶してたにも関わらず、サイリウム買ってないし。つうか会場で売り切れてるし(正直驚いた!)。名古屋レインボーホールは円形ホールで、大阪城ホールや武道館に造りは似てるのかな? そんな印象を受けました。今日の自分のポジションはアリーナ18列目の38番。ブロックにしたら前から2ブロック目の3列目(1ブロック15列らしい)、ほぼ中央。肉眼で表情がよく確認出来る位置。ミュージカル以外では、恐らく一番いい席。名古屋まで来た甲斐があったってもんだ。

  5分遅れでスタートし、恒例のオープニング・ムービーがスタート。観ていて気付いたけど、娘。内ユニットがミニモニ。しか紹介されなかった。もしかして今回、プッチやタンポポ、ごっちんソロはないってことなのだろうか‥‥!?(但しパンフレットには出演者の所にプッチとタンポポの名前あり)

●ハッピー♥7

  初っ端は「おこちゃまチームに羞恥プレイ」でお馴染み(爆)の、ハッピー♡7。ステージ左右にはスクリーン、後方には大型電光掲示板型モニターが。そこにメンバーの表情や出来たばかりのPVが流されるのだが‥‥口パクかよ!(怒)テレビ同様、ステージでも口パクで通すつもりらしいです、今年のシャッフルは。なんかここで一気に萎えた。名古屋まで張り切って来たら、まさかブリトニー・スピアーズ並みの口パクを見せつけられるとは‥‥

●セクシー8

  ここも口パク。但しテレビ同様、ごっちんの頭のセリフは生。語るべき点、特になし。つうか、かなり凹み中だった。唯一、梨華ちゃんの可愛さを除いては(苦笑)。

●おどる♥11

  当然口パク。人数が多い分、見応えあり。以上。

●MC、合唱

  全員登場。裕ちゃんとゆきどんが司会進行を。あ、あれ‥‥稲葉がいない‥‥と思ったら、ミュージカルでお馴染みの"なぞの女"に乗ってやって来るし。完全にアツコ・キャラが定着しちゃいましたね、この人。OPD時代が遙か彼方のことのように思えます(涙)。

  簡単なメンバー紹介の後、恒例の全員合唱。稲葉が指揮棒を持ち、"夏の思い出"を唄う。何か、聴いた限りでは‥‥これも口パク!? 何かさぁ‥‥何聴いても口パクに思えてきたよ(苦笑)

●前田有紀

  着物姿のゆきどん。2月の横浜アリーナでお披露目した新曲を唄ってました。ノリがいい演歌という印象。名古屋のお客さんも好意的にPPPH入れてました(爆)

●中澤裕子

  てっきり「FOLK SONGS 2」辺りからカバー曲でお茶を濁すのかと思ってたら、8月末リリースの約1年振りの新曲"東京美人"を唄ってくれました。メジャー感のあるポップなナンバーで、今の裕ちゃんにぴったりの曲だなぁ。最近のつんく♂ワークスの中ではかなりいい感じ。裕ちゃんソロはホントに外しがないなぁと感動。相変わらず気持ち良さそうに唄ってました。

  ここで、何故かバックダンサーとしてあややとミキティが紫のワンピース来て無邪気に踊ってました。ある意味、ちょっと淫靡な世界観を醸し出してました(爆)

●小芝居

  稲葉を中心にして2つの小芝居。なっちとののが現れて、携帯電話を探すというコント。当然、あの稲葉のアフロの中をののが携帯を探すわけで。

  そしてその後、アツコのアフロ&衣装を着たかおりん、圭ちゃん、よっすぃーが現れ、携帯の音が鳴るとよっすぃーがアフロの中から携帯を取り出すというオチ。何だかなぁ‥‥って感じです。普段だったら暖かい目で見守るのだけど、今日は出だしからアレだったから‥‥

●カン梨華

  そして場の空気を一変させるあの「ア~ン♡」(爆)。既にある意味名曲(迷曲とも言う/笑)にまで登り詰めた"色っぽい女~SEXY BABY~"。衣装が一新されていました。シルバーを基調に、お腹のスケスケ部分や縁取りがピンクや緑、黄色、オレンジになったという。もうね、梨華ちゃんの歌がかなり良くなってたの(爆)逆にまいちゃんの歌がちとヤバめでした。4人の息は春コン以上に合ってる感じでしたね、うん。こりゃもう1曲でるな、絶対に(苦笑)

●平家みちよ

  カン梨華の後に"ムラサキシキブ"を聴くと、やっぱり同系統だなぁ、と。今年のつんく♂は本当にこの路線を復活させるつもりらしい。歌は相変わらず良かったです。三重出身ってことで、本来なら一番歓迎されるべき人なんだろうけど‥‥ちょっと弱かったような気が。

●ココナッツ娘。

  唄う前に、梨華ちゃんを除くカントリーの3人と平家さんを加え、アロハな格好をしたココナッツやメロンのメンバーが現れた時点で、あ、やっぱりブーさんのハワイアンナンバーもやるのね、と。となると、当然唄うのはココナッツ娘。がリードボーカルを務めた"真夏の光線"ハワイアンバージョン。思ってた程良くなかったなぁ‥‥つうか、やっぱりこの曲は原曲以上のアレンジは難しいのかなぁ、と。この時は斉藤さんに釘付けでした。最初から最後まで、ずっと口ずさんでましたね、この曲を。

●藤本美貴

  ここでミキティ登場。唄うは"そっと口づけて ギュッと抱きしめて"。この子は観る度にデカくなってる感じがします。あややを越えることは間違いなくないだろうけど、違った路線を極めていってくれればなぁ‥‥と思ってるんですが‥‥

●後藤真希

  ありゃ、ごっちんソロはアリなのかい!? 単に新曲もない、春コンでマンネリ気味だったプッチとタンポポを排除しただけだったのね。唄うは当然"手を握って歩きたい"。残念ながら、以前程の感動はなかったなぁ。聴き慣れたってのもあるし、今回はおこちゃまダンサーズがいなかったってのもあるんだろうね。衣装が水色に変わり、更に爽やかな印象に。歌は後半、特にブレイク部、囁くように唄うパートで声がキツそうだった。喉が辛そうな感じ。ま、普通に唄ってる分には全然問題ない感じでした。

●ミニモニ。

  春コン同様、バカ殿抜きの"アイ~ン!ダンスの唄"。当然あの「ダッフンダ!」の所以外は口パクなわけで。曲がショートバージョンになったせいか、ちょっと違和感アリ。その違和感は曲が短くなったからだけではなく、ダンスのクオリティーも以前より落ちてるように感じた。いや、モチベーションが下がってるのかな? 相変わらず唄い終えたら、ハァハァ息切れしてましたが。

●OG含めてモーニング娘。勢揃い

  裕ちゃんが司会になって、メンバーに「娘。のここだけの話」を発表してもらうというコーナー。ごっちんが圭ちゃんのオヤジ化を心配したり、高橋が加護ちゃんと原宿デートした話や、梨華&圭&まりっぺで健康ランドに行って裸の付き合いをした話、等々。かおりんの、つまらなさそうにしてる顔が印象的でした(涙)。

●再び童謡

  プッチやタンポポがない分、今回は童謡がもう1曲。「ポンキッキーズ」でも披露されてる"カモメの水兵さん"を、稲葉、石井、前田、藤本、平家、カントリーといったメンバーで唄い踊ってました。それにしても、俺の隣にいた姉妹(おそらく小学校低学年とそれ以下の子供)がミニモニ。以外でつまらなさそうにしてるのが印象的でした。つうかヲタ以前に、おこちゃまにまでもアピールしない童謡って一体‥‥

●メロン記念日

  3週間振りのメロン(笑)。歌番組やミニライヴ等でこなれたせいか、今日聴いた"夏の夜はデインジャー!"は、今までで一番良かったなぁ。ダンス的にも、柴っちの歌も。村田さんのダンスは相変わらずキレがいいし、マサオは男前だし、斉藤さんは似非セクシーだし(笑)。曲調のせいか、運命や連打程のスケールのデカさはなかったものの、オーラ自体はやはりドンドン大きくなってる。残念ながらこの曲はトップ10入りしなかったものの(しかもセールス的には前より落ちてるし)、認知度は更に高まったはず。いよいよ次のシングルが最終決戦になりそうだわ‥‥やっぱり行こうかなぁ、北海道!?(爆)

●松浦亜弥

  そして登場したのが、モンスター・あやや。いつの間にかメドレーではなく、ショートバージョンで2曲も唄うご身分に。今年の2大ヒット"Yeah!めっちゃホリディ"と"♡桃色片想い♡"をかますわけだけど‥‥本当にこの子はどこまでデカくなるんだろうか‥‥正直、観てて恐怖感さえ感じたよ。10月には久し振りにソロツアーを観ることになってるけど‥‥もっとデカくなってるんだろうな、この人‥‥サイボーグとかそういう次元じゃないよ、もうモンスターだね。ヨハンも真っ青だよ(それはモンスター違い)。

●モーニング娘。

  先週の27時間テレビで観たあの衣装を着ていたので、予想はついたけど、1曲目は24日に出る賛否両論の新曲"Do it! Now"。この曲の素晴らしいところは、BメロにPPPHを入れるスキを与えなかったことではないか、とライヴを観て思いました。そしてテレビで観た時と違った印象も受けた‥‥引きで全体を見渡すと全然印象が違うのね、この曲。確かにミスムンやウィアライと全然違うし、まぁそれ以前に曲のタイプも違うんだけど‥‥なっちとごっちんの曲と思われがちなこの曲、実はウィアライ以上に5期メンの為の曲だわ。

  その後、紺野の「愛をください~」からスタートする"Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~"(ショートバージョン)が続き、メンバー紹介へ。簡単にひとりひとりがお約束のネタを披露した後に、正月以来の"I WISH"へ。やっぱりいい曲だなぁ‥‥。

  ここで衣装替えし、"ザ☆ピ~ス!"へ。梨華っちの歌が、どんどん上手くなってるのが手に取るように判る。外しまくってた正月が嘘のように(苦笑)。そして最後の曲というアナウンスと共に"恋愛レボリューション21"へ。この辺になると、ど頭での凹みもすっかり忘れ、PPPHも入れずにひたすらダンシング。日中の蒸し暑さを思い出すような大汗をかいて踊りまくりました。

●ハロプロ勢揃い、そして‥‥

  娘。メンバーが引っ込み、残りのハロプロメンバーがステージに。ライヴ開始時、裕ちゃんがMCで「今日は何かひとつ、忘れてるような気がするんだけど、何だったか思い出せない」って言って、ずっとここまで引っ張ってたんだけど、その答えが判った、それは私達の、そしてみんなの心の中にあります、それは「ふるさと」です、という見当違いの答えが‥‥故郷を大切にしましょうってことか!? それと今回のハロプロと何がどう関係あるのだろうか‥‥。

  そして着替えが終わった娘。が戻ってきて、あの懐かしいイントロが‥‥そう、初めて生で聴く"ふるさと"が。そう考えると、あのMCは単なる曲への前振りとしか思えないわけだが‥‥なっちが途中まで唄い、その後かおりん、圭ちゃん、矢口、ごっちんが唄い、サビ前半をなっち+4期メンバー、後半をなっち+5期メンバーという風に唄う新しいパート分け。「なっちの歌」だと思い込んでいたこの曲をこういう大胆なパート割りで再表現するとは‥‥初期ヲタが怒りそうな事やってるなぁ、モーコー2002といい。面白かったのは、5期メンよりも4期メンの方が歌に安定感があった点。なっちの声と混ざり合った時、安心して聴いてられたのは意外にも4期の方だった。何でだろう!?

  ワンコーラス終わった瞬間に、全員であの童謡"ふるさと"を唄い出す‥‥何だろう、これは!?(苦笑)こっちもワンコーラス終えると、再び娘。のふるさとへと戻っていく。何がしたいんだ、つんく♂は!?(謎)

  そして最後の最後に唄うは、"そうだ!We're ALIVE"。まぁショートバージョンなわけだけど、やっぱりこの曲は強烈だなぁ。しかもアリーナクラスで唄われるべき曲。青山劇場で聴くこの曲も良かったけど、狭いステージ上で唄われるよりも、こういう大舞台で広々と唄う方が、唄う方も観る方も気持ちいいはず。途中からハロプロメンバーが後ろでダンスに加わる。けどさぁ‥‥単に邪魔なだけなような気も。正月のミスムンは曲調がああなだけに、人数が多ければ多いほどカッコイイんだけど、ウィアライの場合はステージ上では他者を受け入れない空気感‥‥ストイックさを持った曲。つまり曲調ではなく、曲そのものがロックなわけですよ。13人以外は全てオーディエンスだ、お前ら指くわえて観てやがれ!てなパワーを感じるのだけど‥‥この曲で終わらせたいっていう気持ちも判るんだけど、やっぱり向いてないよ、こういうメンバーでのエンディングには。

●総括

  つうわけで、今年の夏ハロプロ。18時半スタートで約100分のステージ。5分押しで始まり、終わったのが20時15分。滅茶苦茶早い。つうか短い。メドレーとかない分、曲数的には正月と変わらないものの、こんなにも短くなるとは。しかも口パクありだし。なんかこうなると単なるやっつけ仕事にしか思えないんだけど‥‥そこまで切羽詰まってるなら、何もシャッフルを夏に合わせてやる必要もないんじゃないの? ま、きょうりゅう音頭のタイアップとか話題性とかあってのことなんだけど、曲のクオリティーやライヴのクオリティーを下げてまでも場数を増やす必然性が全く感じられない。これだったら春コン+αの方がまだマシだったのでは!?

  プッチやタンポポのマンネリは春の時点で感じてたので、このふたつを今回カットしたのは評価に値するし、童謡を随所に取り入れるのも理解できる。けど、この構成は難ありなのでは? 間違いなく大阪や東京でもこれと全く同じ構成でやると思うんだけど、これを先に読んでしまった大阪組&東京組は正直、覚悟してから観た方がいいと思います。じゃないと、ちょっと怒りを覚えるかも。俺は見終わった後、ガッカリしたもの。ハロプロ関係のライヴで終わってから「う~ん」と思ったのは初めてのこと(市井ちゃんのは途中までしか観てないので、対象外)。何かこれ観ちゃうと、娘。の夏コンもどうしようかなぁと悩んじゃうよ(って実際、今回は横浜アリーナのチケット、ファンクラブで予約しなかったし。いや、行くとは思うんだけど‥‥)

  本当ならここで


ハロプロ最高!!!(爆)


とかなるんだろうけど、全然そんな気にならないです。もう1回観たい、と思えないし。裕ちゃんの新曲とメロン~あやや~娘。のみ、の流れは相変わらず素晴らしかったし、何度でも観たいと思えるんだけど‥‥シャッフルの印象も今回観てかなり変わってしまったし(かなり評価してたのに)。う~ん、ハロープロジェクトはどこへ向かっているのでしょうか‥‥。


[SETLIST]
  [OPENING MOVIE]
01. 幸せビーム!好き好きビーム! [ハッピー♥7]
02. 幸せですか? [セクシー8]
03. 幸せきょうりゅう音頭 [おどる♥11]
  [MC:全員]
04. 夏の思い出(童謡) [全員]
05. 東京、宵町草。 [前田有紀]
06. 東京美人 [中澤裕子/バックダンス:松浦亜弥&藤本美貴]
  [小芝居その1:稲葉、安倍、辻]
  [小芝居その2:稲葉、飯田、保田、吉澤]
07. 色っぽい女~SEXY BABY~ [カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)]
08. ムラサキシキブ [平家みちよ]
  [MC:中澤、平家、石井、松浦、ココナッツ、メロン、カントリー]
09. 真夏の光線(ハワイアン・バージョン)
   [ココナッツ娘。/コーラス:石井リカ、メロン記念日、松浦亜弥]
10. そっと口づけて ギュッと抱きしめて [藤本美貴]
11. 手を握って歩きたい [後藤真希]
12. アイ~ン!ダンスの唄 [ミニモニ。]
  [MC:中澤、モーニング娘。]
13. カモメの水兵さん(童謡) [稲葉、石井、前田、藤本、平家、カントリー]
14. 夏の夜はデインジャー [メロン記念日]
15. Yeah!めっちゃホリディ [松浦亜弥]
16. ♡桃色片想い♡ [松浦亜弥]
17. Do it! Now [モーニング娘。]
18. Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~ [モーニング娘。]
  [MC:モーニング娘。]
19. I WISH [モーニング娘。]
20. ザ☆ピ~ス! [モーニング娘。]
21. 恋愛レボリューション21 [モーニング娘。]
  [MC:モーニング娘。以外のハロプロメンバー]
22. ふるさと(1コーラスのみ) [モーニング娘。]
  ~ふるさと(童謡、1コーラスのみ) [全員]
  ~ふるさと(娘。の方、サビのみ) [全員]
23. そうだ!We're ALIVE [モーニング娘。]
  (途中からハロプロメンバーが加わり、一緒に踊る)



▼ハッピー♥7『幸せビーム!好き好きビーム!』
(amazon:国内盤CD


▼セクシー8『幸せですか?』
(amazon:国内盤CD


▼おどる♥11『幸せきょうりゅう音頭』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2002 07 15 02:00 午前 [2002年のライブ, カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。), ハロー!プロジェクト, ミニモニ。, メロン記念日, モーニング娘。, 中澤裕子, 後藤真希, 松浦亜弥, 藤本美貴] | 固定リンク

2002/07/05

モーニング娘。のミュージカル「モーニング・タウン」@青山劇場(2002年6月10日)

  「モーヲタ界のワールドカップ」こと、モーニング娘。のミュージカル(略してモージカル/笑)「モーニングタウン」に行ってまいりました。当然、娘。のミュージカル観覧は今回が初めて。て優香、ミュージカル自体が初めての体験なんです。なので他の本格的なミュージカルとの比較は出来ません。今回は簡単な感想に留めたい思います(ハロモニを観た感想と同じようなノリで)。

  会場となった青山劇場の座席間隔はやはりコンサート会場のそれとは違って、かなり狭く、7列目とはいっても実際にはステージまでの距離が自分の身長2つ分程の距離だった‥‥近すぎだってば。で、見事に今回も左寄りだった為、恋レボ「ホイッ!」ポジションとは反対に。一体何時になったら右寄りに行けるのか(本当に俺、今年1月の福井からずっと左側なんですよね)

  当日の大まかな流れはこんな感じ。


18:00~19:00 1部(約1時間)
    (10分休憩)
 19:10~20:10 2部(約1時間)
    (5分休憩)
20:15~ ヒットメドレー(約30分)
21:00 全行程終了


労働基準法だか児童福祉法だかで、18歳未満は21時以降の労働を禁じられていることから、どんなに押しても10分程度がギリギリ。実際この日も5分押しでスタートしました。

  それでは、以下に各部毎の感想を書いていきます。


●1部「行け!夢ヶ丘商店街」(出演;なっち、かおりん、よっすぃー、加護ちゃん、高橋、新垣)

※あらすじ(会場で売られていたパンフレットより転載)

  ここは、夢ヶ丘駅北口にある夢ヶ丘商店街。南口にドカンと百貨店ができてしまって、活気なんてどこへやら、寂しいわびしい商店街になってしまった。幼馴染みの仲良し4人の父親たちも店じまいを決意、娘たちの将来の予定もなんだか狂ってしまったようだ。

  八百屋の娘の吉澤はバスケでインターハイを狙っていた。食器屋のン娘の加護は、かわいい制服の私立高校に行きたいと思ってた。工務店の娘の高橋は、もっとトランペットを吹きたかったし、呉服屋の娘の新垣は、デザインの専門学校に行きたかった。でも、店じまいで引っ越さなくちゃいけなかったり、親にお金の苦労をさせたくなかったり。あ~、夢がどこかに消えていったような気分なのだ。4人は、ぞろぞろ連れ立って、ドーナツ屋に入って行った。そこには、なんとな~くバイトをしている飯田がいる。

  みんなで、くだくだしゃべっていると、カラオケ屋からバイト帰りの安倍がやってきた。安倍の父は商店街の団子屋。頑固一徹だけど、堅実な商売をしていて、店を手放さずに済んでいる。けれど安倍の夢は、団子屋ではなく、パティシエ(ケーキ職人)になること。なんとか父を説得して、団子屋をケーキ屋にできないものなのか!?!?!? 和菓子職人としての父のプライドを傷つけずに、安倍の夢を叶えるには‥‥。

  仲間みんなで知恵を絞りあい、夢に一歩踏み出した。

※気になったポイント

・やっぱりなっち、オーラありすぎ。出てきただけで場が華やかに。
・加護ちゃんのやっさん(メガネ、メガネ)と三枝師匠「いらっしゃ~い!」
・高橋の標準語(時々違和感あり)
・新垣のおでこ(笑)
・かおりんの、さりげないやさしさ(これに気付いたとき、ちょっと感動)
(補足)ドーナッツ屋でのシーン。娘。のメンバーが何やら話し合ってる時、高橋のシャツが腰につけたワイヤレスマイクの箱に引っかかって捲れていた。それに気づいたかおりん、劇中にも関わらず台詞のないところで、さりげなく元に戻してあげた。なんかお姉さんっぽくて萌えた(笑)
・よっすぃー、セリフ忘れて冷や汗!?(父親役の役者さんが台詞をフォロー)
・なっち、セリフ噛んでアドリブ。全員笑うし(つうか、なっちが笑うとどうしてもハロモニコントのようだ/苦笑)
・ラストでの、加護ちゃんのセクシーショット(チラリズム。確信犯だね/爆)
・ミカ、髪型変えたのね? 短く切ってパーマあててました
・そしてアヤカ。ほ‥‥惚れた(爆)

※全体的感想

  話の内容が人情モノなので、逆は極力抑え(2部と比べて)、結構まともに演技していました。やはりなっちが光ってた。加護ちゃんは、前回の「LOVEセンチュリー」でも大仕事をこなしただけあるし、今回も個性的な役回りを楽々こなしていたように感じられた。よっすぃーは‥‥演技はあまり向いていないように思った(苦笑)。どうしても彼女の台詞を聞いていると「吉澤ひとみの、世界のジョークショー」が頭に浮かんできてしまう(爆)。あ、よっすぃー。マジで痩せた方がいいって。ヤバイよ、あれはマジで。かおりんは無難な役だったので、特に可もなく不可もなくといったところか。

  新メンバー‥‥高橋は標準語での台詞だったためか、時々ぎこちなさを感じることがあった。それでもかなりよく出来てた方だと思う。去年の4期メンバーの某棒読み嬢と比べれば‥‥(涙)新垣も本当によく頑張ってた。

  やはり先輩メンバーの頑張りや脇を固めた役者さん達(長江健次がなっちのお父さん役だもんなぁ‥‥時代を感じるよ/汗)の演技力によって、終わる頃には完全に笑いを忘れてジーンとしてたし。ま、ストーリーを1時間で無理矢理まとめた感がなきにしもあらず、だけど。


●2部「時給720円!青春見習い中」(出演;梨華っち、その他大勢/笑)

※あらすじ

  夢ヶ丘駅南口にドカンと建っているミライ百貨店。その一階に、いつもにぎわっているお店がある。キッチンズバーガー夢ヶ丘店。しっかり者の店長・保田に、ぶりっ子の学生アルバイト・石川と、カワイ子ちゃん揃い。お客から人気のふたりだけれど、実は、本社から来ているエリート社員・後藤に憧れている。クールで、格好よくって、とにかくイカす男。保田も石川も、ハートの気持ちをいっぱい飛ばすけれど、どうもうまく命中しない。その上、社長の娘の真里までが、お色気ムンムンで後藤にまとわりついている。

  キッチンズバーガーに、新人のバイト・紺野がやってきた。初日から遅刻はするし、ドジでピントがずれていて、失敗ばかり。後藤はイライラ、保田はピリピリ、石川はあっけにとられてポカン。けれど、紺野には北海道で獣医になるという夢があった。そのために今はお金を貯めて、まっすぐ進むのみ。彼女の素直な一生懸命さは、見知らぬ人に対しても同じ。百貨店の中でたまたま出逢った辻は一緒に本を探してもらったり、後藤の妹のまことは、同じ品物を買おうとして譲ってもらった。そんな紺野に、後藤のクールな気持ちも少しずつ揺らいでいくが‥‥。

  ある日、後藤はニューヨーク転勤の命令を受け取った。

※気になったポイント

・「完璧ですっ!」(紺野の口癖)
・圭ちゃんのヒステリックな形相(地ですか、あれは?/苦笑)
・ごっちんの声の通りが異常に良かった(男性役だしね。なっちを越えるのも近い!?)
・辻ちゃんの足‥‥(苦笑)
・矢口の足。あんなに細かったんだ‥‥思わずドキッとしたし
・同様に、梨華ちゃんの足。つうか細過ぎだってば(笑)
・紺野は頑張った。ある意味主役だっただけに、セリフも異常に多かったんだけど、声は何とか最後まで保った。後半ヤバ目だったけど
・小川‥‥君の役には何の意味が(略
・カントリー娘。がカントリー本人の役で出演。「初めてのハッピーバースディ!」を唄う。要所要所で押さえ気味に踊る梨華っち、が圭ちゃんに注意され反省。しかし、サビ前に自らスタンドマイクを持ってきて歌に加わる(笑)。初「生ハピバス」しかも4人ver.だし♪
・梨華っちの生足(つうかこの人、O脚だったのね、初めて気付いた)
・梨華っちのダンス。ミュージカルに関しては圭ちゃん越えてた‥‥かも
・梨華っちのセリフ‥‥とりあえず、棒読みはクリアしてた(苦笑)

※全体的感想

  1部とは相反する、全体的にコメディー色の強いストーリー。ま、最終的にはラブコメディーってことでいいのかな。そういうこともあってか、ストーリーが中途半端だし、何だかなぁ‥‥と思う瞬間も多々あり。つうか、娘。の配役に関しては最悪だったと思う。

  主役をごっちん(男役)と、大抜擢の紺野に振ったのはよしとしよう。実際、紺野は本当によく頑張ったと思う。何せ全台詞を一番最初に全部覚えたらしいからね(驚)。それと、紺野の歌ソロが結構フューチャーされていて、それが娘。ライヴ等で聴くものより、遙かに声が通っていて良かったと感じられたこと。これが一番大きいかな。つうか紺野って、いい声してるんだなぁと。ただ、やはりまだ喉に負担をかける事が多いようで、1時間の劇中、終盤の台詞や歌はかなり微妙だったけど‥‥。

  圭ちゃんは、演技というより‥‥普段と一緒っぽかった(笑)。いや、ヒステリックだからというわけではなく、台詞まわしが普段の娘。番組やラジオとかとあまり変わらなかったから。演技してるというよりは、ナチュラルなんだろうね。ま、そこが彼女の魅力でもあるんだけど。

  矢口はもう、ブリブリのお嬢様役。普段のコントでやってそうな役回りなので、これも違和感なし。彼女も演技というよりは、コントしてるような錯覚に陥る‥‥単にミニモニ。やぴょ~ん星人の衣装を着てないだけで(笑)。

  可哀想なのが‥‥ののと小川。正直、辻褄合わせで追加されたような役だった。だって、いてもいなくても物語上、それ程問題なさそうだったし。同じ5期メンバーの高橋、新垣、そして紺野がこれだけ頑張っていい役やってるのに‥‥というジレンマ、かなりあったんじゃなかろうか? そしてのの‥‥もうこれは仕方ないのかなぁ、と。いろんな意味で。けどまぁ、彼女がステージにいるだけで、場の空気が変わるのは確か。やはりなくてはならない存在。だからこそ、もっと大切に扱って欲しかったなぁと。

  さぁ、そして‥‥ある意味主役の(笑)我らが石川梨華サマ。棒読み解消、演技力向上、歌もある程度安心して聴けるようになった‥‥これ以上何を褒めればいい!?(笑)ギャルっぽい口調の女子大生役なんだけど、この人が言うと‥‥つうかどんな役やっても「石川梨華」なんだよね(苦笑)。これは褒めるべき点なのか、欠点というべきなのか悩むところですが。ま、かなりフューチャーされていたので個人的には良しとします。目の前で「初めてのハッピーバースディ!」唄ってくれたし(笑)


●3部「モーニング・タウン・フェスタ!」

  ミニライヴ・ヒットメドレー。基本的には全曲ショートバージョン。まずは新垣の「愛をください~♪」からミスムンでスタート。考えてみればライヴでミスムン・ショートバージョンって初めてじゃないか?フルバージョンとして大切に扱われてきた曲だけに、ちょっとガッカリ。

  ちなみに俺からステージまでの距離、およそ3~4メートルといったところ。俺の前には常に圭ちゃんとにいにいがいました。梨華っちもよく来てくれたし、ごっちんも。かなり客を観察してるね、ごっちんって。あと圭ちゃんはMCの時とか、ちゃんと二階席にも手を振ったりしてたし。こちらが手を振ると、ちゃんと目線が合うような感じで手を振ってくれるし。ああ、ファンを大切にしてるなぁってのが何となく伺える瞬間だった。

  とにかく、こんな至近距離で娘。13人のステージを観れるというのはある意味贅沢。なもんで、どこに目線を送っていいのか、どこを基準にステージを観ればいいのか‥‥って感じで、結局梨華っちよりも圭ちゃんや高橋、ごっちんを眺める機会の方が多かったし。

  ハピサマを唄った後、1回目のMCはかおりんが簡単に済まし、そのままピ~スへ。続いてまたMC。2チームに分かれ、最初は1部の6人。その間に残りのメンバーは着替えに。そして2部メンバーが戻ってMCをすると、今度は1部メンバーが袖に引っ込み着替え。そうして全員揃ったところで恋レボ~ウィアライという流れ。とにかくステージが狭く感じるので(演劇場なので奥行きはあるんだけど、幅は通常のホールより狭い感じ。中野サンプラザより狭いかも)、動きも通常のライヴよりこぢんまりしてる印象。特にウィアライは嫌という程それを感じた。

  18歳未満のメンバーが殆どなので、21時には終了させなきゃいけない。ウィアライが終わった時点で21時5分前(笑)。急いでアンコールに。初めて生で聴くでっかい宇宙。ミュージカルの終演を思わせるような構成で、歌の途中でハロプロメンバー(ココナッツ、カントリー、石井ちゃん、稲葉貴子)や他の全出演者が出てきて星のついたステッキを振って、正しくカーテンコールといった感じ。全演目が終了し、娘。の皆さんがステージを去った瞬間に21時。3時間という長丁場のステージはこれにて終了。いや、それでも長く感じなかったのは、やはりミュージカル中は座って観てられたのと、最後の30分のライヴで弾けられたからでしょう。


[SETLIST]
1. Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~
2. ハッピーサマーウエディング
 [MC]
3. ザ☆ピ~ス!
 [MC/1部チーム、2部チームに分かれてのMC]
4. 恋愛レボリューション21
5. そうだ!We're ALIVE
 [ENCORE]
6. でっかい宇宙に愛がある


●総評

  ミュージカルの内容はともかく‥‥まぁ‥‥もうこんな至近距離で娘。の皆さんを観ることもないだろうな。ミュージカルに関しては、よくヲタの皆さんが「1回観たらまた観たくなる」っていう意味がよく判った。1200人キャパで、しかもヒト桁列ならかなり間近で観れるわけだし‥‥ただね、やっぱり俺はステージはおまけで、あくまでミュージカルを観に行ったわけですよ。そういう意味では、1回で十分だと思います。どうせDVD出るんだろうし(実際、早くも9月には発売決定してるし)。

  もし来年もこの手のミュージカルがあると仮定して‥‥1万以上払って無理して行こうかどうか悩んでる人。これまでアリーナ後方でしか娘。を観たことがないって人なら、1度は無理して行ってみてもいいかなぁ。けど、ヤフオクとかダフから定価以上で買う必要はないと思う。そこまでの価値があるかどうかは俺には判らないし。まぁこの辺はその人の価値観なので何とも言えないけど。それ意外の人は、無理して行くことはないと思う。DVDやビデオで十分だよ。歌は全部テレビサイズだし、だったら夏コンで地方遠征した方がまだいいと思うし。

  とにかく、いい意味でも悪い意味でも、「アイドルが演じるミュージカル」。それ以上でもそれ以下でもなかったと思います。内容だったら前回の「LOVEセンチュリー」の方が上だと思うし、全体的な出来なら今回の方が上だったと思います(あくまで前回分はDVDで、今回のは1回しか観てない俺の感想ですのであしからず)。



▼モーニング娘。『4th「いきまっしょい!」』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2002 07 05 01:48 午前 [2002年のライブ, カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。), ミニモニ。, モーニング娘。] | 固定リンク

2002/04/30

モーニング娘。コンサートツアー2002春 “LOVE IS ALIVE!”@さいたまスーパーアリーナ(2002年4月27日、28日 両日昼夜公演)

  ハロプロライヴには行ったものの、実はモーニング娘。単独のライヴは今回が初めてだったりします。秋ツアーの頃にハマり出し、当時横浜アリーナ(11/3)のチケットをヤフオクで落とそうとしたものの、直前になっても全然値下がりせず、結局断念したんだっけ‥‥それが今回は、関東公演全公演制覇ですから。狂ってると言われても仕方ない状態。

  とにかく、今回は過去数回のツアーと違って、約2年振りのニューアルバム『4th「いきまっしょい!」』を引っ提げての、新曲メインの内容なのだ。アルバムは確かに当初想像していた内容とは違ったものだったし、今でも最高傑作なんかじゃないと思っている。けど、これらの曲をどうパフォーマンスするのか、やはりファンとしては期待してしまうし、それ以上に最強チューン"そうだ!We're ALIVE"のフルバージョンをどうデカいステージで見せるか‥‥そういった点に期待してしまうわけなんです。

  全4公演、自分の各公演の席位置を説明すると、27日(土)昼公演はベストポジションで、アリーナB5ブロックの一桁台、ブロック最前列でAブロックから数えても20列目ちょっとといった距離。恐らく福井で観た時よりも近かったんじゃないかな?って思える程に表情まで確認できるポジション。しかもステージ真正面だし。それ以降はそんなに良い席じゃなくて、27日夜はスタンド13列目、真正面なのでステージからは一番遠い位置。ま、4回中1回は全体を見渡せる席で観たいと思ってたので好都合だったけど。28日昼はアリーナE1ブロックの一桁台。アリーナはA~Eまであって、最後方。しかも一番左寄り。まぁブロック最前なので前に障害物(人の頭とか)がなくて観やすかったし踊りやすかった。同日夜は1ブロック前のD1ブロックの200番台。ほんのちょっと前に移動しただけといった感じで、見難さでは4回中一番だったけど、大ラスってことで俺も熱くなって(周りも熱い奴らばかりだったので)終始踊り倒しといった感じで、盛り上がりは一番だったかも。

  とりあえず4回分全部のレポートは事実上不可能なので(だって曲目・曲順・MCまで全て一緒だしさ)、今回は27日の昼(再接近した位置での鑑賞)と同日夜(全体を見渡せる位置での鑑賞)を中心にレポートしていきたいと思います。また、各メンバーの感想等は4回通してのもの、ハプニング等はその都度(何日のどの公演か)書いてみたいと思います。

●客層

  2万5千人入ったそうですよ、1回で‥‥単純計算で、2万5千×4回=10万人。今回のツアーの総動員数が27万人と今朝のワイドショーで言ってたので、約3分の1以上が関東公演で入ったわけか‥‥ま、GWだし、過去最大キャパでのライヴだしね。客層はいつも通り、いやいつも以上に親子連れが多かったね。チケットはソールドアウトだったけど、当日券(ステージ裏を解放)もかなり出た模様。客の入りでいったら、多分初日の方が入ってた感じ。特に夜の方。逆に最終公演(28日夜)はステージ裏も若干少なかったような気が‥‥

●会場暗転、そしてオープニング

  お約束のサイリウムの海。やっぱり横浜以上だったよ‥‥今回は俺も買って参加しました(笑)。やっぱりライヴを観に来たというよりも、一緒にショーを作り上げるっていう感覚の方が強いんだよね、娘。のライヴは。

  オープニングムービーが流れた後、ステージ真上の照明当たりでパイロ(花火)が爆発、ステージ後方で赤い火花が立ち上がり、ステージ中央にあった地球の地球の形をした円形の鉄骨に照明が当たり、その中に娘。達がスタンバっていて、いきなり"そうだ!We're ALIVE"からスタート! 単純にカッコイイし、鳥肌立ったよ。正しく、KISS辺りのエンタメ・ロックと同等、完全にアリーナレベルのショーだよな、これ。

  当然フルコーラス唄ったわけだけど、テレビではまだ慣れてなかったのか、唄い終えると息を切らしてるメンバーが多く見受けられたけど、初日の1回目に関してはそんなに息切れしてるように見えなかった。小慣れてきたのか、それとも体力が付いたのか‥‥ただ、もし小慣れたとしたなら、それが悪影響してるようにも感じられる瞬間が何度かあって、一部の旧メンバーといつも動きが激しい圭ちゃん・梨華っち・高橋との温度差が激しかったような気が‥‥これは最終日大ラスには改善されてたようにも感じられたけど。

  とにかくこの曲は頭にもってこいの名曲。必然的に盛り上がるのだけど‥‥やはりというか、音悪過ぎでした。ミスチルを同会場で観た時にも感じたのだけど、この会場はドラムのビートを殺す特性を持ってるよね。カラオケとはいえ、折角のダンス☆マン・ナンバーが台無しに。ただ、この曲もそうだしミスムンでも感じたけど、ベースがブリブリの曲はかえってそっちの方が際立って、より格好良くなってる気もした。でもやっぱりビート(ドラム)、もっと強く欲しかったなぁ。

  "いいことある記念の瞬間"では普通にノレば気持ちいいシャッフルナンバーなんだけど、無理にPPPH(パン、パパン、ヒューっていう合いの手)入れようとするから、かえってノリ難くしてるように思えた。なので俺は無視してひたすら踊り倒す。頭2曲の掴みはバッチリだと個人的には思った。

  この後、13人全員のMCに入るのだけど‥‥正直、台本通りのネタにはもう飽き飽きしました。5期メンを印象づけようとする努力は買うけど、「高橋→福井訛り、小川→猪木、新垣→眉毛濃い、紺野→歌もダンスも完璧という自虐ギャグ」という公式、いい加減やめようよ(苦笑)。ハロモニやうたばん観てる人じゃなきゃ判らないネタやキャラ作りはもういいよ。もっと彼女らの素の部分を見せてくれよ。「ホッピーでホップ」とかやらなくていいからさ(笑)。

  ただ、逆に先輩メンバー‥‥梨華っちの「ハッピ~♪」「チャオ♪」とか、圭ちゃんの「チュッ♪」ってやった後の他メンバーの「オエ~ッ」っていうお約束は、もはや大きな武器と言えるんだけど(「加護ちゃんです」「辻ちゃんです」レベルまではいかないけど)。矛盾してる事言ってるけど、要するに5期メンバーには早く個々の立ち位置を確立して欲しいな、自信を付けて欲しいなと思ってるわけです。周りのスタッフが彼女らを大切にしてるのはよく判ったけど、一歩間違うと一般層には判りにくいところへ行ってしまいそうな気がするんで(いや、既に片足突っ込んでるけどさ)。

  その後は"恋愛レボリューション21"や"いきまっしょい!"という煽り系ナンバーの連発。"いきまっしょい!"は思ってたよりも良かったなぁ。この日特に感じたことなんだけど、梨華っちの声がよく出てたこと。当然なっちや圭ちゃんと比べれば全然なんだけど、音を極端に外すことも少なくなったし、安心して聴いていられるようになったと思いました(単に俺があの歌に慣れてしまっただけという話もあるが)。新曲の多くで、歌い出しが石川さんからって曲が多いんだよね?(「いいことある~」「いきまっしょい!」「電車の二人」) やっぱり自信なのかなぁ‥‥

  この後、小休止的ななっちソロ"男友達"だったんだけど、なっち+5期メン4人が横並びに並んで、なっちの歌にコーラスを被せてました。実際にはカラオケだったと思うんだけど、それでもちゃんと5期メンは自分の仕事をしていたし、なっちに花を添えてました。丁度ライヴの数日前に放送された「FACTORY」でのなっちソロ"チェインギャング"(ブルーハーツのカバー)を聴いた後だったので、非常に感慨深いものがありました。なっちだけじゃなくて圭ちゃん、かおりんのソロなんかも聴いてみたいなぁ‥‥。

  続いて5期メンのみで"好きな先輩"を披露。やはりというか、客席のテンションがここでちょっと下がるんだよねぇ‥‥曲も良い、4人の歌・パフォーマンスも良いのに‥‥ここまでで高橋、新垣はやはり「ウィアライ」での経験が功を奏してか、かなりいい歌・パフォーマンスを見せてくれました。そして予想外に良かったのが小川。彼女に対しては一番低い評価をしてた俺だけど、この4回のライヴでかなり評価が高まりました。逆に、紺野は‥‥いや、思ってた以上に唄えてたけど、最終日夜公演の途中で喉がぶっこわれてしまって、完全に音が取れない状態になっちゃって。MCでも噛んだり声が出なかったりで観てて痛々しかったなぁ。ああ、梨華ちゃんも昔はこうだったのかなぁ~とか勝手に想像したりして。つうわけで、これまでの評価は

     高橋>新垣>>>紺野>>小川

だったんだけど、春コンを終えた今は

     高橋≧新垣>小川>>>>紺野

という評価に変わりました。これは歌のみじゃなくて、存在感だとかパフォーマンスとかそういうの全てを考慮してのものですので、すぐに変わると思います(笑)。

  この後から各ユニットコーナーへ。正直、新曲出してるユニットが少ないんだし、正月ハロプロで散々やったんだから、もういいのに‥‥って気もなきにしもあらず。

●タンポポ

  初めて生で聴く"乙女パスタに感動"と季節はずれの"王子様と雪の夜"という「永井ルイ・アレンジ曲メドレー」を披露。どうせなら「恋しちゃ」聴きたかった‥‥というのが正直なところ。ま、やっぱり「乙パス」はいい曲だなぁってのが再確認出来たので良しとしよう。やっぱり梨華ちゃんは可愛いなぁ。

  気付けば「王子様」の振りを完璧に踊れる自分にちょっと驚きつつ、かおりん&梨華ちゃん萌えしておきました、ええ。

●プッチモニ

  嬉しいことに、大好きな"BABY!恋にKNOCK OUT!"と"ちょこっとLOVE"のメドレー。ごっちんはやっぱり可愛いし、圭ちゃんは怖いくらいに激しいし(笑)、よっすぃーはかっけーし(爆)。今が一番いい状態だと思うから(プッチというよりも各メンバーが)このままの状態で新曲~アルバムとか作ってあげて欲しいなぁ。但し、つんく♂は忙しくて曲のクオリティーが落ちてるので、キワモノ系アーティストに発注してさ。ポリシックスやナンバーガールと絡むプッチモニ、観てみたくない?(全然ライヴの感想じゃないし/笑)

●バカ殿様とミニモニ姫。

  迷曲"アイ~ン!ダンスの唄"を披露。バカ殿のパートはカラオケとPVで対処。但し28日昼公演には志村けん本人がバカ殿の格好で登場しましたが(笑)。きっとBSで放送されるから、その為のゲスト出演でしょう。最終日だし多分出るんじゃ‥‥って思ってた人、多かったんじゃないかな?

  それにしても、歌もダンスも過去最高に激しい曲だよなぁ。歌なんて殆ど口パクだし。唄い終わった後、「ボ~ッ、ボ~ッ」っていう怪しい音がモニターから聞こえてくるんだけど、何だろうって考えてみたら、成る程、ミニモニ。4人の鼻息でした(爆)。いや、そりゃ息切れするって、あれだけ真面目に踊ってたら(特に矢口ね)。

●カン梨華

  言うことなし(曲に関しては/苦笑)。ただ、梨華ちゃんは可愛いなぁ、と。

●ごっつぁん

  噂の新曲"手を握って歩きたい"のお披露目(先週の札幌公演から唄い出したみたい)。これはね、既に某所でも書いたけど、超名曲なわけですよ。「ウィアライ」とは対極にあるサウンドだけど、なんていうか‥‥これを今の後藤真希が唄うから名曲なわけですよ。初めてラジオで聴いた時、マジ泣きしそうになったもの。

  で、今回のライヴ4回中、3回はウルッときて、内2回は涙流しました(マジで)。特に特にブレイク後の「愛してる~」以降の歌詞。ここにジ~ンとしてしまうわけです。更にごっちんのはにかんだ笑顔がいいわけですよ。これ観てしまったら、ユウキを小1時間(略

●ミキティー

  あ、いたんだっけ‥‥ごっちんの後となっては‥‥ねぇ? 相変わらず可もなく不可もなくといったところでしょうか? ただ、パフォーマンス自体はハロプロライヴの時よりも良くなってましたが。

●ハワイの方々

  痛々しかった。ステージ上の2人も客席も。ミカってこうやって見ると、意外と体格いいのね‥‥なにも君まで辻加護に合わせなくても

●再び娘。へ‥‥

  "ザ☆ピ~ス!"から再開。ステージを見渡すと何故かこぢんまりとしてるような気が‥‥それもそのはず、9人しかいないんです。5期メンいないんです、今回は。一瞬、妙に安心してしまった自分がちょっとだけ嫌になったりして。やっぱりアルバム通りの構成でやるってことでしょうか?(アルバムではこの曲、13人バージョンってわけじゃなかったしな)エンディングでは5期メンも加わり、左右と中央の3方向に分かれてそのまま"LOVEマシーン"へ。正直な話、もうラヴマや恋ダン、ハピサマはやらなくてもいいんじゃないかって気がするんだけど‥‥もっとやるべき曲が沢山あるじゃない? シングルのカップリングでさ‥‥"ポップコーンラブ"とかさ。まぁ今やラヴマはストーンズでいうところの"Satisfaction"みたいなもんなんだろうね。いい曲とか理屈抜きで、単純にライヴで盛り上がる「お約束」と化してるんだろうね。でもさ‥‥どうせならみんな、思いっきり踊ろうぜ!?

  そのままなっち、梨華っち、よっすぃー、加護ちゃん、高橋、紺野、新垣が残って、アルバムから"電車の二人"を披露。全員が同じマイクの音量ってわけじゃないんだろうけど、なっちと高橋はよく声が出てたね、常に。新垣もいい感じなんだけど、まだちょっと不安定だと思わせるところがあったりして。梨華っち、よっすぃーは可もなく不可もなくって感じ。わりと出てる方だったと思うけど(昔と比べればね)。加護ちゃんは‥‥正直判らない。ちょっと弱いかなぁと感じさせる瞬間は何度かあったけど。紺野さんは‥‥最終公演、本当に辛そうだったね? この曲の後にこの7人でMCやるんだけど、声が裏返ったりセリフ噛んだりで‥‥なっちに「がんばれ!」って言われる始末(こういう事をステージ上で言わなければいい子なんだけどねぇ)。けれど‥‥5期メン、頑張ってたよ。

  MCの後に残りの6人(かおりん、圭ちゃん、矢口、ごっちん、のの、小川)に引継ぎ、彼女らがMCを‥‥って程のものではなく、単なる「あいうえお作文」なんですが(早い話が大喜利ね)。オチは毎回同じなんだけど、例えば各公演毎にアドリブ効かせるメンバーもいるわけよ。「いきまっしょい」であいうえお作文なんだけど、例えば毎回矢口が「いつも元気に」で始めるとすると、続いてかおりんが毎回わけの判らない事言いだして、それに続くごっちんも‥‥ってわけでもなく(苦笑)、初日の昼以外はずっと一緒だったかな。続く小川は4公演全部同じ、圭ちゃんも初日昼以外はずっと一緒、で最後の「い」でののが落とすんだけど‥‥どうせなら、お約束ってことで「いっただっきまぁ~す!」ってやって欲しかった‥‥(笑)

  で、寒くなった会場を温めようとするのが"初めてのロックコンサート"なんだけど‥‥テンポがテンポなんでノリにくい。この曲に関しては歌に聴き入ることにしたんだけど‥‥安心して聴いてられるメンバーが多いからなか?(かおりん、圭ちゃん、矢口、ごっちん)先輩メンバーは安心して聴いていられるけど、下のメンバーは‥‥って不安に思ってたら、ここでも小川は頑張ってた。つうかセリフといい、歌といい、表情といい、本当にいい仕事してた。最後の「‥‥うん」も、アルバムより良かったなぁ。ののもアルバムではその歌声に違和感を感じてたんだけど、ライヴではそんなこと全然なかったし。ただ、気になったのは‥‥発声が少し弱かったような。唄いだしが弱いんで、フェードインしてくるような感じになっちゃうんだよね(後で知ったんだけど、どうやら埼玉公演中、ののは風邪で熱があったそうだ。それでもあれだけ動いて唄うんだから‥‥やはりプロと言わざるを得ないだろうね)。

  しばしの静寂の後、あの印象的なギターの音が‥‥そして新垣を中心になっち、よっすぃーが‥‥そう、"Mr. Moonlight ~愛のビッグバンド~"。新垣にタコの口でキス(というよりチュー/笑)しようとするよっすぃーの表情がイイ! それにしても、本当にこの曲はカッコイイなぁ。最初聴いた時は「へっ、マジで!?ギャグでしょ、ギャグ?」って思ったもんだけど、今ではシングル曲の中でも5本指に入る名曲だと思う程に大好きな曲。耳にも、そして目にも刺激的なナンバー。そういえば、この曲はライヴでは絶対にフルコーラスだよね。やっぱりそれを前提に作られた曲なんだということが伺える一面かもしれないね(この日、フルコーラスで唄われた曲はウィアライ、ミスムン、5期メンソロ、そしてモーこー。ある意味、何故これらだけがフルコーラスなのか理解できるような気が‥‥)。思いっきりツイスト踊りたいんだけど、会場狭いのでガマン。つうか何故にみんなこの曲でPPPHとか入れようとする? 入れ難くない? 後半のコール&レスポンスだけで十分だと思うんだけどなぁ。

  エンディングに向かってヒット曲のオンパレード‥‥しかしよりによって"ハッピーサマーウェディング"と"恋のダンスサイト"って‥‥ラヴマはまだ判るとしても、もうこの辺の曲はいいんじゃないの? 前回のハロプロツアーでもメドレーで披露してるわけだしさ。まぁ何だかんだいって、いざライヴとなると一緒に唄って踊ってしまう俺なんですけどね(苦笑)。

  本編最後は、かおりんの「13人で心を込めて唄います」のMCと共に"なんにも言わずにI LOVE YOU"を。13人が順々に唄っていく様はまさに圧巻で、ほんのちょっとのフレーズにもそれそれの歌い手の個性だったり拘りが感じられたりして、非常に興味深かったです。やはり一番ググッときたのは圭ちゃんの歌かなぁ。もっとソロ、聴きたいなぁ‥‥アルバムでは「音ショボいしなぁ‥‥」って思ってたけど、ライヴでもやっぱりショボかった。けど、歌は良かったなぁ。特に最終日夜公演のは、聴いてて目頭熱くなった。こういうバラードでしっとりと終えるのもまたいいね。

●本編終了。アンコールへ‥‥

  メンバーがステージを去ると、当然のようにアンコールを求める声援が。近くにいた女の子(多分小学生以下)も椅子の上に立ってサイリウム振ってアンコールって叫んでたっけ。

  数分して、白を基調とした各自バラバラの衣装で登場する娘。達。最後のMCをするんだけど‥‥圭ちゃんが「チュッ♪」ってやると、ステージ上の梨華っちや矢口だけでなく、客席からも「オエ~」の声が‥‥俺もだけど(苦笑)。あれを観て圭ちゃん、どう思ったかなぁ‥‥落ち込まないでね? 会場外にはあなたをリスペクトする意味でか、それともギャグでか、「保田大明神」ののぼりが沢山ありましたよ、お気づきでしたか?(笑)そう、あなたは既に人気者なんですよ。だから悪く取らないでね?

  その他、梨華っちの「ハッピ~」「チャオ」もオイシイし、小川の猪木も食い付きがまだ弱いし、新垣の「眉毛ビ~ム」は可哀想になってきたし、高橋の「ホッピーでホップ」は放送されてない地区では何が何やらだし、ここはやはり紺野先生の「今日も完璧でした!」に特別賞をあげたいね?(いや何もあげないけど)

  そしてアンコール1曲目は、旧ヲタからは評判の悪い"モーニングコーヒー(2002 Version)"。パート割は音源聴いて想像出来ていたのと同じだったけど、2コーラス目の「I Love You, I Love You Forever」が紺野だったのはちょっと誤算だったなぁ。何だ、ウィアライでソロパートない分、こっちでしっかりオイシイパート貰ってたのか。良かった良かった。

  で、俺はこの曲、実はかなり好きなんだよね。元のバージョンの頃から好きだったけど、今度のバージョンのも、違った意味で味わい深いし、最近の娘。にない色合いを見せてくれたので、とても有り難い曲だと思ってます。つうか、姐さんが卒業した時点で二度と唄われることがないのでは‥‥と思ってたので、こういう形で復活してくれたことを素直に喜びたいね。歌って時代時代で流行廃りがあるし、今「いいなぁ」と思えても、来年聴いたらショボく感じるものだってある。けど、本当にいい曲ってのは、時代を経て、どんどん成長してくものなんだよね。そのいい例が昨年ヒットした「明日があるさ」じゃないかなぁ。まぁあの曲の場合、ずっと歌い継がれてきたとは言い難いけど。モーコーの場合は最初に唄っていた人間がいなくなったとしても、形を変えてどんどん進化していくんじゃないかなぁと感じてる。ラヴマとかは恐らくあんまり変わらないと思うけど(逆にパワーだけはどんどんついてくかもしれないけど)。言っちゃえば、ラヴマが「深化する曲」だとすれば、モーコーは「進化する曲」なのかもしれない‥‥なんていうのは大袈裟でしょうか? とにかく、聴いてて気持ちいい曲だよね、うん。

  そして、最後の最後は、新作の中でもベストトラックといえるだろう"本気で熱いテーマソング"。どうせならフルコーラスで聴きたかったなぁ。この曲も、歌詞をちゃんと考えて書かれていて、そして計算された振り分けがなされているなぁって、改めて実感。「だんだん東京に慣れて」(高橋)「だんだん度胸もついて」(石川)とかさ。聴いててジーンとしちゃうんだよね、石川派としては‥‥そしてこの曲はある意味、モーヲタに向けて唄われているんだよね‥‥「いざ進め うちらに熱い奴ら/孤独なんかじゃない」って。"なんにも言わずにI LOVE YOU"からもそれっぽい印象を受けたけど、ここまでストレートじゃなかったし。とにかく、こう言い切ってくれたモーニング娘。に対して「ありがとう」と言いたいね。

  とにかく、13人のパフォーマンスは最後の最後まで力一杯、全力投球だった。最後の方ではステージから銀の紙テープが発射されたりもしたし(初日はなかった。最終日の2公演のみ。ま、テレビ用だろうね?)、否が応でも盛り上がるってぇの。こんなに目一杯、約2時間唄い踊り動き回って、数時間後にはまた同じステージをこなし、それを2日間行うんだから‥‥頭が下がる思いだ。何か、一番最後にこっちが泣きそうになってしまったよ。4公演のり切った自分に酔ってたのかもしれないけど、単純に感動したんだと思いたいよ、今は。本当にありがとう‥‥そう思っていたら、逆に娘。側から「ありがとう。」の言葉を受けてしまった‥‥娘。達がステージを去った後、スクリーンにこの一言が。本当にありがとう。何度でも言うよ。かおりん、なっち、圭ちゃん、矢口、ごっちん、梨華ちゃん、よっすぃー、あいぼん、のの、高橋、小川、紺野、新垣‥‥本当にありがとう。

●戦い終えて‥‥

  正直、4公演も観る事に意味があるのだろうか、と何度か考えることがあった。特にライヴ数週間前辺りから、ずっとこの自問自答が続いていたんだけど、やはり行って正解だった。確かに音響の悪さ、アルバム楽曲のクオリティーの低さ等問題点も沢山あったのだけど、あれから2日経った今思い返してみても、やっぱり感動の度合いは変わらない。自分があの時感じた素直な気持ちを信じてみたいと思う。

  このサイトをロックサイトだと信じてずっと支持してきてくれた人の中には、最近の俺の言動に対して不信感を抱いている人がいることと思う。不快感を露わにしている人もいることも知ってる。「ロックの文脈でモー娘。語ってるんじゃねぇよ」って怒り心頭の人もいるだろう。確かに最初は俺もそういう方法論で娘。を語ろうとした。だけど、もうやめた。やってるこっちが馬鹿馬鹿しく思えてきたから。言いたい人は影でこそこそやってればいい。俺はこれからもデカいツラして、堂々と


  梨華ちゃんサイコー♪


とかやってくと思うので。楽しく生きていきたいじゃん?


‥‥そして次は、6月のミュージカルですか‥‥(笑)


[SETLIST]
01. そうだ!We're ALIVE
02. いいことある記念の瞬間
  [MC:全員]
03. 恋愛レボリューション21
04. いきまっしょい!
05. 男友達 [安倍+5期メンバー]
06. 好きな先輩 [高橋、小川、紺野、新垣]
  [MC:高橋、小川、紺野、新垣]
07. メドレー/乙女パスタに感動 ~ 王子様と雪の夜 [タンポポ]
08. メドレー/BABY!恋にKNOCK OUT!
  ~ ちょこっとLOVE [プッチモニ]
09. アイ~ン!ダンスの唄 [バカ殿様とミニモニ姫。]
  (28日昼公演のみ志村けんがゲスト出演)
10. 色っぽい女~SEXY BABY~ [カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)]
11. 手を握って歩きたい [後藤真希]
12. 会えない長い日曜日 [藤本美貴]
13. サマーナイトタウン(English Version) [ココナッツ娘。]
14. ザ☆ピ~ス!
15. LOVEマシーン
16. 電車の二人 [安倍、石川、吉澤、加護、高橋、紺野、新垣]
  [MC:安倍、石川、吉澤、加護、高橋、紺野、新垣]
  [MC:飯田、保田、矢口、後藤、辻、小川]
17. 初めてのロックコンサート [飯田、保田、矢口、後藤、辻、小川]
18. Mr. Moonlight ~愛のビッグバンド~
19. ハッピーサマーウェディング
20. 恋のダンスサイト
21. なんにも言わずにI LOVE YOU
  [Encore]
  [MC:全員]
22. モーニングコーヒー(2002 Version)
22. 本気で熱いテーマソング



▼モーニング娘。『4th「いきまっしょい!」』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2002 04 30 01:39 午前 [2002年のライブ, カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。), タンポポ, ハロー!プロジェクト, プッチモニ, ミニモニ。, モーニング娘。, 後藤真希, 藤本美貴] | 固定リンク

2002/03/27

モーニング娘。『4th「いきまっしょい!」』(2002)

  さぁ、全宇宙待望の、モーニング娘。単体としては前作「3rd -LOVEパラダイス-」('00)から丁度2年振りとなる、4枚目のオリジナルアルバム。この2年の間にベスト盤やミュージカルのサウンドトラック、各ユニットの楽曲を集めた3枚のコンピレーション盤が発表されてきた。このような状況から、「純粋な新曲を沢山含んだオリジナルアルバムは、つんく♂の多忙振りを考えるともうありえないのではないか?」なんてファンの間では囁かれていた。さすがにここ何回かのコンサートツアーでのマンネリ振りを考えると、この時期に出しておかないと本当に毎年コンピ盤でお茶を濁すことになりそうだったのだが、今年に入って間もなくしてからプロデューサーのつんく♂自身が「現在、モーニング娘。のアルバムの準備をしている」とラジオで発言したことから、いよいよか‥‥と我々はこの日を待ち望んだのだった。

  全部で13曲というのは恐らく現在の13人編成を意識してのことだろう。シングルとしての既発曲が5曲なので、完全未発表の新曲は8曲ということになる("そうだ!We're ALIVE" も同時期に録音された新曲なので、正確には9曲ということになるか)。既発曲に関してもシングルとはバージョン違いだったり、5期メンバー加入以前の曲を13人で新たに振り分けしたりと、いろいろ手を加えられている。

  まぁ前説明はこの辺でいいだろう。今日はこの際なので、久し振りに全曲解説レビュー形式でやってみようと思う。モーニング娘。では初めてか? まぁいずれ過去のアルバムやシングルに関しても同様の形でレビューするつもりなので、既発曲については初出の所で詳しく触れるとして‥‥メインはあくまでアルバム用の新曲。

●M-1. ザ☆ピ~ス!(Complete Version)
  '01年7月リリースの通算12枚目のシングル。詳しいレビューはこちら。先日のハロプロ正月公演もこの曲からスタートしていたので、やっぱりこの曲がトップにくると「おお、始まるぞ!」というワクワク感、高揚感で胸がいっぱいになる。特に「Complete Version」ということで既発のシングルテイクとどこが違うのかというと‥‥基本的には何も手を加えられていないはずだ。ミックスもシングルと同じだと思うし。ただ、唯一の違いはエンディングだろう。あの、いつ終わるのか判らない、いつまた始まるのか‥‥というクドいくらいの繰り返し。シングルではフェードアウトになっているが、ここではフェードアウトしそうになるとまだデカい音で始まる、その繰り返し。まぁ早い話が、レコーディング時のバックトラックをそのまま完全収録した、ということなのだろう。というわけで「完全版」なのだ。ライヴやテレビで唄う時は既にこのテイクを用いているので(とはいっても繰り返しの回数が遙かに少ないが)、まさにここからスタートといったところだろう。

●M-2. いいことある記念の瞬間
  編曲にダンス☆マンが携わった、シュープリームスの名曲「恋はあせらず」(の、フィル・コリンズがカバーした方のバージョン)を彷彿させる、モータウン調のポップナンバー。「自分を信じて 強く生きよう/生まれ変わるような 記念の瞬間」って歌詞がいいなぁ。こういうタイプの曲、俺すごく好きなんだよなぁ‥‥アルバム中一番好きかも。シングルにはならないものの、決してアルバムの穴埋め的ナンバーでもない。この2曲の流れ、好きだなぁ~

●M-3. Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~(Long Version)
    '01年10月リリースの通算13枚目のシングル。詳しいレビューはこちら。ロングバージョンとはいっても曲が長くなったのではなくて、曲に入る前に3分程度のミュージカル風のセリフがプラスされている。PVを観たことある人ならわかるだろうし、テレビでのあの衣装からも察しがつくだろうけど、この曲は非常にミュージカル的な要素を持っている。こういう形でストーリーが明確になることに「クドい」と難色を示すか、より伝わりやすくなったと受け取るかで、このロングバージョンの評価って変わるんだろうな? とりあえず、今度のツアーではこの冒頭のパートをショートドラマ風に演じてから歌に入るんだろうな(去年の春ツアーでの "あこがれMY BOY" みたいに)。
  ただね、3曲目にしてこんなに3分もコントでアルバムの流れを止めてしまうってのは如何なものか? せめて真ん中辺りじゃないかな!? 楽曲的には3曲目でも問題なしなんだけど、折角頭からの流れがよかっただけに、そこがちょっと残念だったなぁ‥‥
  それにしても新垣、オイシイなぁ~。そして石川、相変わらず棒読みだなぁ~。そして何故にたいせー!?

●M-4. 初めてのロックコンサート
  娘。関係ではシングルのカップリングや後藤ソロ等を手掛けてきたAKIRAアレンジによる、ブリトニー・スピアーズとかあの辺の洋楽アイドルポップ的なサウンドを持ったR&Bテイストの1曲。後藤ソロ曲としてもそのまま発表できる程、彼女が唄うと違和感ないわ。それにしても、タイトルは「ロックコンサート」なのに曲調は「R&B」っていうズレ具合。狙ってる?
  この曲は飯田、保田、矢口、後藤、辻、小川の6人のみが唄う曲で、それぞれが交互に唄う構成。やはりごっちんと圭ちゃんは安心して聴いてられる。小川も頑張ってるんだけど、まだこれからって感じかな? この曲もかなりいい出来じゃないかな? 個人的には嫌いじゃないです。

●M-5. 男友達
  安倍のソロナンバー。5期メンバーがコーラスで参加。アレンジにはお馴染みの鈴木俊介の名が。ごっちんの加入後、なっちの歌を思う存分味わう機会がライヴ以外では殆どないので、この曲は非常に有り難い。しかも最近の曲はどれも黒っぽいテイストが多少なり取り入れられているので、こういうタイプの曲(ポップロック調の小楽曲)は新鮮だし、なっちの色に合っていると思う。
  中盤のギターソロがちょっとMR.BIGの "Green-Tinted 60's Mind" っぽいのは、気のせいかな?

●M-6. そうだ!We're ALIVE
    '02年2月リリースの通算14枚目のシングル。詳しいレビューはこちら。アナログでいえばA面ラストがこの曲ってことになるんだけど‥‥ちょっと前の曲からの流れに違和感というか、ギクシャクした印象を受けたなぁ。もしかしてMR.BIG~BON JOVI繋がり、とか?(と、勝手に想像して喜ぶのは世界中で俺ひとりだろう)この曲はシングルと同テイク。ただ、アルバム用にミックス(というかマスタリング)を若干柔らかくしてる印象が(多少、ドンシャリ感が強まったかな?)。アルバム全体のバランスを考えてのことだろうけど、個人的にはシングルの方が好きだな。

●M-7. でっかい宇宙に愛がある(Album Version)
    '01年7月リリースの通算12枚目のシングルのカップリング曲。詳しいレビューはこちら。アルバムバージョンってことだけど‥‥曲の後ろで娘。達が騒いでる音量がデカくなった程度?(それは気のせいかな??)‥‥(シングルバージョンと比べてみる)‥‥ああ、なるほど。1分程エンディングが短くなってるのか‥‥ってそれだけ?
  それにしても、鈴木俊介はこのアルバム内でもダンス☆マンに次ぐ貢献度の高さだなぁ。非常にいい仕事してると思います。

●M-8. いきまっしょい!
  初期から関わりのある小西貴雄アレンジの、ユーロビート調ハイパーチューン。既に娘。には "Say Yeah! -もっとミラクルナイト-" という同タイプの曲があるし、秋ツアーではアンコール1曲目に唄われる等非常にいいポジションで唄われていた曲だったので、このアルバムタイトルトラックが今度のツアーでは取って代わってその役割を果たすのかもしれない。ライヴでは間違いなく盛り上がるだろうし。
  正直な話、アルバムからの新曲が解禁になった時、最初に聴いたのがこの曲だったのだが‥‥「ああ、ヤバいなぁ‥‥」という暗い気持ちになった。こういう曲ばかりだったらどうしようって‥‥けど、このタイプの曲はこれ1曲なのでよかったけど。悪くはないんだけど、個人的にはタイプではないのよ、この曲調(てゆうかアレンジね)。ただ、唯一の救いは、石川のセリフだったりするのですが‥‥

●M-9. 電車の二人
  前嶋康明氏アレンジ。4曲目に参加してなかった残りの7人‥‥安倍、石川、吉澤、加護、高橋、新垣、紺野が交互に唄う曲。石川さん、下手なりに頑張ってるなぁ‥‥いきなり唄い出しだもん、そりゃビックリしますよ。
  高橋と新垣はここでも頑張ってるなぁ。"そうだ!We're ALIVE" といい、ホント新メンバーの中では優遇されてるというか、恵まれてるなぁ。しかもそのチャンスをちゃんとモノにしてるし。加護ちゃんもうかうかしてると追い越されちゃうぞ!?(それにしても、よりによってチャーミー、よっすぃー、コンコンの3人を一緒にしてしまうなんて‥‥冒険するよなぁ、つんく♂も)

●M-10. 本気で熱いテーマソング
  ダンス☆マンが携わる、如何にもモーニング娘。的なファンクナンバー。ラジオで聴いた時にもピンときたけど、ホントにいい曲。シングル向きだね。ただ、"ザ☆ピ~ス!" や "恋愛レボリューション21" と同系統なので、これを先行シングルにしてたら「また同じかよ!?」ってヲタに酷評されてたんだろうな‥‥って結局何出しても貶す奴は貶すだろうけど。
  このサビメロって‥‥何だっけ? 何かに似てるよね、昔のヒット曲だと思うけど‥‥歌詞を読むと、こっちの方がオリンピックの応援歌にピッタリだったんじゃないだろうか?という疑問も生じるんだけど(「いざ進め 世界の熱い奴ら」って歌詞なんか特にさ)‥‥最後の「いざ進め!」と「モーニング娘。!」をかけたとこもカッコイイよね? うん、純粋にカッコイイ曲。ただ悲しいかな、"Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド" や "そうだ!We're ALIVE" を聴いた後となると、このレベルの曲でも「平均レベルかなぁ?」なんて思えてくるし‥‥

●M-11. 好きな先輩
  5期メンバーの4人がメインとなる曲。コーラスに先輩メンバー9人が参加。正しくタイトル通りの、ポップな小楽曲。娘。とは古い付き合いの高橋諭一がアレンジ。それにしても新垣。その少年っぽい節回しにソウルフルさを感じる。これまでの娘。にはいなかったタイプ‥‥てゆうか本当に子供だからこその味わいだと思う。あと1~2年したらどうなるのか判らないけど‥‥現時点では光るものがあるなぁと思うんだけど。こないだの「童謡ポップス2」といい "そうだ!We're ALIVE" といい、ホントにこれからが楽しみな娘。だと思う。
  それ意外だと、小川の頑張りも目に(耳に)つく。先輩の中に入ってしまうと埋もれがちだけど、同期4人が並ぶとやはり負けてられないって気持ちが強く出るのか、いい感じなんだよなぁ。この感じをもっと出せればと思うんだけど‥‥いや、新メン、みんないいよ!

●M-12. 恋愛レボリューション21(13人 Version)
  '01年12月リリースの通算11枚目のシングル。13人バージョンってことで、オリジナルバージョンから中澤のソロパートを消して、小川が替わりに唄い、5期メンバーの歌を足した(?)んだろうけど‥‥ミックスも若干変わってる気が‥‥変わってないか。この曲が一番古いものだんだけど、未だに飽きが来ないのは何故なんだろう‥‥ベスト盤にも入ってたし、こないだの「プッチベスト2」にもリミックスバージョンが入ってたのに。明らかに "I WISH" 以降の曲って何かが違うんだよなぁ‥‥ライヴでいうとここで盛り上げて本編終了ってとこだろうか。

●M-13. なんにも言わずにI LOVE YOU
  ライヴでいうならばアンコールナンバーであるアルバムラスト曲は、久し振りのバラードナンバー。アレンジは再び小西氏。AOR調に始まり、中盤のコーラス隊が加わる辺りからゴスペル調に変化していく盛り上げ方が好き。どうせなら打ち込みじゃなくて、生リズム隊でやって欲しかった気もするけど‥‥
  この曲に限らず、多くのアルバムトラックに言えることなんだけど‥‥やはりシングル曲並みの手の込みようは見られないんだよねぇ。中にはそれに肉薄する出来の曲もあるんだけど‥‥やはり "ザ☆ピ~ス!" 以降のシングル曲のレベルが並外れているってことなんだろうか? この曲だって、アレンジ次第ではシングルとして切ってもおかしくない曲なんだけどなぁ‥‥勿体ない。


‥‥というわけで、総評に入りますか。うん、想像してたよりはずっとよかった。正直なところ、もうちょっと散漫な内容になってるかなぁって思ってたんだけど(特に今朝、久し振りに「3rd -LOVEパラダイス-」を聴きながら通勤したから、余計にそう感じたんだろう)、バラエティーに富んでる割には1枚のアルバムとしてかなり評価できる作りになってると思う。

  ただ、何度か書いたように問題点も幾つかあって、それはアルバムの流れ(曲順)だったり、新曲と既発シングル曲とのアレンジにかける時間の違いだったりするんだけど、あれだけ忙しい中ここまでやったことを評価すべきなのか、「だったら各ユニットのリリースサイクルをもっと長く取って、その分娘。に費やせよ」と非難すべきなのか‥‥

  勿論、評価すべき点はそれ以上に沢山ある。加入後、目立つ機会の少なかった5期メンバーにチャンスが沢山与えられたことや、なっちのソロ、ドラマやコントを通じての演技力の向上等々。視点をいろいろ変えてみると、発見の多いアルバムだと思うよ、これ(ってまだ4回くらいしか聴いてないけどね)。

  個人的観点で言わせてもらえば、過去4枚のアルバムの中で一番いい出来じゃないかと思う。セカンドもかなり素晴らしいアルバムだけど、既にあの頃とはモーニング娘。自体が別物となってしまったので、比べること自体が無意味なんだけど‥‥じゃあ4枚の中で一番いいって表現も何だか違うよなぁ‥‥そう、13人編成となって新たに生まれ変わった「モーニング娘。」というグループのデビューアルバムとでも言えばいいだろうか? "Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド" でデビューした新しいグループのファーストアルバムだろう、これは("恋愛レボリューション21" や "ザ☆ピ~ス!" はセルフカバーって感じかな?)そういう意味で、一番勢いみたいなものが感じられる作品集なんだよなぁ。

  ただ、それでもこれは決して最高傑作なんかじゃないと思う。娘。の歴史を考えた上で、一番出来の良い作品集だとは思うけど、娘。史上歴史に残るような曲を収録した前作がそうでなかったのと同様、このアルバムにも最強のキラーチューンが幾つも収録されているが、「かなりいい」けど「超超超超名盤」とはお世辞にも呼べない。

  でもね、ファンだから言うわけじゃないけど‥‥ずっと聴き続けると思うな、これ。何か知らないけど、聴いてると凄くポジティブな気持ちになってくるもの。いいアルバムだよね、何だかんだ言ってさ。

  願わくば、この編成でもう1枚アルバムを作って欲しいな、今すぐにでも。次も同じ13曲入りで、けど今回のアルバムとの大きな違いはシングル曲皆無で、しかも13人それぞれのソロ曲計13曲を収めたオリジナルアルバムを。いっそのこと、アレンジャーを13人使うとかして、もっとバラバラな、それでいて非常に統一感のある、矛盾しながらも暴力的且つ強引なまとまりのあるアルバムを。

‥‥なんて妄想をしつつ、既にアルバムは5周目も中盤に差し掛かっているのだった‥‥

結論:それでもやっぱり、モーニング娘。がだいすっき♪


‥‥もっと真面目にレビューするつもりだったんだけどなぁ‥‥。



▼モーニング娘。『4th「いきまっしょい!」』
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投稿: 2002 03 27 12:00 午前 [2002年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク

2002/02/25

「Hello! Project 2002 ~今年もすごいぞ!~」@横浜アリーナ(2002年2月16日 夜公演)

  2002年に入って、こんなにもスタートダッシュするとは思ってもみなかった‥‥2月の時点で既に2度目のハロプロライヴですよ、奥さん! もうね、行けるとこまで行ってやろうと。本気で思っておりますです。別にこの2/16は愛する石川さんの誕生日でも卒業記念日でもないわけで、いうなれば「デカイ会場でも観てみたい」否、「前回の物足りなさを解消したい」って思いでいっぱいなわけでして。福井では小さい会場で、かなり近くで観れたっていう満足感があったので、今回はやはり「デカイ会場ならそれなりに、全体を見渡したい」というのがありまして。スタンド席でステージ真正面となる席をヤフオクで探したところ、簡単に見つかり、しかも定価でゲットできてしまったわけです‥‥

  そんなわけで、小規模会場で行われてきた正月ハロプロ興行の、追加公演として発表されたのが横浜アリーナ2Days、しかも1日目は昼夜興行。計3回、約4万人ものおこちゃまや大きなお友達が足を運ぶことになったわけです。この「大がかりな追加公演」に対しては発表当初から「誰かの卒業式となる」なんて囁かれていて、俺も以前書いた加護ちゃんコラムの中で「加護卒業、ラストはハロプロ横アリ、なんて噂がある」と書きました。しかし、実際に卒業したのは加護ちゃんでもなっちでもなく、なんと大穴中の大穴、ココナッツ娘。のレフアでした‥‥(汗)しかも、卒業自体に触れたのは、最終日の一番最後。オイオイ、そんな扱いかよ‥‥正しく「悔し涙ぽろり」だよ(苦笑)

  それにしても、やっぱり横浜アリーナはデカイねぇ‥‥最後に来たのは何時だっけ‥‥去年のAC/DCかな? じゃあほぼ1年振りなわけだ‥‥あの時とは全く違う会場に思えたのは、客層のせいだけだろうか? とにかく、始まる前から異様な空気が漂ってたなぁ‥‥それにしても、やっぱりこの日もPRODIGY「THE FAT OF THE LAND」が会場に響いておりました。10日程前に来てたんだよな、奴ら‥‥なんて思いながら、やはりこの日も始まる前からノリノリなわけでございます。

  ハロプロ関係のライヴの素晴らしい所は、常に予定時刻ピッタリに始まるところ。この日も18時半を過ぎた途端に会場暗転。オープニングやその後の新メンバー紹介などのMCは前回と全く一緒。というわけで、今回は前回観た福井とは違った点やその他印象に残った所をレポートしてみたいと思います。

●客層

  福井よりもおこちゃま&父兄の比率が高かった。親子連れや小学生or中学生が多かったなぁ。友達同士で来てたりとか。思った以上に年齢層が低かった。さすがに1回に万単位の人数が入るだけあって、ヲタだけに限定されていない。よかったよかった。

●会場暗転

  驚いた。まずはこの一言。会場が真っ暗になった瞬間、目に飛び込んできたのは‥‥サイリウムの綺麗な海。この日のお客(1万4千人と姐さんが言ってた)全員が持っていたわけじゃないけど、半数以上の客が持ってたわけで、しかも持ってる人は両手に持ってるので‥‥凄い綺麗な光景なわけですよ。で、他の観客もその光景を目にして「ウォ~!」と驚きと感動のうなり声をあげるわけです。これはマジで感動。よくハードロック系のライヴでバラードになるとライターの火を点けて店にかざすってのがあるけど(アメリカのライヴなんかを観ると、よくやってるよね?)、あれと同じような感動がそこにはあったわけです。俺の中ではMOTLEY CRUEの"Home Sweet Home"のPVで初めて観たあの光景と同じ感動を感じてしまったわけです。あ~、俺も買っておけばよかった(笑)

●10人祭

  前回よりもステージがデカくなったせいか、広いステージを有効に使って動き回る10人。シャッフルユニットの中では今回一番観てて気持ちよかったのがここでした。今日はよっすぃーが元気そうでよかったです。そして、なっちは今日も可愛かったです♪

●7人祭

  遠目で観てるせいか、ごっちんの可愛さを肉眼で確認することは出来ず、仕方なしにスクリーンでアップになった彼女に萌えておきました(笑)

●三人祭

  加護ちゃんに対してはやはり遠目だったせいか、そんなに違和感を感じることなく、普通に楽しめました。既にこの日二回目の公演ってこともあり、石川さんの歌はかなりヤバめでした(爆)。そしてそれは「完璧アイドル」あややに対しても言えることであり、皆さんさすがにお疲れのようでした。これ終わっても、1ヶ月もしたら娘。もあややも単独ツアーが待ってるんだもんなぁ‥‥(涙)

●平家みちよ

  平家さん、ここ横浜でも声援が小さかった‥‥何か気の毒になって「がんばれ!」って心の中で叫んでおきました、椅子に座りながら(だから声に出して応援しろって俺)。そろそろ彼女がハロプロ自体を卒業してしまうのではないか‥‥なんて思ってしまう今日この頃です。

●前田有紀

  前回は師匠である五木ひろしの名曲カバーでいきなり場を凍り付かせましたが、今回は自身の新曲。しかもこれが威勢のいいムード歌謡だったので、他のハロプロメンバーも観客も(ある意味)ノリノリ。合いの手入れる入れる。確かに娘。やあやや観に来て演歌聴かされた日にゃキツいものがありますが、それでも今日は楽しめましたよ。さすがに周りのおこちゃま達はつまらなさそうでしたが。

●カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)

  福井で最後だ‥‥とか思ってたら、もう1曲出るそうで‥‥だから俺の涙はなんだったんだよ!(爆)改めて冷静にカン梨華のステージを観ました。里田さん、思ったよりも歌が不安定でしたね。やはりまだ慣れてないせい? 働かされ過ぎ? 何にせよ、歌だけは石川さんを見習わないようにしないと。

  で、肝心の石川さん。もうね、福井での感動が嘘かと思える程に唄えてなかった(号泣)。これが本来の「石川梨華」ってのはよぉ~く判ってるつもりだったのですが、いざ目の前で目撃すると、ショックですね?(苦笑)まぁカワイイから許すけど(許すのかよっ!)

●後藤真希

  ごっちんのクールさが売りであろうソロ曲。だけど何故かこの日のごっちんは歌の途中で何度も笑顔でした。何かあった? 側にいた新メンに笑わされた? それとも圭ちゃんとなっち?‥‥なんて余計な心配をしてる場合じゃねぇってば俺(笑)

●ミニモニ。

  ごっちん辺りから小さなおこちゃまも立ち上がって唄って踊っていたのですが、ここで大爆発って感じでしょうか。福井の時とは違って既に発売になった後なので、ちゃんと浸透しておりました。イントロでの振り付けも、側にいたお母さんまで一緒になってやってた程で(笑)。いやぁ~、微笑ましい。それにしても、何故かミニモニ。だけフルコーラスだったね? やはり人気の差!?

  数週間前に風邪でダウンしたと聞いていた辻ちゃんですが、気持ち細くなったような気がしたのは、やはり遠目だったからでしょうか?

●藤本美貴

  いきなりデビュー曲変更ですか。ちょっと前にデビュー曲が正式発表されたのですが、それはツアー前半に唄われていた曲とは別のものでした。この日が初お披露目だったそうですが、個人的には深夜番組でもお馴染み"Let's do 大発見"よりも好印象。広末涼子~松浦亜弥の流れを組む、ある意味最近の正統派アイドルの楽曲といえる曲。確かにこっちの方が純粋に「売れる」曲だと思った、直感的に。うん、つんく♂らしい曲だわ。藤本さんのステージングも段々場慣れしてきたようで、お客に手拍子を求めたりとかいろいろ頑張ってました。娘。の春ツアーにも動向するので、そこでまた更に成長が伺えるかもしれませんね。

●中澤裕子

  特筆すべき点はないんだけど‥‥なんか最近、媚びすぎかなぁ!?って思える瞬間がたまにあるんだよね、姐さんに関しては。市井との時は感じなかったんだけど、福井以降‥‥あの投げキッスにはどういった意味が含まれているんですか? 何か急にああいう事されると(しかも娘。達では絶対にああいう艶っぽさは感じないので)本気でドキッとするんですけど。度を超えると、本当に「媚びてる」って受け取られる可能性大なのでは? 新曲のリリースが夏までないそうなので、次に姐さんの生歌が聴けるのは夏のハロプロライヴってことになりそうだけど‥‥やっぱりもう1度、真剣に歌をやって欲しいなぁ‥‥

●ココナッツ娘。

  レフア卒業の噂はここ数日ネット上を飛び交っていたので、意識して観てたのだけど‥‥特にそれを感じさせる発言も雰囲気もなかったなぁ。せいぜいミカの歌がヤバかったなぁ、程度で(笑)。けど、ライヴ自体一番最後に「ココナッツ娘。は日本の事が大好きでぇ~す♪」というミカとアヤカの言葉‥‥これにちょっと反応してしまった俺。こんな事言う必要、ないのに‥‥って。この瞬間、俺の中で「レフア卒業=決定」となったわけで(結局、翌日の姐さんのラジオで事実を知ったわけで)。ココナッツも春の娘。ツアーに動向するので、それまでに新メンバーが発表されるのかもしれませんね。何にせよ、どういった娘が入るのか気になるところです。

●プッチモニ

  やっぱり圭ちゃん、カッコよすぎ(笑)。ごっちんが今日、結構よく唄えてたなぁ、と。いつもラストの「自慢したい素敵な~」と囁くように唄うところで外しがちなんだけど、今日はバッチリでした。ええ、萌えましたとも!(笑)よっすぃーも相変わらず気持ちよさげに「L・O・V・E・ラブリー~」の所を無表情で踊ってたし。言うことなしです。

●タンポポ

  飯田さんが本気で綺麗だと。そして石川さんが本気で外してたと。このアンバランスさこそが「タンポポ」だと、俺は声を大にして言いたい!(ドンッ!と机を叩く)‥‥まぁ実際にはそんことないわけでして。石川さん、ある意味本調子!って感じで、冷や冷やしながら観てました。まぁファンからすれば、それすらも萌え要素だったりするわけですが‥‥(苦笑)

●全員登場、MCへ

  ここでは「最近の出来事」というようなテーマでMC。まずはカントリーのあさみ。前の週に北海道で行われた犬ぞりレースで優勝したこと。これは既にネット上でも話題となっていたので、ご存じの方も多いでしょう。成績が良いと、今度はアラスカまで行けるそうです‥‥さすが「半農半芸アイドル」‥‥あれっ、ちょっと違うような?

  続いて新垣さんが選ばれ、「地元・横浜に戻ってきてライヴができた事」と。そういえば前回の横浜は11月、13人ライヴ初お披露目の時でした。声援が小さかったり、「コネガキーッ!」等の罵声まで飛び交ったあの日です。ビデオで観ましたが、正直可哀想でしたよ‥‥あれから俺は改心して(改心って)彼女を応援しようと思ったのですが。本当に今年に入ってからの新メンバーはいい感じですね?

  最後はなっち。ご存じ、「TBSテレビでソルトレークオリンピックのキャスターをやってる」という話題を。全く興味がなかったその世界を毎日勉強して覚えて、そして知れば知るほど奥が深く、見入ってしまうと。何か矢口さんもラジオで「初めてなっちが出演する時、メールで励ましたらそれ観て泣いたらしい」です、なっちさん。素敵です。萌え~です(笑)。

●メロン記念日

  たった1ヶ月でここまで雰囲気が変わるもんかなぁ? もうね、佇まいだけで前と違う。自信に満ちあふれてるっていうか。やっぱりメジャー展開させてもらえると、心理的にこうも変わるのかなぁ? すごい堂々としてたし、楽しそうに唄って踊ってた。ただ、観る側がまだ完全にそれに着いてこれてない様子で、「愛のボタンを連打!連打!」のコール&レスポンスも思った以上に小さくて‥‥最近、CDショップに行っても「メロン記念日ってどうなの?」って話をしてるカップルを何度か見かけたりで、それなりに認知はされてきているので、本当の「波」は次のシングルなんだろうなぁ‥‥と真剣に思いました。やっぱりさ、「うたばん」で優遇されるメロン、観てみたくない、みんな?(笑)

●松浦亜弥

  そして更に凄いことになってたのが、あやや。オーラが1ヶ月前とは比にならない程大きくなってた。既に10年選手級の貫禄。メロンの昇り調子も凄いものがあったけど、これはハンパじゃない。娘。を喰う勢い‥‥いや、既に多くのヲタは餌食になってしまったようで(苦笑)、特に新曲に対する声援はもの凄いものがありました。同じハロプロメンバーで、娘。レベルで新曲が浸透してるんだから。さすがタイアップ効果強し。こりゃマジでツアーが楽しみになってきた。

●モーニング娘。

  けど、そうは言っても、やはり娘。は今日も完璧だったわけで。"ザ☆ピ~ス!"ってのは既に自分達にとってアンセムソングとなってるわけで。この日のコール&レスポンスもハンパじゃない大きさだったのです。福井では躊躇してた俺も、既に2度目ってこともあり、完全に溶け込んでおりました(笑)。既に随分引き返せないところまで来てしまったようです(号泣)。そうそう、テレビでは石川さんのセリフ後になっちとごっちんが彼女の前に立ちはだかってピースサインをするパート。福井では示し合わせたかのように「コマネチ」をやっていたふたりでしたが(なっちが照れていたのにかなり萌えた/笑)、この日は石川さんの足下で相談するふたりに気づき、結局やったのは「アイ~ン」でした。しかもノリノリでやってました♪

  メドレーは前回と同じ感じだけど、福井での"恋のダンスサイト"エンディングで、本来ごっちんが唄うべきパートをなっちが唄っていたのですが、ここ横浜では矢口さんでした。やはり新曲センターへの伏線でしょうか?(とかいって、ミスムンでも歌い出しが小川さんだったりと、いろいろ毎回変えてるようですが)前回、次の"I WISH"に備えてふたり(ごっちん、加護ちゃん)がいなくなると書きましたが、横浜を観た限りでは4人でした(ごっちん、加護ちゃん、よっすぃー、圭ちゃん)‥‥つまり、"I WISH"の唄い出しに必要な、最低限のメンバーだったのです。やはり前回は冷静に観れてなかったようです(当たり前だって)。

  さて、この日はネット上でも既に噂になっていた通り、娘。新曲"そうだ!We're ALIVE"のステージ初お披露目となったのですが‥‥肝心の衣装が次のミスムンのもの、そして歌もショートバージョン(テレビサイズ)だったこともあり、思った以上の感動・感激はありませんでした。が、やはり実感したのは、「この曲は大音量で、大人数で消費すべき曲だ」ということ。それだけは間違いありません。きっとこんな例えをしたら多くの「ロックファン」が怒ると思うのですが‥‥そういう点からいえば、OASISと同じだと思うのです。勿論、その背景やスタイルは全くの別物ですが、向かっている先は実はかなり近いんじゃないだろうか?と思えたのです。それは何も2年前に同会場でOASISを観たから、とかそういう理由で比較したのではなく、そうなるべき曲だと信じて疑わないからです。これを読んで「OASISとモー娘。を一緒にすんじゃねぇよ!」と怒り心頭のロックファンも多いでしょう。俺が言いたいのは、ただOASISと娘。が同じとかそういう事が言いたいのではなくて、「時代を作る音というのはそういうものじゃないだろうか?」って事なのです。この"そうだ!We're ALIVE"って曲は、そういう「みんなのうた」になるべき1曲だと思うのです。逆に、これだけ前向き且つポジティヴで、人の気持ちを高揚させるポップなロックナンバーが、今のシーンの中にどれだけあるのか‥‥こういう時代だからこそ、馬鹿馬鹿しいかもしれないけど、こんな曲が必要なんじゃないかなぁと純粋に思うのです。

  この曲を無視したり良さが判らないロックファンがダメだと言ってるとか、娘。を「ロック」と唱えることで冒涜してるわけではないのです。だって、ロックは本来、いろんな要素を貪り尽くしてきた雑食の音楽であり、常に何か既成の概念をぶち壊してきたものだと思うんです。ただ、それを今のロックミュージシャンが余りやっていないだけで、それをたまたまつんく♂というアーティストがモーニング娘。というアイドルを使ってやっただけ。だから俺は彼女らに面白みを感じるわけで。逆に、娘。ごとき(と敢えて言わせてもらいます。ヲタの皆さんごめんなさい)に幅を利かせられただけで「冒涜された」「バカにされた」と感じるようなロックなら、そんなの最初からロックじゃなかったんだよ!と俺は声を大にして言いたいね。ロックってそんなチンケなもんじゃないでしょ? もっと揺るぎないものなはずでしょ? だったらロックファンはもっとデンと構えてればいいんじゃないかな? 俺が何を叫ぼうが、個人個人にとっての「ロック感」ってそんなにダメになってしまうようなもんじゃないでしょ。少なくとも、俺にとっての「ロック」ってそんなにケツの穴の小さいもんじゃないよ?

  ‥‥と話がかなり脱線しましたが(苦笑)、この日の娘。達は以前にも増して「ロック然としたエンターテイナー」でした。それ以上でもそれ以下でもなく。完璧ですよね。固定のファン層を相手にしてるとはいえ、これだけ幅広い年齢層(俺の隣には、明らかに「おじいさんと孫」という関係の2人組がいましたし、実際おじいさんの方も楽しそうに手拍子してましたよ、笑顔で)を巻き込むモーニング娘。って‥‥


  小さい会場での良さ、そして大会場での良さ、両方を体験した今。やはり思う事はただひとつ‥‥


ハロプロ最高!!!(爆)


ごめんなさいこんな大人になってしまって本当にごめんなさい‥‥

P.S.そんな俺は、4月に「さいたまスーパーアリーナ」での娘。ライヴ2日間(各日、昼・夜公演)合計4公演を観ることが決定しています‥‥もう絶対に引き返せない‥ ‥


[SETLIST]
  [MC:稲葉貴子、石井リカ、里田まい、藤本美貴]
01. ダンシング!夏祭り [10人祭]
02. サマーれげぇ!レインボー [7人祭]
03. チュッ!夏パ~ティ [三人祭]
  [MC:全員]
04. 花 [全員/アカペラ]
05. プロポーズ [平家みちよ]
06. 東京、宵町草。 [前田有紀]
07. 恋人は心の応援団 [カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)]
08. 溢れちゃう... BE IN LOVE [後藤真希]
09. ミニモニ。ひなまつり! [ミニモニ。]
  [MC:稲葉貴子、石井リカ、里田まい、藤本美貴]
10. みかんの花咲く丘 [稲葉貴子、石井リカ、里田まい、藤本美貴]
  [MC:稲葉貴子、石井リカ、里田まい、藤本美貴、中澤裕子]
11. 会えない長い日曜日 [藤本美貴]
12. 二人暮し [中澤裕子]
13. 情熱行き未来船 [ココナッツ娘。]
14. ぴったりしたいX'mas! [プッチモニ]
15. 王子様と雪の夜 [タンポポ]
  [MC:全員]
  [MC:稲葉貴子、松浦亜弥、メロン記念日]
16. さぁ!恋人になろう [メロン記念日]
17. メドレー/トロピカ~ル恋して~る
  ~ LOVE涙色
  ~ 桃色片想い [松浦亜弥]
18. ザ☆ピ~ス! [モーニング娘。]
  [MC:モーニング娘。]
19. メドレー/LOVEマシーン
  ~ 恋のダンスサイト
  ~ I WISH
  ~ ハッピーサマーウェディング [モーニング娘。]
20. 恋愛レボリューション21 [モーニング娘。]
  [Encore]
21. そうだ!We're ALIVE [モーニング娘。]
22. Mr. Moonlight ~愛のビッグバンド~ [モーニング娘。]



▼ハロー!プロジェクト『プッチベスト2 〜三・7・10〜』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2002 02 25 01:30 午前 [2002年のライブ, カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。), タンポポ, ハロー!プロジェクト, プッチモニ, ミニモニ。, メロン記念日, モーニング娘。, 中澤裕子, 後藤真希, 松浦亜弥, 藤本美貴] | 固定リンク

2002/02/01

モーニング娘。『そうだ!We're ALIVE』(2002)

  これを書いている2/1の時点ではまだ発売されていない(2/20発売)音源の、最速レビューだ。そもそも一般公開も昨夜の「矢口真里のALL NIGHT NIPPON SUPER」内でたった一回のみ、放送されただけなのだから‥‥そんな新曲を、リリース3週間近くも前に「2月のオススメ盤」として紹介しようとしているのだから‥‥狂ってるって言われても仕方ないと思う。けど‥‥そんな外野からの声も蹴飛ばしてしまうくらい、今度の曲は凄すぎるのだよ‥‥いちモーヲタ以前に、いち音楽ファンとしてこの曲の素晴らしさを説きたいと思って、こうやって大絶賛文を書き始めたわけだ。


  ハッキリ言わせてもらう。いや、「とみぃの宮殿」という音楽サイトの管理人として、その管理人生命を賭けてでも言い切らせてもらう。



モーニング娘。の新曲

「そうだ! We're ALIVE」

は完全無欠の大傑作!

これを否定することは

即ち

「ロック」を否定する

のと同然だ!!!


  何故この俺にここまで言わせてしまうのか? 何故この曲はこんなにも聴き手の魂を揺さぶるのか? 何故この曲はこんなにも聴き手の曇った顔を明るくさせるのか? そして何故にこの曲はこんなにも聴き手の涙腺を緩くさせるのか?

  そう、この5分に満たない1曲の中に、我々が「モーニング娘。」というユニットに求めるもの、そして一般人が持つ彼女達へのパブリックイメージが全て凝縮されているだ。しかも、ある種ごった煮的コラージュ作品とも呼べなくもないこの曲は、それでもひとつの楽曲として成立している。もっと言えば、作り手であるつんく♂とアレンジャーのダンス★マン、そして表現者である娘。達13人‥‥送り手のパワーが最大限に発揮された、マックスレベルを振り切らんばかりの1曲なのだ。現時点ではまだダンスや振りを見ていないので、振り付け師である夏まゆみの力の入れ具合は確認できていないが、昨夜の矢口の発言「これまでの振りの中で一番激しいし、ある意味 "ミニモニ。ジャンケンぴょん!" にも匹敵する激しさ」からもこの曲の振り付けがもの凄いことになるのは、察することができる。


  どこがどう凄いのか‥‥これをまだ聴いていない人間に文字でどこまで伝わるのか疑問だが、可能な限り俺のつたない表現力で書き記してみたいと思う。

  の前に‥‥この曲の歌詞を最初に読んでみて欲しい。

(※掲載割愛)

  ちなみに繰り返される「努力 未来 A BEAUTIFUL STAR」の行がふたつあるサビの内の最初のサビ("恋愛レボリューション21" でいう「超×4いい感じ」、"ザ☆ピ~ス!" でいう「HO~ほら行こうぜ」みたいなものと思っていい)でBON JOVI等のアメリカン・ハードロックを彷彿させるシンガロングタイプ、「幸せになりたい」以下の行がふたつめのサビで、ポップでメロウな如何にもなアイドルポップメロディー。石川や加護辺りが唄ったらハマりそうなパートと言っていいだろう。

  このふたつの、ある意味相反する形のサビが同居するだけでも意外なのに、それ以外のパートでは白人ファンクバンドWILD CHERRYの大ヒット曲 "Play That Funky Music" をイメージさせる、骨っぽいミディアムヘヴィなファンクチューン。カッチリした演奏が時々THE POWER STATION('80年代中盤に活躍したスーパーユニット。ボーカルにロバート・パーマー、ギターとベースにそれぞれ当時DURAN DURANに在籍していたアンディ・テイラーとジョン・テイラー、ドラムにCHICのトニー・トンプソン、そしてプロデュースに同じくCHICのバーナード・エドワーズを迎えた、ファンクをハードロック的アプローチで再現したグループ。'90年代中盤にも一度再結成している)を思い出させる程、重量級のリズムパート(ドラムの重い音作り、そして独特なベースプレイ)が耳から離れない‥‥これがアイドルへ提供された楽曲のバックトラックか!?と信じられないくらい、完成度が高い。

  そう、モーニング娘。のシングル曲におけるバックトラックの完成度は、この2~3曲でかなりの飛躍を見せている。しかもそれを聴き手に意識させないように、至極自然にやってのけてきたのだ。"ザ☆ピ~ス!" イントロ部の歪みまくったシンガロングパートとそれに絡むインダストリアルノイズ、"Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~" での生ビッグバンドを導入した豪華な演奏とそのクオリティーの高さ(悪い事は言わない。可能ならCDを借りてきて、ヘッドフォンで聴いてみて欲しい。そのクオリティーにビックリするはずだから)。そして今回の新曲‥‥つんく♂と各アレンジャー陣(ここではダンス★マンン)は意図的にその仕事をより緻密で高品質なものに高めている。

  勿論、遊び心も忘れない。悪ノリと言われてしまえばそれまでだが、中間部でのロシア民謡をモチーフにしたパート‥‥段々とテンポが速くなっていく様、そしてそのバックに被さる「Wo, Ha!」という掛け声は "恋のダンスサイト" を思い出させるし、メロウな二段目のサビは初期の娘。とイメージが重なる。特にロシア民謡パート‥‥明らかにダンスが見せ場となるパートなのだが‥‥やはりここでコサックダンスとかしてしまうのだろうか?

  ハッキリ言って無茶苦茶だし、ここでロシア民謡が挿入される必然性は全く感じられない。けど、これまでのモーニング娘。だって十分に雑食性の高い、「何もこんなところでこんなことやらなくても‥‥」と思わせる存在だった。ただこれまではそれらの要素を1曲の中にこんなに詰め込んでいなかっただけなのだ。ということは‥‥明らかに送り手はこの曲に勝負をかけているのか、新たなステージへと駆け上がる為の実験作として発表したものと思われる。

  いや、実験だけはずっと行っていたはずだ。"LOVEマシーン" 以後、敢えて同じようなフォーマットを取りながら、毎回そこにはいろんな実験を組み込んでいたのだ。少なくとも昨年発表の2曲に関しては、その要素がそれまで以上に表面化しているように感じられる。そして、機は熟した、と‥‥そういうことなのだろう。

  先に紹介した歌詞にしてもそうだろう。一見意味がなさそうでバカバカしさ炸裂な感じだが、本当にそうだろうか? つんく♂という作詞家は、日常の他愛もない出来事をモチーフにしながら、実はかなりディープなテーマを根底に潜ませるという高度なテクニックを使う人だ。一読して無意味そうな "ザ☆ピ~ス!"でさえも、一言一言意味を考えながら読んでいくと、かなり興味深い作品だし。

  この "そうだ!We're ALIVE" でもそれは同様で、まぁ全てはそのタイトルに集結していると思うのだが‥‥早い話が「僕らはみんな生きている」なのだ。けど、その中には本当に他愛もないことに幸せを感じたり、がっかりして落ち込んだりする。生きているから恋もするし失恋もする。誰しもが幸せになりたいと感じ、他人に自分の気持ちを伝えようとする。それら全てが「THE 人間」なのだ、と。表面的にはこういう解釈だろう。今回の曲はオリンピックの応援歌となる曲、つまりは「人生応援歌」のような立ち位置を取る曲とならなければならない。確かに今回は "ザ☆ピ~ス!" や "I WISH" の時のような「深み」は感じられないが、それを補い余るようなサウンドと娘。達のパフォーマンスがある。

  そう、そのボーカルパフォーマンスも、これまで以上のもの、いや、これまでの集大成と言えるものとなっているだろう。前シングルでの男的発声に始まり、「Come on」を「カモンナッ!」と、「幸せ」を「しやわせ」と言わせたり等の「つんく♂節」炸裂。特に「カモンナッ!」の所は加護がGacktの物真似をした時のそれなのだ。所々に入る「ヒ・ホ・ハ」という無機質な掛け声といい、各メンバーのソロのパフォーマンス・クオリティーの高さといい、これまでとは比べようがない程にレベルが高い。「幸せになりたい」の行でも加護や飯田といったメンバーがそれまでとは間逆の、女の子女の子した甘い声で表現する‥‥このギャップも最高だ。


  ‥‥とここまで書いたところで、実際に曲を聴いていない人にとっては「何を熱くなってんの、この人?」の一言で流してしまう話題なのだろう‥‥けど、実際に聴いてみたなら、その後でいいのでもう一度この文を読んで考えて欲しい。

  現在の日本のヒットチャートで、ここまで実験性の高い、聴き手に喧嘩を売るような1曲がどれだけあるだろうか?という事を‥‥具体的な名前を挙げるのは控えるが、現在ヒットチャートを賑わしているアーティスト達の中で、常に前進する事を選ぶ人間はどれだけいるだろう? そのキャリアが長くなればなる程、我々がイメージする「パブリックイメージ」をトレースするような作品を再生産するに留まる。勿論、それも素晴らしいことだろう。しかし、本当にそれだけでいいのだろうか? そういう楽曲ばかりが大半を占めるヒットチャートだからこそ、我々は段々興味が薄らいできているのではないだろうか?

  この曲は、聴き手の「パブリックイメージ」を守りつつも、それまでにはない攻撃性や実験性を強く感じさせる。見方を変えれば「両刃の剣」にもなりえる1曲だ。恐らく今のモーニング娘。のアーティストパワーを考えれば(そして同日発売の他のシングルを見渡せば)、間違いなくヒットチャートの1位を取る曲だろう。しかし、一歩間違えばセールスに響く。1位を取ったものの、後はスルスルと落ちる一方。そういう曲であってはならないのだ、これは。その為には、モーニング娘。にこれまで興味が殆どなかったであろうロックファンをも巻き込む必要がある。そしてこの曲にはそれだけのパワーがある。だから俺はここでこうやって声を大にして叫んでいるのだ。

  俺は「モーニング娘。」という存在、そして彼女達が発表する歌が大好きだ。しかし、今回こうして書いている文は、そういう自分の想いを無視してでも伝えたかった事だ。だから最初に「管理人生命を賭けて」と書いた。これが理解されないなら、本気で辞めてもいい。そう言い切れるだけの楽曲だと信じて疑わない。



▼モーニング娘。『そうだ!We're ALIVE』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2002 02 01 10:49 午後 [2002年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク

2001/02/18

モーニング娘。『ベスト!モーニング娘。1』(2001)

  はい、マジです第2弾(爆)。掲示板上でいろいろ物議を醸しだしたモー娘。関連ですが、正直な話をすると、1年前程彼女らに興味はない。理由は‥‥判ってるでしょ?(苦笑)市井紗耶香が抜けちゃったしね‥‥だから今回これをオススメ盤として取り上げるのは、純粋に音楽を取り上げようという事ですわ。こりゃちょっと難しいぞ‥‥こんな事書くと、絶対に反論が来るのは判ってるんだろうけど、やっぱり多くの方に喧嘩を売ったと思われてしまった?以上、けじめとして書いておかなきゃ♪(苦笑)

  モー娘。デビューしたのは'98年1月。その前から「ASAYAN」で『インディーズで5万枚売ったらメジャーデビュー』ってな企画をずっとやってたので、それなりに注目はされていた。最初は話題性だけで売ってる、そんな印象を受けた。例えばデビューにまつわる企画だとか、デビュー時は5人だったのに次の曲では8人になってたり、更にその曲が前の曲よりチャート的に悪い成績だったら解散とか。前も別のところで書いたけど「番組内視聴者参加型ロールプレイングゲーム」だったんだな、と感じる。だから、そんな話題性だけで売ってるグループなんてすぐに廃れて売れなくなる→解散。誰もがそう思っていたはずだ。実際、デビューから1年後にオリジナルメンバーの福田明日香が脱退した辺りから、低迷しつつある印象を受けた。それは楽曲のパワーだったりセールスだったり‥‥

  ところが、デビューから3年経った今でも彼女達は残っている。それだけではなく、現在はメンバーを10人にまで増やし、セールス的にも毎回100万枚近いセールスをあげている。このベスト盤も発売1週間でアルバムとしては初の100万枚突破、現在までに250万枚もの出荷を記録していると聞く。勿論ベスト盤というのも関係あるだろうが、正直ここまで売れてしまうとはあの頃誰も思わなかっただろう。何故彼女達は3年もの間、競争の激しい芸能界を生き抜いてこれたのだろうか?

  まず一番大きいのは、彼女達が「プロ意識」というモノを常に持っている事。それは例えばデビュー時と今残っているメンバーの顔つきや目を見れば一目瞭然だ。もっと言えば昨年5月に加入した4人。加入当時はいかにも素人的な、本当にその辺にいる女の子だったはずだ。けど、今はどうだろう。顔つき、目つきが全然違うのだ。これは間違いなくつんくの影響だろう。つんくという男は音楽面だけでなく、精神性までもを彼女達に教育している。この点がおニャン子クラブやチェキッ娘と違う点じゃないだろうか? 勿論、歌唱力やダンスのセンス等は本当のプロの方々の足下にも及ばない。が、そこに食い付こうという気持ちだけは負けていないのでは?

  最初、つんくは彼女達を完全な『アイドル』として売りだそうとしたはずだ。それはデビュー曲"モーニングコーヒー"を聴けばお判りいただけるだろう。明らかに彼の好きだったアイドル歌謡路線だった。それが何故、現在のようなダンス路線‥‥もっと言ってしまえば「シャ乱Qの後継者的」ダンスミュージックへとシフトチェンジしたのだろうか? 時代性や流行というのもあるだろうが、それだけではないような気もする。

  初期のモー娘。の楽曲には、中途半端なエロさがあった。いやらしいと感じさせない、中途半端なエロさ。これはシャ乱Qでのつんくが持っていたモノだ。それが100万枚セールスと引き替えに後退している。この辺はSPEED初期と共通するものを感じる。ファンの低年齢化。そう、後藤や加護といったローティーンメンバーが加入した事によって、彼女達は小学生のヒーロー/ヒロインへと成長していった。これを意識する事によって、つんくは自身の歌詞に責任感のようなものを感じたのかもしれない。
  歌詞の内容も、初期は子供と大人の狭間で揺れ動く女心(って男の俺が言うのも何だが/苦笑)を唄っていたものから、徐々に幅広い年代にアピールする内容へと変化していった。これも上と同じような理由からだろう。特定の層を狙う事よりも、もっと大きい‥‥万人に愛される楽曲作りへと、つんくの意識も変わったのだろう。それを実現させるにはシャ乱Qでは不可能だったのだ。あのバンドはある意味、役目を果たしてしまったのかもしれない。

  改めて、音楽性のシフトチェンジについて考えてみよう。本来アイドル歌謡好きのつんくは、シャ乱Qでは表現しきれない音楽性を「女性」を使う事で表現しようとした。しかし、番組の企画と二人三脚で進めていく中、物足りなさを感じたのかもしれない。と同時に、シャ乱Qの人気・セールスの低迷→バンドメンバーの不祥事による活動休止。自身が本当にやりたい音楽を発表する場を失った、ソングライターとしてのつんく。そこで彼はその思いをモー娘。に託す。
  いかにもシャ乱Q的なダンスチューン"サマーナイトタウン"はデビュー曲よりも成功し、続く3作目"抱いて HOLD ON ME!"では初の1位を獲得する。この曲で初期モー娘。のイメージが完成したといっても過言ではないだろう。
  そして4作目"Memory 青春の光"ではよりアーバンなブラックミュージックへと接近する。この曲では初めてバンドサウンドを導入し、そのバックを支えるのはアメリカ屈指のスタジオミュージシャン達ばかりだ。有名なところではベースのウィル・リーなんかがその名前を知られているはずだ。この辺のアプローチは、SMAPがやっている事に近いモノを感じる。
  ここで福田が脱退し、7人になったモー娘。は"真夏の光線"で再びアイドル路線にアプローチする。デビュー曲と違ってそこには「つんく色」が更に色濃く表れていた。しかし3枚目を頂点にセールスは失速しつつあった。そこでつんくは新たな挑戦に挑む。「普遍的楽曲」作りへの挑戦だ。

  安倍をリードボーカルに据えた6枚目のシングル"ふるさと"は、そういう普遍性を目的に書かれた楽曲であり、当時つんくは「(同じ事務所の)森高千里さんにも自身の故郷を唄った"この町"という曲がある。そろそろ彼女達にもそういう『将来大切になる楽曲』があってもいいかな、という思いを込めてこの曲を作った」と発言している。そういう事もあってか、この楽曲のアレンジャーには森高の楽曲のアレンジも手掛ける小西貴雄を迎えている(アルバムでは彼を起用してたのかもしれないが、シングルとしては初めてだった)。しかし、この曲はセールス的には大失敗で終わる。失敗とは言っても20万枚は売り上げていたのだが‥‥同じ日に発売された鈴木あみに100万枚近い差をつけられてしまう。

  この次からの彼女達、そしてつんくが凄かった。アレンジャーにダンス☆マンを起用、演奏も彼のバンドをそのまま使う事によって、よりダンスミュージック‥‥それもシャ乱Q的な人工的なものではなく、より本格的な‥‥に近付く事となる。更に現在のモー娘。の人気を支える事となる後藤の加入。
  そうして発表されたのが、"LOVEマシーン"という楽曲だった。この楽曲が全てを変えた。彼女達の意識も、彼女達を取り囲む状況も、そしてつんく自身をも。結果この曲は最終的に160万枚ものセールスを記録する。

  本格的なダンスミュージック。ぶっちゃけてしまえば、海外の'70年代にヒットしたダンスミュージックへのオマージュ。ダンス☆マン自体がそういう事を目的としてバンド活動をしている事もあり、モー娘。の楽曲も自然と「パクリ」と「オマージュ」の間を行ったり来たりする。例えば"LOVEマシーン"は「笑う犬」でもお馴染みの"Venus"であり、"恋のダンスサイト"は"Genghis Khan"、"ハッピーサマーウェディング"はドナ・サマーの"Hot Stuff"というように。その後にリリースされた楽曲も、ダンス☆マンが関わっていない楽曲でさえもそういう「確信犯的」なイメージを受ける。
  レトロなものがもてはやされる時代ではあるが、これはそういうものとはちょっと違うのではないだろうか? 最近そう思えてしかたない。つんく自身が目指した「普遍的楽曲」‥‥最初は「心に残る名曲」という意味合いだったはずだ。しかし"LOVEマシーン"を生み出した事によって、何かが弾ける。消費されて廃れていくだけがヒット曲ではない、消費される事によって更にパワーを増す楽曲だってあるはずだ‥‥それがこの"LOVEマシーン"だったのだ。俺はこういうつんくの姿勢に「ロック魂」みたいなものを感じる。

  現在、シャ乱Qは2000年12月に「休憩」という名の活動休止期間に再び突入した。最近は自身が唄う事さえも忘れつつあった彼だが、昨年末にはBEATLESの完全コピーアルバムをリリースし、更にはライヴまでやってのけた。最近彼は「まことと二人でバンドっていうか、ユニットでもやろうかと思ってる。今は唄いたくてしかたない」と発言している。"LOVEマシーン"発表後、つんくは自身が唄うオリジナル楽曲を1曲も発表していない。ソロシングルはその前だし、「ラーメン大好き小池さんの歌」はリメイクだ。そうなると、あの爆裂モードに突入してから自身が唄う為のオリジナル曲は発表していない事になる‥‥勿論、あれがモー娘。というキャラが唄う事によって大成功したんだという事はよく理解している。けど、今のつんくが唄うとどうなるんだろう‥‥純粋にそう思ってしまったのだ。

  先日、あるテレビ番組でつんくのインタビューを観た。シャ乱Q時代のような飢えた目つきとはまた違っていた。優しさを持ちつつ、それでいて何かを企んでいるような。個人的にはこの人の音楽センス、大好きなので是非今後に期待したい。ロックなんて真剣さとギャグが紙一重なのだ。前回のロマンポルシェ。にしろ、今回のモーニング娘。にしろ。そしてつんく‥‥プッチモニやタンポポでの楽曲センスには光るものを感じていたし、今度はミニモニだ。バカにするのもいい加減にしろとお思いかもしれないが、あの小馬鹿にした感じ。日本の音楽シーンを舐めきった態度には共感するものがある。だからこそ、今後もつんくから、そしてモーニング娘。から目が離せない。いちロックファンとして。



▼モーニング娘。『ベスト!モーニング娘。1』
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投稿: 2001 02 18 12:00 午前 [2001年の作品, ハロー!プロジェクト, モーニング娘。] | 固定リンク

2001/01/21

「Hello! Project 2002 ~今年もすごいぞ!~」@福井フェニックスプラザ(2002年1月19日 昼公演)

  2001年最後のライヴは市井紗耶香の復活ライヴでした。が、まさか2002年最初のライヴがモーニング娘。をはじめとする「ハロー!プロジェクト」(以下、ハロプロと略)の正月公演になるとは(いや、行きたかったんだけどね、三が日の中野サンプラザ公演とか)。しかも選んだ日が愛する石川梨華さんの17回目の誕生日、選んだ場所が福井県だという‥‥バカも休み休み言えってとこでしょうか?(苦笑)

  そんな事言いながらも、しっかり交通手段を考えたり、宿を予約したり、更にもう1公演観れないか動き回ったりで(本来昼公演のみだったが、夜公演も観れないかヤフオクをしきりにチェック。まぁ高かったので止めたのだけど)‥‥今の俺にはチャーミーしか見えません(爆)

  まぁ冗談はさておき(半分冗談じゃないんだけど)、行ってきました、福井県! 北陸地方には19歳の時に富山~金沢へ2泊3日の旅行(しかも男4人で)の経験があるのみで、基本的には自分にとって「未開の地」でした。当然今回も「娘。コンサート」が目的なだけで、観光なんて全く考えてません(そもそも地元を朝5時に出発し、昼12時過ぎに福井着、そのまま14時半に開場~15時半開演~17時半終演で、18時にホテルにチェックイン。翌日も11時に福井発、12時過ぎに米原から新幹線で東京へ‥‥ってスケジュールじゃどこも観れないんですが/苦笑)。今の俺の目的はただひとつ、石川梨華にただ一言、「お誕生日おめでとう」と言うだけ。後はおまけです(狂ってるとか言うなそこ)

  というわけで、ライヴの感想なんぞを綴っていこうと思うのですが(どうも文体が某ページでのパターンと変わらなくなってるような気が‥‥まぁ判る人だけ笑ってください)、一体誰が読むのでしょうか?(笑)

  会場となる福井フェニックスプラザは、市の文化会館や体育館といったイメージではなく、大きな会議場というイメージの作り。大きめの舞台があり、フロア前方にパイプ椅子が並べられ、後方には取って付けたような段差の上に椅子。最大キャパは2000人と書いてありましたが、実際には1500人程度じゃないでしょうか?(簡単に数えてみたけど、そんな感じでした)

  客層は、男性客(ハッピや特攻服を着たマジヲタ含む)が4割強、お子ちゃまと連れのお父さんお母さんが4割、そして驚いた事に女性が2割程度いました。都心での娘。ライヴでもこうなのでしょうか? 特に女性は中高生が殆どなのですが、中には20代半ばと思わしき女性があややを振り付きで唄っていたりなど、とても微笑ましかったです。

  自分の席は真ん中よりちょっと後ろの、段差が付いた席、ステージ向かって左側。席からステージまでの距離は10数メートル程度でしょうか?(いや、もっとあったか??)この位置でもオペラグラスを使うことなく、十分顔を確認できます。こりゃ凄い。初の娘。ライヴをこんな小さい会場で、しかもこんな間近で観れるとは‥‥これがサンプラザや横アリだったら‥‥(って行くんですけどね、2月のアリーナ公演も/苦笑)

  そういえば、客入れのS.E.が何故かPRODIGY「THE FAT OF THE LAND」だったのには、何か深い意味があるのでしょうか?(苦笑)個人的に、すっげー気持ちが高揚して、いい前振りになってくれました。

●オープニング

  定刻通りに会場暗転。ヲタの大歓声。さすがこの日はチャーミーの誕生日という事もあって、「梨華ちゃんコール」が一際目立ちました。続いてお子ちゃまからの「加護ちゃんコール」、更に地元福井出身の「(高橋)愛ちゃんコール」も凄いです。とても加入後数ヶ月のメンバーに対するコールとは思えません。それくらい大人気でした。

  ステージ左右には小さいスクリーンがあって、そこに出演者ひとりひとりの顔と名前が紹介され、思い思いのメンバーが登場すると、大歓声。当然俺も石川萌え。

  ひと通りの紹介が終わると、ステージ左側からアフロの女性が‥‥何のことはない、元T&Cボンバーの稲葉貴子だった(笑)。あぁ、ミュージカル「LOVEセンチュリー」での役そのままやん‥‥彼女が今回の総合司会ということになるようだ。そして彼女に引き連れられ、3人の初々しい女の子が登場。今回のツアーからハロプロに参加することになった3人(藤本美貴、里田まい、石井リカ)だった。それぞれ自己紹介し、観客からも暖かい拍手が。そして稲葉が「外は寒いけど、ステージはこれから夏祭りだぜ~!」みたいなMCをしていると、薄暗いステージ後方にハッピを着た10人祭の姿が‥‥いよいよスタートだ。

●10人祭

  テレビの歌番組やPVと違って、なっちや飯田さんは髪型もストレートのまま(この後、娘。もあればタンポポもあるしな)なので、ちょっと違和感が。ボコーダーを使ったパートがあるので、結構口パクっぽい。マイクもハンドマイクじゃなくて、ヘッドセットだから余計生歌っぽく聞こえない。というより、あれだけ派手に動き回っても、なっちにしろ圭ちゃんにしろ、そして辻ちゃんにしろ、みんなちゃんと外さずに唄いこなしてるんだもん(当たり前って言われればそれまでだが)、ちょっと感動。

  個人的にはなっちと飯田さんの「いるだけで華」なオーラに、やっぱりスターなんだなと実感。辻ちゃんもいるだけで微笑ましいし、圭ちゃんは振りの大きい、ビシッと決まったダンスに目を惹き付けられる。逆に、よっすぃーはここでは殆ど目立ってなかった(というより、どれがよっすぃーなのかを認識するまでに時間を要した)。まだメロン記念日の3人(村田、斉藤、大谷)の方が目立ってたなぁ。

  あ、歌ですが。基本的にはテレビと一緒で、2コーラス目をカットしたショートバージョン。なので、あっという間に終わります。しかも10人祭は10人の持ち味を生かす(というか10人全員を認識する)前に終了してしまいます。だからどうしても娘。メンバーを目で追って終わってしまうという。まぁ仕方ないか‥‥

●7人祭

  続いて7人祭。ここも見所満載。とにかく「華」が多い。唄い出しのメロン柴田にいきなり目を奪われ、続いてごっちん‥‥基本的に彼女にはあまり興味がなかったのだけど、やっぱり可愛いわ、うん。オーラとかそういうのはあんまり感じなかったけど、やっぱり他と比べるとダントツに可愛い。そして矢口‥‥あれ‥‥矢口がふたりいる‥‥(汗)途中で一方がカントリー娘。のあさみであることが判明。ちゃっかり金髪にしてるし(苦笑)小柄なので、動き回られると一瞬間違えます。う~ん、ここではやっぱりごっちんかなぁ。柴田はさすがに控えめっていうか。メロンはもっと自信を付けて欲しいなぁ。そしてもっと売れて欲しいッス。

●三人祭

  そしてお待たせ、期待の三人祭の出番。薄暗いステージ上にマイクスタンドが3つ運び込まれ、3人の小柄な女の子が登場し、照明がパッと点くと‥‥そこには衝撃的な現実が待ちかまえていました。


   か、加護ちゃん‥‥

   大き過ぎだって、横に(汗)


マジで焦りました。あややとチャーミーが他と比べても細いってのもあるんだけど、とにかく加護ちゃんが横にこんなにも大きくなっていたとは‥‥だって肩幅が全然違うもん。衣装のせいかな?とか考えて自分を納得させようとしたけど‥‥うぅ~ん‥‥何か段々観てて痛々しく思えてきたよ(加護ヲタ、ゴメン!悪気はないんだよ?)。テレビで観たときもこんなんだったっけ‥‥といろいろ思いを巡らせている間に、サビ前の「勝負!勝負!勝負、勝負、パ~ティ、パ~ティ、イェ~!」のパンツ見せ(笑)に‥‥ここでまずこの日1回目の脳挫傷(爆)。ダメだって、お子ちゃまが沢山いるのに。お兄さん、腰が抜けましたよ、マジで。

●全員でアカペラ(マイクなし)

  ここでステージ上にハロプロ全メンバー30人が勢揃い。凄まじいですよ、マジで。クドいを通り越して、「俺が悪かった」って言わざるを得ない光景。しかも会場・ステージ共に小さいもんだから、余計に威圧感あり過ぎ。で、祭シャッフルの20人(これだけでも十分な威圧感)がステージ上に残り、童謡を唄おうという事になり(童謡アルバムのプロモーションも兼ねてるのね/笑)、ハンドマイクなし(但し左右上方から音声を拾う釣りマイクあり)で童謡"花"を唄う。会場が小さいから釣りマイクさえもいらないと思ったけど‥‥これが意外とイケてまして。ちゃんと中学校の合唱部並みにハモってました(いや、嫌味でなくて、マジで)。思えば初期の娘。にはこういう要素(楽曲的にではなく音楽的に)が沢山あったのに‥‥歌唱力が弱点なメンバーを補充すると、大変なわけですね、ねっ、石(以下自主規制)

●平家みちよ

  石川萌えしつつも、やはり三人祭のあの「ピンクのヅラ」があると、どうも‥‥どうやら俺はそこまでマニアではないようで(笑)。ここから各メンバー/ユニットの歌へ。まずは平家さん。歌唱力は全メンバーの中でも抜群。最も安心して聴いてられるんだけど、可もなく不可もなくって印象が強いんだよなぁ。本来は彼女が勝者で、娘。(中澤、安倍、飯田)が敗者なわけなのだけど‥‥最終的には逆転してるという。何か切っ掛けがないと、この人はずっとこのままなのかなぁ、なんて考えたりして。歌も上手い、喋りもそこそこ面白い(関西方面の人ですし)‥‥勿体ないなぁ‥‥それに、つんく♂の書くメロも合ってないんだよなぁ、何か。"プロポーズ"って曲は彼女のこれまでの楽曲(はたけプロデュース曲も含む)の中でも一番好きなんだけどなぁ‥‥

●前田有紀

  未だにこの人がハロプロに参加してるって事実が俺には驚きで。事務所的には「アリ」なんでしょうか? 五木ひろしのとこの人でしょ、彼女? 演歌の人でしょ? 何か「ハロモニ」スタート当初、飯田さんが1日マネージャーとかやってなかったっけ?(あれ、「アイさが」だったっけ?)それが切っ掛けでハロプロ入りしたような‥‥で、それはいいとして‥‥何故に師匠・ひろし五木の歌を唄ってるのでしょうか? 上手いだけに、更に頭の中が混乱‥‥ヲタの皆様、ご丁寧にサイリウム振って応援してるし。けど、お子ちゃまは正直だね。平家さん辺りからずっと座ってるわ(苦笑)。お父さんお母さん(といっても俺と同年代か‥‥/汗)も少々疲れ気味&困惑の顔。そりゃそうだ、ミニモニ。目当てで来たのに、五木ひろし聴かされた日にゃ‥‥

●カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)

  さぁ、気を取り直して‥‥待ってました! 俺は、俺は‥‥これが観たくてここまで来たんだよぉ!(マジで)カントリーに新メンバーが加入したという事で、チャーミーの出番はそろそろ終わりだろうってことになりそうなので、観れる時に観ておこうってなって、しかも彼女の誕生日にライヴやるなら‥‥ねぇ、普通は行くでしょ、福井でも?(いや、行かないって)

  4人編成となった「カン梨華」は左からあさみ、チャーミー、りんね、まいの並び。衣装もまいちゃんはオレンジ色のを着ています(それ以外のメンバーはテレビやこれまでのライヴと一緒)。歌パートは石川さんのパートを少しまいちゃんに分けて、頑張って唄ってました。石川さん、驚くくらいによく唄えてました、思った以上に‥‥正直、すっげー不安だったんですが。誕生日にまで外してまたネガティブになられても困るし。けど、それは要らぬ心配でした。いつも以上に気合いが入っていたように感じました(逆にその方が心配なんですが、彼女の場合)。まぁ昼夜公演の1回目だしね、夜公演がどうだったかは知らないけど(想像はつくけど/苦笑)。とにかく、チャーミーに甘い俺でも80点はあげましょう。

  とにかくね‥‥やっぱり実物は考えられない位に可愛かった、と。あり得ないもの、俺の実生活の中では(笑)。そのくらい、非現実的な可愛らしさ。「君がいれば張り切っちゃう♪」のところで、この日2度目の脳挫傷(爆)。

●後藤真希

  ごっちんのソロです。今回は娘。ライヴ時と違って、バックダンサーがいないせいか、妙に心細そうなごちん。その分、ステージ後方の階段に座っている出番のないメンバー(なっちや圭ちゃん、その他のグループのメンバー及び5期メンバーの4人)が一緒に手拍子とったり、唄ったり、振り真似をしております。特に目に付いたのが、圭ちゃん。彼女は全部の曲を振り付きで唄ってました。5期メンバーも‥‥特に高橋、紺野、新垣の3人が‥‥一緒に並んで、楽しそうに唄い踊っていたのが印象的でした。基本的に「祭シャッフル」がメインなので、5期メンバーの出番は娘。ステージまでなし。そりゃ手持ち無沙汰で全部覚えちゃうか。

  で、肝心のごっちんですが‥‥俺、彼女のソロ曲ってどうも好きになれないんだよね。何か、彼女に対するパブリックイメージってこういう曲調なのかなぁ、と。それじゃ安易過ぎないか、と。俺的にはソロでの「後藤真希」よりも、プッチモニでの「ごっちん」の方に、等身大の彼女らしさを感じるのですが‥‥どうも、つんく♂自身も迷っているような‥‥。

●ミニモニ。

  お待たせしました、お子ちゃまにとってのスーパースター、ミニモニ。の出番です。本来ならここで「ジャンケンぴょん!」や「ミニモニ。テレフォン」を唄って、一緒に唄って踊ってとなるのでしょうが、いきなり1/30リリースの新曲"ミニモニ。ひなまつり!"のお披露目となってしまい、固まってしまう子供達。それでも楽しそうだったけどね。そうか‥‥「ミニモニ。ひなフェスティバ~ル!」なのか‥‥(笑)娘。での"ミスムン"路線を引き継いだかのような、オールディーズ風の曲調が好印象。やっぱり外さないな、ミニモニ。は。加護ちゃんは、まぁ十二単みたいな衣装のせいもあるだろうけど、辻ちゃんと並ぶとそんなに大きく感じないんだよなぁ。辻ちゃん自身、そんなに大きいと感じなかったんだけど。なっちと並んでも‥‥あっ、なっちと並んだからか?

●再び童謡

  稲葉、石井、里田、藤本の4人が再登場し、私達も唄いたいということになり、4人で唄うことに。石井リカさんってハロプロ内の「童謡のお姉さん」なんだ‥‥元Peachy(奥井香プロデュース)なのに。

  そして、藤本美貴の初舞台ということで、中澤姐さんを呼んで、如何に緊張しないでステージをこなすか?と質問。それに対して姐さん「私は未だにステージ前は緊張してる」‥‥有名ですよね、姐さんの緊張振り&人見知りって。聞く相手が間違ってると思うんですが(これが飯田さんだったら「手のひらに『人』と書いて飲み込む」って言うと思います。石川さんが未だにそうしてるように)。

●藤本美貴

  あややと比べるとまだ未完成ですが、恐らく今後伸びていくんだろうな‥‥そう感じさせる何かを見た気がしました。歌唱力は確かにあるわ、娘。以上に。つうか、4期メンバーオーディションの10人に残ったにも関わらず、辻加護よっすぃーチャーミーが選ばれるという事態に‥‥つんく♂的には「歌唱力」よりも「キャラ」を取ったということなのでしょうか? 確かに最近のチャーミーの壊れっぷり、よっすぃーの当初と現在でのキャラの変わり様、そして辻加護の(以下自主規制)

  とにかく、デビューは3月。その頃にはいろんな歌番組に出ると思うので、まだ彼女を知らない人はその時に判断してください。俺的には、まぁあややのようにはならないまでも、楽曲次第で評価が分かれると思うのですが(そう、デビュー曲自体はそんなに魅力的じゃないんですよ)。

●中澤裕子

  1ヶ月振りの姐さん生歌。曲はAXでも聴いた"二人暮し"。あの時はピアノ+ガットギターというアコースティック編成だったけど、今回はカラオケ(姐さん流に言えば「みんなが唄ってるのとは違う、豪華で特別なカラオケ」)‥‥やっぱり、こうも印象が変わるんだなぁと再確認。唄い方自体はそんなに変わってないはずなのに、受ける印象は全く違う。どっちのアレンジが優れてるとかそういう問題ではなく、そもそも姐さんの唄い方/声自体がアコースティック向きなのだ。う~ん、そろそろ次の曲の準備してると思うんだけど‥‥つんく♂、気付かないかなぁ、自分のミスに。

●ココナッツ娘。

  いつの間にかダニエルが抜けて、3人になってたココナッツ。好きだったんだけどな、ダニエル、何か‥‥さすがに日本語が話せる2人(アヤカとミカ)は抜けるはずもなく、残ったレフアの運命は‥‥けど、最近は「アイさが」や「ハロモニ」でもひょうきんな一面を見せたりしてるので、このまま頑張ってくれるかも。

  この"情熱行き未来船"って曲を聴くと、「太陽とシスコムーン」(T&Cボンバーではなく)の良き時代を思い出すんだよなぁ‥‥いい曲沢山あったもんなぁ、あそこも。あの路線を引き継ぐユニットが今、ないんだよね。あと「三色シャッフル」での黄色5タイプの楽曲とか。このままココナッツがこの路線を引き継いでくれると、個人的には応援のし甲斐があるんですが‥‥。

  アヤカ推しだと思ってたココナッツですが、気付くとミカがセンターにいる時間が長いような‥‥ミニモニ。人気にアヤカって、否、あやかってなのでしょうか? まぁ歌のパートは満遍なく振り分けられてるので、そこまで作為を感じないのですが。純粋な外人メンバーが1人だけとなってしまった今、ココナッツに何を求めるのか‥‥英語のセリフがネイティブでカッコイイとか、そういう次元でしか語れなくなるのは悲しいです。もっと曲&歌で唸らせて欲しいな。

●プッチモニ

  急に大歓声。これまでと桁違いの声援。そりゃそうだ、天下のプッチモニだもの。唄い出しが「メリークリスマス」から「プッチモニ、行きま~す!」になってた他は、いつも通り。よっすぃーがやたらとニコニコ笑顔だったのが印象的。圭ちゃんのダンス&歌は相変わらずで、安心して見てられる。つうか今日の圭ちゃんは俺的にポイント高し。俺も既にマニアの域に突入したってことなのか?

  そして、ごっちん‥‥やっぱりプッチでのごっちんの方が全然可愛い‥‥というか、7人祭やソロでは感じられなかった「オーラ」みたいなもんをひしひしと感じたよ。やっぱり彼女もまだ16歳だもん。「あり得る/あり得ない」って観点で見れば、絶対にプッチでのごっちんの方が「あり得る」もんなぁ‥‥。

  結論。やっぱり"ぴったりしたいX'mas!"はいい曲だなぁ、と(笑)。

●タンポポ

  続いてタンポポの出番。俺が陣取る左側は、タンポポで言えばチャーミーサイドということになるわけで‥‥じっくり堪能しました。石川さん、やはりここでもちゃんと唄えてました。何、やっぱり俺を意識して慎重に唄ってくれてるわけ?(←少なくともこの日、こう思った石川ヲタは数百人レベルでいると思われ)あ、今こっちの方を見て微笑んだ‥‥間違いない、俺にだ(爆死)この日3度目の脳挫傷(苦笑)。もうね、曲もさることながら、パフォーマンスも文句なし。あぁ~タンポポのソロライヴ、観てぇよ~(泣)

●全員登場、MCへ

  ここでステージ階段に全員が2列になって座り、稲葉が何人か選んで「今年始めようと思ってること」というようなテーマでMCを行うわけで、まずは平家さんが選ばれる。平家さんは免許が取りたいそうですが、周りからトロいと思われてる為、反対されてるようです。そんなにトロそうなイメージはないんですが、身近にいるとそうなんですかね? 稲葉さんや姐さんは、ウンウン頷いてましたが(笑)。

  続いてよっすぃーが選ばれる。「ボクシングを始めた」と。去年、雑誌の企画でちょっと真似事でやったのが切っ掛けと言ってましたが、24時間テレビでもガッツさんの頑張りを見ていろいろ思う事があったのかもしれません。最後にガッツ語「オーケー牧場」も忘れません(笑)。

  ここで終わるはずが、稲葉も何かを察知したのか「特別にもうひとり行きましょう。誰がいいかなぁ~?」と客席に伺う。当然、みんな「梨華ちゃ~ん!」と叫ぶわけだが‥‥俺は何故か「柴田、ぜってー柴田以外あり得ないってば!」と絶叫。オイオイ、さっきまでの萌えっぷりはどこへ‥‥。

  当然、石川さんの横に稲葉さんが座るわけです。で、石川さんは答えるわけです、「世の中の情報化社会の流れについていけるように、パソコンを始めたい」と。圭ちゃんの影響なのでしょうか?「2ちゃんねる」を覗くチャーミーが登場する日も近いのかもしれません。しかし彼女、まだパソコンは持っていないそうです‥‥俺に買えって言ってるのか?そういう意味なのか??(圭ちゃんはファンからVAIOを貰ったって聞いた事があるので、石川さんも優秀な先輩の発言に習って言ったのでしょうか?/笑)

  ここまでで、まだ石川さんの誕生日について、誰も触れていません。

●メロン、そしてあやや

  メロンとあややが残って、稲葉さんがいろいろ質問してます。が‥‥その直前のMCの時点で4度目の昇天状態だった俺は、ここで記憶がプッツリ途切れます。意識が戻るのは、あの印象的なイントロを耳にした瞬間でした。そうです、念願の生メロン記念日です‥‥。

●メロン記念日

  この曲から、急にオケ音がデカくなった気が。とにかくこの曲、クラブでかけた時にも思ったけど、音の抜けがいい。CDで聴くとそんなに感じないんだけど、やっぱり低音の鳴りが他のハロプロ関係と全然違う。まぁ娘。やあややの曲は金のかけ方が違うので別として、他のシャッフルやソロアーティストの曲と全然鳴りが違うのよ。もうね、カラオケにも関わらず、モッシュするき満々だったもん。

  やっぱね、メロンはいいよ。それ以上でもそれ以下でもない。当初は柴田以外は興味なかったけど、今では「この4人じゃなきゃ意味ないっしょ?」とまで言い切れる程のヲタ振りを発揮。ちなみに気付けば、全シングル4枚揃えてました。しかもこの日も会場で、メロンのサイン欲しさにもう1枚"This is 運命"買っちゃいましたから(同じ理由で、カントリーのアルバムももう1枚購入。て優香アホですか俺は)。メロン、マンセー!

●松浦亜弥

  やっぱり別格ですね、彼女のみ。いきなり3曲ものメドレーですよ。持ち時間違いすぎ。娘。級の扱いですわ。やっぱ曲、いいもんなぁ、こうやって聴いても。"LOVE涙色"のサビでは、客も一緒にあの振りをやってました(そして気付けば俺も)。あり得ない、あり得ないと言いながら、自分が一番あり得ない方へ進んでる気がしますが、もう否定とか肯定とかそういう次元の問題じゃないです。だって楽しいんだもん♪(壊)

  あややは本当に完成し尽くされてるよ。テレビ程の衝撃は受けなかったものの(ライヴ用に振りがアレンジされたものと思われる)、やっぱり存在感が違う。娘。13人=あややひとり、といった公式が成り立つ位のオーラ。だから「アイドルサイボーグ」って呼ばれちゃうのよ。ここまで完璧なアイドル、近年いないって。浮いてるもんなぁ、ハロプロ内でも。

●モーニング娘。

ここまでの時点で1時間15分経過。ここから約30分が娘。の持ち時間ってことか‥‥まずはあの印象的なインダストリアルノイズ風サウンドが‥‥"ザ☆ピ~ス!"13人バージョンからスタート。衣装は"ダンスサイト"風で銀のラメ入り。石川さんは帽子被っておらず(カン梨華時の、ポニーテールの変形型のまま)。テレビサイズで、2コーラス目がカット。石川さんのセリフ、必要以上に感情入り過ぎ。そこに萌える俺。5度目の昇天(笑)。

  あのね‥‥何でモーヲタのみんなが1つのツアーで何度も足を運ぶのか、凄く理解できたよ。市井のライヴの時は「1公演でもよかったかな?」って気持ちに少しなったけど、ああ成る程、これなら判るよ。全然別物。完璧なエンターテイメント。俺的に全然アリだもん。KISSの小細工やエアロの熱いステージ、チートリのコミカルなやり取り、そしてBON JOVIのヒットメドレーと同じ次元で楽しめるよ、これは。もっと冷静に、引いて観るつもりが、しっかり合いの手入れてるし。1回観たら自分的に納得すると思ったけど、こりゃ戻ってこれそうにないわ(苦笑)。納得しつつ、更に深みにハマる感じ? それくらいの「FUN」や「PLEASURE」がここにはあるわ。それを他人に強要はしないけど、ちょっとでも興味がある人、そして観るチャンスがある人は、悪いこと言わないから行っときなさいって!

  1曲終わって、13人横一列に並び、MC。ここでようやく石川さんが自らハイテンションで「石川梨華、本日17歳になりました~!」と言い放つ。この日一番の大歓声。みんなこれを待っていたんだってば。当然、6回目の昇天しときました。か、可愛い過ぎるってば‥‥破格の可愛らしさ。あり得ないって、マジで(笑)。

  続いて声援が大きかったのが、やはり地元福井ということもあって、高橋愛ちゃんに対してですか。凄かったよ、マジで。彼女もちょっとだけ感極まったような感じで、自分の名前を言うのも忘れて熱い声援に応えてました(笑)。いやぁ~微笑ましい。

  それに続くのは、やはり加護ちゃんでしょうか‥‥しかし加護ちゃん、11月の横アリのビデオでも思ったけど、妙に淡々としてるような気が(観る方の意識が、例の噂に惑わされてるのもあるんだろうけど)。自己紹介が終わった後の、妙な違和感。あれは何なんだろう‥‥凄い気になる。

  MCの内容的に一番ヒットだったのが、紺野さんでしょう。「モーニング娘。の美人担当、紺野あさ美で~す!(あの掠れた声で)私の完璧な歌とダンスでモーニング娘。を引っ張っていくので、よろしくね♪」ときたもんだ(爆)すげぇよ、アンタ。台本があるとはいえ、言われるがままにこなすとは‥‥「13人がかりのクリスマス」以降、彼女への関心が更に高まった事と思う。その証拠に、彼女への歓声もかなりのもんだったし。小川さんがここでふたりに2~3歩リードを許してる気が‥‥新垣さんもか。頑張れ!

  続いてヒットメドレーがスタート。いきなり豪華に"LOVEマシーン"からスタート。1コーラスでエンディングへ。そのまま"恋のダンスサイト"も同じような構成。エンディングのごっちんが唄うパートをなっちが唄う。あれっ?って思ってたら、ごっちんと加護ちゃんの姿が見当たらず。13人もいるから、意識しなきゃ2~3人減っても気付かないわ、マジで。

  曲が終わると、バラード調のイントロが。ステージ上手にドレスを着た加護ちゃんが。曲は"I WISH"。成る程、それで2人が消えたのか(唄い出しを彼女達が唄う為)。アップテンポになるところで、着替えを終えた残り11人も合流。やっぱりいい曲だわ。一番好きなだけあるよ‥‥ただ、願わくばフルコーラスで聴きたかったなぁ‥‥。

  しっとりと終わると、そのまま「コングラッチュレーショーン♪」の掛け声。"ハッピーサマーウェディング"だ。1コーラス終わると、例のセリフへ。姐さんが抜けた後は飯田さんが担当。また、姐さんがソロを取るパートはよっすぃーが代わりに唄う。特に違和感なし。まぁセリフは姐さんあってのものって気がしないでもないけど、飯田さんは飯田さんでまた違う味を出してるので、俺的には問題なし。つうか飯田さん、スラッとしてるし美人だし、本当見てて飽きないね‥‥(とかいいながら、常にチャーミー中心なのですが/笑)

  「最後の曲です」となっちがMCを取って、曲は"恋愛レボリューション21"がスタート。この曲はフルコーラス唄われました。やっぱり一番ダンスの難易度が高いというだけあって、観てて爽快だね。チャーミーも「ホイッ!」もすっげー勢いで前へ飛び出るし(勢い余って転びそうになってたのには、さすがに苦笑いしたが)。カッコイイよ、素直にそう思ったもん。ああ、俺が10代の女の子だったら、絶対にあそこに加わって唄って踊りたい。モーニング娘。になりたいと思うもの。バンドとは違う楽しさが絶対にあるはずだから。それが何となく理解できるもの。うわぁ、いいなぁ~(アホですか俺は)

  ここで一旦終了。当然アンコールを求める声が。しかし、なかなか出てこない。さすがにずっと踊り倒して、ひと休みか?なんて思ったけど、「あの曲」の為にハロプロメンバー全員(稲葉さんと姐さんを覗く)がああいう準備をしてたとは‥‥

  アンコールは当然、最新シングル"Mr. Moonlight ~愛のビッグバンド~"。唄い出し「愛をください」は地元ってこともあってか、高橋さんが担当(本来は新垣さん)。やっぱり新メンバーの中では一番安定感ある歌唱力ですね(って思ったら、さっき正月のサンプラザ公演のビデオでも高橋さんが唄ってました。日替わりなのか、それとも今回は高橋さんでずっと行ってるのか?)。

  衣装はPVとは違う、年末や紅白で見せたドレスバージョン。フロントの3人(よっすぃー、なっち、ごっちん)は赤のドレス、他の10人はピンクでした。男装しない3人もいいね? この曲も大音量で聴くと栄えるんだよなぁ。クラブでかけると判ると思うけど、すっげー考えて録音されてるよ、最近の娘。の曲は。やっぱり石川さんはここでも別格に可愛かったです。当然、昇天しておきました(7回目)。他には、エンディング辺りでなっちと並んだ時に、何か話しかけてる辻ちゃんが可愛かったです(テレビだと、よくなっちにキスしようとしてるんだよね、この辺りで。て優香ふたりは本当に仲良しだなぁ)。

  一旦ブレイクする所で、ステージ上手からブルーのドレスを着た他のハロプロメンバーが登場して、更に華を添えます。娘。は手前でいつも通り踊り、その後方で更に動き回る15人‥‥宝塚か、お前らは!?って思う程に、豪華。つうかやり過ぎって思える程。ホント、ゴージャス。あり得ねぇよ、こんなの。

  エンディングを迎え、ステージ両脇に稲葉さん、姐さんが登場。さすがに年齢的に厳しいのか(苦笑)、衣装を着ることもなければ、ダンスに加わることもないふたり。ちょっと残念(いろんな意味で)。稲葉さんの第一声が俺の思い全てを言い表していました。


  ハロプロ最高!


  本当、バカバカしいと思うかもしれないけど、凄い楽しかった。KISS以来だわ、こんなに「ショー」を楽しんだのは。ただ、それと同時に「物足りなさ」も残りました‥‥ええ、モーニング娘。単体がもっと観たかったです。3月末にモーニング娘。としてのオリジナルアルバムが、約2年振りに発表される事が明らかとなりました。正直、春のツアーは新曲数曲しかないのに、どうするんだろう? ミニモニ。のアルバムが出るから、それを中心にしてライヴやるのか(その後、発売延期されました)‥‥あ、やっぱりミニモニ。がこれで最後ってことなのか!?とか勝手に邪推してたのですが、どうやら今度のツアーは新曲満載の、楽しそうなものになりそうです。こりゃ、行くしかないでしょう!?


  あ、その前に来月、横浜アリーナでもう1回、ハロプロライヴを観るんだけどね?(笑)


[SETLIST]
  [MC:稲葉貴子、石井リカ、里田まい、藤本美貴]
01. ダンシング!夏祭り [10人祭]
02. サマーれげぇ!レインボー [7人祭]]
03. チュッ!夏パ~ティ [三人祭]
  [MC:全員]
04. 花 [全員/アカペラ]
05. プロポーズ [平家みちよ]
06. 契り [前田有紀]
07. 恋人は心の応援団 [カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)]
08. 溢れちゃう... BE IN LOVE [後藤真希]
09. ミニモニ。ひなまつり! [ミニモニ。]
  [MC:稲葉貴子、石井リカ、里田まい、藤本美貴]
10. みかんの花咲く丘 [稲葉貴子、石井リカ、里田まい、藤本美貴]
  [MC:稲葉貴子、石井リカ、里田まい、藤本美貴、中澤裕子]
11. Let's do 大発見 [藤本美貴]
12. 二人暮し [中澤裕子]
13. 情熱行き未来船 [ココナッツ娘。]
14. ぴったりしたいX'mas! [プッチモニ]
15. 王子様と雪の夜 [タンポポ]
  [MC:全員]
  [MC:稲葉貴子、松浦亜弥、メロン記念日]
16. This is 運命 [メロン記念日]
17. メドレー/トロピカ~ル恋して~る
  ~ 100回のKISS
  ~ LOVE涙色 [松浦亜弥]
18. ザ☆ピ~ス! [モーニング娘。]
  [MC:モーニング娘。]
19. メドレー/LOVEマシーン
  ~ 恋のダンスサイト
  ~ I WISH
  ~ ハッピーサマーウェディング [モーニング娘。]
20. 恋愛レボリューション21 [モーニング娘。]
  [Encore]
21. Mr. Moonlight ~愛のビッグバンド~ [モーニング娘。]



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投稿: 2001 01 21 01:22 午前 [2002年のライブ, カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。), タンポポ, ハロー!プロジェクト, プッチモニ, ミニモニ。, メロン記念日, モーニング娘。, 中澤裕子, 後藤真希, 松浦亜弥, 藤本美貴] | 固定リンク