2005/10/19

DEF.DIVA『好きすぎて バカみたい』(2005)

 さ、2日続けてハロプロ・ネタです。もはやここを観てる人の中には重度のモーヲタはいないかと思います(以前はいたんだろうけど。さすが離れてったんじゃないかな)が、単純に自分が楽しめる曲が続いたんで、んじゃいっちょ取り上げてみっかーみたいな肩の力の抜け具合で接しようかと思いまして。一部の「普通はもう聴かねーよ」とかウダウダ言ってるカッコ悪いヲタ崩れの方々はどうでもいいです。我が道を行きます。っていうかほっとけって話ですよ、ええ。

 2002年末に「ごまっとう」があって、あれはまぁ1位を記録したわけでして。んで去年は「後浦なつみ」っていうのがあって、そっちは曲がアレだったことも大いに災いし(ま、それ以前にハロプロ自体が下火だったってのが最大の敗因でしょうが)4位止まり、セールス的にも惨敗。しかもそのまま紅白に出て翌年にはツアー‥‥のはずが、安倍のあの件でうやむやになり、まぁツアーだけはこの4月に辛うじて開催。非常に中途半端な形で終らざるを得ませんでした。

 がしかし。まさか今年もやるとは思ってなかった。さすがに意表をつかれた。しかもメンツが‥‥「後浦なつみと石川梨華(美勇伝)」な仲間達による、その名も『DEF.DIVA』ですよ。『DEF.』はDeffinitiveを意味するスラングで、まぁDef Techにも使われてるので馴染みのある単語かもしれませんね。ただ個人的にはDEF LEPPARの方を思い浮かべたんですが(こちらはちょっと意味が違って、「deaf Leopard」=耳の不自由な豹を意味する造語)。となると‥‥『耳の不自由な歌姫』‥‥皮肉ですか? いやいや、そっちの意味じゃないよな、ゴメンゴメン。

 んで、安倍なつみ・後藤真希・松浦亜弥・石川梨華というメンツによるこのユニット。単なる紅白対策と取ることも出来るし、今年の夏のシャッフルに加わらなかった人気所を寄せ集めた「もうひとつのシャッフルユニット」とも受け取ることができる。どうせなら後浦なつみのままでいいんじゃねの?とも思うし、何故ここに石川が加わるのか、その必然性も感じられない。コンセプトもイマイチ中途半端だし。ま、ケチの付いた後浦なつみを立て直すために石川を引っ張って来ただけなんでしょうけど‥‥しかしよりによって石川かよ‥‥と皆一斉に思ったはず。だって『歌姫』なのにさ‥‥

 最初テレビで歌うを聴いた時も、石川が足を引っ張ってるなーって思ったのね。でも曲自体はなかなかだと思ったし、アレンジも嫌いじゃなかった。むしろこの4人が代わる代わる1フレーズずつ歌っていく様にはちょっと目を奪われたし。やはり一時代を築いた者達による、それなりのオーラと貫禄を感じるわけ。あと‥‥何だかんだで、石川がいる/いないでやっぱり大きく違うわけよ。しなやかさというか柔らかさが加わるわけね、このグループに。後浦なつみの時はどうしても「ガチンコ勝負!」的なものを感じてたけど、石川が入るだけでやっぱり空気が一変するんだわ。そこはさすがだと思った、うん。

 さて。早速CDの方を聴いてみたんですが‥‥うん、やっぱり印象良いよ。'80年代ユーロ歌謡をモチーフにしたアレンジも悪くないし、何度か転調するサビのアイディアもありきたりではあるけど面白いと思ったし。実はCDで聴いて初めて気づいたんだけど‥‥石川の歌声が入ることで、耳障りがよくなるというか、いい意味でアクセントになってるのね。他の3人がどちらかというとごっついイメージが強いから、そこにボーンとあの石川の声が飛び込んでくると、やはり耳を奪われるし、意識を持っていかれる。この起用は間違ってなかったのかもしれない。ていうか、石川が入るとしっかり『石川梨華の曲』になっちゃうのは相変わらずで、さすがだと思います。正直今の美勇伝の曲の13倍くらいは良いと思う。

 同時収録されたリミックステイクも悪くない。個人的には田中直による「CRAZY J-G JAZZリミックス」が気に入ったし、AKIRAによる「女王リミックス」もまずまずだと思うし。原曲の平田祥一郎といい、今のハロプロワークスを引っ張る名アレンジャー3人による豪華なディナーといった感じかしら、このシングル。

 でも難点も書いておかないと。石川の生かしどころは良かったとしても、他の3人が‥‥上手いだけで終ってる気がするのね。上手いこと個性が生かされてないというか。松浦は良くも悪くも埋もれちゃってるし(この子はこういうユニットになると、完全に「何分の一」に徹して埋もれちゃうんだよな)、安倍も後藤も(曲調のせいもあるんだろうけど)今回は肩の力が抜けてるような気が。ワーと割りが良くないのかなぁ‥‥う〜ん。それと、1曲ってのは勿体ない。ホントに単なるシャッフルの一環ならまだしも、『2005年を代表するスーパーユニット』とか何とかいうなら、もっと4人の個性を巧みに生かした曲を2〜3曲は用意して欲しかった。まぁこの手のスペシャルユニットの時は決まって1曲のみで、あとはリミックスで水増しするパターンなので判ってはいたけどさ(去年の後浦は例外だったんだな。本気でシツレンジャーに差し替えたのか‥‥その神経が理解できない)。

 「これが売れないともう後がない」とか「このメンツで1位取らなきゃ意味がない」とかいろいろ意見はあるだろうけど‥‥全部無意味でしょ。実際「もう終ってる」わけだし、1位だって‥‥今年に入って1位を取ったハロプロ楽曲、どれだけある? 去年はどうだった? ねっ、考えるだけ無駄だよ。単純にこの曲を好きか、楽しめるか。それで十分なんじゃないの? ホントにダメダメなら、もうとっくに消えてるって。



▼DEF.DIVA「好きすぎて バカみたい」(amazon

投稿: 2005 10 19 01:00 午前 [2005年の作品, DEF.DIVA, ハロー!プロジェクト, 安倍なつみ, 後藤真希, 松浦亜弥, 美勇伝] | 固定リンク | コメント (1) | トラックバック

2005/09/25

松浦亜弥『気がつけば あなた』(2005)

 松浦亜弥の作品を、リリースに合わせて新品で買ったのって、一体何時以来かな?って考えてみたら、実は昨年1月末の "奇跡の香りダンス。" 以来だったという(後浦なつみは除く)‥‥いや、その後のシングル数枚はリリースから数ヶ月経ってから中古で購入してるのね。でも今年に入ってからの音源は‥‥ベスト盤含めて、全然チェックしてなくて。勿論、彼女が今年に入ってからのリリースが少なかったってのも大きな要因なんだけど、それ以上に‥‥やっぱりね、バラード系がここまで続くと厳しいよね。少なくとも自分は「アイドル・サイボーグ」呼ばれてた頃の「あやや」が気に入ってたわけであって、そういう意味じゃ今の「あがり」感の強い「松浦亜弥」には興味が持てないんだよね。

 ところがさ。つい最近なんだけど‥‥テレビの歌番組で、ふたつの松浦を観る機会があって。それは決して俺が知る「あやや」ではなかったんだけど、結構胸にズシーンと来るものがあってさ。

 ひとつは、宇多田ヒカルの "FIRST LOVE" を生ピアノやパーカッション(あとストリングスもだっけ?)バックにして歌うシーン。歌としては荒いものだったし、宇多田のそれをコピーしてるに過ぎないんだけど‥‥でも松浦が歌うと、やはり松浦亜弥の世界観がしっかり広がっていくのね、それが例え宇多田のコピーであっても。

 もうひとつは、名曲 "LOVE涙色" を生ストリングスバックにして歌い上げるシーン。これはたまたま録画してたんで何度も観返してるんだけど‥‥良いのよ。去年、NHKの音楽番組に出演した際にも代表曲をリアレンジして、それに順応する松浦の感の良さみたいなものを存分に堪能したんだけど、今回はあれともまた違った、純粋に「歌い手・松浦亜弥」としてシンプルに楽しむことができたのね。そういう意味じゃ‥‥ここ4作くらい続いてたバラード系シングルも、それなりに彼女の血となり肉となってたのかな、と。今改めてそう思ったりするわけ。

 で、今回のシングル。珍しくリリース日に買ったよ、しかもDVD付き初回盤を。

 既に「午後の紅茶」テレビCMで何度も耳にしてる、あの曲。CM用にサビだけ作ったら評判が良くて、結局フルコーラス無理矢理作り上げちゃったという代物なんだけど‥‥悪くないよね。つーか、つんく♂が丁寧に作ったなーというのは何となく伺える。ま、松浦に関しては‥‥特にここ最近は‥‥手を抜かないよね、あいつは。今回もC/W曲 "友情〜上カルビ〜" 含めて、非常に丁寧に作られてますよ。アレンジは共に(悪名高き)鈴木Daichi秀行氏なんだけど、無駄な音を省いた分、シンプルで判りやすいし、松浦のストレートで屈託のない歌い方にピッタリ合ってる。変にこねくり回した歌唱とか感情を込めすぎることもなく、ある意味じゃ第二のデビュー曲みたいな印象を受ける今回のシングル、悪くないと思うよ。話題性も十分だし、まぁ最近のシングルの中じゃ久々のヒットになるんじゃないかな?

 この "気がつけば あなた" をCDでフルコーラス聴いた時‥‥何故だか先の "LOVE涙色" を思い出しちゃったんだよね。ストリングスによるリアレンジじゃなくて、原曲の方。シンプルな作風があの曲に通じるものがあるのかもしれないけど‥‥なんだかさ、あそこにまで戻りたい(戻したい)んじゃないかな、なんて気がしてね。"LOVE涙色" や "100回のKISS" とか、あの辺りにさ。ま、違うとは思うんだけどさぁ‥‥何となく、空気感が似てるような気がするんだよね。

 勿論、あの頃に戻ることなんて不可能だし、それこそそういった行為に意味があるのかどうかも判らない。でも‥‥ある種の奇跡を感じさせた、それこそ人間離れしてるオーラを出してたあの頃に、地に足の着いた「ニンゲン」松浦亜弥がタイマン勝負を挑んでるような‥‥ってのは言い過ぎかしら?

 でも、第二のデビューってのは、あながち間違ってないように思える。ベスト盤をリリースしてから、最初のリリースになるわけだしね。暫く時間を置いたことで、更にそういった感じが強くなってるのかもしれないし。どちらにしろ、ちょっと様子を見てみたいと思うよ、今後の松浦亜弥のさ。



▼松浦亜弥「気がつけば あなた」(amazon:CD+DVD通常盤シングルV

投稿: 2005 09 25 01:00 午前 [2005年の作品, ハロー!プロジェクト, 松浦亜弥] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2005/01/14

松浦亜弥の次のアルバム。

 以前、このエントリで俺、「何となく、次の松浦のアルバムはベスト盤のような気がするんだけどね。これもタイミング的には今しかないと思うんだけど。」って書いたのね。去年の11月末に。

 そしたら、昨日こういう企画が立ち上がってたんですよ。そうかー、その手があったか。確かにこれまでにシングル15枚、来月には16枚目のシングルが出るようだし、それらを全部まとめようとすると、絶対に2枚組になってしまう。手軽な1枚モノのベスト盤として発表したいなら、そこから厳選した選曲になる。けど、松浦の場合は(まぁ他のハロプロ・ユニットに関しても同様だけど)シングルのc/w曲やアルバム曲に、ライヴでの定番曲/人気曲が結構な数ある。そうなると‥‥ファンに選ばせてしまえば手っ取り早い、と。ま、それも表面上の作業であって、実際には裏側で既に選曲が決まってるのかもしれませんが。いや判らないけど。

 これ、早速俺も投票してみました。ひとり3曲、1〜3位の順位を付けて投票するのね。1位に3pt、2位に2pt、3位に1ptが付いて、その総合点で収録曲を決めるみたい。現時点ではアルバムに何曲入るのか、またその結果がちゃんと発表されるのか、あるいはそれが完全に生かされるのか等の詳細が載ってませんが‥‥とりあえず、俺の3曲だけは紹介しておきましょう。


■1位:そう言えば(1stアルバム「ファーストKISS」収録)
 これは今でも大好きな曲だなぁ。もはや当時の面影があまり感じられない、今の松浦の歌声ではあの切なさは表現し切れないかもしれないけど。もう一度ライヴで聴いてみたい1曲ではあるよな、と。まぁ「ファーストKISS」自体が恐ろしいくらいに充実した内容なんで、あれをまるまる全曲ベスト盤に入れてしまえばいいと思う(それはあんまりか)。

■2位:I know(7thシングル「The 美学」c/w曲)
 モーニングでいうところの "真夏の光線" 路線といいましょうか、生ブラスを存分に生かしたファンク調のアレンジが素敵過ぎて。正直、このシングルに関しては「なんでA面曲と逆転しなかったかなぁ〜」とか思った時期もあったけど、結局はこのバランス感(A面にメジャー感の強いナンバー、B面に隠れた名曲的ナンバーという配置)が如何にもアイドルらしくて、素敵っちゃあ素敵なんですが。彼女のライヴに行ったことある人なら判るでしょう、今やなくてはならない1曲。

■3位:恋してごめんね(3rdアルバム「×3」収録)
 最近の松浦からも1曲選んでみました。ホントなら「ファーストKISS」収録曲か、"夕暮れ"、"デート日和"、"待ち合わせ" 辺りを選びたかったんだけど、バランスを考えるとこういうストロングな曲があってもいいよなー、と。同じファンク系でも "I know" にある柔らかさはここには希薄で、もっと泥臭くてやさぐれたイメージが強いかな。アイドル曲っぽくはないけど、こういう曲が歌えるからこそ、俺は今でも松浦に注目しちゃうんだよな、と。


 ‥‥とまぁ、こんな感じで。敢えてシングル曲は外してみました‥‥っぽく取られがちだけど、普通に好きな曲を選んだら自然とこういう選曲になっちゃったんだよね。まぁシングル曲で俺が好きなタイプは、"100回のKISS" とか "THE LAST NIGHT" みたいなタイプの曲だからなー。恐らく多くのあややヲタとはかけ離れてると思うので。まぁ前者は人気あるだろうけど、後者はね‥‥

 本当にこの投票が活かされるのか、そしてファンはどういった選曲をするのか。非常に気になるところです。〆切は2/5、リリースは3/24だそうです。どうせなら‥‥シングル曲から厳選した「シングルズ」と、それ以外(アルバム曲、c/w曲)から厳選した「裏ベスト」の2枚を作っちゃえばいいのにね。俺なら間違いなく後者を買うけどさ‥‥って俺、松浦の音源は全部持ってるから、新曲でも入らなきゃ買わないわ! アブネー、騙されて買っちまうところだった!!(って気づけよ俺)



▼松浦亜弥「ファーストKISS」(amazon

投稿: 2005 01 14 01:50 午前 [ハロー!プロジェクト, 松浦亜弥] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/11/22

松浦亜弥コンサートツアー2004秋 〜松◇クリスタル◇〜@神栖町文化センター(2004年11月21日)

 性懲りもなく、年に二度も行くことになろうとは‥‥

 って書くと、まるで行きたくて行ったように読み取れるけど、実際は違って‥‥今回はタダで行くことになりまして、しかも開演時間の90分前に。なんかうちの地元の近隣にやって来まして、コンサートで。その流れで、どういうわけかチケットがあるよ、みたいな話になりましてね。全然行く気はなかったのに、タダと言われるとね‥‥そのまま車飛ばして会場まで行きましたよ。

 9月末に代々木で観て以来、約2ヶ月振りなわけですが‥‥やはりツアー終盤ってこともあって、疲れの色は隠せませんね。会場が小さいし俺の席も6列目ってことで、かなり間近で表情を確認できたわけですが‥‥それでも以前(去年の秋コンかな?)よりは全然マシですけどね。

 でもなぁ‥‥今回は代々木には敵わなかったかも。なんつーか、あんなもの凄いモノを見せられちゃった後となるとね。嫌でもスケールダウンは否めないわけで。もうすぐその代々木公演のDVDが出るんで、そっちを買っていろいろ確かめてみようかな、とも思ってるんだけど。まぁそれは置いといて。




 俺ね、松浦の歌う "渡良瀬橋"、意外と好きなんですよ。森高千里の、あのシンプルな音数&アレンジの原曲とは違った、歌謡曲歌謡曲した「無駄に大袈裟に盛り上げようとしてる」アレンジ‥‥あれはあれでアリかな、と思ってる方でして。歌にしても‥‥バラードにありがちな「無駄に感情込め過ぎな暑苦しさ」もなく、思いっきり歌い上げる感じでもないし、どっちかっていうと淡々としてる印象が強いような‥‥それは今の松浦の歌い方とか声質とか、そういうのも影響してると思うんだけど。なんかね‥‥だからこの曲を選んだのかな、なんていう気もしたりしてね。

 松浦は今年、4枚のシングルをリリースしてるんだけど、その中の3曲がバラードあるいはバラード調のミディアム曲なんだよね。「あやや」っぽい曲は敢えて排除してるような気がしないでもないけど(それはアルバム「×3」からも伺えたし)‥‥要するに「ハロー!プロジェクトの中の、あやや」から脱皮させようとしてるんだろうね、首脳陣達は。それは決して間違ってないと思うし、タイミング的にも今しかないとは思うけど‥‥もうちょっとバランス良くやってもいいような気がしないでもないけどね。あんまり地味にやってると、世間的に「アイドル・あやや」と「歌手・松浦亜弥」とのバランスが取れなくなっちゃうよ。だから‥‥次はそろそろ‥‥ね?

 あとさ‥‥そろそろアルバムの準備してると思うんだけど‥‥何となく、次の松浦のアルバムはベスト盤のような気がするんだけどね。これもタイミング的には今しかないと思うんだけど。いや、遅いくらいだけど。そういやぁハロプロでベスト盤出してるのって、今んとこはモーニング娘。だけなんだよね。シングルは既に15枚くらい出てるわけだし。ヲタ的には別に要らないんだけど、世間的にはいい話題になるからねぇ。いろいろ仕切り直す意味でも、いい機会なんじゃないのかな?



▼松浦亜弥「渡良瀬橋」(amazon:CDシングルV

投稿: 2004 11 22 10:48 午後 [2004年のライブ, ハロー!プロジェクト, 松浦亜弥] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/10/06

後浦なつみ『恋愛戦隊シツレンジャー』(2004)

必ずしも「1+1+1」が「3」やそれ以上になるとは限らない。特に音楽の世界では常に共通の認識としてあるんじゃないのかな? 過去にいろんなバンドで名を馳せたアーティスト達が集ったスーパーバンドが誕生したからといって、それが必ず過去彼等が在籍したバンドを超えるような存在になるとは限らない。むしろそうなってしまうことの方が少ない。本当の意味での成功を手にするのは、ほんのひと握りの存在だけ。残念だけど、それが現実なんだよね。

 それはハロプロの世界においても同じ。過去「ごまっとう」というスーパーユニットを生み出したこともあったけど、あれはタイミング的にも絶妙だったんじゃないかな。ギリギリのタイミング‥‥ハロプロ人気がドンドン下り坂へと進み始める直前‥‥いや、その数歩を踏み出した後だったのかな。だからまだ成功を手にするできた。

 ところが今回はどうだろう‥‥明らかにタイミングとしては最悪だよね。もう後がない状況の中でのセッティング。周りからは「最後の最後に、一番やっちゃいけないことやっちゃった‥‥」みたいに言われる始末。しかもそのセンスも最悪だったもんだから、尚更批判的な声が目立つ。

 変なファッションで登場した「後浦なつみ」というユニット‥‥後藤真希、松浦亜弥、安倍なつみ、というハロプロ・ソロ組の稼ぎ頭3人をひとまとめにしてしまった、まるで「紅白対策」で即席に組ませてしまった感が強いこの組み合わせ。確かに「ごっちんとなっちの組み合わせがまた観れる!」という喜びはあったものの、今や既に時遅しといった印象は拭えないし‥‥

 これで曲が本気で素晴らしかったまだ良かったんだよね‥‥ところがさ‥‥

 後浦は完全に失敗だと思う、曲の差し替え。全然出来がいいもの、"LOVE LIKE CRAZY" の方が。「戦隊モノ」とかいう飾りが邪魔してる分、完全に一般リスナーを突き放してる感が強い "〜シツレンジャー" と比べれば、こっちの方が絶対にウケると思うんだけど。特に若い女の子達、こういうモダンR&B的な曲、好きじゃない。アレンジャーのAKIRAの仕事振りはさすがだと思うし、3人の個性のぶつかり合いという意味では完全にこっちの方が勝ってるよね?「LIKE CRAZY」だっけ、今回のコンセプト? 「CRAZY」の意味が違うもの、"〜シツレンジャー" と "LOVE LIKE CRAZY" とじゃ。

 あれでしょ、当初 "LOVE LIKE CRAZY" はデスチャ(DESTINY'S CHILD)とかあの辺の路線を狙ったわけでしょ。あの変なファッションといい。もっとちゃんとしたコンセプトを持ってれば、間違いなく成功したはずなのにね‥‥よりにもよって、あの「▼」な髪型はないよなぁ‥‥あれ、辻希美がコント(「ぴょ〜ん星人」とか「河童の花道」)でよくやる髪型と一緒じゃん。そりゃ3人とも嫌がるって。若い女の子なんだから。ビヨンセでも嫌がるよ、ありゃ。

 「1+1+1」が「3」やそれ以上になるには、勿論その「1」それぞれの力量も大切だけど、それを支える裏方の努力や才能も加味されるんじゃないの、こういう世界じゃ。だからこそ「3以上」になるんじゃないの? それに、「3」や「4」程度じゃ許されないよね、こんな最高の組み合わせなんだからさ‥‥ホント、安易な考えでいろいろ試みるのは面白いと思うけど、もうちょっとさ‥‥頑張ろうよ。尻に火着いてるんだからさ‥‥



▼後浦なつみ『恋愛戦隊シツレンジャー』
(amazon:初回盤通常盤シングルV

投稿: 2004 10 06 03:08 午前 [2004年の作品, ハロー!プロジェクト, 安倍なつみ, 後浦なつみ, 後藤真希, 松浦亜弥] | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック

2004/01/28

松浦亜弥『奇跡の香りダンス。』(2004)

  松浦亜弥、通算12枚目、2004年一発目のシングルとなる「奇跡の香りダンス。」は、既に新年早々テレビCMソングとしてお披露目済みのタイトルナンバーと、昨年秋のツアーでも披露されていた太陽とシスコムーンのヒット曲 "宇宙でLa Ta Ta" のカバーを収録した1枚。元旦から「×3」という素晴らしいアルバムをリリースしたものの、以前のようなヒットを記録することが出来なかった松浦。このシングルがどこまでヒットするのか‥‥個人的には意地悪なものの見方をしてしまいそうですが‥‥ちょっとね、これまでにないタイプの楽曲だったのと、作り手側のお遊びが過ぎるのでね。このユーモアが聴き手(特に彼女のファン以外の、一般層)にどこまで通じるのかが気になるんですよ。

  タイトルトラック "奇跡の香りダンス。" は勿論つんく♂作品。アレンジには既にお馴染みの鈴木 Daichi 秀行が当たっています。楽曲のタイプとしては、ちょっとロック色の強いポップソング。そうね‥‥ハッキリ言っちゃえば、布袋寅泰へのオマージュというかパロディーというか。所謂「デジデジ」した感じのポップロックを基調としたアレンジで、ギターなんてバッキングの細かなフレーズやソロの運び方(ツインリード風ハーモニーを用いたフレーズそのものやメジャーからマイナーへと流れていくコード進行等)まで、とにかく布袋‥‥というか「ギタリズム」シリーズを意識したかのようなアレンジ。Daichiって以前にも後藤真希のアルバムで布袋っぽいアレンジの曲をやってたし、年齢的にいってもボウイ世代なんだろうね。けど、今回の場合はDaichi云々よりも、つんく♂の指示及び悪ふざけなんじゃないかな。コーラスの入れ方とか松浦のちょっとした節回しが、ホントに布袋っぽいし。つうかこれ、このまま布袋に歌わせてみたい。特にサビの最後のフレーズのところとかね。

  勿論、ただの布袋オマージュでは終わってません。そういったポップロック色を更に強める役割を果たしてるのが、そんなバックトラックの上に散りばめられているキラキラしたシンセの音色。イントロの'80年代テクノポップ的フレーズや、昨年の同CMソングに起用された "ね~え?" っぽいシンセのシーケンス(ピチカートっていうんですか、あの音色?)等が、かろうじて「従来の『あやや』っぽさ」を引き出してるような。けど、今回の場合は完全に機能してるとは言い難く、何かふたつの異なる色合い(布袋調ポップロックとカワイイ路線)が混じり合わずに平行線をたどってるような気がしないでもないかな、と。もうひと捻り欲しかったな‥‥うおっ!っt唸ってしまうような。そして、アレンジももうちょっとだけ時間をかけてあげれば、完璧なものになったと思うんですが。

  松浦の声質が完全に以前と変わってしまったことを受けて、こういった曲調を選んだのだと思いますが(じゃなかったら、過去あのCMに起用された路線‥‥"♡桃色片想い♡" や "ね~え?" の延長線上にある路線を選んだはずなんですよ。少なくともあのCMを観る限りではね‥‥しかし、それが出来ない事情が生じた(=松浦の声質の変化)。だったら「今出来ることを、今しか出来ないことを」ってことになったんでしょうね。それがアルバム「×3」での変化であり、この "奇跡の香りダンス。" だったのかな、と。

  そしてシングルのカップリング。今回は新曲ではなくて、昨年の秋ツアーでも披露されていた "宇宙でLa Ta Ta" のカバー、しかもご本家・稲葉貴子とのデュエット。これも今までにない形なので、面白いといえば面白いんですが‥‥単純に昨秋のツアー用に録音したものをそのままシングルに入れたのかな、と。だとしたらガッカリなんですが‥‥けど、こうやって稲葉の歌を堪能できるって意味では、個人的には有り難いんですけどね。ただね、バックトラックが太シスのオリジナルトラックそのままなんですよね(アレンジは河野伸)‥‥導入部での松浦の語りは日本語で新たに書き下ろしされてますけど(オリジナルは中国語)‥‥アルバムを出した後だから曲が少ないってのも理解できるんですが、それにしてもね‥‥バックトラックまで同じとなると‥‥最近はカントリー娘。やおとめ組・さくら組でのカバー&セルフカバーでバックトラックの再録音やリアレンジをちゃんとやってくれてたので安心してたんですが‥‥う~ん‥‥曲は勿論名曲なので文句ないのですが(松浦の「今の」声も意外とこの曲に合ってるしね?)‥‥

  いろいろと釈然としない面もありつつ、このシングルを延々リピートしてるわけですが‥‥そうなんだよね、この "奇跡の香りダンス。" をアルバム「×3」に入れればよかったんだよな。もうひとつメジャー感の強い楽曲が入ってれば、間違いなく名盤と呼ばれていたであろう1枚になったのに‥‥いや、今でも大好きですし、ホントによく聴く1枚ですよ? ただ、全体的なバランスを考えた時にね‥‥勿体ないな、と今でも思うわけですよ。レコーディング時期は一緒だったはずだから、作り手(スタッフ等の製作陣)がワザと「これはアルバム用」「こっちはシングル用」って振り分けたんだろうね。あと、CMタイアップとの兼ね合いもあって、この曲のみ早めに完成させなきゃならなかった(提出しなきゃならなかった)からアレンジがアルバム曲よりも雑だった、とか‥‥ま、邪推すればいくらでもできるので、この辺にしておきますけど‥‥ホント勿体ないですよ。

  とはいいながらも、ずっとリピートしてるってことは、間違いなく気に入ってるってことなんですけど。この曲、GLAYの新曲と同日リリースなんですよね‥‥まぁあちらは今回バラード調なんですが。どうせなら同系統の楽曲で対決して欲しかった‥‥なんて思ったりして。



▼松浦亜弥『奇跡の香りダンス。』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2004 01 28 12:00 午前 [2004年の作品, ハロー!プロジェクト, 松浦亜弥] | 固定リンク

2004/01/27

HELLO! PROJECT 2004 WINTER ~C'MON! ダンスワールド~@横浜アリーナ(2004年1月25日 夜公演)

  安倍なつみ、モーニング娘。在籍時ラストとなる「卒業公演」、ハロー!プロジェクトの正月公演の最終日・最終公演に行ってきました。幸運にもこの日のチケットを手にすることができたわけですが‥‥実は当日(1/25)の朝になって急に「やっぱり行きたくない‥‥」という、行きたくても行けないファンに対してとても罰当たりな気紛れが発生しまして。昼頃、「ハロモに」を観るまでは本気で行くの辞める気でいたんですよ。何だろう‥‥多分直前に聴いたモーニングの新曲 "愛あらば IT'S ALL RIGHT" にがっかりしたのもあったのかな(やっぱり25日に合わせて取り上げるのなんて、止めればよかった)‥‥それとも‥‥このまま「モーニング娘。」のことが嫌いになるのが、正直怖かったのかも。とにかく、いろんな意味で自分自身に対してけじめをつけたかったし、そして「どんな未来が訪れても」最期まで看取ると決めた以上、辛い結果になろうとも、この目に焼き付けようという気持ちがね‥‥最後に勝っちゃってさ。気づいたら高速バスに乗って、新横浜に向かってた。「iPod」にぶち込んだモーニング全曲をランダム再生にして‥‥

  途中寄り道をして、新横浜に着いたのは17時20分頃。丁度1回目の公演が終わった後だったらしく、会場方面から駅に向かう大行列に出くわし、途中で寄り道をしつつ、結局横浜アリーナ前に到着したのは18時前後。で、会場前が更に凄いことになってて‥‥翌日新聞記事で知ったのだけど、入場できた1万2千人の他に、会場前に5千人前後もの入場できなかった人達がいたそうで‥‥そりゃあれだけの大混雑、するわな。入場するまでに20分近くかかってたもん。

  で、入場して今度は「紺野あさ美が発熱の為、出演できず」という張り紙が目に入ってくる‥‥俺、全然知らなくてさ。土曜の2回目の公演前に既にドクターストップがかかったみたいだね。可哀想というか‥‥ま、こればっかりは仕方ない。確かに「15人のモーニング娘。」はこの日で最後だけど、その後もモーニングはずっと続いていくわけだし。そこでボロボロになったところで、また翌日からはそれまで通りの慌ただしい日常に戻って行くんだもん。今は完治に専念してください。なっちもそれを願っているはずだから。

  開始10分前に自分の席に到着。位置はアリーナ席、ステージ真正面ちょっと左寄りで、前から6列目。センター席の最後方よりは傾斜がついている分、観やすい。しかもここ、PA卓の真後ろでさ‥‥ずっとそっちが気になっちゃってね。

  開演時間(18時半)になっても、客の入りは7割程度といったところ。多分、みんな会場前の大混雑で遅れに遅れてるんだろう‥‥時間は刻々と過ぎていく‥‥時間通り(21時まで)に終わることができるの?(18才未満のメンバーが多いからね。どうしても21時前には終了させたいわけよ)

  結局10分遅れくらいで会場が暗転したのかな? とにかく無理矢理始まった感じ。まぁそれでもこの時点でほぼ入場出来てたのかな? 俺の隣の席も空いてたんだけど、ギリギリ間に合ってたようだしね。

  もう始まる前から「なっちコール」が凄いのなんのって。俺がモーニングを追うようになってからは後藤真希、保田圭の卒業を経験してるけど、今回は‥‥後藤の時に匹敵するか、あるいはそれ以上か‥‥いや明らかに上でしょうね。尋常じゃない空気があったもの。

  いつもの如くCGによるメンバー紹介を経て、この日の司会であるまこと(シャ乱Q)と稲葉貴子が登場して、簡単な挨拶。そして一発目にモーニング娘。おとめ組が登場‥‥

●モーニング娘。おとめ組

  イントロのムーディーなパートをカットして、いきなりパーカッションがリズムインする箇所から "愛の園 ~Touch My Heart!~" がスタート。当然全員が生歌。前回が東京ドームでの極悪サウンドだったからか、かなり音が良いように聴こえた。しかも、歌もなかなかだった記憶が。やはりこの日も石川梨華以上に道重さゆみに目が行ってしまう俺。好き嫌いは別として、ホントこの子は観察してるだけで面白い。で、歌になると藤本美貴に目と耳を奪われるというね。全然異質な存在だよね、この声は。

●モーニング娘。さくら組

  そのままさくら組へとバトンタッチ、"晴れ 雨 のち スキ♡" を披露。2曲目からバラードというのはちょっと‥‥って気がしたけど、もう安倍が登場した瞬間に大歓声、そんなのどうでも良くなっちゃったよ。前半、高橋愛が涙声みたいに声を枯らしてひっくり返る場面があったけど、別に泣いてたわけじゃないみたい。その後は力強く、そして切ない歌をしっかり聴かせてくれたし(保田の時に最終公演で喉が最後まで保たずに悔しい思いをしてるからね、この子は)。紺野がいない穴はそんなに感じなかったかな。ま、そんなに重要なパートを与えられた曲じゃないしね。ちなみにこの曲、テレビ等では口パクが多いですが、この日はハンドマイクでちゃんと生歌でした。彼女達の名誉の為に書いておきます。

●15(14)人合流、モーニング娘。へ

  モーニング全員が揃ったところで "Go Girl ~恋のヴィクトリー~" を生歌で披露。バックダンサーとしてハロー!プロジェクト・キッズが登場、華を添える。今まで聴いた中で一番良い "Go Girl" だった気が。ま、生歌だったからってのも大きいのかな?(テレビじゃ口パクが多いしね、この曲)そんなに好きな曲ではないんだけど、素直に良いと思えたのが不思議。やっぱり最後だからかな‥‥

●MC、そして辻加護卒業報告

  モーニングの歌が終わったところで、ステージ上にこの日の出演者42人(全メンバー45人中、保田は舞台の為今回のツアー全公演を、紺野とキッズ1名が風邪で欠席)が登場し、簡単な挨拶の後、1/3の衝撃の発表同様、辻希美と加護亜依の今夏卒業と、ふたりによる新ユニットでのデビューを再報告。何だか今更って気がして、ちょっとしらけたかも。

●後藤真希

  再びライヴへ。とにかく予定より遅れ気味な進行の為、この日は白々しいまでのコントやMCは徹底的に排除されていたのが印象的。勿論、最後の最後の為に時間を節約してるってのもあるんだけど、こういった淡々としたライヴの方が個人的には好みかも(で、MC自体はその場その場で歌ったメンバーに手短かに喋らせればいいだけのことだし)。

  とにかく、後藤のステージは相変わらず圧巻。"うわさの SEXY GUY" や "抱いてよ!PLEAS GO ON" といった煽り系のアッパーチューン連発で、会場は完全にヒートアップ。役不足感は全く感じず、むしろたったひとりのステージなのに、完全に彼女が制圧した印象。ああ、もしかしたら武道館クラスの会場を最初に埋めるハロプロ内ソロシンガーは、松浦亜弥でもなく安倍でもなく、後藤なのかもな‥‥というか、後藤なら出来るわこりゃ‥‥と確信。曲と曲の繋ぎで衣装替えを行い、"原色GAL 派手に行くべ!" へ。ここでキッズが数名ダンスで参加。ミニギターをぶら下げたりして、テレビ出演時同様のダンスをしてみせたりするんだから、侮れないっつうか。後藤は最後まで本当に良かった。完全に「ロック」だったもの。これ観ちゃったら、またソロ公演に行きたくなっちゃうわな普通。

●あぁ!

  最高潮に盛り上がった後に、ちょっとクールダウン。やっと生で体験出来る「あぁ!」の登場。名曲中の名曲、"FIRST KISS" を披露するんだけど‥‥田中れいなは堂々としてたものの、他のキッズの二人はやはり経験不足というか、ちょっと物足りなさを感じました。中盤でのフェイクなんかはおおっ!?と思う瞬間もあったけど、やはりCD音源程じゃないかな、と。悪くはなかったけど、曲がスローで地味な分、もっとしっかりと聴かせて欲しかったかな、と。まぁ俺が彼女達に求めるものがレベル高過ぎるのかしら‥‥

●カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)

  紺野を欠いた4人による「カン紺藤」は、"先輩 ~LOVE AGAIN~" を歌う。紺野のパートはあさみがカバーしてたのかな? 思ったよりも全員安定していたのが印象的というか。藤本の台詞が今まで聴いた中で、一番良かった。あと、あさみが往年の堀ちえみとイメージが重なって見えたのは、ここだけの話。

●稲葉貴子&ココナッツ娘。

  とうとう自分達の持ち歌さえ歌わせてもらえなくなったココナッツと、既に終了している某深夜番組で募集していた相方はどうなったの?な稲葉による、黄色5の "黄色いお空で BOOM BOOM BOOM" を、キッズをバックダンサーに迎えて熱唱。ちょっと口パクっぽかった気がしないでもないけど、まぁヘッドセットマイクって全部そういう風に聴こえちゃうから不便というか。何でこの曲を選んだのかといったら、これは間違いなく来る安倍の初ソロアルバムへの布石でしょうね(そのソロアルバムに同曲の安倍ソロバージョンが収録されていますからね)。ま、選曲自体は全然いいと思うし、歌えるメンツによるものだったから安心して聴いてられたんだけど‥‥なんか腑に落ちないというか‥‥

●前田有紀

  ゆきどんは、元旦にリリースされたばかりの新曲 "さらさらの川" を披露。本当に一番安心して「歌」を聴いていられるのは、この人だけかも。曲自体は演歌というよりも、歌謡曲とニューミュージックの中間といった印象。ドンズバの演歌路線を狙わず、例えば氷川きよしみたいな路線を突き進んでいけば、間違いなくブレイクできるだけの実力と才能を持ってると思うんだけど。バックに五木ひろしもついてるのにね。不思議だ。この人の曲がオリコンの100位以内にも入らないってのがどうにも‥‥アピールする層が確実に間違ってる気もしないではないけどね。

●飯田圭織

  圭織のソロは過去2枚リリースされたカバーアルバムからではなく、つんく♂の手による完全なる新曲、"エーゲ海に抱かれて" でした。作詞はつんく♂ではなく、三浦徳子というのがそれっぽくて印象的。楽曲自体はエーゲ海というよりも、後期WINK辺りが歌いそうな、そんな異国情緒漂うニューミュージック風な1曲。悪くない。もしかしたらこういう曲、圭織にしか歌えないのでは‥‥なんて気も。ま、たった1回しか聴いてないので、ちゃんとした評価はまた後ほどってことで。

●ZYX

  本当はここでコントをやるんだろうけど、さすがに時間がないのか、まこと&稲葉と、新垣理沙と松浦によるショートコント風MCでお茶を濁す。そしてZYXの登場。"白いTOKYO" を披露。実はこの日のステージ、過去のハロコンと大きな違いがありまして。アリーナ中央まで約50メートル程度の花道があって、その先にミニステージが用意されてるんですよ。後藤なんかは途中でここまで走ってきて歌ってくれたんですが(しかも俺の位置からだと、かなり近い)、ZYXの場合は最初からこのミニステージに登場。矢口真里と5人のキッズによるユニットなのですが‥‥矢口、ちっちゃーっ!ってのが第一印象。そして‥‥残念ながら、口パクでした。ええ、間違いなく。いや、以前聴いた話だと、完全にマイクオフというのは葉ロプロの場合はなくて、若干オンになってるみたいですが‥‥生声を聞き取ることはできませんでした。それは矢口にしても同じ。残念だなぁ、曲もパフォーマンスも最高に良かったのにさ。

●ミニモニ。

  間髪入れずにミニモニ。の登場。こちらは "CRAZY ABOUT YOU" を披露。当然口パク(のように聴こえた)。しかも珍しくショートバージョンだし(ミニモニ。の曲って3分程度のものが多いからってのと、子供に人気があるから、フルコーラスで歌われることが多いんだけどなぁ)。

●中澤裕子

  ハロプロ界のドン、中澤の登場。スツールに座りながら新曲 "元気のない日の子守唄" を歌う。この曲、ゆきどんの曲と全く同じメンツによる楽曲で、つんく♂曲じゃないんだよね‥‥それだからか、非常に新鮮な印象を受けました。これも古き良き時代のニューミュージックと歌謡曲の中間といった印象で、悪くないと思います(アレンジが高橋諭一というのもまた良し)。まぁ売れるか売れないかで言えば、確実に売れないタイプのど真ん中だと思いますが‥‥

●メロン記念日

  メロンはいきなり "MI DA RA摩天楼" で登場。懸念された斉藤瞳の腰ですが、この日観た限りではかなり良くなっている印象を受けました。ダンスも特にこれまでと同じように踊ってたし。そして何よりも、続く "かわいい彼" の時にはメインステージから花道を駆け抜けてミニステージまで移動し、サビパートでは斉藤もあの「胸を揺らさんばかりの」派手なダンスをちゃんと披露。ああ大丈夫だ、と一安心(どういう基準だよそれ)。そしてワンコーラス歌うと再びメインステージまで走って戻り、息もそんなに切れてないような感じでフィニッシュ。うん、文句なしに良かった。春ツアーはちょっと観れるか観れないか微妙なんだけど、大丈夫。この調子でいけば今年も‥‥後は「曲」だな、うん。

●松浦亜弥

  メロンでひとしきり盛り上がった後、ある意味主役である(はずの)あやや登場。いきなり数日後にリリース予定の新曲 "奇跡の香りダンス。" からスタートというのが憎い。これ、賛否両論かと思いますが、個人的には結構好き。いや、かなり好きかも。細かな分析はレビューに譲るとして、アルバムと同時期に録音したものの、ハッキリとした違いが感じられますよね。この「狙ってる」感が如何にもシングルといった印象。軽いMCの後に "THE LAST NIGHT" をワンコーラス歌い、そのままメドレー風に "GOOD BYE 夏男" に突入。ここで花道を走り抜けミニステージへ。何故かキッズも登場して、一緒に同じ振り付けで踊る。ま、邪魔に感じなかったからいいけど‥‥ジャニーズの線を狙ってるとは思うんだけど、正直まだまだ。もっと鍛錬が必要かな、と。

  松浦自体は、昨年末に観たライヴと比べれば全然調子が良さそう。ま、たった数曲だしな、こっちは。例の「口パク疑惑」でネット界は騒然らしいけど、別に俺は驚きもしなかったけどね。ま、行った人なら判ると思うけど、全部が全部口パクってわけじゃないし、特に昨年後半は酷い状態だったからねぇ。キャンセルされるのと、曲数大幅に減らされるのと、口パクで数カ所カバーするのと、一体どれがいいっていうの? 俺には正直判りません。観た人が気づいてガッカリするならまだしも‥‥(つうか「ハロプロ」だぜ!? 何をそんなに神格化してるんでしょうか? タイプは違うけど、BON JOVIやAEROSMITHだって曲によってはテープ(A-DAT)とか使って誤摩化してるじゃんか、と。って俺が言ったところで始まらないけどな。あと、俺は別に松浦をフォローしたりとか庇護してるわけじゃないから。現実としてそんなのいくらでもあるよ、と言ってるだけ。それを聞いて俺は別に驚きもしなかったって話です)

●再び、モーニング娘。

  モーニング娘。の本編スタート。これが安倍のラストステージ、15人編成の正真正銘のラスト‥‥まずは新曲 "愛あらば IT'S ALL RIGHT" でスタート。しかもフルコーラス。確かにこの時期に、このラストステージで歌われたら‥‥良いと言わざるを得ないわな普通。けどさ‥‥俺はやっぱり‥‥どうにも入り込めなかったよ。個人的には "Go Girl ~恋のヴィクトリー~" よりも駄曲、と敢えて言わせていただきます。スクリーンには安倍を中心として映し出しているんだけど、個人的にどうしても目が行くのは、毎度のことながら道重。ホント観てて飽きないわな、この子は‥‥。

  14人でのMCを済ませ、そのまま "シャボン玉" へ。興味深かったのは、道重の「なのに、どこ行ったんだよ~!」と「シャボン玉ぁ~!」っていう叫び声、あれが生声だったこと。これまではテレビ同様、カラオケだったのに‥‥それだけ彼女の成長が著しいってこと? しかもいい声してやがんの。ちょっと嬉しい驚き。ただ、石川のセリフ以降がカットされ、ワンコーラスのみというのが‥‥そのままメドレーで "ザ☆ピース!" に突入。この曲の時に花道を通りミニステージへ移動。間近で石川のセリフパートを堪能。本編最後は "そうだ!We're ALIVE" のショートバージョン。俺はてっきり "ここにいるぜぇ!" で締めるのかと思ってたんだけど。意外といえば意外だけど、モーニング娘。のテーマとも言える内容の楽曲なので、これで正解だったのかな。とにかく全員が力一杯この瞬間を楽しんでいるのが、手に取るように確認できました。そして終了。いつも通り袖に引っ込んでいく14人。最後に安倍も‥‥

  ここでアンコールを求める声が「なっちコール」に。と同時に、会場一面を包み込む真っ白なサイリウムの海。これ、ネット上でいろいろ賛否両論あったやつでしょ、やる前から。「サイリウムの海で埋め尽くすことが恒例行事」となるのが嫌、って人の気持ちも判るし、実は俺も反対派なんだよね‥‥「タンポポ畑」を大切にしたいからさ。ま、保田の時までだよな、って思ってたんだけど、今回もやるのか‥‥しかも開演前、客席ひとりひとりに配り回ってる一部のファンがいたりして、半ば強制的に「やらされてる」感。実は俺もサイリウム、渡されそうになったんだけど「俺、こういうの嫌なんで」と断ってるんです。アンコールを求める最中にも後ろの席の人に無理矢理勧められたんだけど、やっぱり頑に拒否。この日、殆どのことが笑って済ませられたけど、これだけはどうしても嫌だったからさ。

  そして、まこと&稲葉のMCに導かれるように、ドレスアップした安倍が再登場。が、ステージに現れた瞬間、その光景を目にして手で顔を覆ってしまう。暫くそのまま動けない安倍。何度か何か言おうとするも、すぐに「なっちコール」と白い海の光景にやられ、号泣。軽いコメントをした後、ゆっくりと花道を歩き、周りを見回しまた歩き、そのままミニステージへ。この後のコメント等はスポース新聞やその手のサイトでいろいろ書かれてるので割愛。「心を込めて歌います」と、"22歳の私" を熱唱。歌っている時はしっかり歌に集中。そこはさすがというか。歌い終えるとメインステージに戻ってくんだけど、そこには13人のメンバーの姿が。飯田に花束を渡されて、強く抱き合う二人。俺、ここで‥‥それまでこの「卒業劇」に何の感慨も湧かなかったのに、急に涙が‥‥ここからはただただ、ひたすら涙を流すばかり。どうして泣いたのか、俺にも判らないのよ‥‥メンバーにもらい泣きってのもあるんだろうけど、なんていうか‥‥何かが終わる瞬間を見てしまったからかな。うん、今でもよく判らないんだけどさ‥‥。

  まず飯田が欠席した紺野からの手紙を読み、それに続いて6期メンバーからひとりずつ送辞。田中、道重、亀井、藤本、新垣、高橋‥‥新垣があんなに泣き崩れてる姿、初めて見た。やはり安倍に憧れてモーニング娘。になった子だからな。高橋も、保田の卒業の時は悔しい思いをしたけど、今日は(まぁ出番が少なかったからかもしれないけど)思う存分力を発揮できたんじゃないでしょうか。そして小川も泣き崩れて言葉にならず。続いて4期。加護‥‥この子も泣いて泣いて。笑顔で送り出すのが信条らしい吉澤も、笑顔を引き攣らせながらも目には涙を溜めてる。そして‥‥辻。既にひとりでは立っていられず、飯田と石川に両脇から抱えられ、後ろから矢口が支えている状態。引き笑いというのがよくあるけど、彼女の場合「引き泣き」というか‥‥明らかに過呼吸気味。過呼吸持ち及び経験者ならば、あれがそうだってこと、一目で判ると思うよ。見てて俺、「あ、ヤバイよ‥‥」って瞬時に思ったもん。結局、殆ど言葉らしい言葉も発せぬまま安倍に強く抱かれ、戻っていったんだけど‥‥途中で座り込んでしまってね。慌ててスタッフ2人がやってきて、彼女を両脇から抱えてステージ袖へ運んでいって‥‥この瞬間、客席から小さい、しかもかなりのロートーンで「えぇ~‥‥」という、声にならない声が‥‥ここで俺、完全に醒めちゃってさ。涙は完全に止まっちゃった。その後、石川、矢口、飯田が言葉を掛けて行ったんだけど、やはり飯田とのやり取りが一番ググッとくるものが。けど泣けなかったんだけど。

  辻を欠いた13人になってしまいながらも、ホントに「15人編成のモーニング娘。」として最期の曲となったのが、"ふるさと"。フルコーラスで歌われてました。ワンコーラス目は普通に歌い、ツーコーラス目から6期、5期、4期‥‥という順番で安倍が各メンバーの元へと立ち寄り、微笑みかけながら歌うのね。ああ、やっぱり安倍は強い子だな、彼女ならこの先も大丈夫だ、って直感で思った瞬間でした。楽観的過ぎるかもしれないけど、そう思えたのよ‥‥ま、あの場に居た多くのファンは悲壮感と絶望感しか感じなかっただろうけどさ。

  再びステージを去ったモーニング娘。‥‥まこと&稲葉が再び戻ってきてコメントするんだけど、明らかに稲葉が感極まってるのが判りました。ここで辻について、感極まりすぎて立っていられなくなった、ステージの袖から見てるので大丈夫、とのこと。ま、辻が過呼吸持ちだというのはファンなら知ってる承知の事実。多分少なからず「事実はもっと深刻なんじゃねぇの?」と疑っている人はいたはず。そう、俺を含めてね‥‥この日の出演者が1組ずつステージに呼ばれて行くんだけど‥‥カントリーのあさみや中澤は明らかに泣いた後っぽかった。特に中澤は‥‥完全に号泣した後といった印象。最後にモーニングが戻ってくるんだけど‥‥俺は途中まで気づかなかったんだけど、加護の姿がなかったようでして。終了時に報告された話によると、辻同様感極まりすぎてステージに戻れなかった、と。確かに彼女もかなり酷い泣きっぷりだったけど、立てなくなる程だったか‥‥後でDVDが出たら確認し直そう。結局最後の最後は12人になったモーニング、ハローとしても総勢40人‥‥ホントの最後に歌われたのは "でっかい宇宙に愛がある" でした。矢口は泣き崩れて歌にならない状態。それを優しく包み込むように支える中澤‥‥安倍のラスト公演が何故モーニング娘。としてのライヴじゃないのか!?と疑問視する声が多いけど、俺はハロコンで正解だったように思います。多分、モーニング娘。の残された14人だけじゃ、「安倍なつみ、卒業」という現実を抱えきれなかったんじゃないかな、と。中澤や後藤といった元メンバー、モーニングのツアーでいつも一緒になるカントリーやココナッツの面々、そして古い付き合いとなる稲葉といった顔馴染みが多い中で彼女を送り出すのが、「モーニング娘。の顔」だった安倍にはピッタリだったのかもしれない‥‥今はそう思ってます。勿論、これに同意してもらおうとは思わないし、人それぞれ思いや考えは違うだろうからさ‥‥否定だけはして欲しくないな、と。俺も他人の考えを否定するつもりは毛頭ないけどね。

  最後の最後、一番最後の「愛とな~る!」のフレーズが終わった瞬間。全てが終わった‥‥ある意味、「世界の終わり」。あるいは「夏休みの終わり」‥‥俺にとっての「永遠の夏休み」が終わりを告げようとしてるのかもしれない‥‥そんな寂しさが、いきなり襲ってきて、再び涙が‥‥メンバーがひとり、またひとりと去っていき、最後にステージ上に残ったのが安倍、飯田、矢口、そして中澤という1~2期メンバー。もしこの日、保田が参加してたら間違いなくこの中にいたはず‥‥6年間、戦い抜いた戦友、ライバル、親愛なる家族。いや、そんな陳腐な言葉じゃ言い表せない程の繋がりを持つ1~2期メンバーが最後の最後までステージに残ったことが、非常に印象深く、そして「ひとつの時代」が終わったことを実感させる瞬間でもあったのです‥‥少なくとも、俺にとってはね‥‥

  ステージ上に誰も居なくなっても、「なっちコール」は収まらず、更に強くなる一方。エンディングSEとして "Go Girl" のカラオケが流されたんだけど、みんなそれに合わせて普通にPPPHとか入れてるし‥‥俺はというと、ぐったりと自分の席に座り込んで、俯いたまま物思いに耽るばかり。時々涙流したりなんかしてね‥‥何で泣いてるのか、自分でも理由が判らないのにね‥‥

  約2時間半に及ぶ長丁場が終了し、会場外に出ると救急車が‥‥瞬時に「辻? 加護??」と思ったけど、結局判らず終い。そのままとぼとぼと新横浜の駅に向かい、電車を乗り継いで帰路に着いたのですが‥‥帰りの電車やバスでも「iPod」に入れたモーニングをランダムに流しっぱなし。しかもプレイボタンを押した瞬間に流れたのが、よりによって "ふるさと" だったという偶然‥‥帰りの高速バス、誰にも気づかれないようにひとり涙を流してたのはこの俺です。

  あれから2日が経ち、少しは気持ちの整理がついた俺。今思うのは‥‥別に安倍が居なくなったからといって、そんなすぐにモーニング娘。に対して興味がなくなるなんてことはなく、今日もこうやってこのレポートを書きながら彼女達の曲を、いつも通り聴いてるし。つまり、本当の意味での「答え」は、歌番組やライヴで「安倍のいないモーニング娘。」を目撃した時、初めて出るんだと思います。勿論、その時にちゃんと答えが出るかどうかは判りませんけどね‥‥いや、答えなんて最初っからないのかもしれない。ただひとつ言えるのは、ここまで来た以上、最後の最後まで‥‥今までとは違う形になるけど‥‥彼女達の最期を看取ってやろう、と。ライヴに行く回数も減るだろうし、あるいはこれが最後のライヴになって、もう二度と行かないのかもしれない‥‥その「答え」が見つかってしまったとしても、そのまま自分に嘘をついて、悲鳴をあげながら失速していく彼女達を見守っていくのかもね‥‥今はそんな気がします。

  「安倍なつみが在籍した『モーニング娘。』」はこの日を最後に完結しました。けど、「安倍なつみが愛した『モーニング娘。』」はまだ存在しています。抜け殻と言われようが、そこに存在している以上、俺は目を背けずに直視していくつもりです。その覚悟はもう十分に出来てますから‥‥。


[SETLIST]
01. 愛の園 ~Touch My Heart!~ [モーニング娘。おとめ組]
02. 晴れ 雨 のち スキ♡ [モーニング娘。さくら組]
03. Go Girl ~恋のヴィクトリー~ [モーニング娘。]
---MC [全員&辻加護卒業報告]---
04. うわさの SEXY GUY [後藤真希]
05. 抱いてよ!PLEAS GO ON [後藤真希]
06. 原色GAL 派手に行くべ! [後藤真希]
---MC [まこと&後藤]---
07. FIRST KISS [あぁ!]
08. 先輩 ~LOVE AGAIN~ [カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)]
09. 黄色いお空で BOOM BOOM BOOM [稲葉貴子&ココナッツ娘。]
10. さらさらの川 [前田有紀]
11. エーゲ海に抱かれて [飯田圭織]
---MC [まこと/稲葉/松浦/新垣]---
12. 白いTOKYO [ZYX]
13. CRAZY ABOUT YOU [ミニモニ。]
14. 元気のない日の子守唄 [中澤裕子]
15. MI DA RA摩天楼 [メロン記念日]
16. かわいい彼 [メロン記念日]
17. 奇跡の香りダンス。 [松浦亜弥]
---MC [松浦亜弥]---
18. THE LAST NIGHT [松浦亜弥]
19. GOOD BYE 夏男 [松浦亜弥]
20. 愛あらば IT'S ALL RIGHT [モーニング娘。]
---MC [モーニング娘。]---
21. シャボン玉 [モーニング娘。]
22. ザ☆ピース! [モーニング娘。]
23. そうだ!We're ALIVE [モーニング娘。]
---ENCORE---
---MC [安倍]---
24. 22歳の私 [安倍なつみ]
---MC [娘。から安倍への送辞]---
25. ふるさと [モーニング娘。]
---MC [全員]---
26. でっかい宇宙に愛がある [全員]
---S.E. [Go Girl ~恋のヴィクトリー~]---



▼モーニング娘。『愛あらば IT'S ALL RIGHT』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2004 01 27 12:00 午前 [2004年のライブ, ZYX, あぁ!, カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。), ハロー!プロジェクト, ミニモニ。, メロン記念日, モーニング娘。, モーニング娘。おとめ組, モーニング娘。さくら組, 中澤裕子, 安倍なつみ, 後藤真希, 松浦亜弥, 飯田圭織] | 固定リンク

2004/01/02

松浦亜弥『×3』(2004)

  既に入手してから1週間経つわけですが、実際には2004年1月1日発売作品なんですよね、これ。というわけで、本当に久し振りだ‥‥ハロプロ系のアルバムで、こんなに聴き込んだのは。

  というわけで、松浦亜弥の約1年振り、通算3作目となるオリジナルアルバム「×3」(「トリプル」と読む)。前作「T・W・O」がバラエティに富んだ反面、非常に散漫な内容だったことを考えると、これはある意味対照的な内容なのかな‥‥とにかく、一聴して感じたのは「傑作の予感」。ここ最近の彼女に対し少し疑問を感じていただけに、これは嬉しい誤算。そして‥‥つんく♂よ、まだまだここまで出来るのかお前は!という驚き。たった3枚のシングルを軸にアルバムを構成していくのではなく、あくまで「アルバム用の新曲」が軸となる作品。これは本当に興味深いです。

  さ、能書きはこのくらいにして‥‥恒例の全曲コメントにいきますか‥‥時間もあることですし、たっぷりお楽しみください。


●M-1:GOOD BYE 夏男
  '03年6月リリースの通算10枚目のシングル曲。詳しいレビューはこちら。アルバム1曲目には必ずシングル曲、しかも活きが良い曲を持ってくるハロプロ系ですが、やっぱり今回は‥‥これしかないよな。好き嫌いが非常にハッキリするタイプの曲ですが、彼女の歌はやっぱり凄いと思わされる、パワーゲーム的楽曲。

●M-2:GET UP! ラッパー(松浦 Version)
  '03年7月リリースのシャッフルユニットEPより、松浦が参加したSALT5の楽曲を彼女のソロ・バージョンで収録。原曲レビューはこちら。既に'03年秋ツアーでソロ(とはいっても稲葉貴子とのデュエット形式)で披露してたこの曲、音源として聴いてみると‥‥ちょっと弱い気が。歌い方の問題なんでしょうけど、前曲の力技の後だとどうしても霞んでしまう。楽曲的にはこっちの方が好みなんですけどね。それにしてもこのアルバム、頭2曲でここまでストロングスタイルな作風って、ちょっと異色かな。ちなみにここまでの2曲、お馴染みの鈴木Daichi秀行がアレンジ。

●M-3:可能性の道
  お馴染み河野伸アレンジによる、アルバム用新曲。イントロでのワウがかかったギターといい、クラヴィネットやピアノのフレーズ、そして打ち込みながらも太めのスネアドラムの音とソロパートでのハーモニカっぽいシンセの音色、どれもが自分好み。勿論楽曲的にも‥‥アレンジのせいか、ちょっと黒っぽいポップソングといった印象。例えばスティーヴィー・ワンダーとか、あの辺のポップソング。ファーストアルバム「FIRST KISS」の路線に近いようで実はかなり色合いが異なると思います。だってファーストの頃の彼女だったら、間違いなく歌いこなせてなかったと思うから。

●M-4:ね~え?
  '03年3月リリースの通算9枚目のシングル曲。レビューはこちら。小西康陽アレンジということで、ここにくるといきなりクオリティーがググーンと上がるのは気のせいではないですよね? 松浦のボーカルパフォーマンスもここまでの4曲、どれも違った色合いを見せていて、ちゃんと「歌い分けている」感を味わうことができます。うーん、やっぱりこれ、いい曲だわ。

●M-5:オリジナル人生
  鈴木俊介アレンジによるアルバム用新曲。あーとうとう来たか‥‥というジャズテイストの1曲。当然生バンド(ドラム・ウッドベース・ギター・ピアノ)での演奏。歌と演奏とのぶつかり合い的テイストを強く感じる楽曲で、彼女のボーカルパフォーマンスもなかなかのものだし、曲も悪くない。稲葉によるコーラスもかなり雰囲気出ててカッコイイし‥‥いやー恐れ入った。本当に凄い曲だわこれ。

●M-6:恋してごめんね
  更に続く新曲は、再び河野伸によるアレンジなんですが‥‥うわーっ、前曲での黒っぽいノリをそのまま受け継いだ、ドス黒いファンク・ポップ。爽やかさ以上にドス黒さの方が耳に残る、非常にカッコいいアレンジとメロディーと演奏とボーカル‥‥例えば一時期のTHE STYLE COUNCIL("Wanted" 辺り)なんかを彷彿させるファンキーさ、と言えばお判りいただけますか? ブラスも豪快で気持ちいいし、実はブリブリいってるベースが鈴木Daichi秀行による打ち込みだというのも非常に興味深い。中間部でのつんく♂&松浦によるスキャットも味があって、マル。結局さ、今こういう曲をここまで歌いこなせるのって、松浦しかいないんだよね‥‥改めて彼女の大物振り、そして「異質」感を実感させられましたね。いやー、お見事!

●M-7:THE LAST NIGHT
  ファンキーなノリで盛り上がった後、ここでしっとりと小休止。'03年9月リリースの通算11枚目のシングル曲。レビューはこちら。鈴木俊介アレンジ。アルバムのこの流れで聴くと、本当に盛り上がる。例えば1~2曲目で力技をまざまざと見せつけられ、2~4曲目で煌びやかなポップサイドで和ませ、5~6曲目で演奏と歌が一丸となってビートを刻み盛り上げ、ここでは5~6曲目とは違った形の「歌と演奏」で盛り上げる。ちょっと歌い上げ過ぎかな、という気もするけど、まぁそれも彼女の個性でしょう。好き嫌いは分かれるけど。

●M-8:私と私と私
  ここで再びポップサイドへ。お馴染み高橋諭一によるアルバム用新曲。ちょっと「FIRST KISS」路線に近いアレンジだけど、もっとこっちの方が黒っぽい。基本的に今回のアルバムを聴いて感じるのは、そういった「ブルーズ/ジャズ/R&B」といったブラックミュージックへの、松浦なりの歩み寄り。散漫さが印象的だった前作との違いは、この方向性の統一といった点に大きく表れているのです。同じようなポップソングでも、表現方法次第でこうも変わるんだよ、と言わんばかりに。アルバム用新曲群はとにかく力の入れ具合が半端じゃないこと、聴いてもらうとお判りかと思うんですが‥‥箸休め的ポジションにある楽曲なので軽視されがちかもしれませんが、とにかくこれ、いい曲ですよ。

●M-9:Yeah!めっちゃホリディ(HIGH TUNED mix)
  '02年5月リリースの通算6枚目のシングル曲のリミックス・バージョン。前のアルバムにも収録されていた曲をこういう形で収録するのは、単に曲数稼ぎ/水増しだと思ってたんですが‥‥いやね、これがいいんですよ。リミックスは平田祥一郎の手によるもの。他のハロプロ系だとカン紺藤 "先輩 ~LOVE AGAIN~" やZYX "白いTOKYO" といった楽曲のアレンジの他、実は「SHO-1」名義でメロン記念日の "夏"(「チャンス of LOVE」c/w曲)のアレンジやモーニング娘。の "Do it! Now" のリミックス(「プッチベスト3」収録)等も手掛けてきてる人なんですね(つい最近、同一人物だと知りました。驚きです。だってメチャ好みのアレンジする人だし)。で、そのリミックス。本当に「アリ」なんですよ。ちょっと違うかもしれないけど、アルバムでいうと4曲目の "ね~え?" に近い色合いを持つアレンジなんですね。こういう活かし方もあるんだな、と。全体的な雰囲気を考えると確かに浮いているかもしれませんが、アルバムに華を添えるという役割は十分に果たしているし、単なる「水増し」で終わっていないと思いますよ。ま、リミックスとか苦手な人にとっては全く受け付けない1曲でしょうけどね。

●M-10:涙のわけ
  再びアルバム用新曲に。アレンジはAKIRA。バックトラックやコーラスも全てAKIRAの手によるもの。R&Bテイストのダンサブルな1曲で、例えばBoAとかSPEEDといった辺りの流れを組む楽曲なんだけど‥‥歌詞にドキリとさせられるんですよね、これ。2コーラス目の歌い出し。「モーニング娘。の数の変化や 突然訪れるお天気雨 未来なんて誰もわからないけど」って‥‥こんなデリケートな時期にこんな歌詞を、対抗馬である松浦に歌わすなんて‥‥つんく♂もやるな、と。多分、冷静に聴けない人も多いんじゃないですかね? けどさ‥‥いい曲なのよ、これ。シングルにはならない、どちらかというとシングルのc/wやアルバム用なんだけど、だからこそ活きる曲かな、と。

●M-11:LOVE TRAIN
  そしてアルバム最後を飾るのは、鈴木Daichi秀行アレンジによる新曲。R&Bテイストのスローチューンなんですが‥‥彼が過去手掛けたアレンジの中でもトップ3に入る完成度ではないでしょうか。つうか、それ以上に松浦の歌な。歌うというよりは「囁き」に近い歌唱法。これが曲の切なさ、儚さに合っていて、二重マルなんです。音数が少ないバックトラック、その上で印象的に鳴っているオルガンの音がとにかく印象的。いやー、これは「夜」ですね。特にアルバムラスト2曲は「夜の曲」。R&B系のアルバムでいうところの「後戯」的な楽曲。ホントにこれを夜、ドライブしながら聴くとハマるんですよ(実験済み)。アルバムの中でも個人的にはベストトラックに挙げたい1曲。


●総評
  さて、新鮮早々幸先良いスタートを切れそうな2004年のハロプロ、そして松浦ですが、これ本当に素晴らしいアルバムだと思います。例えばアイドルヲタ以外の、普段J-POPを聴いてるような人にも胸を張ってオススメできる1枚。

  けど、大傑作だった「FIRST KISS」には1~2歩及ばない「傑作」止まりなんですよね、現時点では。何故か? それは‥‥残念ながらアルバムの頭2曲が足を引っ張ってるかな、という気がするんですわ、個人的に。楽曲単体としては好きなんですが、正直このアルバムの作風には合わないような。あとリミックスもね。カラフルさという意味では捨てきれないものがあるんですが、どうしてもこのアルバムの統一感(特にアルバム用新曲6曲の作風)を考えるとね。そこだけがマイナス要因。それ以外の面‥‥例えばつんく♂による楽曲面だとか各アレンジャーによるアレンジだとか、そういったものは全て合格点を軽く越えてると思います。ホント、前作が嘘みたい‥‥

  と、かなり手放しで絶賛しまくるのもアレなんで、もうひとつだけ苦言を。このアルバムをもし「面白くない」と片づけるなら‥‥それは「異物感」の不足、でしょうか。楽曲単位でいくとどれも素晴らしいし、実際絶賛に値するものばかりなんですが‥‥「いい曲」ばかりで「凄い曲」がないんですよね。年末にもこちらで書きましたが、 "そうだ!We're ALIVE" だったり "Yeah!めっちゃホリディ" だったり "さぁ!恋人になろう" みたいな曲がないわけですよ。だから "Yeah!めっちゃホリディ" をリミックスして入れたのかもしれないけど‥‥残念ながらそういった意味でのマジックはこのアルバムには見られません。そこだけかな、本当に惜しいなと思うのは。

  今後、そういったマジックをつんく♂に求めるのは酷なのかもしれないし、もしかしたら本当に彼はそういった「飛び道具」に頼らない『楽曲勝負』を望んでるのかもしれない。だけどさ‥‥要はバランスなわけでしょ? いくらつんく♂が「いい曲」を連発しても、世間的には「凄い曲」の方で認知されてしまっている。その結果がセールス面に如実に表れてる気がするんですが‥‥ま、だからこそこのアルバムには成功を収めて欲しいと願ってるんですけどね。

  最後はネガなことばかり書いてしまいましたが、とにかく良いアルバムなのには違いないです。久し振りにハロプロ系のアルバムでスカッとした作品だったのは確か。是非「普通のJ-POP」として接してみては如何ですか、非ヲタの皆様?



▼松浦亜弥『×3』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2004 01 02 12:00 午前 [2004年の作品, ハロー!プロジェクト, 松浦亜弥] | 固定リンク

2003/11/23

HELLO! PROJECT SPORTS FESTIVAL 2003 IN TOKYO DOME ~日本の女の子は、音楽と体育です。~@東京ドーム(2003年11月22日)

 うーんと、運動会です。正直レポートの必要があるのか、そしてその需要があるのかどうか書いてる本人にも判りませんが、まぁ形として残しておきますか。来年もあるだろうし、その時の参考にでもなればなぁ、と。

  凄いですよね、今年は。大阪ドームと東京ドームで各1回、しかも両方ともそこそこ入っていたようだし。俺が行ったのは東京ドームだったんですが、所謂スタンド席が8割前後埋まってた感じでしたしね。野球の時と同じような感じで、アリーナ部分(ま、野球のグラウンドですけどね)を運動会用のグラウンドとして使用するので、アリーナ席一切なし。それでもフルで入れば5万5千人とかでしょ、東京ドームって。仮に7~8割入りだとしても‥‥ほぼ4万人前後(一応公式発表は約4万5千人。本当だとしたら上出来すぎ)。チケット代が通常のコンサートよりも安く抑えられ(通常のハロー!プロジェクトだと7千円強。今回は3,800円)、ハロー!のメンバー勢揃いでしかも最後にはライヴまでやるという豪華振り。そりゃいつも行かない(行きたくても行けない)ような親子連れやカップルなんかも行くでしょう(実際、結構目についたしね)。

  で‥‥競技の感想とかも聞きたい? じゃあちょっとだけ書きますわ。各種目毎に箇条書きしてきますね。

<<開会式>>
・横一列に総勢44名(キッズが1人風邪で欠席)が並ぶ。思ったよりも圧倒感なし。
 ドームがデカイから?
・ミキティ、相変わらず足をブラブラしてるし(それを双眼鏡で確認する俺)
・小川、辻、藤本辺りに目が常に行ってました。つうか観てて面白いし
・個人的な趣味から言わせて貰うと、完全にブルーなんですよね今回。
 あ、矢口はオレンジ‥‥
・ごっつぁん、髪切った?
・何で斎藤さんだけジャージ着てるの?(怪我して競技は欠場)
・久し振りに圭ちゃんを生で観て、一安心。元気そうだウン。
・双眼鏡で端からズラーッと眺めてると、みんな細くて華奢なのね。
 薄着になって改めて思った。
・そんな中、小川と加護とよっすぃーは(ry
・嫌でも目立ちます、遠目に見るとこの3人は。

<<60M走(予選)>>
・4人くらいずつで一組。最初の方にキッズなんだけど、何故か第1組に道重の姿が‥‥
・更に第2組になっちが。スタートの仕方が「めちゃイケ」同様で、みんなバカ受け
・中盤で、矢口の出番。走り出した途端に足引きずり始め、そうとう苦しそうに。
・歩いてゴール後、スタッフにおぶられて運ばれる矢口。場の空気が凍り付く。
・その後、柴田も走ってる途中から足を引きずり始め、同様に引っ込む
・柴田は次の競技の頃には戻って来るも、矢口はいつまでも戻らず。かなり凹む俺。
・競技の方は、辻ちゃん圧倒的な勢い。つうかこの組はみんな早かった。
 実際ここの組は全員決勝に残る程のハイレベル。

<<80Mハードル(予選)>>
・競技出場者の数が一気に減る。半分くらいか?
・元々少なかったのかもしれないけど、60M走で足挫いたりして負傷者が多数発生
・そういえばここでアヤカやよっすぃー、ゆきどんも出てないか怪我したわ
・みうなの頑張りが観てて気持ちいい。高感度アップ。
・そのみうな、転びっぷりもスター級。ホント印象が良くなったよ、この日1日で
・そういえば結構な人数が足にサポーターなりテーピングをしてるんだわ。大丈夫か??
・結局、矢口&柴ちゃんショックを引きずったまま、気が気じゃなくて殆ど記憶なし
・出場者が減ったせいで、最後の組が圭ちゃん&あさみってのは覚えてます
・圭ちゃんオンステージでしたね

<<とび箱・選手権>>
・ルール改正。大阪で8段飛べた人のみ参加
・また大阪では12段までしか用意されてなかったのが、15段までに増えていた
・8段スタートで脱落者が一気に増え、余計な時間が省かれ観ててだれなかった
・11段辺りで青は石川・松浦・藤本・辻、オレンジはみうなのみ
・松浦・藤本・辻のスリーショットで「ハワイヤ~ン娘」やってた。正直萌えた
・12段クリアしたのは石川と松浦のみ。展開的に面白くてたまらない
・松浦、自分の番の時は「あ~ややっ、オイッ!」って自ら客を煽るのな。さすがだわ
・13段はふたり共クリアならず。悔しい松浦、ちゃんと1位を決めさせろと抗議
・結局もう1回チャンスを与えられるもクリアできず、同時優勝という形で終了
・梨華っち、太股にサポーター(湿布?)してるのに大健闘。マジ嬉しそう(俺が)

<<800M混合リレー>>
・当初は「1500M持久走」だったものの、大阪でのトラブル(辻が過呼吸で倒れる)が
 原因で、急遽ひとり50m(キッズは25m)のリレーに変更。
 こういう臨機応変さが欲しかった
・確かこの頃だったと思うけど、ようやく矢口がベンチに戻ってきたんだけど‥‥
・怪我した足、包帯か石膏みたいな白いので完全に固定されてるのな‥‥痛々しい
・ここで亀井も怪我したみたいで、その後はジャージ着てベンチ組に加わる
・‥‥で、どっちが勝ったんだっけ?(矢口にばかり目が行ってレースに感心なし)

<<80Mハードル(決勝)>>
・誰が出たんだっけ? あ、ミニモニ。から加護抜きともうひとり、か‥‥
・高橋、辻、ミカが上位3人に。ってミニモニ。だし
・勝利者インタビュー時の高橋、興奮してて何言ってるか聞き取れず
・唯一聞き取れたのが「金だぞー!」ってのが、高橋らしい、か‥‥
・いや、基本的にこの日のインタビュー関係、音量低めで全然聞き取れないし

<<騎馬戦>>
・矢口が一番楽しみにしてたのに‥‥残念
・ハロー!のメンバーは馬の一番前と上のみ、馬の両サイドは女子学生のバイト
・2勝した方が勝ち。1回目はオレンジの圧勝。青よ、大将を守らんでどうする!?
・2回目、最初はみんな動かずに睨み合い。その後、動きが‥‥
・石川組がオレンジ大将に掴みかかるも、何か揉めてる感じ。その間に青大将やられる
・石川、猛抗議。久々の黒チャーミーに、観てるこっちが大興奮。マジ切れなんだもん♪
・結局先に石川の旗が取られてたってことで、抗議認められず
・青大将の中澤も「大阪でチャンスを貰ってるんで、潔く負けを認める」と。かっけー
・キレ気味の石川を、気持ち面白がってる黒ミキティ。あんたサイコーだ!

<<フットサル>>
・大阪では1点も取れずに惨敗。念願の得点なるか!?
・この日のキーパーは辻。前回過呼吸&捻挫で出場できなかったので、気合い十分
・が、開始後1分少々で失点。つうか動き悪すぎ<ハロプロチーム
・熟練者と素人の差、歴然。ハロプロ側はドリブル時、誰も前を見て走ってないのな。
 みんな足下のボールしか見てない。だからパスも無理、シュートも不自然。あちゃー
・そんな中、初得点は我らが梨華っち!この日一番の大歓声。俺、泣きそう
・前半終了時で6対1くらい。とにかく相手、手抜きすぎ。シュートわざと外すし。
・後半、何とかあさみがもう1点取り返すも、9対2で終了。
・辻のキーパー振りが素晴らしかった。ボールや相手に物怖じしないし
・逆に相手チームが顔とか蹴らないように気使ってたような感じ。そりゃそうだわな
・結局よっすぃー、いいとこなし
・あと北澤、ガムクチャクチャはやめなさいって。監督がそれ、みっともないから

<<60M走(決勝)>>
・大阪では準決勝があって決勝だったのが、やはり選手の負担を減らす為削除
・キッズ込みで好タイム順に上位6人で一発勝負
・後藤と辻の一騎打ちといった感じで、ホント最後まで接戦。ゴールもほぼ同時
・ゴールした瞬間、後藤が倒れ込み、座ったままうなだれてる。周りをスタッフが囲む
・結局そのまま動けない後藤を数人で抱えて引っ込む。ご、ごっちん‥‥
・レースは0.02秒差で辻の勝利。おお、ののたんっ!
・ホントに嬉しそうなんだけど、表彰台には後藤の姿はなく‥‥(肉離れだそうで)
・大阪での雪辱を晴らし、満面の笑みの辻。あんたサイコーだよっ!

<<混合大リレー>>
・最後の競技。生き残った(涙)メンバー全員で大リレー
・気づいたら矢口、足の包帯?を取って立って応援
・そのプロ意識というか頑張りにマジでもらい泣きしそうになった俺
・4チーム(青・オレンジ各2チーム)に別れて競争。結局オレンジ1,4位、青2,3位

<<表彰式>>
・最終的に青の圧勝。大阪ではオレンジの圧勝だった。負傷者の数がモノを言った?
・最も印象に残った選手(MIP)に石川、あさみとキッズが選ばれる
・石川マジ泣き。本気で頑張って最後に気が緩んだか
・で、俺も泣くわけだが
・その他、審査員特別賞で高橋、松浦、なっちが選ばれる
・まさか自分が呼ばれるなんて思ってもみなかったなっち。矢口に言われるまで気づかず
・MVPには満場一致で辻ちゃんに。副賞として「産経新聞1年分」という最高のオチが
・辻ちゃん、これで来年はバカ女克服できるか!?

<<その他詳しい結果は>>
こことかこことかここら辺に競技結果等が全部載ってます。

<<スペシャル・ライヴ>>
・運動会開始が13時半、表彰式終了が17時半を大幅に回った頃。明らかに押し気味
・結局ライヴは18時10分スタート。ミニモニ。以外は全部ショートバージョンです
・しかもリップシンク(口パク)でな!
・コンサートではなく、あくまで運動会用の音響設備な為、音量メッチャ小さい
・PPPHが入ると全然聞こえない。だからBメロが判らない新曲多数
・けどキッズ絡みのユニット(ZYXやあぁ!)の時は比較的静か。安心して聴けた
・ドーム特有の「時差」のせいで、オイオイいったりPPPHがずれてて気持ち悪い
・さくら組はハンドマイクで歌ってた。ヘッドセットなくても違和感なし
・おとめ組は道重が面白かった。いや、いろんな意味で
・この日一番の飛び道具、「保田圭+6KIDS」。ひとり休みで正確には5KIDSでしたが
・この日の為に保田ソロバージョンの "ちょこっとLOVE" を録音したのか!?
・何か‥‥痛々しかった、いろんな意味で
・一塁側ベンチから裕ちゃん登場。思いっきりドレスアップしてるし
・あーやっと "GET ALONG WITH YOU"、ライヴで聴けると思ったら口パクか
・ZYXは矢口がダンスに参加せず、立ったまま歌い覆ってました。泣けた
・新曲 "白いTOKYO" は前作とは打って変わってポップな印象。かなり好み
・ミニモニ。の口パクは今に始まったことじゃないので割愛
・後藤は三塁側ベンチからスタンドマイクで登場
・新曲 "原色GAL 派手に行くべ!"。これって‥‥プッチモニ!?
・バカっぽい振りが最高。エアギターとかしてるし
・曲はやっぱり‥‥プッチだよなぁ、これ。ま、全然アリですけどね
・"手を握って歩きたい" では再びキッズが加わるも、やはり3人(通常は4人)
・肉離れの後にも関わらず、手抜きなしのステージング。やっぱ後藤と矢口は凄いわ
・休憩タイムとなってしまった、あぁ!。やっぱり今年一番の名曲
・カン紺藤新曲、生歌で聴きたかったなぁ(特にセリフ部分)
・ゆきどんはジャージで一塁側ベンチ前で熱唱。でも(多分)口パク
・飛び道具その2は稲葉貴子とココナッツ娘。による "宇宙でLa Ta Ta"
・これも運動会用に録音し直したんだろうなぁ。久々の稲葉ソロなのに‥‥
・アヤカが足負傷の為、椅子に座って歌ってました
・メロン記念日新曲、"かわいい彼" をこの日初めて聴く
・が、PPPHうるさくて、Bメロ殆ど聞き取れず
・言われてる程ユーロビートっぽく感じなかった。悪音曲のせい?
・世のメガネっ娘好き、安心しなっ!村っちは今回もメガネで歌うよっ!!
・いや、俺はどっちでもいいんだけど
・松浦、一塁側ベンチから登場、"THE LAST NIGHT" を(口パクで)熱唱
・「冬がはじまる~」前のブレイク、見事にタイミング合ってましたね(口パクなのに)
・その後 "Yeah!めっちゃホリディ" なんだけど、またキッズがバックで踊る
・やっぱり煽りの「イエ~イ!」はキーが低いです。脱力
・モーニング娘。は四方からメンバーがバラけて登場。全員金ピカ衣装
・最初は "ここにいるぜぇ!"。正月ハロコンと同じ前奏が長いバージョン
・矢口・吉澤の負傷組は前方で大きな動きなしで歌う(真似)
・人数多い分、円を描くように大きく散れるのがいいよね、こういう会場だと
・2曲目は "シャボン玉"。音が悪いせいで全然盛り上がれず
・つうか低音利いてないし音量小さいしショボイしで、全然ノレないし
・最後はお葬式の歌。やっぱりハンドマイクで歌っても違和感ないじゃん
・終わると出演者全員が再登場。裕ちゃんが挨拶し、グラウンド1周して終了
・スタート時13時半(真っ昼間)、終了が19時半(真っ暗)‥‥
・この密閉された空間にヲタ4万5千人。あ、一般客もいるから、さっ引いて3万程度か
・‥‥冷静に考えたら、キモチワルイよな、このシチュエーション


[SETLIST (live only)]
01. 晴れ 雨 のち スキ♡ [モーニング娘。さくら組]
02. 愛の園 ~Touch My Heart!~ [モーニング娘。おとめ組]
03. ちょこっとLOVE [保田圭+6KIDS]
04. GET ALONG WITH YOU [中澤裕子]
05. 白いTOKYO [ZYX]
06. CRAZY ABOUT YOU [ミニモニ。]
07. 原色GAL 派手に行くべ! [後藤真希]
08. 手を握って歩きたい [後藤真希]
09. FIRST KISS [あぁ!]
10. 先輩 ~LOVE AGAIN~ [カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。)]
11. 東京きりぎりす。 [前田有紀]
12. 宇宙でLa Ta Ta [稲葉貴子&ココナッツ娘。]
13. かわいい彼 [メロン記念日]
14. THE LAST NIGHT [松浦亜弥]
15. Yeah!めっちゃホリディ [松浦亜弥]
16. ここにいるぜぇ! [モーニング娘。]
17. シャボン玉 [モーニング娘。]
18. Go Girl ~恋のヴィクトリー~ [モーニング娘。]


  というわけで、以上レポート終わり。他にも書くべきことはあるんだろうけど、大体こんな感じです。本当ならジャニーズの運動会にも行って、それと比較したレポートとか書きたかったんだけどね!(いやマジで。実際何人かに「是非やって欲しい!」ってリクエストされたし)ま、それはいつか機会がありましたら‥‥

  とりあえず、運動会は見てて辛くなるシーンが沢山あったものの、全員が本気で競技に挑んでいたのがちゃんと感じられたし、実際フットサルでの得点シーンとか辻ちゃんのMVPとか感動する場面は幾つもあって、余程斜に構えて冷めた見方をしない限りはそこそこ楽しめる内容だったのでは、と思います。ま、UFAらしいダラダラ/グダグダな場面も同時に沢山あったわけですが‥‥それは今更言ったところで始まらない気もするし(UFAだしな)。けど、例えば大阪での1500M持久走での失敗とか選手への負担(60M走の予選・準決勝・決勝)等見直せる所は見直せてたし(かといって混合リレーが2回もあるのはどうかと思ったけど)、やっぱ他の企業やスポンサーが絡んだ分、いつもよりも手際は良くなってたのかもしれませんね(ほんのチョットだけな)。

  つうわけで、来年ですが‥‥微妙。競技は面白かったけど、歌はいらない。18曲というボリュームはハロコン並みだけど、全曲口パクって‥‥そりゃね、競技で疲れた後にちゃんと歌えないだろうっていう配慮は判るんだけど、だったらボーカルの音量をほんのちょっと下げて、歌入りバックトラックと両方使うとかの工夫の方がよかったと思うのね。完全に口パクは客をバカにしすぎだと思うわ(いや、もしかしたら実際には俺が書いたようにマイクのボリューム、ちょっとだけ入ってたのかもしれないけどね。残念ながら俺がいた2階席後方ではその判断もつかない位に極悪サウンドだったもんで)。ま、ライヴはあくまで「オマケ」です、と言われてしまえばそれまでですが‥‥

  はい、来年の参考になりましたか? ま、一回行ってみるのもいいかもしれませんねっ!



▼モーニング娘。『Go Girl ~恋のヴィクトリー~』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2003 11 23 01:56 午前 [2003年のライブ, ZYX, あぁ!, カントリー娘。に紺野と藤本(モーニング娘。), ハロー!プロジェクト, ミニモニ。, メロン記念日, モーニング娘。, モーニング娘。おとめ組, モーニング娘。さくら組, 中澤裕子, 後藤真希, 松浦亜弥] | 固定リンク

2003/11/10

松浦亜弥コンサートツアー 2003秋 あややヒットパレード!@東京厚生年金会館(2003年11月8日 昼公演)

  松浦亜弥の今回の秋ツアーはそのタイトルの通り、正に「ヒットパレード」的内容になるはずでした。いや実際ツアーがスタートした当初はその名に相応しい、正しく「All of あやや」な内容だったはずなんです。

  ところが、10月上旬。事件は起こったのです。大幅な曲数カット。しかもカットされたのが大ヒット曲 "LOVE涙色" や新曲 "THE LAST NIGHT" だったという事実。それ以降も最初と比べて5曲もカットされた状態でライヴは行われていたそうです。13曲、90分にも満たないライヴ‥‥いくら殆どの曲がフルコーラスで歌われるからといっても、これは正直短いですよね。チケット代も決して安いわけではないし(ファンクラブで買うと5,250円、一般だったら6,300円ですよ)。これまでの松浦だったら、他のユニットのファンがジェラシーを感じるくらいに完成度の高いライヴをやってくれていたはずなんです。ところが、彼女に、あるいはその周辺に何かトラブルが起こった。その結果が大幅な曲数カット。それに伴い進行プログラムにも若干変化があったようですし(MCが異様に長くなった、等)。

  そんなことがあった後なので、今回のライヴには行かないつもりだったんですよ。チケットは持っていたものの、当日いろんな用事があったり夜には他のライヴもあったので、無理して観ることもないかな、と。けど、当日になっていろいろスケジュールが変わって時間的余裕が出来、気づけば厚生年金会館に足を運んでいたんです。

  ライヴの客入り状態は8~9割程度の入り。既に完売状態で、当日券が発売されていたかは気づきませんでしたが、この程度なら前回と同じでしょう。特に曲数カットによる影響は出ていないようでした(もっとも、そんな事実を知っているのは我々のようなコアなファンくらいでしょうしね)。

  定刻ピッタリにライヴはスタート。1曲目はデビュー曲 "ドッキドキ!LOVEメール"。まず最初にビックリさせられたのが、松浦のトーンの低さ。例えば曲間にある「Yeah!」等の掛け声。CDやこれまでのライヴだったら女の子らしい、如何にも「松浦亜弥」的なキー高めの声だったはずなんですが、歌に入る前の掛け声がオッサン声なんですよ! ビックリした。マジで退いたもん。貫禄とかそういった次元じゃなくて、単純に力が抜けてるか気合い入ってないか。そんな感じの「Yeah!」なわけですよ。けど歌に入るといつも通り、安定した歌声なわけ。で、ダンスにも以前のようなキレが感じられない。怠そうにやってる風には見えないんだけど‥‥過去、ハロコンや単独ライヴで何度も彼女の「神がかった姿」やオーラを実体験してきただけに、この日の松浦には「アイドルサイボーグ・松浦亜弥」的な完成度は全く感じられませんでした。

  続く "トロピカ~ル恋して~る" も同様。確かにセリフ箇所とかラストの目の動きなんかにはこれまで同様の「松浦亜弥」を見出すことができたんですが‥‥どうしても曲間の「Yeah!」のトーンの低さが気になって‥‥って俺だけなのか、これ?

  簡単なMCをした後、この曲が聴きたいがためだけに今日足を運んだといっていい新曲、"THE LAST NIGHT"。若干フラット気味だったものの、歌そのものは以前テレビで聴いた時よりも完成度が高まっていました。しかし歌ってる時の佇まい‥‥衣装のせいもあるんでしょうけど(前後に歌った曲を考えてみてくださいね?)、すっごいぶっきらぼうに歌ってるように感じられたのね。全然「気」が感じられないのよ‥‥存在感が弱まってるような。サビ最後の「ま~ま~」って伸ばす箇所、あるでしょ? あそこも早くに切り上げちゃうくらいに、荒っぽいし。何かね、藤本美貴を観てるかと思ったよ一瞬。それくらい荒々しいというか。なのにオーラが殆ど感じられない。凄くいい曲で、そして凄くいい歌うたってるのに、所々で嫌な面が目についてしまう‥‥勿体ないよ。

  結局この日は終始、こういった松浦のままライヴが進んでいきました。確かに上記のようなしっとり歌い上げる曲やデビュー時のアイドルアイドルした楽曲にはこの日の松浦が合っていたとは言い難いですが、逆に "The 美学" や "GOOD BYE 夏男" みたいな曲には妙に合ってるんですよね。勿論、以前のような松浦の姿はそこにはないわけですが。

  VTRを流して長めの休憩を取った後、稲葉貴子が登場。松浦と一緒にユニットの曲("GET UP!ラッパー"、"SHALL WE LOVE?")を歌うんですが、ここでも松浦以上に稲葉が目立っちゃって、さぁ大変。歌は声量/テクニック共に稲葉の方が勝っているんだけど、これまでだったら存在感で勝っていたはずの松浦が完全に稲葉の引き立て役に回ってる。辛うじて自分の曲 "I KNOW" で持ち返すものの、この曲の時は稲葉、完全にコーラス(ハモり)だけだしね。そうそう、この曲では生で稲葉がハーモニーパートを歌ってたんだけど、これがかなり良かった。歌える人間がコーラスをやったってのも大きいとは思うんだけど、これを観ちゃう(聴いちゃう)とやはり、モーニング娘。やメロン記念日にも頑張って欲しいよなぁと思うわけで。出来ないわけじゃないんですよ、やらせないわけですよ周りが。下手でもいいから絶対にやらせた方がいいと思うんだけどなぁ、今後の「音楽」との接し方とか考えてもさ。

  松浦が引っ込み、稲葉がヲタ相手のクイズ紛いのMCを始めて場を繋ぎ、次の "GOOD BYE 夏男" に繋げていきます。そういえばユニット曲以外の持ち歌で唯一これだけがショートサイズだったなぁ。やっぱり激しいからかしら? そのまま正反対な "ね~え?" を座ったまま歌ったり、途中で立ち上がってあのコミカルな振りをしてみせたり。そうそう、この曲でやっと従来の「松浦亜弥」が感じられたなぁ。こういう松浦が観たくでライヴのチケット取ったのにさ‥‥けどそんな従来の彼女を体感できたのも残念ながらここだけで、その後いくら代表曲が連発しても、残念ながら精細さを欠いたアイドルがそこにいるだけでした。だってさ、あの "桃色片想い" や "LOVE涙色" を歌ったの、全然記憶に残ってないんだぜ? この俺がよ!? それってどういうことさ?? 辛うじて "Yeah!めっちゃホリディ" は記憶に残ってるけどね。けどその記憶の残り方も「‥‥ダンスが‥‥弱い‥‥弱すぎる‥‥」っていうマイナス印象。あちゃー。

  ここで本編終了。12曲で約70分。決して長いとは言えないけど、短いとも感じなかったなぁ。曲数的にも少ないとは思わなかったし。ただ、以前まで感じてたような「最高に楽しいライヴ」ではなかったですね。正直退屈に感じる瞬間も多々あったし、それ以上に松浦を観てるのが辛い‥‥というか、痛々しかったなぁ。

  アンコールには意外と早く戻ってきて。最初に稲葉が出てきて、一緒に「あややコール」をするんだけど、松浦が戻って来るまでのインターバルもそんなに長くなかったし。で、最初に歌われたのが、てっきりカットされたとばかり思ってた "草原の人"。高音もしっかり伸びてるしちゃんと歌えてるんだけど‥‥セリフ、投げやり過ぎじゃないかい? 特に1回目のセリフ、あまりに乱暴過ぎてこっちがビビッた。2回目の方はちゃんと感情を込めてるように感じられたんだけど‥‥う~ん。

  この後、ちょっと長めのMCがあったんですが‥‥ここで明らかに松浦が何かに対して「苛ついている」なぁ、と実感しましたね。MCの内容はまぁ要約すると「前日まで沖縄に仕事で行っていて、デビュー前にやってた某ドラマのロケ地となった水族館に3年振りに訪れた。その水族館には透明な袋の中に缶やゴミが入ってる水槽があり、これは何ですか?と館員に聞くと、これは海に捨てられたゴミを食べて亡くなったイルカの胃袋です、と言われた。非常にショックを受けた。みんな、ゴミを海に捨てるなよ!」と、まぁこんな感じ。とにかくね、言い方が我々の知ってる松浦というよりも、もっとこう‥‥怒ってるというかイライラしてるというか、そんな感じの話し方なのね。最近の松浦はずっとこうですよ!と言われてしまうと「ああ、そうなんだ‥‥」と納得してしまいそうですが、それにしても‥‥ハロコンやテレビで観る松浦とのギャップが大き過ぎて、本気で退いちゃったんだよね俺。

  マジファンやヲタは平気なのかもしれないけど、少なくともテレビでの「あやや」を求めてライヴに来た一般客や子供達は、この日の松浦を観てどう感じたんだろうね? そんなMCやった後に唯一のアルバムトラックにして名曲のひとつでもある "笑顔に涙 ~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~" を歌われてもさ‥‥全然耳に入ってこないのよ。ホント、気づいたら終わってたって感じで。時計に目をやると丁度90分。当初のセットリストと比べると4曲("100回のKISS"、"チュッ!夏パ~ティ"、"絶対解ける問題X=♡"、"ナビが壊れた王子様(LOVE CHANCE)")カットされてはいるんですが、シングル曲も11曲中10曲は歌われたわけだし、ごまっとうやら今年のシャッフルユニット曲も歌われたし、それなりに満足のいくライヴではあったんですよ、贔屓目にみても。でもね‥‥ってもういいか。ホント凄い違和感が終始伴ったライヴでしたね。

  10月以降、松浦の体調不良が囁かれてますが、明らかにオーバーワークでしょうね。ツアーを行いながらドラマの撮影をしたり、来年元旦リリース予定のアルバム用レコーディングを行ったり、それ以外にも単発でいろいろ入ったりテレビやラジオのレギュラーがあったり。これがモーニング娘。やメロン記念日だったらひとり抜けてもフォローするメンバーがいるわけですが、松浦はソロ、ひとりですからね。藤本の場合、つんく♂が「藤本は松浦にはなれない」と思ったからこそ、モーニング娘。に入れて一呼吸おく場を与えたわけですし。これまでは順風満帆だった松浦ですが、これから更に厳しくなるんじゃないですかねぇ‥‥まぁ全ては本人次第ですが(勿論周りのスタッフもですけど)。

  それと‥‥METALLICAのライヴを観てしまった後だからこそ感じるんですが‥‥今の松浦も、ひょっとして「燃え尽き症候群」か何かじゃないのかなぁ‥‥と。仕事のひとつひとつはちゃんとこなすんだけど、それに対する精気が以前程感じられない。あるいは「ルーチンワーク」と化して少しずつ手を抜き始めている。以前ネット上で「後藤真希は10戦中10勝を目指していくタイプ、松浦はトータルで見て勝ち越しを狙ってくタイプ」とかそういうような例えを目にしたことがありましたが、この日俺が観た松浦がそういった「たまたま手を抜いた日」であることを祈るだけです(ま、そもそもそういう風に手を抜くのが見え見えなライヴをやること自体あるまじき行為なんですけどね)。

  はぁ‥‥後味悪いライヴだったなぁ‥‥。


[SETLIST]
01. ドッキドキ!LOVEメール
02. トロピカ~ル恋して~る
-----MC-----
03. THE LAST NIGHT
04. The 美学
-----VTR(衣装替え)-----
05. GET UP!ラッパー [w/稲葉貴子]
06. SHALL WE LOVE? [w/稲葉貴子]
07. I KNOW [w/稲葉貴子]
-----クイズ・オタック5 [稲葉]-----
08. GOOD BYE 夏男
09. ね~え?
10. 桃色片想い
11. LOVE涙色
12. Yeah!めっちゃホリディ
-----encore-----
13. 草原の人
-----MC-----
14. 笑顔に涙 ~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~



▼松浦亜弥『T・W・O』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2003 11 10 07:18 午後 [2003年のライブ, ハロー!プロジェクト, 松浦亜弥] | 固定リンク

2003/09/26

松浦亜弥『THE LAST NIGHT』(2003)

  松浦亜弥の3ヶ月振り、通算11作目のシングルとなる「THE LAST NIGHT」は、シングルとしては初の本格的バラードナンバー。これがね、もう‥‥なんつーかさ、完璧過ぎるのよ。手の込み具合だったり気合いの入れ具合あったり、もう全てにおいて。今年リリースされたつんく♂ワークスの中で、ここまで時間と手間をかけたであろう楽曲は他にないんじゃないかってくらいに。そう、モーニング娘。やメロン記念日に肩を入れてきた人間としては、これ程悔しいことはないんじゃないかってくらい‥‥ホント、完成度高すぎ。

  必要最低限の打ち込み(恐らく簡単なリズムトラックやエフェクト程度でしょう)の上にのるストリングス、アコースティックギター、ベース、ピアノ、そして松浦の声。ここに表現されているのは、完全に「松浦亜弥ひとりの世界」そのもの。最初この曲のテレビパフォーマンスを観た時、観てるこっちが凍りついちゃうくらいに引き込まれちゃうのね。なんていうか‥‥身動き取れなくなるのよ。それくらい‥‥俺にとっては異質なのね。

  そのアレンジを手掛けたのが、お馴染み鈴木俊介。ストリングス・アレンジもやはりお馴染み村山達哉。完全にストリングスがメインになっていて、リズムよりもそういったウワモノが強調されたバックトラックになっているんだけど、この曲はあくまで「松浦亜弥の歌」がメイン。それを劇的に盛り上げる為、まるでボレロのように徐々に、徐々にと盛り上がっていくわけ。そこに乗るのが松浦の歌なんだけど‥‥もう何も言うことないわ。目を瞑ってこの曲を聴いてたんだけど、珍しく彼女の歌に引き込まれて泣きそうになった程。多分、松浦の歌で涙腺が緩んだのって、「FOLK SONGS 2」で歌われた "さとうきび畑" 以来のことじゃないかな。今回は正直、それ以上だと思います。人によっては以前よりも癖が強くなった歌唱法に嫌悪感を示すかもしれませんが、もはやこれすら彼女の魅力のひとつだと俺は思ってるので、全然問題なし。

  最近、特にさくら組やおとめ組の楽曲に顕著なように、以前のバラエティ指向が強い方向から完全に楽曲指向が強くなりつつありますよね。で、この曲も当然その部類に入るわけですが、ある意味これってその最高峰というか、究極の形なのかなぁと聴いてて感じました。それはクレジットからも伺えるんですが‥‥コーラスとか一切なし。聞こえてくる声は松浦の歌のみ。当然つんく♂のあの変なコーラスもなし。今回はカップリング曲の"DO YOU LOVE ME?"にも参加してないんですよ、つんく♂。でもね‥‥珍しく"THE LAST NIGHT"にプログラミングで名前が挙がってるんですわ。これってホント珍しくないですか? つまり、それだけこの曲に肩入れをしてるってことなんじゃないですかねぇ‥‥

  けどさ、そのタイトルトラックに力を入れすぎたせいか、カップリング曲の方はちょっと‥‥あと一息って感じなんだよね。こっちはアレンジを高橋諭一が務めてるんですが、何となくね‥‥恐らく彼が手掛けた初期の楽曲‥‥ "ドッキドキ!LOVEメール" とか "トロピカ~ル恋して~る" みたいな路線を狙ったんだろうけど、ちょっとピントがずれてるかな、って気が。特にサビメロが弱いから、曲としてのピントが更にぼやけちゃうわけ。やろうとしてることは十分伝わるんだけど、詰めが甘いよね。タイトル曲の完成度が高い分、余計にそう感じちゃう。残念。

  とにかくこの"THE LAST NIGHT"。テレビサイズでは収まらない「物語性」を感じさせる歌詞なので、是非フルコーラスで聴いて欲しいです。レンタルでもいいから、一度しっかり自分の耳で聴いて、それから判断してみてください。今回はいつもよりも言葉少な目ですが‥‥これ以上何を書けばいいのか判らないんですよ。だって、本当にいい曲だと思うし、いいパフォーマンスしてると思うし、何よりもバックトラックの素晴らしさが(CDのカラオケ・バージョンだけでも聴く価値あるかも)。「松浦が歌うバラードをそろそろ聴きたいなぁ」と思ってたのは、何もつんく♂だけじゃなく、この俺もなんですよ。けど、ここまでのモノが来るとは思ってもみなかったよ‥‥

  恐れ入りました。



▼松浦亜弥『THE LAST NIGHT』
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投稿: 2003 09 26 12:00 午前 [2003年の作品, ハロー!プロジェクト, 松浦亜弥] | 固定リンク

2003/06/11

松浦亜弥『GOOD BYE 夏男』(2003)

  松浦亜弥の2003年度シングル第2弾は、前作「ね~え?」とは対極にあるような、ハードで男っぽい"GOOD BYE 夏男"。『夏男』は「なつおとこ」ではなくて「なつお」。架空の男性の名前なんだけど‥‥世の「夏男って名前のあややヲタ」はマジ凹みしたんじゃないでしょうか、このタイトルで‥‥俺が夏男って名前であややヲタだったら死にたいくらいに凹むような気がするけど、まぁそれはこの際放っておいて(こらこら)。

  あややもデビュー2年2ヶ月でシングル10枚ですかぁ。しかもリリースしたシングル・アルバム全てがトップ10入りしてるっていう‥‥正直凄いと思います。音楽的な変遷はいろいろありましたが、個人的にはどれも楽しませてもらってきたし。

  ‥‥なんてことを書くと、「ああ、きっととみぃは今度のシングル、ダメだったんだな?」とか「こういうピコピコした曲が苦手とか?」とか「へっ、とみぃって本名『夏男』なん?」とか勘ぐられそうですが(最後のは違うか)、いえいえ、俺この曲意外と気に入ってまして。ごっちんの「うわさのSEXY GUY」とか、こういう下世話なメロディの楽曲が好きなことに最近気づきまして。ま、言い方を変えれば「つんく♂の低迷振りに慣れてしまった」とも表現できるわけですが。いやいや、そんなに悪くないよな、メロディ? アレンジは一聴すれば判るように、最近のハロプロではお馴染み鈴木Daichi秀行。けど、彼が過去に手掛けてきた楽曲の中でもかなり好きな部類ですよ、これ。ミニモニ。の "アイ~ン!ダンスの唄" をもっと下世話にしたような印象。モーニング娘。の "SAY YEAH!~もっとミラクルナイト" とか "いきまっしょい!" のバックトラックは苦手なんだけど(共に小西貴雄アレンジだったりしますが)、Daichi氏が手掛けるこの手のタイプって全然平気、むしろ好意的に受け入れてるんですよ、不思議と。実は俺、周りが酷評する程Daichi氏のアレンジを悪いとは思ってなかったりしてね‥‥

  四打ちと呼べなくもないけど恐らく呼べない高速ビートに下世話なシンセサウンド、時々挿入されるオーケストラヒット音、中途半端なギターソロ。これだけ書いたら普通「‥‥。」って無言になっちゃうんだけど、これにあややの歌が乗ると、あら不思議。非常に高水準(みたい)な楽曲に聞こえちゃうんですからねぇ。今回は荒々しくて男っぽい歌い方が中心で、巻き舌連発、ミキティみたいなだらしない語尾等、とにかく徹底してます。「カワイイ」とも「カッコカワイイ」とも違う、明らかに「男っぽい」歌いっぷり。それが攻撃的なバックトラックと合わさると、とても力強く感じられるんですね。更にサビでの盛り上げ方や声の伸びも過去最高だと思いませんか? アルバム「T・W・O」でも感じられたのですが、ここではそれ以上。ここにきてまだまだ伸びるのか、この子は‥‥はぁ~(溜息)

  一方カップリング曲は"私の予定"(『私』は「わたくし」)は、鈴木俊介アレンジ曲。過去のあやや・カップリング曲にもあったような爽やかなポップチューンといった印象。ただ、それら同様に高水準かというと、実はそこまで素晴らしいとも言い切れない、平均的な出来。アレンジが平坦というか、他の鈴木俊介アレンジと比べると安っぽいんですよね。生楽器が少なくて、打ち込みメインになってしまってる点がそれに拍車を掛けてるんでしょうけど、もうちょっと頑張れなかったのかなぁ‥‥アコギの音色だけが耳に残って、後は全然‥‥聞き流しちゃうんですよ、悪いけど。勿体ないなぁ、メロディは全然悪くないだけに。

  今回のシングルね、最初聴いた時、あんまりパッとしなかったのよ。というのも、"GOOD BYE 夏男"を最初にテレビで聴いた時、殆ど聴き流し状態で真剣に聴く気になれなくて‥‥そのままCD聴いても同じような印象しか受けなくて。けど、日を改めて聴いたらそんなに悪いと感じなかった。で、続けて他のテレビ出演を観たら、更に良く感じた。そして聴き続けるうちに‥‥「悪くないじゃん、むしろイイじゃんか!」ってなっていったという、最近のハロプロ関係では珍しい曲なんですよ。多分、あややのパフォーマンスに圧倒されたというのが真相なんでしょうけど‥‥それにしても、本当にこの子は‥‥やっぱ今回のツアー、行ってみようかなぁ?



▼松浦亜弥『GOOD BYE 夏男』
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投稿: 2003 06 11 12:00 午前 [2003年の作品, ハロー!プロジェクト, 松浦亜弥] | 固定リンク

2003/04/10

松浦亜弥『T・W・O』(2003)

  2003年、ハロー!プロジェクトは年頭からアルバムのリリースラッシュが続きました。その第一弾が松浦亜弥のこのセカンドアルバム「T・W・O」。前作「ファーストKISS」から約1年1ヶ月という比較的短いブランクで発表されたことを考えると、やはり恵まれているというか、今やモーニング娘。以上に稼ぎ頭なのかしら‥‥なんて穿った見方をしてしまいがちですが‥‥リリースから早2ヶ月以上経ったものの、やはりというか何というか、他の皆さんと同様、ファーストと比べて聴く頻度は非常に低いと言わざるを得ません。何故か? その詳しい分析については最後に述べるとして‥‥

  全12曲中、シングルが4曲、ごまっとうのソロバージョンを含めて既発曲が5曲。それ以外の7曲が新曲という、ハロプロの中でも最も恵まれた環境(ちなみに新曲のみでいえば藤本美貴が4曲、後藤真希が4曲、メロン記念日が3曲、そしてモーニング娘。が6曲)。しかし、その贅沢さと内容の出来・不出来に関してはまた別の話。というわけで、他の4組同様、全曲レビューをしながら解説していきたいと思います。


M-1. Yeah!めっちゃホリディ
  '02年5月リリースの通算6枚目のシングル。詳しいレビューはこちらを参照のこと。アルバムの掴みとしては贅沢な1曲でしょう。頭から「あやや」印押しまくり状態。

M-2. The 美学
  '02年9月リリースの通算7枚目のシングル。詳しいレビューはこちらを参照のこと。ここに持ってきましたか‥‥正直4曲目とか7曲目くらいかな?と思ってたんですが。この2連発は結構強烈だなぁ。シングル云々を抜きにして、非常に個性が強すぎ、尚かつ音楽的にてんでバラバラな2曲が並ぶことで、この先一体どんな風になるんだ!?と予断を許さない空気に。

M-3. あなたの彼女
  アルバム用の新曲その1。アレンジャーは高橋諭一。中澤裕子の「東京美人」に通ずるアレンジ‥‥ということで、ナイアガラサウンドを意識したアレンジ。音楽オタクっぽい高橋らしい1曲。アルバムの中でもわりかしファーストに近い雰囲気/作風かも。しかし、そんな中でも「あやや」という個性が強烈に輝いているのはさすが。

M-4. ♡桃色片想い♡
  '02年2月リリースの通算5枚目のシングル。詳しいレビューはこちらを参照のこと。ここまでの4曲中、高橋諭一アレンジが3曲。2曲目で「おおっ!?」となったものの、この時点では比較的安定した色合いを見せていますね。

M-5. ダイアリー
  アルバム用の新曲その2。アレンジャーは酒井ミキオ。アルバムの新曲中、最も好きな曲は?と問われたら、間違いなくこれを挙げるでしょうね。単純に自分が酒井ミキオというシンガーソングライターに興味を持っているというのもあるけど、彼がこれまで手掛けてきたハロプロ・ソングがどれも好きな曲ばかりなんですよ。路線的にはファーストアルバムの延長線上なんだけど、もっと地に足が着いたイメージが。悪い言い方をすれば、前作は「オシャレ過ぎ」なのね。ま、贅沢だわな、そんな言い方。その点この曲の場合、そこまで贅沢でもなく、それでいて安過ぎずという、非常に普通な曲‥‥いい意味でね。如何にもアルバム用といった印象が強いけど、この位置にこういう曲を配置されるとやっぱり安心してしまうんですね。

M-6. SHINE MORE
  アルバム用の新曲その3。アレンジャーは小西貴雄。ラテン調のダンスチューンといったところでしょうか。何ていうか‥‥ここまでくると、逆に安っぽいんですよ。中途半端に打ち込みを使ったり、逆にアコースティック楽器‥‥アコギやパーカッションといった楽器が上手く活かされていないように感じるし。松浦なりに自分のものにしようと試行錯誤した後が節回しに伺えるんですが(とはいっても、それを考え指導するのはつんく♂でしょうけど)‥‥ちょっと空回りしてる感が。こういうダンスチューンに仕上げないで、それこそアコースティック楽器のみの、もっと落ち着いたアレンジにしてしまえば、松浦の歌い方も違ったものになっただろうし、何よりも彼女の声質に合っていたと思うんですが‥‥ちょっと残念な1曲。

M-7. SHALL WE LOVE?(松浦Version)
  '02年11月に「ごまっとう」がリリースした同名シングルの、松浦ソロバージョン。当然アレンジは全く変わっていて、ここでは鈴木Daichi秀行が担当。原曲よりも更に下世話なアレンジといった印象‥‥やはりAKIRAのアレンジって、ギリギリの一線を越えてないから素晴らしいんですよね。結局、松浦・藤本・後藤の各ソロバージョンでは、完全に違ったアレンジで勝負した藤本の一人勝ちといったところでしょうか。後藤の持ち歌というイメージが強いんで、やっぱり松浦ひとりで歌われても、ちょっと‥‥というか、こういうチキチキしたダンスチューンって彼女に合ってないよね、残念ながら。

M-8. From That Sky~替え玉は硬メンで~
  アルバム用の新曲その4。アレンジャーは鈴木俊介。イントロでのマウスワウを使ったギターを聴いた瞬間、誰もが思うことでしょう‥‥これってBON JOVIじゃねぇか!?と。明らかに "Livin' On A Prayer" からアイディアを拝借したアレンジ。ドラムのちょっとした叩き方やシンセの音色・フレーズ、そしてギターソロからもそれを感じ取ることができます。ハロプロ初のハードロックナンバーってとこでしょうか?(そして初のメタルは藤本の "涙GIRL")タイトルと歌詞の内容とのチグハグさをいろいろなところで指摘されているので、ここでは割愛。こうやって改めてつんく♂のメロディをハードロック調演奏に載せてみると‥‥まるでEARTHSHAKERじゃねぇか‥‥という気がしないでも。要するに演歌なんですよね。ま、そういう点ではBON JOVIにも通ずるものがありますが。これはこれで面白いと思います。

M-9. デート日和
  アルバム用の新曲その5。アレンジャーは高橋諭一。イントロのギターフレーズを聴いて、きっと誰もが思うことでしょう(ってまたかよ)‥‥これってCHEAP TRICKじゃねぇか!?と。しかも "I Want You To Want Me" のライヴ・バージョンまんまのアレンジ。そこに同じCHEAP TRICKがカバーした "Don't Be Cruel"(エルビス・プレスリーのカバー)風のフレーズやコーラス‥‥ロカビリー調ね‥‥が飛び込んできたり、また松浦の歌い方もまんまプレスリー調だったりで、なかなか面白い1曲。とうとうパワーポップにまで手を出したか‥‥と思ったりして。アルバム内でも1、2を争う出来だと思います。

M-10. 草原の人
  '02年12月リリースの通算8枚目となるシングル曲。詳しいレビューはこちらを参照のこと。この曲がアルバムに入ると知った時、一番のネックが曲順‥‥つまり、この曲の配置だろうな、と思ってました。実際にこうやって10曲目という、終盤に入ることで‥‥まぁ安泰かな、と。というか、逆にここ以外の場所はやっぱりマイナスに働いちゃうんだろうな、と思いますね。6曲目でも、12曲目でもダメ。いっそ入れないのが一番なんですが(ミュージカルのサントラも出たわけだしね)、結局バラードらしいバラードって今回少ないので、これはこれでいいアクセントになったのでは?

M-11. ナビが壊れた王子様(LOVE CHANCE)
  アルバム用の新曲その6。アレンジャーは小西貴雄。正直‥‥ガッカリな1曲。つうかこれ、アニソンじゃねぇか!?っていうね。前半が比較的いい流れ/クオリティーだと感じていたのに、中盤の似非ダンスチューン2曲にちょっと凹んで、"From That Sky~替え玉は硬メンで~"から"デート日和"で持ち返し、"草原の人"で小休止し、さぁラスト2曲‥‥っていう大事なポジションに、こんな曲を‥‥アレンジ次第ではもっと印象が変わったはずなのに。個人的には小西氏のアレンジって苦手なんですよね。この安っぽい打ち込みサウンドが。ミニモニ。くらいまでいっちゃうと逆に爽快なんですが、何かね‥‥うん。ダメでした。

M-12. 元彼
  アルバムラストを飾る新曲その7は、アレンジャーに河野伸を迎えたメロディアスなバラード風。みんなどうしてもファーストと比べてしまうだろうけど、やはりセカンドは全くの別物であって、そういう点からすれば俺はこの曲をラストに持ってきたことは決して間違ってないと思うし、つうかこの曲で終わるしかないじゃないか、そういうアルバムじゃないかこれは!?って思うんですが‥‥どうでしょう? けど‥‥そうはいいながらも、やっぱり詰めが甘いかなぁという気も。アレンジ次第では、もっと感動的な曲になれたはず。でも‥‥悪い曲ではないのよ。うん、むしろ好きな方ですね。


◎総評
  新曲に対してかなりネガなことを書いているんで、読んでる途中で気づかれたと思いますが‥‥そう、ファースト程は好きではないかな、と。曲のクオリティ云々もあるんですが‥‥それ以上にですね、クセが強いんですよ、楽曲にしろ、松浦の個性にしろ。

  何故「ファーストKISS」が名盤とされているのに、このアルバムは評判がそこまで良くないのか。それはアルバム制作の段階における「コンセプトの違い」でしょうね。ファーストは「松浦亜弥というシンガーをプロデューサー/アレンジャーが料理する」作品だったのに対し、このセカンドは「つんく♂やアレンジャーが用意したてんでバラバラな楽曲群を松浦亜弥が料理する」作品なんですよね。もうスタート時点から全く逆。ファーストはとにかく松浦亜弥を印象づけるために、とにかく完成度に拘った。その分、必要以上に丁寧に感じる部分もあった。しかし、今回は既に完成されてしまった「あやや」というパブリックイメージを増長させるためのブースターである、と。楽曲の出来にバラツキがあったりアレンジの完成度がまちまちだったりするけど、それを「あやや」が歌うことによって強引に聴けるモノにしてしまう。そういう意味では非常に暴力的で、ある種ロック的と言えなくもないです。

  しかし、そうはいってもファンの多くは「ファーストKISS」のような「完全無欠の名盤」を期待していたわけで、そういう点からすればこのセカンドは駄作なのかもしれませんね。ま、駄作というのは少々言い過ぎですが。けど、俺はこれはこれで受け入れたいと思います。DEEP PURPLEが「MACHINE HEAD」の後に「WHO DO WE THINK WE ARE」を出したようなもんだ、QUEENが「THE GAME」の後に「HOT SPACE」を作ったようなもんだと解釈しています‥‥ってことは「やっぱり駄作じゃん!」って突っ込まれそうですが、俺がそれら後者のアルバムを好きだということですよ、前者よりも。



▼松浦亜弥『T・W・O』
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投稿: 2003 04 10 12:00 午前 [2003年の作品, ハロー!プロジェクト, 松浦亜弥] | 固定リンク

2003/03/12

松浦亜弥『ね~え?』(2003)

  あやや2003年1発目のシングルは、年頭からテレビCMとして大量露出してた(らしい。俺は殆ど見かけなかったけど)楽曲。昨年の「♡桃色片想い♡」同様、某化粧品メーカーの新製品シャンプーのCMタイアップ。今回はそういった露出面のみではなく、楽曲そのものに対して新たなテコ入れが行われています。それは‥‥もう皆さんご存じの通り、タイトルチューン"ね~え?"のアレンジャーが元PIZZICATO FIVEの小西康陽という点でしょう。

  今回の楽曲に関しては昨年末から噂だけが先行していたんですが、いざ情報が解禁になると今度は「‥‥ホントに小西氏がやるの!?」という疑問の声が聞こえてくる始末。けどね、小西氏といえばこれまでも結構な数のアイドルソングを手掛けてきてるんですよね。代表的なところでは慎吾ママとか深田恭子辺りでしょうか‥‥って俺、それくらいしか知らないわ。反省(小西康陽ワークスについてはピロスエさんのサイトの「小西康陽ディスコグラフィ」を参考にしてもらうと手っ取り早いと思います)。

  さてさて、その楽曲なのですが‥‥確かに一聴してすぐに小西氏の手掛けた作品だと認識できる作風ですよね。ピチカートに疎い人でも小西氏がどんなサウンドを手掛けるかという大体の想像はつくと思うのですが、それをそのまま表現したかのようなサウンドプロダクションですし、つんく♂の書くメロディ自体はこれまでと何ら変わらないのに、いざこのアレンジに乗ってしまうともはや「作曲まで小西氏?」という錯覚に陥ってしまいそうになるんですね。不思議です。結局、どれだけ惰性で作ったメロディでも、アレンジ次第でどうにでもなってしまうってことですかね?(いえいえ、決して今回の楽曲がやっつけ仕事で作ったメロだと思いませんけどね)

  ただ、アレンジが最高に素晴らしいお膳立てをしてもらったにも関わらず、肝心のメロディが‥‥Bメロがメロン記念日「赤いフリージア」のそれとほぼ同じという‥‥いや、それに気づく前は結構「めっちゃくちゃのキラーチューンじゃねぇか!」とか張り切ってたんですがねぇ‥‥ちょっとしらけムードですね、俺の中で。

  けど、これまでのつんく♂ワークスを考えてみれば、こんなの当たり前というか、日常茶飯事ですしね‥‥って自分に言い聞かせてどうする俺。

  サビはホント素晴らしいと思いますよ。あとAメロの気怠さとか。そして何より、松浦のパフォーマンスですね。テレビで観た感じではまだ歌いこなすにはちょっと時間がかかるかな、といった印象を得ましたが(一部の番組では既に完璧なパフォーマンスを披露してましたが、やっぱりムラあり)、これを完全に自分のモノにしちまったら‥‥ホント怖い存在だ、この人。

  あえてこれを駄曲とは呼びませんが、やっぱりメロディに関しては75点、いや、オマケして80点として、残りの20点を上手いことアレンジで埋め合わせしてますね。俺、こういう手法もありだと思いますよ。けど、どうせならメロディもアレンジも100点な完全無欠の名曲を松浦に歌って欲しいですね。今回みたいなパターンだとファンは喜ぶけど、普通の方々にはクセが強すぎるんじゃないかなぁ、という気がするんですが(特に歌詞が)。そういう意味ではこの楽曲、既に「アイドル・ポップス」というジャンルすら超越して、「松浦亜弥」というひとつのジャンルを築いてしまったかのような錯覚すらしてしまいます。何だかんだいって、やはり恐るべしあやや。

  一方、カップリング曲"女の友情問題"にはお馴染み鈴木俊介がアレンジャーとして関わってます。カントリー&ウェスタン調の楽曲ということで、同じ鈴木俊介アレンジのタンポポ "やるときゃやらなきゃ女の子" とイメージがダブりますね。ただ、タンポポの方がもっとロック色が強かったように感じます(歌が弱い分、バックトラックでカバーといった印象)。逆に今回の場合は、松浦の声が完全に前に出ていて、バックトラックはそれを邪魔しないように、丸みのある音色で演奏されています。歌詞の方はもうタイトル通りなんですが‥‥恐らくこれ、松浦と藤本美貴とのことを題材にしてるんじゃないか?と邪推できる内容でして。ま、アイディアとして戴いたといった程度で、殆どがフィクションなんでしょうけど。これまでもつんく♂の歌詞には、歌い手のちょっとしたエピソードを挿入するという手法は何度かあったので、多分これもそうなんでしょうね。いや、そういう気がします。

  松浦のシングルではここ2作ほどタイトルトラックよりもカップリング曲の方が優れてる、なんて声をよく耳にしましたが(実際、俺もその意見にはほぼ同意。ただやはり、メジャー感という意味ではタイトルトラックの方が勝ってると思いますが)、今回は完全にタイトルトラックのひとり勝ちって感じですか。メロディの使い回し疑惑は拭えませんが、それでも一聴して「いい曲」だと思いましたし、その気持ちは今も変わってません(テンションダウンは否めませんが)。

  この曲でいよいよ念願の1位獲得か!?と騒がれていましたが(ちなみに松浦、これまで一度として1位を取ったことがありません。「ごまっとう」では1位でしたが、ソロではシングルも5作連続2位止まり、アルバムも2枚共2位なんですよねぇ)、残念ながら無理そうです(モンスターシングル、SMAP「世界にひとつだけの花」がいるもんなぁ)。下手したらトップ3入りも厳しそうですね‥‥セールス的には10万枚前後なんでしょうけど、SMAPとかバンプとか、訳の判らないI WISHとかがいるからねぇ‥‥こうなったら、息の長いヒットを期待します。



▼松浦亜弥『ね~え?』
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投稿: 2003 03 12 12:00 午前 [2003年の作品, ハロー!プロジェクト, 松浦亜弥] | 固定リンク

2003/02/02

「Hello! Project 2003 Winter ~楽しんじゃってます~」@横浜アリーナ(2003年1月26日 朝公演)

  ぶっちゃけ、ハロコンなんてもういいよ‥‥というネガな気持ちが強かったのね、観る前は。だって、これだけソロコンサート‥‥モーニング娘。だけでなく松浦亜弥、更には藤本美貴や後藤真希、メロン記念日までもがツアーを行うようになった今、そこに意味を見出せなくなってたのよ。けど、よくよく考えると「ごまっとう」なんてここでしか観れないし、今やタンポポなんて娘。コンでは観れないしね(柴田のみメロン記念日なので、事実上無理)。キッズとかどうでもいい童謡とか聴く為に行くんじゃなくて、俺はそういった付加要素の為に1万円近くも払って行くんだ、と自分に言い聞かせて行ってきましたよ。

  そうそう、そのチケット代が6,300円から8,400円に値上がりしたことも、行く気が失せた理由のひとつなのね。ファンクラブなら7,350円なんだけど、普通は一般購入するわけでしょ、「ぴあ」とかで。やってる音楽自体が完全に小学生向けにシフトチェンジしつつあるのに、取る金額は普通の子持ちの親にも厳しい金額に値上げされて、対応出来るのは金持ってるサラリーマンくらいになってるし‥‥この矛盾が昨年末辺りから常々自分の中で「?」となってたわけ。だから当初、このハロコンもファンクラブではチケット取らなかったし(たまたま、以前ごっちん卒業ライヴのチケットを譲ってくれた人が定価でいい席を譲ってくれたので行くことにしたんだけど‥‥)。

  そういうわけで、1年前とは俺とハロプロの向いてる方向が完全に違った方を向いていたりするんですが、それでも行ってきましたよ。今回はセンター席の5列目という素晴らしいポジションで観ることができました。実際には更にその前にもう3~4席席があるので、実際には8列目程度といったところでしょうか。残念ながらまた向かって左側‥‥「ホイッ!」ポジションではありませんでした(何時になったら右側行けるんだよ!?)。ホント、真ん中より右に行ったことないんだよねぇ‥‥

●会場暗転

  既にサイリウムも買わないようになってるし俺。で、腕組みして「じっくり観させてもらうよ」と、ちょっと意地悪な態度でライヴに臨んだわけです。オープニングのCGは今回F1をテーマにしたものなんだけど‥‥ちゃっちぃ絵だな、これ。

  フィルムが終わると、袖から今回のMCである加藤紀子とまことが登場。まことは一昨年もハロコンMCをやってたようだけど、加藤紀子は今回が初。ま、事務所の先輩ってこともあるし、仕事も選べる程ないからこういうことになったんだろうけど‥‥なんか最初っから気まずい空気。

●娘。+キッズ+ごっちん

  大失敗に終わった映画「仔犬ダンの物語」主題歌である"がんばっちゃえ!"を総勢27人で熱唱(キッズは本来15人だけど、ひとりインフルエンザで欠席だそうです‥‥小学校かよ!?)。ごっちんを含む娘。13人の姿ってのが、まだ全然違和感なく観れるのが、ちょっと‥‥ここで違和感を感じさせるくらい「今のモーニング娘。」の威厳を感じさせて欲しかったなぁ。ま、曲がそういう曲じゃないから仕方ないか。個人的にはカップリングの"HEY!未来"の方が断然好きなんだけど、まぁあっちは娘。単体の曲なのでしょうがないか‥‥

●童謡

  この後のユニットに被らないメンツのみが残り、童謡"春がきた"を歌う‥‥んだけど、これ、どこからどう聴いても口パクだよね!? そうか‥‥去年のも全部口パクだったのか‥‥がっかり。特筆すべき点、特になし。

●ゆきどん

  前田有紀がメドレーで"よさこい節"と"東京宵待草。"を歌う。後者は既に何度も聴いてる曲なので、普通に口ずさめる自分にちょっと驚きつつ、目だけはステージ両サイドの娘。メンバーを追ってるし。なっちと裕ちゃんが、何かバカっぽい動きを一緒にやってたのが楽しそうでよかったです、まる。

●ごまっとう

  やっぱりこの3人が並ぶと豪華だね。テレビで観た時よりも、更に歌えてたように感じました。特にあやや、昨年秋頃からちょっと歌声に翳りを感じてたんですが、この日は完全に復調してました。伸びもよかったし。けど、やっぱりこの曲はごっちんの独断場といった感じ。ミキティも頑張ってたけどね。ダンス的にもごっちんの方が一枚も二枚も上手だし。

●タンポポ

  もはや娘。コンでは観ることの出来ない新生タンポポ。"BE HAPPY 恋のやじろべえ"を披露。テレビで歌ってた時よりも、歌もパフォーマンスも貫禄が出てきたかな。特に新垣と紺野が。梨華ちゃんも余裕が感じられるようになったし、柴田もメロンの時以上に落ち着いた印象を受けました。今後はもう、正月と夏の年2回しか観れないんだろうな、タンポポも‥‥

●プッチモニ

  未だリリースが確定しない新生プッチモニ。その、ハロコンでしか聴けない未発表の新曲"WOW WOW WOW"は小川をセンターに置いた、如何にも鈴木Daichiらしいデジタル・スカコア調。"ここにいるぜぇ!"の流れを組む曲なんだけど、こっちの方がもっと小粒な感じ。やっぱり「プッチ」だから? 最近のつんく♂らしい、大味なメロで逆に耳に馴染みやすくて好印象かも。小川といい、アヤカといい、そして更に巨大化したよっすぃーといい(泣)、いいパフォーマンスしてました。"ちょこっとLOVE"じゃなくてよかった。

●裕ちゃん

  メロンやミキティを含んだメンツでのMCの後、裕ちゃんの"東京美人"へ。さすがツアーを経験しただけあって、歌にも安定感が増したような。朝イチの公演の割りにはみんな声が出てたよなあ、この日は。夏ハロコンではあやや+ミキティが妖しいダンスをして話題でしたが、今回はカントリー娘。のふたりが同じ役回りを。なんかこのふたりが同じことをやると、笑っちゃうんですが‥‥俺だけ?

●ミキティー

  話題の新曲"ブギートレイン'03"初披露。既にラジオやもせで聴いてはいたけど、かなりステージ映えする1曲。アルバムでもトップを飾る曲らしく、恐らくソロライヴでもそうなんだろうなぁ。バックにはキッズ4人を従えて、ごっちん"手を握って歩きたい"を更に激しくしたようなダンスを披露。曲の慌ただしさに合った、非常に凝ったダンスで楽しませてくれました。そしてそれ以上に、かなり難易度の高いメロディをしっかり歌いこなしていたミキティに拍手。モーニング娘。入りが発表され、更に気合いが入ってるだろうところにこの曲。マジで気を抜いてたらヤバイぞ、12人娘。達よ‥‥

●メロソ

  既に名曲の仲間入りな新曲"赤いフリージア"を歌う。ミキティの新曲といい、メロンの新曲といい、ここにきてつんく♂、いい仕事してるんじゃないの?と実感。けど‥‥これらって今までだったら逆だよね?(詳しくは「赤いフリージア」レビューを参照のこと)村田さんのダンスは何時観てもカッコイイなぁ‥‥見て飽きないのは、村田さんとマサオね。柴田は可愛くて目が離せないし、斎藤さんは‥‥いろんな意味で目が離せない(笑)このバランス感覚こそが「メロン記念日」なり。

●再び童謡

  先日出た、オリジナル曲の童謡集から"パイナップルパラダイス"を稲葉・あやや・なっち・かおりん・圭ちゃんのメンツで歌う。けど‥‥あれっ、かおりんだけソロがなかったような気が‥‥(泣)楽曲に関しては特に言うべきこと、なし。多分買ってまで聴かないと思います(この日、ライヴ前のSEには常にこの童謡アルバムが流れてましたが、ピンとくる曲は1曲もありませんでしたし)。

●ハワイの方々

  ‥‥もう、痛々しいよ。「プッチベスト3」に入ってた"Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~"のハワイアンバージョンを披露。ここでこの曲を歌うってことは、娘。は歌わないってことか‥‥残念。語るべき点!? そうさな‥‥メロンやミキティのフラダンスくらい、かな?

●カン梨華

  "BYE BYE 最後の夜"を歌う。テレビでは散々な歌だったけど、多少は聴けるようになったかも。しかし、歌が一番安定してるのが、あさみだってのもなぁ‥‥で、我らが梨華っちですが‥‥小憎らしい程に可愛かったです(苦笑)

●ミニモニ。

  ミカを除く3人がステージ上に登場し、小芝居を延々と繰り返す。ノリとしては「ハロモニ」のあのノリ。ま、辻加護の独壇場といったところでしょうか。着替えの済んだミカが最後に登場して、テレビでも歌われたことのない新曲"お菓子作っておっかすぃ~"を披露。これ、ホントいい曲だと思うんですけど‥‥ここんところ連続して出たミニモニ。やミニハムず。の曲、どれも良かっただけに‥‥ちゃんと買って聴いてみようかしら? けど、基本的に口パクってのもねぇ‥‥どうかと思うけど。

●アイドルモンスター

  すんげぇ、10月に観た時よりも更にデカくなってた! つうか、ホントどこまでデカくなるんだよ、この子は‥‥喉の調子も完全に元通り‥‥つうか、更に伸びが良くなってるし。テレビではイマイチだった"草原の人"も、気持ちよさそうに伸び伸びと歌ってるし、"Yeah!めっちゃホリディ"も、そして"The 美学"もホント素晴らしかった。今や、ミニモニ。や娘。本体よりも客のリアクションがデカかったんじゃないの実際? もうハロプロは「モーニング娘。率いる~」って時代じゃないんだな、マジで‥‥

●ごっちん

  娘。勢揃いのMCの後、いよいよごっちんの登場。ソロとなって初のハロコン。どんな感じになってるのか‥‥っていうか、俺的にも9月に同じ横アリで卒業を見届けて以来のごっちんなので、不安と期待が入り交じった心境だったのですが‥‥安心した。そう、歌に関しては安心。昨年発表されたソロシングル3曲を歌ったのだけど、やっぱり"手を握って歩きたい"の静かになるパートは何度聴いてもウルッとくるし(しかもそのバックで5期メンが踊られた日にゃ、否が応でも泣きそうになるってば)、散々な出来の"サン・トワ・マミー"でさえも完全に自分のモノにしちまってるし。これで「あと一発」があれば‥‥あややの後ってのも、完全に分が悪すぎるよ。

●モーニング娘。

  ごっちんにアナウンスされて登場する娘。ってのも、何か変な感じ。オープニングはあのイントロが延々と流れるんだけど‥‥そう、"ここにいるぜぇ!"ね。アルバムが出る時は、是非こっちのバージョンで入れて欲しいな。

  この日歌ったのはその他"Do it! Now"、"ザ☆ピ~ス!"、"I WISH"、そして"そうだ!We're ALIVE"なんだけど‥‥なんかね、もっと貫禄とか感じさせてくれてもいいはずなんだけど、もの凄い必死さみたいな空気が感じられたのね。1曲目の曲調がそういうのだってのもあるんだけど、昨年9月に観た"Do it! Now"や"ザ☆ピ~ス!"とは別物に感じられたのよ。そりゃ、ごっちんのパートを他のメンバーが歌ってるってのも大いに関係してるとは思うんだけど‥‥俺の解釈だけど、結局モーニング娘。ってのは、「勝者」でも「SURVIVOR」でもなくて、常に「CHALLENGER」なんだなぁ、と。特に今年に入ってからの彼女達には試練が与えられっぱなし、ミキティ加入だとか6期メンだとか「さくら組」「おとめ組」分裂だのさ‥‥13人時代が「巨大化する為の安定期」だったこともあって、この変化の時期ってのはもうガムシャラに突き進むしかないのかなぁ、と。そういう空気感を歌やパフォーマンスから何となく感じ取りました。年末年始のテレビ出演で「気ぃ抜いてんじゃねぇよ!(怒)」ってずっと思ってただけに、ちょっとここで印象が変わりました。だからこそ、「ひょっこりひょうたん島」はないんじゃねぇの!?‥‥と思うんですけどねぇ。

●ハロプロ勢揃い

  最後にキッズを除く全員がステージ上に登場。全員で"恋愛レボリューション21"を歌うんですが‥‥娘。のすぐそばに裕ちゃんとごっちんが並んでいるんですね。で、俺としては裕ちゃん在籍時を生で見たことないわけですよ。それこそ、ここで疑似体験してしまうというボーナスを貰ったような錯覚に陥ってしまいました。裕ちゃん、もう踊れないよ、とかラジオで言ってたと思うんですが、レッスンの甲斐もあってか、昔程のキレはないものの、ちゃんと見事に踊ってました。しかも隣にはついこないだまで同じ場所でこの曲を踊ってたごっちんの姿も‥‥途中、ふたりが顔を合わせる瞬間があったんですが、すっげー満面の笑顔で裕ちゃんとごっちんが見つめ合うわけですよ‥‥もうね、これ観れただけで俺的には8,400円払った甲斐があったなぁ、と。この一瞬の場面だけで元は取った、と。そう思えたわけです。それ以外はもう、どうでもいいや‥‥ってほどに‥‥あれっ、これって後ろ向きですか?

●総括

  夏ハロコンが90分程度の内容だったのに反し、今回はキッチリ2時間やりました。去年の正月もそうだったので、毎年正月ハロコンは長めなのかもしれませんね。それに披露すべき新曲が沢山あったわけだし。結構周りの人が「夏が嘘のよう、今回はホント良かった」と言ってた意味が、よく判りました。うん、ホントに楽しかったし、いいライヴだと思いましたよ。ただ、値段に見合った内容だったかは正直謎ですけどね。

  夏ハロコン以降‥‥「7・31」事変以降に卒業したメンバーが3人(平家みちよ、りんね、石井リカ)もいるのでシャッフルユニットを披露する事が不可能になった事が幸いし、結果としては童謡は残ったもののかなりバラエティ豊かな内容だったとは思います。あやや、ごっちんが3曲も与えられてた点やタンポポ、ごまっとうというハロコンでしか観れないユニットが既にある点等、それなりのお得感なのですが‥‥満腹までいかないんですよね。それは各ユニットのソロコンサートで満たすしかないのかなぁ。

  今秋のモーニング娘。分裂発表後、もう圭ちゃんが抜けた後の15人娘。が揃うのはハロコンのみってことらしく、こうなるとやはりハロコンの重要性ってのがそれなりに意味を持ってくると思うんですが‥‥なんか疑問が残るんだよなぁ‥‥「人数が多くなりすぎて、小さいハコで出来なくなった」から分裂、みたいな理由があったと思うけど、正月ハロコンって基本的に中規模のハコじゃない? なのにその時くらいしか15人揃わないってのも‥‥ってことは、今後は正月ハロコンも夏ハロコン同様、アリーナクラスで興行するってことなんですかね? 何にせよ‥‥今年の夏以降は様子を見てから行くか行かないかを決めたいと思います。ま、個人的には単体のソロコンサートの方が存分に楽しめると思うんですけどねぇ‥‥

  あぁ‥‥どこでどうボタンを掛け間違ったのか。なんで純粋に楽しめなくなっちゃったんでしょうねぇ‥‥。


[SETLIST]
  [OPENING MOVIE]
01. がんばっちゃえ! [モーニング娘。とハロー!プロジェクト・キッズ+後藤真希]
02. 春が来た [飯田・安倍・保田・矢口・辻・加護・高橋・中澤・前田・村田・斉藤・大谷・ミカ・カ娘。]
03. メドレー:よさこい節 ~ 東京宵待草。 [前田有紀]
  [MC]
04. SHALL WE LOVE? [ごまっとう]
05. BE HAPPY 恋のやじろべえ [タンポポ]
06. WOW WOW WOW [プッチモニ]
  [MC]
07. 東京美人 [中澤裕子](カ娘。がバックダンサー)
08. ブギートレイン'03 [藤本美貴]
09. 赤いフリージア [メロン記念日]
  [MC]
10. パイナップルパラダイス [安倍・飯田・保田・松浦・稲葉]
11. Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~(ハワイアンVer) [ココナッツ娘。]
12. BYE BYE 最後の夜 [カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)]
  [MC]
13. お菓子作っておっかすぃ~ [ミニモニ。]
14. 草原の人 [松浦亜弥]
15. Yeah!めっちゃホリディ [松浦亜弥]
16. The 美学 [松浦亜弥]
  [MC]
17. やる気!IT'S EASY [後藤真希](メロン記念日がバックダンサー)
18. 手を握って歩きたい [後藤真希](5期メンがバックダンサー)
19. サン・トワ・マミー [後藤真希]
20. ここにいるぜぇ! [モーニング娘。]
21. Do it Now! [モーニング娘。]
  [MC]
22. ザ☆ピース! [モーニング娘。]
23. I WISH [モーニング娘。]
24. そうだ!We're ALIVE [モーニング娘。]
  [ENCORE]
25. 恋愛レボリューション21 [全員]


▼ハロー!プロジェクト『プッチベスト3』
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投稿: 2003 02 02 02:14 午前 [2003年のライブ, Berryz工房, ℃-ute, カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。), タンポポ, ハロー!プロジェクト, プッチモニ, ミニモニ。, メロン記念日, モーニング娘。, 中澤裕子, 後藤真希, 松浦亜弥, 藤本美貴] | 固定リンク

2002/12/29

松浦亜弥『草原の人』(2002)

  完全に異色作ですね。前のシングルのところで「もう普遍的な曲から脱却して、もっとひねくれた曲を歌って欲しい」と書いた後でリリースされたのが、この"草原の人"という曲。バラードらしいバラードという意味では初の試み、しかもセリフ入り。更に作詞が加藤和枝‥‥美空ひばりが残した詞を使ってつんく♂が作曲したという、話題の1曲。これはそのひばりさんが残した詞を元に作られた同名のミュージカルの主題歌となる曲で、アレンジを前作同様、鈴木Daichi秀行が、ストリングスアレンジを弦一徹が担当(娘。「ここにいるぜぇ!」と同じメンツですね)。俺の思惑とは裏腹に、あややはどんどんスタンダードな方向へ進んで行くのでしょうか‥‥ただ、残された歌詞を元に作曲したためか、これまでのつんく♂楽曲と比べればサラッとした淡泊な印象を受けますね。基本的にはAメロとBメロのみの構成で、これってバラードだからよかったものの‥‥うまいことセリフで誤魔化してる感もありますし。いや、決して悪い曲じゃないですよ、ただ、あややにしては平凡な曲だなぁと。まぁこれはあくまでもミュージカル用の曲ってことで割り切って聴けばいいんでしょうけど、世間はそう思うはずもなく、あくまで「あややの新曲」として受け入れてるわけで。評価が難しい1曲ですよね。

  カップリング曲はジャジーな空気感を持った"YOKOHAMA SING A SONG"。お馴染み高橋諭一がアレンジ。スイングジャズ的アレンジで、確かにこういう曲はいままであやや、歌ってないだけに新鮮ですね。「普遍的な曲から脱却して」と書きましたが、こういう一般的でない曲(=アイドルポップから外れたメロ/アレンジを持った曲)なら俺、大歓迎なんですよ。これまでもハロプロ関係ではジャズ的要素を持ったアレンジ曲って何曲かあるんですが、俺、それら全部好きなんですよね。昨年辺りからEGO-WRAPPIN'等が人気を得てますが、その辺を狙ったアレンジなのか、それともこれもミュージカル用の楽曲なのか‥‥確かにミュージカル用と考えると、そう聞こえなくもないですが‥‥うん、こういうあややもいいですね。

  やっぱり今後のあややに望むのは、「アイドル界のE.YAZAWA」として、もっと幅広い音楽に挑戦して欲しいんですよね。それこそ‥‥ハロプロがまだ手をつけてない「ビジュアル系」や「ハードコア/スラッシュ」、あるいは「ヘヴィメタル」等といったジャンル。そういうアレンジを持ったポップソング(そう、あくまでポップソングね)を作れるだけの技量が今のつんく♂にあるのかは甚だ疑問ですが、やっぱりもっと爆裂したあややを見たいですね。

‥‥なんて思ってるのは俺だけでしょうね、きっと。



▼松浦亜弥『草原の人』
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投稿: 2002 12 29 06:55 午後 [2002年の作品, ハロー!プロジェクト, 松浦亜弥] | 固定リンク

松浦亜弥『The 美学』(2002)

  あややの衣装からヘソ出しが消えたことでお馴染み、"The 美学"です。アレンジにはあややでは初登場の鈴木Daichi秀行。トランペットといった生ブラスも登場しますが、基本的にはDaichi氏による打ち込みが主体のアレンジ。曲調から郷ひろみの「GOLD FINGER '99」の悪ノリ・オマージュと取られがちですが、俺は最初に聴いた時、そっちよりも米米クラブの「SHAKE HIP!」を思い浮かべたのですが‥‥ま、早い話がマイナー調のラテンポップということですね。今更ヒロミ・ゴーを‥‥なんてみんな思ったでしょうけど、俺はそういうわけで「おお、今ここで米米ですか!? ナイアガラの次は米米かぁ‥‥'80年代のJ-POPをなぞってるのかね」なんて思ってひとり納得してたわけですよ。

  で、この曲。俺は人が言う程悪いとは思ってないんですよ。ま、楽曲全体のクオリティを考えれば、そりゃこれまでのシングル曲よりは劣ると思うんですが、これって結局秋ツアーのオープニング用に作られた、勢いのいいアップテンポの曲ってだけなんじゃないですかね? いや、実際ライヴでは1曲目でしたが、ライヴ観る前から「これって絶対にライヴ向けに作られた曲だよな」って思ってたもん。春ツアー以降、新曲は"Yeah!めっちゃホリディ"からの2曲しかないわけで、それこそやり尽くした感がある中での40数本ですよ。オープニングまで前回と同じだったら‥‥ねぇ? こういうロック調(いや、ロック調ではないな)のアッパーチューンがどうしても必要ってことで、考えに考えた末出来た1曲のような気が‥‥いや、そこまで考えてないかもね、きっと。とにかく、ライヴで聴くと更にカッコよさが増す1曲ですね。考えてみると、今年に入ってリリースされたシングル曲、ここまでの3枚って結局ライヴをある程度想定して作られてるような気がしますね。その辺が去年リリースされた「完璧なポップソング」との大きな違いなのではないでしょうか?(つまり、制作過程の段階でのコンセプトが違っている、と。だからってクオリティー下げてもいいとは言いませんが)

  一方、カップリング"I know"は初期の娘。関係でお馴染みの河野伸がアレンジ。彼らしい煌びやかなポップチューンに仕上がっていて、過去彼が手掛けてきた楽曲‥‥「真夏の光線」や「夏の夜はデインジャー!」といった、夏に聴きたくなるようなブラス主体の1曲。ファンの間でもかなり評価の高い曲みたいですね。うん、確かにここ数枚のカップリング曲の中ではかなりクオリティの高い曲。ライヴでも中盤の山場となるパートで歌われる1曲。ただ‥‥周りの声とは裏腹に、俺的には「今更あややがこういう曲をやらなくても‥‥他のユニット‥‥メロンとかミキティとかにあげてもよかったのに」なんて思いもあるんですよね。こういうオーソドックスなポップチューンから一歩踏み込んだ、もっとひねくれた曲を彼女には歌って欲しいな、と勝手に思ってるんですよ。だから俺の中でのこの曲の総合評価って周り程高くはないんですね。ファーストアルバムや「FOLK SONGS 2」でそういう普遍的なポップスを歌ってきた彼女、そこに留まることなくもっと先に進んで欲しいなという気持ちが強いんですね。俺的にここ数枚のシングル曲を楽しめたというのは、そういう気持ちもあるからなんでしょうね。ま、だからといって何時までもキワモノ的アイドルポップを歌い続けて欲しいとは思いませんが‥‥

  何だかんだいいながらも、俺はこのシングルの2曲も今年後半、通してよく聴きましたよ。



▼松浦亜弥『The 美学』
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投稿: 2002 12 29 06:53 午後 [2002年の作品, ハロー!プロジェクト, 松浦亜弥] | 固定リンク

松浦亜弥『Yeah!めっちゃホリディ』(2002)

  前作から3ヶ月強でリリースされた6枚目のシングル。タイトル曲"Yeah!めっちゃホリディ"は前作同様、高橋諭一アレンジで、ストリングスアレンジのみ村山達哉が担当(アルバムにも参加していた人ですね)。前作の延長線上にあるといえる、キワモノ的アイドルポップの極みがこれでしょう。音楽的にも非常に興味深いアレンジをしていて、まず聴いて多くの人が思い浮かべるのが、ナイアガラ・サウンドでしょう。小林旭を彷彿させるAメロでの歌いっぷりや、「すんげぇ」といった表現&歌い方、サビでのアレンジ等、 大滝詠一の楽曲的な表現がふんだんに使われています。これは高橋諭一というよりもつんく♂なりのリスペクトなのでしょうか? 個人的にはこの曲があややのシングル関係では一番好きですね。

  当然、単なる 大滝詠一リスペクトには終わっておらず、Bメロ~サビという如何にもなアイドルポップ感、つんく♂らしさ炸裂の「i@yume../(アイ・ユメ・ドット・ドット・スラッシュ)」等のフレーズにも冴えを感じさせます。初春以降の「つんく♂低調気味」といった空気からこの曲も同じような色眼鏡で見てしまいがちですが、間違いなくこれは過去のあややソングスと比べても聴き劣りすることのない楽曲だと思います。

  カップリング曲はReiji Matsumotoによる"つまんないよ…"。前のシングルc/w曲"遠距離の恋愛"に似たタイプの曲ですが、あっちがアコースティック基調なのに対し、こっちは打ち込み主体になっている違いがあります。R&B的アレンジですが、その後連発される「つんく♂流R&B」と比べれば全然それっぽくなく、もっと聴き応えのある「唄主体」アレンジになっています。ま、悪い曲じゃないけど、過去の楽曲と比べるとどうしても‥‥という気が。ボコーダー使ったりそれなりにいろいろ挑戦はしてるんですが、やっぱりあややの歌に頼りすぎな気も‥‥"Yeah!めっちゃホリディ"のインパクト&クオリティが高かっただけに、ちょっと‥‥ねっ?

  ちなみに"Yeah!めっちゃホリディ"、PVのクオリティも最高でした。今年作られたハロプロ関係のPVの中では3本指に入る出来だと思います。



▼松浦亜弥『Yeah!めっちゃホリディ』
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投稿: 2002 12 29 06:52 午後 [2002年の作品, ハロー!プロジェクト, 松浦亜弥] | 固定リンク

松浦亜弥『♡桃色片想い♡』(2002)

  あやや初のCMタイアップ曲となった"♡桃色片想い♡"は、お馴染み高橋諭一アレンジ曲。出だしの「あっ行くよ!あっ1、2、3ぃ!」や「ピーチッ!」といった掛け声がアクセントとなった、小気味いいロックンロール風ポップス。CMソングってことで、明らかにサビから作られたであろうこの曲、サビのインパクトは絶大だけど、それ以外のパートのメロディが過去の楽曲‥‥特にシングルナンバーと比べるとちょっとクオリティが落ちるかも。逆にいえば、これまでのシングル曲のクオリティが異常に高かったとも言えるんだけど‥‥この頃から「つんく♂楽曲全体のクオリティが下がった」とよく言われるようになったので、あややもその弊害を受けたのかも‥‥とはいいながらも俺、この曲大好きですよ。ライヴで聴いた人なら判ると思いますが、この曲はライヴでは完全なキラーチューンとなったわけですし、実際俺はいろんな場所でこの曲を聴いてきましたが、ハズレは一度もなかったですしね。高橋諭一ってことで、どことなく森高千里の楽曲を彷彿させるローファイチックなロックンロールと、そこに被さるストリングス系のシンセが気持ちいいですし。何となく森高の「ロックンオムレツ」を思い出しますよね。

  そしてカップリングは正反対なタイプの"遠距離の恋愛"。アレンジは松尾和博が担当。"♡桃色片想い♡"で完全なアイドルを演じたあややが、こちらではしっとりとした曲調に合わせた歌い方で「シンガー・松浦亜弥」をちゃんと提示してくれています。アコースティックギターをメインとしたAOR調の曲調なんですが、アルバムの延長線上として作られた曲なんでしょうね。ただ、アルバムに入れるまでの曲でもなかった感じで、こうやってシングルのカップリングに落ち着いたんでしょうけど。あややはシングル曲はカップリング曲も含めて、これまで相当クオリティの高い楽曲を発表してきたわけですが、やはりこの曲はそれまでと比べるとちょっと劣るかなぁ‥‥という気がしますね。勿論、決して捨て曲というわけでもないんですが、やっぱり「B面曲」という匂いが強いですね。

  ただ、そうはいってもこれら2曲を通して「松浦亜弥」の持つポテンシャルの高さを再確認できるという意味では、非常に意味のあるシングルだと思います。実際、このシングルがこれまでリリースされた8枚の中で最も売れたわけですし。CM効果が強かっただけでなく、それだけ一度聴いたら耳に残るメロディと声を持った1曲だったと思いますし。女の子とカラオケに行くと、必ずこの曲を歌う子がひとりはいたってのも、それを象徴してると思いますよ。ヲタだけのアイドルから、世間一般的に知られるアイドルへと成長する為の第一歩といったところでしょうか?



▼松浦亜弥『♡桃色片想い♡』
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投稿: 2002 12 29 06:50 午後 [2002年の作品, ハロー!プロジェクト, 松浦亜弥] | 固定リンク

2002/10/10

松浦亜弥 コンサートツアー2002秋“Yeah!めっちゃライブ”@新宿厚生年金会館(2002年10月6日 昼公演)

  春のツアーでさえ30本近くやったというのに、この秋に行われるツアーは9~12月の3ヶ月強、46本もあるその辺のツアーバンド並みの数。これってどうなのよ? ま、全てにおいて小~中規模ホールメインなのがファンにとっては嬉しい限りだけど。

  あややコンはこれで2度目。前回はブリッツのほぼ最前列といえるような距離から観てたわけだけど、強は2階席。ま、こうやって落ち着いた位置で全体を眺めることができるというのは、それなりに嬉しいもんですよ。

  ライヴは前回のオープニング映像や司会のMCもなく、S.E.の後いきなりスタート。「WAO!」という掛け声と共にあやや登場、初っ端は"The 美学"。この曲を最初に聴いた時からライヴのオープニング用の新曲だな?と思っていたので、思わずニヤリ。テレビと違って邪魔なバックダンサー(ごっちん「溢れちゃう...BE IN LOVE」時の使い回し?)がいない分、あややの独壇場。やっぱり存在感ありすぎ。ブリッツの時よりも広いこのステージを完全に自分のモノにしちまってる。王者の風格や余裕が感じられるステージングだけど、目はギラギラ(してるように、俺の位置からは見えた。ま、距離が距離なので見えた気がしただけかもね)。やっぱこの人、ハンパじゃねぇよ。

  そのまま"トロピカ~ル恋して~る"へ‥‥しかし、どうも今日のあやや、声の調子がイマイチ。ハードワークが原因なのか、それともこの無茶なツアースケジュールが原因なのか、完全にあの「声」に以前程の精細さを感じることができない。更に所々で音程を外すことも何度か見受けられた。右へ左へ動き回ることで上手くフォローしていたけど、後半にはとうとう息切れ。明らかに不調だ。しかし、次の"つまんないよ…"でクールダウンして、事なきを得る。

  MCで一旦稲葉貴子とメロン記念日が登場。全員で太陽とシスコムーンの名曲"ガタメキラ"を熱唱。稲葉はハロコンではただのアフロに成り下がっちまったけど、やはり歌わせたら一流だね。オープニングのフェイクとかハンパじゃなかったもん。悪いけどここではメロンも、そしてあややでさえも稲葉には敵わなかったわ。あややも団体の中に入ると上手く「自分を消す」ことが出来る人なのね。シャッフルの時も思ったけど、完全にとけ込んでしまって、あの「ギラギラ感」が完全に消えちゃってるし。ホント、恐ろしい存在だわ。

  その後は名曲"100回のKISS"、"オシャレ!"と続き、ライヴ初披露(かな?)となる"○○-女子校生の主張-"が登場。これが結構いい感じだった。他にもまだライヴで披露されていない初期のカップリング曲とかあるんで、その辺も小出しにしてって欲しいな。

  「徹子の部屋」パロディである「あつ子の部屋」での小芝居を経て、いよいよメロン記念日の登場‥‥フェイドインしてくるハモンドオルガンの音‥‥まずは新曲"香水"。この日初めて聴いたんだけど、純粋にいい曲だと思った。2ステップを取り入れたゴスペル歌謡、といった印象。オルガンの音が娘。「I WISH」を彷彿させる、感動的なバックトラック。けど‥‥完全に柴田のソロ曲。残りの3人はコーラスやハモリに回るのみ。唯一の見せ場は、中間部でのラップ‥‥ってかラップいらないってば。これがなければ普通に名曲の仲間入りしてただろうに‥‥残念。そんな複雑な気持ちのまま"さぁ!恋人になろう"へ突入。もうね、ノリ遅れた分を取り戻そうと、あり得ないくらいに弾けた。メロンではいつもあり得ないくらいに弾けるけど、この日はこれまでで一番。あ、そうそう。メロンは2曲共フルコーラス。あややも1曲("私のすごい方法")を除いて全部フルコーラスだったから、かなりの満腹感。つうかやっぱいいね、「連打」フルは。あり得ないくらいに最高。

  メロンであり得ない程の弾けっぷりで暴れた後に、ティアラを載せたお姫様スタイルのあやや登場。"私のすごい方法"、そして新曲のカップリング"I know"で盛り上がり、しっとりした名バラード"初めて唇を重ねた夜"で完全に俺、ノックアウト。つうかこの曲、前半部分のアレンジ、変わってなかった? 俺の気が動転してたせいでそう聞こえただけ!? とにかく、今日最大の山場。畜生、あれだけメロンが空気を一変させても、やはりあややには敵いっこないってことか!?

  稲葉+メロンで寒いダジャレショーで場を冷ました後、再びあややが会場を熱くする。"♡桃色片想い♡"、"絶対解ける問題X=♡"のアッパー2連発で大盛り上がり大会。これ、ライヴハウスだったらモッシュの嵐だったろうに‥‥"絶対解ける問題X=♡"はいいね、マジで。スクリーンに映る合いの手の歌詞とか、後半登場するギター持った着ぐるみウサギとか。ま、演出自体は春ツアーと全く同じなんだけど、あややのポテンシャルは完全に半年前よりも高くなってるわけで‥‥ホント、どこまで巨大化してくんですか、この人は!?

  ラストはヒット曲"LOVE涙色"と"Yeah!めっちゃホリディ"で締め。しっとり聴かす前者と、アホみたいに弾ける後者。このコントラストこそがあややの持ち味。シリアスに歌うあややもいいけど、キワもの的なあややも好き。いや、俺ってあやや好きなのかやっぱり‥‥

  アンコールでは「はいからさんが通る」もビックリな袴姿でデビュー曲"ドッキドキ!LOVEメール"を歌い、最後は前回のツアー同様"笑顔に涙 ~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~"で終了。いい曲を沢山持ったアーティストというのは、本当に恵まれているよね。ライヴになると、それが端的に表れるもの‥‥メロンは今後、どうなっていくんだろう‥‥

  さてさて。総評です。間近で観た春コンも良かったけど、曲のバリエーションが広がった今回のツアーも更に良かったと思います。メロンが2曲フルコーラスで歌わせてもらえたのもよかったし、"ガタメキラ"もいいアクセントになったと思います。前回でいう「チュッ!夏パ~ティ」みたいなもんなんだけど、今回の方が聴かせる要素が強くて、しかも稲葉再評価、そしてメロン大谷&斎藤の歌唱力を再確認するいい機会になったと思います。あ、村田も我々が思っている以上にいい歌い手ですよ。

  メロンヲタ的に‥‥やっぱり"香水"でしょう。これ、いい曲なんだけど‥‥売れるといいなぁ‥‥いや、判らないけどさ。今のメロンがどういう状況に置かれているのか判らないけど、柴田推しな今の環境は正直、「4人でメロン記念日」と信じてやまないファンからすれば、ちょっと厳しいなぁ‥‥と。ってまぁ、あややコンの感想で書くことでもないですけどね。

  前回のあややコンの時にも思ったんだけど‥‥いや、娘。の春コンを観た後に思ったのか‥‥どうしても娘。コンは見せる(魅せる)要素に頼って曲をないがしろにする、1曲を大切にしない傾向にあるんだけど(殆どの曲がショートバージョンで歌われる)、あややコンでは殆どの曲がフルコーラスで歌われ、しかもゲストのメロン記念日までもが全曲フルコーラス。これで同じ2時間近いステージなのに、満腹感に違いが出るのはどういうことだろう? いや、視覚的に13人(当時)の娘。とあややひとりとを比べるのがそもそも違うという声もあるだろうけど、人数多くて目まぐるしく変わる娘。もいいんだけど、やっぱり曲数減らしてでも、もっと1曲1曲を大切に歌って欲しいなぁ、今のモーニング娘。には。もしかしたら、今後あややも曲が増えていく過程で「もっと多くを提供したい」との考えの下、全てをショートバージョンで披露する日が来るのかもしれない。でも、あややという「存在」を考えた時、それは御法度だろう、やはり。そんな小細工は無用なのが、今の松浦亜弥なわけで‥‥って何を言ってるのか段々訳判らなくなってきたけど、要するに「このままじゃ、モーニング娘。、ヤバイぞ!?」ってことでしょうか。ライヴ終了後、何度も何度も「畜生!」と呟いたのは、そういったことからなのかもしれないな‥‥。


[SETLIST]
01. The 美学
02. トロピカ~ル恋して~る
03. つまんないよ…
--MC--
04. ガタメキラ [松浦+稲葉貴子+メロン記念日]
05. 100回のKISS
06. オシャレ!
07. ○○-女子校生の主張-
--MC:あつ子の部屋--
08. 香水 [メロン記念日]
09. さぁ!恋人になろう [メロン記念日]
10. 私のすごい方法
11. I know
12. 初めて唇を重ねた夜
--MC:稲葉+メロン--
13. ♡桃色片想い♡
14. 絶対解ける問題X=♡
15. LOVE涙色
16. Yeah!めっちゃホリディ
--アンコール--
17. ドッキドキ!LOVEメール
--MC--
18. 笑顔に涙 ~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~



▼松浦亜弥『ファーストKISS』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2002 10 10 07:15 午後 [2002年のライブ, ハロー!プロジェクト, メロン記念日, 松浦亜弥] | 固定リンク

2002/07/15

「Hello! Project 2002 ONE HAPPY SUMMER DAY」@名古屋レインボーホール(2002年7月13日 夜公演)

  それにしても、今年は何回モーニング娘。及びハロプロのライヴに行ってるんだろう‥‥正直、数えるのが怖いね。しかも、関東だけにとどまらずに、これまで一度も足を踏み入れたことのないような地方にまで遠征してるし‥‥これまで、いくら自分が好きなバンドでも関東近辺以外は遠慮してたのに‥‥初っぱなから福井だしな(爆)

  さて、毎年正月と夏恒例となっているハロプロ公演。ハロプロメンバーが一同に集う機会はこの時だけ。しかも正月は地方公演が結構あるけど(何せ1/2から2月半ばまで回るんだから)、夏公演の方は東名阪各2日(昼夜ありなので、都合4回×3)のみ。ま、どこも1万人クラスのアリーナばかりなので、チケット取ろうと思えば楽に取れる‥‥って思ったけど、俺はファンクラブに入ってるから楽な気がするだけで、実際にはどこも軒並みソールドアウトらしいからね。ま、娘。やあややが観れるんだもん、子供も喜ぶし、親もコンサート行っただけで子供に喜ばれるし(チケット取るまでが大変だし代金も半端な額じゃないだろうけど)、いい事なんじゃないでしょうかね?

  つうわけで、正月公演は地方ホールで1回、アリーナで1回という違った角度で観察することができましたが(それに前半と後半で新曲に変わったユニットもあったし)、今回はこの日1回のみ。しかも初日の夜公演、何を血迷ったか、名古屋です。東京公演がフジロックと重なった為、普通に名古屋選んでたもんなぁ、俺。大阪でもよかったんだけど、ま、フジの直前だし、大阪は仕事で結構行ってるから、まだ行ったことのない名古屋がいいかな、と。それだけの理由だったんですけどね。特に初日だからとか、そういった理由ではなく。

  つうわけで、コンサート内容以外の雑感は日記に譲るとして、ここではとりあえずこれまでのレポートパターンを踏まえて進行していきたいと思います。

●客層

  開演時間20分前に最寄りの駅到着。駅から会場までの間にそれらしいヲタの姿を見かけず、またスタンド席入り口辺りにも全く見かけなかったので、ああ、名古屋って普通のファンが多いのかな?と思ったんだけど、大きな間違いでした。アリーナ入り口付近やグッズ売り場周辺にいました、ハッピや特攻服やお揃いのTシャツ着たヲタの皆さん‥‥俺がバカでした(笑)。客層はいつもと同じかな。ライヴ前に名古屋のプロモーター事情に詳しい人(笑)と話をしたんだけど、やはり親子席とか随分増えてるみたいだし、プロモーターのコネでも娘。とあゆだけは取れないらしい。成る程、納得。あと、やはり娘。の単独コンサートと違って、やはり普通のお客さん(ヲタとも思えない、普通にヒット曲を聴いてるような子達)も多かったですね。

●会場暗転

  直前まで東急ハンズ周辺でお茶してたにも関わらず、サイリウム買ってないし。つうか会場で売り切れてるし(正直驚いた!)。名古屋レインボーホールは円形ホールで、大阪城ホールや武道館に造りは似てるのかな? そんな印象を受けました。今日の自分のポジションはアリーナ18列目の38番。ブロックにしたら前から2ブロック目の3列目(1ブロック15列らしい)、ほぼ中央。肉眼で表情がよく確認出来る位置。ミュージカル以外では、恐らく一番いい席。名古屋まで来た甲斐があったってもんだ。

  5分遅れでスタートし、恒例のオープニング・ムービーがスタート。観ていて気付いたけど、娘。内ユニットがミニモニ。しか紹介されなかった。もしかして今回、プッチやタンポポ、ごっちんソロはないってことなのだろうか‥‥!?(但しパンフレットには出演者の所にプッチとタンポポの名前あり)

●ハッピー♥7

  初っ端は「おこちゃまチームに羞恥プレイ」でお馴染み(爆)の、ハッピー♡7。ステージ左右にはスクリーン、後方には大型電光掲示板型モニターが。そこにメンバーの表情や出来たばかりのPVが流されるのだが‥‥口パクかよ!(怒)テレビ同様、ステージでも口パクで通すつもりらしいです、今年のシャッフルは。なんかここで一気に萎えた。名古屋まで張り切って来たら、まさかブリトニー・スピアーズ並みの口パクを見せつけられるとは‥‥

●セクシー8

  ここも口パク。但しテレビ同様、ごっちんの頭のセリフは生。語るべき点、特になし。つうか、かなり凹み中だった。唯一、梨華ちゃんの可愛さを除いては(苦笑)。

●おどる♥11

  当然口パク。人数が多い分、見応えあり。以上。

●MC、合唱

  全員登場。裕ちゃんとゆきどんが司会進行を。あ、あれ‥‥稲葉がいない‥‥と思ったら、ミュージカルでお馴染みの"なぞの女"に乗ってやって来るし。完全にアツコ・キャラが定着しちゃいましたね、この人。OPD時代が遙か彼方のことのように思えます(涙)。

  簡単なメンバー紹介の後、恒例の全員合唱。稲葉が指揮棒を持ち、"夏の思い出"を唄う。何か、聴いた限りでは‥‥これも口パク!? 何かさぁ‥‥何聴いても口パクに思えてきたよ(苦笑)

●前田有紀

  着物姿のゆきどん。2月の横浜アリーナでお披露目した新曲を唄ってました。ノリがいい演歌という印象。名古屋のお客さんも好意的にPPPH入れてました(爆)

●中澤裕子

  てっきり「FOLK SONGS 2」辺りからカバー曲でお茶を濁すのかと思ってたら、8月末リリースの約1年振りの新曲"東京美人"を唄ってくれました。メジャー感のあるポップなナンバーで、今の裕ちゃんにぴったりの曲だなぁ。最近のつんく♂ワークスの中ではかなりいい感じ。裕ちゃんソロはホントに外しがないなぁと感動。相変わらず気持ち良さそうに唄ってました。

  ここで、何故かバックダンサーとしてあややとミキティが紫のワンピース来て無邪気に踊ってました。ある意味、ちょっと淫靡な世界観を醸し出してました(爆)

●小芝居

  稲葉を中心にして2つの小芝居。なっちとののが現れて、携帯電話を探すというコント。当然、あの稲葉のアフロの中をののが携帯を探すわけで。

  そしてその後、アツコのアフロ&衣装を着たかおりん、圭ちゃん、よっすぃーが現れ、携帯の音が鳴るとよっすぃーがアフロの中から携帯を取り出すというオチ。何だかなぁ‥‥って感じです。普段だったら暖かい目で見守るのだけど、今日は出だしからアレだったから‥‥

●カン梨華

  そして場の空気を一変させるあの「ア~ン♡」(爆)。既にある意味名曲(迷曲とも言う/笑)にまで登り詰めた"色っぽい女~SEXY BABY~"。衣装が一新されていました。シルバーを基調に、お腹のスケスケ部分や縁取りがピンクや緑、黄色、オレンジになったという。もうね、梨華ちゃんの歌がかなり良くなってたの(爆)逆にまいちゃんの歌がちとヤバめでした。4人の息は春コン以上に合ってる感じでしたね、うん。こりゃもう1曲でるな、絶対に(苦笑)

●平家みちよ

  カン梨華の後に"ムラサキシキブ"を聴くと、やっぱり同系統だなぁ、と。今年のつんく♂は本当にこの路線を復活させるつもりらしい。歌は相変わらず良かったです。三重出身ってことで、本来なら一番歓迎されるべき人なんだろうけど‥‥ちょっと弱かったような気が。

●ココナッツ娘。

  唄う前に、梨華ちゃんを除くカントリーの3人と平家さんを加え、アロハな格好をしたココナッツやメロンのメンバーが現れた時点で、あ、やっぱりブーさんのハワイアンナンバーもやるのね、と。となると、当然唄うのはココナッツ娘。がリードボーカルを務めた"真夏の光線"ハワイアンバージョン。思ってた程良くなかったなぁ‥‥つうか、やっぱりこの曲は原曲以上のアレンジは難しいのかなぁ、と。この時は斉藤さんに釘付けでした。最初から最後まで、ずっと口ずさんでましたね、この曲を。

●藤本美貴

  ここでミキティ登場。唄うは"そっと口づけて ギュッと抱きしめて"。この子は観る度にデカくなってる感じがします。あややを越えることは間違いなくないだろうけど、違った路線を極めていってくれればなぁ‥‥と思ってるんですが‥‥

●後藤真希

  ありゃ、ごっちんソロはアリなのかい!? 単に新曲もない、春コンでマンネリ気味だったプッチとタンポポを排除しただけだったのね。唄うは当然"手を握って歩きたい"。残念ながら、以前程の感動はなかったなぁ。聴き慣れたってのもあるし、今回はおこちゃまダンサーズがいなかったってのもあるんだろうね。衣装が水色に変わり、更に爽やかな印象に。歌は後半、特にブレイク部、囁くように唄うパートで声がキツそうだった。喉が辛そうな感じ。ま、普通に唄ってる分には全然問題ない感じでした。

●ミニモニ。

  春コン同様、バカ殿抜きの"アイ~ン!ダンスの唄"。当然あの「ダッフンダ!」の所以外は口パクなわけで。曲がショートバージョンになったせいか、ちょっと違和感アリ。その違和感は曲が短くなったからだけではなく、ダンスのクオリティーも以前より落ちてるように感じた。いや、モチベーションが下がってるのかな? 相変わらず唄い終えたら、ハァハァ息切れしてましたが。

●OG含めてモーニング娘。勢揃い

  裕ちゃんが司会になって、メンバーに「娘。のここだけの話」を発表してもらうというコーナー。ごっちんが圭ちゃんのオヤジ化を心配したり、高橋が加護ちゃんと原宿デートした話や、梨華&圭&まりっぺで健康ランドに行って裸の付き合いをした話、等々。かおりんの、つまらなさそうにしてる顔が印象的でした(涙)。

●再び童謡

  プッチやタンポポがない分、今回は童謡がもう1曲。「ポンキッキーズ」でも披露されてる"カモメの水兵さん"を、稲葉、石井、前田、藤本、平家、カントリーといったメンバーで唄い踊ってました。それにしても、俺の隣にいた姉妹(おそらく小学校低学年とそれ以下の子供)がミニモニ。以外でつまらなさそうにしてるのが印象的でした。つうかヲタ以前に、おこちゃまにまでもアピールしない童謡って一体‥‥

●メロン記念日

  3週間振りのメロン(笑)。歌番組やミニライヴ等でこなれたせいか、今日聴いた"夏の夜はデインジャー!"は、今までで一番良かったなぁ。ダンス的にも、柴っちの歌も。村田さんのダンスは相変わらずキレがいいし、マサオは男前だし、斉藤さんは似非セクシーだし(笑)。曲調のせいか、運命や連打程のスケールのデカさはなかったものの、オーラ自体はやはりドンドン大きくなってる。残念ながらこの曲はトップ10入りしなかったものの(しかもセールス的には前より落ちてるし)、認知度は更に高まったはず。いよいよ次のシングルが最終決戦になりそうだわ‥‥やっぱり行こうかなぁ、北海道!?(爆)

●松浦亜弥

  そして登場したのが、モンスター・あやや。いつの間にかメドレーではなく、ショートバージョンで2曲も唄うご身分に。今年の2大ヒット"Yeah!めっちゃホリディ"と"♡桃色片想い♡"をかますわけだけど‥‥本当にこの子はどこまでデカくなるんだろうか‥‥正直、観てて恐怖感さえ感じたよ。10月には久し振りにソロツアーを観ることになってるけど‥‥もっとデカくなってるんだろうな、この人‥‥サイボーグとかそういう次元じゃないよ、もうモンスターだね。ヨハンも真っ青だよ(それはモンスター違い)。

●モーニング娘。

  先週の27時間テレビで観たあの衣装を着ていたので、予想はついたけど、1曲目は24日に出る賛否両論の新曲"Do it! Now"。この曲の素晴らしいところは、BメロにPPPHを入れるスキを与えなかったことではないか、とライヴを観て思いました。そしてテレビで観た時と違った印象も受けた‥‥引きで全体を見渡すと全然印象が違うのね、この曲。確かにミスムンやウィアライと全然違うし、まぁそれ以前に曲のタイプも違うんだけど‥‥なっちとごっちんの曲と思われがちなこの曲、実はウィアライ以上に5期メンの為の曲だわ。

  その後、紺野の「愛をください~」からスタートする"Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~"(ショートバージョン)が続き、メンバー紹介へ。簡単にひとりひとりがお約束のネタを披露した後に、正月以来の"I WISH"へ。やっぱりいい曲だなぁ‥‥。

  ここで衣装替えし、"ザ☆ピ~ス!"へ。梨華っちの歌が、どんどん上手くなってるのが手に取るように判る。外しまくってた正月が嘘のように(苦笑)。そして最後の曲というアナウンスと共に"恋愛レボリューション21"へ。この辺になると、ど頭での凹みもすっかり忘れ、PPPHも入れずにひたすらダンシング。日中の蒸し暑さを思い出すような大汗をかいて踊りまくりました。

●ハロプロ勢揃い、そして‥‥

  娘。メンバーが引っ込み、残りのハロプロメンバーがステージに。ライヴ開始時、裕ちゃんがMCで「今日は何かひとつ、忘れてるような気がするんだけど、何だったか思い出せない」って言って、ずっとここまで引っ張ってたんだけど、その答えが判った、それは私達の、そしてみんなの心の中にあります、それは「ふるさと」です、という見当違いの答えが‥‥故郷を大切にしましょうってことか!? それと今回のハロプロと何がどう関係あるのだろうか‥‥。

  そして着替えが終わった娘。が戻ってきて、あの懐かしいイントロが‥‥そう、初めて生で聴く"ふるさと"が。そう考えると、あのMCは単なる曲への前振りとしか思えないわけだが‥‥なっちが途中まで唄い、その後かおりん、圭ちゃん、矢口、ごっちんが唄い、サビ前半をなっち+4期メンバー、後半をなっち+5期メンバーという風に唄う新しいパート分け。「なっちの歌」だと思い込んでいたこの曲をこういう大胆なパート割りで再表現するとは‥‥初期ヲタが怒りそうな事やってるなぁ、モーコー2002といい。面白かったのは、5期メンよりも4期メンの方が歌に安定感があった点。なっちの声と混ざり合った時、安心して聴いてられたのは意外にも4期の方だった。何でだろう!?

  ワンコーラス終わった瞬間に、全員であの童謡"ふるさと"を唄い出す‥‥何だろう、これは!?(苦笑)こっちもワンコーラス終えると、再び娘。のふるさとへと戻っていく。何がしたいんだ、つんく♂は!?(謎)

  そして最後の最後に唄うは、"そうだ!We're ALIVE"。まぁショートバージョンなわけだけど、やっぱりこの曲は強烈だなぁ。しかもアリーナクラスで唄われるべき曲。青山劇場で聴くこの曲も良かったけど、狭いステージ上で唄われるよりも、こういう大舞台で広々と唄う方が、唄う方も観る方も気持ちいいはず。途中からハロプロメンバーが後ろでダンスに加わる。けどさぁ‥‥単に邪魔なだけなような気も。正月のミスムンは曲調がああなだけに、人数が多ければ多いほどカッコイイんだけど、ウィアライの場合はステージ上では他者を受け入れない空気感‥‥ストイックさを持った曲。つまり曲調ではなく、曲そのものがロックなわけですよ。13人以外は全てオーディエンスだ、お前ら指くわえて観てやがれ!てなパワーを感じるのだけど‥‥この曲で終わらせたいっていう気持ちも判るんだけど、やっぱり向いてないよ、こういうメンバーでのエンディングには。

●総括

  つうわけで、今年の夏ハロプロ。18時半スタートで約100分のステージ。5分押しで始まり、終わったのが20時15分。滅茶苦茶早い。つうか短い。メドレーとかない分、曲数的には正月と変わらないものの、こんなにも短くなるとは。しかも口パクありだし。なんかこうなると単なるやっつけ仕事にしか思えないんだけど‥‥そこまで切羽詰まってるなら、何もシャッフルを夏に合わせてやる必要もないんじゃないの? ま、きょうりゅう音頭のタイアップとか話題性とかあってのことなんだけど、曲のクオリティーやライヴのクオリティーを下げてまでも場数を増やす必然性が全く感じられない。これだったら春コン+αの方がまだマシだったのでは!?

  プッチやタンポポのマンネリは春の時点で感じてたので、このふたつを今回カットしたのは評価に値するし、童謡を随所に取り入れるのも理解できる。けど、この構成は難ありなのでは? 間違いなく大阪や東京でもこれと全く同じ構成でやると思うんだけど、これを先に読んでしまった大阪組&東京組は正直、覚悟してから観た方がいいと思います。じゃないと、ちょっと怒りを覚えるかも。俺は見終わった後、ガッカリしたもの。ハロプロ関係のライヴで終わってから「う~ん」と思ったのは初めてのこと(市井ちゃんのは途中までしか観てないので、対象外)。何かこれ観ちゃうと、娘。の夏コンもどうしようかなぁと悩んじゃうよ(って実際、今回は横浜アリーナのチケット、ファンクラブで予約しなかったし。いや、行くとは思うんだけど‥‥)

  本当ならここで


ハロプロ最高!!!(爆)


とかなるんだろうけど、全然そんな気にならないです。もう1回観たい、と思えないし。裕ちゃんの新曲とメロン~あやや~娘。のみ、の流れは相変わらず素晴らしかったし、何度でも観たいと思えるんだけど‥‥シャッフルの印象も今回観てかなり変わってしまったし(かなり評価してたのに)。う~ん、ハロープロジェクトはどこへ向かっているのでしょうか‥‥。


[SETLIST]
  [OPENING MOVIE]
01. 幸せビーム!好き好きビーム! [ハッピー♥7]
02. 幸せですか? [セクシー8]
03. 幸せきょうりゅう音頭 [おどる♥11]
  [MC:全員]
04. 夏の思い出(童謡) [全員]
05. 東京、宵町草。 [前田有紀]
06. 東京美人 [中澤裕子/バックダンス:松浦亜弥&藤本美貴]
  [小芝居その1:稲葉、安倍、辻]
  [小芝居その2:稲葉、飯田、保田、吉澤]
07. 色っぽい女~SEXY BABY~ [カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)]
08. ムラサキシキブ [平家みちよ]
  [MC:中澤、平家、石井、松浦、ココナッツ、メロン、カントリー]
09. 真夏の光線(ハワイアン・バージョン)
   [ココナッツ娘。/コーラス:石井リカ、メロン記念日、松浦亜弥]
10. そっと口づけて ギュッと抱きしめて [藤本美貴]
11. 手を握って歩きたい [後藤真希]
12. アイ~ン!ダンスの唄 [ミニモニ。]
  [MC:中澤、モーニング娘。]
13. カモメの水兵さん(童謡) [稲葉、石井、前田、藤本、平家、カントリー]
14. 夏の夜はデインジャー [メロン記念日]
15. Yeah!めっちゃホリディ [松浦亜弥]
16. ♡桃色片想い♡ [松浦亜弥]
17. Do it! Now [モーニング娘。]
18. Mr.Moonlight ~愛のビッグバンド~ [モーニング娘。]
  [MC:モーニング娘。]
19. I WISH [モーニング娘。]
20. ザ☆ピ~ス! [モーニング娘。]
21. 恋愛レボリューション21 [モーニング娘。]
  [MC:モーニング娘。以外のハロプロメンバー]
22. ふるさと(1コーラスのみ) [モーニング娘。]
  ~ふるさと(童謡、1コーラスのみ) [全員]
  ~ふるさと(娘。の方、サビのみ) [全員]
23. そうだ!We're ALIVE [モーニング娘。]
  (途中からハロプロメンバーが加わり、一緒に踊る)



▼ハッピー♥7『幸せビーム!好き好きビーム!』
(amazon:国内盤CD


▼セクシー8『幸せですか?』
(amazon:国内盤CD


▼おどる♥11『幸せきょうりゅう音頭』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2002 07 15 02:00 午前 [2002年のライブ, カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。), ハロー!プロジェクト, ミニモニ。, メロン記念日, モーニング娘。, 中澤裕子, 後藤真希, 松浦亜弥, 藤本美貴] | 固定リンク

2002/06/01

松浦亜弥、中澤裕子、メロン記念日、石井リカ『FOLK SONGS 2』(2002)

 2001年11月に、市井紗耶香復帰の為の「プレ・デビュー」作として中澤姐さん、たいせーと共に制作された「FOLK SONGS」の続編がリリースされることを知った時、正直「マジッ!?」と思った。が、その参加メンバーを知った時、「それなら是非聴きたい!」と即答したのも本音だ。とにかく中澤姐さんの歌が聴ける、それだけで十分なのに、あややが往年のフォークソングをカバーするのだから、こりゃたまらない。この際サウンドプロデューサーが無能のたいせーでも大目にみてやるとしよう。

  さぁ、早速本題に入ろう。今回カバーされたのは以下の16曲。()カッコは原曲者名、[]カッコは今回のボーカルメンバー。


01. てんとう虫のサンバ(チェリッシュ)[松浦亜弥・石井リカ]
02. あなたの心に(中山千夏)[メロン記念日・石井]
03. 冬が来る前に(紙ふうせん)[松浦・中澤裕子]
04. 恋人よ(五輪真弓)[中澤]
05. 花嫁(はしだのりひことクライマックス)[メロン]
06. 夢で逢えたら(吉田美奈子)[石井・メロン]
07. ひこうき雲(荒井由実)[松浦]
08. 「いちご白書」をもう一度(バンバン)[メロン・ばんばひろふみ]
09. オリビアを聴きながら(尾崎亜美/杏里)[中澤・メロン]
10. 長い間(Kiroro)[松浦]
11. 夏休み(吉田拓郎)[メロン]
12. 木綿のハンカチーフ(太田裕美)[中澤]
13. 神田川(かぐや姫)[松浦]
14. わかって下さい(因幡晃)[中澤・因幡晃]
15. ひだまりの詩(Le Couple)[メロン]
16. さとうきび畑(森山良子)[松浦]


今回の選曲をみると、フォークソングに拘っておらず、所謂「ニューミュージック」と呼ばれた時代の楽曲も多く選ばれているように思う。そこに加え、ここ数年の間にヒットしたフォーク的ナンバー(KiroroやLe Couple)や、昨年末にリリースされ話題となった森山良子の"さとうきび畑"が早くも選ばれている。

  歌構成だが、2組以上のアーティスト名が連なっている場合は、大体が最初がメインボーカルで、2番目以降がコーラスという形が殆ど。今回も原曲者が参加している曲があるが(ばんばと因幡のがそれ)、まぁ前回のベーヤン程目立ってないので、よしとしよう。
  コーラス要員を別として、メインを唄っているのは、


・松浦 ‥‥6曲(M-1, 3, 7, 10, 13, 16)
・中澤 ‥‥4曲(M-4, 9, 12, 14)
・メロン‥‥5曲(M-2, 5, 8, 11, 15)
・石井 ‥‥1曲(M-6)


松浦の6曲ってのは判る。如何に事務所が彼女に力を入れているか、そして如何にこのアルバムを売ろうとしてるか、が(まぁ実際には前作程売れてはいないのだけど。話題性皆無っぽいし)。それに次ぐメロンの5曲ってのも、今年は事務所がメロンに本腰を入れているってのがここからも伺えるだろう。がっ!中澤姐さんがそれより少ない4曲というのは如何なものだろうか? 前作の影の功労者はたいせーではなく、間違いなく姐さんだったはずなのだ。それを4曲、あややとのデュエットを含めても5曲ってのは‥‥やっぱりたいせー、無能だな(ボソッ)

  では、以下に各アーティスト毎の感想を簡単に書いていこう。

●松浦亜弥
  松浦がつんく♂の手元を離れ、如何に自分の個性を出すか。俺にとって興味深かったのはこの点だろう。あややの声は意外とアコースティック楽器と相性がいい。それはこれまでのシングルでのカップリング曲やアルバムでのその手の楽曲で実証済みだ。そういった観点から「あやや sings フォークソング」を楽しむことの贅沢さ。ファンにはたまらないのではないだろうか?

  さて、実際の彼女の仕事振りだが、1曲目"てんとう虫のサンバ"はまぁ無難な出来といったところだろう。実際、アレンジが可もなく不可もなくなものなので、尚更印象も薄い。ここにはあの「松浦亜弥」はまだいない。

  "冬が来る前に"。地中海風味なアレンジ(?)のどこが「冬」なんだよ!ってツッコミはこっちに置いといて‥‥どうにもキーが松浦向けじゃないんじゃないかな‥‥そんな気がする。ハモりの姐さんに合わせた結果なのか、サビになってもイマイチこう‥‥確かにあややっぽい節回しとか出てくるんだけど、あの「これが松浦亜弥だ、何か文句あっか?」な世界観はやはりここにもない。う~ん、こうなるとますますたいせーの力量を疑ってしまう(つうか、あややの力量を疑うことからまず始めろ、俺)。

  がしかし。"ひこうき雲"。こ、これは‥‥途中で何度もユーミンと被るんだよなぁ‥‥そして後半の盛り上がり。そうそう、こういうのを待ってたんだよ。この曲は正直、アルバムのハイライトと読んでも差し支えないでしょう。これはイイ! シングルのカップリングに入れても問題ないと思う。ただね、たいせー‥‥折角ピアノやギタリストがいい味出したプレイしてくれてるんだから、リズム隊も生楽器にしようよ‥‥勿体ないよ、マジで。

  次。"長い間"。ピアノ主体のこの曲をアコギ主体のアレンジにしてしまったのは、単にアレンジャー高橋諭一の趣味なのかな。この曲はこれまでとは逆にキーを上げているんだけど‥‥どうにもここ(心)にこないんだよなぁ‥‥やはり普通の出来。

  "神田川"。この辛気くさい(笑)曲を、どう現代っ子あややが唄いこなすのかが気になったが‥‥やっぱり普通でした。何故ここまで「可もなく不可もなく」が多いのか‥‥いろいろ考えた結果、やはりあややの持ち歌が「等身大の松浦亜弥」に近い内容だったことも大きく影響してるのかなぁ、と。では、何故"ひこうき雲"のような曲では「あややイズム」のようなものが感じられたのか‥‥正直なところ、その本当の理由は判らないけど‥‥単純に選曲ミスってのもあるんだろうけど‥‥何なんでしょうねぇ?

  "さとうきび畑"‥‥正直、これは驚いた。この10分近くある曲を唄いこなすあやや‥‥第二次大戦中の沖縄を舞台にしてるこの曲を、それこそ現代っ子のあややがどう唄うのか‥‥至極普通に、ストレートに唄うからこそ、伝わるものがあった(と俺は思う)。あややがこの歌詞を読んで(唄って)どう思ったかは知らない。けど‥‥間違いなく今回唄った6曲によって、また彼女の歌の引き出しは増えたはずだ。改めて、凄い15歳だよなぁ‥‥と思う。

  総合的には「可もなく不可もなく」な曲が多かったし、つんく♂プロデュースと比べれば彼女の個性も弱いが(それだけ彼のアクが強いということだろう。これは市井の時のも感じたことだが)、それでも彼女が唄えば(彼女の声が乗れば)それなりに説得力がある歌になるのだから、やはり才能なのだろう。前作での市井は何だったのだろう!?と思えてしまう程に(苦笑)。

●中澤裕子
  姐さんは前作でも"かもめはかもめ"という名カバーを残しているだけに、今回もかなり期待していた。まず最初に"恋人よ"。こういう曲を唄わせたらやはり上手い。歌唱力が優れているというよりも、その存在感や声の揺らぎが抜群なのだ。ヘタウマなのだけど、表現力は伊達にこの世界で5年やってきただけのものはある。これはさすがにあややにも出せないものだろう(年の功というのもあるだろうが/苦笑)。

  "オリビアを聴きながら"。恐らく杏里の歌で何度も耳にしてきたであろうこの曲を、そつなく唄いこなすあたりはさすが。それにしてもこの曲、アレンジが糞だなぁと思ったら、やっぱりたいせーだった。高橋諭一との差が一聴して判るもんなぁ‥‥。

  昨年12月のライヴ「FOLK DAYS」でもカバーされていた"木綿のハンカチーフ"。ラジオで聴いた時は「うぉ~!」と唸ったのだけど、こうやってCDで聴いてみると、そこまでの感動はない。けど、これはこれで悪くないよな、やっぱ。姐さんの声の透明感と揺らぎはやっぱり絶品で、まぁ太田裕美には至らないものの、それでも今この曲をカバーさせたら一番しっくりくるのではないだろうか? 面白いことにほぼ同時期にリリースされた椎名林檎のカバー集にもこの曲が取り上げられていたが、まぁアレンジの違いはあるものの、俺は姐さんの方に軍配を上げたいと思う。

  "わかって下さい"では、因幡晃もコーラスで参加。考えてみれば、姐さんはソロで演歌をやらされていたわけだし、そういうのがここである意味成果として出ているのかもしれない‥‥こういう演歌チックなマイナーキーの曲を唄う彼女の声を聴くと、そう思えてならない。サビでの透明感ある高音はやっぱりさすがと言わざるを得ないだろう。

  総合的にみて、やっぱりフォーク的なものよりもニューミュージック的な楽曲の方が姐さんの声に合ってるように思う。演歌を唄うにはやはり声量が足りないし、フォークを唄うとちょっと安っぽい気がするし、こういうアコースティック色の強いポップスが彼女には一番向いているんじゃないかな? 彼女の持ち歌にしても"上海の風"や"二人暮し"みたいな曲はやっぱりピッタリだと思うし。そろそろ準備に入るであろう新曲に否が応でも期待してしまう。

●メロン記念日
  各楽曲毎に解説しようと思ったけど‥‥そこまでいかなかった。いや、思っていた以上に唄えてたんで正直安心したけど、やっぱり持ち歌と比べれば、各人の個性がまだまだだし、そつなさ過ぎだし。そんな中、個人的には"ひだまりの詩"はよかったなぁ。これまでのメロンのイメージからすればちょっと違うのは判るんだけど、あぁこういうのも唄えるんだな?ってのが判っただけでも収穫。けど‥‥メロンはやっぱり元気イッパイな方がいいって。事務所的に売り出したいのは判るけど、やっぱり人選ミスかな、今回は。

●石井リカ
  この人がまだ「Peachy」というアーティスト名で活動してた頃をよく覚えているだけに、やはりハロプロ入りした以降の仕事振りには違和感があるんだわ。何故童謡のおねえさんなの?とか、なんで「エスパー」なの?とか、なんで「おどる♥11」なの?とか。そんな中、このアルバムでも殆どがコーラスワーク。正直、そんなに上手い人だとも思ってなかったので、コーラスってのはどうよ?って気が‥‥。

  そんな中、1曲だけリードが許された"夢で逢えたら"。最近、原田知世がDEENと共にカバーしたので知ってる人も多いだろうこの曲(そういえばこのアルバムの選曲、林檎にしろ知世ちゃんにしろ被りまくり。意図的に?それに今話題の「亜麻色の髪の少女」だって既に2年以上も前に娘。達が先にカバーしていたという事実があるのを皆さんはご存じだろうか? やっぱフォーク系事務所だね、UFAって)。ここでも石井ちゃんは「可もなく不可もなく」な印象を残すのみ。折角のセリフにも萌えず(笑)嗚呼‥‥。

  この人を事務所的にはどういう方向で売っていきたいのかが、明確に見えてこないよなぁ。何故ハロプロに入れたのか、その意図が全く判らない‥‥本当に謎の存在。


  さて、いろいろ絶賛しつつも貶しまくった今回。総評としては‥‥かなり聴いてますと言っておきましょう(笑)。いや、これさぁ‥‥いちーちゃんのよりも聴くと思うよ、今後。選曲的にはこっちの方が好きだし、あややに姐さんという(俺的には)安定要素があるだけに、聴いてて本当に心地よいんだわ。メロンの歌も耳障りじゃないし。

  ただね‥‥何度も言うけど、やっぱり人選ミスはあると思う。メロンはこういう企画に使うべきじゃない。折角の逸材なんだから(と俺は思う/笑)、もっと違った売り方/使い方してあげなよ? それだったら俺は、平家さんを使って欲しい。もし第三弾があるのなら、次回は松浦/中澤/平家でやってよ。実力と個性のあるシンガーがこのまま事務所に飼い殺しにされるの、見て見ぬ振りはできないもん。みっちゃんいい子なのにね?

  事務所的に何故このアルバムをリリースし続けるのか、そして売る気があるのかが全く見えてこない作品なんだけど(前回は市井の復帰作というそれらしい名目があったけど、今回はそれがないわけだし)、「何十万枚売ろう!」なんて野望もなく、単に実験として出しているのなら、是非平家みちよさんを使って下さい。カーペンターズだけじゃないですよ、きっと?(苦笑)あやや目当てで買った若い子達に「姐さん、なかなかやるじゃん!」とか、あややソロライヴで平家さんの歌に興味を持ったボンズ(笑)に「みっちゃん、いいじゃんか!」と思わせる絶好のチャンスだと思うんだけど‥‥ってそこまで考えてないか、UFAだし、たいせーだし。



▼松浦亜弥、中澤裕子、メロン記念日、石井リカ『FOLK SONGS 2』
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投稿: 2002 06 01 12:00 午前 [2002年の作品, ハロー!プロジェクト, メロン記念日, 中澤裕子, 松浦亜弥] | 固定リンク

2002/04/14

松浦亜弥 ファーストコンサートツアー2002春“ファーストデート”@赤坂BLITZ(2002年3月31日)

  松浦亜弥っていうのは、もはやアイドルという存在を超越しつつあるような気がするんだけど、みんなはどう思う? 例えばモーニング娘。と比べてみると、やっぱり全然違う地点にいるような気がするよね。今の娘。が完全なるエンターテイメント集団としてのKISSのような存在だとすると、あややは孤高のカリスマ、完璧なまでに演じきっているという意味で全盛期のデヴィッド・ボウイを彷彿させると思う。いや、違うな。もっとこう、「俺イズム」全開っていう感じ?‥‥長渕剛や矢沢永吉みたいな感じかなぁ。とにかく、あそこまで「自分が大好き」「私が、私が」と前面に出ていっても、全然嫌味じゃなくて、むしろ爽快感すら感じさせる存在。しかもそれをやってるのが、やっと芸歴1年に達しようという15歳の少女だという現実。実はこの辺が、俺があややに本気で入り込めなかった理由のひとつでもあったりしたわけです。曲は好きになっても、アイドルとしての「萌え要素」にまでたどり着かない。それは、俺が入り込む隙を感じさせない「ひとつの完成したサイボーグ」を観ているような感覚を受けたのです。

  さて、そうは言いながらも俺はあやや初のツアーをこの目で確認すべく赤坂ブリッツへ行ってきたわけです。整理番号A-300番台ってことで、かなり前まで行けたわけですが‥‥1~2メートル前にあややがいるわけですよ、あのへそ出した下着みたいな格好で。ここで普通だったら萌えるわけですが‥‥上記のように、俺はあややには萌えたためしがないんですよね、マジで。カワイイとは思いますよ。けど、何度か言ってるけど‥‥完璧過ぎるんですよね、彼女は。その表情・仕草、全てが。そういう見方しか出来なくなってる自分自身もどうかと思うんだけど、やっぱり唄ってる時の表情とかも自然さを感じない。"♡桃色片想い♡"みたいな曲なら判るんですよ、ああいうアイドルアイドルした動きや表情。けど、アルバムのバラード調の曲とかでシリアスで作った表情されると‥‥う~ん‥‥ってなってしまうんすよ。

  ライヴは上記の"♡桃色片想い♡"からスタートという、まさに理想型でした。客の熱気も凄いものがあって、最初の数曲ではかなり厳しかったです(ちなみに俺はステージ向かって左寄り、ほぼ2~3列目辺りをキープ)。スタンディングやライヴハウス慣れしてない客が多かったためか、ちょっと空いてる位置に移動しようものなら、鬼の形相で睨まれたり、ライヴが始まるともの凄い勢いで後ろから突進してきて前の人間潰そうとするし‥‥まぁそんなのは最初だけで、途中から息切れしたのか、かなり楽に観られましたが。こちとらWiLDHEARTSで最前陣取ってあばらにヒビ入れた経験の持ち主だってぇの!(笑)

  シングル曲以外は比較的ミディアム~スロウな曲が多いアルバム「FIRST KISS」。やはりというか、1曲目をピークにどんどんスロウに移行していき、聴かせる曲がメインに。歌の合間にフェイクとか入れるわけですが、それにどうも不自然さを感じてしまうのは、やっぱり先の先入観のせいかな?

  そうそう、この日のライヴでは平家のみっちゃんが司会進行をしていて、MCでもあややに質問を投げかけたりして、場の空気を和ませてました。途中、「クイズミチヨネア」なる某人気クイズ番組のパクリがあったりもしたっけ。そして当然、平家さんの歌コーナーも。やはり貫禄ですかね、聴いてて気持ちいいし、安心する歌唱力。当然あややの歌も上手いんだけど、平家さんとの違いは「歌の温かみ」かなぁ? これも先入観からくるものなのかも。最後の方でみっちゃん、歌詞間違えて苦笑いしてました。それくらいハッスルしたんでしょう。いやぁ、みっちゃん改めて見直した。もっとちゃんと応援しようよ、俺。

  そして、待望のメロン登場! 今回のライヴも、メロンがゲストで出るからチケット取ったようなもの。あやや単独のみだったら行ってなかったかもって位、今の俺の中ではメロンの評価は高いのです。下手したら娘。本体を追い抜く勢いさえある程に。で、メロンの4人+みっちゃん+あややで、三人祭の"チュッ!夏パ~ティ"を「6人祭」として披露。ピンクのヅラを被らないあややが唄うこの曲もまたいいなぁとか、柴田こそ三人祭に入れるべきだったなぁとか、目の前にいる斉藤さん、セクシーやなぁとか、そんなことばかり考えてました。あ、斉藤さんと目があった(笑)。何度か「ひとみちゃ~ん!」と呼びかけると、驚いたようにこっち向いて微笑んでくれました(間違いなく俺に/爆)。

  この後は、期待のメロンの歌。てっきり"さぁ!恋人になろう"のみだと思ってたら、嬉しいことに"This is 運命"とのメドレー形式でした。やっぱりクラブクラスで聴く"This is 運命"は最強ですね。4人は横浜で観た時よりもデカくなってました。やはり売れてきたり知名度が高くなってきたことに伴う自信でしょうか、すごく楽しそうに、しかも堂々と唄って踊ってました。そこが松浦亜弥のステージだろうが娘。のステージだろうがお構いなしに「私達メロン記念日、何か文句ある?」と言わんばかりのオーラで。お客もあややに対するのと同じだけの声援を送ってました(少なくともフロア前方では。が、やはりというか‥‥あやや相手ともなるとヲタ以外の一般客も多いわけで、後方や2階席は「?」って感じで冷え切ってたみたいです)。頑張れ、メロン記念日!

  後半戦はデビュー曲"ドッキドキ!LOVEメール"~"絶対解ける問題X=♡"という盛り上げナンバーでフロアを沸かせ、名曲"100回のKISS"を完璧に唄い上げ客のハートを鷲掴み。もはやロックアーティスト並の力技。
  などと感心してる中、この日唯一、ほんの一瞬「15歳の素の松浦亜弥という少女」を垣間見れた瞬間がありまして。"トロピカ~ル恋して~る"の2番のサビで歌詞を間違ってしまうわけですよ、あの完璧アイドルサイボーグあややが。すると、瞬時に表情が素の「わっ、やっちゃった♪ど、どうしよ~キャー(は~と)」みたいな慌てた表情になって、もうメロメロになって唄えなくなっちゃって。たった数行の歌詞だったけど、その飛んだ箇所での彼女を観た瞬間‥‥萌えたね、マジで。あ、変態とか言うなそこ。ライヴ中盤にメロン記念日が登場するまで、俺の中ではどこか冷静な部分が常にあって‥‥そういう理由から100%完全にライヴにのめり込めなかったんだけど、メロンではっちゃけて、そして数曲してからそのアクシデントがあって‥‥これがなかったら俺、「今後はあややは歌だけでいいや」って完全に決めつけてたかも。優等生過ぎる彼女が唯一見せた隙。そこに萌え要素を感じてしまう俺はやっぱりおかしいですか?(そりゃさ、チャーミーもドジしてる時の方が萌えるしね‥‥)

  たった一瞬の出来事だったけど、俺にはそれだけで十分だったね。ああ、まだ15歳だもんなぁ、って。矢沢でも長渕でもボウイでもないんだ、たった15歳の女の子なんだなぁって。それが判っただけでも満足だったなぁ。勿論、全体の出来も大満足だったよ。100%入り込めないって書いてるけど、実際には歌に聴き入ったりしてたわけだし。最後の"LOVE涙色"も、アンコールでの完全唄い上げ系バラード"初めて唇を重ねた夜"も、そして最後の最後に盛り上げた"笑顔に涙 ~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~"も。1時間50分、殆どの曲がフルコーラスで唄われた、娘。とは違った説得力を感じさせるいいステージだと思いました。行って正解だったね。

  そんなわけで、6月の国際フォーラム追加公演には行かないけど、次のツアーがあるようだったら‥‥また行ってみたいなと思うわけです。もうこんなに至近距離で観れる機会はないだろうけどね。そしてそういう距離感で彼女の素の部分をマジマジと観れたってのは、貴重だよね。

  今後、どんどんあややの「俺イズム」は巨大化していくと思うけど(既にその兆候は見えてますが)、そしてこの日目撃した「松浦亜弥という15歳の少女」はどんどん影を消していくだろうけど‥‥これからどんな風に大きくなっていくのか、ちょっと興味深いなぁ。娘。とは違った形で応援していきたいと思います。


[SETLIST]
01. ♡桃色片想い♡
02. オシャレ!
03. 待ち合わせ
--MC--
04. 私のすごい方法
05. そう言えば
06. S君
--MC:クイズミチヨネア--
07. ワンルーム夏の恋物語 [平家みちよ]
--MC:メロン記念日登場--
08. チュッ!夏パ~ティ [6人祭:松浦+平家+メロン]
09. メドレー/This is 運命 ~ さぁ!恋人になろう [メロン記念日]
10. ドッキドキ!LOVEメール
11. 絶対解ける問題X=♡
12. 100回のKISS
13. トロピカ~ル恋して~る
14. LOVE涙色
--アンコール--
15. 初めて口唇を重ねた夜
16. 笑顔に涙 ~THANK YOU! DEAR MY FRIENDS~



▼松浦亜弥『ファーストKISS』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2002 04 14 07:11 午後 [2002年のライブ, ハロー!プロジェクト, メロン記念日, 松浦亜弥] | 固定リンク

2002/02/25

「Hello! Project 2002 ~今年もすごいぞ!~」@横浜アリーナ(2002年2月16日 夜公演)

  2002年に入って、こんなにもスタートダッシュするとは思ってもみなかった‥‥2月の時点で既に2度目のハロプロライヴですよ、奥さん! もうね、行けるとこまで行ってやろうと。本気で思っておりますです。別にこの2/16は愛する石川さんの誕生日でも卒業記念日でもないわけで、いうなれば「デカイ会場でも観てみたい」否、「前回の物足りなさを解消したい」って思いでいっぱいなわけでして。福井では小さい会場で、かなり近くで観れたっていう満足感があったので、今回はやはり「デカイ会場ならそれなりに、全体を見渡したい」というのがありまして。スタンド席でステージ真正面となる席をヤフオクで探したところ、簡単に見つかり、しかも定価でゲットできてしまったわけです‥‥

  そんなわけで、小規模会場で行われてきた正月ハロプロ興行の、追加公演として発表されたのが横浜アリーナ2Days、しかも1日目は昼夜興行。計3回、約4万人ものおこちゃまや大きなお友達が足を運ぶことになったわけです。この「大がかりな追加公演」に対しては発表当初から「誰かの卒業式となる」なんて囁かれていて、俺も以前書いた加護ちゃんコラムの中で「加護卒業、ラストはハロプロ横アリ、なんて噂がある」と書きました。しかし、実際に卒業したのは加護ちゃんでもなっちでもなく、なんと大穴中の大穴、ココナッツ娘。のレフアでした‥‥(汗)しかも、卒業自体に触れたのは、最終日の一番最後。オイオイ、そんな扱いかよ‥‥正しく「悔し涙ぽろり」だよ(苦笑)

  それにしても、やっぱり横浜アリーナはデカイねぇ‥‥最後に来たのは何時だっけ‥‥去年のAC/DCかな? じゃあほぼ1年振りなわけだ‥‥あの時とは全く違う会場に思えたのは、客層のせいだけだろうか? とにかく、始まる前から異様な空気が漂ってたなぁ‥‥それにしても、やっぱりこの日もPRODIGY「THE FAT OF THE LAND」が会場に響いておりました。10日程前に来てたんだよな、奴ら‥‥なんて思いながら、やはりこの日も始まる前からノリノリなわけでございます。

  ハロプロ関係のライヴの素晴らしい所は、常に予定時刻ピッタリに始まるところ。この日も18時半を過ぎた途端に会場暗転。オープニングやその後の新メンバー紹介などのMCは前回と全く一緒。というわけで、今回は前回観た福井とは違った点やその他印象に残った所をレポートしてみたいと思います。

●客層

  福井よりもおこちゃま&父兄の比率が高かった。親子連れや小学生or中学生が多かったなぁ。友達同士で来てたりとか。思った以上に年齢層が低かった。さすがに1回に万単位の人数が入るだけあって、ヲタだけに限定されていない。よかったよかった。

●会場暗転

  驚いた。まずはこの一言。会場が真っ暗になった瞬間、目に飛び込んできたのは‥‥サイリウムの綺麗な海。この日のお客(1万4千人と姐さんが言ってた)全員が持っていたわけじゃないけど、半数以上の客が持ってたわけで、しかも持ってる人は両手に持ってるので‥‥凄い綺麗な光景なわけですよ。で、他の観客もその光景を目にして「ウォ~!」と驚きと感動のうなり声をあげるわけです。これはマジで感動。よくハードロック系のライヴでバラードになるとライターの火を点けて店にかざすってのがあるけど(アメリカのライヴなんかを観ると、よくやってるよね?)、あれと同じような感動がそこにはあったわけです。俺の中ではMOTLEY CRUEの"Home Sweet Home"のPVで初めて観たあの光景と同じ感動を感じてしまったわけです。あ~、俺も買っておけばよかった(笑)

●10人祭

  前回よりもステージがデカくなったせいか、広いステージを有効に使って動き回る10人。シャッフルユニットの中では今回一番観てて気持ちよかったのがここでした。今日はよっすぃーが元気そうでよかったです。そして、なっちは今日も可愛かったです♪

●7人祭

  遠目で観てるせいか、ごっちんの可愛さを肉眼で確認することは出来ず、仕方なしにスクリーンでアップになった彼女に萌えておきました(笑)

●三人祭

  加護ちゃんに対してはやはり遠目だったせいか、そんなに違和感を感じることなく、普通に楽しめました。既にこの日二回目の公演ってこともあり、石川さんの歌はかなりヤバめでした(爆)。そしてそれは「完璧アイドル」あややに対しても言えることであり、皆さんさすがにお疲れのようでした。これ終わっても、1ヶ月もしたら娘。もあややも単独ツアーが待ってるんだもんなぁ‥‥(涙)

●平家みちよ

  平家さん、ここ横浜でも声援が小さかった‥‥何か気の毒になって「がんばれ!」って心の中で叫んでおきました、椅子に座りながら(だから声に出して応援しろって俺)。そろそろ彼女がハロプロ自体を卒業してしまうのではないか‥‥なんて思ってしまう今日この頃です。

●前田有紀

  前回は師匠である五木ひろしの名曲カバーでいきなり場を凍り付かせましたが、今回は自身の新曲。しかもこれが威勢のいいムード歌謡だったので、他のハロプロメンバーも観客も(ある意味)ノリノリ。合いの手入れる入れる。確かに娘。やあやや観に来て演歌聴かされた日にゃキツいものがありますが、それでも今日は楽しめましたよ。さすがに周りのおこちゃま達はつまらなさそうでしたが。

●カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)

  福井で最後だ‥‥とか思ってたら、もう1曲出るそうで‥‥だから俺の涙はなんだったんだよ!(爆)改めて冷静にカン梨華のステージを観ました。里田さん、思ったよりも歌が不安定でしたね。やはりまだ慣れてないせい? 働かされ過ぎ? 何にせよ、歌だけは石川さんを見習わないようにしないと。

  で、肝心の石川さん。もうね、福井での感動が嘘かと思える程に唄えてなかった(号泣)。これが本来の「石川梨華」ってのはよぉ~く判ってるつもりだったのですが、いざ目の前で目撃すると、ショックですね?(苦笑)まぁカワイイから許すけど(許すのかよっ!)

●後藤真希

  ごっちんのクールさが売りであろうソロ曲。だけど何故かこの日のごっちんは歌の途中で何度も笑顔でした。何かあった? 側にいた新メンに笑わされた? それとも圭ちゃんとなっち?‥‥なんて余計な心配をしてる場合じゃねぇってば俺(笑)

●ミニモニ。

  ごっちん辺りから小さなおこちゃまも立ち上がって唄って踊っていたのですが、ここで大爆発って感じでしょうか。福井の時とは違って既に発売になった後なので、ちゃんと浸透しておりました。イントロでの振り付けも、側にいたお母さんまで一緒になってやってた程で(笑)。いやぁ~、微笑ましい。それにしても、何故かミニモニ。だけフルコーラスだったね? やはり人気の差!?

  数週間前に風邪でダウンしたと聞いていた辻ちゃんですが、気持ち細くなったような気がしたのは、やはり遠目だったからでしょうか?

●藤本美貴

  いきなりデビュー曲変更ですか。ちょっと前にデビュー曲が正式発表されたのですが、それはツアー前半に唄われていた曲とは別のものでした。この日が初お披露目だったそうですが、個人的には深夜番組でもお馴染み"Let's do 大発見"よりも好印象。広末涼子~松浦亜弥の流れを組む、ある意味最近の正統派アイドルの楽曲といえる曲。確かにこっちの方が純粋に「売れる」曲だと思った、直感的に。うん、つんく♂らしい曲だわ。藤本さんのステージングも段々場慣れしてきたようで、お客に手拍子を求めたりとかいろいろ頑張ってました。娘。の春ツアーにも動向するので、そこでまた更に成長が伺えるかもしれませんね。

●中澤裕子

  特筆すべき点はないんだけど‥‥なんか最近、媚びすぎかなぁ!?って思える瞬間がたまにあるんだよね、姐さんに関しては。市井との時は感じなかったんだけど、福井以降‥‥あの投げキッスにはどういった意味が含まれているんですか? 何か急にああいう事されると(しかも娘。達では絶対にああいう艶っぽさは感じないので)本気でドキッとするんですけど。度を超えると、本当に「媚びてる」って受け取られる可能性大なのでは? 新曲のリリースが夏までないそうなので、次に姐さんの生歌が聴けるのは夏のハロプロライヴってことになりそうだけど‥‥やっぱりもう1度、真剣に歌をやって欲しいなぁ‥‥

●ココナッツ娘。

  レフア卒業の噂はここ数日ネット上を飛び交っていたので、意識して観てたのだけど‥‥特にそれを感じさせる発言も雰囲気もなかったなぁ。せいぜいミカの歌がヤバかったなぁ、程度で(笑)。けど、ライヴ自体一番最後に「ココナッツ娘。は日本の事が大好きでぇ~す♪」というミカとアヤカの言葉‥‥これにちょっと反応してしまった俺。こんな事言う必要、ないのに‥‥って。この瞬間、俺の中で「レフア卒業=決定」となったわけで(結局、翌日の姐さんのラジオで事実を知ったわけで)。ココナッツも春の娘。ツアーに動向するので、それまでに新メンバーが発表されるのかもしれませんね。何にせよ、どういった娘が入るのか気になるところです。

●プッチモニ

  やっぱり圭ちゃん、カッコよすぎ(笑)。ごっちんが今日、結構よく唄えてたなぁ、と。いつもラストの「自慢したい素敵な~」と囁くように唄うところで外しがちなんだけど、今日はバッチリでした。ええ、萌えましたとも!(笑)よっすぃーも相変わらず気持ちよさげに「L・O・V・E・ラブリー~」の所を無表情で踊ってたし。言うことなしです。

●タンポポ

  飯田さんが本気で綺麗だと。そして石川さんが本気で外してたと。このアンバランスさこそが「タンポポ」だと、俺は声を大にして言いたい!(ドンッ!と机を叩く)‥‥まぁ実際にはそんことないわけでして。石川さん、ある意味本調子!って感じで、冷や冷やしながら観てました。まぁファンからすれば、それすらも萌え要素だったりするわけですが‥‥(苦笑)

●全員登場、MCへ

  ここでは「最近の出来事」というようなテーマでMC。まずはカントリーのあさみ。前の週に北海道で行われた犬ぞりレースで優勝したこと。これは既にネット上でも話題となっていたので、ご存じの方も多いでしょう。成績が良いと、今度はアラスカまで行けるそうです‥‥さすが「半農半芸アイドル」‥‥あれっ、ちょっと違うような?

  続いて新垣さんが選ばれ、「地元・横浜に戻ってきてライヴができた事」と。そういえば前回の横浜は11月、13人ライヴ初お披露目の時でした。声援が小さかったり、「コネガキーッ!」等の罵声まで飛び交ったあの日です。ビデオで観ましたが、正直可哀想でしたよ‥‥あれから俺は改心して(改心って)彼女を応援しようと思ったのですが。本当に今年に入ってからの新メンバーはいい感じですね?

  最後はなっち。ご存じ、「TBSテレビでソルトレークオリンピックのキャスターをやってる」という話題を。全く興味がなかったその世界を毎日勉強して覚えて、そして知れば知るほど奥が深く、見入ってしまうと。何か矢口さんもラジオで「初めてなっちが出演する時、メールで励ましたらそれ観て泣いたらしい」です、なっちさん。素敵です。萌え~です(笑)。

●メロン記念日

  たった1ヶ月でここまで雰囲気が変わるもんかなぁ? もうね、佇まいだけで前と違う。自信に満ちあふれてるっていうか。やっぱりメジャー展開させてもらえると、心理的にこうも変わるのかなぁ? すごい堂々としてたし、楽しそうに唄って踊ってた。ただ、観る側がまだ完全にそれに着いてこれてない様子で、「愛のボタンを連打!連打!」のコール&レスポンスも思った以上に小さくて‥‥最近、CDショップに行っても「メロン記念日ってどうなの?」って話をしてるカップルを何度か見かけたりで、それなりに認知はされてきているので、本当の「波」は次のシングルなんだろうなぁ‥‥と真剣に思いました。やっぱりさ、「うたばん」で優遇されるメロン、観てみたくない、みんな?(笑)

●松浦亜弥

  そして更に凄いことになってたのが、あやや。オーラが1ヶ月前とは比にならない程大きくなってた。既に10年選手級の貫禄。メロンの昇り調子も凄いものがあったけど、これはハンパじゃない。娘。を喰う勢い‥‥いや、既に多くのヲタは餌食になってしまったようで(苦笑)、特に新曲に対する声援はもの凄いものがありました。同じハロプロメンバーで、娘。レベルで新曲が浸透してるんだから。さすがタイアップ効果強し。こりゃマジでツアーが楽しみになってきた。

●モーニング娘。

  けど、そうは言っても、やはり娘。は今日も完璧だったわけで。"ザ☆ピ~ス!"ってのは既に自分達にとってアンセムソングとなってるわけで。この日のコール&レスポンスもハンパじゃない大きさだったのです。福井では躊躇してた俺も、既に2度目ってこともあり、完全に溶け込んでおりました(笑)。既に随分引き返せないところまで来てしまったようです(号泣)。そうそう、テレビでは石川さんのセリフ後になっちとごっちんが彼女の前に立ちはだかってピースサインをするパート。福井では示し合わせたかのように「コマネチ」をやっていたふたりでしたが(なっちが照れていたのにかなり萌えた/笑)、この日は石川さんの足下で相談するふたりに気づき、結局やったのは「アイ~ン」でした。しかもノリノリでやってました♪

  メドレーは前回と同じ感じだけど、福井での"恋のダンスサイト"エンディングで、本来ごっちんが唄うべきパートをなっちが唄っていたのですが、ここ横浜では矢口さんでした。やはり新曲センターへの伏線でしょうか?(とかいって、ミスムンでも歌い出しが小川さんだったりと、いろいろ毎回変えてるようですが)前回、次の"I WISH"に備えてふたり(ごっちん、加護ちゃん)がいなくなると書きましたが、横浜を観た限りでは4人でした(ごっちん、加護ちゃん、よっすぃー、圭ちゃん)‥‥つまり、"I WISH"の唄い出しに必要な、最低限のメンバーだったのです。やはり前回は冷静に観れてなかったようです(当たり前だって)。

  さて、この日はネット上でも既に噂になっていた通り、娘。新曲"そうだ!We're ALIVE"のステージ初お披露目となったのですが‥‥肝心の衣装が次のミスムンのもの、そして歌もショートバージョン(テレビサイズ)だったこともあり、思った以上の感動・感激はありませんでした。が、やはり実感したのは、「この曲は大音量で、大人数で消費すべき曲だ」ということ。それだけは間違いありません。きっとこんな例えをしたら多くの「ロックファン」が怒ると思うのですが‥‥そういう点からいえば、OASISと同じだと思うのです。勿論、その背景やスタイルは全くの別物ですが、向かっている先は実はかなり近いんじゃないだろうか?と思えたのです。それは何も2年前に同会場でOASISを観たから、とかそういう理由で比較したのではなく、そうなるべき曲だと信じて疑わないからです。これを読んで「OASISとモー娘。を一緒にすんじゃねぇよ!」と怒り心頭のロックファンも多いでしょう。俺が言いたいのは、ただOASISと娘。が同じとかそういう事が言いたいのではなくて、「時代を作る音というのはそういうものじゃないだろうか?」って事なのです。この"そうだ!We're ALIVE"って曲は、そういう「みんなのうた」になるべき1曲だと思うのです。逆に、これだけ前向き且つポジティヴで、人の気持ちを高揚させるポップなロックナンバーが、今のシーンの中にどれだけあるのか‥‥こういう時代だからこそ、馬鹿馬鹿しいかもしれないけど、こんな曲が必要なんじゃないかなぁと純粋に思うのです。

  この曲を無視したり良さが判らないロックファンがダメだと言ってるとか、娘。を「ロック」と唱えることで冒涜してるわけではないのです。だって、ロックは本来、いろんな要素を貪り尽くしてきた雑食の音楽であり、常に何か既成の概念をぶち壊してきたものだと思うんです。ただ、それを今のロックミュージシャンが余りやっていないだけで、それをたまたまつんく♂というアーティストがモーニング娘。というアイドルを使ってやっただけ。だから俺は彼女らに面白みを感じるわけで。逆に、娘。ごとき(と敢えて言わせてもらいます。ヲタの皆さんごめんなさい)に幅を利かせられただけで「冒涜された」「バカにされた」と感じるようなロックなら、そんなの最初からロックじゃなかったんだよ!と俺は声を大にして言いたいね。ロックってそんなチンケなもんじゃないでしょ? もっと揺るぎないものなはずでしょ? だったらロックファンはもっとデンと構えてればいいんじゃないかな? 俺が何を叫ぼうが、個人個人にとっての「ロック感」ってそんなにダメになってしまうようなもんじゃないでしょ。少なくとも、俺にとっての「ロック」ってそんなにケツの穴の小さいもんじゃないよ?

  ‥‥と話がかなり脱線しましたが(苦笑)、この日の娘。達は以前にも増して「ロック然としたエンターテイナー」でした。それ以上でもそれ以下でもなく。完璧ですよね。固定のファン層を相手にしてるとはいえ、これだけ幅広い年齢層(俺の隣には、明らかに「おじいさんと孫」という関係の2人組がいましたし、実際おじいさんの方も楽しそうに手拍子してましたよ、笑顔で)を巻き込むモーニング娘。って‥‥


  小さい会場での良さ、そして大会場での良さ、両方を体験した今。やはり思う事はただひとつ‥‥


ハロプロ最高!!!(爆)


ごめんなさいこんな大人になってしまって本当にごめんなさい‥‥

P.S.そんな俺は、4月に「さいたまスーパーアリーナ」での娘。ライヴ2日間(各日、昼・夜公演)合計4公演を観ることが決定しています‥‥もう絶対に引き返せない‥ ‥


[SETLIST]
  [MC:稲葉貴子、石井リカ、里田まい、藤本美貴]
01. ダンシング!夏祭り [10人祭]
02. サマーれげぇ!レインボー [7人祭]
03. チュッ!夏パ~ティ [三人祭]
  [MC:全員]
04. 花 [全員/アカペラ]
05. プロポーズ [平家みちよ]
06. 東京、宵町草。 [前田有紀]
07. 恋人は心の応援団 [カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)]
08. 溢れちゃう... BE IN LOVE [後藤真希]
09. ミニモニ。ひなまつり! [ミニモニ。]
  [MC:稲葉貴子、石井リカ、里田まい、藤本美貴]
10. みかんの花咲く丘 [稲葉貴子、石井リカ、里田まい、藤本美貴]
  [MC:稲葉貴子、石井リカ、里田まい、藤本美貴、中澤裕子]
11. 会えない長い日曜日 [藤本美貴]
12. 二人暮し [中澤裕子]
13. 情熱行き未来船 [ココナッツ娘。]
14. ぴったりしたいX'mas! [プッチモニ]
15. 王子様と雪の夜 [タンポポ]
  [MC:全員]
  [MC:稲葉貴子、松浦亜弥、メロン記念日]
16. さぁ!恋人になろう [メロン記念日]
17. メドレー/トロピカ~ル恋して~る
  ~ LOVE涙色
  ~ 桃色片想い [松浦亜弥]
18. ザ☆ピ~ス! [モーニング娘。]
  [MC:モーニング娘。]
19. メドレー/LOVEマシーン
  ~ 恋のダンスサイト
  ~ I WISH
  ~ ハッピーサマーウェディング [モーニング娘。]
20. 恋愛レボリューション21 [モーニング娘。]
  [Encore]
21. そうだ!We're ALIVE [モーニング娘。]
22. Mr. Moonlight ~愛のビッグバンド~ [モーニング娘。]



▼ハロー!プロジェクト『プッチベスト2 〜三・7・10〜』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2002 02 25 01:30 午前 [2002年のライブ, カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。), タンポポ, ハロー!プロジェクト, プッチモニ, ミニモニ。, メロン記念日, モーニング娘。, 中澤裕子, 後藤真希, 松浦亜弥, 藤本美貴] | 固定リンク

2002/01/05

松浦亜弥『ファーストKISS』(2002)

  2002年最初に買ったCDというわけではないけど、とりあえず2002年1月1日発売の新譜です。新年を迎え、いよいよ「とみ宮」は更に混沌へと向かっております(笑)。もうここまで来たら、着いて来れない人は置いてけぼりってことでひとつ。そもそも無理してまで他人に合わせるのが嫌な人間だし、これまでもそんな暴走振りでこのサイトを運営してきたので、やれアイドルだ、アフォだ(笑)云々言うなら、こんなつまらんサイトに拘らずに、余所のすっばらすぃ~「ロック評論サイト」を覗いてあげてください。その方が互いの精神衛生上最も好ましいと思いますので。

  さぁ、洒落の判る人、偏見のない人、そして我がモーヲタ同志(爆)にお届けする今回の1枚。もうこれは、久し振りに感動した、10年に一枚あるかないかの、究極のアイドルポップ・アルバムをご紹介したいと思う次第で。そう、今回の主役はモーニング娘。ではなく、その妹分の松浦亜弥のファーストアルバムでございます。

  松浦亜弥の魅力・衝撃については後程、別ページに執筆すると思いますので、今回はこのアルバムが如何に優れた作品かについてを純粋に語ってみたいと思います。

  松浦亜弥は'01年4月のデビューからこの8ヶ月の間に、シングルを4枚リリースしています。最初の2枚("ドッキドキ!LOVEメール"と"トロピカ~ル恋して~る")は比較的今のモーニング娘。等が所属する「ハロー!プロジェクト」系アイドルの色‥‥ちょっと飛んだ感じのアイドルポップ‥‥で、そのビジュアル(衣装)のイメージと重なり、見る人が見れば「キショい」の一言で片づけられそうな印象でした。そして俺自身もそんな印象を受け、ちょっと無視気味でした(それ以前にまだこの頃は今ほど娘。関係にのめり込めなかったのも大きいですが)。

 そして秋以降の2枚("LOVE涙色"と"100回のKISS")で少し路線修正したのか、真っ当な歌謡路線‥‥いや、どちらかと言えばJ-POP路線とでもいいましょうか、とにかくそれまでのコッテコテ・アイドル路線と比べると異常に完成度が高いのです。で、俺が彼女に注目し出したのもこの頃からで、後者の"100回のKISS"の楽曲・アレンジ・パフォーマンスの完成度の高さにノックアウトされ、結局シングルを買うに至ったのです。

  当然この松浦亜弥の全楽曲及びプロデュースを手掛けるのも娘。同様つんく♂なわけですが、その力の入れ具合がちょっと異常‥‥というか、事務所を含め、相当金を時間をかけて彼女をプロモーションしてるな?ってのが、そういうシングル1枚とっても伺えるんですよ。そして、デビューから8ヶ月にして早くもアルバムですから。ヒットシングル4枚(全てオリコントップ10入り、しかも3枚目は第3位、4枚目は2位ですし)全てを網羅し、しかも各シングルのカップリング曲はアルバム未収録、全11曲のアルバム収録曲の内シングル曲以外は全て新たに書き下ろした新曲。同時期に発表されたカントリー娘。のアルバムが同じ収録曲数にも関わらず、完全未発表新曲は3曲のみだったのを考えると、その力の入れようが判って貰えると思います。あのモーニング娘。でさえ、アルバムには「へっ!?」と思えるような中途半端な出来の曲が入っていたりしたのに、この松浦亜弥のアルバムは隙のない、完璧な作りなんですよ。

  当時毛嫌いしていたファースト&セカンドシングルも、改めてちゃんと聴くと本当に完成度の高い楽曲なんですよね。これはある意味、松浦亜弥にしか唄えない楽曲ではないか、と。最近の2枚のシングルを、例えば他の娘。メンバーが唄ったとしても違和感ないと思うんですけど(それだけ普遍性の高い楽曲という意味)、最初の2曲は本当にスタッフやつんく♂が「どうやって聴き手に『松浦亜弥』を印象づけるか?」という事を真剣に考えた結果出来た曲なんだなと思うのです。

  アルバム用の新曲ですが、こっちもすっげー完成度高いポップソング満載なんですよ。如何にもつんく♂が好きそうな"オシャレ!"や、クラブでかけたらモッシュの嵐じゃないか!?なんて思えてしまうハイパーロックチューン"絶対解ける問題X=♡"(これなんて、メロン記念日"This is 運命"に匹敵するハロプロ的モッシュチューンではないでしょうか?)、そしてアルバムの最後を締め括る名曲(と言って差し支えないでしょう)"初めて唇を重ねた夜"等‥‥ホント、どれも捨て曲なし。"そう言えば"でのアコースティック+バンドサウンド+ストリングス=最近のタンポポに共通する色とか、本当取り上げればキリがない程、語り甲斐のある作品なんですよ。つんく♂、自身も今年は新しいバンドで動き出すっていうのに、しかも昨年夏以降のハロプロ関連のリリースラッシュ(しかもどれもが平均以上の完成度を保っていた)を考えると‥‥この松浦亜弥のアルバムで全ての力を使い果たしてしまっていてもおかしくないのに‥‥改めて、脱帽。そして、それを支える各アレンジャー陣にも。

  こういう「完成度の高いアイドルアルバム」はここ数年、久しくなかったような気がします。同じつんく♂関係でいえば、タンポポのファーストアルバム「TANPOPO 1」の完成度も素晴らしかったですし(あれはアイドルというよりも、コーラスグループって表現の方が合ってるような)、同時期に制作されたモーニング娘。「SECOND MORNING」もなかなかの出来でした。しかし、アルバムまるまる1枚隙のない作りとなると‥‥どれくらだろう? 俺自身もここ5年以上はこの手のアイドルから遠ざかっていたので何とも言えませんが、例えば小室哲哉が当時力を入れていた華原朋美や鈴木あみのファーストアルバムと比べても‥‥いや、個人的趣味から言えば、こっちの方が全然完成度高いと思うのですが。音楽的にも結構幅があるし、歌唱力という意味でも、華原や鈴木のような危うさは全く感じられないし。

  そう、そういう点からもこの『松浦亜弥』を「アイドルサイボーグ」と表現できると思うんですよね(この点については、また次回に)。やれ「15才の小娘に対して、何本気になってんねん?」とか「ヲタ、キショ!」とかいろいろ意見はあるでしょうが、純粋に音楽だけとってもこれだけ語るべき点が存在する。それだけ優れた「J-POPアルバム」(J-POPっていう表現は個人的には嫌いですが)なのですよ、これは。



▼松浦亜弥『ファーストKISS』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2002 01 05 12:00 午前 [2002年の作品, ハロー!プロジェクト, 松浦亜弥] | 固定リンク

2001/01/21

「Hello! Project 2002 ~今年もすごいぞ!~」@福井フェニックスプラザ(2002年1月19日 昼公演)

  2001年最後のライヴは市井紗耶香の復活ライヴでした。が、まさか2002年最初のライヴがモーニング娘。をはじめとする「ハロー!プロジェクト」(以下、ハロプロと略)の正月公演になるとは(いや、行きたかったんだけどね、三が日の中野サンプラザ公演とか)。しかも選んだ日が愛する石川梨華さんの17回目の誕生日、選んだ場所が福井県だという‥‥バカも休み休み言えってとこでしょうか?(苦笑)

  そんな事言いながらも、しっかり交通手段を考えたり、宿を予約したり、更にもう1公演観れないか動き回ったりで(本来昼公演のみだったが、夜公演も観れないかヤフオクをしきりにチェック。まぁ高かったので止めたのだけど)‥‥今の俺にはチャーミーしか見えません(爆)

  まぁ冗談はさておき(半分冗談じゃないんだけど)、行ってきました、福井県! 北陸地方には19歳の時に富山~金沢へ2泊3日の旅行(しかも男4人で)の経験があるのみで、基本的には自分にとって「未開の地」でした。当然今回も「娘。コンサート」が目的なだけで、観光なんて全く考えてません(そもそも地元を朝5時に出発し、昼12時過ぎに福井着、そのまま14時半に開場~15時半開演~17時半終演で、18時にホテルにチェックイン。翌日も11時に福井発、12時過ぎに米原から新幹線で東京へ‥‥ってスケジュールじゃどこも観れないんですが/苦笑)。今の俺の目的はただひとつ、石川梨華にただ一言、「お誕生日おめでとう」と言うだけ。後はおまけです(狂ってるとか言うなそこ)

  というわけで、ライヴの感想なんぞを綴っていこうと思うのですが(どうも文体が某ページでのパターンと変わらなくなってるような気が‥‥まぁ判る人だけ笑ってください)、一体誰が読むのでしょうか?(笑)

  会場となる福井フェニックスプラザは、市の文化会館や体育館といったイメージではなく、大きな会議場というイメージの作り。大きめの舞台があり、フロア前方にパイプ椅子が並べられ、後方には取って付けたような段差の上に椅子。最大キャパは2000人と書いてありましたが、実際には1500人程度じゃないでしょうか?(簡単に数えてみたけど、そんな感じでした)

  客層は、男性客(ハッピや特攻服を着たマジヲタ含む)が4割強、お子ちゃまと連れのお父さんお母さんが4割、そして驚いた事に女性が2割程度いました。都心での娘。ライヴでもこうなのでしょうか? 特に女性は中高生が殆どなのですが、中には20代半ばと思わしき女性があややを振り付きで唄っていたりなど、とても微笑ましかったです。

  自分の席は真ん中よりちょっと後ろの、段差が付いた席、ステージ向かって左側。席からステージまでの距離は10数メートル程度でしょうか?(いや、もっとあったか??)この位置でもオペラグラスを使うことなく、十分顔を確認できます。こりゃ凄い。初の娘。ライヴをこんな小さい会場で、しかもこんな間近で観れるとは‥‥これがサンプラザや横アリだったら‥‥(って行くんですけどね、2月のアリーナ公演も/苦笑)

  そういえば、客入れのS.E.が何故かPRODIGY「THE FAT OF THE LAND」だったのには、何か深い意味があるのでしょうか?(苦笑)個人的に、すっげー気持ちが高揚して、いい前振りになってくれました。

●オープニング

  定刻通りに会場暗転。ヲタの大歓声。さすがこの日はチャーミーの誕生日という事もあって、「梨華ちゃんコール」が一際目立ちました。続いてお子ちゃまからの「加護ちゃんコール」、更に地元福井出身の「(高橋)愛ちゃんコール」も凄いです。とても加入後数ヶ月のメンバーに対するコールとは思えません。それくらい大人気でした。

  ステージ左右には小さいスクリーンがあって、そこに出演者ひとりひとりの顔と名前が紹介され、思い思いのメンバーが登場すると、大歓声。当然俺も石川萌え。

  ひと通りの紹介が終わると、ステージ左側からアフロの女性が‥‥何のことはない、元T&Cボンバーの稲葉貴子だった(笑)。あぁ、ミュージカル「LOVEセンチュリー」での役そのままやん‥‥彼女が今回の総合司会ということになるようだ。そして彼女に引き連れられ、3人の初々しい女の子が登場。今回のツアーからハロプロに参加することになった3人(藤本美貴、里田まい、石井リカ)だった。それぞれ自己紹介し、観客からも暖かい拍手が。そして稲葉が「外は寒いけど、ステージはこれから夏祭りだぜ~!」みたいなMCをしていると、薄暗いステージ後方にハッピを着た10人祭の姿が‥‥いよいよスタートだ。

●10人祭

  テレビの歌番組やPVと違って、なっちや飯田さんは髪型もストレートのまま(この後、娘。もあればタンポポもあるしな)なので、ちょっと違和感が。ボコーダーを使ったパートがあるので、結構口パクっぽい。マイクもハンドマイクじゃなくて、ヘッドセットだから余計生歌っぽく聞こえない。というより、あれだけ派手に動き回っても、なっちにしろ圭ちゃんにしろ、そして辻ちゃんにしろ、みんなちゃんと外さずに唄いこなしてるんだもん(当たり前って言われればそれまでだが)、ちょっと感動。

  個人的にはなっちと飯田さんの「いるだけで華」なオーラに、やっぱりスターなんだなと実感。辻ちゃんもいるだけで微笑ましいし、圭ちゃんは振りの大きい、ビシッと決まったダンスに目を惹き付けられる。逆に、よっすぃーはここでは殆ど目立ってなかった(というより、どれがよっすぃーなのかを認識するまでに時間を要した)。まだメロン記念日の3人(村田、斉藤、大谷)の方が目立ってたなぁ。

  あ、歌ですが。基本的にはテレビと一緒で、2コーラス目をカットしたショートバージョン。なので、あっという間に終わります。しかも10人祭は10人の持ち味を生かす(というか10人全員を認識する)前に終了してしまいます。だからどうしても娘。メンバーを目で追って終わってしまうという。まぁ仕方ないか‥‥

●7人祭

  続いて7人祭。ここも見所満載。とにかく「華」が多い。唄い出しのメロン柴田にいきなり目を奪われ、続いてごっちん‥‥基本的に彼女にはあまり興味がなかったのだけど、やっぱり可愛いわ、うん。オーラとかそういうのはあんまり感じなかったけど、やっぱり他と比べるとダントツに可愛い。そして矢口‥‥あれ‥‥矢口がふたりいる‥‥(汗)途中で一方がカントリー娘。のあさみであることが判明。ちゃっかり金髪にしてるし(苦笑)小柄なので、動き回られると一瞬間違えます。う~ん、ここではやっぱりごっちんかなぁ。柴田はさすがに控えめっていうか。メロンはもっと自信を付けて欲しいなぁ。そしてもっと売れて欲しいッス。

●三人祭

  そしてお待たせ、期待の三人祭の出番。薄暗いステージ上にマイクスタンドが3つ運び込まれ、3人の小柄な女の子が登場し、照明がパッと点くと‥‥そこには衝撃的な現実が待ちかまえていました。


   か、加護ちゃん‥‥

   大き過ぎだって、横に(汗)


マジで焦りました。あややとチャーミーが他と比べても細いってのもあるんだけど、とにかく加護ちゃんが横にこんなにも大きくなっていたとは‥‥だって肩幅が全然違うもん。衣装のせいかな?とか考えて自分を納得させようとしたけど‥‥うぅ~ん‥‥何か段々観てて痛々しく思えてきたよ(加護ヲタ、ゴメン!悪気はないんだよ?)。テレビで観たときもこんなんだったっけ‥‥といろいろ思いを巡らせている間に、サビ前の「勝負!勝負!勝負、勝負、パ~ティ、パ~ティ、イェ~!」のパンツ見せ(笑)に‥‥ここでまずこの日1回目の脳挫傷(爆)。ダメだって、お子ちゃまが沢山いるのに。お兄さん、腰が抜けましたよ、マジで。

●全員でアカペラ(マイクなし)

  ここでステージ上にハロプロ全メンバー30人が勢揃い。凄まじいですよ、マジで。クドいを通り越して、「俺が悪かった」って言わざるを得ない光景。しかも会場・ステージ共に小さいもんだから、余計に威圧感あり過ぎ。で、祭シャッフルの20人(これだけでも十分な威圧感)がステージ上に残り、童謡を唄おうという事になり(童謡アルバムのプロモーションも兼ねてるのね/笑)、ハンドマイクなし(但し左右上方から音声を拾う釣りマイクあり)で童謡"花"を唄う。会場が小さいから釣りマイクさえもいらないと思ったけど‥‥これが意外とイケてまして。ちゃんと中学校の合唱部並みにハモってました(いや、嫌味でなくて、マジで)。思えば初期の娘。にはこういう要素(楽曲的にではなく音楽的に)が沢山あったのに‥‥歌唱力が弱点なメンバーを補充すると、大変なわけですね、ねっ、石(以下自主規制)

●平家みちよ

  石川萌えしつつも、やはり三人祭のあの「ピンクのヅラ」があると、どうも‥‥どうやら俺はそこまでマニアではないようで(笑)。ここから各メンバー/ユニットの歌へ。まずは平家さん。歌唱力は全メンバーの中でも抜群。最も安心して聴いてられるんだけど、可もなく不可もなくって印象が強いんだよなぁ。本来は彼女が勝者で、娘。(中澤、安倍、飯田)が敗者なわけなのだけど‥‥最終的には逆転してるという。何か切っ掛けがないと、この人はずっとこのままなのかなぁ、なんて考えたりして。歌も上手い、喋りもそこそこ面白い(関西方面の人ですし)‥‥勿体ないなぁ‥‥それに、つんく♂の書くメロも合ってないんだよなぁ、何か。"プロポーズ"って曲は彼女のこれまでの楽曲(はたけプロデュース曲も含む)の中でも一番好きなんだけどなぁ‥‥

●前田有紀

  未だにこの人がハロプロに参加してるって事実が俺には驚きで。事務所的には「アリ」なんでしょうか? 五木ひろしのとこの人でしょ、彼女? 演歌の人でしょ? 何か「ハロモニ」スタート当初、飯田さんが1日マネージャーとかやってなかったっけ?(あれ、「アイさが」だったっけ?)それが切っ掛けでハロプロ入りしたような‥‥で、それはいいとして‥‥何故に師匠・ひろし五木の歌を唄ってるのでしょうか? 上手いだけに、更に頭の中が混乱‥‥ヲタの皆様、ご丁寧にサイリウム振って応援してるし。けど、お子ちゃまは正直だね。平家さん辺りからずっと座ってるわ(苦笑)。お父さんお母さん(といっても俺と同年代か‥‥/汗)も少々疲れ気味&困惑の顔。そりゃそうだ、ミニモニ。目当てで来たのに、五木ひろし聴かされた日にゃ‥‥

●カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)

  さぁ、気を取り直して‥‥待ってました! 俺は、俺は‥‥これが観たくてここまで来たんだよぉ!(マジで)カントリーに新メンバーが加入したという事で、チャーミーの出番はそろそろ終わりだろうってことになりそうなので、観れる時に観ておこうってなって、しかも彼女の誕生日にライヴやるなら‥‥ねぇ、普通は行くでしょ、福井でも?(いや、行かないって)

  4人編成となった「カン梨華」は左からあさみ、チャーミー、りんね、まいの並び。衣装もまいちゃんはオレンジ色のを着ています(それ以外のメンバーはテレビやこれまでのライヴと一緒)。歌パートは石川さんのパートを少しまいちゃんに分けて、頑張って唄ってました。石川さん、驚くくらいによく唄えてました、思った以上に‥‥正直、すっげー不安だったんですが。誕生日にまで外してまたネガティブになられても困るし。けど、それは要らぬ心配でした。いつも以上に気合いが入っていたように感じました(逆にその方が心配なんですが、彼女の場合)。まぁ昼夜公演の1回目だしね、夜公演がどうだったかは知らないけど(想像はつくけど/苦笑)。とにかく、チャーミーに甘い俺でも80点はあげましょう。

  とにかくね‥‥やっぱり実物は考えられない位に可愛かった、と。あり得ないもの、俺の実生活の中では(笑)。そのくらい、非現実的な可愛らしさ。「君がいれば張り切っちゃう♪」のところで、この日2度目の脳挫傷(爆)。

●後藤真希

  ごっちんのソロです。今回は娘。ライヴ時と違って、バックダンサーがいないせいか、妙に心細そうなごちん。その分、ステージ後方の階段に座っている出番のないメンバー(なっちや圭ちゃん、その他のグループのメンバー及び5期メンバーの4人)が一緒に手拍子とったり、唄ったり、振り真似をしております。特に目に付いたのが、圭ちゃん。彼女は全部の曲を振り付きで唄ってました。5期メンバーも‥‥特に高橋、紺野、新垣の3人が‥‥一緒に並んで、楽しそうに唄い踊っていたのが印象的でした。基本的に「祭シャッフル」がメインなので、5期メンバーの出番は娘。ステージまでなし。そりゃ手持ち無沙汰で全部覚えちゃうか。

  で、肝心のごっちんですが‥‥俺、彼女のソロ曲ってどうも好きになれないんだよね。何か、彼女に対するパブリックイメージってこういう曲調なのかなぁ、と。それじゃ安易過ぎないか、と。俺的にはソロでの「後藤真希」よりも、プッチモニでの「ごっちん」の方に、等身大の彼女らしさを感じるのですが‥‥どうも、つんく♂自身も迷っているような‥‥。

●ミニモニ。

  お待たせしました、お子ちゃまにとってのスーパースター、ミニモニ。の出番です。本来ならここで「ジャンケンぴょん!」や「ミニモニ。テレフォン」を唄って、一緒に唄って踊ってとなるのでしょうが、いきなり1/30リリースの新曲"ミニモニ。ひなまつり!"のお披露目となってしまい、固まってしまう子供達。それでも楽しそうだったけどね。そうか‥‥「ミニモニ。ひなフェスティバ~ル!」なのか‥‥(笑)娘。での"ミスムン"路線を引き継いだかのような、オールディーズ風の曲調が好印象。やっぱり外さないな、ミニモニ。は。加護ちゃんは、まぁ十二単みたいな衣装のせいもあるだろうけど、辻ちゃんと並ぶとそんなに大きく感じないんだよなぁ。辻ちゃん自身、そんなに大きいと感じなかったんだけど。なっちと並んでも‥‥あっ、なっちと並んだからか?

●再び童謡

  稲葉、石井、里田、藤本の4人が再登場し、私達も唄いたいということになり、4人で唄うことに。石井リカさんってハロプロ内の「童謡のお姉さん」なんだ‥‥元Peachy(奥井香プロデュース)なのに。

  そして、藤本美貴の初舞台ということで、中澤姐さんを呼んで、如何に緊張しないでステージをこなすか?と質問。それに対して姐さん「私は未だにステージ前は緊張してる」‥‥有名ですよね、姐さんの緊張振り&人見知りって。聞く相手が間違ってると思うんですが(これが飯田さんだったら「手のひらに『人』と書いて飲み込む」って言うと思います。石川さんが未だにそうしてるように)。

●藤本美貴

  あややと比べるとまだ未完成ですが、恐らく今後伸びていくんだろうな‥‥そう感じさせる何かを見た気がしました。歌唱力は確かにあるわ、娘。以上に。つうか、4期メンバーオーディションの10人に残ったにも関わらず、辻加護よっすぃーチャーミーが選ばれるという事態に‥‥つんく♂的には「歌唱力」よりも「キャラ」を取ったということなのでしょうか? 確かに最近のチャーミーの壊れっぷり、よっすぃーの当初と現在でのキャラの変わり様、そして辻加護の(以下自主規制)

  とにかく、デビューは3月。その頃にはいろんな歌番組に出ると思うので、まだ彼女を知らない人はその時に判断してください。俺的には、まぁあややのようにはならないまでも、楽曲次第で評価が分かれると思うのですが(そう、デビュー曲自体はそんなに魅力的じゃないんですよ)。

●中澤裕子

  1ヶ月振りの姐さん生歌。曲はAXでも聴いた"二人暮し"。あの時はピアノ+ガットギターというアコースティック編成だったけど、今回はカラオケ(姐さん流に言えば「みんなが唄ってるのとは違う、豪華で特別なカラオケ」)‥‥やっぱり、こうも印象が変わるんだなぁと再確認。唄い方自体はそんなに変わってないはずなのに、受ける印象は全く違う。どっちのアレンジが優れてるとかそういう問題ではなく、そもそも姐さんの唄い方/声自体がアコースティック向きなのだ。う~ん、そろそろ次の曲の準備してると思うんだけど‥‥つんく♂、気付かないかなぁ、自分のミスに。

●ココナッツ娘。

  いつの間にかダニエルが抜けて、3人になってたココナッツ。好きだったんだけどな、ダニエル、何か‥‥さすがに日本語が話せる2人(アヤカとミカ)は抜けるはずもなく、残ったレフアの運命は‥‥けど、最近は「アイさが」や「ハロモニ」でもひょうきんな一面を見せたりしてるので、このまま頑張ってくれるかも。

  この"情熱行き未来船"って曲を聴くと、「太陽とシスコムーン」(T&Cボンバーではなく)の良き時代を思い出すんだよなぁ‥‥いい曲沢山あったもんなぁ、あそこも。あの路線を引き継ぐユニットが今、ないんだよね。あと「三色シャッフル」での黄色5タイプの楽曲とか。このままココナッツがこの路線を引き継いでくれると、個人的には応援のし甲斐があるんですが‥‥。

  アヤカ推しだと思ってたココナッツですが、気付くとミカがセンターにいる時間が長いような‥‥ミニモニ。人気にアヤカって、否、あやかってなのでしょうか? まぁ歌のパートは満遍なく振り分けられてるので、そこまで作為を感じないのですが。純粋な外人メンバーが1人だけとなってしまった今、ココナッツに何を求めるのか‥‥英語のセリフがネイティブでカッコイイとか、そういう次元でしか語れなくなるのは悲しいです。もっと曲&歌で唸らせて欲しいな。

●プッチモニ

  急に大歓声。これまでと桁違いの声援。そりゃそうだ、天下のプッチモニだもの。唄い出しが「メリークリスマス」から「プッチモニ、行きま~す!」になってた他は、いつも通り。よっすぃーがやたらとニコニコ笑顔だったのが印象的。圭ちゃんのダンス&歌は相変わらずで、安心して見てられる。つうか今日の圭ちゃんは俺的にポイント高し。俺も既にマニアの域に突入したってことなのか?

  そして、ごっちん‥‥やっぱりプッチでのごっちんの方が全然可愛い‥‥というか、7人祭やソロでは感じられなかった「オーラ」みたいなもんをひしひしと感じたよ。やっぱり彼女もまだ16歳だもん。「あり得る/あり得ない」って観点で見れば、絶対にプッチでのごっちんの方が「あり得る」もんなぁ‥‥。

  結論。やっぱり"ぴったりしたいX'mas!"はいい曲だなぁ、と(笑)。

●タンポポ

  続いてタンポポの出番。俺が陣取る左側は、タンポポで言えばチャーミーサイドということになるわけで‥‥じっくり堪能しました。石川さん、やはりここでもちゃんと唄えてました。何、やっぱり俺を意識して慎重に唄ってくれてるわけ?(←少なくともこの日、こう思った石川ヲタは数百人レベルでいると思われ)あ、今こっちの方を見て微笑んだ‥‥間違いない、俺にだ(爆死)この日3度目の脳挫傷(苦笑)。もうね、曲もさることながら、パフォーマンスも文句なし。あぁ~タンポポのソロライヴ、観てぇよ~(泣)

●全員登場、MCへ

  ここでステージ階段に全員が2列になって座り、稲葉が何人か選んで「今年始めようと思ってること」というようなテーマでMCを行うわけで、まずは平家さんが選ばれる。平家さんは免許が取りたいそうですが、周りからトロいと思われてる為、反対されてるようです。そんなにトロそうなイメージはないんですが、身近にいるとそうなんですかね? 稲葉さんや姐さんは、ウンウン頷いてましたが(笑)。

  続いてよっすぃーが選ばれる。「ボクシングを始めた」と。去年、雑誌の企画でちょっと真似事でやったのが切っ掛けと言ってましたが、24時間テレビでもガッツさんの頑張りを見ていろいろ思う事があったのかもしれません。最後にガッツ語「オーケー牧場」も忘れません(笑)。

  ここで終わるはずが、稲葉も何かを察知したのか「特別にもうひとり行きましょう。誰がいいかなぁ~?」と客席に伺う。当然、みんな「梨華ちゃ~ん!」と叫ぶわけだが‥‥俺は何故か「柴田、ぜってー柴田以外あり得ないってば!」と絶叫。オイオイ、さっきまでの萌えっぷりはどこへ‥‥。

  当然、石川さんの横に稲葉さんが座るわけです。で、石川さんは答えるわけです、「世の中の情報化社会の流れについていけるように、パソコンを始めたい」と。圭ちゃんの影響なのでしょうか?「2ちゃんねる」を覗くチャーミーが登場する日も近いのかもしれません。しかし彼女、まだパソコンは持っていないそうです‥‥俺に買えって言ってるのか?そういう意味なのか??(圭ちゃんはファンからVAIOを貰ったって聞いた事があるので、石川さんも優秀な先輩の発言に習って言ったのでしょうか?/笑)

  ここまでで、まだ石川さんの誕生日について、誰も触れていません。

●メロン、そしてあやや

  メロンとあややが残って、稲葉さんがいろいろ質問してます。が‥‥その直前のMCの時点で4度目の昇天状態だった俺は、ここで記憶がプッツリ途切れます。意識が戻るのは、あの印象的なイントロを耳にした瞬間でした。そうです、念願の生メロン記念日です‥‥。

●メロン記念日

  この曲から、急にオケ音がデカくなった気が。とにかくこの曲、クラブでかけた時にも思ったけど、音の抜けがいい。CDで聴くとそんなに感じないんだけど、やっぱり低音の鳴りが他のハロプロ関係と全然違う。まぁ娘。やあややの曲は金のかけ方が違うので別として、他のシャッフルやソロアーティストの曲と全然鳴りが違うのよ。もうね、カラオケにも関わらず、モッシュするき満々だったもん。

  やっぱね、メロンはいいよ。それ以上でもそれ以下でもない。当初は柴田以外は興味なかったけど、今では「この4人じゃなきゃ意味ないっしょ?」とまで言い切れる程のヲタ振りを発揮。ちなみに気付けば、全シングル4枚揃えてました。しかもこの日も会場で、メロンのサイン欲しさにもう1枚"This is 運命"買っちゃいましたから(同じ理由で、カントリーのアルバムももう1枚購入。て優香アホですか俺は)。メロン、マンセー!

●松浦亜弥

  やっぱり別格ですね、彼女のみ。いきなり3曲ものメドレーですよ。持ち時間違いすぎ。娘。級の扱いですわ。やっぱ曲、いいもんなぁ、こうやって聴いても。"LOVE涙色"のサビでは、客も一緒にあの振りをやってました(そして気付けば俺も)。あり得ない、あり得ないと言いながら、自分が一番あり得ない方へ進んでる気がしますが、もう否定とか肯定とかそういう次元の問題じゃないです。だって楽しいんだもん♪(壊)

  あややは本当に完成し尽くされてるよ。テレビ程の衝撃は受けなかったものの(ライヴ用に振りがアレンジされたものと思われる)、やっぱり存在感が違う。娘。13人=あややひとり、といった公式が成り立つ位のオーラ。だから「アイドルサイボーグ」って呼ばれちゃうのよ。ここまで完璧なアイドル、近年いないって。浮いてるもんなぁ、ハロプロ内でも。

●モーニング娘。

ここまでの時点で1時間15分経過。ここから約30分が娘。の持ち時間ってことか‥‥まずはあの印象的なインダストリアルノイズ風サウンドが‥‥"ザ☆ピ~ス!"13人バージョンからスタート。衣装は"ダンスサイト"風で銀のラメ入り。石川さんは帽子被っておらず(カン梨華時の、ポニーテールの変形型のまま)。テレビサイズで、2コーラス目がカット。石川さんのセリフ、必要以上に感情入り過ぎ。そこに萌える俺。5度目の昇天(笑)。

  あのね‥‥何でモーヲタのみんなが1つのツアーで何度も足を運ぶのか、凄く理解できたよ。市井のライヴの時は「1公演でもよかったかな?」って気持ちに少しなったけど、ああ成る程、これなら判るよ。全然別物。完璧なエンターテイメント。俺的に全然アリだもん。KISSの小細工やエアロの熱いステージ、チートリのコミカルなやり取り、そしてBON JOVIのヒットメドレーと同じ次元で楽しめるよ、これは。もっと冷静に、引いて観るつもりが、しっかり合いの手入れてるし。1回観たら自分的に納得すると思ったけど、こりゃ戻ってこれそうにないわ(苦笑)。納得しつつ、更に深みにハマる感じ? それくらいの「FUN」や「PLEASURE」がここにはあるわ。それを他人に強要はしないけど、ちょっとでも興味がある人、そして観るチャンスがある人は、悪いこと言わないから行っときなさいって!

  1曲終わって、13人横一列に並び、MC。ここでようやく石川さんが自らハイテンションで「石川梨華、本日17歳になりました~!」と言い放つ。この日一番の大歓声。みんなこれを待っていたんだってば。当然、6回目の昇天しときました。か、可愛い過ぎるってば‥‥破格の可愛らしさ。あり得ないって、マジで(笑)。

  続いて声援が大きかったのが、やはり地元福井ということもあって、高橋愛ちゃんに対してですか。凄かったよ、マジで。彼女もちょっとだけ感極まったような感じで、自分の名前を言うのも忘れて熱い声援に応えてました(笑)。いやぁ~微笑ましい。

  それに続くのは、やはり加護ちゃんでしょうか‥‥しかし加護ちゃん、11月の横アリのビデオでも思ったけど、妙に淡々としてるような気が(観る方の意識が、例の噂に惑わされてるのもあるんだろうけど)。自己紹介が終わった後の、妙な違和感。あれは何なんだろう‥‥凄い気になる。

  MCの内容的に一番ヒットだったのが、紺野さんでしょう。「モーニング娘。の美人担当、紺野あさ美で~す!(あの掠れた声で)私の完璧な歌とダンスでモーニング娘。を引っ張っていくので、よろしくね♪」ときたもんだ(爆)すげぇよ、アンタ。台本があるとはいえ、言われるがままにこなすとは‥‥「13人がかりのクリスマス」以降、彼女への関心が更に高まった事と思う。その証拠に、彼女への歓声もかなりのもんだったし。小川さんがここでふたりに2~3歩リードを許してる気が‥‥新垣さんもか。頑張れ!

  続いてヒットメドレーがスタート。いきなり豪華に"LOVEマシーン"からスタート。1コーラスでエンディングへ。そのまま"恋のダンスサイト"も同じような構成。エンディングのごっちんが唄うパートをなっちが唄う。あれっ?って思ってたら、ごっちんと加護ちゃんの姿が見当たらず。13人もいるから、意識しなきゃ2~3人減っても気付かないわ、マジで。

  曲が終わると、バラード調のイントロが。ステージ上手にドレスを着た加護ちゃんが。曲は"I WISH"。成る程、それで2人が消えたのか(唄い出しを彼女達が唄う為)。アップテンポになるところで、着替えを終えた残り11人も合流。やっぱりいい曲だわ。一番好きなだけあるよ‥‥ただ、願わくばフルコーラスで聴きたかったなぁ‥‥。

  しっとりと終わると、そのまま「コングラッチュレーショーン♪」の掛け声。"ハッピーサマーウェディング"だ。1コーラス終わると、例のセリフへ。姐さんが抜けた後は飯田さんが担当。また、姐さんがソロを取るパートはよっすぃーが代わりに唄う。特に違和感なし。まぁセリフは姐さんあってのものって気がしないでもないけど、飯田さんは飯田さんでまた違う味を出してるので、俺的には問題なし。つうか飯田さん、スラッとしてるし美人だし、本当見てて飽きないね‥‥(とかいいながら、常にチャーミー中心なのですが/笑)

  「最後の曲です」となっちがMCを取って、曲は"恋愛レボリューション21"がスタート。この曲はフルコーラス唄われました。やっぱり一番ダンスの難易度が高いというだけあって、観てて爽快だね。チャーミーも「ホイッ!」もすっげー勢いで前へ飛び出るし(勢い余って転びそうになってたのには、さすがに苦笑いしたが)。カッコイイよ、素直にそう思ったもん。ああ、俺が10代の女の子だったら、絶対にあそこに加わって唄って踊りたい。モーニング娘。になりたいと思うもの。バンドとは違う楽しさが絶対にあるはずだから。それが何となく理解できるもの。うわぁ、いいなぁ~(アホですか俺は)

  ここで一旦終了。当然アンコールを求める声が。しかし、なかなか出てこない。さすがにずっと踊り倒して、ひと休みか?なんて思ったけど、「あの曲」の為にハロプロメンバー全員(稲葉さんと姐さんを覗く)がああいう準備をしてたとは‥‥

  アンコールは当然、最新シングル"Mr. Moonlight ~愛のビッグバンド~"。唄い出し「愛をください」は地元ってこともあってか、高橋さんが担当(本来は新垣さん)。やっぱり新メンバーの中では一番安定感ある歌唱力ですね(って思ったら、さっき正月のサンプラザ公演のビデオでも高橋さんが唄ってました。日替わりなのか、それとも今回は高橋さんでずっと行ってるのか?)。

  衣装はPVとは違う、年末や紅白で見せたドレスバージョン。フロントの3人(よっすぃー、なっち、ごっちん)は赤のドレス、他の10人はピンクでした。男装しない3人もいいね? この曲も大音量で聴くと栄えるんだよなぁ。クラブでかけると判ると思うけど、すっげー考えて録音されてるよ、最近の娘。の曲は。やっぱり石川さんはここでも別格に可愛かったです。当然、昇天しておきました(7回目)。他には、エンディング辺りでなっちと並んだ時に、何か話しかけてる辻ちゃんが可愛かったです(テレビだと、よくなっちにキスしようとしてるんだよね、この辺りで。て優香ふたりは本当に仲良しだなぁ)。

  一旦ブレイクする所で、ステージ上手からブルーのドレスを着た他のハロプロメンバーが登場して、更に華を添えます。娘。は手前でいつも通り踊り、その後方で更に動き回る15人‥‥宝塚か、お前らは!?って思う程に、豪華。つうかやり過ぎって思える程。ホント、ゴージャス。あり得ねぇよ、こんなの。

  エンディングを迎え、ステージ両脇に稲葉さん、姐さんが登場。さすがに年齢的に厳しいのか(苦笑)、衣装を着ることもなければ、ダンスに加わることもないふたり。ちょっと残念(いろんな意味で)。稲葉さんの第一声が俺の思い全てを言い表していました。


  ハロプロ最高!


  本当、バカバカしいと思うかもしれないけど、凄い楽しかった。KISS以来だわ、こんなに「ショー」を楽しんだのは。ただ、それと同時に「物足りなさ」も残りました‥‥ええ、モーニング娘。単体がもっと観たかったです。3月末にモーニング娘。としてのオリジナルアルバムが、約2年振りに発表される事が明らかとなりました。正直、春のツアーは新曲数曲しかないのに、どうするんだろう? ミニモニ。のアルバムが出るから、それを中心にしてライヴやるのか(その後、発売延期されました)‥‥あ、やっぱりミニモニ。がこれで最後ってことなのか!?とか勝手に邪推してたのですが、どうやら今度のツアーは新曲満載の、楽しそうなものになりそうです。こりゃ、行くしかないでしょう!?


  あ、その前に来月、横浜アリーナでもう1回、ハロプロライヴを観るんだけどね?(笑)


[SETLIST]
  [MC:稲葉貴子、石井リカ、里田まい、藤本美貴]
01. ダンシング!夏祭り [10人祭]
02. サマーれげぇ!レインボー [7人祭]]
03. チュッ!夏パ~ティ [三人祭]
  [MC:全員]
04. 花 [全員/アカペラ]
05. プロポーズ [平家みちよ]
06. 契り [前田有紀]
07. 恋人は心の応援団 [カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。)]
08. 溢れちゃう... BE IN LOVE [後藤真希]
09. ミニモニ。ひなまつり! [ミニモニ。]
  [MC:稲葉貴子、石井リカ、里田まい、藤本美貴]
10. みかんの花咲く丘 [稲葉貴子、石井リカ、里田まい、藤本美貴]
  [MC:稲葉貴子、石井リカ、里田まい、藤本美貴、中澤裕子]
11. Let's do 大発見 [藤本美貴]
12. 二人暮し [中澤裕子]
13. 情熱行き未来船 [ココナッツ娘。]
14. ぴったりしたいX'mas! [プッチモニ]
15. 王子様と雪の夜 [タンポポ]
  [MC:全員]
  [MC:稲葉貴子、松浦亜弥、メロン記念日]
16. This is 運命 [メロン記念日]
17. メドレー/トロピカ~ル恋して~る
  ~ 100回のKISS
  ~ LOVE涙色 [松浦亜弥]
18. ザ☆ピ~ス! [モーニング娘。]
  [MC:モーニング娘。]
19. メドレー/LOVEマシーン
  ~ 恋のダンスサイト
  ~ I WISH
  ~ ハッピーサマーウェディング [モーニング娘。]
20. 恋愛レボリューション21 [モーニング娘。]
  [Encore]
21. Mr. Moonlight ~愛のビッグバンド~ [モーニング娘。]



▼ハロー!プロジェクト『プッチベスト2 〜三・7・10〜』
(amazon:国内盤CD

投稿: 2001 01 21 01:22 午前 [2002年のライブ, カントリー娘。に石川梨華(モーニング娘。), タンポポ, ハロー!プロジェクト, プッチモニ, ミニモニ。, メロン記念日, モーニング娘。, 中澤裕子, 後藤真希, 松浦亜弥, 藤本美貴] | 固定リンク