カテゴリー「松浦亜弥」の28件の記事

2007年1月 6日 (土)

Hello! Project 2007 Winter 〜エルダークラブ The Celebration〜@中野サンプラザ(2007年1月5日)

オープニングで全員(ただしここでは矢口以外)晴れ着姿で登場。それで歌ったのが「ALL FOR ONE & ONE FOR ALL」でしょ。グッとくるに決まってるって。2曲目が後藤のアルバム曲っていうのが微妙だったけどね。

続いて安倍ソロで2曲。アルバム曲で盛り上げる。その後にカントリー。あさみとみうなが挨拶してから、晴れ着のまま最後のオリジナル曲「革命チックKISS」をフルコーラスで披露。ゆきどんの後に松浦がGAMの「メロディーズ」ピアノ独唱バージョンをしっとりと歌い上げ、その空気を引き継いだまま「dearest.」。

そしてドレスに着替えた裕ちゃんが「うらら」を披露。しっとりした空気を引き裂くように、メロン登場。会場が一気にメロンコンのように熱くなる。隣の席にいたヲタはずーっと静かだったのに、ここで一気に弾けてた。柴田ヲタかよw

かおりんが1曲歌った後になっちとごっちんが加わり、「モーニング娘。誕生10年記念隊」の話題となり、この3人でその新曲を歌う。初めて聴いたよ。前評判では「戦メリ」言われてたけど、そこまでそれっぽいとは思わなかったなぁ。さくら組の「さくら満開」の和楽器を中国モノに変えただけという気もするけど、曲時代はまずまずだと思う。歌詞は相変わらず意味ありそうでまったく内容がない歌詞だけど。今回の3人バージョンはかおりんがメイン(というか新垣と久住のパートも歌ってたっぽい)。そこが良かった(俺的に)。

その後にごっちん。アヤカと里田がエロダンサーズ。そのまま稲葉が加わり、太シス「ガタメキラ」。かっこよすぎ。子どもが歌うのとはわけが違うな。

曲が終わるとまことが「ここでモーニング娘。2期メンバーの2人が~」と言った途端に会場からどよめきが。ドレスを着て登場した矢口にみんな大興奮だよ。しかも圭ちゃんと「ウソつきあんた」を歌うんだもん。矢口、かなり緊張してる様子で、目にはうっすらと涙が……見えた気が。圭ちゃんの笑顔に支えられてたんだろうな、矢口……

フルで歌い切った後に、松浦が懐かしい「オシャレ!」を「ファーストキッス」バージョンで歌う。やっぱり「Naked Songs」でののっぺりしたアレンジじゃダメなんだよな。これよこれ。続いてちょっと興味深い「三角関係」(「ALL FOR ONE~」のカップリング)を稲葉・大谷・柴田・松浦の4人で披露。いい曲じゃんこれ……このままメロンの曲にしても違和感ないくらいにハマってたなぁ。

さらに続くは、モーニング娘。初期&2期メンバーの5人……中澤・飯田・安倍・保田・矢口による「未来の扉」。なんかね、矢口のダンスとか観てると懐かしくて嬉しくなっちゃうわけですよ。5人が5人、昔のクセそのままに踊ってるんだもん。かおりもさ、圭ちゃんもなっちも裕ちゃんもさ……この2曲だけのために1万円とか払ってもいいくらい(実際は2,300円だったけど。苦笑)。

なっちが「甘すぎた果実」を歌った後は、「カントリー娘。にアヤカとゆきどん」による「先輩~LOVE AGAIN~」。ほとんどをカントリーの3人で歌って、セリフはみうな。みうなかわいいよみうな。そこにメロンの4人が加わって「遠慮はなしよ!」で、会場がメロンコン状態。子どもが怖がってるってばw

ごっちんがひとりでストリップ、じゃなくて「SOME BOYS! TOUCH」を歌った後に「好きすぎて バカみたい」。1コーラス目はごっちんソロ、2コーラス目から安倍と松浦が加わり、即席「後浦なつみ」状態に。でもやっぱりスパイス(=石川の声)が足らないんだよねぇ。これはこれでカッコいいけど。

最後は全員(矢口抜き)で「感謝を込めて」という意味で、GAM「Thanks!」を……曲名言った瞬間に、客席から「えぇ……」という動揺の声がw。いや、俺もそう思ったから。でもじっくり聴いてみると、意外とこういう場面に合ってるのな。曲調は別として。Bメロは後浦なつみの3人で歌い分けてた。ていうかこれ、後浦の2ndシングルでよかったんじゃねーの?(ミキティごめんよミキティ)

……とまぁ、こんな長文を久しぶりに書かせるくらいに、もんのすごいコンサートだった。やっぱりこっちも観ておいてよかったよ。これから観る人、観るつもりなかったけどこれ読んで興味持った人、絶対に行っておけ。ヤフオクで値崩れしてるし、当日券も出てるし。矢口祭りですよ、アハハ。

これで次のハロコン(エルダコンか。だから来年の正月?)からは司会が矢口じゃなくて、加護になるとか……いやいやいや。とにかく、公の場で(ファンクラブイベントなどのような限られた場ではなく、誰もが観ることができる通常のコンサートという意味)矢口が元娘。のメンバーと肩を並べて歌ったという事実が嬉しいんですよ。何かが変わったのか、それとも変わってないのか正直わからないけど、ちょっとだけ肩の荷が降りたみたいに感じてるファンも多いんじゃないかな。

それにしても……約2年か、矢口がマイクをステージを降りてから。「未来の扉」を一緒に歌った5人の笑顔がすべてを物語ってたよな。いいコンサートだった。


[SET LIST]
01. ALL FOR ONE & ONE FOR ALL [全員]
02. 来来!「幸福」 [全員]
03. 日曜日 What's Going On [安倍なつみ]
04. 東京みちくさ [安倍なつみ]
05. 革命チックKISS [カントリー娘。]
06. お前の涙を俺にくれ [前田有紀]
07. メロディーズ (ピアノ独唱Version) [松浦亜弥]
08. dearest. [松浦亜弥]
09. うらら [中澤裕子]
10. お願い魅惑のターゲット [メロン記念日]
11. Papillon [飯田圭織]
12. 僕らが生きる MY ASIA [飯田圭織、安倍なつみ、後藤真希]
13. ガラスのパンプス [後藤真希 with アヤカ、里田まい]
14. ガダメキラ [稲葉貴子、後藤真希、アヤカ、里田まい]
15. ウソつきあんた [保田圭、矢口真里]
16. オシャレ! [松浦亜弥]
17. 三角関係 [稲葉貴子、大谷雅恵、柴田あゆみ、松浦亜弥]
18. 未来の扉 [中澤裕子、飯田圭織、安倍なつみ、保田圭、矢口真里]
19. 甘すぎた果実 [安倍なつみ]
20. 先輩~LOVE AGAIN~ [カントリー娘。、アヤカ、前田有紀]
21. 遠慮はなしよ! [メロン記念日、カントリー娘。、アヤカ、前田有紀]
22. SOME BOYS! TOUCH [後藤真希]
23. 好きすぎて バカみたい [後藤真希 / 2コーラス目から後浦なつみ]
24. Thanks! [全員]

2006年11月28日 (火)

松浦亜弥『Naked Songs』(2006)

うーん、もうちょっと期待してたんだけどなぁ……合格点にも満たないなぁ。まぁまだ1回しか聴いてないから、今後あるタイミングで好きになるのかもしれないけど。少なくとも過去3枚のアルバムとは切り離して考えた方がよさそう。

基本的にどれも名曲だから、よほどのことがない限り外さないと思うんだけど……なんだろ、この「あがり」感。アゲアゲのあがりじゃなくて、双六でいうところのあがりね。しかもちっちゃくまとまっちゃってる。歌上手い奴が一番陥りやすい勘違いの典型だなぁ。

原曲を変わったアレンジでやろうとした努力は買うけど、緩過ぎる……例えば「オシャレ!」や「I know」の高揚感も、「初めて唇を重ねた夜」のスケールの大きさも……ああ、もうやめよう。

やっぱり期待が大きすぎたんだよなぁ……もう本当にダメなのかね、松浦。

「こういうのなら、ヲタ以外にもアピールするかも」と淡い期待をしてる人もいるかもしれないけど、いまだに一般層がイメージする松浦亜弥っていうのは、あくまで「あやや」なんじゃないかな。そういう意味じゃ、これは違う気がする。ぶっちゃけ、年寄り臭いもの(苦笑)。

なんだかんだで俺、松浦に対しては常に肯定的だったけど……これはねぇ……う~ん。素直に楽しめないなぁ。当初予定されていた(らしい)「Desparado」(ご存知EAGLESの名バラード)も入ってないしね。それこそジャニスの「Move Over」入れたらインパクトがもっとデカかったはずなのにね。



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2005年10月19日 (水)

DEF.DIVA『好きすぎて バカみたい』(2005)

 さ、2日続けてハロプロ・ネタです。もはやここを観てる人の中には重度のモーヲタはいないかと思います(以前はいたんだろうけど。さすが離れてったんじゃないかな)が、単純に自分が楽しめる曲が続いたんで、んじゃいっちょ取り上げてみっかーみたいな肩の力の抜け具合で接しようかと思いまして。一部の「普通はもう聴かねーよ」とかウダウダ言ってるカッコ悪いヲタ崩れの方々はどうでもいいです。我が道を行きます。っていうかほっとけって話ですよ、ええ。

 2002年末に「ごまっとう」があって、あれはまぁ1位を記録したわけでして。んで去年は「後浦なつみ」っていうのがあって、そっちは曲がアレだったことも大いに災いし(ま、それ以前にハロプロ自体が下火だったってのが最大の敗因でしょうが)4位止まり、セールス的にも惨敗。しかもそのまま紅白に出て翌年にはツアー‥‥のはずが、安倍のあの件でうやむやになり、まぁツアーだけはこの4月に辛うじて開催。非常に中途半端な形で終らざるを得ませんでした。

 がしかし。まさか今年もやるとは思ってなかった。さすがに意表をつかれた。しかもメンツが‥‥「後浦なつみと石川梨華(美勇伝)」な仲間達による、その名も『DEF.DIVA』ですよ。『DEF.』はDeffinitiveを意味するスラングで、まぁDef Techにも使われてるので馴染みのある単語かもしれませんね。ただ個人的にはDEF LEPPARの方を思い浮かべたんですが(こちらはちょっと意味が違って、「deaf Leopard」=耳の不自由な豹を意味する造語)。となると‥‥『耳の不自由な歌姫』‥‥皮肉ですか? いやいや、そっちの意味じゃないよな、ゴメンゴメン。

 んで、安倍なつみ・後藤真希・松浦亜弥・石川梨華というメンツによるこのユニット。単なる紅白対策と取ることも出来るし、今年の夏のシャッフルに加わらなかった人気所を寄せ集めた「もうひとつのシャッフルユニット」とも受け取ることができる。どうせなら後浦なつみのままでいいんじゃねの?とも思うし、何故ここに石川が加わるのか、その必然性も感じられない。コンセプトもイマイチ中途半端だし。ま、ケチの付いた後浦なつみを立て直すために石川を引っ張って来ただけなんでしょうけど‥‥しかしよりによって石川かよ‥‥と皆一斉に思ったはず。だって『歌姫』なのにさ‥‥

 最初テレビで歌うを聴いた時も、石川が足を引っ張ってるなーって思ったのね。でも曲自体はなかなかだと思ったし、アレンジも嫌いじゃなかった。むしろこの4人が代わる代わる1フレーズずつ歌っていく様にはちょっと目を奪われたし。やはり一時代を築いた者達による、それなりのオーラと貫禄を感じるわけ。あと‥‥何だかんだで、石川がいる/いないでやっぱり大きく違うわけよ。しなやかさというか柔らかさが加わるわけね、このグループに。後浦なつみの時はどうしても「ガチンコ勝負!」的なものを感じてたけど、石川が入るだけでやっぱり空気が一変するんだわ。そこはさすがだと思った、うん。

 さて。早速CDの方を聴いてみたんですが‥‥うん、やっぱり印象良いよ。'80年代ユーロ歌謡をモチーフにしたアレンジも悪くないし、何度か転調するサビのアイディアもありきたりではあるけど面白いと思ったし。実はCDで聴いて初めて気づいたんだけど‥‥石川の歌声が入ることで、耳障りがよくなるというか、いい意味でアクセントになってるのね。他の3人がどちらかというとごっついイメージが強いから、そこにボーンとあの石川の声が飛び込んでくると、やはり耳を奪われるし、意識を持っていかれる。この起用は間違ってなかったのかもしれない。ていうか、石川が入るとしっかり『石川梨華の曲』になっちゃうのは相変わらずで、さすがだと思います。正直今の美勇伝の曲の13倍くらいは良いと思う。

 同時収録されたリミックステイクも悪くない。個人的には田中直による「CRAZY J-G JAZZリミックス」が気に入ったし、AKIRAによる「女王リミックス」もまずまずだと思うし。原曲の平田祥一郎といい、今のハロプロワークスを引っ張る名アレンジャー3人による豪華なディナーといった感じかしら、このシングル。

 でも難点も書いておかないと。石川の生かしどころは良かったとしても、他の3人が‥‥上手いだけで終ってる気がするのね。上手いこと個性が生かされてないというか。松浦は良くも悪くも埋もれちゃってるし(この子はこういうユニットになると、完全に「何分の一」に徹して埋もれちゃうんだよな)、安倍も後藤も(曲調のせいもあるんだろうけど)今回は肩の力が抜けてるような気が。ワーと割りが良くないのかなぁ‥‥う〜ん。それと、1曲ってのは勿体ない。ホントに単なるシャッフルの一環ならまだしも、『2005年を代表するスーパーユニット』とか何とかいうなら、もっと4人の個性を巧みに生かした曲を2〜3曲は用意して欲しかった。まぁこの手のスペシャルユニットの時は決まって1曲のみで、あとはリミックスで水増しするパターンなので判ってはいたけどさ(去年の後浦は例外だったんだな。本気でシツレンジャーに差し替えたのか‥‥その神経が理解できない)。

 「これが売れないともう後がない」とか「このメンツで1位取らなきゃ意味がない」とかいろいろ意見はあるだろうけど‥‥全部無意味でしょ。実際「もう終ってる」わけだし、1位だって‥‥今年に入って1位を取ったハロプロ楽曲、どれだけある? 去年はどうだった? ねっ、考えるだけ無駄だよ。単純にこの曲を好きか、楽しめるか。それで十分なんじゃないの? ホントにダメダメなら、もうとっくに消えてるって。



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2005年9月25日 (日)

松浦亜弥『気がつけば あなた』(2005)

 松浦亜弥の作品を、リリースに合わせて新品で買ったのって、一体何時以来かな?って考えてみたら、実は昨年1月末の "奇跡の香りダンス。" 以来だったという(後浦なつみは除く)‥‥いや、その後のシングル数枚はリリースから数ヶ月経ってから中古で購入してるのね。でも今年に入ってからの音源は‥‥ベスト盤含めて、全然チェックしてなくて。勿論、彼女が今年に入ってからのリリースが少なかったってのも大きな要因なんだけど、それ以上に‥‥やっぱりね、バラード系がここまで続くと厳しいよね。少なくとも自分は「アイドル・サイボーグ」呼ばれてた頃の「あやや」が気に入ってたわけであって、そういう意味じゃ今の「あがり」感の強い「松浦亜弥」には興味が持てないんだよね。

 ところがさ。つい最近なんだけど‥‥テレビの歌番組で、ふたつの松浦を観る機会があって。それは決して俺が知る「あやや」ではなかったんだけど、結構胸にズシーンと来るものがあってさ。

 ひとつは、宇多田ヒカルの "FIRST LOVE" を生ピアノやパーカッション(あとストリングスもだっけ?)バックにして歌うシーン。歌としては荒いものだったし、宇多田のそれをコピーしてるに過ぎないんだけど‥‥でも松浦が歌うと、やはり松浦亜弥の世界観がしっかり広がっていくのね、それが例え宇多田のコピーであっても。

 もうひとつは、名曲 "LOVE涙色" を生ストリングスバックにして歌い上げるシーン。これはたまたま録画してたんで何度も観返してるんだけど‥‥良いのよ。去年、NHKの音楽番組に出演した際にも代表曲をリアレンジして、それに順応する松浦の感の良さみたいなものを存分に堪能したんだけど、今回はあれともまた違った、純粋に「歌い手・松浦亜弥」としてシンプルに楽しむことができたのね。そういう意味じゃ‥‥ここ4作くらい続いてたバラード系シングルも、それなりに彼女の血となり肉となってたのかな、と。今改めてそう思ったりするわけ。

 で、今回のシングル。珍しくリリース日に買ったよ、しかもDVD付き初回盤を。

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2005年1月14日 (金)

松浦亜弥の次のアルバム。

 以前、このエントリで俺、「何となく、次の松浦のアルバムはベスト盤のような気がするんだけどね。これもタイミング的には今しかないと思うんだけど。」って書いたのね。去年の11月末に。

 そしたら、昨日こういう企画が立ち上がってたんですよ。そうかー、その手があったか。確かにこれまでにシングル15枚、来月には16枚目のシングルが出るようだし、それらを全部まとめようとすると、絶対に2枚組になってしまう。手軽な1枚モノのベスト盤として発表したいなら、そこから厳選した選曲になる。けど、松浦の場合は(まぁ他のハロプロ・ユニットに関しても同様だけど)シングルのc/w曲やアルバム曲に、ライヴでの定番曲/人気曲が結構な数ある。そうなると‥‥ファンに選ばせてしまえば手っ取り早い、と。ま、それも表面上の作業であって、実際には裏側で既に選曲が決まってるのかもしれませんが。いや判らないけど。

 これ、早速俺も投票してみました。ひとり3曲、1〜3位の順位を付けて投票するのね。1位に3pt、2位に2pt、3位に1ptが付いて、その総合点で収録曲を決めるみたい。現時点ではアルバムに何曲入るのか、またその結果がちゃんと発表されるのか、あるいはそれが完全に生かされるのか等の詳細が載ってませんが‥‥とりあえず、俺の3曲だけは紹介しておきましょう。


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2004年11月22日 (月)

松浦亜弥コンサートツアー2004秋 〜松◇クリスタル◇〜@神栖町文化センター(2004年11月21日)

 性懲りもなく、年に二度も行くことになろうとは‥‥

 って書くと、まるで行きたくて行ったように読み取れるけど、実際は違って‥‥今回はタダで行くことになりまして、しかも開演時間の90分前に。なんかうちの地元の近隣にやって来まして、コンサートで。その流れで、どういうわけかチケットがあるよ、みたいな話になりましてね。全然行く気はなかったのに、タダと言われるとね‥‥そのまま車飛ばして会場まで行きましたよ。

 9月末に代々木で観て以来、約2ヶ月振りなわけですが‥‥やはりツアー終盤ってこともあって、疲れの色は隠せませんね。会場が小さいし俺の席も6列目ってことで、かなり間近で表情を確認できたわけですが‥‥それでも以前(去年の秋コンかな?)よりは全然マシですけどね。

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2004年10月 6日 (水)

後浦なつみ『恋愛戦隊シツレンジャー』(2004)

必ずしも「1+1+1」が「3」やそれ以上になるとは限らない。特に音楽の世界では常に共通の認識としてあるんじゃないのかな? 過去にいろんなバンドで名を馳せたアーティスト達が集ったスーパーバンドが誕生したからといって、それが必ず過去彼等が在籍したバンドを超えるような存在になるとは限らない。むしろそうなってしまうことの方が少ない。本当の意味での成功を手にするのは、ほんのひと握りの存在だけ。残念だけど、それが現実なんだよね。

 それはハロプロの世界においても同じ。過去「ごまっとう」というスーパーユニットを生み出したこともあったけど、あれはタイミング的にも絶妙だったんじゃないかな。ギリギリのタイミング‥‥ハロプロ人気がドンドン下り坂へと進み始める直前‥‥いや、その数歩を踏み出した後だったのかな。だからまだ成功を手にするできた。

 ところが今回はどうだろう‥‥明らかにタイミングとしては最悪だよね。もう後がない状況の中でのセッティング。周りからは「最後の最後に、一番やっちゃいけないことやっちゃった‥‥」みたいに言われる始末。しかもそのセンスも最悪だったもんだから、尚更批判的な声が目立つ。

 変なファッションで登場した「後浦なつみ」というユニット‥‥後藤真希、松浦亜弥、安倍なつみ、というハロプロ・ソロ組の稼ぎ頭3人をひとまとめにしてしまった、まるで「紅白対策」で即席に組ませてしまった感が強いこの組み合わせ。確かに「ごっちんとなっちの組み合わせがまた観れる!」という喜びはあったものの、今や既に時遅しといった印象は拭えないし‥‥

 これで曲が本気で素晴らしかったまだ良かったんだよね‥‥ところがさ‥‥

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2004年1月28日 (水)

松浦亜弥『奇跡の香りダンス。』(2004)

  松浦亜弥、通算12枚目、2004年一発目のシングルとなる「奇跡の香りダンス。」は、既に新年早々テレビCMソングとしてお披露目済みのタイトルナンバーと、昨年秋のツアーでも披露されていた太陽とシスコムーンのヒット曲 "宇宙でLa Ta Ta" のカバーを収録した1枚。元旦から「×3」という素晴らしいアルバムをリリースしたものの、以前のようなヒットを記録することが出来なかった松浦。このシングルがどこまでヒットするのか‥‥個人的には意地悪なものの見方をしてしまいそうですが‥‥ちょっとね、これまでにないタイプの楽曲だったのと、作り手側のお遊びが過ぎるのでね。このユーモアが聴き手(特に彼女のファン以外の、一般層)にどこまで通じるのかが気になるんですよ。

  タイトルトラック "奇跡の香りダンス。" は勿論つんく♂作品。アレンジには既にお馴染みの鈴木 Daichi 秀行が当たっています。楽曲のタイプとしては、ちょっとロック色の強いポップソング。そうね‥‥ハッキリ言っちゃえば、布袋寅泰へのオマージュというかパロディーというか。所謂「デジデジ」した感じのポップロックを基調としたアレンジで、ギターなんてバッキングの細かなフレーズやソロの運び方(ツインリード風ハーモニーを用いたフレーズそのものやメジャーからマイナーへと流れていくコード進行等)まで、とにかく布袋‥‥というか「ギタリズム」シリーズを意識したかのようなアレンジ。Daichiって以前にも後藤真希のアルバムで布袋っぽいアレンジの曲をやってたし、年齢的にいってもボウイ世代なんだろうね。けど、今回の場合はDaichi云々よりも、つんく♂の指示及び悪ふざけなんじゃないかな。コーラスの入れ方とか松浦のちょっとした節回しが、ホントに布袋っぽいし。つうかこれ、このまま布袋に歌わせてみたい。特にサビの最後のフレーズのところとかね。

  勿論、ただの布袋オマージュでは終わってません。そういったポップロック色を更に強める役割を果たしてるのが、そんなバックトラックの上に散りばめられているキラキラしたシンセの音色。イントロの'80年代テクノポップ的フレーズや、昨年の同CMソングに起用された "ね~え?" っぽいシンセのシーケンス(ピチカートっていうんですか、あの音色?)等が、かろうじて「従来の『あやや』っぽさ」を引き出してるような。けど、今回の場合は完全に機能してるとは言い難く、何かふたつの異なる色合い(布袋調ポップロックとカワイイ路線)が混じり合わずに平行線をたどってるような気がしないでもないかな、と。もうひと捻り欲しかったな‥‥うおっ!っt唸ってしまうような。そして、アレンジももうちょっとだけ時間をかけてあげれば、完璧なものになったと思うんですが。

  松浦の声質が完全に以前と変わってしまったことを受けて、こういった曲調を選んだのだと思いますが(じゃなかったら、過去あのCMに起用された路線‥‥"♡桃色片想い♡" や "ね~え?" の延長線上にある路線を選んだはずなんですよ。少なくともあのCMを観る限りではね‥‥しかし、それが出来ない事情が生じた(=松浦の声質の変化)。だったら「今出来ることを、今しか出来ないことを」ってことになったんでしょうね。それがアルバム「×3」での変化であり、この "奇跡の香りダンス。" だったのかな、と。

  そしてシングルのカップリング。今回は新曲ではなくて、昨年の秋ツアーでも披露されていた "宇宙でLa Ta Ta" のカバー、しかもご本家・稲葉貴子とのデュエット。これも今までにない形なので、面白いといえば面白いんですが‥‥単純に昨秋のツアー用に録音したものをそのままシングルに入れたのかな、と。だとしたらガッカリなんですが‥‥けど、こうやって稲葉の歌を堪能できるって意味では、個人的には有り難いんですけどね。ただね、バックトラックが太シスのオリジナルトラックそのままなんですよね(アレンジは河野伸)‥‥導入部での松浦の語りは日本語で新たに書き下ろしされてますけど(オリジナルは中国語)‥‥アルバムを出した後だから曲が少ないってのも理解できるんですが、それにしてもね‥‥バックトラックまで同じとなると‥‥最近はカントリー娘。やおとめ組・さくら組でのカバー&セルフカバーでバックトラックの再録音やリアレンジをちゃんとやってくれてたので安心してたんですが‥‥う~ん‥‥曲は勿論名曲なので文句ないのですが(松浦の「今の」声も意外とこの曲に合ってるしね?)‥‥

  いろいろと釈然としない面もありつつ、このシングルを延々リピートしてるわけですが‥‥そうなんだよね、この "奇跡の香りダンス。" をアルバム「×3」に入れればよかったんだよな。もうひとつメジャー感の強い楽曲が入ってれば、間違いなく名盤と呼ばれていたであろう1枚になったのに‥‥いや、今でも大好きですし、ホントによく聴く1枚ですよ? ただ、全体的なバランスを考えた時にね‥‥勿体ないな、と今でも思うわけですよ。レコーディング時期は一緒だったはずだから、作り手(スタッフ等の製作陣)がワザと「これはアルバム用」「こっちはシングル用」って振り分けたんだろうね。あと、CMタイアップとの兼ね合いもあって、この曲のみ早めに完成させなきゃならなかった(提出しなきゃならなかった)からアレンジがアルバム曲よりも雑だった、とか‥‥ま、邪推すればいくらでもできるので、この辺にしておきますけど‥‥ホント勿体ないですよ。

  とはいいながらも、ずっとリピートしてるってことは、間違いなく気に入ってるってことなんですけど。この曲、GLAYの新曲と同日リリースなんですよね‥‥まぁあちらは今回バラード調なんですが。どうせなら同系統の楽曲で対決して欲しかった‥‥なんて思ったりして。



▼松浦亜弥『奇跡の香りダンス。』
(amazon:国内盤CD

2004年1月27日 (火)

HELLO! PROJECT 2004 WINTER ~C'MON! ダンスワールド~@横浜アリーナ(2004年1月25日 夜公演)

  安倍なつみ、モーニング娘。在籍時ラストとなる「卒業公演」、ハロー!プロジェクトの正月公演の最終日・最終公演に行ってきました。幸運にもこの日のチケットを手にすることができたわけですが‥‥実は当日(1/25)の朝になって急に「やっぱり行きたくない‥‥」という、行きたくても行けないファンに対してとても罰当たりな気紛れが発生しまして。昼頃、「ハロモに」を観るまでは本気で行くの辞める気でいたんですよ。何だろう‥‥多分直前に聴いたモーニングの新曲 "愛あらば IT'S ALL RIGHT" にがっかりしたのもあったのかな(やっぱり25日に合わせて取り上げるのなんて、止めればよかった)‥‥それとも‥‥このまま「モーニング娘。」のことが嫌いになるのが、正直怖かったのかも。とにかく、いろんな意味で自分自身に対してけじめをつけたかったし、そして「どんな未来が訪れても」最期まで看取ると決めた以上、辛い結果になろうとも、この目に焼き付けようという気持ちがね‥‥最後に勝っちゃってさ。気づいたら高速バスに乗って、新横浜に向かってた。「iPod」にぶち込んだモーニング全曲をランダム再生にして‥‥

  途中寄り道をして、新横浜に着いたのは17時20分頃。丁度1回目の公演が終わった後だったらしく、会場方面から駅に向かう大行列に出くわし、途中で寄り道をしつつ、結局横浜アリーナ前に到着したのは18時前後。で、会場前が更に凄いことになってて‥‥翌日新聞記事で知ったのだけど、入場できた1万2千人の他に、会場前に5千人前後もの入場できなかった人達がいたそうで‥‥そりゃあれだけの大混雑、するわな。入場するまでに20分近くかかってたもん。

  で、入場して今度は「紺野あさ美が発熱の為、出演できず」という張り紙が目に入ってくる‥‥俺、全然知らなくてさ。土曜の2回目の公演前に既にドクターストップがかかったみたいだね。可哀想というか‥‥ま、こればっかりは仕方ない。確かに「15人のモーニング娘。」はこの日で最後だけど、その後もモーニングはずっと続いていくわけだし。そこでボロボロになったところで、また翌日からはそれまで通りの慌ただしい日常に戻って行くんだもん。今は完治に専念してください。なっちもそれを願っているはずだから。

  開始10分前に自分の席に到着。位置はアリーナ席、ステージ真正面ちょっと左寄りで、前から6列目。センター席の最後方よりは傾斜がついている分、観やすい。しかもここ、PA卓の真後ろでさ‥‥ずっとそっちが気になっちゃってね。

  開演時間(18時半)になっても、客の入りは7割程度といったところ。多分、みんな会場前の大混雑で遅れに遅れてるんだろう‥‥時間は刻々と過ぎていく‥‥時間通り(21時まで)に終わることができるの?(18才未満のメンバーが多いからね。どうしても21時前には終了させたいわけよ)

  結局10分遅れくらいで会場が暗転したのかな? とにかく無理矢理始まった感じ。まぁそれでもこの時点でほぼ入場出来てたのかな? 俺の隣の席も空いてたんだけど、ギリギリ間に合ってたようだしね。

  もう始まる前から「なっちコール」が凄いのなんのって。俺がモーニングを追うようになってからは後藤真希、保田圭の卒業を経験してるけど、今回は‥‥後藤の時に匹敵するか、あるいはそれ以上か‥‥いや明らかに上でしょうね。尋常じゃない空気があったもの。

  いつもの如くCGによるメンバー紹介を経て、この日の司会であるまこと(シャ乱Q)と稲葉貴子が登場して、簡単な挨拶。そして一発目にモーニング娘。おとめ組が登場‥‥

●モーニング娘。おとめ組

  イントロのムーディーなパートをカットして、いきなりパーカッションがリズムインする箇所から "愛の園 ~Touch My Heart!~" がスタート。当然全員が生歌。前回が東京ドームでの極悪サウンドだったからか、かなり音が良いように聴こえた。しかも、歌もなかなかだった記憶が。やはりこの日も石川梨華以上に道重さゆみに目が行ってしまう俺。好き嫌いは別として、ホントこの子は観察してるだけで面白い。で、歌になると藤本美貴に目と耳を奪われるというね。全然異質な存在だよね、この声は。

●モーニング娘。さくら組

  そのままさくら組へとバトンタッチ、"晴れ 雨 のち スキ♡" を披露。2曲目からバラードというのはちょっと‥‥って気がしたけど、もう安倍が登場した瞬間に大歓声、そんなのどうでも良くなっちゃったよ。前半、高橋愛が涙声みたいに声を枯らしてひっくり返る場面があったけど、別に泣いてたわけじゃないみたい。その後は力強く、そして切ない歌をしっかり聴かせてくれたし(保田の時に最終公演で喉が最後まで保たずに悔しい思いをしてるからね、この子は)。紺野がいない穴はそんなに感じなかったかな。ま、そんなに重要なパートを与えられた曲じゃないしね。ちなみにこの曲、テレビ等では口パクが多いですが、この日はハンドマイクでちゃんと生歌でした。彼女達の名誉の為に書いておきます。

●15(14)人合流、モーニング娘。へ

  モーニング全員が揃ったところで "Go Girl ~恋のヴィクトリー~" を生歌で披露。バックダンサーとしてハロー!プロジェクト・キッズが登場、華を添える。今まで聴いた中で一番良い "Go Girl" だった気が。ま、生歌だったからってのも大きいのかな?(テレビじゃ口パクが多いしね、この曲)そんなに好きな曲ではないんだけど、素直に良いと思えたのが不思議。やっぱり最後だからかな‥‥

●MC、そして辻加護卒業報告

  モーニングの歌が終わったところで、ステージ上にこの日の出演者42人(全メンバー45人中、保田は舞台の為今回のツアー全公演を、紺野とキッズ1名が風邪で欠席)が登場し、簡単な挨拶の後、1/3の衝撃の発表同様、辻希美と加護亜依の今夏卒業と、ふたりによる新ユニットでのデビューを再報告。何だか今更って気がして、ちょっとしらけたかも。

●後藤真希

  再びライヴへ。とにかく予定より遅れ気味な進行の為、この日は白々しいまでのコントやMCは徹底的に排除されていたのが印象的。勿論、最後の最後の為に時間を節約してるってのもあるんだけど、こういった淡々としたライヴの方が個人的には好みかも(で、MC自体はその場その場で歌ったメンバーに手短かに喋らせればいいだけのことだし)。

  とにかく、後藤のステージは相変わらず圧巻。"うわさの SEXY GUY" や "抱いてよ!PLEAS GO ON" といった煽り系のアッパーチューン連発で、会場は完全にヒートアップ。役不足感は全く感じず、むしろたったひとりのステージなのに、完全に彼女が制圧した印象。ああ、もしかしたら武道館クラスの会場を最初に埋めるハロプロ内ソロシンガーは、松浦亜弥でもなく安倍でもなく、後藤なのかもな‥‥というか、後藤なら出来るわこりゃ‥‥と確信。曲と曲の繋ぎで衣装替えを行い、"原色GAL 派手に行くべ!" へ。ここでキッズが数名ダンスで参加。ミニギターをぶら下げたりして、テレビ出演時同様のダンスをしてみせたりするんだから、侮れないっつうか。後藤は最後まで本当に良かった。完全に「ロック」だったもの。これ観ちゃったら、またソロ公演に行きたくなっちゃうわな普通。

●あぁ!

  最高潮に盛り上がった後に、ちょっとクールダウン。やっと生で体験出来る「あぁ!」の登場。名曲中の名曲、"FIRST KISS" を披露するんだけど‥‥田中れいなは堂々としてたものの、他のキッズの二人はやはり経験不足というか、ちょっと物足りなさを感じました。中盤でのフェイクなんかはおおっ!?と思う瞬間もあったけど、やはりCD音源程じゃないかな、と。悪くはなかったけど、曲がスローで地味な分、もっとしっかりと聴かせて欲しかったかな、と。まぁ俺が彼女達に求めるものがレベル高過ぎるのかしら‥‥

●カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)

  紺野を欠いた4人による「カン紺藤」は、"先輩 ~LOVE AGAIN~" を歌う。紺野のパートはあさみがカバーしてたのかな? 思ったよりも全員安定していたのが印象的というか。藤本の台詞が今まで聴いた中で、一番良かった。あと、あさみが往年の堀ちえみとイメージが重なって見えたのは、ここだけの話。

●稲葉貴子&ココナッツ娘。

  とうとう自分達の持ち歌さえ歌わせてもらえなくなったココナッツと、既に終了している某深夜番組で募集していた相方はどうなったの?な稲葉による、黄色5の "黄色いお空で BOOM BOOM BOOM" を、キッズをバックダンサーに迎えて熱唱。ちょっと口パクっぽかった気がしないでもないけど、まぁヘッドセットマイクって全部そういう風に聴こえちゃうから不便というか。何でこの曲を選んだのかといったら、これは間違いなく来る安倍の初ソロアルバムへの布石でしょうね(そのソロアルバムに同曲の安倍ソロバージョンが収録されていますからね)。ま、選曲自体は全然いいと思うし、歌えるメンツによるものだったから安心して聴いてられたんだけど‥‥なんか腑に落ちないというか‥‥

●前田有紀

  ゆきどんは、元旦にリリースされたばかりの新曲 "さらさらの川" を披露。本当に一番安心して「歌」を聴いていられるのは、この人だけかも。曲自体は演歌というよりも、歌謡曲とニューミュージックの中間といった印象。ドンズバの演歌路線を狙わず、例えば氷川きよしみたいな路線を突き進んでいけば、間違いなくブレイクできるだけの実力と才能を持ってると思うんだけど。バックに五木ひろしもついてるのにね。不思議だ。この人の曲がオリコンの100位以内にも入らないってのがどうにも‥‥アピールする層が確実に間違ってる気もしないではないけどね。

●飯田圭織

  圭織のソロは過去2枚リリースされたカバーアルバムからではなく、つんく♂の手による完全なる新曲、"エーゲ海に抱かれて" でした。作詞はつんく♂ではなく、三浦徳子というのがそれっぽくて印象的。楽曲自体はエーゲ海というよりも、後期WINK辺りが歌いそうな、そんな異国情緒漂うニューミュージック風な1曲。悪くない。もしかしたらこういう曲、圭織にしか歌えないのでは‥‥なんて気も。ま、たった1回しか聴いてないので、ちゃんとした評価はまた後ほどってことで。

●ZYX

  本当はここでコントをやるんだろうけど、さすがに時間がないのか、まこと&稲葉と、新垣理沙と松浦によるショートコント風MCでお茶を濁す。そしてZYXの登場。"白いTOKYO" を披露。実はこの日のステージ、過去のハロコンと大きな違いがありまして。アリーナ中央まで約50メートル程度の花道があって、その先にミニステージが用意されてるんですよ。後藤なんかは途中でここまで走ってきて歌ってくれたんですが(しかも俺の位置からだと、かなり近い)、ZYXの場合は最初からこのミニステージに登場。矢口真里と5人のキッズによるユニットなのですが‥‥矢口、ちっちゃーっ!ってのが第一印象。そして‥‥残念ながら、口パクでした。ええ、間違いなく。いや、以前聴いた話だと、完全にマイクオフというのは葉ロプロの場合はなくて、若干オンになってるみたいですが‥‥生声を聞き取ることはできませんでした。それは矢口にしても同じ。残念だなぁ、曲もパフォーマンスも最高に良かったのにさ。

●ミニモニ。

  間髪入れずにミニモニ。の登場。こちらは "CRAZY ABOUT YOU" を披露。当然口パク(のように聴こえた)。しかも珍しくショートバージョンだし(ミニモニ。の曲って3分程度のものが多いからってのと、子供に人気があるから、フルコーラスで歌われることが多いんだけどなぁ)。

●中澤裕子

  ハロプロ界のドン、中澤の登場。スツールに座りながら新曲 "元気のない日の子守唄" を歌う。この曲、ゆきどんの曲と全く同じメンツによる楽曲で、つんく♂曲じゃないんだよね‥‥それだからか、非常に新鮮な印象を受けました。これも古き良き時代のニューミュージックと歌謡曲の中間といった印象で、悪くないと思います(アレンジが高橋諭一というのもまた良し)。まぁ売れるか売れないかで言えば、確実に売れないタイプのど真ん中だと思いますが‥‥

●メロン記念日

  メロンはいきなり "MI DA RA摩天楼" で登場。懸念された斉藤瞳の腰ですが、この日観た限りではかなり良くなっている印象を受けました。ダンスも特にこれまでと同じように踊ってたし。そして何よりも、続く "かわいい彼" の時にはメインステージから花道を駆け抜けてミニステージまで移動し、サビパートでは斉藤もあの「胸を揺らさんばかりの」派手なダンスをちゃんと披露。ああ大丈夫だ、と一安心(どういう基準だよそれ)。そしてワンコーラス歌うと再びメインステージまで走って戻り、息もそんなに切れてないような感じでフィニッシュ。うん、文句なしに良かった。春ツアーはちょっと観れるか観れないか微妙なんだけど、大丈夫。この調子でいけば今年も‥‥後は「曲」だな、うん。

●松浦亜弥

  メロンでひとしきり盛り上がった後、ある意味主役である(はずの)あやや登場。いきなり数日後にリリース予定の新曲 "奇跡の香りダンス。" からスタートというのが憎い。これ、賛否両論かと思いますが、個人的には結構好き。いや、かなり好きかも。細かな分析はレビューに譲るとして、アルバムと同時期に録音したものの、ハッキリとした違いが感じられますよね。この「狙ってる」感が如何にもシングルといった印象。軽いMCの後に "THE LAST NIGHT" をワンコーラス歌い、そのままメドレー風に "GOOD BYE 夏男" に突入。ここで花道を走り抜けミニステージへ。何故かキッズも登場して、一緒に同じ振り付けで踊る。ま、邪魔に感じなかったからいいけど‥‥ジャニーズの線を狙ってるとは思うんだけど、正直まだまだ。もっと鍛錬が必要かな、と。

  松浦自体は、昨年末に観たライヴと比べれば全然調子が良さそう。ま、たった数曲だしな、こっちは。例の「口パク疑惑」でネット界は騒然らしいけど、別に俺は驚きもしなかったけどね。ま、行った人なら判ると思うけど、全部が全部口パクってわけじゃないし、特に昨年後半は酷い状態だったからねぇ。キャンセルされるのと、曲数大幅に減らされるのと、口パクで数カ所カバーするのと、一体どれがいいっていうの? 俺には正直判りません。観た人が気づいてガッカリするならまだしも‥‥(つうか「ハロプロ」だぜ!? 何をそんなに神格化してるんでしょうか? タイプは違うけど、BON JOVIやAEROSMITHだって曲によってはテープ(A-DAT)とか使って誤摩化してるじゃんか、と。って俺が言ったところで始まらないけどな。あと、俺は別に松浦をフォローしたりとか庇護してるわけじゃないから。現実としてそんなのいくらでもあるよ、と言ってるだけ。それを聞いて俺は別に驚きもしなかったって話です)

●再び、モーニング娘。

  モーニング娘。の本編スタート。これが安倍のラストステージ、15人編成の正真正銘のラスト‥‥まずは新曲 "愛あらば IT'S ALL RIGHT" でスタート。しかもフルコーラス。確かにこの時期に、このラストステージで歌われたら‥‥良いと言わざるを得ないわな普通。けどさ‥‥俺はやっぱり‥‥どうにも入り込めなかったよ。個人的には "Go Girl ~恋のヴィクトリー~" よりも駄曲、と敢えて言わせていただきます。スクリーンには安倍を中心として映し出しているんだけど、個人的にどうしても目が行くのは、毎度のことながら道重。ホント観てて飽きないわな、この子は‥‥。

  14人でのMCを済ませ、そのまま "シャボン玉" へ。興味深かったのは、道重の「なのに、どこ行ったんだよ~!」と「シャボン玉ぁ~!」っていう叫び声、あれが生声だったこと。これまではテレビ同様、カラオケだったのに‥‥それだけ彼女の成長が著しいってこと? しかもいい声してやがんの。ちょっと嬉しい驚き。ただ、石川のセリフ以降がカットされ、ワンコーラスのみというのが‥‥そのままメドレーで "ザ☆ピース!" に突入。この曲の時に花道を通りミニステージへ移動。間近で石川のセリフパートを堪能。本編最後は "そうだ!We're ALIVE" のショートバージョン。俺はてっきり "ここにいるぜぇ!" で締めるのかと思ってたんだけど。意外といえば意外だけど、モーニング娘。のテーマとも言える内容の楽曲なので、これで正解だったのかな。とにかく全員が力一杯この瞬間を楽しんでいるのが、手に取るように確認できました。そして終了。いつも通り袖に引っ込んでいく14人。最後に安倍も‥‥

  ここでアンコールを求める声が「なっちコール」に。と同時に、会場一面を包み込む真っ白なサイリウムの海。これ、ネット上でいろいろ賛否両論あったやつでしょ、やる前から。「サイリウムの海で埋め尽くすことが恒例行事」となるのが嫌、って人の気持ちも判るし、実は俺も反対派なんだよね‥‥「タンポポ畑」を大切にしたいからさ。ま、保田の時までだよな、って思ってたんだけど、今回もやるのか‥‥しかも開演前、客席ひとりひとりに配り回ってる一部のファンがいたりして、半ば強制的に「やらされてる」感。実は俺もサイリウム、渡されそうになったんだけど「俺、こういうの嫌なんで」と断ってるんです。アンコールを求める最中にも後ろの席の人に無理矢理勧められたんだけど、やっぱり頑に拒否。この日、殆どのことが笑って済ませられたけど、これだけはどうしても嫌だったからさ。

  そして、まこと&稲葉のMCに導かれるように、ドレスアップした安倍が再登場。が、ステージに現れた瞬間、その光景を目にして手で顔を覆ってしまう。暫くそのまま動けない安倍。何度か何か言おうとするも、すぐに「なっちコール」と白い海の光景にやられ、号泣。軽いコメントをした後、ゆっくりと花道を歩き、周りを見回しまた歩き、そのままミニステージへ。この後のコメント等はスポース新聞やその手のサイトでいろいろ書かれてるので割愛。「心を込めて歌います」と、"22歳の私" を熱唱。歌っている時はしっかり歌に集中。そこはさすがというか。歌い終えるとメインステージに戻ってくんだけど、そこには13人のメンバーの姿が。飯田に花束を渡されて、強く抱き合う二人。俺、ここで‥‥それまでこの「卒業劇」に何の感慨も湧かなかったのに、急に涙が‥‥ここからはただただ、ひたすら涙を流すばかり。どうして泣いたのか、俺にも判らないのよ‥‥メンバーにもらい泣きってのもあるんだろうけど、なんていうか‥‥何かが終わる瞬間を見てしまったからかな。うん、今でもよく判らないんだけどさ‥‥。

  まず飯田が欠席した紺野からの手紙を読み、それに続いて6期メンバーからひとりずつ送辞。田中、道重、亀井、藤本、新垣、高橋‥‥新垣があんなに泣き崩れてる姿、初めて見た。やはり安倍に憧れてモーニング娘。になった子だからな。高橋も、保田の卒業の時は悔しい思いをしたけど、今日は(まぁ出番が少なかったからかもしれないけど)思う存分力を発揮できたんじゃないでしょうか。そして小川も泣き崩れて言葉にならず。続いて4期。加護‥‥この子も泣いて泣いて。笑顔で送り出すのが信条らしい吉澤も、笑顔を引き攣らせながらも目には涙を溜めてる。そして‥‥辻。既にひとりでは立っていられず、飯田と石川に両脇から抱えられ、後ろから矢口が支えている状態。引き笑いというのがよくあるけど、彼女の場合「引き泣き」というか‥‥明らかに過呼吸気味。過呼吸持ち及び経験者ならば、あれがそうだってこと、一目で判ると思うよ。見てて俺、「あ、ヤバイよ‥‥」って瞬時に思ったもん。結局、殆ど言葉らしい言葉も発せぬまま安倍に強く抱かれ、戻っていったんだけど‥‥途中で座り込んでしまってね。慌ててスタッフ2人がやってきて、彼女を両脇から抱えてステージ袖へ運んでいって‥‥この瞬間、客席から小さい、しかもかなりのロートーンで「えぇ~‥‥」という、声にならない声が‥‥ここで俺、完全に醒めちゃってさ。涙は完全に止まっちゃった。その後、石川、矢口、飯田が言葉を掛けて行ったんだけど、やはり飯田とのやり取りが一番ググッとくるものが。けど泣けなかったんだけど。

  辻を欠いた13人になってしまいながらも、ホントに「15人編成のモーニング娘。」として最期の曲となったのが、"ふるさと"。フルコーラスで歌われてました。ワンコーラス目は普通に歌い、ツーコーラス目から6期、5期、4期‥‥という順番で安倍が各メンバーの元へと立ち寄り、微笑みかけながら歌うのね。ああ、やっぱり安倍は強い子だな、彼女ならこの先も大丈夫だ、って直感で思った瞬間でした。楽観的過ぎるかもしれないけど、そう思えたのよ‥‥ま、あの場に居た多くのファンは悲壮感と絶望感しか感じなかっただろうけどさ。

  再びステージを去ったモーニング娘。‥‥まこと&稲葉が再び戻ってきてコメントするんだけど、明らかに稲葉が感極まってるのが判りました。ここで辻について、感極まりすぎて立っていられなくなった、ステージの袖から見てるので大丈夫、とのこと。ま、辻が過呼吸持ちだというのはファンなら知ってる承知の事実。多分少なからず「事実はもっと深刻なんじゃねぇの?」と疑っている人はいたはず。そう、俺を含めてね‥‥この日の出演者が1組ずつステージに呼ばれて行くんだけど‥‥カントリーのあさみや中澤は明らかに泣いた後っぽかった。特に中澤は‥‥完全に号泣した後といった印象。最後にモーニングが戻ってくるんだけど‥‥俺は途中まで気づかなかったんだけど、加護の姿がなかったようでして。終了時に報告された話によると、辻同様感極まりすぎてステージに戻れなかった、と。確かに彼女もかなり酷い泣きっぷりだったけど、立てなくなる程だったか‥‥後でDVDが出たら確認し直そう。結局最後の最後は12人になったモーニング、ハローとしても総勢40人‥‥ホントの最後に歌われたのは "でっかい宇宙に愛がある" でした。矢口は泣き崩れて歌にならない状態。それを優しく包み込むように支える中澤‥‥安倍のラスト公演が何故モーニング娘。としてのライヴじゃないのか!?と疑問視する声が多いけど、俺はハロコンで正解だったように思います。多分、モーニング娘。の残された14人だけじゃ、「安倍なつみ、卒業」という現実を抱えきれなかったんじゃないかな、と。中澤や後藤といった元メンバー、モーニングのツアーでいつも一緒になるカントリーやココナッツの面々、そして古い付き合いとなる稲葉といった顔馴染みが多い中で彼女を送り出すのが、「モーニング娘。の顔」だった安倍にはピッタリだったのかもしれない‥‥今はそう思ってます。勿論、これに同意してもらおうとは思わないし、人それぞれ思いや考えは違うだろうからさ‥‥否定だけはして欲しくないな、と。俺も他人の考えを否定するつもりは毛頭ないけどね。

  最後の最後、一番最後の「愛とな~る!」のフレーズが終わった瞬間。全てが終わった‥‥ある意味、「世界の終わり」。あるいは「夏休みの終わり」‥‥俺にとっての「永遠の夏休み」が終わりを告げようとしてるのかもしれない‥‥そんな寂しさが、いきなり襲ってきて、再び涙が‥‥メンバーがひとり、またひとりと去っていき、最後にステージ上に残ったのが安倍、飯田、矢口、そして中澤という1~2期メンバー。もしこの日、保田が参加してたら間違いなくこの中にいたはず‥‥6年間、戦い抜いた戦友、ライバル、親愛なる家族。いや、そんな陳腐な言葉じゃ言い表せない程の繋がりを持つ1~2期メンバーが最後の最後までステージに残ったことが、非常に印象深く、そして「ひとつの時代」が終わったことを実感させる瞬間でもあったのです‥‥少なくとも、俺にとってはね‥‥

  ステージ上に誰も居なくなっても、「なっちコール」は収まらず、更に強くなる一方。エンディングSEとして "Go Girl" のカラオケが流されたんだけど、みんなそれに合わせて普通にPPPHとか入れてるし‥‥俺はというと、ぐったりと自分の席に座り込んで、俯いたまま物思いに耽るばかり。時々涙流したりなんかしてね‥‥何で泣いてるのか、自分でも理由が判らないのにね‥‥

  約2時間半に及ぶ長丁場が終了し、会場外に出ると救急車が‥‥瞬時に「辻? 加護??」と思ったけど、結局判らず終い。そのままとぼとぼと新横浜の駅に向かい、電車を乗り継いで帰路に着いたのですが‥‥帰りの電車やバスでも「iPod」に入れたモーニングをランダムに流しっぱなし。しかもプレイボタンを押した瞬間に流れたのが、よりによって "ふるさと" だったという偶然‥‥帰りの高速バス、誰にも気づかれないようにひとり涙を流してたのはこの俺です。

  あれから2日が経ち、少しは気持ちの整理がついた俺。今思うのは‥‥別に安倍が居なくなったからといって、そんなすぐにモーニング娘。に対して興味がなくなるなんてことはなく、今日もこうやってこのレポートを書きながら彼女達の曲を、いつも通り聴いてるし。つまり、本当の意味での「答え」は、歌番組やライヴで「安倍のいないモーニング娘。」を目撃した時、初めて出るんだと思います。勿論、その時にちゃんと答えが出るかどうかは判りませんけどね‥‥いや、答えなんて最初っからないのかもしれない。ただひとつ言えるのは、ここまで来た以上、最後の最後まで‥‥今までとは違う形になるけど‥‥彼女達の最期を看取ってやろう、と。ライヴに行く回数も減るだろうし、あるいはこれが最後のライヴになって、もう二度と行かないのかもしれない‥‥その「答え」が見つかってしまったとしても、そのまま自分に嘘をついて、悲鳴をあげながら失速していく彼女達を見守っていくのかもね‥‥今はそんな気がします。

  「安倍なつみが在籍した『モーニング娘。』」はこの日を最後に完結しました。けど、「安倍なつみが愛した『モーニング娘。』」はまだ存在しています。抜け殻と言われようが、そこに存在している以上、俺は目を背けずに直視していくつもりです。その覚悟はもう十分に出来てますから‥‥。


[SETLIST]
01. 愛の園 ~Touch My Heart!~ [モーニング娘。おとめ組]
02. 晴れ 雨 のち スキ♡ [モーニング娘。さくら組]
03. Go Girl ~恋のヴィクトリー~ [モーニング娘。]
---MC [全員&辻加護卒業報告]---
04. うわさの SEXY GUY [後藤真希]
05. 抱いてよ!PLEAS GO ON [後藤真希]
06. 原色GAL 派手に行くべ! [後藤真希]
---MC [まこと&後藤]---
07. FIRST KISS [あぁ!]
08. 先輩 ~LOVE AGAIN~ [カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)]
09. 黄色いお空で BOOM BOOM BOOM [稲葉貴子&ココナッツ娘。]
10. さらさらの川 [前田有紀]
11. エーゲ海に抱かれて [飯田圭織]
---MC [まこと/稲葉/松浦/新垣]---
12. 白いTOKYO [ZYX]
13. CRAZY ABOUT YOU [ミニモニ。]
14. 元気のない日の子守唄 [中澤裕子]
15. MI DA RA摩天楼 [メロン記念日]
16. かわいい彼 [メロン記念日]
17. 奇跡の香りダンス。 [松浦亜弥]
---MC [松浦亜弥]---
18. THE LAST NIGHT [松浦亜弥]
19. GOOD BYE 夏男 [松浦亜弥]
20. 愛あらば IT'S ALL RIGHT [モーニング娘。]
---MC [モーニング娘。]---
21. シャボン玉 [モーニング娘。]
22. ザ☆ピース! [モーニング娘。]
23. そうだ!We're ALIVE [モーニング娘。]
---ENCORE---
---MC [安倍]---
24. 22歳の私 [安倍なつみ]
---MC [娘。から安倍への送辞]---
25. ふるさと [モーニング娘。]
---MC [全員]---
26. でっかい宇宙に愛がある [全員]
---S.E. [Go Girl ~恋のヴィクトリー~]---



▼モーニング娘。『愛あらば IT'S ALL RIGHT』
(amazon:国内盤CD

2004年1月 2日 (金)

松浦亜弥『×3』(2004)

  既に入手してから1週間経つわけですが、実際には2004年1月1日発売作品なんですよね、これ。というわけで、本当に久し振りだ‥‥ハロプロ系のアルバムで、こんなに聴き込んだのは。

  というわけで、松浦亜弥の約1年振り、通算3作目となるオリジナルアルバム「×3」(「トリプル」と読む)。前作「T・W・O」がバラエティに富んだ反面、非常に散漫な内容だったことを考えると、これはある意味対照的な内容なのかな‥‥とにかく、一聴して感じたのは「傑作の予感」。ここ最近の彼女に対し少し疑問を感じていただけに、これは嬉しい誤算。そして‥‥つんく♂よ、まだまだここまで出来るのかお前は!という驚き。たった3枚のシングルを軸にアルバムを構成していくのではなく、あくまで「アルバム用の新曲」が軸となる作品。これは本当に興味深いです。

  さ、能書きはこのくらいにして‥‥恒例の全曲コメントにいきますか‥‥時間もあることですし、たっぷりお楽しみください。


●M-1:GOOD BYE 夏男
  '03年6月リリースの通算10枚目のシングル曲。詳しいレビューはこちら。アルバム1曲目には必ずシングル曲、しかも活きが良い曲を持ってくるハロプロ系ですが、やっぱり今回は‥‥これしかないよな。好き嫌いが非常にハッキリするタイプの曲ですが、彼女の歌はやっぱり凄いと思わされる、パワーゲーム的楽曲。

●M-2:GET UP! ラッパー(松浦 Version)
  '03年7月リリースのシャッフルユニットEPより、松浦が参加したSALT5の楽曲を彼女のソロ・バージョンで収録。原曲レビューはこちら。既に'03年秋ツアーでソロ(とはいっても稲葉貴子とのデュエット形式)で披露してたこの曲、音源として聴いてみると‥‥ちょっと弱い気が。歌い方の問題なんでしょうけど、前曲の力技の後だとどうしても霞んでしまう。楽曲的にはこっちの方が好みなんですけどね。それにしてもこのアルバム、頭2曲でここまでストロングスタイルな作風って、ちょっと異色かな。ちなみにここまでの2曲、お馴染みの鈴木Daichi秀行がアレンジ。

●M-3:可能性の道
  お馴染み河野伸アレンジによる、アルバム用新曲。イントロでのワウがかかったギターといい、クラヴィネットやピアノのフレーズ、そして打ち込みながらも太めのスネアドラムの音とソロパートでのハーモニカっぽいシンセの音色、どれもが自分好み。勿論楽曲的にも‥‥アレンジのせいか、ちょっと黒っぽいポップソングといった印象。例えばスティーヴィー・ワンダーとか、あの辺のポップソング。ファーストアルバム「FIRST KISS」の路線に近いようで実はかなり色合いが異なると思います。だってファーストの頃の彼女だったら、間違いなく歌いこなせてなかったと思うから。

●M-4:ね~え?
  '03年3月リリースの通算9枚目のシングル曲。レビューはこちら。小西康陽アレンジということで、ここにくるといきなりクオリティーがググーンと上がるのは気のせいではないですよね? 松浦のボーカルパフォーマンスもここまでの4曲、どれも違った色合いを見せていて、ちゃんと「歌い分けている」感を味わうことができます。うーん、やっぱりこれ、いい曲だわ。

●M-5:オリジナル人生
  鈴木俊介アレンジによるアルバム用新曲。あーとうとう来たか‥‥というジャズテイストの1曲。当然生バンド(ドラム・ウッドベース・ギター・ピアノ)での演奏。歌と演奏とのぶつかり合い的テイストを強く感じる楽曲で、彼女のボーカルパフォーマンスもなかなかのものだし、曲も悪くない。稲葉によるコーラスもかなり雰囲気出ててカッコイイし‥‥いやー恐れ入った。本当に凄い曲だわこれ。

●M-6:恋してごめんね
  更に続く新曲は、再び河野伸によるアレンジなんですが‥‥うわーっ、前曲での黒っぽいノリをそのまま受け継いだ、ドス黒いファンク・ポップ。爽やかさ以上にドス黒さの方が耳に残る、非常にカッコいいアレンジとメロディーと演奏とボーカル‥‥例えば一時期のTHE STYLE COUNCIL("Wanted" 辺り)なんかを彷彿させるファンキーさ、と言えばお判りいただけますか? ブラスも豪快で気持ちいいし、実はブリブリいってるベースが鈴木Daichi秀行による打ち込みだというのも非常に興味深い。中間部でのつんく♂&松浦によるスキャットも味があって、マル。結局さ、今こういう曲をここまで歌いこなせるのって、松浦しかいないんだよね‥‥改めて彼女の大物振り、そして「異質」感を実感させられましたね。いやー、お見事!

●M-7:THE LAST NIGHT
  ファンキーなノリで盛り上がった後、ここでしっとりと小休止。'03年9月リリースの通算11枚目のシングル曲。レビューはこちら。鈴木俊介アレンジ。アルバムのこの流れで聴くと、本当に盛り上がる。例えば1~2曲目で力技をまざまざと見せつけられ、2~4曲目で煌びやかなポップサイドで和ませ、5~6曲目で演奏と歌が一丸となってビートを刻み盛り上げ、ここでは5~6曲目とは違った形の「歌と演奏」で盛り上げる。ちょっと歌い上げ過ぎかな、という気もするけど、まぁそれも彼女の個性でしょう。好き嫌いは分かれるけど。

●M-8:私と私と私
  ここで再びポップサイドへ。お馴染み高橋諭一によるアルバム用新曲。ちょっと「FIRST KISS」路線に近いアレンジだけど、もっとこっちの方が黒っぽい。基本的に今回のアルバムを聴いて感じるのは、そういった「ブルーズ/ジャズ/R&B」といったブラックミュージックへの、松浦なりの歩み寄り。散漫さが印象的だった前作との違いは、この方向性の統一といった点に大きく表れているのです。同じようなポップソングでも、表現方法次第でこうも変わるんだよ、と言わんばかりに。アルバム用新曲群はとにかく力の入れ具合が半端じゃないこと、聴いてもらうとお判りかと思うんですが‥‥箸休め的ポジションにある楽曲なので軽視されがちかもしれませんが、とにかくこれ、いい曲ですよ。

●M-9:Yeah!めっちゃホリディ(HIGH TUNED mix)
  '02年5月リリースの通算6枚目のシングル曲のリミックス・バージョン。前のアルバムにも収録されていた曲をこういう形で収録するのは、単に曲数稼ぎ/水増しだと思ってたんですが‥‥いやね、これがいいんですよ。リミックスは平田祥一郎の手によるもの。他のハロプロ系だとカン紺藤 "先輩 ~LOVE AGAIN~" やZYX "白いTOKYO" といった楽曲のアレンジの他、実は「SHO-1」名義でメロン記念日の "夏"(「チャンス of LOVE」c/w曲)のアレンジやモーニング娘。の "Do it! Now" のリミックス(「プッチベスト3」収録)等も手掛けてきてる人なんですね(つい最近、同一人物だと知りました。驚きです。だってメチャ好みのアレンジする人だし)。で、そのリミックス。本当に「アリ」なんですよ。ちょっと違うかもしれないけど、アルバムでいうと4曲目の "ね~え?" に近い色合いを持つアレンジなんですね。こういう活かし方もあるんだな、と。全体的な雰囲気を考えると確かに浮いているかもしれませんが、アルバムに華を添えるという役割は十分に果たしているし、単なる「水増し」で終わっていないと思いますよ。ま、リミックスとか苦手な人にとっては全く受け付けない1曲でしょうけどね。

●M-10:涙のわけ
  再びアルバム用新曲に。アレンジはAKIRA。バックトラックやコーラスも全てAKIRAの手によるもの。R&Bテイストのダンサブルな1曲で、例えばBoAとかSPEEDといった辺りの流れを組む楽曲なんだけど‥‥歌詞にドキリとさせられるんですよね、これ。2コーラス目の歌い出し。「モーニング娘。の数の変化や 突然訪れるお天気雨 未来なんて誰もわからないけど」って‥‥こんなデリケートな時期にこんな歌詞を、対抗馬である松浦に歌わすなんて‥‥つんく♂もやるな、と。多分、冷静に聴けない人も多いんじゃないですかね? けどさ‥‥いい曲なのよ、これ。シングルにはならない、どちらかというとシングルのc/wやアルバム用なんだけど、だからこそ活きる曲かな、と。

●M-11:LOVE TRAIN
  そしてアルバム最後を飾るのは、鈴木Daichi秀行アレンジによる新曲。R&Bテイストのスローチューンなんですが‥‥彼が過去手掛けたアレンジの中でもトップ3に入る完成度ではないでしょうか。つうか、それ以上に松浦の歌な。歌うというよりは「囁き」に近い歌唱法。これが曲の切なさ、儚さに合っていて、二重マルなんです。音数が少ないバックトラック、その上で印象的に鳴っているオルガンの音がとにかく印象的。いやー、これは「夜」ですね。特にアルバムラスト2曲は「夜の曲」。R&B系のアルバムでいうところの「後戯」的な楽曲。ホントにこれを夜、ドライブしながら聴くとハマるんですよ(実験済み)。アルバムの中でも個人的にはベストトラックに挙げたい1曲。


●総評
  さて、新鮮早々幸先良いスタートを切れそうな2004年のハロプロ、そして松浦ですが、これ本当に素晴らしいアルバムだと思います。例えばアイドルヲタ以外の、普段J-POPを聴いてるような人にも胸を張ってオススメできる1枚。

  けど、大傑作だった「FIRST KISS」には1~2歩及ばない「傑作」止まりなんですよね、現時点では。何故か? それは‥‥残念ながらアルバムの頭2曲が足を引っ張ってるかな、という気がするんですわ、個人的に。楽曲単体としては好きなんですが、正直このアルバムの作風には合わないような。あとリミックスもね。カラフルさという意味では捨てきれないものがあるんですが、どうしてもこのアルバムの統一感(特にアルバム用新曲6曲の作風)を考えるとね。そこだけがマイナス要因。それ以外の面‥‥例えばつんく♂による楽曲面だとか各アレンジャーによるアレンジだとか、そういったものは全て合格点を軽く越えてると思います。ホント、前作が嘘みたい‥‥

  と、かなり手放しで絶賛しまくるのもアレなんで、もうひとつだけ苦言を。このアルバムをもし「面白くない」と片づけるなら‥‥それは「異物感」の不足、でしょうか。楽曲単位でいくとどれも素晴らしいし、実際絶賛に値するものばかりなんですが‥‥「いい曲」ばかりで「凄い曲」がないんですよね。年末にもこちらで書きましたが、 "そうだ!We're ALIVE" だったり "Yeah!めっちゃホリディ" だったり "さぁ!恋人になろう" みたいな曲がないわけですよ。だから "Yeah!めっちゃホリディ" をリミックスして入れたのかもしれないけど‥‥残念ながらそういった意味でのマジックはこのアルバムには見られません。そこだけかな、本当に惜しいなと思うのは。

  今後、そういったマジックをつんく♂に求めるのは酷なのかもしれないし、もしかしたら本当に彼はそういった「飛び道具」に頼らない『楽曲勝負』を望んでるのかもしれない。だけどさ‥‥要はバランスなわけでしょ? いくらつんく♂が「いい曲」を連発しても、世間的には「凄い曲」の方で認知されてしまっている。その結果がセールス面に如実に表れてる気がするんですが‥‥ま、だからこそこのアルバムには成功を収めて欲しいと願ってるんですけどね。

  最後はネガなことばかり書いてしまいましたが、とにかく良いアルバムなのには違いないです。久し振りにハロプロ系のアルバムでスカッとした作品だったのは確か。是非「普通のJ-POP」として接してみては如何ですか、非ヲタの皆様?



▼松浦亜弥『×3』
(amazon:国内盤CD

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