カテゴリー「美勇伝」の6件の記事

2007年1月 4日 (木)

Hello! Project 2007 Winter 〜ワンダフルハーツ 乙女Gocoro〜@中野サンプラザ(2007年1月3日 昼公演)

定刻より15分遅れでスタート。後で聞いたら、開場も相当遅かったらしい。実際、俺は開演15分前に会場に行ったら、まだ整理入場してたくらいだから。理由は「前日に不正行為をはたらいた客がいたため、ボディーチェックを強化」したのと、「石川体調不良のため、美勇伝以外のパートを欠席。そのためのパート再振り割り&リハ」が長引いたんでしょう。石川の病名とか容態は不明だけど、あのバニーガールの格好しながら相当辛そうだった。

セットリストは全然問題なし。去年に引き続き、いいもの見せていただいたというか。って俺、正月の中野サンプラザってこれが初めてだったわ。そんな感慨もまったくなく、約100分のステージはあっという間に終わりました。

見どころはいろいろあったけど、やっぱり℃-uteの新曲と、Berryz「胸さわぎスカーレット」かな。あ、メロンの「香水」をガキさんがほぼメインとなって歌ってたんだけど(本来は石川も参加して、パートを分け合ってたんでしょうな)、これがすげー良かった。それと、春ツアーでは歌われることがないであろうモーニング娘。のミニアルバム収録のナンバー(秋コンで披露されていたれいなソロとピンク除く)がすべて歌われたのもよかった。もう2度と聴けないかもしれないしね。


[SET LIST]
01. 白いTOKYO [全員]
02. Mr.Moonlight~愛のビッグバンド~ [全員]
03. 桜チラリ [℃-ute]
04. タイムカプセル [℃-ute]
05. 雪/愛×あなた≧好き [高橋愛 With MC GAKI]
06. バラライカ [月島きらり starring 久住小春(モーニング娘。)]
07. やる気!IT'S EASY [田中れいな(熊井・徳永・鈴木・梅田)]
08. 晴れ 雨 のち スキ [辻・三好・岡田・夏焼・須藤・菅谷・矢島]
09 かっちょええ! [嗣永・清水・鈴木・中島・岡井・萩原]
10. 香水 [(石川・)新垣・亀井・道重]
11. 大きな愛でもてなして [Berryz工房・℃-ute]
12. 友情 純情 oh 青春 [Berryz工房・℃-ute]
13. I know [全員]
14. 寒いから冬だもん!~どうもこうもないっすよミキティ~ [藤本美貴 With 岡井千聖&萩原舞(℃-ute)]
15. コタツの歌~jyuken story~ [吉澤ひとみ・新垣里沙・亀井絵里]
16. 胸さわぎスカーレット [Berryz工房]
17. ファイティングポーズはダテじゃない! [Berryz工房]
18. スッピンと涙。 [辻希美]
19. 愛すクリ~ムとMyプリン [美勇伝]
20. まごころの道 [美勇伝]
21. Ambitious!野心的でいいじゃん [モーニング娘。]
22. Do it!Now [モーニング娘。]
23. 踊れ!モーニングカレー [モーニング娘。]
24. 愛の園~Touch My Heart!~ [辻希美・美勇伝・Berryz工房・℃-ute]
25. Say Yeah!~もっとミラクルナイト~ [全員]
26. 歩いてる [全員]

2006年7月23日 (日)

Hello! Project 2006 Summer 〜ワンダフルハーツランド〜(2006年7月23日 昼公演)

さて。紺野の卒コン昼の部に行ってきた。もともと卒業が決まった時点では観る気もなく、何となく流れでチケットを取ってた感じ。しかも夜とか昼とか全然こだわりなし。行ければいいやくらい。そもそも俺、夏のハロコンって過去1回しか観たことなくて。一昨年くらいまで、東京公演とフジロックの日程が完全に被ってて、大阪か名古屋に行かない限り生で観ることできなかったんだよね。2002年の時かな、名古屋に行ったことあったけど、それ以降は行ってない。

土曜までの感情としては、本当に何も思うことなくて。ただ、セットリストを先に見てしまって、ある1曲‥‥ま、それは5期メンバーで歌われる「ある曲」の名前を目にした瞬間に、目頭が熱くなったりはしたけど。実感もないし、特に悲観的になることもなく。ぶっちゃけ、辞めるなら早く辞めてもらって、残ったメンバーでどう立て直すのか、あるいは新しいメンバーを入れてどう変化してくのか、新しいモーニング娘。が早く観たいってずっと思ってて。

今日もね、開場がかなり遅れて。昨日の終演時、辻がステージから落ちて怪我。今日出演できなくなったことで、大幅な変更があってリハを綿密に行ったんでしょう。入場できたのは14時20分ちょっと前。そして席に向かう途中で会場暗転。始まっちゃったよ。

前半は普通に楽しんだ。℃-uteは普通に曲良いし、パフォーマンスのクオリティも最初から高いよなとか、新垣&亀井のハピバスいいねーとか、久住ソロはやっぱり普通に強い曲だなとか、面白い組み合わせでのDef.Divaとか、ミキティのブギートレインかっけーなぁとか、道重がかわいいなぁとか、道重と目があったりとか、道重が俺に向かってうさちゃんp(ry

そういえば、石川がソロでヘロヘロだったりしたのが、まぁ相変わらずすぎて苦笑した。あれはひどい。

夏男での高橋&愛理&菅谷がよかったね。あと辻の欠場を補ういしよしによる「スッペシャル ジェネレ~ション」も。辻は本来「うわさのSEXY GUY」のソロがあったんだっけ。観たかった。

Berryzの新曲が50'sドゥーワップ調で好み。多分CDで聴いたらもっといいと思う。雅が欠席なのが勿体ない。ま、8月の中野を楽しみにしよう。

美勇伝がエロくて困った。ストリップですかこれは!

モーニング。Ambitiousは初めて生で聴いたのか。俺的には全然悪くないし、フルコーラスで歌うところ(ダンス)が観たかったので、お腹いっぱいに。

問題は、この後だ。紺野と小川が残って(夜公演ではここでお互い手紙を読んだそうな)、5期メンバー4人のための曲「好きな先輩」をふたりで歌い出すんですわ。俺、この曲がホントにホントに大好きで、多分モーニングで好きな曲5曲挙げろって言われたら絶対に選ぶ。その曲を、4年前のさいアリで歌った姿を思い浮かべつつ、感慨深げに聴いた。ていうか、イントロが鳴った瞬間に、目頭が熱くなった。ダメ、これ以上ヘタなことされたら本気で泣く。2コーラス目で高橋と新垣が合流。この時点で高橋が感極まって声がかすれてるし。ホントこのヘタレっぷりが哀さんらしいw
ダンスのクオリティも歌唱力も、前とは比べ物にならない程に成長し、どこに出しても恥ずかしくないパフォーマーになってる。ホント、紺野に関しては初期から毎回ライブを観るたびに何かしらの成長を見せてくれたし、正直ここまでになるとは思ってもみなかった。一方、小川は‥‥勿体ないよなぁ、あの伸び悩みは。ある意味で、彼女はオーディション時あるいはデビュー時が最大のピークだったのかもしれない。いろんな下世話な噂があったけど、冗談とは思えないほどに悩んだりしたんだろうな。

5期の4人は、正直今後ソロになっても厳しいと思うんだわ。高橋は、例えば曲が書けてプロデュースもできるようなアーティストとユニットを作るとかすればいいと思う。ソロとか考えずに。でも、ほかの3人はピンでやるには器が小さすぎた。結局「4人でひとつ」のまま5年過ごしちゃったんだよな。良くも悪くも。俺、5期のオーディション前後からちゃんとモーニングを追うようになったから、そういう意味じゃ、俺にとってのモーニング娘。の象徴って、実は5期メンバーだったのかもしれない。

なんてことを、この1曲の間に真剣に考えちゃった。そして涙ぐんで、最後を見送ったよ。この後、「好きな先輩」が収録されたアルバム「4th いきまっしょい!」にも収録された2曲が歌われて、うん、やっぱりいろいろ思い出した。あの時のメンバーは半分以上いないんだよな。13人だったんだよ‥‥なっちもかおりんも、矢口も圭ちゃん、ごっちんも、梨華ちゃんもののもあいぼんもいたんだよ‥‥毎回、卒業を意識した瞬間って、こういういないメンバーのことを思い浮かべるんだよな。なっちやかおりん、圭ちゃんやごっちんは今日観に来てたのかな。そしてあいぼんは‥‥

最後の酷いマッシュアップメドレーは割愛して。ていうか、もうあの恋レボで終わったよね。あとはおまけ。

夜公演では「好きな先輩」の後にモーニングの8人からふたりに対して卒業の言葉があったようで、やはり高橋やガキさんは号泣だったらしい(しかもまとまりのないことを延々喋ってたとさw)。そしてミキティはやはり泣かなかったそうな。

あーもう、10月のライブが早くも楽しみだ。それにあわせて新曲も出るだろうし、いったい8人のモーニングがどういう色を出していくのか気になる。今後、さらに6期が引っ張っていくことになるんだろうな。そして、そろそろ本体で久住がブレイクしてくれることを願うばかり。

ていうか‥‥あれが紺野と小川を生で観る最後の機会だったのに‥‥今でも全然最後だったって気がしないんだよね。またすぐ会えるような気がするのは‥‥気のせい?


[SET LIST]
01. ALL FOR ONE&ONE FOR ALL! [全員]
02. SEXY BOY~そよ風に寄り添って~ [全員]
03. 大きな愛でもてなして [℃-ute]
04. 即 抱きしめて [℃-ute]
05. 初めてのハッピーバースディ! [新垣・亀井]
06. 恋☆カナ [月島きらり starring 久住小春 (モーニング娘。)]
07. 好きすぎて バカみたい [田中・嗣永・村上・矢島]
08. ブギートレイン'03 [藤本美貴とキッズ4人]
09. サマーれげぇ!レインボー [道重・岡田・嗣永・?]
10. さぁ!恋人になろう [石川・清水・梅田・鈴木・熊井]
11. すき焼き [全員]
12. ピリリと行こう! [全員]
13. GOOD BYE 夏男 [高橋・鈴木・菅谷]
14. おおきに。道端から… [全員]
15. スッペシャル ジェネレ~ション [吉澤・石川]
16. 印象派 ルノアールのように [吉澤・三好・熊井・矢島]
17. 笑っちゃおうよ BOYFRIEND [Berryz工房]
18. 一切合切 あなたに あ・げ・る♪ [美勇伝]
19. 唇から愛をちょうだい [美勇伝]
20. Ambitious!野心的でいいじゃん [モーニング娘。]
21. 好きな先輩 [紺野・小川・高橋・新垣]
22. 本気で熱いテーマソング [モーニング娘。]
23. 恋愛レボリューション21 [モーニング娘。]
24. GO Girl~恋のヴィクトリー~ [Berryz工房・℃-ute]
25. メドレー [全員]
・ハピネス~幸福歓迎~
・大阪ラプソディー
・わっきゃない(Z)
・カッチョイイゼ!JAPAN
・ザ☆ピ~ス!
・SEXY BOY~そよ風に寄り添って~
26. HIP!TO THE FUTURE [全員]

2005年10月30日 (日)

美勇伝『スイートルームナンバー1』(2005)

 正直なところ、去年デビュー曲 "恋のヌケガラ" を初めて聴いた時の印象はそこまで良いものではなかったし、CDを買ってちゃんと聴いた時もそこまでは‥‥のめり込めなかったんですよね。デビュー曲だというのに、非常に微妙な出来だったことも大きいんですが、石川梨華以外のメンバーがド新人ってことで、愛着も全く湧かなかったし‥‥

 その後、この1年1ヶ月の間に彼女達は更に4枚のシングルをリリースしてるんですが、実はどれもちゃんと聴いてないというのがホントのところでして‥‥買ってもいなければ、テレビ(「ハロモニ」等)でも殆ど聴かなかったんですね。そりゃサビ程度は耳にする機会はあったけど、フルコーラスはおろかワンコーラスでさえも知らないという‥‥いや、石川の卒業公演で3rdシングル "紫陽花アイ愛物語" は聴いてるな。でも‥‥あのレポにも書いたけど、全然印象に残らなくて。更に‥‥ホントは俺、5月末の美勇伝の単独ライヴにも行くことになってたのね。けど、直前になって‥‥何だか気持ちがついていけなくなって‥‥チケット持っていながらも、結局厚生年金会館にまで足が向かなくて。その辺りからかな、俺の本格的な『ハロプロ離れ』が進んだのは‥‥

 ま、今でこそあの頃程酷い状態ではないものの、それでも一時程の熱心さはないですよ。音源だって聴いて気に入ったものしか買ってないし、それこそテレビ番組も殆ど観なくなったし。ライヴなんて石川卒業@武道館以来行ってないし。

 でもさ、ここ最近‥‥安倍なつみのシングルとか松浦亜弥のシングルとか、結構好意的に捉えててね。DEF.DIVAでさえ俺、珍しくリリース日前日に手に入れてるし。ま、これらは買う前に曲を聴いて気に入って買ってるわけですが。ところが今回、美勇伝の1stアルバムが出るということで‥‥ "恋のヌケガラ" 以外の曲はまともに知らないのに、更にはアルバム用新曲も一切知らない状態でこのアルバムを予約してまで購入したわけですよ。それは愛情なのか、それとも‥‥単なる怖いもの見たさ(聴きたさ)から? 考えてみれば石川がメインで関わるユニットのフルアルバムってこれは初めてじゃないですか。モーニング娘。時代は10数分の一の役割でしかなかったから、曲によっては彼女の声すら聞こえないものもあった。けど今回は石川は三分の一であり、しかも主要メンバーなわけですよ。どう考えたって彼女の歌の比重が過去最高に高くなってるわけですよ。そりゃ‥‥やっぱり愛情以上に怖いもの聴きたさですわ、うん。

 ところがさ、このアルバムってリリース前後から比較的評判が良かったんですよね。恐らくラジオとかで前もってアルバム曲の幾つかがオンエアされたんだと思いますが‥‥にしてもリリース後になってもあまり悪い意見は聞こえてこない。むしろみんな驚いてるんですよね、「ここまでのもんだとは思わなかった」って。

 シングル5曲を軸にしてそこに新曲6曲を加え、オープニングとエンディングにショートコント風のS.E.を導入した、一種のコンセプトアルバム風なアルバムに仕上がってるんだけど、まぁそんな蛇足がなくても良い程に、かなり良い仕上がりなんですよ。

 正直シングル曲のクオリティがここまで良いと思ってなかったし、どれも捨て難いんですが‥‥個人的な趣味からいうと最近の2曲‥‥ "ひとりじめ" と "クレナイの季節" がすっげーツボなんですね。モーニング娘。でいうところの "AS FOR ONE DAY" 路線とでもいいましょうか、元々あの曲自体石川の声に合ってると思ってた俺からすると、この2曲は正に「石川梨華の曲」という印象があるんですが。勿論他の "カッチョイイゼ!JAPAN" もフルコーラスで聴いたら想像以上に良かったし、ライヴで聴いた時は印象悪かった "紫陽花アイ愛物語" も完成度が高い。そうなると‥‥やはり "恋のヌケガラ" のクオリティ(曲自体ではなく、アレンジの方ね)の低さが目立ってしまうんですよ。それが勿体ないかな、と。

 アルバムの為に用意された新曲6曲も総じて素晴らしいと思いますよ。ユーロ調ダンスナンバー "愛 〜スイートルーム〜" や "Tea Break" といった曲の出来もかなり良い方だし、ちょっとエコモニ。の曲に似てなくもない "クラクラ ディナータイム" も悪くない。けどこのアルバムはそういった予定調和な楽曲が主役なのではなく、ラスト3曲‥‥ "唇から愛をちょうだい"、"パジャマな時間"、"まごころの道" が真の意味での主役なんですよ。

 中近東風フレーズとアレンジを導入したニューウェーブチックな "唇から愛をちょうだい" には非常に暴力的なものを感じるし、ケイト・ブッシュかよ!とツッコミを入れずにはいれられない "パジャマな時間" の悪ノリも鳥肌もの。Bメロでのオペラ調ファルセットにはさすがに爆笑させられたけど、こういう曲を彼女達、特に石川に歌わせようと思ったつんく♂、まだまだ衰えてないな、と。聴いてるうちに脳内で飯田圭織、矢口真里、加護亜依の歌声を補完してしまったのは、ここだけの話ですよ。あーそうそう、こういう曲を歌わせたかったんだよなー、って感傷的になっちゃったりしてね。そして最後の "まごころの道" はエンディングに相応しい全うなバラードなんだけど、コーラスやハーモニーを殆ど石川と三好絵梨香が手掛けてるんだよね。だからなのか‥‥すごく自然に感じるのよ、歌が。バックトラックやコーラスが作り物っていう、ハロプロにありがちな匂いがあまりしない。初期のタンポポや娘。っぽいのは曲調のせいだけではなく、そういったところからも感じられるからなのかも。っていうのは言い過ぎ?

 ‥‥どうしても石川梨華に関しては感情的になり過ぎちゃうんだけど‥‥まぁ許してよ、こればっかりは。モーニング娘。を卒業して約半年、やっと俺の中で石川がスタートラインに立てたんだからさ。もしかしたらずっと、こういう作品を石川が出すことを、ずーっと前から‥‥それこそ俺が彼女に興味を持つようになった4年前から‥‥待ってたのかもね。器は「モーニング娘。」でも「タンポポ」でもなくなっちゃったんだけどさ、でもいいよ。

 さぁ、ここからだな。ちょっと本気で楽しみになってきたなぁ‥‥ワクワクするよ、このアルバムを聴くと。ホントに今年はハロプロ関係のアルバムに良作が多いなぁ。



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2005年10月19日 (水)

DEF.DIVA『好きすぎて バカみたい』(2005)

 さ、2日続けてハロプロ・ネタです。もはやここを観てる人の中には重度のモーヲタはいないかと思います(以前はいたんだろうけど。さすが離れてったんじゃないかな)が、単純に自分が楽しめる曲が続いたんで、んじゃいっちょ取り上げてみっかーみたいな肩の力の抜け具合で接しようかと思いまして。一部の「普通はもう聴かねーよ」とかウダウダ言ってるカッコ悪いヲタ崩れの方々はどうでもいいです。我が道を行きます。っていうかほっとけって話ですよ、ええ。

 2002年末に「ごまっとう」があって、あれはまぁ1位を記録したわけでして。んで去年は「後浦なつみ」っていうのがあって、そっちは曲がアレだったことも大いに災いし(ま、それ以前にハロプロ自体が下火だったってのが最大の敗因でしょうが)4位止まり、セールス的にも惨敗。しかもそのまま紅白に出て翌年にはツアー‥‥のはずが、安倍のあの件でうやむやになり、まぁツアーだけはこの4月に辛うじて開催。非常に中途半端な形で終らざるを得ませんでした。

 がしかし。まさか今年もやるとは思ってなかった。さすがに意表をつかれた。しかもメンツが‥‥「後浦なつみと石川梨華(美勇伝)」な仲間達による、その名も『DEF.DIVA』ですよ。『DEF.』はDeffinitiveを意味するスラングで、まぁDef Techにも使われてるので馴染みのある単語かもしれませんね。ただ個人的にはDEF LEPPARの方を思い浮かべたんですが(こちらはちょっと意味が違って、「deaf Leopard」=耳の不自由な豹を意味する造語)。となると‥‥『耳の不自由な歌姫』‥‥皮肉ですか? いやいや、そっちの意味じゃないよな、ゴメンゴメン。

 んで、安倍なつみ・後藤真希・松浦亜弥・石川梨華というメンツによるこのユニット。単なる紅白対策と取ることも出来るし、今年の夏のシャッフルに加わらなかった人気所を寄せ集めた「もうひとつのシャッフルユニット」とも受け取ることができる。どうせなら後浦なつみのままでいいんじゃねの?とも思うし、何故ここに石川が加わるのか、その必然性も感じられない。コンセプトもイマイチ中途半端だし。ま、ケチの付いた後浦なつみを立て直すために石川を引っ張って来ただけなんでしょうけど‥‥しかしよりによって石川かよ‥‥と皆一斉に思ったはず。だって『歌姫』なのにさ‥‥

 最初テレビで歌うを聴いた時も、石川が足を引っ張ってるなーって思ったのね。でも曲自体はなかなかだと思ったし、アレンジも嫌いじゃなかった。むしろこの4人が代わる代わる1フレーズずつ歌っていく様にはちょっと目を奪われたし。やはり一時代を築いた者達による、それなりのオーラと貫禄を感じるわけ。あと‥‥何だかんだで、石川がいる/いないでやっぱり大きく違うわけよ。しなやかさというか柔らかさが加わるわけね、このグループに。後浦なつみの時はどうしても「ガチンコ勝負!」的なものを感じてたけど、石川が入るだけでやっぱり空気が一変するんだわ。そこはさすがだと思った、うん。

 さて。早速CDの方を聴いてみたんですが‥‥うん、やっぱり印象良いよ。'80年代ユーロ歌謡をモチーフにしたアレンジも悪くないし、何度か転調するサビのアイディアもありきたりではあるけど面白いと思ったし。実はCDで聴いて初めて気づいたんだけど‥‥石川の歌声が入ることで、耳障りがよくなるというか、いい意味でアクセントになってるのね。他の3人がどちらかというとごっついイメージが強いから、そこにボーンとあの石川の声が飛び込んでくると、やはり耳を奪われるし、意識を持っていかれる。この起用は間違ってなかったのかもしれない。ていうか、石川が入るとしっかり『石川梨華の曲』になっちゃうのは相変わらずで、さすがだと思います。正直今の美勇伝の曲の13倍くらいは良いと思う。

 同時収録されたリミックステイクも悪くない。個人的には田中直による「CRAZY J-G JAZZリミックス」が気に入ったし、AKIRAによる「女王リミックス」もまずまずだと思うし。原曲の平田祥一郎といい、今のハロプロワークスを引っ張る名アレンジャー3人による豪華なディナーといった感じかしら、このシングル。

 でも難点も書いておかないと。石川の生かしどころは良かったとしても、他の3人が‥‥上手いだけで終ってる気がするのね。上手いこと個性が生かされてないというか。松浦は良くも悪くも埋もれちゃってるし(この子はこういうユニットになると、完全に「何分の一」に徹して埋もれちゃうんだよな)、安倍も後藤も(曲調のせいもあるんだろうけど)今回は肩の力が抜けてるような気が。ワーと割りが良くないのかなぁ‥‥う〜ん。それと、1曲ってのは勿体ない。ホントに単なるシャッフルの一環ならまだしも、『2005年を代表するスーパーユニット』とか何とかいうなら、もっと4人の個性を巧みに生かした曲を2〜3曲は用意して欲しかった。まぁこの手のスペシャルユニットの時は決まって1曲のみで、あとはリミックスで水増しするパターンなので判ってはいたけどさ(去年の後浦は例外だったんだな。本気でシツレンジャーに差し替えたのか‥‥その神経が理解できない)。

 「これが売れないともう後がない」とか「このメンツで1位取らなきゃ意味がない」とかいろいろ意見はあるだろうけど‥‥全部無意味でしょ。実際「もう終ってる」わけだし、1位だって‥‥今年に入って1位を取ったハロプロ楽曲、どれだけある? 去年はどうだった? ねっ、考えるだけ無駄だよ。単純にこの曲を好きか、楽しめるか。それで十分なんじゃないの? ホントにダメダメなら、もうとっくに消えてるって。



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2004年10月 1日 (金)

美勇伝『恋のヌケガラ』(2004)

「出来の悪い子供程可愛い」と世間では言われてますが。ことハロプロの世界においてはどうなんでしょうね。

 石川梨華の来春卒業に向けて、ある意味無理矢理組まされた感が強い「美勇伝」というユニット。これが今後、本当に長続きするのかどうか、個人的には微妙に感じてるんだけど(まぁ10月からはその美勇伝をタイトルに付けた帯番組も始まるから、少なくとも3〜6ヶ月は続けるつもりなんでしょう)。

 だってねぇ。石川卒業が来年4〜5月頃だとすると、それまでの約半年の間に、シングルが少なくともあと1枚は出ますよね。で、問題は卒業後よ。その活動の場をどうするのか。今更モーニング娘。に帯同するのもあり得ないし、安倍なつみや後藤真希と一緒ってのもまず考えられない。となると‥‥Berryz工房やWと一緒‥‥これが一番現実的かもね。逆にメロン記念日なんかと一緒に回った日にゃ、メロンの方が食われちゃいますからね、石川人気に。

 さて。世間ではTHE POLICEの "孤独のメッセージ (Message In A Bottle)" のパクリだ、と騒がれている "恋のヌケガラ" という曲。作詞:湯川れい子、作曲:はたけ、というこれまでにない組み合わせで我々の元に送り込まれたわけですが‥‥アレンジが鈴木Daichi秀行じゃなぁ‥‥どうにもこうにも、ねぇ?

 いや、決して悪い曲だとは思いませんよ。Bメロ〜サビメロとかはキャッチーだと思うし、アレンジさえしっかりしてればもっと高評価を得ることができたんじゃないか、とさえ思ってますから。けどねぇ‥‥この中途半端なGS風+'80年代歌謡アレンジ、どうにかならなかったのかね? はたけだからってわけじゃないけど、もっとパワフルなハードロック調でもよかった気がするんだけど。サビがサビだけにBON JOVI調とかさ。

 一方、C/W曲である "銀杏〜秋の空と私の心〜"。これがね、なかなかの良曲なんですよ。初期タンポポと「FIRST KISS」時の松浦亜弥との中間的ポジションな楽曲&アレンジで、こちらでは作詞作曲はつんく♂。アレンジは鈴木俊介。何でこれくらいの力を表題曲の方にも入れなかったんですかね。つうかさ、これが平均点レベルなんじゃないの?

 と、いきなりのデビュー曲が辛口評価となってしまった美勇伝。先行きが怪しい気がしないでもないですが‥‥まぁ乗りかかった舟ですからね、俺的には‥‥腐っても石川梨華、っつうか‥‥はぁ‥‥



▼美勇伝『恋のヌケガラ』
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2004年9月 5日 (日)

美勇伝「恋のヌケガラ」を聴く

 ラジオにてフルコーラス聴きました。

 あー、成る程。確かにイントロのギターはTHE POLICEの "孤独のメッセージ" をマイナーに転調しただけだわな。アレンンジもドラムのリムショットとかギターのクリーン+コーラスとディストーションの中間的なサウンドとか、あの曲を意識してるのは判るんだけど、まぁ基本的にはイントロのみですよね。曲自体は良くも悪くもつんく♂流歌謡ロック。それ以上変わりようがないわけですが。

 まぁ‥‥とりたてて騒ぐ程のもんじゃないな、というのが正直な感想。それいったら、昔の歌謡曲なんてね‥‥まぁ久し振りにこういう判りやすい大ネタを使ったって意味で、今回は騒いでるんだろうけどさ。

 それにしても石川が歌うと、全部石川の歌になっちまうのな。改めて、リーサルウェポンだなと実感。



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